JP2819692B2 - 共役系高分子の製造方法 - Google Patents

共役系高分子の製造方法

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JP2819692B2
JP2819692B2 JP29255989A JP29255989A JP2819692B2 JP 2819692 B2 JP2819692 B2 JP 2819692B2 JP 29255989 A JP29255989 A JP 29255989A JP 29255989 A JP29255989 A JP 29255989A JP 2819692 B2 JP2819692 B2 JP 2819692B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は高導電性を有する共役系高分子の製造方法に
関する。この重合体は導電性高分子として有用である。
<従来の技術> 本発明により得られる共役系高分子は、共役鎖により
架橋された構造を有する。これまでポリアセチレン、ポ
リ−p−フェニレン、ポリチオフェン、ポリピロール、
ポリ−p−フェニレンビニレン、ポリ−2,5−チエニレ
ンビニレン等数多くの共役系高分子が知られている。更
に、これらの製造方法も数多く検討され、触媒による重
合、電気化学的な重合、可溶性高分子中間体を経由する
方法等が報告されている。高導電性を示す共役系高分子
を得る方法として、共役鎖中の欠陥を減少させる方法、
共役系分子を高配向する方法が提案されている。また、
二つ以上のモノマーを共重合することも知られている
が、共重合により電気伝導度(以下電導度)の向上は見
られなかった。
さらに、共役系高分子の機械的強度を向上させる目的
で架橋された共役系高分子についてもウレタン基で結合
したポリジアセチレンなどが知られている。
<発明が解決しようとする問題点> しかしながら、これまで知られている導電性高分子で
は、電導度の温度依存性は半導体的であり、キャリアー
の分子間伝導が律速であると言われている。導電性を向
上させる為には、できるだけ分子間伝導を少なくしなけ
ればならない。この点グラファイトは共役系が二次元的
に広がった構造を有していることから分子間伝導の影響
は少なく、高導電性である。
以上のように、分子間伝導の影響の小さい共役系高分
子が求められていた。
本発明の目的は、キャリアーの伝導が可能な三次元的
に架橋した共役系高分子の製造方法を提供することにあ
る。
<課題を解決するための手段> 本発明は、一般式(1) X1 -G′−CH2−R1−CH2−G′+X1 - ...(1) R1:−CH=CH−と連続した炭素−炭素共役系を形成する
R2,R3:炭素数1〜20の炭化水素基、 R4:炭素数4〜20の二官能の炭化水素基 X1 -:対イオン で表わされる2官能のモノマーと、一般式(2) R5CH2−G″+X2 - ・・・(2) R5:−CH=CH−と連続した炭素−炭素共役系を形成する
R6,R7:炭素数1〜20の炭化水素基、 R8:炭素数4〜20の二官能の炭化水素基、 X2 -:対イオン n:3以上の整数、 で表わされる3官能以上のモノマーとを共重合して得ら
れる共役系高分子前駆体を不活性雰囲気下で脱スルホニ
ウム塩処理することを特徴とする共役系高分子の製造方
法を提供する。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いるモノマーは、上記一般式(1)に示し
た−CH=CH−と連続した炭素−炭素共役系を形成する基
を有するビススルホニウム塩と、上記一般式(2)に示
した−CH=CH−と連続した炭素−炭素共役系を形成する
基を有したスルホニウム塩基を3個以上有するものであ
る。上記一般式(1)において、R1は、−CH=CH−と連
続した炭素−炭素共役系を形成する基であり、炭素数6
〜14の芳香族炭化水素及びその核置換体、または炭素数
4〜13の複素環芳香族化合物及びその核置換体である。
これらの置換基としては特に限定はないが、炭素数1〜
10の炭化水素基、炭素数1〜10のアルコキシ基が好まし
い。R1基はp−フェニレン、2,5−ジメトキシ−p−フ
ェニレン、2,5−ジエトキシ−p−フェニレン、2,5−ジ
メチル−p−フェニレン、2,6−ナフタレンジイル、2,5
−チエニレン、3−メチル−2,5−チエニレン、3−メ
トキシ−2,5−チエニレン、2,5−フラン ジイル等が例
示される。特に、p−フェニレン、2,5−チエニレンが
好ましい。R2、R3は炭素数1〜10の炭化水素基、例えば
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、2−エチルヘキシル、フェニル、シクロヘキシル、
ベンジル基等があげられるが、炭素数1〜6の炭化水素
基、特にメチル、エチル基が好ましい。R4は炭素数4〜
10の二官能の炭化水素基、例えばテトラメチレン、ペン
タメチレン、ヘキサメチレン基等があげられるが、炭素
数4〜6の炭化水素基、特にテトラメチレン、ヘキサメ
チレン基が好ましい。
スルホニウム塩の対イオンX1 -は常法により任意のも
のを用いることができる。たとえば、ハロゲン、水酸
基、4弗化ホウ素、過塩素酸、カルボン酸、スルホン酸
イオン等を使用することができ、なかでも塩素、臭素、
ヨウ素などのハロゲンイオンが好ましい。
上記一般式(2)で示されるモノマーは架橋剤として
働く。R5は、−CH=CH−と連続した炭素−炭素共役系を
形成する基であり、炭素数6〜14の芳香族炭化水素及び
その核置換体、または炭素数4〜13の複素環芳香族化合
物及びその核置換体である。これらの置換基としては特
に限定はないが、炭素数1〜10の炭化水素基、炭素数1
〜10のアルコキシ基が好ましい。R5基はベンゼントリイ
ル、ベンゼンテトライル、2−メトキシ−ベンゼントリ
イル、2−エトキシ−ベンゼントリイル、2−メチル−
ベンゼントリイル、ナフタレントリイル、ナフタレンテ
トライル等が例示される。特にベンゼンテトライルが好
ましい。R6、R7は炭素数1〜10の炭化水素基、例えばメ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、
2−エチルヘキシル、フェニル、シクロヘキシル、ベン
ジル基等があげられるが、炭素数1〜6の炭化水素基、
特にメチル、エチル基が好ましい。R8は炭素数4〜10の
二官能の炭化水素基、例えばテトラメチレン、ペンタメ
チレン、ヘキサメチレン基等があげられるが、炭素数4
〜6の炭化水素基、特にテトラメチレン、ヘキサメチレ
ン基が好ましい。
スルホニウム塩の対イオンX2 -は常法により任意のも
のを用いることができる。たとえば、ハロゲン、水酸
基、4弗化ホウ素、過塩素酸、カルボン酸、スルホン酸
イオン等を使用することができ、なかでも塩素、臭素、
ヨウ素などのハロゲンイオンが好ましい。
高分子中間体は、上記一般式(1)に示したビススル
ホニウム塩と上記一般式(2)に示したポリスルホニウ
ム塩とを水単独で、もしくは水に可溶な有機溶媒、例え
ばアルコール類との混合溶媒中で、アルカリを用いて縮
合重合して得ることができる。好ましくは、水単独で、
もしくは水とこれに可溶なアルコールとの混合溶媒中で
重合するのが効果的である。
上記一般式(1)に示したビススルホニウム塩と上記
一般式(2)に示したポリスルホニウム塩の添加割合は
任意の割合で選択できるが、両者の重合速度と上記一般
式(2)の官能基の数を考慮して割合を適宜選択するこ
とが好ましい。例えば、上記一般式(2)に示したポリ
スルホニウム塩の割合が多過ぎると極度に架橋してしま
い、不溶化し、賦形性の点で好ましくない。一方、少く
な過ぎると架橋効果が現れないので好ましくない。上記
のモノマー(1)と架橋剤(2)の使用モル比は1:1か
ら1:0.005、好ましくは、1:0.1から1:0.01の範囲であ
る。
上記一般式(1)に示したビススルホニウム塩と上記
一般式(2)に示したポリスルホニウム塩の添加方法と
しては、どの時点で添加しても特にかまわないが、両者
の重合速度並びに添加割合を考慮して適宜添加時期を選
択することが好ましい。最初から両者を加えて重合して
もよいし、上記一般式(2)に示したポリスルホニウム
塩単独の重合速度が速い場合は、上記一般式(1)に示
したビススルホニウム塩の重合がある程度進行した時点
で、上記一般式(2)のポリスルホニウム塩を添加する
ことが効果的である。
縮合重合に用いるアルカリ溶液は、水もしくはモノマ
ーと反応しない有機溶媒、例えばアルコール類と水の混
合溶媒中でpH11以上の強い塩基性溶媒であることが好ま
しく、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カル
シウム、第4級アンモニウム塩水酸化物、スルホニウム
塩水酸化物、強塩基性イオン交換樹脂(OH型)等を用い
ることができるが、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
が好適に使用できる。
縮合重合反応は比較的低温、即ち少なくとも50℃以
下、特に25℃以下の温度で反応を実施することが好まし
い。反応時間は特に限定はしないが、通常1分〜100時
間の範囲である。
本発明の方法によれば、高分子中間体は可溶性であ
り、スルホニウム塩を側鎖に有する高分子量の高分子電
解質(高分子スルホニウム塩)として得られる。さら
に、得られた高分子中間体についてスルホニウム塩側鎖
を求核置換基と置換した構造に変性してもよい。例えば
重合溶媒としてもちいるアルコールを反応させ、アルコ
キシ基が側鎖になり、有機溶媒に可溶な中間体とするこ
とができる。中間体は、熱、光、紫外線、強い塩基また
は酸性条件等に敏感であり、徐々に側鎖の脱離が起こ
る。
本発明の特徴は高分子中間体,特にその溶液から任意
の形状の成形物を作ることが出来ることである。高分子
成形物を得るには任意の方法が用いられる。またその形
態に関しては、例えばフィルム、繊維、塗布膜、その他
任意の形態に成形することができる。特に有用な成形方
法は高分子スルホニウム塩の、水またはアルコール単
独、もしくは、水またはアルコールに可溶な有機溶媒、
例えばアセトン等との混合溶液を用いる方法、またはス
ルホニウム塩側鎖を求核置換基で置換したものを有機溶
媒に溶解した溶液、例えば上記一般式(1)のR1がチオ
フェンである場合のメトキシ基が側鎖に置換した高分子
中間体のN,N−ジメチルホルムアミド溶液等を用いる方
法である。これからのキャストによるフィルム化または
溶液紡糸による繊維化、基板への溶液塗布を行う方法で
ある。このとき予め透析処理,再沈処理などにより脱塩
もしくは未反応物を用いた高分子中間体溶液を用いるこ
とが好ましい。
高分子中間体の後処理により共役系で架橋された三次
元共役系高分子が製造できる。ここでいう高分子中間体
の後処理は熱、光、紫外線、強い塩基または酸処理など
の条件を適用するこにより、スルホニウム塩側鎖または
求核置換基で置換された側鎖を脱離させ、共役構造とす
ることをいうが、特に加熱処理が好ましい。また、高分
子中間体の処理は不活性雰囲気で行うことが好ましい。
ここでいう不活性雰囲気とは処理中に高分子の酸化等
の変質を起こさない雰囲気をいい、一般には窒素、アル
ゴン、ヘリウムなどの不活性ガスを用いて行われるが、
真空下あるいは不活性媒体中でこれを行ってもよい。
熱により高分子中間体の後処理を行う場合、余りの高
温度での熱処理は生成する共役系高分子の分解をもたら
し、低温では生成反応が遅く実際的でないので、通常処
理温度は0℃〜450℃、好ましくは100℃〜380℃が適す
る。また、処理時間は処理温度のかねあいで適宜時間を
選ぶことができるが、1分〜10時間の範囲が工業上実際
的である。
このようにして製造される共役系高分子は、高分子中
間体の成形物を延伸配向させて熱処理することもでき
る。これらの延伸配向処理は高分子中間体の処理を行う
前、もしくは同時に行うことができる。配向は成形方法
を工夫することで、例えば高い剪断力による押し出しな
どでもできるが、高分子中間体溶液からの高分子中間体
成形物を延伸加熱処理することにより高い配向性を付与
することができる。
本発明で得られる共役系高分子を公知の電子供与性あ
るいは電子受容性の分子、原子と反応(ドーピング)さ
せれば、導電性が発現する。
本発明で得られる共役系高分子フィルムは高強度、高
弾性の優れた機械的特性を示す。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明によれば高分子量の共役
系で架橋された三次元高分子を得ることができ、また本
発明により電気、電子材料への応用が可能な種々の形状
を有する共役系高分子が提供される。
<実施例> 以上本発明を実施例によってさらに詳細に説明するが
本発明はこれら実施例によって何ら限定されるものでは
ない 実施例 1 1,2,4,5−テトラキス(ブロムメチル)ベンゼンとテ
トラヒドロチオフェンとを反応させて得られた4官能の
スルホニウム塩モノマー0.8gとp−キシリレンビス(テ
トラメチレンスルホニウムクロライド)7gとをイオン交
換水100mlに溶解した液を0〜5℃に氷冷した後、窒素
バブリングにより系内を窒素置換した。この溶液に、同
じように冷却、窒素置換を行った0.35規定の水酸化ナト
リウム溶液61mlを約90分かけて滴下した。滴下後0〜5
℃で引き続き2時間重合を行ったところゲル状の沈澱物
が生成した。重合液を中和し、生成した沈澱物を回収し
た。この沈澱物はメタノールに可溶であった。この溶液
からキャストし、窒素気流中で乾燥し、淡黄色の共役系
高分子中間体フィルムを得た。
この中間体フィルム(長さ2cm、幅3cm)を窒素気流
中、横型管状炉を用いて6.5倍まで延伸し、370℃、2時
間加熱処理を行い、延伸した共役系高分子フィルムを得
た。このフィルムの赤外二色性(1520cm-1)は18.6であ
った。
参考例 1 実施例1で得た延伸フィルムに電子受容体化合物であ
るH2SO4を使用し、常法により室温でH2SO4中でのドーピ
ングを行ったところ、3.0×103S/cmの電導度を示した。
なお電導度の測定は四端子法で行った。
実施例 2 1,2,4,5−テトラキス(ブロムメチル)ベンゼンとテ
トラヒドロチオフェンとを反応させて得られた4官能の
スルホニウム塩モノマー0.32gとp−キシリレンビス
(テトラメチレンスルホニウムクロライド)7gとをイオ
ン交換水100mlに溶解した液を0〜5℃に氷冷した後、
窒素バブリングにより系内を窒素置換した。この溶液
に、同じように冷却、窒素置換を行った0.35規定の水酸
化ナトリウム溶液61mlを約90分かけて滴下した。滴下後
0〜5℃で引き続き2時間重合を行ったところゲル状の
沈澱物が生成した。重合液を中和し、多量のアセトンを
加え、生成した沈澱物を回収した。この沈澱物はメタノ
ールに可溶であった。この溶液からキャストし、窒素気
流中で乾燥し、淡黄色の共役系高分子中間体フィルムを
得た。この中間体フィルム(長さ2cm、幅3cm)を窒素気
流中、横型管状炉を用いて7.6倍まで延伸し、370℃、2
時間加熱処理を行い、延伸した共役系高分子フィルムを
得た。このフィルムの赤外二色性(1520cm-1)は33.9で
あった。
参考例 2 実施例2で得た延伸フィルムに電子受容体化合物であ
るH2SO4を使用し、常法により室温でH2SO4中でのドーピ
ングを行ったところ、6.6×103S/cmの電導度を示した。
なお電導度の測定は四端子法で行った。
実施例 3 p−キシリレンビス(テトラメチレンスルホニウムク
ロライド)7gをイオン交換水100mlに溶解した液を0〜
5℃に氷冷した後、窒素バブリングにより系内を窒素置
換した。この溶液に、同じように冷却、窒素置換を行っ
た0.35規定の水酸化ナトリウム溶液61mlを約90分かけて
滴下した。滴下後0〜5℃で引き続き2時間重合を行っ
たところゲル状の沈澱物が生成した。この重合液にメタ
ノール25mlを加えて均一溶液とした後、これに1,2,4,5
−テトラキス(ブロムメチル)ベンゼンとテトラヒドロ
チオフェンとを反応させて得られた4官能のスルホニウ
ム塩モノマー0.328をイオン交換水10mlに溶解した液を
加えた。引き続き0〜5℃で2時間重合を行った。重合
液を中和し、多量のアセトンを加え、生成した沈澱物を
回収した。この沈澱物はメタノールに可溶であった。こ
の溶液からキャストし、窒素気流中で乾燥し、淡黄色の
共役系高分子中間体フィルムを得た。この中間体フィル
ム(長さ2cm、幅3cm)を窒素気流中、横型管状炉を用い
て6.0倍まで延伸し、370℃、2時間加熱処理を行い、延
伸した共役系高分子フィルムを得た。このフィルムの赤
外二色性(1520cm-1)は30.2であった。
参考例 3 実施例3で得たフィルムに電子受容体化合物であるH2
SO4を使用し、常法により室温でH2SO4中でのドーピング
を行ったところ、5.2×103S/cmの電導度を示した。なお
電導度の測定は四端子法で行った。
実施例 4 1,2,4,5−テトラキス(ブロムメチル)ベンゼンとテ
トラヒドロチオフェンを反応させて得られた4官能のス
ルホニウム塩モノマー1.4gとp−キシリレンビス(テト
ラメチレンスルホニウムクロライド)7gとをイオン交換
水120mlに溶解した液を0〜5℃に氷冷した後、窒素バ
ブリングにより系内を窒素置換した。この溶液に、同じ
ように冷却、窒素置換を行った0.35規定の水酸化ナトリ
ウム溶液61mlを約90分かけて滴下した。滴下後0〜5℃
で引き続き2時間重合を行ったところゲル状の沈澱物が
生成した。重合液を中和し、多量のアセトンを加え、生
成した沈澱物を回収した。この沈澱物はメタノールに可
溶であった。この溶液からキャストし、窒素気流中で乾
燥し、淡黄色の共役系高分子中間体フィルムを得た。こ
の中間体フィルムを窒素気流中、横型管状炉を用いて、
370℃、2時間加熱処理を行い共役系高分子フィルムを
得た。
参考例 4 実施例4で得た延伸フィルムに電子受容体化合物であ
るH2SO4を使用し、常法により室温でH2SO4中でのドーピ
ングを行ったところ、1.6×102S/cmの電導度を示した。
なお電導度の測定は四端子法で行った。
実施例 5 1,2,4,5−テトラキス(ブロムメチル)ベンゼンとテ
トラヒドロチオフェンとを反応させて得られた4官能の
スルホニウム塩モノマー2.0gと2,5−チエニレンビス
(メチレンジメチルスルホニウムブロミド)15gとをイ
オン交換水260ml/メタノール260mlに溶解した液を−40
〜−30℃に冷却した後、窒素バブリングにより系内を窒
素置換した。この溶液に、氷冷し、窒素置換を行った1
規定の水酸化ナトリウム溶液21ml/メタノール160ml混合
溶液を約40分かけて滴下した。滴下後−40〜−30℃で引
き続き1.5時間重合を行った。重合液を中和した後、メ
タノール/水=1/0.15混合溶媒、氷冷温度で1日間透析
処理した。次ぎに、生成した沈澱物をろ過、回収し、メ
タノールでさっと洗浄した後、N,N−ジメチルホルムア
ミド(DMF)で溶解した。これをミリポアフィルターで
ろ過して、共役系高分子中間体のDMF溶液を得た。この
溶液からキャストし、窒素気流中で乾燥して淡黄色の共
役系高分子中間体フィルムを得た。次ぎに、このフィル
ムを窒素気流中250℃で2時間加熱処理して共役系高分
子フィルムを得た。
参考例 5 実施例5で得た延伸フィルムに電子受容体化合物であ
るI2を使用し、常法により室温で気相中でのドーピング
を行ったところ、3.5×102S/cmの電導度を示した。なお
電導度の測定は四端子法で行った。
比較例 1 p−キシリレンビス(テトラメチレンスルホニウムク
ロライド)7gをイオン交換水100mlに溶解した液を0〜
5℃に氷冷した後、窒素バブリングにより系内を窒素置
換した。この溶液に、同じように冷却、窒素置換を行っ
た0.35規定の水酸化ナトリウム溶液61mlを約90分かけて
滴下した。滴下後0〜5℃で引き続き2時間重合を行っ
たところゲル状の沈澱物が生成した。重合液を中和し、
多量のアセトンを加え、生成した沈澱物を回収した。こ
の沈澱物はメタノールに可溶であった。この溶液からキ
ャストし、窒素気流中で乾燥し、淡黄色の共役系高分子
中間体フィルムを得た。この中間体フィルム(長さ2c
m、幅3cm)を窒素気流中、横型管状炉を用いて7.8倍ま
で延伸し、370℃、2時間加熱処理を行い、延伸した共
役系高分子フィルムを得た。このフィルムの赤外二色性
(1520cm-1)は30.0であった。この延伸フィルムに電子
受容体化合物であるH2SO4を使用し、常法により室温でH
2SO4中でのドーピングを行ったところ、4.1×103S/cmの
電導度を示した。なお電導度の測定は四端子法で行っ
た。
比較例 2 1,2,4,5−テトラキス(ブロムメチル)ベンゼンとジ
メチルスルフィドとを反応させて得られた4官能のスル
ホニウム塩モノマー8.2gをイオン交換水70mlに溶解した
液を0〜5℃に氷冷した後、窒素バブリングにより系内
を窒素置換した。この溶液に、同じように冷却、窒素置
換を行った0.33規定の水酸化ナトリウム溶液75mlを約30
分かけて滴下した。滴下途中で黄色の沈澱が生成した。
滴下後0〜5℃で引き続き0.5時間重合を行った。重合
液は中性であった。沈澱物を回収したが、この沈澱物は
不溶であった。この沈澱物を窒素気流中、横型管状炉を
用いて、370℃、1時間加熱処理を行ったところ、黒色
の粉末が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−159429(JP,A) 特開 昭63−273631(JP,A) 特開 昭64−79223(JP,A) 特開 昭64−20234(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08G 61/00 - 61/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 X1 -G′−CH2−R1−CH2−G′+X1 - R1:−CH=CH−と連続した炭素−炭素共役系を形成する
    R2,R3:炭素数1〜20の炭化水素基、 R4:炭素数4〜20の二官能の炭化水素基 X1 -:対イオン で表わされる2官能のモノマーと、 一般式 R5CH2−G″+X2 - R5:−CH=CH−と連続した炭素−炭素共役系を形成する
    R6,R7:炭素数1〜20の炭化水素基、 R8:炭素数4〜20の二官能の炭化水素基、 X2 -:対イオン n:3以上の整数、 で表わされる3官能以上のモノマーとを共重合して得ら
    れる共役系高分子前駆体を不活性雰囲気下で脱スルホニ
    ウム塩処理することを特徴とする共役系高分子の製造方
    法。
JP29255989A 1989-11-09 1989-11-09 共役系高分子の製造方法 Expired - Lifetime JP2819692B2 (ja)

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