JP2952732B2 - 浄水汚泥中のアルミニウム除去および回収方法 - Google Patents
浄水汚泥中のアルミニウム除去および回収方法Info
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- JP2952732B2 JP2952732B2 JP4141399A JP14139992A JP2952732B2 JP 2952732 B2 JP2952732 B2 JP 2952732B2 JP 4141399 A JP4141399 A JP 4141399A JP 14139992 A JP14139992 A JP 14139992A JP 2952732 B2 JP2952732 B2 JP 2952732B2
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- Japan
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- sludge
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- water
- aluminum
- water sludge
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- Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、浄水場で河川からの
水の濁り成分を凝集剤の添加で沈殿させることにより生
成した汚泥(本明細書全体を通して「浄水汚泥」とい
う)中の上記凝集剤に由来するアルミニウム分を、浄水
汚泥から除去および回収する方法に関する。
水の濁り成分を凝集剤の添加で沈殿させることにより生
成した汚泥(本明細書全体を通して「浄水汚泥」とい
う)中の上記凝集剤に由来するアルミニウム分を、浄水
汚泥から除去および回収する方法に関する。
【0002】
【従来技術および解決すべき課題】浄水汚泥は、SiO
2 、Al2 O 3 、Fe2 O 3 を主成分とする粘土であ
り、現在これは埋立投棄により処分されている。しか
し、近年、埋め立て処分場の確保がますます困難になる
状況にあり、浄水汚泥を他の用途に有効利用する方策が
切望されている。
2 、Al2 O 3 、Fe2 O 3 を主成分とする粘土であ
り、現在これは埋立投棄により処分されている。しか
し、近年、埋め立て処分場の確保がますます困難になる
状況にあり、浄水汚泥を他の用途に有効利用する方策が
切望されている。
【0003】浄水場で河川水に添加される凝集剤は、水
道用ポリ塩化アルミニウム(PAC)JIS K147
5(1978)である。したがって、この凝集剤を含む
浄水汚泥をそのまま農耕用の土壌として使用すると、P
AC中の可溶性アルミニウムがリン酸肥料と反応し、そ
の結果土壌がリン欠乏土壌となり、作物の成育を阻害す
る。そのため、浄水汚泥からPACを除去する技術が必
要である。
道用ポリ塩化アルミニウム(PAC)JIS K147
5(1978)である。したがって、この凝集剤を含む
浄水汚泥をそのまま農耕用の土壌として使用すると、P
AC中の可溶性アルミニウムがリン酸肥料と反応し、そ
の結果土壌がリン欠乏土壌となり、作物の成育を阻害す
る。そのため、浄水汚泥からPACを除去する技術が必
要である。
【0004】従来より、浄水汚泥処理において、硫酸ア
ルミニウムを回収する方法はいくつかあるが、塩化アル
ミニウム系凝集剤を回収する例はない。
ルミニウムを回収する方法はいくつかあるが、塩化アル
ミニウム系凝集剤を回収する例はない。
【0005】また、浄水汚泥を乾燥・焼成することによ
り、可溶性アルミニウムを固定し、処理後の汚泥を土壌
として有効利用する方法もあるが、この方法では焼成用
燃料の消費量が大きい上にアルミニウムが回収できない
という難点がある。
り、可溶性アルミニウムを固定し、処理後の汚泥を土壌
として有効利用する方法もあるが、この方法では焼成用
燃料の消費量が大きい上にアルミニウムが回収できない
という難点がある。
【0006】この発明の目的は、浄水汚泥中に含まれる
ポリ塩化アルミニウム凝集剤の可溶性アルミニウムを除
去して、浄化汚泥を農作物育成用の土壌として有効利用
し、かつ回収アルミニウムを凝集剤として再使用する方
法を提供することにある。
ポリ塩化アルミニウム凝集剤の可溶性アルミニウムを除
去して、浄化汚泥を農作物育成用の土壌として有効利用
し、かつ回収アルミニウムを凝集剤として再使用する方
法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成すべく工夫されたもので、被処理水にポリ塩化ア
ルミニウムを添加して凝集処理を行った後、得られた浄
水汚泥を濃縮槽で濃縮すると同時にまたは濃縮した後、
もしくは脱水機で脱水すると同時にまたは脱水した後、
中和用の塩酸ないしは希塩酸で洗浄することにより、汚
泥中の可溶性アルミニウムを回収することを特徴とする
浄水汚泥中のアルミニウム除去および回収方法である。
を達成すべく工夫されたもので、被処理水にポリ塩化ア
ルミニウムを添加して凝集処理を行った後、得られた浄
水汚泥を濃縮槽で濃縮すると同時にまたは濃縮した後、
もしくは脱水機で脱水すると同時にまたは脱水した後、
中和用の塩酸ないしは希塩酸で洗浄することにより、汚
泥中の可溶性アルミニウムを回収することを特徴とする
浄水汚泥中のアルミニウム除去および回収方法である。
【0008】脱水と同時もしくは脱水後の場合には、好
ましくは希塩酸が用いられる。
ましくは希塩酸が用いられる。
【0009】
【実施例】つぎに、この発明の実施例について添付図面
を参照して具体的に説明する。
を参照して具体的に説明する。
【0010】浄水場において、河川から取水した水は殺
菌槽(1) に導かれ、この水に塩素が加えられ殺菌が施さ
れる。ついでこの水は攪拌池(2) へ導かれ、ここで水に
凝集剤として水道用ポリ塩化アルミニウムが添加され、
水が攪拌される。この水はついでフロック形成池(3) へ
送られて、凝集剤によってフロックが形成され、次にフ
ロックを含む水は沈殿池(4) へ送られ、静置される。そ
の結果、水中の濁り成分が沈殿させられ、浄水汚泥が生
成する。この汚泥はついで汚泥濃縮槽(5) へ送られて濃
縮され、さらに濃縮汚泥は、脱水機(6) に送られる。脱
水機(6) には中和用の希塩酸が注入され、脱水機(6) の
駆動により汚泥の脱水と同時に汚泥が希塩酸で洗浄され
る。
菌槽(1) に導かれ、この水に塩素が加えられ殺菌が施さ
れる。ついでこの水は攪拌池(2) へ導かれ、ここで水に
凝集剤として水道用ポリ塩化アルミニウムが添加され、
水が攪拌される。この水はついでフロック形成池(3) へ
送られて、凝集剤によってフロックが形成され、次にフ
ロックを含む水は沈殿池(4) へ送られ、静置される。そ
の結果、水中の濁り成分が沈殿させられ、浄水汚泥が生
成する。この汚泥はついで汚泥濃縮槽(5) へ送られて濃
縮され、さらに濃縮汚泥は、脱水機(6) に送られる。脱
水機(6) には中和用の希塩酸が注入され、脱水機(6) の
駆動により汚泥の脱水と同時に汚泥が希塩酸で洗浄され
る。
【0011】この酸洗浄により、汚泥中の可溶性アルミ
ニウムが除去され、得られた洗浄汚泥が農作物育成用の
土壌として有効利用される。他方、回収されたアルミニ
ウムは処理装置(7) で処理され、凝集剤として再利用さ
れる。
ニウムが除去され、得られた洗浄汚泥が農作物育成用の
土壌として有効利用される。他方、回収されたアルミニ
ウムは処理装置(7) で処理され、凝集剤として再利用さ
れる。
【0012】沈殿池(4) で得られた濁り除去水は急速濾
過池(8) で濾過された後、浄水池(9) に貯えられる。
過池(8) で濾過された後、浄水池(9) に貯えられる。
【0013】処理前の浄水脱水汚泥中の可溶性アルミニ
ウムは乾燥汚泥1kg当り45,000mg程度であ
り、一般土壌では500mg程度である。そのため、浄
水汚泥中の可溶性アルミニウムの含有量を一般土壌の値
まで下げるには、浄水汚泥中の可溶性アルミニウムを9
9%近くまで除去する必要がある(この場合、添加した
ポリ塩化アルミニウム凝縮剤からのアルミニウムはほと
んど回収されることになる)。上記の如く、ポリ塩化ア
ルミニウム凝集剤を用いた脱水汚泥からの可溶性アルミ
ニウムの希釈酸による洗浄除去を行なった。脱水汚泥を
0.5N塩酸で濾紙上で洗浄した後、濾紙上の汚泥を乾
燥し、可溶性アルミニウムを溶出分析したところ、1k
g当り500mg以下となった。
ウムは乾燥汚泥1kg当り45,000mg程度であ
り、一般土壌では500mg程度である。そのため、浄
水汚泥中の可溶性アルミニウムの含有量を一般土壌の値
まで下げるには、浄水汚泥中の可溶性アルミニウムを9
9%近くまで除去する必要がある(この場合、添加した
ポリ塩化アルミニウム凝縮剤からのアルミニウムはほと
んど回収されることになる)。上記の如く、ポリ塩化ア
ルミニウム凝集剤を用いた脱水汚泥からの可溶性アルミ
ニウムの希釈酸による洗浄除去を行なった。脱水汚泥を
0.5N塩酸で濾紙上で洗浄した後、濾紙上の汚泥を乾
燥し、可溶性アルミニウムを溶出分析したところ、1k
g当り500mg以下となった。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、浄水汚泥を塩酸ない
し希塩酸で洗浄することにより、浄水汚泥中に含まれる
ポリ塩化アルミニウム凝集剤の可溶性アルミニウムを除
去して、浄化汚泥を農作物育成用の土壌として有効利用
し、かつ回収アルミニウムを凝集剤として再使用するこ
とができる。
し希塩酸で洗浄することにより、浄水汚泥中に含まれる
ポリ塩化アルミニウム凝集剤の可溶性アルミニウムを除
去して、浄化汚泥を農作物育成用の土壌として有効利用
し、かつ回収アルミニウムを凝集剤として再使用するこ
とができる。
【図1】この発明の実施例を示すフローチャートであ
る。
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 完志 大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日 立造船株式会社内 (72)発明者 平田 直子 大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日 立造船株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−125358(JP,A) 特開 昭55−167099(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C02F 11/00 - 11/20
Claims (1)
- 【請求項1】 被処理水にポリ塩化アルミニウムを添加
して凝集処理を行った後、得られた浄水汚泥を濃縮槽で
濃縮すると同時にまたは濃縮した後、もしくは脱水機で
脱水すると同時にまたは脱水した後、中和用の塩酸ない
しは希塩酸で洗浄することにより、汚泥中の可溶性アル
ミニウムを回収することを特徴とする浄水汚泥中のアル
ミニウム除去および回収方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4141399A JP2952732B2 (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | 浄水汚泥中のアルミニウム除去および回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4141399A JP2952732B2 (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | 浄水汚泥中のアルミニウム除去および回収方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05329498A JPH05329498A (ja) | 1993-12-14 |
| JP2952732B2 true JP2952732B2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=15291100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4141399A Expired - Lifetime JP2952732B2 (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | 浄水汚泥中のアルミニウム除去および回収方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2952732B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003000602A1 (en) * | 2001-06-21 | 2003-01-03 | Chematur Engineering Ab | Process and plant for the recovery of phosphorous and coagulants from sludge |
| KR101281145B1 (ko) * | 2012-11-15 | 2013-07-02 | 윤호석 | 정수장 슬러지로부터 염화알루미늄을 제조하는 방법 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106977035A (zh) * | 2017-05-24 | 2017-07-25 | 广西碧清源环保科技有限公司 | 一种混合废乳化液的处理、回收装置 |
| CN113562920A (zh) * | 2021-08-23 | 2021-10-29 | 武汉深能环保新沟垃圾发电有限公司 | 一种污水及污泥处理滤液的回用系统及方法 |
| CN117865302A (zh) * | 2024-01-10 | 2024-04-12 | 济南大学 | 一种调节污泥回流强化混凝的方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55167099A (en) * | 1979-06-15 | 1980-12-26 | Miura Eng Internatl Kk | Treatment of flocculated and precipitated sludge |
-
1992
- 1992-06-02 JP JP4141399A patent/JP2952732B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003000602A1 (en) * | 2001-06-21 | 2003-01-03 | Chematur Engineering Ab | Process and plant for the recovery of phosphorous and coagulants from sludge |
| KR101281145B1 (ko) * | 2012-11-15 | 2013-07-02 | 윤호석 | 정수장 슬러지로부터 염화알루미늄을 제조하는 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05329498A (ja) | 1993-12-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990525 |