JP2958593B2 - スラッシュ成形用複合樹脂組成物 - Google Patents

スラッシュ成形用複合樹脂組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスラッシュ成形用複合樹
脂組成物に関し、とくにスラッシュ成形用着色粉末状複
合樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリ塩化ビニル(以下PVCとい
う)がスラッシュ成形用樹脂として、自動車の内装材用
途を中心に多く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スラッ
シュ成形用PVCには、成形後の内装材表面にソフト感
を付与するために低分子量の可塑剤が多量に含まれてい
る。このため、可塑剤の移行により車両のフロントガラ
ス等に油膜を形成(フォギング)して運転者の視認性を
損なったり、長時間の使用において表面に可塑剤が移行
して艶消しの効果が無くなったり、ソフト感が消失およ
び黄変する欠点がある。また最近ではソフト感を得るた
めにウレタン樹脂を使用する試みが行われているが、ウ
レタン樹脂はコストが高く、経済性に問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、長時間の使用において
もソフト感が失われず、かつ耐光性、耐熱性およびスラ
ッシュ成形性に優れ、かつ低コスト化を実現できる複合
樹脂を見いだし本発明に到達した。
【0005】すなわち本発明は、熱可塑性樹脂(A)5
〜95部、ポリウレタン樹脂(B)95〜5部および顔
料(C)0.1〜10重量部からなるスラッシュ成形用
複合樹脂組成物;該複合樹脂組成物からなるスラッシュ
成形用材料;並びに該材料をスラッシュ成形してなる成
形体である。
【0006】本発明において使用される熱可塑性樹脂
(A)としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レン−α−オレフィン共重合体(エチレン−プロピレン
共重合体、エチレン−ブテン−1共重合体など)、オレ
フィン−ジエン共重合体(EPDMなど)、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共
重合体などが挙げられる。
【0007】これら(A)のうち好ましいものはポリプ
ロピレン、ポリエチレンおよびエチレン−酢酸ビニル共
重合体である。
【0008】(A)の数平均分子量は、特に限定されな
いが通常1万〜300万、好ましくは1万〜100万で
ある。
【0009】本発明のポリウレタン樹脂(B)における
ポリイソシアネート(B1)としては炭素数(NCO基中
の炭素を除く)2〜12の脂肪族ポリイソシアネート、
炭素数(NCO基中の炭素を除く)4〜15の脂環式ポリ
イソシアート、炭素数(NCO基中の炭素を除く)8〜1
2の芳香脂肪族ポリイソシアネート、芳香族ポリイソシ
アネートおよびこれらの変性物(カーボジイミド基、ウ
レトジオン基、ウレトイミン基、ウレア基、ビューレッ
ト基および/またはイソシアネート基含有変性物など)
が挙げられる。
【0010】(B1)の具体例としてはエチレンジイソ
シアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、ドデカメチレンジイソシア
ネート、2,2,4−トリメチルヘキサンジイソシアネ
ート、リジンジイソシアネート、2,6−ジイソシアナ
トメチルカプロエート、ビス(2−イソシアナトエチ
ル)フマレート、ビス(2−イソシアナトエチル)カー
ボネート、2−イソシアナトエチル−2,6−ジイソシ
アナトヘキサノエートなどの脂肪族ポリイソシアネー
ト;イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメ
タンジイソシアネート、シクロヘキシレンジイソシアネ
ート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネートなどの
脂環式ポリイソシアネート;キシリレンジイソシアネー
ト、α,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイ
ソシアネートなどの芳香脂肪族ポリイソシアネート;ト
リレンジイソシアネート、ジエチルベンゼンジイソシア
ネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、 ナフチ
レンジイソシアネートなどの芳香族ポリイソシアネー
ト;およびこれらの2種以上の併用が挙げられる。
【0011】これら(B1)のうち適用後の耐久性の点
から好ましいものは脂肪族ジイソシアネートおよび脂環
式ジイソシアネートであり、特に好ましいものはイソホ
ロンジイソシアネートおよびジシクロヘキシルメタンジ
イソシアネートである。
【0012】本発明のポリウレタン樹脂(B)における
高分子ポリオール(B2)としてはポリエーテルジオー
ルおよびポリエステルジオールが挙げられる。ポリエー
テルジオールとしては、低分子ジオールの低分子環状
エーテル付加物、環状エーテルの開環(共)重合体な
どが挙げられる。
【0013】上記における低分子ジオールとしては、
例えば脂肪族低分子ジオール類[エチレングリコール、
ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、1,4−,1,3−ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサン ジオ
ール、1,8−オクタメチレンジオール、アルキルジア
ルカノールアミンなど]、環状基を有する低分子ジオー
ル類[例えば特公昭45−1474号記載のもの:1,
4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、m−お
よびP−キシリレングリコール、1,4−ビス(2−ヒ
ドロキシエトキシ)ベンゼン、4,4′−ビス(2−ヒ
ドロキシエトキシ)−ジフェニルプロパン(ビスフェノ
ールAのエチレンオキシド2モル付加物)など];なら
びにこれらの2種以上の併用が挙げられる。
【0014】また、における低分子環状エーテルとし
ては、炭素数2〜4のアルキレンオキシド[エチレンオ
キシド、プロピレンオキシド、1,2−、2,3−、お
よび1,3−ブチレンオキシド、テトロヒドロフランな
ど]が挙げられる。
【0015】の開環(共)重合体としては、前記低分
子環状エーテルを開環重合または開環共重合(ブロック
および/またはランダム)させて得られるものが挙げら
れる。
【0016】ポリエーテルジオールの具体例としては、
ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレン
グリコール、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレ
ン(ブロックおよび/またはランダム)グリコール、ポ
リテトラメチレンエーテルグリコール、ポリオキシブチ
レンーポリオキシエチレン(ブロックおよび/またはラ
ンダム)グリコール、ポリオキシブチレン−ポリオキシ
プロピレン(ブロックおよび/またはランダム)グリコ
ールおよびこれらの2種以上の併用が挙げられる。
【0017】ポリエステルジオールとしては、低分子
ジオールおよび/または数平均分子量1000以下のポ
リエーテルジオールと、ジカルボン酸および/またはヒ
ドロキシモノカルボン酸とを反応させて得られる縮合ポ
リエステルジオールや、ラクトンの開環重合により得
られるポリラクトンジオールおよびそのカルボン酸変性
物などが挙げられる。
【0018】における低分子ジオールとしては上記
の項で例示したものが挙げられる。
【0019】における分子量1000以下のポリエー
テルジオールとしては、前記ポリエーテルジオールのう
ち、分子量1000以下のもの、例えばポリオキシエチ
レングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコー
ル、ポリオキシプロピレングリコール、トリエチレング
リコール;およびこれらの2種以上の併用が挙げられ
る。
【0020】また、におけるジカルボン酸としては脂
肪族ジカルボン酸(コハク酸、アジピン酸、セバシン
酸、グルタル酸、アゼライン酸、マレイン酸、フマル酸
など)、芳香族ジカルボン酸(テレフタル酸、イソフタ
ル酸など)およびこれらの2種以上の併用が挙げられ
る。
【0021】におけるラクトンとしてはγ−ブチロラ
クトン、ε−カプロラクトンなどが挙げられる。また、
の変性物において使用されるジカルボン酸としては上
記の項で例示した脂肪族ジカルボン酸および芳香族ジ
カルボン酸が挙げられる。
【0022】これらのポリエステルジオールの具体例と
しては、ポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジペ
ート、ポリヘキサメチレンアジペート、ポリネオペンチ
ルアジペート、ポリエチレンプロピレンアジペート、ポ
リエチレンブチレンアジペート、ポリブチレンヘキサメ
チレンアジペート、ポリジエチレンアジペート、ポリ
(ポリテトラメチレンエーテル)アジペート、ポリエチ
レンアゼレート、ポリエチレンセバケート、ポリブチレ
ンアゼレート、ポリブチレンセバケート、ポリカプロラ
クトンジオール、アジピン酸変性ポリカプロラクトンジ
オール、テレフタル酸変性ポリカプロラクトンジオー
ル、イソフタル酸変性ポリカプロラクトンジオール、ポ
リカーボネートジオール;およびこれらの2種以上の併
用が挙げられる。
【0023】以上高分子ポリオール(B2)として例示
したもののうち好ましいものは、ポリエステルジオール
であり、特に好ましいものはポリカプロラクトンジオー
ルおよびポリカーボネートジオールである。ポリオール
(B2)の数平均分子量は通常500〜5000、好ま
しくは700〜4000である。
【0024】本発明のポリウレタン樹脂(B)における
鎖伸長剤(B3)としては低分子ジオール及びポリアミ
ンが挙げられる。低分子ジオールとしてはの項で述べ
た低分子ジオール、モノヒドロキシモノカルボン酸のグ
リコールエステル(例えば特開昭61-190717号公報に記
載のもの)が挙げられる。これらの低分子ジオールの分
子量は通常62〜500である。ポリアミンとしては、
脂肪族ポリアミン、例えばエチレンジアミン、ジエタノ
ールアミン、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン、
テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジ
エチレントリアミン等;脂環族ポリアミン、例えば
4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタン、1,4−
ジアミノシクロヘキサン、イソホロンジアミン等;芳香
環を有する脂肪族ポリアミン、例えばキシリレンジアミ
ン、テトラメチルキシリレンジアミン等;芳香族ポリア
ミン、例えば4,4’−ジアミノジフェニルメタン、ト
リレンジアミン、ベンヂジン、フェニレンジアミン等;
及びこれらの2種以上の混合物が挙げられる。(B)に
おける鎖伸長剤(B3)の量は、高分子ポリオール(B
2)に対し通常0.3〜30重量%、好ましくは0.5
〜20重量%である。
【0025】本発明に於て使用される顔料(C)として
は、有機顔料および無機顔料が挙げられる。有機顔料と
しては、カップリングアゾ系、縮合アゾ系、アンスラキ
ノン系、ペリレン系、キナクリドン系、チオインジゴ
系、ジオキサジン系、フタロシアニン系およびこれらの
2種以上の併用が挙げられる。無機顔料としては、カー
ボンブラック、酸化チタン、酸化クロム、酸化亜鉛、酸
化鉄、マイカ、紺青およびこれらの2種以上の併用が挙
げられる。
【0026】(C)の使用量は、(A)と(B)の合計
重量に対して通常0.1〜10重量%、好ましくは0.
5〜5重量%である。(C)の添加方法については特に
限定されず、例えば(A)と(B)とを混合する時に添
加しても良いし、また(A)と(B)とを混合粉砕後に
添加しても良い。
【0027】本発明において、(A)、(B)および
(C)を混合する際、必要により分散剤(D)を使用す
ることができる。(D)としては、(無水)マレイン酸
変性ポリプロピレン、(無水)マレイン酸ポリエチレ
ン、アミノ変性低分子量ポリプロピレン、アミノ変性低
分子量ポリエチレン、末端水酸基水添マレイン酸変性ポ
リプロピレン、末端水酸基水添マレイン酸変性ポリエチ
レンおよびこれらの2種以上の混合物などが挙げられ、
好ましいものは、(無水)マレイン酸変性ポリエチレン
および(無水)マレイン酸変性ポリプロピレンである。
【0028】(D)の重量平均分子量は、特に限定され
ないが通常800〜300万、好ましくは1000〜1
00万である。
【0029】本発明の複合樹脂組成物における(A)と
(B)の重量比は、通常5:95〜95:5、好ましく
は5:95〜40:60である。(A)が5未満では成
形性が劣り、得られた成形物の膜厚が不均一になり、
(A)が95を超えると成形物のモジュラスが大きくな
り、ソフト感が悪くなる。
【0030】また、分散剤(D)を使用する場合には、
(A)と(B)の合計重量に対して(D)が0〜30重
量%、好ましくは0〜20重量%である。30重量%を
超えると柔軟性が低下する。
【0031】本発明において(A)と(B)との混合物
を製造する方法は特に限定されないが、以下の方法が例
示できる。 (A)と(B)とを溶融混合する方法。 (D)の存在下で(A)と(B)とを溶融混合する方
法。 溶融した(A)の存在下で、ポリイソシアネート(B
1)と高分子ポリオール(B2)と鎖伸長剤(B3)と
を反応させてポリウレタン樹脂(B)を得ることにより
(A)と(B)との混合物を得る方法。 (D)を含有する溶融した(A)の存在下で、ポリイ
ソシアネート(B1)と高分子ポリオール(B2)と鎖
伸長剤(B3)とを反応させてポリウレタン樹脂(B)
を得ることにより(A)と(B)との混合物を得る方
法。 あらかじめポリイソシアネート(B1)と高分子ポリ
オール(B2)と必要に応じ鎖伸長剤(B3)とを反応
させ、末端にイソシアネート基を有するポリウレタンプ
レポリマー(B4)を製造しておき、ついで溶融した
(A)の存在下で該(B4)と(B3)とを鎖伸長反応
させることにより(A)と(B)との混合物を得る方
法。 あらかじめポリイソシアネート(B1)と高分子ポリ
オール(B2)と必要に応じ鎖伸長剤(B3)とを反応
させ、末端にイソシアネート基を有するポリウレタンプ
レポリマー(B4)を製造しておき、ついで(D)を含
有する溶融した(A)の存在下で該(B4)と(B3)
とを鎖伸長反応させることにより(A)と(B)との混
合物を得る方法。 上記に例示したおよびの方法におけるポリウレタン
プレポリマー(B4)の製造方法は特に限定されず、公
知の方法でよい。
【0032】上記に例示した方法のうち好ましいのは
〜の方法であり、特に好ましいのはおよびの方法
である。
【0033】上記に例示したおよびの方法における
製造条件は、通常100〜350℃、好ましくは100
〜200℃である。反応圧力は特に制限はないが、通常
−0.99〜20気圧、好ましくは−0.90〜10気
圧である。混合時間は、混合中の各成分の熱劣化が起こ
らないよう、できるだけ短時間で行うのがよく、通常
0.5〜60分、好ましくは1〜30分である。
【0034】また、上記に例示した〜の方法におい
て、溶融した(A)の存在下で、(B1)と(B2)と
(B3)、または(B3)と(B4)とを反応させる条
件は、通常100〜350℃、好ましくは100〜20
0℃である。反応圧力は特に制限はないが、通常−0.
99〜20気圧、好ましくは−0.90〜10気圧であ
る。反応時間は、反応中の各成分の熱劣化が起こらない
よう、できるだけ短時間で行うのがよく、通常0.5〜
60分、好ましくは1〜30分である。
【0035】また、上記の〜の方法におけるウレタ
ン化反応時、必要により触媒を用いることができる。触
媒としては、ウレタン化反応の触媒として公知のものが
使用でき、例えばジブチルスズジラウレート、ジオクチ
ルスズラウレートなどの有機金属化合物や、トリエチル
アミン、トリエチレントリアミン、ジアザビシクロウン
デセンなどのアミン類などが挙げられる。
【0036】混合、反応装置としては、公知の各種混合
機、例えば押し出し機、ニーダー、バンバリーミキサ
ー、プラネタリーミキサーなどが挙げられる。
【0037】粉砕装置としては、公知の各種粉砕機、例
えばボールミル粉砕機、スクリーンミル粉砕機、ハンマ
ーミル粉砕機などが挙げられる。
【0038】本発明の複合樹脂組成物には必要に応じ
て、離型剤、染料、耐候性安定剤、滑剤、可塑剤、カッ
プリング剤、耐熱安定剤、難燃剤等を添加してもよい。
これらの添加方法については特に限定されず、例えば
(A)と(B)とを混合する時に添加しても良いし、ま
た粉砕後添加しても良い。
【0039】スラッシュ成形用材料としては、粒径が3
0μm〜300μmであり、かつ安息角が40度以下で
ある粉末状のものが適当である。粒径が30μm以下に
なると、粉塵が多く発生し作業環境が悪化し、300μ
m以上になると、成形物表面にピンホールが多く発生す
るようになる。また、安息角が40度以上になると粉体
の流動性が低下して成形性が悪化し、成形物の膜厚が不
均一になる。
【0040】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。以下の記
載において部は重量部、%は重量%を示す。
【0041】製造例1 攪拌棒および温度計をセットした4つ口フラスコにヒド
ロキシル価が112のポリカプロラクトンジオール、1
21部を投入し3mmHgの減圧下で110℃に加熱し
て1時間脱水を行った。続いてイソホロンジイソシアネ
ート[以下IPDIと略記]を54部に追加投入し、1
10℃で10時間反応を行い末端にイソシアネート基を
有するポリウレタンプレポリマー(B4)を得た。プレ
ポリマーの遊離イソシアネート含量は4.8%であっ
た。
【0042】製造例2 ヒドロキシル価が112のポリカーボネートジオール4
6部、1,4−ブタンジオール[以下1,4−BGと略
記]2部およびIPDI12部からなる混合物を二軸押
出機[(株)東洋精機製作所製2D25−S型、20m
mφ、L/D=25]を用いて、シリンダー温度180
℃で5分間溶融し重合反応を行いウレタン樹脂(B5)
を得た。
【0043】実施例1 ポリプロピレン(宇部興産(株)製UBE−ポリプロJ−
609H)40部、ヒドロキシル価が112のポリカプ
ロラクトンジオール46部、1,4−BG2部、ジシク
ロヘキシルメタンジイソシアネート[以下MDI−Hと
略記]12部、無水マレイン酸変性ポリプロピレン[結
合マレイン酸量5%、数平均分子量5,000]12部
および赤色顔料[ファーストゲンSuperRed70
93Y;大日本インキ化学工業(株)製]2部からなる
混合物を二軸押出機[(株)東洋精機製作所製2D25
−S型、20mmφ、L/D=25]を用いて、シリン
ダー温度180℃で5分間溶融混練した。得られた複合
樹脂組成物を、ボールミル式粉砕機にて粉砕した後、ブ
ロッキング防止剤[サイロイド978;富士デヴィソン
化学製]1部および耐光安定剤[DIC−TBS;大日
本インキ化学工業製]0.5部を加え着色粉末状複合樹
脂組成物(E1)を作製した。
【0044】実施例2 実施例1において無水マレイン酸変性ポリプロピレンを
用いない以外は実施例1と全く同様の操作にて着色粉末
状複合樹脂組成物(E2)を作製した。
【0045】実施例3 ポリエチレン(住友化学工業(株)製スミカセンG72
0)80部、製造例1で得たポリウレタンプレポリマー
(B4)58部、1,4ージアミノシクロヘキサン8
部、無水マレイン酸変性ポリエチレン[結合マレイン酸
量5%、数平均分子量5,000、]11部および白色
顔料[タイペークR−820;石原産業(株)製]3部
からなる混合物を二軸押出機[(株)東洋精機製作所製
2D25−S型、20mmφ、L/D=25]を用い
て、シリンダー温度180℃で5分間溶融混練した。得
られた複合樹脂組成物を、ボールミル式粉砕機にて粉砕
した後、ブロッキング防止剤[サイロイド978;富士
デヴィソン化学製]1部および耐光安定剤[DIC−T
BS;大日本インキ化学工業製]0.5部を加え着色粉
末状複合樹脂組成物(E3)を作製した。
【0046】実施例4 実施例3において無水マレイン酸変性ポリエチレンを用
いない以外は実施例3と全く同様の操作にて着色粉末状
複合樹脂組成物(E4)を作製した。
【0047】実施例5 ポリエチレン(住友化学工業(株)製スミカセンG72
0)80部、製造例2で得たウレタン樹脂(B5)66
部および無水マレイン酸変性ポリエチレン[結合マレイ
ン酸量5%、数平均分子量5,000、]11部からな
る混合物を二軸押出機[(株)東洋精機製作所製2D2
5−S型、20mmφ、L/D=25]を用いて、シリ
ンダー温度180℃で5分間溶融混練した。得られた複
合樹脂組成物を、ボールミル式粉砕機にて粉砕した後、
青色顔料[Pastgen Blue GFA;大日本
インキ化学工業(株)製]1部、ステアリン酸ナトリウ
ム1部および耐光安定剤[DIC−TBS;大日本イン
キ化学工業製]0.5部を加え着色粉末状複合樹脂組成
物(E5)を作製した。
【0048】実施例6 実施例5において無水マレイン酸変性ポリエチレンを用
いない以外は実施例5と全く同様の操作にて着色粉末状
複合樹脂組成物(E6)を作製した。
【0049】物性測定例1 実施例1〜6で得た着色粉末状複合樹脂組成物(E1)
〜(E6)および市販のPVCをスラッシュ成形して各
成形品を得た。これらの伸び率およびモジュラス(JIS
K6301)を測定した。その結果を表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】物性測定例2 実施例1〜6で得た着色粉末状複合樹脂組成物(E1)
〜(E6)および市販のPVCをスラッシュ成形して各
成形品を得た。これらの成形品裏面にウレタンフォーム
を発泡密着させた後、120℃の循風乾燥器内で500
時間熱処理した。処理後成形品からウレタンフォームを
とり除き、各成形品の伸び率(JIS K6301)の測定なら
びに変色度合の観察を行った。その結果を表2に示す。
【0052】
【表2】 なお、変色度合の判定基準は以下の通りである。(目視
判定) ○:変色無し △:僅かに変色 ×:著しく変色
【0053】物性測定例3 実施例1〜6で得た着色粉末状複合樹脂組成物(E1)
〜(E6)および市販のPVCをスラッシュ成形して各
成形品を得た。これらの成形品裏面にウレタンフォーム
を発泡密着させた後、ブラックパネル温度83℃のカー
ボンアークフェードメーター内で400時間処理した。
処理後成形品からウレタンフォームをとり除き、各成形
品の伸び率(JIS K6301)の測定および変色度合のを観
察を行った。その結果を表3に示す。
【0054】
【表3】 なお、変色度合の判定基準は以下の通りである。(目視
判定) ○:変色無し △:僅かに変色 ×:著しく変色
【0055】
【発明の効果】本発明のスラシュ成形用複合樹脂組成物
は以下の効果を奏する。 1.従来のPVCに比べ、耐光性、耐熱性に優れた成形
物を得ることが出来る。 2.PVCのように多量の可塑剤を使用することなくソ
フト感を得ることができ、長時間の使用においてもフォ
ギングの発生および成形物表面への可塑剤の移行等の不
具合の発生が無い。 3.安価の熱可塑性樹脂と複合化することにより、ウレ
タン樹脂単独の場合に比べ低コスト化を実現でき、かつ
ウレタン樹脂単独と同等の性能を得ることができる。 4.製造方法として溶融した熱可塑性樹脂の中でワンシ
ョットによるウレタン重合を行うことができ、製造工程
の短縮が可能で経済的である。 5.製造方法として溶融した熱可塑性樹脂中に予めウレ
タン樹脂の原料が均一に分散した状態で重合を行う方法
を採ることができ、その場合それぞれの樹脂同士を溶融
混練したものに比べ、分散状態が良好で均質な混合物を
得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 75/04 C08L 23/04 C08L 23/10 C08L 23/26 C08L 101/00 - 101/12

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂(A)5〜95重量部、ポ
    リウレタン樹脂(B)95〜5重量部および顔料(C)
    0.1〜10重量部からなるスラッシュ成形用複合樹脂
    組成物。
  2. 【請求項2】 (A)と(B)の重量比が5:95〜6
    0:40である請求項1記載の複合樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (A)が、ポリエチレン、ポリプロピレ
    ン、エチレン−α−オレフィン共重合体、オレフィン−
    ジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体および
    エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体からなる群より
    選ばれる少なくとも1種のポリオレフィン系熱可塑性樹
    脂である請求項1または2記載の複合樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 さらに分散剤(D)を、(A)と(B)
    の合計重量に対して30重量%を越えない量含有させて
    なる請求項1〜3いずれか記載の複合樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 (D)が、(無水)マレイン酸変性ポリ
    エチレンおよび/または(無水)マレイン酸変性ポリプ
    ロピレンである請求項4記載の複合樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれか記載の複合樹脂組
    成物からなり、30〜300μmの粒径および40度以
    下の安息角を有するスラッシュ成形用材料。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の材料をスラッシュ成形し
    てなる成形体。
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