JP3000648U - 溶接用鉄筋固定装置 - Google Patents

溶接用鉄筋固定装置

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JP3000648U
JP3000648U JP1994000304U JP30494U JP3000648U JP 3000648 U JP3000648 U JP 3000648U JP 1994000304 U JP1994000304 U JP 1994000304U JP 30494 U JP30494 U JP 30494U JP 3000648 U JP3000648 U JP 3000648U
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博 加藤
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株式会社ダイア
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄筋の相互間隔を容易に最適な寸法とするこ
とができる溶接用鉄筋固定装置を提供する。 【構成】 固定装置10の第1把持部16が一方の鉄筋
12を把持し且つ第2把持部20が他方の鉄筋14を把
持すると、一方の鉄筋12および他方の鉄筋14が直列
となる状態で略同心に固定される。この状態で回転操作
部材78が回転させられると螺子部材62が回転させら
れて可動部材22が円筒状部材18に対して軸方向へ相
対移動させられることから、一方の鉄筋12と他方の鉄
筋14との相互間隔DT が容易に変化させられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、アーク溶接により一対の鉄筋間の隙間を溶融金属で充填することに よりそれらの鉄筋を直列に接合する溶接に用いられる溶接用鉄筋固定装置に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
一対の鉄筋を軸方向に直列に溶接接続する手段としては、従来から加熱圧接法 が広く知られているが、近年、上記一対の鉄筋を軸方向に所定の隙間を隔てて略 同心に位置決めするとともに、断面が略U字形状を成すセラミックス製バッキン グ材をその一対の鉄筋に跨がって配置し、そのバッキング材により略半周が囲ま れた前記隙間にアーク溶接によって溶融金属を充填する方法が提案されている。 本明細書では、このようにセラミックス製バッキング材(CB)を用いてアーク 溶接により一対の鉄筋を軸方向に接合する手法をCB溶接という。
【0003】 このようなCB溶接は、加熱圧接法のように鉄筋を油圧シリンダなどを用いて 相互に押圧する必要がないため、建築現場などでも比較的簡便に接合作業を行う ことができるとともに、セラミックス製のバッキング材は金属製に比べて放熱が 少なく、少入熱で溶接できる他、溶接後はバッキング材を割ることによって容易 に取り外すことができるため接合部の外観検査が可能であるなど、種々の利点が ある。
【0004】 上記CB溶接は、工事現場などにおいて水平な状態の鉄筋を接続するためだけ でなく、垂直な状態で鉄筋を接続するためにも適用されるので、軸方向に所定の 間隙を隔てた状態で一対の鉄筋を固定するための鉄筋固定装置が必要とされる。 この鉄筋固定装置としては、たとえば、従来の加熱圧接に用いられていた鉄筋固 定装置が用いられる。この従来の鉄筋固定装置は、一対の鉄筋のうちの一方の鉄 筋を着脱可能に把持する第1把持部を備えた本体と、一対の鉄筋のうちの他方の 鉄筋を着脱可能に把持する第2把持部を備えて本体に対して鉄筋の長手方向に平 行な方向に移動可能に設けられた可動部材と、一対の鉄筋を相互に押圧するため にその可動部材を駆動する油圧シリンダを接続する接続部と、上記可動部材を油 圧シリンダの駆動方向と反対向きに付勢するスプリングとを備えている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の鉄筋固定装置では、溶接のための最適な相互間隔を得るために鉄筋 の相互間の距離を保持することが特に垂直な状態の鉄筋を接続する場合において きわめて困難であった。たとえば、建築現場などにおいて垂直な状態の鉄筋を接 続する場合においては、立設された一方の鉄筋の上端とクレーンなどから吊るさ れた他方の鉄筋の下端との間隙を、そのクレーンを微妙に操作することにより所 定の寸法に維持しつつ、前記把持部にて把持させる必要がある。また、互いに平 行な多数本の鉄筋が円柱状或いは角柱状の篭状に構成されたものを重ねた状態で 、各鉄筋を垂直方向に接続するために溶接する場合には、下側の鉄筋の上端と上 側の鉄筋の下端との間隙が小さ過ぎたり、大き過ぎたりする場合があるが、従来 の鉄筋固定装置では、上記篭の固定強度に抗して鉄筋を軸方向に駆動することが できないため、最適な相互間隔を得ることができない場合があった。
【0006】 本考案は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、 鉄筋の相互間隔を容易に最適な寸法とすることができる溶接用鉄筋固定装置を提 供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本考案は、軸方向に所定の間隙を隔てた一対の 鉄筋間にアーク溶接によって溶融金属を充填することによりそれら一対の鉄筋を 直列に接合するために、それら一対の鉄筋を軸方向に所定の隙間を隔てて略同心 に位置決めする鉄筋固定装置であって、(a)前記一対の鉄筋のうちの一方の鉄 筋を着脱可能に把持する第1把持部を備えた本体と、(b)前記一対の鉄筋のう ちの他方の鉄筋を前記一方の鉄筋と直列となる状態で着脱可能に把持する第2把 持部を備え、前記本体にその鉄筋の長手方向に平行な方向の相対移動が可能に設 けられた可動部材と、(c)前記本体に前記鉄筋の長手方向に平行な方向の移動 不能且つ軸まわりの回転可能に設けられて、前記可動部材に螺合された螺子部材 と、(d)その螺子部材を回転操作するためにその螺子部材に作動的に連結され た状態で前記本体に設けられた回転操作部材とを、含むことにある。
【0008】
【作用】
このようにすれば、第1把持部が一方の鉄筋を把持し且つ第2把持部が他方の 鉄筋を把持すると、一方の鉄筋および他方の鉄筋が直列となる状態で固定される 。この状態で回転操作部材が回転させられると、それに伴って螺子部材が回転さ せられて可動部材が本体に対して相対移動させられることから、一方の鉄筋と他 方の鉄筋との相互間隔が容易に変化させられる。
【0009】
【考案の効果】
したがって、本考案によれば、たとえば、建築現場などにおいて立設された一 方の鉄筋とクレーンなどから吊るされた他方の鉄筋とを溶接するに際しては、一 方および他方の鉄筋を第1把持部および第2把持部にてそれぞれ把持した後に、 他方の鉄筋をクレーンなどから外して上記回転操作部材を回転操作することによ り、一方の鉄筋の上端と他方の鉄筋の下端との間隙を最適の寸法に容易に調節す ることができる。また、互いに平行な多数本の鉄筋が円柱状或いは角柱状の篭状 に構成されたものを重ねた状態で、下側に配列された各鉄筋にその篭の一部を構 成する鉄筋を垂直方向に接続するために溶接する場合に際しても、下側および上 側の鉄筋を第1把持部および第2把持部にてそれぞれ把持した後で、上記回転操 作部材を回転操作することにより、下側の鉄筋の上端と上側の鉄筋の下端との間 隙を、篭の固定強度に抗して接近離隔させることができて最適の寸法に容易に調 節することができる。
【0010】 ここで、前記本体は前記可動部材を嵌め入れてそれを軸方向に案内する円筒状 部材であり、その可動部材はその円筒状部材と同心に形成された雌ねじ部を備え たものであり、前記螺子部材は前記可動部材の雌ねじ部と螺合する雄ねじ部を備 えたものである。このような場合には、螺子部材がナットのような雌螺子部材で ある場合に比較して、可動部材側の雄ねじ部がナット状の雌螺子部材を通して軸 方向へ突き出すことが無くなるので、鉄筋固定装置の全長が短縮される利点があ る。
【0011】 また、好適には、前記回転操作部材は、前記本体において前記螺子部材の回転 軸心および前記鉄筋の軸心を含む面に垂直な方向の軸まわりに回転可能に設けら れ、一対の傘歯車を介してその螺子部材と作動的に連結される。このようにすれ ば、回転操作部材が作業者側に位置することになるので、一方向に配列された多 数本の鉄筋の相互間隔が狭く配列された場合でも、溶接される一方および他方の 鉄筋の相互間隔の調節操作が容易となる。
【0012】 また、好適には、前記鉄筋は、その外周面において一定の軸方向間隔で形成さ れた多数の環状凸起を備えたものであり、前記第1把持部および第2把持部の少 なくとも一方は、前記鉄筋を嵌め入れる凹溝を形成するために相対向して配置さ れた第1壁および第2壁と、その第1壁に螺合されてその第2壁に向かって螺進 させられる押ねじとを備え、その押ねじとその第2壁との間で鉄筋を固定するも のであり、その押ねじは、前記環状凸起の軸方向間隔よりも大径の先端押圧面を 備えたものである。このようにすれば、押ねじにより鉄筋が押圧されても、環状 凸起が変形するだけであり、鉄筋の環状凸起が形成されていない外周面に疵が形 成されないことから、鉄筋の強度が低下せず、建造物の強度が損なわれない利点 がある。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】 図1は、本考案の一実施例であるCB溶接用鉄筋固定装置(以下、単に固定装 置という)10により、一対の鉄筋12,14が所定の隙間DT を有する状態で 同心に位置決めされた状態を示す一部を切り欠いた正面図であり、図2はその固 定装置10の側面図であり、図3は固定装置10の平面図であり、図4は図1の IV−IV視断面図である。
【0015】 上記固定装置10は、特に一対の鉄筋12,14を上下方向に接合する際に、 下側の鉄筋12と上側の鉄筋14とを容易に芯出すると同時に、それらの鉄筋1 2,14の軸端間の相互間隔DT をCB溶接に適した寸法に容易に調節するため に好適なものである。固定装置10は、一方の鉄筋12を着脱可能に把持する第 1把持部16を有する円筒状部材18と、他方の鉄筋14を一方の鉄筋12と直 列となる状態で着脱可能に把持する第2把持部20を有して円筒状部材18の軸 心Cと同心に設けられた円筒状の可動部材22とを備えている。可動部材22は 、円筒状部材18の端部内に嵌め入れられることにより相互に同心の関係を維持 しつつ軸方向に案内されるようになっており、可動部材22に備えられた第2把 持部20の基部と円筒状部材18との干渉を防止するための切欠24が本体10 の一端から軸方向に形成されている。これにより、上記可動部材22は、円筒状 部材18に対して軸まわりの回転不能かつ軸方向の移動可能とされている。上記 円筒状部材18は、後述の頭部カバー74と共に固定装置10の本体として機能 している。
【0016】 上記第1把持部16および第2把持部20は、同様に構成されており、円筒状 部材18および可動部材22から上記軸芯Cに対して直角な方向にそれぞれ突設 され、先端部が相対向する第1壁32および34と第2壁36および38とに分 岐されることにより、鉄筋12,14を受け入れるための凹溝28および30が 第1壁32と第2壁36との間および第1壁34と第2壁38との間にそれぞれ 形成されている。第1壁32および34には、鉄筋12および14に対して直角 な方向の押ねじ40がそれぞれ螺合させられる一方、第2壁36および38には 鉄筋12および14を受けるV字状の受面42および44が形成されている。こ のため、上記押ねじ40が第2壁36および38に向かってそれぞれ螺進させら れることにより、鉄筋12および14がV字状に凹んだ受面42および44に押 し付けられて相互に芯出しされ、円筒状部材18の軸芯Cはそれら芯出しされた 鉄筋12および14と平行とされるようになっている。
【0017】 ここで、上記押ねじ40は、図示しない回転工具が係合させられる頭部46と 雄ねじ部48と鉄筋12または14に当接する先端面50とを備えている。鉄筋 12または14の外周面には、環状凸起52が予め定められた一定の軸方向間隔 Lにて形成されており、上記先端面50の径DS はその軸方向間隔Lよりも大き く形成されている。これにより、押ねじ40による押圧にも拘わらず、焼鈍など によって比較的軟質とされた鉄筋12または14の外周面に疵が発生せず、鉄筋 12または14の強度或いはその鉄筋12または14が用いられた建造物の強度 が損なわれることが防止されるようになっている。
【0018】 なお、円筒状部材18の端部の外周面には、切欠24を挟んで対向する一対の ナット54が両端部に溶接された環状補強部材56が溶接されている。一対のボ ルト60がそれら一対のナット54に螺合されており、それら一対のボルト60 の先端面の位置が調節されることにより、ボルト60の先端面に略当接する第2 把持部20の基部の軸まわりの位置が規制されて、第2把持部20の周方向の位 置が第1把持部16と一致させられるようになっている。
【0019】 また、可動部材22の内周面に形成された雌ねじには、螺子部材62が螺合さ れている。円筒状部材18の端部内に螺合されたメタル軸受58を貫通する螺子 部材62の小径端部には、第1傘歯車64がキー66を介して嵌合されるととも に、固定ねじ68によって上記螺子部材62の小径端部より大径の座板70が固 定されることにより第1傘歯車64の抜けが防止され、これにより螺子部材62 が軸芯C方向の移動不能且つ軸まわりの回転可能とされている。
【0020】 円筒状部材18の軸端の外側に嵌め着けられ且つ固定ねじ72により固定され た円筒状の頭部カバー74には、その頭部カバー74に固定された軸受部材76 により回転可能に支持された回転操作部材78が設けられており、その回転操作 部材78の先端部には、第1傘歯車64と噛み合う第2傘歯車80が相対回転不 能に固定されている。上記回転操作部材78は、螺子部材62の回転軸心Cおよ び鉄筋12、14の軸心を含む面に垂直な方向の軸Bまわりに回転可能に設けら れ、一対の第1傘歯車64および第2傘歯車80を介して螺子部材62と作動的 に連結されている。
【0021】 そして、円筒状部材18の長手方向の中間部には、鉄筋12または14の端部 を位置決めするための目印82が設けられている。この目印82は、周方向に切 削された浅い溝により構成されている。
【0022】 軸方向に所定の間隔DT を隔てて固定された鉄筋12および14の端部は、セ ラミックス製バッキング材86を固定する溶接治具88を用いて相互に溶接され る。この溶接治具88は、たとえば図5、図6、図7に示すように、半円筒形状 を成す本体フレーム92の一方の側縁部にヒンジピン93を介してカバー90を 回動可能に取り付けたものである。本体フレーム92は、軸方向の中央にバッキ ング保持部材94、軸方向の両端部に一対の鉄筋受部材96をそれぞれ備えてい る。また、カバー90は、表側から鉄筋12,14を本体フレーム92上に挿入 することが可能な開き位置と、本体フレーム92との間で鉄筋12,14を挟み 込む閉じ位置との間の回動可能に本体フレーム92に取り付けられているととも に、上記一対の鉄筋受部材96に対応する一対のカバー部材98と、その中間部 分のカバー部材100とに分割され、それぞれ独立に開閉できるようになってい る。
【0023】 上記バッキング保持部材94は、断面が略U字形状を成すバッキング材86を 位置決めして保持する部材である。このバッキング保持部材94上を覆蓋するカ バー部材100には、ばね板を曲げ加工したキャッチ102がヒンジピン93と 反対側の端部に取り付けられており、そのキャッチ102が自身のばね力によっ て本体フレーム92の外周面に押圧されることにより、カバー部材100は図6 に示す閉じ位置に保持されるとともに、そのばね力に抗して開くことができるよ うになっている。また、このカバー部材100には、アーク溶接を行うための溶 接トーチの先端部を挿入するために、上記閉じ位置に保持された状態においてバ ッキング保持部材94に対向する部分に開口106が形成されている。このカバ ー部材100は防風カバーとして機能する。
【0024】 一方、前記一対の鉄筋受部材96は、V字形状の受面にて鉄筋12、14を受 けるようになっている。この一対の鉄筋受部材96上をそれぞれ覆蓋する一対の カバー部材98には、ヒンジピン93と反対側の端部に係止突起108が設けら れており、本体フレーム92にヒンジピン110を介して回動可能に取り付けら れたクリッパ112がその係止突起108に係止されることにより、カバー部材 98は図5,図6に示す閉じ位置に保持される。カバー部材98には、上記閉じ 位置に保持された状態において鉄筋受部材96に対向する位置に、カバー部材9 8に固設されたナット116に螺合されている締付けボルト118が配設されて いる。締付けボルト118の先端部には相対回転可能且つ軸方向の相対移動不能 に取り付けられた押圧金具120が備えられ、締付けボルト118が締め込まれ ることにより押圧金具120と鉄筋受部材96との間で鉄筋12、14が挟圧さ れる。これにより、本体フレーム92と鉄筋12、14とが一体的に固定される とともに、鉄筋12、14は鉄筋受部材96のV字形状の受面によってさらに芯 出しされる。
【0025】 以下、工事現場などにおいて、鉄筋固定装置10を用いて垂直に配置された下 側の鉄筋12に上側の鉄筋14を所定の間隔DT を隔てて固定し、CB溶接によ りそれら鉄筋12および鉄筋14を相互に接続する手順を説明する。
【0026】 先ず、垂直に配置されている下側の鉄筋12の上端部を、その端面を目印82 に一致させた状態で鉄筋固定装置10の第1把持部16内に嵌め入れ、且つ工具 を用いて押ねじ40を締めつけることにより、鉄筋12の上端部に第1把持部1 6を固定する。次いで、図示しないクレーンにより吊られた上側の鉄筋14の下 端部を第2把持部20内に嵌め入れ、且つ押ねじ40を締めつけることにより、 鉄筋14の下端部に第2把持部20を固定する。そして、工具を用いて回転操作 部材78を回転操作することにより可動部材22を移動させ、鉄筋12と鉄筋1 4との間の間隔DT を所定の寸法に調節する。
【0027】 上記のように相互の間隔DT がCB溶接に適した寸法に調節された鉄筋12お よび鉄筋14の端部を、バッキング材86が装着された溶接治具88の本体フレ ーム92内に収容してカバー部材98を閉じ、クリッパ112を係止突起108 に掛け止めた後、締付けボルト118を工具にて締めつけることにより、溶接治 具88を鉄筋12および鉄筋14に固定する。次いで、バッキング材86により 略半周が囲まれた前記間隔DT 内に、炭酸ガスアーク溶接,プラズマアーク溶接 などのアーク溶接で溶融金属を充填する。この溶接作業は、カバー部材100を 開いたまま行うこともできるが、風が強い時など必要に応じてカバー部材100 を閉じ、そのカバー部材100に形成された開口106を通して溶接トーチの先 端部を挿入して行うことも可能で、その場合には、炭酸ガスアーク溶接などシー ルドガスで溶接部をシールドして溶接する際にも、風の影響でシールドガスが飛 ばされて溶接状態が損なわれることがない。
【0028】 溶接後には、上記と逆の操作で溶接治具88および固定装置10を取り外すと ともに、溶接部に固着しているバッキング材86を破壊して取り除く。これによ り、一連の接合作業は終了する。
【0029】 上述のように、本実施例の固定装置10によれば、第1把持部16が一方の鉄 筋12を把持し且つ第2把持部20が他方の鉄筋14を把持すると、一方の鉄筋 12および他方の鉄筋14が直列となる状態で略同心に固定される。この状態で 回転操作部材78が回転させられると、それに伴って螺子部材62が回転させら れて可動部材22が円筒状部材18に対して軸方向へ相対移動させられることか ら、一方の鉄筋12と他方の鉄筋14との相互間隔DT が容易に変化させられる 。
【0030】 したがって、上記固定装置10によれば、たとえば、建築現場などにおいて立 設された一方の鉄筋12とクレーンなどから吊るされた他方の鉄筋14とを溶接 するに際しては、一方の鉄筋12および他方の鉄筋14を第1把持部16および 第2把持部20にてそれぞれ把持した後に、他方の鉄筋14をクレーンなどから 外して上記回転操作部材78を回転操作することにより、一方の鉄筋12の上端 と他方の鉄筋14の下端との間隙DT を最適の寸法に容易に調節することができ る。また、互いに平行な多数本の鉄筋が円柱形状或いは角柱形の篭状に構成され たものを重ねた状態で、下側に配列された各鉄筋に篭状の一部を構成する鉄筋を 垂直方向に接続するためにそれぞれ溶接する場合に際しても、下側および上側の 鉄筋を第1把持部16および第2把持部20にてそれぞれ把持した後で、上記回 転操作部材78を回転操作することにより、下側の鉄筋の上端と上側の鉄筋の下 端を上記篭の固定強度に抗して接近離隔させることができ、相互間隔DT を最適 の寸法に容易に調節することができる。
【0031】 また、本実施例の固定装置10の本体は、円筒状部材18とその端部に固定さ れた頭部カバー74とから構成され、可動部材22は円筒状部材18と同心に形 成された雌ねじ部を備えたものであり、螺子部材62は可動部材22の雌ねじ部 と螺合する雄ねじ部を備えたものである。このため、上記螺子部材62がナット のような雌螺子部材で構成される場合に比較して、可動部材22側の雄ねじ部が ナット状の螺子部材を通して軸方向へ突き出すことが無くなるので、鉄筋固定装 置10の全長が短縮される利点がある。
【0032】 また、本実施例の固定装置10によれば、回転操作部材78は、本体を構成す る頭部カバー74において螺子部材62の回転軸心Cおよび鉄筋12、14の軸 心を含む面に垂直な方向の軸まわりに回転可能に設けられ、一対の傘歯車64、 80を介して螺子部材62と作動的に連結されているので、回転操作部材78が 作業者側に位置することになるので、一方向に配列された多数本の鉄筋の相互間 隔が狭く配列された場合でも、溶接される一方および他方の鉄筋の相互間隔の調 節操作が容易となる。
【0033】 また、本実施例の固定装置10によれば、第1把持部16および第2把持部2 0は、鉄筋12、14を嵌め入れる凹溝28、30を形成するために相対向して 配置された第1壁32、34および第2壁36、38と、その第1壁32、34 に螺合されて第2壁36、38に向かって螺進させられる押ねじ40とを備えて 、その押ねじ40と第2壁36、38との間で鉄筋12、14を固定するように 構成され、その押ねじ40は、鉄筋12、14の環状凸起52の軸方向間隔Lよ りも大きい径DS の先端面50を備えたものである。このため、押ねじ40によ り鉄筋12、14が押圧されても、環状凸起52が変形するだけであり、鉄筋1 2、14の環状凸起52が形成されていない外周面に疵が形成されないことから 、鉄筋12、14の強度が低下せず、建造物の強度が損なわれない利点がある。
【0034】 以上、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本考案は他の態 様で実施することもできる。
【0035】 例えば、前記円筒状部材18および可動部材22は、円筒形状に構成されてい たが、角柱状に構成されていてもよい。要するに、円筒状部材18は可動部材2 2を軸方向に案内するように構成されていればよいのである。
【0036】 また、前記実施例の第1把持部16および第2把持部20は、鉄筋12、14 を嵌め入れる凹溝28、30を形成するために相対向して配置された第1壁32 、34および第2壁36、38と、その第1壁32、34に螺合されて第2壁3 6、38に向かって螺進させられる押ねじ40とを備えていたが、それら第1壁 32、34および第2壁36、38とがねじの操作にしたがって相互に接近して 鉄筋12、14を挟圧するように構成されてもよい。
【0037】 また、前記第1把持部16および第2把持部20の押ねじ40は、その先端面 50の径DS が鉄筋12、14の環状凸起52の軸方向間隔Lよりも大きくなる ように構成されていたが、必ずしも大きくなくてもよいし、必要に応じて片側の 押ねじ40の径DS だけが間隔Lよりも大きくされてもよい。
【0038】 また、前記螺子部材62は可動部材22に形成された雌ねじに螺合される雄ね じ部を備えたボルト状に構成されていたが、可動部材22に突設された雄ねじに 螺合する雌ねじを有するナット状に構成されてもよい。このナット状の螺子部材 は、円筒状部材18において軸方向の移動不能且つ軸方向の回転可能に設けられ る必要があるが、そのナット状の螺子部材の位置は、可動部材22の頭部カバー 74側であってもよいが、第1把持部16側であってもよい。
【0039】 また、前記回転操作部材78は、回転工具の係合を容易とするために断面6角 形の頭部を備えていたが、作業者が直接操作可能なハンドルがその頭部に固定さ れていてもよい。また、円筒状部材18に設けられた回転駆動用電動モータがそ の頭部に作動的に連結されていてもよい。
【0040】 また、前述の実施例においては、CB溶接が説明されていたが、他の溶接方法 であってもよい。要するに、鉄筋12および鉄筋14を互いに同心に位置決めし 且つそれら鉄筋12と鉄筋14との相互間隔DT の調節が必要な場合に、固定装 置10が用いられ得るのである。
【0041】 その他一々例示はしないが、本考案は当業者の知識に基づいて種々の変更,改 良を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である溶接用鉄筋固定装置の
一部を切り欠いた正面図である。
【図2】図1の実施例の一部を切り欠いた側面図であ
る。
【図3】図1の実施例の平面図である。
【図4】図1の実施例のIV−IV視断面図である。
【図5】図1の溶接治具を説明する正面図である。
【図6】図5におけるVI −VI 断面図である。
【図7】図5におけるVII−VII断面図である。
【符号の説明】
10:溶接用鉄筋固定装置 12,14:鉄筋 16:第1把持部 18:円筒状部材、74:頭部カバー(本体) 20:第2把持部 22:可動部材 28,30:凹溝 32,34:第1壁 36,38:第2壁 40:押ねじ 50:先端面 52:環状凸起 62:螺子部材 78:回転操作部材

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に所定の間隙を隔てた一対の鉄筋
    間にアーク溶接によって溶融金属を充填することにより
    該一対の鉄筋を直列に接合するために、該一対の鉄筋を
    軸方向に所定の隙間を隔てて略同心に位置決めする鉄筋
    固定装置であって、 前記一対の鉄筋のうちの一方の鉄筋を着脱可能に把持す
    る第1把持部を備えた本体と、 前記一対の鉄筋のうちの他方の鉄筋を前記一方の鉄筋と
    直列となる状態で着脱可能に把持する第2把持部を備
    え、前記本体に該鉄筋の長手方向に平行な方向の相対移
    動が可能に設けられた可動部材と、 前記本体に前記鉄筋の長手方向に平行な方向の移動不能
    且つ軸まわりの回転可能に設けられて、前記可動部材に
    螺合された螺子部材と、 該螺子部材を回転操作するために該螺子部材に作動的に
    連結された状態で前記本体に設けられた回転操作部材
    と、 を、含むことを特徴とする溶接用鉄筋固定装置。
  2. 【請求項2】 前記本体は前記可動部材を嵌め入れてそ
    れを軸方向に案内する円筒状部材であり、該可動部材は
    該円筒状部材と同心に形成された雌ねじ部を備えたもの
    であり、前記螺子部材は該可動部材の雌ねじ部と螺合す
    る雄ねじ部を備えたものである請求項1の溶接用鉄筋固
    定装置。
  3. 【請求項3】 前記回転操作部材は、前記本体において
    前記螺子部材の回転軸心および前記鉄筋の軸心を含む面
    に垂直な方向の軸まわりに回転可能に設けられ、一対の
    傘歯車を介して該螺子部材と作動的に連結されたもので
    ある請求項1の溶接用鉄筋固定装置。
  4. 【請求項4】 前記鉄筋は、その外周面において一定の
    軸方向間隔で形成された多数の環状凸起を備えたもので
    あり、前記第1把持部および第2把持部の少なくとも一
    方は、前記鉄筋を嵌め入れる凹溝を形成するために相対
    向して配置された第1壁および第2壁と、該第1壁に螺
    合されて該第2壁に向かって螺進させられる押ねじとを
    備え、該押ねじと該第2壁との間で鉄筋を固定するもの
    であり、該押ねじは、前記環状凸起の軸方向間隔よりも
    大径の先端押圧面を備えたものである請求項1乃至3の
    いずれかに記載の溶接用鉄筋固定装置。
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