JP3147400B2 - 振動フィーダの楕円振動検出方法及びその表示器 - Google Patents

振動フィーダの楕円振動検出方法及びその表示器

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敏郎 関根
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神鋼電機株式会社
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば、振動電動機を加
振源とする振動フィーダのトラフの楕円振動の回転方向
を測定するために用いられる楕円振動検出方法及びその
表示器に関する。
【0002】図7は振動電動機Mを加振源とする共振型
の振動フィーダ1を示すものであるが、公知のようにト
ラフ2は一対のコイルスプリング4、5により建屋の一
部6に懸吊されている。又このトラフ2の底壁部には一
対の翼板3が取り付けられており、これの端部には一対
の取付板7a、7bが固定されており、この内面側には
一対の板ゴム8a、8bが固定されている。この板ゴム
8a、8bの他面側は振動電動機9のケーシング面に固
定されている。ケーシング9は振動電動機Mを内蔵する
がこの回転軸10の両端には半円形状のアンバランスウ
ェイト11が固定されている。従来公知の共振型の振動
電動機Mを加振源とする振動フィーダ1は以上のように
構成されるのであるが、この振動電動機Mを駆動すると
回転軸10の両端に固定されているアンバランスウェイ
ト11の回転により遠心力が発生し、これは円形の加振
力であるが、これが板ゴム8a、8b及び取付板7a、
7bを介してトラフ2に伝達されるのであるが、トラフ
2や翼板3などでなる可動部の総質量mと一対の板ゴム
8a、8bでなる弾性手段の総ばね定数のKより√K/
√mで定まる共振周波数に近い周波数でこの振動電動機
Mが駆動されるのでトラフ2が共振振動を行なうのであ
るが、このような振動力により、トラフ2は(誇張して
示す)軌跡がVなる楕円振動を行なう。この楕円振動V
は図8に明示されるように板ゴム8a、8bの剪断方向
にほぼ平行な軸X−Xに長軸Aを有し、これに垂直な方
向に短軸Bを有する楕円形の振動Vであり、その長軸方
向における振巾Aの水平線x軸に対する傾斜角、すなわ
ち振動角θは板ゴム8a、8bの取付角によってほぼ定
まるのであるが、このような楕円振動Vの長軸における
振巾A及び短軸における振巾Bを知りたい場合は、従来
は図11に示すような振巾銘板21が用いられ、これは
図示するように長方形状の紙22からなり、その裏面に
は接着剤が塗布されているが、その表面には一定の間隔
で目盛線23がプリントされており、またこの中心軸c
−cの両側に傾斜した表示線24a、24bがプリント
されている。このような振巾銘板21で振動体200の
振巾を測定する場合には、その振動方向を目盛線23に
合致するように調整して、振動体200の表面に貼着さ
れる。今この振動体200が直線振動を図12に示すよ
うにaの方向に行なうのであれば、この方向に一対の表
示線24a、24bがその振巾の巾で振動し、よって測
定者の網膜に残像としてP及びQが観測され、これらの
複合した部分が菱形形状を呈し、この先端における目
盛23を観測し、これによってこの振動体200の振巾
を測定するのであるが、振動フィーダが直線振動を行な
うのであれば、この振巾銘板21をその振動方向に目盛
線23が合致するように貼着すれば正確に測定すること
ができる。
【0003】しかしながら図7に示すような楕円振動V
を行なうトラフ2の長軸方向における振巾を測定する場
合には、その長軸の方向に正確に合致させて振巾銘板2
1をトラフ2に貼着したとしても短軸方向における振動
が加わるので全目盛線23も、ある巾の残像としての帯
域が生じ、これらの複合した残像はかなり複雑なものと
なり、直線振動の場合におけるような残像の交点Aを正
確に求めることができない。又楕円振動Vの長軸方向に
振巾銘板を合致さることすら困難である。従来はこの
ような困難性があるにも拘らず測定者の経験により、こ
の長軸方向における振巾をこのような銘板で測定するよ
うにしていた。
【0004】然るに以上のようにして、長軸方向におけ
る振巾を測定したとしても、同じこの長軸方向の振巾及
び、これに対する直角方向の振巾、すなわち短軸方向の
振巾が同一であっても、この楕円振動の回転方向によっ
て材料の移送速度が異なることが理論的にも実験的にも
解明されている。すなわち、例えば図7においてトラフ
2による材料の移送方向を右側にするようにして、トラ
フ2の側壁面を見た場合、この一点における楕円振動V
の回転方向が右回り、すなわち時計方向が左回り、すな
わち反時計方向の楕円振動より移送速度が大きい。
【0005】この楕円振動(通常1500〜1800
r.p.m.の振動周波数)の回転方向は肉眼だけでは
到底見ることが困難であり、従来はストロボフラッシュ
のフラッシュタイミングがこのトラフ2の振動の周波数
に、ほぼ近い周波数にして、トラフ2の振動をストロボ
フラッシュの発光時における、ある点における軌跡を順
次読み取ることにより、いまこのトラフ2の、ある一点
は楕円振動を行なっているが、移送方向を一定方向にし
て(逆方向にして移送方向を見た場合には当然同じ楕円
振動の方向は逆方向になる)、この楕円振動が時計方向
か反時計方向かを認識するようにしていた。
【0006】然るにストロボフラッシュは常時設備し得
るものとは限らず、例えば振動電動機の回転方向を指定
することにより、トラフの楕円振動の方向をその移送速
度がより大きい時計方向にするように設定していた。然
しながら楕円振動理論から明らかなように、振動系が2
質量系であっても3質量系であってもトラフに載荷して
いる材料の重量によっては、その時の共振周波数のずれ
が大きくなったり、小さくなったりして逆転することが
あり、必ずしもトラフの楕円振動の回転方向を測定し得
るとは限らない。又、振動電動機のアンバランスウェイ
トを外部に露出しておくことは危険である。
【0007】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上記問題に
鑑みてなされ、如何なる種類の駆動部を用いていても材
料を移送する可動体の楕円振動の回転方向が移送速度を
大にしている方向であるかどうかの測定を容易にするこ
とができる楕円振動検出方法及びその表示器を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、第1の
所定方向の振動を検出する第1の振動検出素子を振動フ
ィーダの振動方向に平行な面に取り付け、前記第1の所
定方向とは直角方向の第2の所定方向の振動を検出する
第2の振動検出素子を前記振動フィーダの振動方向に平
行な面に取り付け、前記第1の振動検出素子と前記第2
の振動検出素子の検出出力の位相差φから、前記振動フ
ィーダの楕円振動の振動回転方向を得るようにしたこと
を特徴とする楕円振動検出方法、によって達成される。
又は少なくともマイコンと、電池と、前記マイコンの出
力端子に接続される表示素子とを内蔵するケーシングの
正面パネル部に前記表示素子の出力を受け、少なくとも
楕円振動の回転方向を表示する表示部を設けた本体と、
振動フィーダの一部に着脱自在な振動検出器と、該振動
検出器の検出々力を導出し、前記本体のコネクタ部に接
続される導電コードとから成り前記振動検出器は、第1
の所定方向の振動を検出する第1の振動検出素子と前記
第1の所定方向とは直角方向の第2の所定方向の振動を
検出する第2の振動検出素子と、前記第1と第2の振動
検出素子を支持する取付手段とを備え、該取付手段は前
振動フィーダの一部に着脱自在であり、かつ常に前記
第1、第2の振動検出素子の検出方向に平行に前記一部
に取付自在であり前記振動フィーダの一部に取り付けら
れた前記振動検出素子の検出々力の位相差φから前記マ
イコンの演算結果として前記振動フィーダの楕円振動の
回転方向を前記表示部に表示させるようにしたことを特
徴とする携帯型の楕円振動検出表示器によって達成され
る。
【0009】
【作用】第1の振動検出素子及び第2の振動検出素子の
検出出力は、この時楕円振動が共振点から、すなわち、
この時の駆動周波数がいかにずれているかにより、その
位相差φが定まるのであるが、これは例えば位相差検出
器により電気的に検出され又楕円振動理論から、このφ
の大きさにより楕円振動が如何なる方向に回転している
かを特定化することができるので自動的に、かつなんら
ストロボフラッシュ等を必要とすることなく楕円振動の
方向を検出することができる。よって同一の長軸の振巾
及び短軸の振巾であっても、より移送速度の大なる回転
方向で振動機を設定することができる。
【0010】又、第1の振動検出素子、第2の振動検出
素子を振動フィーダの振動方向に平行な面に取り付ける
ように取付部材を振動フィーダの一部に取り付けること
により、自動的にこの振動フィーダのX方向及びY方向
における振動の位相差φをマイコンにより測定すること
ができ、よってこれをその正面パネル部の表示部に例え
ば右方向、あるいは左方向と文字で表示することによ
り、あるいは矢印を円により表示させることができる。
その他の表示も可能である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例による楕円振動検出方
法を具体化した構成について図面を参照して説明する。
【0012】まず、図1を参照してその電気回路につい
て説明する。図1において振動検出器40は図3に示さ
れるような形状を有し、これについては更に後述する
が、検出素子40a、40bを内蔵し、これらの検出出
力はそれぞれローパスフィルタ41a、41bに供給さ
れ、ここで雑音等のハイサイクルの信号成分は除去され
てこの出力はアンプ42a、42bに供給される。ここ
で増巾された出力はA/Dコンバータ43a、43bに
供給されアナログ値をデジタル値に変換し、このデジタ
ル値がマイコンもしくはコンピュータ45に供給され
る。コンピュータ45の入力端子側には更にローパスフ
ィルタ41a、41bの出力を受ける位相差検出器44
が接続されている。コンピュータ45ではA/Dコンバ
ータ43a、43bからのデジタル出力及び位相差検出
器44の出力を受けて所定の演算を行ない、この演算結
果を液晶表示部46、47、48、49に供給するよう
にしている。
【0013】すなわちコンピュータ45において後述す
るような演算式により楕円振動Vの長軸方向における振
巾が長軸LCD表示部47に表示され、同楕円振動Vの
短軸方向における振巾が短軸LCD表示部48に表示さ
れる。又振動角LCD表示部49には同じくコンピュー
タ45で演算された、ある軸に対する振動角、すなわち
本実施例では水平方向に対する長軸の傾斜角θが表示さ
れるように構成されている。更に液晶表示部46で楕円
振動の回転方向が表示される。
【0014】次に図3を参照して振動検出器40の詳細
について説明する。これはほぼ円筒形状のケーシング5
0を備えており、この内部に例えばジルコン酸鉛でなる
第1、第2の力検出素子40a、40bが取付板52上
に保持されている。取付板52にはケーシング50のフ
ランジ部が例えばビス留めにより固定されるようになっ
ている。又力検出素子40a、40bにはこれの検出出
力が導線53a、53bにより導出されるようになって
いる。本発明によれば第1、第2の力検出素子40a、
40bの力検出方向F1 、F2 は相互に直角である。又
取付板52の裏面には平板状のマグネットが取り付けら
れているものとする。従ってこの振動検出器40の全体
はマグネットにより振動体に容易に着脱自在となってい
る。又、導線53a、53bはまとめてコード55とさ
れる。
【0015】更に本発明によればCPU45内ではA/
Dコンバータ43a、43bの出力A及びB、及び位相
差検出器44の出力から後述するような方法で長軸、短
軸方向における振巾及び振動角、更に振動の回転方向が
算出されるのであるが、これらはそれぞれ上述したよう
に液晶表示部47、48、49にデジタル値で表示させ
るようにしている。又振動回転方向は振動回転方向表示
部46に図形表示される。
【0016】図8にはトラフ2の楕円振動Vが拡大して
示されているが、上記の振動検出器40における検出素
子40a、40bの各出力から本発明の方法により、こ
の楕円振動Vの回転方向(材料の移送方向を右方にし
て)、長軸方向X−Xにおける振巾A及びこれに対して
垂直の方向における振巾Bが演算される。楕円振動は既
に理論的に解明されているように図8において本実施例
では水平方向であるx軸方向、これに対して垂直方向で
あるy方向に対し、それぞれこの楕円振動Vのx軸方向
における振巾a及びy方向における振巾をbとすれば、
これらはx=asinωt及びy=b sin(ωt+
φ)として表され、これらは検出素子40a40b
ら得られる。このx軸方向における振動力とy軸方向に
おける振動力との合成力により楕円振動力が得られ、こ
れによりトラフ2は楕円振動Vを行なうのであるが、本
実施例によれば検出素子40a及び40bの検出出力の
位相差φが位相差検出器44で検出され、コンピュータ
45に供給される。ここでy軸方向における振動力b
sin(ωt+φ)とx軸方向における振動力x=a
sinωtとの位相差φと楕円振動のモードとの関係に
ついて説明するとφ=0度では図5のAで示すように直
線的な振動を行なう。この振動角は図8においてθに相
当するものであるが、これは例えば従来公知の電磁石駆
動部によって簡単に得られる振動である。又これはx軸
方向及びy軸方向における力の位相差によりモードが変
わってくるのであるが、位相差φが0°<φ<90°の
間ではBで示すように楕円振動であるが、その振動のプ
ラス変位方向とマイナス変位方向において異なる軌跡で
ありプラス変位方向に対しては矢印で示すように軌跡の
上方部分で振動し、又マイナス変位方向では下方部分の
軌跡で振動する。すなわち時計方向まわりの軌跡を描い
て振動を行なう。又図5のCで示すようにφ=90°で
は楕円の長軸の方向はx軸方向に平行にあり、従って、
これに垂直な短軸の方向はy軸と平行になる。更にφが
90°<φ<180°では楕円の長軸の方向はx軸に対
し反転するが、振動の軌跡は矢印で示すように時計方向
である。又図6のAで示すようにφ=180°であれば
直線振動を行なうが直線振動の傾斜角は図5のAの直線
振動とは反対方向の傾斜角になる。更にφが180°<
φ<270°の間では楕円振動を行なうがその方向は図
5のBとは反対方向になり、又振動の軌跡は反時計方向
となる。更に図6のCで示すようにφ=270°では楕
円振動を行なうがx軸方向に長軸が平行となる振動であ
り、振動の軌跡は矢印で示すように反時計方向となる。
更にφが270°<φ<360°では図6のDで示すよ
うに長軸の方向は図5のBと同様であるが、その振動の
軌跡は反時計方向となる。
【0017】以上のようにしてx軸方向とy軸方向にお
ける振動力の位相差により振動モードが変化するのであ
るが、このようなφが図1における位相差検出器44に
より検出され、その大きさによって、図5、図6から明
らかなように振動の回転方向がわかる
【0018】又A/Dコンバータ43a、43bからの
出力はコンピュータ45で演算されるのであるが、この
演算値をそれぞれa、bとすれば以下の数式1及び数式
のような演算式により図8における長軸の振巾A、短
軸の振巾B、振動角θが求められる。これらA、B、θ
の大きさによっても移送速度が変わるので、振動の回転
方向の他に、これらを求めておくことも移送速度設定
上、有効である。
【0019】
【数1】
【0020】上記数式1から長軸方向の振巾Aすなわち
原点0からX軸方向の振動変位の最大値及び短軸方向の
振巾Bすなわち原点0からY軸方向の振動変位の最大
、振動角θは以下の数式2で表されることになる。
【0021】
【数2】
【0022】以上のA、B及びθはCPU45内でデジ
タル値で演算されるのであるが、入力データとしてa、
bは本実施例では以下のようにして従来より精度高く測
定するようにしている。すなわち振動検出器40の各出
力は全体としては正弦波形であるがノイズを含み、又な
んらかの原因で大きなノイズが乗っていることが多く従
来のようにこのような出力に対して2重積分を行なって
振巾を算出する場合には2重積分により最高値と最低値
とから振巾を測定するようにしているので大きなノイズ
が発生している場合には実際の振巾よりは大きく測定さ
れることになる。このようなノイズがなく理想的な正弦
波形であればなんら問題はなく正確に測定することがで
きるのであるが、一般には大小さまざまなノイズが乗っ
ていることが多いが、本実施例による方法によればこの
影響をなくすことができる。
【0023】すなわち測定すべきF1 方向振巾成分(F
1 方向のみについて考えるが、F2方向についても同様
である。)をAtとすれば各時間における変位xは下記
の数式3となる。
【0024】
【数3】
【0025】本実施例ではこの加速度2乗平均R.M.
S.(Root Mean Square)をとり、す
なわち実効値を計算する。すなわち各瞬間における加速
度を時間的に積分して、この間の時間で割り、これの平
均値をとると、下記の数式4となる。
【0026】
【数4】
【0027】よって上記数式4から振巾成分が下記の数
式5の如く得られ、これが上記のaとして演算式に用い
られる。
【0028】
【数5】
【0029】このすなわちxの2度微分値を各瞬間にお
いて測定し、これの時間的平均値をとることによって振
巾成分Atを算定するようにしている。従って、ある時
間における平均値をとることにより大きなノイズが短時
間において発生していてもこの影響はほとんど無視する
ことができる。
【0030】F2 方向も同様に演算され、この方向の振
巾成分が下記の数式6の如く得られ、これが上記のbで
ある。
【0031】
【数6】
【0032】次に本発明の実施例による携帯型振動検出
表示器について図9及び図10を参照して説明する。
【0033】図9は本実施例の携帯型振動検出表示器の
正面図を示すものであるが、図において本携帯型振動表
示器は全体として60で示され、ほゞ直方形状のケーシ
ング61を備えており、これには図10に示されるよう
に液晶表示装置64や電池67を内蔵しており、電池6
7は取付部68を介して安定に支持されており、その他
図示せずとも図1のマイコン45や上述の液晶表示装置
64等はシャーシ63上にスペーサ66を介して取付ね
じ65によりケーシング61内の所定位置に保持されて
いる。正面パネル部62の左方部にはパワースイッチ6
9が設けられているが、これは公知のダブルプッシュス
イッチであって一回押せば電池67が各部に電源を供給
し、又更に押せば電源を遮断するようになっている。こ
の右方にはパワースイッチ69のオンにより点灯するラ
ンプ70が設けられており、これがついているときには
内蔵する電池67の電力が各部に供給されていることを
表わす。又これらの下方に本発明に係る表示部71が設
けられており、これは実施例では縦方向に並んで回転方
向表示部46、長軸振巾表示部47、短軸振巾表示部4
8、振動角表示部49とからなり、これらは上述の液晶
表示装置64の液晶部であって上述したように振動検出
器40からの検出出力をマイコン45で演算し、その結
果としてのデジタル値又は楕円振動の回転方向をマイコ
ンの出力としてのドライバ出力で液晶表示装置64がド
ライブされて、この表示部47、48、49で長軸、短
軸振巾振動角がデジタル値で例えば図示するように表示
される。又、表示部46には図形表示で回転方向が示さ
れる。
【0034】なお図10においてA/Dコンバータ43
a、43bにトリマ抵抗調整器85、86からなるトリ
マ抵抗装置の端子が接続されており、これによりA/D
コンバータ43a、43bにおけるアナログ入力の調整
を行なっている。またアンプ42a、42bのゲインコ
ントロール部ga、gbには、マイコン45がA/Dコ
ンバータ43a、43bのデジタル出力を受けるのであ
るが、一定のビット数を有効に使うためにアンプ42
a、42bのゲインを変えるためのゲインコントロール
信号を受けるようになっている。
【0035】図10において、100はコネクターであ
って、図3の振動検出器40からのコード55の端部に
接続されているプラグをこれに差し込むようになってい
る。
【0036】以上述べたように本実施例によれば、振動
検出器40の振動体への取り付け位置は任意に行なって
も楕円振動の長軸、短軸の振巾が正確に得られるが、長
軸の振動角θは力検出素子40aの検出方向に対するも
のである。従って力検出素子40aの取付方向がトラフ
2の底面に平行であれば、これに対する振動角となる。
【0037】以上、本発明の実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれに限定されることなく本発明の
技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0038】例えば、以上の実施例では楕円振動の回転
方向を表示するのに図形(丸)を用いたが、これに代え
て「時計方向」か「反時計方向」と文字で表示するよう
にしてもよい。
【0039】又以上の実施例では回転方向のみならず長
軸、短軸の振巾及び振動角も表示させるようにしたが、
これらは省略してもよい。
【0040】又以上の実施例では表示部71で回転方向
表示部46、長軸振巾表示部47、短軸方向における振
巾表示部48、及び振動角表示部49を設けたが、これ
は一つの表示部で全て表示するようにしてもよく、ある
いはファンクションキーを正面パネル部に設けることに
より、このプッシュ動作で順次これら回転方向、長軸の
振巾、短軸の振巾及び振動角を表示させるようにしても
よい。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように本発明による振動フィ
ーダの楕円振動検出方法及びこの表示器によれば、請求
項1の発明によれば相直交する第1、第2の振動検出素
子を振動フィーダの一部に従来のように、取付角度を何
ら調整することなく取り付けるのみで、又、請求項3の
発明によれば振動検出器を振動フィーダの一部にやはり
従来のように取付角度を何ら調整することなく取り付け
るのみで楕円振動の回転方向を直ちに認識することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を具体化するための回路図であ
る。
【図2】本発明を具体化する振動検出器を取り付け、振
動電動機を加振部とする共振型振動フィーダの側面図で
ある。
【図3】同振動検出器の斜視図である。
【図4】同振動検出器における力検出素子の配置を示す
平面図である。
【図5】直角座標における各軸方向における振動力間の
位相差と、これによって生ずる楕円振動のモードを示す
ための図であって、Aは位相差φが0の場合の楕円振
動、すなわち直線振動のグラフ。Bはφが0から90度
における楕円振動のグラフ。Cは位相差φが90度にお
ける楕円振動のグラフである。Dは90度から180度
における楕円振動のグラフである。
【図6】Aはφ=180度における楕円振動のグラフで
あり、Bは位相差φが180度から270度の範囲にお
ける楕円振動のモードのグラフであり、Cはφ=270
度における楕円振動のモードのグラフであり、及びDは
位相差φが270度から360度の範囲における楕円振
動のモードのグラフである。
【図7】振動電動機を加振源とする共振型振動フィーダ
の振動を示すための側面図である。
【図8】同振動フィーダにおける楕円振動を拡大して示
すグラフである。
【図9】本発明の実施例による表示器の正面図である。
【図10】同装置の側面図である。
【図11】従来の方法により振巾を測定するために用い
られる振巾銘板の正面図である。
【図12】同作用を示すための正面図である。
【符号の説明】
40 振動検出器 40a 検出素子 40b 検出素子 44 位相差検出器 45 マイコン 60 携帯型振動表示器 64 液晶表示装置 67 電池 71 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01H 1/00 G01H 1/08 G01H 17/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の所定方向の振動を検出する第1の
    振動検出素子を振動フィーダの振動方向に平行な面に取
    り付け、前記第1の所定方向とは直角方向の第2の所定
    方向の振動を検出する第2の振動検出素子を前記振動フ
    ィーダの振動方向に平行な面に取り付け、前記第1の振
    動検出素子と前記第2の振動検出素子の検出出力の位相
    差φから、前記振動フィーダの楕円振動の振動回転方向
    を得るようにしたことを特徴とする振動フィーダの楕円
    振動検出方法。
  2. 【請求項2】 前記振動フィーダの楕円振動の長軸方向
    の振巾、短軸方向の振巾を各々、A、Bとし、前記第
    1、第2の振動検出素子の検出出力を各々、a、bとし
    た場合、以下の式からA、B及び振動角θを演算で求め
    るようにした請求項1に記載の楕円振動検出方法。A2
    =(a cosθ)2 +(b sinθ)2 +ab s
    in2θ・cosφ、B2 =(a sinθ)2 +(b
    cosθ)2 −ab sin2θ・cosφ、tan
    2θ=2ab cosφ/(a2−b2 )。
  3. 【請求項3】 少なくともマイコンと、電池と、前記マ
    イコンの出力端子に接続される表示素子とを内蔵するケ
    ーシングの正面パネル部に前記表示素子の出力を受け、
    少なくとも楕円振動の回転方向を表示する表示部を設け
    た本体と、振動フィーダの一部に着脱自在な振動検出器
    と、該振動検出器の検出々力を導出し、前記本体のコネ
    クタ部に接続される導電コードとから成り前記振動検出
    器は、第1の所定方向の振動を検出する第1の振動検出
    素子と前記第1の所定方向とは直角方向の第2の所定方
    向の振動を検出する第2の振動検出素子と、前記第1と
    第2の振動検出素子を支持する取付手段とを備え、該取
    付手段は前記振動フィーダの一部に着脱自在であり、か
    つ常に前記第1、第2の振動検出素子の検出方向に平行
    に前記一部に取付自在であり前記振動フィーダの一部に
    取り付けられた前記振動検出素子の検出々力の位相差φ
    から前記マイコンの演算結果として前記振動フィーダ
    楕円振動の回転方向を前記表示部に表示させるようにし
    たことを特徴とする携帯型の楕円振動検出表示器。
  4. 【請求項4】 前記振動フィーダの楕円振動の長軸方向
    の振巾、短軸方向の振巾を各々、A、Bとし、前記第
    1、第2の振動検出素子の検出出力を各々、a、bとし
    た場合以下の式から前記マイコンによりA、B及び振動
    角θを演算で求め、これらを前記表示部にデジタルで表
    示させるようにした請求項3に記載の楕円振動検出表示
    器。A2 =(a cosθ)2 +(b sinθ)2
    ab sin2θ・cosφ、B2 =(a sinθ)
    2 +(b cosθ)2 −absin2θ・cosφ、
    tan2θ=2ab cosφ/(a2 −b2 )。
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