JP3189193B2 - マトリクス光導波路スイッチモジュール - Google Patents
マトリクス光導波路スイッチモジュールInfo
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- Optical Integrated Circuits (AREA)
- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
Description
ける半永久的な光路設定・切替に用いられるマトリクス
光導波路スイッチと入出力光ファイバとからなるマトリ
クス光導波路スイッチモジュールに関するものである。
ュールの例として、特開平4−235496号に開示さ
れた「マトリクス光導波路スイッチ」を用いたものがあ
り、その入力用光導波路と出力用光導波路に複数のシン
グルモード光ファイバを接続して用いられる。図1はこ
のマトリクス光導波路スイッチモジュールの従来例の構
造であり、図2はその平面図である。なお、図1中で用
いた符号と同一符号は同一構成要素を示す。図1中、1
はマトリクス光導波路スイッチ、2はクラッド、3はコ
ア、4は溝、5は液溜め、6は入力側接続用光ファイ
バ、7は出力側接続用光ファイバである。一般に、この
種のマトリクス光導波路スイッチモジュールでは、マト
リクス光導波路スイッチとシングルモード光ファイバを
低損失、低反射減衰量で接続するため、マトリクス光導
波路スイッチのコア幅やコア,クラッド屈折率がシング
ルモード光ファイバの値とほぼ等しい値に形成されてい
る。石英系のマトリクス光導波路スイッチであれば、コ
アサイズは7〜10μm、比屈折率差は、0.3%程度
である。ここで、比屈折率差とは、コアとクラッドの屈
折率の違い、すなわち光の閉じ込め具合を示す値で、次
式により定義される。
下の通りである。すなわち、図1の例では液溜め5から
溝4に、屈折率が導波路コアに近似する屈折率整合液
を、注入あるいは排出することにより、光路の切替が行
われる。屈折率整合液が溝4に満たされている場合に
は、その交差部では、入力光が直進し、屈折率整合液が
排出されている場合には、その交差部で入力光は反射さ
れ、出力側接続用光ファイバ7に導かれる。
トリクス光導波路スイッチモジュールには次のような問
題点があった。図3は、図1の例におけるコアの交差部
を拡大した図である。図中、11は理想的な位置に形成
された溝、12は実際に形成された溝の一例である。こ
の種のマトリクス光導波路スイッチにおける挿入損失を
小さくするためには、屈折率整合液が溝に満たされてい
る場合の直進挿入損失と、屈折率整合液が排出されてい
る場合の反射挿入損失の低減が重要である。直進挿入損
失はスイッチの機構上、マトリクス光導波路スイッチの
コアの交差点に必要となる溝により光の閉じ込め構造が
変化して生じるものが主な原因である。したがって、溝
幅の増加に伴い直進挿入損失は増加する。低挿入損失化
を実現するためには、溝幅を狭くする必要がある。しか
し、その溝の深さが数十μmと大きく、また、溝壁面が
反射面となるため低挿入損失を実現するためには壁面の
垂直度も要求され、高度なリゾグラフィ技術を用いて形
成しても、現技術では溝幅は10μm程度が限界であ
る。従って、現技術では、マトリクス光導波路スイッチ
モジュールとして充分な低挿入損失は得られない。
入射光の反射面となる溝壁面の理想的な位置からの位置
誤差が、主な原因である。溝壁面に位置誤差が生じる
と、反射後の光軸がコア中心からずれるため、反射挿入
損失が増加する。コアに対する角度の精密位置合わせ
(θ=φ)は、現状のリゾグラフィ技術を用いれば充分
に達成される。しかしながら、コア中心軸の交点に対す
る位置合わせsは、高度なリゾグラフィ技術を用いて
も、1μm以上の位置誤差が生じ、マトリクス光導波路
スイッチモジュールとして充分な低挿入損失は得られな
い。
チモジュールの構成では、低挿入損失化は不可能である
という問題があった。
や、溝位置精度に対する要求条件を厳しくすることな
く、低挿入損失で高性能なマトリクス光導波路スイッチ
モジュールを実現することを課題とするものである。
波路スイッチモジュールは、マトリクス光導波路スイッ
チと、該マトリクス光導波路スイッチの入力側光導波路
と出力側光導波路とにそれぞれ接続した接続用光導波媒
体とを有し、前記接続用光導波媒体の前記マトリクス光
導波路スイッチとの接続端側にビーム径変換部が設けら
れているマトリクス光導波路スイッチモジュールにおい
て、前記マトリクス光導波路スイッチ内を伝搬する光の
ビーム径が、通信用シングルモード光ファイバを伝搬す
るビーム径より大きく、かつシングルモード条件を満た
すように、該マトリクス光導波路スイッチのコア断面形
状、コアとクラッドの屈折率が設定されていることを特
徴とする。
チモジュールによれば、伝搬する光のビーム径が大きい
ため、溝幅や、溝位置精度に対する要求条件を厳しくす
ることなく、挿入損失を低下させ、性能の向上を図るこ
とができる。
に説明する。
す図である。図中、31はマトリクス光導波路スイッチ
の入力側導波路、32はマトリクス光導波路スイッチの
出力側導波路、61,71はマトリクス光導波路スイッ
チとの接続端付近にそれぞれビーム径変換部62,72
を有する入力側接続用光ファイバおよび出力側接続用光
ファイバである。光導波路31,32のコア断面形状、
屈折率等は、シングルモード条件が満たされるように、
さらにそれらの比屈折率差は、通信用シングルモード光
ファイバの比屈折率差Δf(一般に0.3%程度)より
小さな値(Δd)に形成されている。ここで、シングル
モード条件とは、シングルモードの光のみ伝搬する条件
であり、例えば断面が正方形のコアであれば、次式で定
義されている規格化周波数Vが2.15より小さい場合
に、この条件を満たしていることになる。
1,32との接続側では通信用シングルモード光ファイ
バの比屈折率差よりも小さな値(Δt)に、反対側では
通信用シングルモード光ファイバの比屈折率差と同様な
値に形成され、その間では比屈折率差をファイバ長手方
向に徐々に変化させて形成されている。
ジュールの入力側接続用光ファイバ61の解放端からレ
ーザ光を入射させた場合、入射されたレーザ光のビーム
径は、ビーム径変換部62で比屈折率差の減少に伴って
徐々に拡大して、マトリクス光導波路の入力側光導波路
31に達する。光導波路31,32の比屈折率差は通信
用シングルモード光ファイバの比屈折率差よりも小さな
値に形成されているため、マトリクス光導波路スイッチ
の入力側光導波路31に入射したレーザ光は、その後も
ビーム径の大きな光ビームのまま伝搬していく。すなわ
ち、ビーム径の大きな光ビームが、溝を有する交差部を
直進あるいは方向転換して伝搬する。その後、出力側光
導波路32から出力側接続用光ファイバ72に入射した
光ビームは、ビーム径変換部72で比屈折率差の増加に
対応してビーム径を徐々に減少させ、最終的に通信用シ
ングルモード光ファイバと同様のビーム径となる。
ジュールにおいて、コアサイズを8×8μm、コアに対
する溝の角度φを30°とするとともに溝幅dを0(溝
なし)、10μm、20μmと変化させ、入射波長λ=
1.31μmとした時のマトリクス光導波路スイッチの
比屈折率差Δと、直進挿入損失との関係をビーム伝搬法
により解析した。その結果を図5に示した。ここで、直
進挿入損失とは、マトリクス光導波路において、コアの
交差部に溝が設けられているために、導波路の閉じ込め
が弱くなることにより、生じる損失である。この図5か
ら、いずれの溝幅dにおいても直進挿入損失が最小とな
る最適な比屈折率があり、その値は0.3%より低い
0.1〜0.15%程度であることがわかる。
アに対する溝の角度φを30°、溝幅d=10μmと
し、異なる比屈折率差の21×21交差点をもつマトリ
クス光導波路スイッチを試作し、1交差点あたりの平均
直進挿入損失を測定した。その結果を表1に示した。こ
の表1から、マトリクス光導波路スイッチの比屈折率差
を低下させることにより、直進挿入損失を充分に低減で
きることがわかる。
挿入損失、反射挿入損失)に及ぼすマトリクス光導波路
スイッチの比屈折率差Δの影響をビーム径との関係にお
いて定性的に説明するグラフである。前記したように、
直進挿入損失とは、マトリクス光導波路において、コア
の交差部に溝が設けられているために、導波路の閉じ込
めが弱くなることにより、生じる損失である。また、反
射挿入損失とは、コア交差部に設けた溝の位置が、理想
位置に対して平行移動するために光軸がずれることによ
り生じる損失である。直進挿入損失と反射挿入損失と
は、定性的に同様の傾向を示すので、図6では一つの曲
線で代表して示してある。
屈折率差が小さいほど大きくなる。ビーム径mが大きく
なると、間隙や軸ずれによって生じる損失は減少する。
しかし、実際には比屈折率差ΔをΔf/5以下にする
と、ビーム径mが過大となるため、閉じ込め効果が減少
し、結果として損失は大きくなる。そのため、挿入損失
を極小とする比屈折率差Δが存在する。従来例のマトリ
クス光導波路スイッチモジュールでは、通信用シングル
モード光ファイバと接続するため比屈折率差Δが、シン
グルモード光ファイバの比屈折率差Δf(一般に0.3
%程度)とほぼ等しい値に形成されている。しかし、図
6からも明らかなようにΔ<Δf(≒0.3)に挿入損
失が最小となるΔが存在し、Δ=Δfは、交差部で必ず
間隙や光軸ずれが存在するマトリクス光導波路スイッチ
の比屈折率差としては適当でない。
スイッチの比屈折率差ΔdをΔf/5<Δd<Δfとし
ている。このマトリクス光導波路スイッチを伝搬する光
のビーム径m=mdが通常のシングルモード光ファイバ
のビーム径mfより大きくなる。これらの結果、図6か
らも明らかなように、直進挿入損失、反射挿入損失は、
比屈折率差がΔ=Δfの時よりも格段に低下する。
ーム径変換部で比屈折率差Δを長さ方向に変化させてお
り、マトリクス光導波路スイッチとの接続側で比屈折率
Δ=Δt<Δfとし、ビーム径m=mt>mfとなるよ
うに、さらに反対側では比屈折率Δ=Δf、m=mfと
なるように設定されているため、マトリクス光導波路と
接続用光ファイバとの接続損失、接続用ファイバと通信
用シングルモード光ファイバとの接続損失も小さく問題
とならない。
部62,72の長さを数mm〜数cmとすれば、ビーム
径変換による損失もほとんど無視できる。
導波路スイッチと接続用光ファイバの接続部でビーム径
が大きいため、この接続部で生じる損失も低下できる。
クス光導波路スイッチモジュールが実現できる。
比屈折率差を変化させているが、コア径あるいはコア径
と比屈折率差の両者を変化させても同様の効果がある。
また、本実施例ではステップインデックス型の光ファイ
バを用いているが、グレデッドインデックス型の光ファ
イバであっても、同様の効果が得られる。例えば、通信
用シングルモード光ファイバの一部を加熱して屈折率の
分布を変化させることによって、製作されるTEC(T
hermally−diffusion Expand
ed Core)ファイバを用いても、同様の効果があ
る。マトリクス光導波路スイッチについても同様で、比
屈折率差のみでなく、コア径も変化させるまたは、コア
径のみ変化させても同様の効果が得られる。
である。本実施例では、マトリクス光導波路スイッチへ
の入出力を第1の実施例のように光ファイバではなく、
同様の機能特徴を持つ接続用光導波路を使用している。
図中、31はマトリクス光導波路スイッチの入力側光導
波路、32は出力側光導波路、81,91はマトリクス
光導波路との接続端付近にそれぞれビーム径変換部8
2,92を有する入力側接続用光導波路および出力側接
続用光導波路である。光導波路31,32のコア断面形
状、屈折率差等は、シングルモード条件が満たされるよ
うに、さらにそれらの比屈折率差は通信用シングルモー
ド光ファイバの比屈折率差Δf(一般に0.3%程度)
より小さな値(Δd)に形成されている。ビーム径変換
部82,92の比屈折率差は、光導波路31,32との
接続側では通信用シングルモード光ファイバの比屈折率
差よりも小さな値(Δt)に、反対側では通信用シング
ルモード光ファイバの比屈折率差と同様な値に形成さ
れ、その間では比屈折率差が長さ方向に徐々に変化させ
て形成されている。このように、接続用光導波路を用い
るマトリクス光スイッチモジュールにおいても、同様の
効果が得られる。
ールにおいて、入力側、出力側を区別して説明したが、
説明の便宜上区別しただけであり、本発明のモジュール
には所定の方向性はない。
リクス光導波路スイッチモジュールによれば、接続用光
ファイバまたは接続用光導波路の光導波路スイッチとの
接続端側にビーム径変換部を有するため、挿入損失の低
下および性能の向上が実現できる。さらに、必要とされ
る挿入損失が与えられる場合には、加工精度に対する要
求条件が緩和されるため、製造歩留りの向上も実現でき
る。さらに、ビーム径変換部を持つ接続用光導波媒体
(接続用光ファイバまたは接続用光導波路)は、マトリ
クス光導波路スイッチと別に作製し、接続することが可
能なので、ビーム径変換部を形成する際に生じる変形な
どの損失要因がマトリクス光導波路スイッチに影響せ
ず、より低挿入損失なマトリクス光導波路スイッチモジ
ュールが実現できる。
の斜視図である。
の平面図である。
拡大図である。
実施例の平面構成図である。
せた場合の直進挿入損失と比屈折率差との関係を示すグ
ラフである。
損失に及ぼす比屈折率差の影響を定性的に説明するグラ
フである。
実施例の平面構成図である。
体) 62 ビーム径変換部 71 出力側接続用光ファイバ(出力側接続用光導波媒
体) 72 ビーム径変換部 81 入力側接続用光導波路(入力側接続用光導波媒
体) 82 ビーム径変換部 91 出力側接続用光導波路(出力側接続用光導波媒
体) 92 ビーム径変換部
Claims (3)
- 【請求項1】 マトリクス光導波路スイッチと、該マト
リクス光導波路スイッチの入力側光導波路と出力側光導
波路とにそれぞれ接続した接続用光導波媒体とを有し、
前記接続用光導波媒体の前記マトリクス光導波路スイッ
チとの接続端側にビーム径変換部が設けられているマト
リクス光導波路スイッチモジュールにおいて、 前記マトリクス光導波路スイッチ内を伝搬する光のビー
ム径が、通信用シングルモード光ファイバを伝搬するビ
ーム径より大きく、かつシングルモード条件を満たすよ
うに、該マトリクス光導波路スイッチのコア断面形状、
コアとクラッドの屈折率が設定されていることを特徴と
するマトリクス光導波路スイッチモジュール。 - 【請求項2】 前記マトリクス光導波路スイッチの比屈
折率差をΔd、通信用シングルモード光ファイバの比屈
折率差をΔfとした時、Δf/5<Δd<Δfであるこ
とを特徴とする請求項1に記載のマトリクス光導波路ス
イッチモジュール。 - 【請求項3】 前記接続用光導波媒体の前記マトリクス
光導波路スイッチとの接続端付近における比屈折率差を
Δtとし、通信用シングルモード光ファイバの比屈折率
差をΔfとした時、Δt<Δfであることを特徴とする
請求項1に記載のマトリクス光導波路スイッチモジュー
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23844693A JP3189193B2 (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | マトリクス光導波路スイッチモジュール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23844693A JP3189193B2 (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | マトリクス光導波路スイッチモジュール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0792406A JPH0792406A (ja) | 1995-04-07 |
| JP3189193B2 true JP3189193B2 (ja) | 2001-07-16 |
Family
ID=17030347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23844693A Expired - Lifetime JP3189193B2 (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | マトリクス光導波路スイッチモジュール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3189193B2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-24 JP JP23844693A patent/JP3189193B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0792406A (ja) | 1995-04-07 |
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