JP3255455B2 - 冷却装置 - Google Patents
冷却装置Info
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- JP3255455B2 JP3255455B2 JP17645392A JP17645392A JP3255455B2 JP 3255455 B2 JP3255455 B2 JP 3255455B2 JP 17645392 A JP17645392 A JP 17645392A JP 17645392 A JP17645392 A JP 17645392A JP 3255455 B2 JP3255455 B2 JP 3255455B2
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- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却装置に関し、特に
そのコンプレッサ及び冷気循環ファンの制御方式に関す
る。
そのコンプレッサ及び冷気循環ファンの制御方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コンプレッサにより冷媒を圧縮
し、コンデンサでこの冷媒を液化し、エバポレータで冷
媒を蒸発させてその気化熱により庫内を冷却する冷却装
置では、庫内温度に同期してコンプレッサと冷気循環フ
ァンを同時に運転/停止していた。この同期制御におけ
る庫内温度とコンプレッサ及び冷気循環ファンの運転/
停止との関係を図5に示す。設定温度±αになるように
停止温度及び運転温度を設定し、庫内が停止温度以下に
なれば、コンプレッサと冷気循環ファンを停止し、庫内
が運転温度以上になれば、コンプレッサと冷気循環ファ
ンを運転することで、庫内温度を設定温度±αにしてい
た。
し、コンデンサでこの冷媒を液化し、エバポレータで冷
媒を蒸発させてその気化熱により庫内を冷却する冷却装
置では、庫内温度に同期してコンプレッサと冷気循環フ
ァンを同時に運転/停止していた。この同期制御におけ
る庫内温度とコンプレッサ及び冷気循環ファンの運転/
停止との関係を図5に示す。設定温度±αになるように
停止温度及び運転温度を設定し、庫内が停止温度以下に
なれば、コンプレッサと冷気循環ファンを停止し、庫内
が運転温度以上になれば、コンプレッサと冷気循環ファ
ンを運転することで、庫内温度を設定温度±αにしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したご
ときコンプレッサと冷気循環ファンの同期制御にあって
は、コンプレッサを停止した時、エバポレータ内部には
液化した冷媒が残っている。図5には、このコンプレッ
サと冷気循環ファンを同時に運転/停止した時の、庫内
温度とエバポレータ温度の関係が示してある。図中で、
丸印のついている部分が、残留液化冷媒の蒸発により冷
却可能な部分である。このように、従来の冷却装置で
は、コンプレッサを停止した後の、エバポレータ内部の
残留液化冷媒が蒸発することによって奪うことのできる
熱を無駄に捨てていたことになる。
ときコンプレッサと冷気循環ファンの同期制御にあって
は、コンプレッサを停止した時、エバポレータ内部には
液化した冷媒が残っている。図5には、このコンプレッ
サと冷気循環ファンを同時に運転/停止した時の、庫内
温度とエバポレータ温度の関係が示してある。図中で、
丸印のついている部分が、残留液化冷媒の蒸発により冷
却可能な部分である。このように、従来の冷却装置で
は、コンプレッサを停止した後の、エバポレータ内部の
残留液化冷媒が蒸発することによって奪うことのできる
熱を無駄に捨てていたことになる。
【0004】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的としては、コンプレッサ停止後のエバポレータ
内の液化冷媒も庫内冷却用に使用して省電力を図ること
のできる冷却装置を提供することにある。
その目的としては、コンプレッサ停止後のエバポレータ
内の液化冷媒も庫内冷却用に使用して省電力を図ること
のできる冷却装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、第1に、コンプレッサにより冷媒を圧縮
し、コンデンサでこの冷媒を液化し、エバポレータで冷
媒を蒸発させて冷気を生じさせ、さらに冷気循環ファン
の運転により冷気を循環して庫内を冷却する冷却装置に
おいて、前記エバポレータ内部に保有される液化冷媒の
持つ冷却熱量を推測する冷媒冷却熱量推測手段と、庫内
を設定温度まで冷却するために必要な冷却熱量を推測す
る庫内必要冷却熱量推測手段と、前記冷媒冷却熱量推測
手段及び庫内必要冷却熱量推測手段の推測値から前記エ
バポレータ内部の液化冷媒により庫内を設定温度まで冷
やせる状態になった時に前記コンプレッサを停止するコ
ンプレッサ制御部と、庫内が設定温度になった時に前記
冷気循環ファンを停止する冷気循環ファン制御部とを有
することを要旨とする。
に、本発明は、第1に、コンプレッサにより冷媒を圧縮
し、コンデンサでこの冷媒を液化し、エバポレータで冷
媒を蒸発させて冷気を生じさせ、さらに冷気循環ファン
の運転により冷気を循環して庫内を冷却する冷却装置に
おいて、前記エバポレータ内部に保有される液化冷媒の
持つ冷却熱量を推測する冷媒冷却熱量推測手段と、庫内
を設定温度まで冷却するために必要な冷却熱量を推測す
る庫内必要冷却熱量推測手段と、前記冷媒冷却熱量推測
手段及び庫内必要冷却熱量推測手段の推測値から前記エ
バポレータ内部の液化冷媒により庫内を設定温度まで冷
やせる状態になった時に前記コンプレッサを停止するコ
ンプレッサ制御部と、庫内が設定温度になった時に前記
冷気循環ファンを停止する冷気循環ファン制御部とを有
することを要旨とする。
【0006】第2に、上記第1の構成において、前記エ
バポレータ内部の液化冷媒が全て蒸発した時に庫内温度
が設定温度になるように前記冷媒冷却熱量推測手段と庫
内必要冷却熱量推測手段に補正信号を出力する推測補正
信号出力手段を有することを要旨とする。
バポレータ内部の液化冷媒が全て蒸発した時に庫内温度
が設定温度になるように前記冷媒冷却熱量推測手段と庫
内必要冷却熱量推測手段に補正信号を出力する推測補正
信号出力手段を有することを要旨とする。
【0007】
【作用】上記構成において、第1に、コンプレッサは、
エバポレータ内に保有される液化冷媒により庫内が設定
温度まで冷やせる状態になった時に停止される。その
後、エバポレータ内の残留液化冷媒の蒸発により庫内が
停止温度に達した時、冷気循環ファンが停止される。こ
れによりコンプレッサ停止時のエバポレータ内部の液化
冷媒が全て庫内冷却用に使用されて省電力とすることが
可能となる。
エバポレータ内に保有される液化冷媒により庫内が設定
温度まで冷やせる状態になった時に停止される。その
後、エバポレータ内の残留液化冷媒の蒸発により庫内が
停止温度に達した時、冷気循環ファンが停止される。こ
れによりコンプレッサ停止時のエバポレータ内部の液化
冷媒が全て庫内冷却用に使用されて省電力とすることが
可能となる。
【0008】第2に、冷媒冷却熱量推測手段及び庫内必
要冷却熱量推測手段の推測値から求めた残留液化冷媒蒸
発後の庫内温度と実際の庫内温度とが等しくなるよう
に、推測補正信号出力手段からの補正信号により補正が
加えられる。これにより、推測による誤差が排除されて
一層効率的な制御が実現される。
要冷却熱量推測手段の推測値から求めた残留液化冷媒蒸
発後の庫内温度と実際の庫内温度とが等しくなるよう
に、推測補正信号出力手段からの補正信号により補正が
加えられる。これにより、推測による誤差が排除されて
一層効率的な制御が実現される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図4に基
づいて説明する。図1は、制御装置の構成を示してい
る。現時点のエバポレータ内部の液化冷媒量を推測する
冷媒冷却熱量推測手段としての液冷媒量推測部1、推測
された液化冷媒が蒸発し切るまでの時間を算出する蒸発
時間計算部2、現在の庫内温度から、液化冷媒が蒸発し
切る時点における庫内温度を算出する庫内温度変化計算
部3、算出された庫内温度が停止温度になった時コンプ
レッサを停止するコンプレッサ制御部4、庫内温度が実
際に停止温度になった時に冷気循環ファンを停止する冷
気循環ファン制御部5及び計算データを補正してエバポ
レータ内部の液化冷媒が全て蒸発した時に庫内温度が正
しく設定温度になるように補正する推測補正信号出力手
段としての冷凍能力補正部6の6つの部分で構成されて
いる。推測された液化冷媒が蒸発し切るまでの時間とそ
の時間後の庫内温度の計算から、庫内を設定温度まで冷
却するために必要な冷却熱量を推測することが可能であ
り、このことから上記の蒸発時間計算部2と庫内温度変
化計算部3により庫内必要冷却熱量推測手段が構成され
ている。
づいて説明する。図1は、制御装置の構成を示してい
る。現時点のエバポレータ内部の液化冷媒量を推測する
冷媒冷却熱量推測手段としての液冷媒量推測部1、推測
された液化冷媒が蒸発し切るまでの時間を算出する蒸発
時間計算部2、現在の庫内温度から、液化冷媒が蒸発し
切る時点における庫内温度を算出する庫内温度変化計算
部3、算出された庫内温度が停止温度になった時コンプ
レッサを停止するコンプレッサ制御部4、庫内温度が実
際に停止温度になった時に冷気循環ファンを停止する冷
気循環ファン制御部5及び計算データを補正してエバポ
レータ内部の液化冷媒が全て蒸発した時に庫内温度が正
しく設定温度になるように補正する推測補正信号出力手
段としての冷凍能力補正部6の6つの部分で構成されて
いる。推測された液化冷媒が蒸発し切るまでの時間とそ
の時間後の庫内温度の計算から、庫内を設定温度まで冷
却するために必要な冷却熱量を推測することが可能であ
り、このことから上記の蒸発時間計算部2と庫内温度変
化計算部3により庫内必要冷却熱量推測手段が構成され
ている。
【0010】次に、上述のように構成された制御装置に
よる冷却装置の制御作用を、図2のフローチャートを用
いて説明する。
よる冷却装置の制御作用を、図2のフローチャートを用
いて説明する。
【0011】電源を投入することにより、コンプレッサ
及び冷気循環ファンを運転し、これと同時に冷凍能力を
初期化する(ステップ11,12,13)。このあと、
液冷媒量推測部1は、現時点のエバポレータ内部の液化
した冷媒量Glを推測する(ステップ14)。エバポレ
ータ内冷媒の平均乾き度xは、次式で現せる。
及び冷気循環ファンを運転し、これと同時に冷凍能力を
初期化する(ステップ11,12,13)。このあと、
液冷媒量推測部1は、現時点のエバポレータ内部の液化
した冷媒量Glを推測する(ステップ14)。エバポレ
ータ内冷媒の平均乾き度xは、次式で現せる。
【0012】x=a-3・Ta+b Ta:室温(℃) a,b:冷蔵庫により変化 エバポレータ内の冷媒流れを環状流と仮定して、レビー
(Levy)の式より平均ボイド率fgを求める。ここ
で、飽和液比重量γl、飽和ガス比重量γgは、冷媒物
性値表を用いて、エバポレータ入口温度からエバポレー
タ内冷媒圧力Psを求めることで求めることが可能であ
る。
(Levy)の式より平均ボイド率fgを求める。ここ
で、飽和液比重量γl、飽和ガス比重量γgは、冷媒物
性値表を用いて、エバポレータ入口温度からエバポレー
タ内冷媒圧力Psを求めることで求めることが可能であ
る。
【0013】
【数1】 x={fg(1−2fg)+fg・[(1−2fg)2 +fg{2γl/γg(1−fg2 )+fg(1−2fg)}]1/2 } /{2γl/γg(1−fg2 )+fg(1−2fg)} γl:飽和液比重量(Kg/m3 ) γg:飽和ガス比
重量(Kg/m3 ) エバポレータ内液冷媒量Glは、次式で求めることがで
きる。
重量(Kg/m3 ) エバポレータ内液冷媒量Glは、次式で求めることがで
きる。
【0014】Gl=(1−fg)・γl・Ve Ve:エバポレータ内容積(m3 ) 以上から、ある冷蔵庫Zについて計算した結果、例えば
室温30℃での液冷媒量は126gであると推測でき
た。
室温30℃での液冷媒量は126gであると推測でき
た。
【0015】蒸発時間計算部2で推測されたエバポレー
タ内液冷媒量が蒸発し切るまでの時間tを算出する(ス
テップ15)。エバポレータ内液冷媒が持つ冷却熱量Q
lは、次式で求めることができる。ここで、冷媒圧力P
sにおける潜熱Δhは、冷媒物性値表から求めることが
可能である。
タ内液冷媒量が蒸発し切るまでの時間tを算出する(ス
テップ15)。エバポレータ内液冷媒が持つ冷却熱量Q
lは、次式で求めることができる。ここで、冷媒圧力P
sにおける潜熱Δhは、冷媒物性値表から求めることが
可能である。
【0016】Ql=Gl・Δh Δh:冷媒圧力Psにおける潜熱(Kcal/Kg) 液冷媒量が蒸発しきるまでの時間tは、次式で求めるこ
とができる。エバポレータの冷凍能力Φlは各冷蔵庫に
より変化するもので、実験により求める。
とができる。エバポレータの冷凍能力Φlは各冷蔵庫に
より変化するもので、実験により求める。
【0017】t=Ql/Φl×3600 Φl:エバポレータの冷凍能力(Kcal/h) 以上から、冷媒の蒸発時間を計算すると、126秒とな
った。
った。
【0018】庫内温度変化計算部3で現在の庫内温度か
ら、液冷媒が全て蒸発し切る時間t後に何℃になるかを
計算する(ステップ16)。冷蔵庫のヒートバランス式
をたてると、 CdT/dt=K・A・(Ta−T)−Φl T:庫内温度(℃) C:庫内熱容量(Kcal/℃) A:冷蔵庫表面積(m2 ) K:冷蔵庫熱伝達率(Kcal/hm2 ℃) これにより
ら、液冷媒が全て蒸発し切る時間t後に何℃になるかを
計算する(ステップ16)。冷蔵庫のヒートバランス式
をたてると、 CdT/dt=K・A・(Ta−T)−Φl T:庫内温度(℃) C:庫内熱容量(Kcal/℃) A:冷蔵庫表面積(m2 ) K:冷蔵庫熱伝達率(Kcal/hm2 ℃) これにより
【数2】dT/dt+K・A・T/C=(K・A・Ta
−Φl)/C 上式を積分して
−Φl)/C 上式を積分して
【数3】T=T0・exp((−K・A/C)t)+T
a−Φl/K・A T0:t=0での庫内温度(℃) 冷蔵庫Zの各定数を実験により求め、冷媒の蒸発時間か
らt時間後の庫内温度を計算する。庫内温度−20℃か
ら計算すると、外気30℃では−23.1℃となった。
a−Φl/K・A T0:t=0での庫内温度(℃) 冷蔵庫Zの各定数を実験により求め、冷媒の蒸発時間か
らt時間後の庫内温度を計算する。庫内温度−20℃か
ら計算すると、外気30℃では−23.1℃となった。
【0019】コンプレッサ制御部4は、計算により出力
されたt時間後の庫内温度が停止温度以下になった時に
コンプレッサを停止する(ステップ17,18)。停止
温度に達しない場合は、再度ステップ14のエバポレー
タ内液冷媒量の推測から計算を行う。また、冷気循環フ
ァン制御部5は、エバポレータ内の液冷媒が蒸発して庫
内が実際に停止温度になった時に冷気循環ファンを停止
する(ステップ19,20,21)。そして、コンプレ
ッサ制御部4及び冷気循環ファン制御部5は、コンプレ
ッサ及び冷気循環ファンの停止後、庫内温度が運転温度
になった時に再びコンプレッサ及び冷気循環ファンを運
転する。以下、同様の運転/停止サイクルを繰り返し、
エバポレータに蓄えられた熱をすべて庫内冷却用に使用
することができる。
されたt時間後の庫内温度が停止温度以下になった時に
コンプレッサを停止する(ステップ17,18)。停止
温度に達しない場合は、再度ステップ14のエバポレー
タ内液冷媒量の推測から計算を行う。また、冷気循環フ
ァン制御部5は、エバポレータ内の液冷媒が蒸発して庫
内が実際に停止温度になった時に冷気循環ファンを停止
する(ステップ19,20,21)。そして、コンプレ
ッサ制御部4及び冷気循環ファン制御部5は、コンプレ
ッサ及び冷気循環ファンの停止後、庫内温度が運転温度
になった時に再びコンプレッサ及び冷気循環ファンを運
転する。以下、同様の運転/停止サイクルを繰り返し、
エバポレータに蓄えられた熱をすべて庫内冷却用に使用
することができる。
【0020】しかし、計算により求めたt時間後の庫内
温度が、実際の庫内温度よりも高い値であると、エバポ
レータ内に保有する液化冷媒の持つ冷却熱量を使いきる
までに冷気循環ファンを停止してしまい、本実施例の効
果を十分引き出せない。逆に、計算により求めたt時間
後の庫内温度が、実際の庫内温度よりも低い値である
と、コンプレッサを停止した後、庫内温度が停止温度ま
で達すること無く上昇する可能性がある。そこで、計算
により求めたt時間後の庫内温度と、実際の庫内温度が
等しくなるように、補正する必要がある。冷凍能力補正
部6は、実験により求めた冷凍能力Φlを変更すること
でこの補正を行う(ステップ22)。コンプレッサを停
止した後、計算により求めた時間tよりも早く庫内温度
が停止温度に達した場合は、冷凍能力ΦlをΔΦ増加さ
せる。逆に、計算により求めた時間tを経過しても庫内
温度が、停止温度に達しない場合は、冷凍能力ΦlをΔ
Φ減少させる。このように計算データを補正することで
計算による誤差を排除し、効率的な制御を行うことが可
能となる。
温度が、実際の庫内温度よりも高い値であると、エバポ
レータ内に保有する液化冷媒の持つ冷却熱量を使いきる
までに冷気循環ファンを停止してしまい、本実施例の効
果を十分引き出せない。逆に、計算により求めたt時間
後の庫内温度が、実際の庫内温度よりも低い値である
と、コンプレッサを停止した後、庫内温度が停止温度ま
で達すること無く上昇する可能性がある。そこで、計算
により求めたt時間後の庫内温度と、実際の庫内温度が
等しくなるように、補正する必要がある。冷凍能力補正
部6は、実験により求めた冷凍能力Φlを変更すること
でこの補正を行う(ステップ22)。コンプレッサを停
止した後、計算により求めた時間tよりも早く庫内温度
が停止温度に達した場合は、冷凍能力ΦlをΔΦ増加さ
せる。逆に、計算により求めた時間tを経過しても庫内
温度が、停止温度に達しない場合は、冷凍能力ΦlをΔ
Φ減少させる。このように計算データを補正することで
計算による誤差を排除し、効率的な制御を行うことが可
能となる。
【0021】図3は、上述したように、本実施例による
冷蔵庫のコンプレッサと冷気循環ファンを運転/停止し
たときの庫内温度とエバポレータ温度の関係を示してい
る。冷気循環ファンの制御は、従来と同じく、庫内が停
止温度以下になることで停止し、運転温度以上になるこ
とで運転する。これに対し、コンプレッサは、エバポレ
ータ内部の液化した冷媒により庫内を設定温度まで冷や
せる状態になった時に停止している。また、図4は、冷
蔵庫における冷気循環ファン25運転中の冷気の流れを
示している。冷気循環ファン25により冷気を押し上げ
て冷凍室26、冷蔵室27などに強制的に送って冷却し
ている。しかし冷気循環ファン25が停止すると、エバ
ポレータ24の持つ冷気が自然に野菜/ボトル室28に
逆流し、野菜/ボトル室28の温度を異常に下げてしま
い、室内の野菜に悪影響を及ぼすおそれがある。しか
し、本実施例では、冷気循環ファン25停止時は、エバ
ポレータ24の冷却能力は殆んど無く、冷気の逆流を最
小限に押さえることが可能であり、野菜/ボトル室28
の温度変化を少なくすることができる。
冷蔵庫のコンプレッサと冷気循環ファンを運転/停止し
たときの庫内温度とエバポレータ温度の関係を示してい
る。冷気循環ファンの制御は、従来と同じく、庫内が停
止温度以下になることで停止し、運転温度以上になるこ
とで運転する。これに対し、コンプレッサは、エバポレ
ータ内部の液化した冷媒により庫内を設定温度まで冷や
せる状態になった時に停止している。また、図4は、冷
蔵庫における冷気循環ファン25運転中の冷気の流れを
示している。冷気循環ファン25により冷気を押し上げ
て冷凍室26、冷蔵室27などに強制的に送って冷却し
ている。しかし冷気循環ファン25が停止すると、エバ
ポレータ24の持つ冷気が自然に野菜/ボトル室28に
逆流し、野菜/ボトル室28の温度を異常に下げてしま
い、室内の野菜に悪影響を及ぼすおそれがある。しか
し、本実施例では、冷気循環ファン25停止時は、エバ
ポレータ24の冷却能力は殆んど無く、冷気の逆流を最
小限に押さえることが可能であり、野菜/ボトル室28
の温度変化を少なくすることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1に、コンプレッサはエバポレータ内部に保有される
液化冷媒により庫内が設定温度まで冷やせる状態になっ
た時に停止し、冷気循環ファンは、その後、エバポレー
タ内部の残留液化冷媒の蒸発により庫内が実際に設定温
度になった時に停止するようにしたため、コンプレッサ
停止後のエバポレータ内の液化冷媒が全て庫内冷却用に
使用されて省電力を図ることができる。
第1に、コンプレッサはエバポレータ内部に保有される
液化冷媒により庫内が設定温度まで冷やせる状態になっ
た時に停止し、冷気循環ファンは、その後、エバポレー
タ内部の残留液化冷媒の蒸発により庫内が実際に設定温
度になった時に停止するようにしたため、コンプレッサ
停止後のエバポレータ内の液化冷媒が全て庫内冷却用に
使用されて省電力を図ることができる。
【0023】第2に、コンプレッサ停止時のエバポレー
タ内部の液化冷媒が全て蒸発した時庫内温度が正しく設
定温度になるように冷媒冷却熱量推測手段と庫内必要冷
却熱量推測手段とを補正するようにしたため、推測によ
る誤差が排除されて一層効率的な制御を実現することが
できる。
タ内部の液化冷媒が全て蒸発した時庫内温度が正しく設
定温度になるように冷媒冷却熱量推測手段と庫内必要冷
却熱量推測手段とを補正するようにしたため、推測によ
る誤差が排除されて一層効率的な制御を実現することが
できる。
【図1】本発明に係る冷却装置の実施例における制御装
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記制御装置による冷却装置の制御作用を説明
するためのフローチャートである。
するためのフローチャートである。
【図3】本実施例におけるコンプレッサと冷気循環ファ
ンの運転/停止のタイミング等を示すタイミングチャー
トである。
ンの運転/停止のタイミング等を示すタイミングチャー
トである。
【図4】本実施例において冷気循環ファン運転中の冷気
の流れを示す図である。
の流れを示す図である。
【図5】従来の冷却装置におけるコンプレッサと冷気循
環ファンの運転/停止のタイミング等を示すタイミング
チャートである。
環ファンの運転/停止のタイミング等を示すタイミング
チャートである。
1 液冷媒量推測部(冷媒冷却熱量推測手段) 2 蒸発時間計算部 3 蒸発時間計算部とともに庫内必要冷却熱量推測手段
を構成する庫内温度変化計算部 4 コンプレッサ制御部 5 冷気循環ファン制御部 6 冷却能力補正部(推測補正信号出力手段)
を構成する庫内温度変化計算部 4 コンプレッサ制御部 5 冷気循環ファン制御部 6 冷却能力補正部(推測補正信号出力手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−165557(JP,A) 特公 昭62−20463(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 1/00
Claims (2)
- 【請求項1】 コンプレッサにより冷媒を圧縮し、コン
デンサでこの冷媒を液化し、エバポレータで冷媒を蒸発
させて冷気を生じさせ、さらに冷気循環ファンの運転に
より冷気を循環して庫内を冷却する冷却装置において、 前記エバポレータ内部に保有される液化冷媒の持つ冷却
熱量を推測する冷媒冷却熱量推測手段と、庫内を設定温
度まで冷却するために必要な冷却熱量を推測する庫内必
要冷却熱量推測手段と、前記冷媒冷却熱量推測手段及び
庫内必要冷却熱量推測手段の推測値から前記エバポレー
タ内部の液化冷媒により庫内を設定温度まで冷やせる状
態になった時に前記コンプレッサを停止するコンプレッ
サ制御部と、庫内が設定温度になった時に前記冷気循環
ファンを停止する冷気循環ファン制御部とを有すること
を特徴とする冷却装置。 - 【請求項2】 前記エバポレータ内部の液化冷媒が全て
蒸発した時に庫内温度が設定温度になるように前記冷媒
冷却熱量推測手段と庫内必要冷却熱量推測手段に補正信
号を出力する推測補正信号出力手段を有することを特徴
とする請求項1記載の冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17645392A JP3255455B2 (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17645392A JP3255455B2 (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 冷却装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0618101A JPH0618101A (ja) | 1994-01-25 |
| JP3255455B2 true JP3255455B2 (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=16013974
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17645392A Expired - Fee Related JP3255455B2 (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3255455B2 (ja) |
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-
1992
- 1992-07-03 JP JP17645392A patent/JP3255455B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH0618101A (ja) | 1994-01-25 |
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