JP3285122B2 - 防火安全ガラスの製造方法 - Google Patents
防火安全ガラスの製造方法Info
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Description
て機能し、また平常時には安全ガラスとして機能する防
火安全ガラスの製造方法に関するものである。
等の大型の建物が増加するにつれて、火災時に火災や煙
を遮断して延焼を最小限に食い止める防火戸の機能と、
平常時に破損しても破片が飛散せず、貫通孔を生じない
安全ガラスの機能の両方を有する防火安全ガラスが要求
されつつある。
としては、網入りガラスや耐熱性透明結晶化ガラスが存
在し、また安全ガラスとしては、強化ガラスや合わせガ
ラス、または樹脂フィルムを貼ったガラスが存在する。
は、一定の衝撃に対しては割れることがなく、例え割れ
たとしても破片が細かく、怪我の危険が少ないという利
点を有する反面、一旦破損すると完全に貫通するため、
落下、転落の観点からは危険を伴っている。このため合
わせガラスや樹脂フィルムを貼った安全ガラスのように
割れても耐貫通性を有するガラスの方が好ましく、これ
らの安全ガラスの方が、強化ガラスよりも需要が伸びつ
つある。
ムを貼った安全ガラスで、防火性能も兼ね備えた防火安
全ガラスも実用に供されつつあり、本出願人は、特願平
2−414822号でこの種の防火安全ガラスを提案し
ている。
2号に開示された防火安全ガラスは、1枚あるいは複数
枚の耐熱性透明結晶化ガラス板の片面あるいは両面に、
鎖状の分子構造のみからなるフッ素樹脂フィルムが接着
されてなるものであり、火災時においては火災や煙を遮
断する防火ガラスとして機能し、また平常時において
は、破損しても破片が飛散せず、耐貫通性を有するとい
う優れた特性を有しているが、製造上の難点がある。
ス板と接着するには、粘着剤を使用する方法と熱圧着に
よる方法の2種類が存在するが、まず粘着剤を使用する
方法の場合、粘着剤の材質や表面形状等を厳しく制御す
る必要があり、その維持、管理に労力がかかるという難
点がある。また熱圧着による場合、フッ素樹脂は、通常
の合わせガラスに使用されるPVB樹脂等に比べて融点
が高いため、接着するのに高温を必要とし、特別な熱圧
着設備が必要でコスト高になる。
ッ素樹脂は、透明性の高いものが得られ難い傾向にあ
り、そのため厚みの大きい樹脂フィルムを使用すると、
防火安全ガラスの外観が、少し乳白色を帯びて、透過率
を損なうという難点もある。
あり、鎖状の分子構造を有するフッ素樹脂フィルムを使
用しながらも、熱圧着による製造が容易であり、しかも
透明性の高い防火安全ガラスの製造方法を提供すること
を目的とするものである。
の製造方法は、少なくとも一方が防火性ガラス板からな
る2枚のガラス板の間隙に、鎖状の分子構造のみからな
るフッ素樹脂フィルムを配置した後、熱圧着する防火安
全ガラスの製造方法であって、該フッ素樹脂フィルム
が、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレ
ンおよびビニリデンフルオライドのモノマーの共重合体
から形成されてなることを特徴とする。
110〜180℃であることを特徴とする。
しては、耐熱性結晶化ガラス、網入りガラス、強化ボロ
シリケートガラス等建設省告示第1125号の防火試験
に合格する透明ガラス板が使用可能であるが、耐熱性と
外観を考慮すると、−10〜10×10-7/℃の熱膨張
係数を有する耐熱性透明結晶化ガラス板を使用するのが
最も好ましい。
性ガラス板としても良いが、ガラス板の一方を、ソーダ
ライムガラス板やボロシリケートガラス板とすることも
可能である。
るモノマーとしては、テトラフルオロエチレン、ヘキサ
フルオロプロピレン、ビニリデンフルオライドのモノマ
ーの共重合体からなるフッ素樹脂が、融点が低いため好
適である。
ムは、炭素−フッ素間の強固な原子間結合と、フッ素原
子が炭素骨格を取り囲むことによるバリアー効果によっ
て難燃性であり、空気中では燃えないという特性を有し
ている。
高く、他の分子構造のフッ素樹脂フィルムに比べて複雑
に絡み合った構造を有するため、伸びと引っ張り強度が
大きく、これをガラス板に接着すると、衝撃吸収性に富
み、耐貫通性、飛散防止性に優れた材料が得られる。
みや材料を適宜選択することによって、所望の耐衝撃性
を得ることが可能であり、その厚みとしては、0.02
〜1mmが好ましい。
ことによって形成されたフッ素樹脂フィルムは、上記し
たようなフッ素樹脂フィルムの優れた特性を維持したま
ま、110〜180℃という低い融点を有している。
作製されたフッ素樹脂フィルムの融点は、200〜33
0℃であり、一般の合わせガラスに使用されるPVB樹
脂フィルムの融点(約130℃)に比べてかなり高い
が、本発明におけるフッ素樹脂フィルムは、PVB樹脂
フィルムとほぼ同様の温度で熱圧着することが可能であ
るので、特別な熱圧着設備が不要である。
ムの場合、3種類以上のモノマーを共重合させる際、重
合の割合を制御すると、1種類あるいは2種類のモノマ
ーからなるフッ素樹脂フィルムよりも透明性の高いフィ
ルムを得ることも可能となる。
実施例に基づいて詳細に説明する。
(TFE)40重量%、ヘキサフルオロプロピレン(H
EP)20重量%、ビニリデンフルオライド(VDF)
40重量%の共重合体からなり、厚さ250μの鎖状の
分子構造のみからなるフッ素樹脂フィルムと、2000
×900×5mmの寸法を有し、熱膨張係数が−5×1
0-7/℃の耐熱性透明結晶化ガラス板(ファイアライ
ト:日本電気硝子株式会社製)の2枚を準備した。
晶化ガラス板10a、10aの間に、フッ素樹脂フィル
ム10bを配置した後、熱圧着することによって防火安
全ガラス10を得た。尚、熱圧着は、12kgf/cm
2 の圧力のもとで、所定温度で15分間保持することに
よって行った。この所定温度とは、ガラス板10a、1
0aとフィルム10bが、十分な接着状態を得るために
必要な温度のことであり、表1に熱圧着可能温度として
示した温度である。
化ガラス板の2枚と、テトラフルオロエチレン(TF
E)80重量%、ヘキサフルオロプロピレン(HFP)
20重量%の共重合体からなり、厚さ250μの鎖状の
分子構造のみからなるフッ素樹脂フィルムを準備し、各
ガラス板の間にフッ素樹脂フィルムを配置した後、熱圧
着することによって防火安全ガラスを得た。尚、熱圧着
は、12kgf/cm2 の圧力のもとで、表1に示す温
度で15分間保持することによって行った。
全ガラスの場合、フッ素樹脂フィルムを熱圧着するのに
必要な温度が、140℃であるのに対し、比較例の防火
安全ガラスの場合、フッ素樹脂フィルムを熱圧着するの
に必要な温度は、300℃と高く、実施例の方が低温で
熱圧着することが可能である。
したところ、実施例の防火安全ガラスは透明性に優れて
いたが、比較例の防火安全ガラスは、やや乳白色を呈し
ていた。
性について試験を行ったところ、いずれも良好な値を示
した。
安全ガラスGを、鉄製枠20の所定箇所に固定し、支点
20aから錘21の重心までの距離が、1524mmに
なるように設定した後、錘21を垂直の位置から徐々に
落下高さHを大きくしながら、防火安全ガラスGに当て
ることによって衝撃を加え、且つ、脱落するガラスの総
重量が50g以下であった時の最大高さを求めたもので
ある。落下高さHが大きいほど、耐衝撃性に優れている
ことになる。
省告示第1125号の標準加熱曲線に基づいて防火安全
ガラスを加熱することによって判定したものであり、い
ずれの防火安全ガラスも、3時間以上に亙って割れるこ
とがなく、良好であった。
防火安全ガラスの可視光線の透過率を測定し、その結果
を図3に示した。図中、Aは実施例の防火安全ガラスの
透過率曲線を示し、またBは比較例の防火安全ガラスの
透過率曲線を示しており、可視光域全域に亙って、実施
例の防火安全ガラスの方が、比較例の防火安全ガラスよ
りも透過率が高いことが理解できる。
製造方法によると、ガラス板とフッ素樹脂フィルムを低
温で熱圧着することが可能であるため、特別な熱圧着設
備が不要となる。
全ガラスは、火災時には火災や煙を遮断する防火ガラス
として機能し、平常時には破損しても破片が飛散せず、
耐貫通性を有する安全ガラスとして機能するという2元
機能を有している。
重合割合を制御することによって、透明性が高くなり、
防火安全ガラスの透過率を高く維持することが可能とな
る。
を示す概略縦断面図である。
明図である。
透過率を示すグラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも一方が防火性ガラス板からな
る2枚のガラス板の間隙に、鎖状の分子構造のみからな
るフッ素樹脂フィルムを配置した後、熱圧着する防火安
全ガラスの製造方法であって、該フッ素樹脂フィルム
が、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレ
ンおよびビニリデンフルオライドのモノマーの共重合体
から形成されてなることを特徴とする防火安全ガラスの
製造方法。 - 【請求項2】 熱圧着温度が110〜180℃であるこ
とを特徴とする請求項1記載の防火安全ガラスの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18877696A JP3285122B2 (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 防火安全ガラスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18877696A JP3285122B2 (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 防火安全ガラスの製造方法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6301363A Division JP2762940B2 (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 防火安全ガラス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH092847A JPH092847A (ja) | 1997-01-07 |
| JP3285122B2 true JP3285122B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=16229596
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18877696A Expired - Lifetime JP3285122B2 (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 防火安全ガラスの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3285122B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5294151B2 (ja) * | 2008-06-02 | 2013-09-18 | 日本電気硝子株式会社 | 防火安全ガラス、その製造方法及び防火安全ガラス窓の施工方法 |
-
1996
- 1996-06-27 JP JP18877696A patent/JP3285122B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH092847A (ja) | 1997-01-07 |
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