JP3367285B2 - フィルムの製造方法 - Google Patents

フィルムの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は無欠点性の優れたフ
ィルム、特に磁気記録媒体用、さらにはコンピュ−タの
メモリ−用途であるデジタルデ−タストレ−ジ用に好適
に用いられるフィルムの製造方法に関するものである。
【従来の技術】近年、ビデオテ−プ、デ−タメモリ−用
テ−プなどの磁気記録媒体では高密度記録化が要求さ
れ、特公平3−26453号公報などの方法が提案され
ている。またそのベ−スフィルムについては平坦性、無
欠点性などが特に要求され、例えば特開昭58−155
940号公報などが提案されている。また特に近年、テ
−プは長時間化の傾向にあり、そのベ−スフィルムの薄
膜化および高弾性化が望まれている。例えば特公平5−
59813号公報などにポリエチレン−2,6−ナフタ
レ−トを使用した、また特公昭55−34494号公
報、特公平2−43251号公報、特公平2−5146
3号公報などに芳香族ポリアミドを用いた磁気記録媒体
が提案されている。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
手段を用いる場合に以下の問題がある。第1に、デジタ
ルデ−タストレ−ジ用途などの高密度磁気記録媒体は、
ヘッドタッチ性向上が求められるため、その基材フィル
ムは高弾性化が求められるが、従来のオ−ディオ用ある
いは一般ビデオ用テ−プ用途の基材フィルムではその要
求に答えられない。第2に、芳香族ポリアミドの一般的
な製造方法としていわゆる湿式工程を通過せしめた際
に、フィルムの表面に水滴が残り、これに溶存している
例えばカルシウムイオンやナトリウムイオンを含む無機
化合物あるいは有機化合物が水分の蒸発により析出し、
付着斑、いわゆる「水垢」となる。このような付着斑
は、磁気テ−プなどの磁気記録媒体とした際に、重要な
電磁変換特性であるドロップアウトの原因となる懸念が
あり、その改善が必要であった。以上の理由から、従来
の手法では実際の使用の上での要求を満たすことは困難
であった。すなわち本発明はフィルム上に発生する付着
斑を規制、効果的に除去することで磁気記録媒体とした
ときのドロップアウトの低減をはかることを目的とす
る。
【課題を解決するための手段】かかる問題点を解決する
ために、本発明は以下の構成からなる。すなわち、本発
明は水系溶剤を充填した水槽にフィルムを通過せしめる
工程を有するフィルムの製造方法において、該水槽の出
口部にフィルム表面に付着した水系溶剤を除去する手段
を具することを特徴とするフィルムの製造方法に関する
ことである。
【発明の実施の形態】なお、本発明のフィルムの製造方
法においては、湿式法、乾湿式法、半乾半湿式法のいず
れかの溶液製膜方法を採る。すなわち、これらの製膜方
法では製膜途中のフィルムを水系溶剤を充填した水槽に
通過せしめる工程、いわゆる湿式工程を経るために、フ
ィルム中の溶媒や無機塩などの抽出が可能となるからで
ある。本発明で言う水系溶剤とは、水を50重量%以上
含有する液体を指す。また本発明は、水系溶剤を充填し
た水槽にフィルムを通過せしめる工程を有するフィルム
の製造方法において、該水槽の出口部にフィルム表面に
付着した水系溶剤を除去する手段を具することを特徴と
するフィルムの製造方法である。本発明のフィルムの製
造方法は、水槽の出口部にフィルム表面に付着した水系
溶剤を除去できる水系溶剤の除去手段を用いる必要があ
る。すなわち、水系溶剤の除去手段がなければ、水系溶
剤がフィルム表面に付着した状態でステンタ−等で乾燥
をうけるため、フィルムに付着した水系溶剤中に含まれ
る、例えば前述した周期律表第I族元素および/又は周
期律表第II族元素からなる化合物やその他無機物や有機
物が析出して、付着斑を生じるので好ましくない。ま
た、水系溶剤を除去する手段には、除去された水系溶剤
を該手段系外に排除する手段を具することが好ましい。
例えば、スポンジ、羊毛ロール等の様な吸収、拭き取り
手段等では除去した該水系溶剤を該手段系外に排除でき
ないために、除去した水系溶剤が内部に蓄積されて飽和
し、すぐに除去能力がなくなるため単独で用いることは
好ましくない。フィルム表面等から水系溶剤を装置系外
に除去する手段としては、例えば減圧手段を用いてフィ
ルム、装置系表面あるいは内部に蓄積される水系溶剤を
吸引する手段、あるいは、ニップロ−ル、エアナイフ、
メタリングバ−等の表面あるいは内部に水系溶剤が蓄積
しない手段によるフィルム表面に付着した水系溶剤を掻
き落とす手段などが挙げられるが、上記理由により除去
手段としては掻き落とし手段、吸引手段等から選ばれる
少なくとも一種以上を選択し、必要に応じ吸収、拭き取
り手段等から選ばれる少なくとも一種の手段を組み合わ
せて用いることが望ましく、とりわけ拭き取りと吸引を
同時に実施する機能を有する手段、例えば増田製作所
(株)製の”マスロ−ル(増田製作所の登録商標)”な
どを用いることが特に有効であり好ましい。これら好ま
しい手段は、水分の蒸発を伴わないタイプの水系溶剤の
除去手段であるため、水中に溶存している、前述の周期
律表第I族元素および/又は周期律表第II族元素からな
る化合物や、その他の無機物あるいは有機物も水系溶剤
と一緒に除去できるため好ましい。なお水系溶剤の除去
後のフィルム表面の水系溶剤の付着量は、フィルム1枚
について両面あわせて面積当たり1.0g/m2 未満が
好ましく、より好ましくは0.5g/m2 未満、さらに
好ましくは0.1g/m2 未満、さらに好ましくは0.
05g/m2 未満である。ここで、水系溶剤の除去後の
フィルム表面の水系溶剤の付着量は、水系溶剤の除去直
後のフィルムの重量を測定し、その後フィルムの両面を
布拭きして、その重量変化を調べ、フィルムの面積で割
って得る。本発明のフィルムの製造方法において、水系
溶剤に含有される蒸発残留物量は200mg/l未満で
あることが好ましい。すなわち、蒸発残留物量が200
mg/l以上であれば、前述の水系溶剤除去の手段を用
いても付着斑の個数が前述の式を満たすことができない
可能性があり好ましくない。より好ましくは、水系溶剤
の蒸発残留物量が100mg/l未満であり、さらに好
ましくは水系溶剤の蒸発残留物量が50mg/l未満で
ある。なお、水系溶剤の蒸発残留物量の測定方法につい
ては、日本工業規格「工業用水試験法」JIS K01
01に記載の方法にて測定する。なお、上記の水系溶剤
の蒸発残留物量を200mg/l未満とする方法とし
て、従来公知の精製方法を用いて精製することができ、
蒸留による水系溶剤の精製、濾過の強化による水系溶剤
の精製、吸着材を用いた水系溶剤の精製、電気的な水系
溶剤の精製、製氷による水系溶剤の精製、生物的な水系
溶剤の精製、あるいは化学反応によって残留物を分解す
る方法や、あるいはこれらの方法の組み合わせが好まし
いが、例えば下記に挙げる方法が実際的であり好まし
い。第1の方法として、水系溶剤が、少なくとも一度以
上、20μm未満の濾過精度のフィルタ−を通過してい
ることが好ましい。ここで言うフィルタ−の濾過精度と
は、粒子をポリマ−あるいは溶媒などに分散し、フィル
タ−を通過させた時に、丁度95%の確率でフィルタ−
上に補足される粒子の粒径として定義する。当然この濾
過精度の値が小さくなるほど、より小さな異物の除去が
可能となる。フィルタ−の濾過精度は好ましくは15μ
m未満、より好ましくは10μm未満、さらに好ましく
は5μm未満である。次に、第2の方法として、水系溶
剤が、少なくとも一度以上イオン交換手段、蒸留手段お
よび逆浸透手段から選ばれる手段のうち少なくとも1種
類以上を通過していることが好ましい。なおイオン交換
手段、蒸留手段、および逆浸透手段から選ばれる1種類
以上の手段は、前述のフィルタ−と組み合わせて用いて
も良い。また、芳香族ポリアミドが溶液状態であるとき
に、濾過精度4μm未満のフィルタ−を通過せしめて、
ポリマ−中の粗大異物を除去せしめても良い。また、キ
ャスティングおよび延伸装置の雰囲気を、周囲をエアフ
ィルタ−にて覆う方法、あるいはいわゆるクリ−ンル−
ム化を採用することができる。この際の雰囲気のクリ−
ン度は、好ましくはアメリカ連邦規格Fed.Std.
209Bに定めるクリ−ンル−ム規格で、クラス100
0よりクリ−ンとすることである。次に具体的に例をあ
げて本発明のフィルムの製造方法について説明するが本
発明はこれに限定されるものではない。まず、N−メチ
ルピロリドン、ジメチルアセトアミドなどの非プロトン
性有機溶媒中で酸クロライドとジアミンの溶液重合にて
得る。この際に発生する塩化水素は水酸化カルシウム、
炭酸カルシウム、水酸化リチウム、炭酸リチウムなどの
無機の中和剤あるいはエチレンオキサイド、トリエチル
アミン、ジエタノ−ルアミンなどの有機の中和剤によっ
て中和する。これらのポリマ溶液はそのまま製膜原液と
して使用しても良く、また、一旦単離したのち有機溶剤
あるいは硫酸などの無機溶剤に再溶解して用いても良
い。また表面粗さの調整などのため、粒子を添加する場
合は、この際に添加することが好ましい。なお添加方法
および希釈方法は公知の方法が適用できる。このように
して得られた製膜原液を、いわゆる溶液製膜法によって
フィルム化する。なお、溶液製膜法には乾湿式法、乾式
法、湿式法、半乾半湿式法などがあり、特に乾湿式法、
湿式法、半乾半湿式法など、途中に湿式工程を経る方法
が好ましい。なおここでは乾湿式法を例にとって説明す
る。まず製膜原液を口金からドラム、エンドレスベルト
等の支持体上に押し出して薄膜とし、次いでかかる薄膜
層から溶媒を飛散させ薄膜自体が自己支持性を持つまで
乾燥する。続いて該薄膜を支持体から剥離し、水中を通
過させ脱塩、脱溶媒する。この際に該薄膜の延伸を行っ
ても良い。水中を通過させた後、ニップロ−ル、エアナ
イフ、メタリングバ−、布等による拭取り手段、掻き取
り手段、あるいはマスロ−ルなど吸引手段にて該薄膜表
面の付着水分の除去を行う。続いてステンタ−にて該薄
膜の両端を把持した状態で、該薄膜の内部の水分の乾
燥、および幅方向の延伸を実施し、さらに100〜40
0℃の温度範囲で5秒間以上熱処理し、最終的には所定
の幅に裁断し製品とする。本発明の製造方法で得られた
フィルムは、磁気記録媒体用途に好適に用いることがで
きる。磁気記録媒体とするには、該フィルムの表面に磁
性体粉末を含んだ高分子バインダ−を塗布する方法、あ
るいはコバルト等の磁性金属を減圧下で蒸着する方法に
よって磁性体を施し、表面処理などを施した後に所定の
幅に裁断し、カセット等に組み込み製品とする。このよ
うにして得られたテ−プは、コンピュ−タメモリ−用の
デジタルデ−タストレ−ジ用途に特に好適である。
【実施例】本発明の特性値は次の測定法、評価基準によ
るものである。 ヤング率の測定 フィルムを試料幅10mm、長さ150mmに切断し、
チャック間100mmにして引張速度300mm/分、
チャ−ト速度500mm/分にて、インストロンタイプ
の万能引張試験装置で引張る。得られた荷重−伸び曲線
の立上がり部の接線よりヤング率を求める。 表面粗さ(Ra) 小坂研究所製の高精度薄膜段差測定器ET−10を用い
て測定した。条件は下記のとおりであり、20回の測定
の平均値をもとめた。 ・触針先端半径:0.5μm ・触針荷重 :5mg ・測定長 :0.5mm ・カットオフ値:0.08mm なお、Raの定義は、たとえば奈良治郎著「表面粗さの
測定・評価法」(総合技術センタ−、1983)に示さ
れているものである。 基材フィルムの付着斑の個数 まず得られたフィルムに、偏光を通過させ、その上から
偏光板にて最も暗くなる状態としてフィルムを観察す
る。該フィルム中の偏光の状態が著しく変化している部
分をサンプリングし、顕微鏡にて観察し、そのうち円
形、楕円形あるいは不定形の斑点を付着斑として選別す
る。ここで、フィルム自体の変形やフィルム内部の異物
はこの数には含まない。求めた付着斑個数をフィルム1
2 での個数に換算した。また、付着斑の最大径Rは該
付着斑の端から端までの距離のうち最大のものと定義
し、顕微鏡写真から求めた。また、付着斑中の周期律表
第I族元素、周期律表第II族元素の存在は、サンプリン
グした付着斑を蛍光エックス線分析法にて分析し、その
うち周期律表第I族元素、周期律表第II族元素のスペク
トルの検出の有無で調べた。 ドロップアウトの測定 得られたフィルムの磁性面側に、以下の組成からなる磁
性塗料を乾燥後の膜厚で2μmとなるように塗設した。 ・γ−Fe2 3 微粉末:200重量部 ・ポリウレタン樹脂 : 30重量部 ・ニトロセルロ−ス : 10重量部 ・塩化ビニル : 10重量部 ・ポリイソシアネ−ト : 5重量部 (溶媒:メチルエチルケトン) このようにして得られた磁性層塗設後のフィルムを、1
/2インチにスリットしカセットに組み込み、松下電器
(株)製NV−3700型ビデオデッキを用いて、常速
にて4.4メガヘルツの信号を記録し、該テ−プを再生
し、大倉インダストリ−(株)製ドロップアウトカウン
タ−にて15μsec−20dBにおけるドロップアウ
ト数を20分間測定し、1分間当たりのドロップアウト
数(個/分)に換算した。次に実施例に基づき本発明を
更に詳細に説明する。 実施例1 N−メチルピロリドン(NMP)3200部に2−クロ
ルパラフェニレンジアミン114部、4,4’−ジアミ
ノジフェニルエ−テル40部を溶解させ、これに2−ク
ロルテレフタル酸クロリド237.5部を添加し、2時
間撹拌し重合した。これを水酸化リチウムで中和して、
ポリマ−濃度10重量%、粘度3000ポイズの芳香族
ポリアミド溶液を得た。この溶液に、一次粒径16nm
の乾式シリカをポリマ当たり2重量%添加した。このよ
うにして得られたポリマ−溶液を用いて、クリ−ン度が
クラス1000の製膜室内で製膜した。まずこのポリマ
−溶液を濾過精度4μmのフィルタ−で濾過した後にベ
ルト上に流延し、180℃の熱風で2分間加熱して溶媒
を蒸発させ、自己支持性を得たフィルムをベルトから連
続的に剥離した。次に蒸発残留物量が150mg/lで
ある水を満たした水槽内へフィルムを導入して残存溶媒
と中和で生じた無機塩の水抽出を行った。この際にフィ
ルムの長手方向に1.2倍に延伸を実施した。水抽出終
了後、ニップロ−ルにてニップ圧420Kgf/m、フ
ィルム速度15m/分の条件にてフィルム表面の付着水
分を除去し、さらに増田製作所(株)製の”マスロー
ル”にてフィルム両面の残りの水分を除去した。続い
て、280℃のステンタ−にて乾燥、幅方向に1.3倍
に延伸、および熱処理を、合計1.5分間行い、20℃
/秒の速度で徐冷した。最終的に、厚さ5μm、長さ1
000mの芳香族ポリアミドフィルムを得た。得られた
フィルムはテ−プにした際、ドロップアウトが、0.4
個/分と少なく良好であった。 実施例2 実施例1において、水抽出終了後、ニップロ−ルに代え
て、エアナイフを用いる他は、実施例1と同じ方法で本
発明を実施した。実施例1と同様に、テ−プにした際の
ドロップアウトは、0.4個/分と少なく良好であっ
た。 実施例3 実施例1において、フィルム長手方向の1.2倍の延伸
に対して1.15倍の延伸に、幅方向の1.3倍の延伸
に対して1.4倍延伸する他は、実施例1と同じ方法で
本発明を実施した。実施例1に比べ、幅方向の高ヤング
率が得られ、また実施例1と同様に、テ−プにした際の
ドロップアウトは、0.4個/分と少なく良好であっ
た。 実施例4 実施例1において、水抽出終了後、ニップロ−ルに代え
て、羊毛フェルトロ−ルを用いる他は、実施例1と同じ
方法で本発明を実施した。テ−プにした際のドロップア
ウトは、0.5個/分と少なく良好であった。 実施例5 実施例1において、水抽出に使用する水槽の水を、初め
にイオン交換装置を通過させ、その後に濾過精度15μ
mのフィルタ−を通過させ、蒸発残留物を10mg/l
とした他は、実施例1と同じ方法で本発明を実施した。
実施例1に比べ、テ−プにした際のドロップアウトは、
0.2個/分とさらに少なく良好であった。 実施例6 実施例1において、水抽出終了後、ニップロ−ルに代え
てスポンジを用い、また、”マスロール”を用いずにス
テンタ−にて乾燥、幅方向に1.3倍に延伸および熱処
理する他は、実施例1と同じ方法で本発明を実施した。
初期の30分間はフィルム上の付着斑は少なく良好であ
ったが、30分経過後からは付着斑が次第に多くなって
いった。この時のフィルムは実施例1に比べ、テ−プに
した際のドロップアウトは、2.0個/分とやや多かっ
た。 比較例1 実施例1において、水抽出終了後、ニップロ−ルで表面
の付着水分を除去せず、また”マスロール”も用いずに
ステンタ−にて乾燥、幅方向に1.3倍に延伸、および
熱処理する他は、実施例1と同じ方法で本発明を実施し
た。実施例1に比べ、テ−プにした際のドロップアウト
は、3.4個/分と多かった。 比較例2 実施例1において、蒸発残留物量が150mg/lであ
る水の代わりに、蒸発残留物量が300mg/lである
水を用い、水抽出終了後にニップロ−ルで表面の付着水
分を除去せず、また”マスロ−ル”も用いずにステンタ
−にて乾燥、幅方向に1.3倍に延伸、および熱処理す
る他は、実施例1と同じ方法で本発明を実施した。実施
例1に比べ、テ−プにした際のドロップアウトは、4.
0個/分と更に増加した。 比較例3 実施例1において、水抽出終了後、ニップロ−ルで表面
の付着水分を除去する代わりにラジエ−ションヒ−タ−
で表面を乾燥させ、また”マスロール”は用いずにステ
ンタ−にて乾燥、幅方向に1.3倍に延伸、および熱処
理する他は、実施例1と同じ方法で本発明を実施した。
実施例1に比べ、テ−プにした際のドロップアウトは、
3.5個/分と多かった。
【表1】
【発明の効果】本発明のフィルムの製造方法で得られた
フイルムは、芳香族ポリアミドからなる無欠点性の優れ
た基材フィルムとして得ることができ、ドロップアウト
の少ない、特に詳しくはデ−タストレ−ジ用途に適した
フィルムとして得ることができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08L 77:10 C08L 77:10 (56)参考文献 特開 平3−253324(JP,A) 特開 平3−177425(JP,A) 特開 昭57−192436(JP,A) 特開 昭61−261026(JP,A) 特公 平2−51463(JP,B2) 特公 平5−59813(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 55/00 - 55/30 C08J 5/18

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水系溶剤を充填した水槽にフィルムを通過
    せしめる工程を有するフィルムの製造方法において、該
    水槽の出口部にフィルム表面に付着した水系溶剤を除去
    する手段を具することを特徴とするフィルムの製造方
    法。
  2. 【請求項2】水系溶剤を除去する手段により除去された
    水系溶剤を手段系外に排除する手段を具することを特徴
    とする請求項に記載のフィルムの製造方法。
  3. 【請求項3】水系溶剤の除去手段が掻き落とし手段、拭
    取り手段および吸引手段から選ばれた少なくとも1種類
    以上であることを特徴とする請求項あるいはに記載
    のフィルムの製造方法。
  4. 【請求項4】湿式法、乾湿式法、半乾半湿式法のいずれ
    かの溶液製膜方法に用いることを特徴とする請求項
    のいずれかに記載のフィルムの製造方法。
  5. 【請求項5】水系溶剤中に含まれる蒸発残留物量が20
    0mg/l未満であることを特徴とする請求項
    いずれかに記載のフィルムの製造方法。
  6. 【請求項6】水槽に充填された水系溶剤が少なくとも一
    度20μm未満の濾過精度を有するフィルタ−を通過し
    ていることを特徴とする請求項のいずれかに記載
    のフィルムの製造方法。
  7. 【請求項7】水槽に充填された水系溶剤が少なくとも一
    度以上イオン交換手段、蒸留手段および逆浸透手段から
    選ばれた少なくとも1種類以上の手段を通過しているこ
    とを特徴とする請求項のいずれかに記載のフィル
    ムの製造方法。
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