JP3380948B2 - ヘリコン波プラズマ装置およびこれを用いたプラズマ処理方法 - Google Patents
ヘリコン波プラズマ装置およびこれを用いたプラズマ処理方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体デバイス製造
等の微細加工分野に適用されるヘリコン波プラズマ装置
およびこれを用いたプラズマ処理方法に関し、特にプラ
ズマを励起させる円筒容器の半径r方向に発生する高エ
ネルギー電子の分布の偏りを緩和して、均一性の高いプ
ラズマ・エッチングやプラズマCVDを行う技術に関す
る。
等の微細加工分野に適用されるヘリコン波プラズマ装置
およびこれを用いたプラズマ処理方法に関し、特にプラ
ズマを励起させる円筒容器の半径r方向に発生する高エ
ネルギー電子の分布の偏りを緩和して、均一性の高いプ
ラズマ・エッチングやプラズマCVDを行う技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年のVLSI,ULSIといった半導
体デバイスにおいては、高集積度化・高密度化に伴って
最小加工寸法の縮小、チップ面積の拡大、デバイス構造
や回路パターンの複雑化が加速しており、その加工や生
産を担うプラズマ・エッチング装置やプラズマCVD装
置に対しても、より一層の性能改善が要求されている。
たとえば、プラズマ・エッチング装置に関しては、優れ
た形状異方性、高選択性、寸法変換差の低減、実用的な
エッチング速度、大口径基板(ウェハ)に対応できる高
いエッチング均一性、低ダメージ性、低汚染性といった
互いに相反する要件を最大限に満足できるものでなけれ
ばならない。
体デバイスにおいては、高集積度化・高密度化に伴って
最小加工寸法の縮小、チップ面積の拡大、デバイス構造
や回路パターンの複雑化が加速しており、その加工や生
産を担うプラズマ・エッチング装置やプラズマCVD装
置に対しても、より一層の性能改善が要求されている。
たとえば、プラズマ・エッチング装置に関しては、優れ
た形状異方性、高選択性、寸法変換差の低減、実用的な
エッチング速度、大口径基板(ウェハ)に対応できる高
いエッチング均一性、低ダメージ性、低汚染性といった
互いに相反する要件を最大限に満足できるものでなけれ
ばならない。
【0003】これらの性能改善を図るために、電子サイ
クロトロン共鳴(ECR)プラズマや誘導結合プラズマ
等、1011/cm3 以上のオーダーのプラズマ密度を達
成できるいわゆる高密度プラズマ装置が幾つか提案され
ている。かかる高密度プラズマ装置の中でも期待の大き
い装置のひとつに、ヘリコン波を用いてプラズマを励起
するヘリコン波プラズマ装置がある。ヘリコン波とは、
気体プラズマ中を伝搬するホイスラーと呼ばれる右回り
円偏波の一種であり、方位角モード数mに応じた円筒座
標系のθ方向への旋回を伴う点で電子サイクロトロン波
と相違している。
クロトロン共鳴(ECR)プラズマや誘導結合プラズマ
等、1011/cm3 以上のオーダーのプラズマ密度を達
成できるいわゆる高密度プラズマ装置が幾つか提案され
ている。かかる高密度プラズマ装置の中でも期待の大き
い装置のひとつに、ヘリコン波を用いてプラズマを励起
するヘリコン波プラズマ装置がある。ヘリコン波とは、
気体プラズマ中を伝搬するホイスラーと呼ばれる右回り
円偏波の一種であり、方位角モード数mに応じた円筒座
標系のθ方向への旋回を伴う点で電子サイクロトロン波
と相違している。
【0004】このヘリコン波で励起されるヘリコン波プ
ラズマは、極めて高いイオン化率を特色としているが、
これにはプラズマによるヘリコン波の減衰機構として、
衝突減衰の他に無衝突減衰が関与しているからである。
中でもプラズマの高密度化に重要な役割を果たしている
のは、無衝突減衰の一種であるランダウ(Landa
u)減衰であると考えられている。ランダウ減衰とは、
ヘリコン波の位相速度とほぼ等しい速度で磁力線方向に
運動する共鳴電子が、ヘリコン波の作る電界により直流
的に加速され続ける結果、ヘリコン波のエネルギーを吸
収する現象である。プラズマ中にはヘリコン波より高速
の電子と低速の電子の双方が存在するが、マクスウェル
分布によれば低速の電子の方が若干多いため、このよう
なヘリコン波からのエネルギー吸収が可能となる。かか
るエネルギー吸収機構により生成された高エネルギー電
子がガス分子の解離に関与するために、ヘリコン波プラ
ズマでは1013/cm3 以上のオーダーのプラズマ密度
が達成される。
ラズマは、極めて高いイオン化率を特色としているが、
これにはプラズマによるヘリコン波の減衰機構として、
衝突減衰の他に無衝突減衰が関与しているからである。
中でもプラズマの高密度化に重要な役割を果たしている
のは、無衝突減衰の一種であるランダウ(Landa
u)減衰であると考えられている。ランダウ減衰とは、
ヘリコン波の位相速度とほぼ等しい速度で磁力線方向に
運動する共鳴電子が、ヘリコン波の作る電界により直流
的に加速され続ける結果、ヘリコン波のエネルギーを吸
収する現象である。プラズマ中にはヘリコン波より高速
の電子と低速の電子の双方が存在するが、マクスウェル
分布によれば低速の電子の方が若干多いため、このよう
なヘリコン波からのエネルギー吸収が可能となる。かか
るエネルギー吸収機構により生成された高エネルギー電
子がガス分子の解離に関与するために、ヘリコン波プラ
ズマでは1013/cm3 以上のオーダーのプラズマ密度
が達成される。
【0005】図8に、一般的なヘリコン波プラズマ装置
の構成を示す。この装置のプラズマ生成部は、ヘリコン
波プラズマPを生成させるための円筒容器であるベルジ
ャ31、このベルジャ31の周囲に巻回されるループ・
アンテナ32、上記ループ・アンテナ32のさらに外側
にてベルジャ31を周回し、その軸z方向に沿った磁界
を生成させるソレノイド・コイル33を主な構成要素と
する。上記ベルジャ31は石英等の誘電体材料にて構成
される。また、上記ループ・アンテナ32は、マッチン
グ・ネットワーク40を介してプラズマ励起用RF電源
41に接続され、その巻回様式に応じてm=0モードも
しくはm=1モードのヘリコン波を発生させるようにな
されている。
の構成を示す。この装置のプラズマ生成部は、ヘリコン
波プラズマPを生成させるための円筒容器であるベルジ
ャ31、このベルジャ31の周囲に巻回されるループ・
アンテナ32、上記ループ・アンテナ32のさらに外側
にてベルジャ31を周回し、その軸z方向に沿った磁界
を生成させるソレノイド・コイル33を主な構成要素と
する。上記ベルジャ31は石英等の誘電体材料にて構成
される。また、上記ループ・アンテナ32は、マッチン
グ・ネットワーク40を介してプラズマ励起用RF電源
41に接続され、その巻回様式に応じてm=0モードも
しくはm=1モードのヘリコン波を発生させるようにな
されている。
【0006】ここで、m=0モードにおける電界パター
ンは、位相角ψ=0では純粋に電磁的である。位相角ψ
=π/2では純粋に静電的な放射状パターンである。そ
の中間の方位角ψでは電磁的と静電的の中間的な螺旋状
パターンを示す。m=0モードのヘリコン波プラズマ
は、シンプルな1回巻きアンテナで励起することができ
る。一方のm=1モードは常に電磁成分と静電成分の混
合であり、その電界パターンはヘリコン波の伝搬と共に
単純に時計方向に回転する。m=1モードのヘリコン波
プラズマは、ダブル・ループ型のアンテナを用いると、
電界に直交する時間依存型の磁界に誘導結合する形で励
起される。
ンは、位相角ψ=0では純粋に電磁的である。位相角ψ
=π/2では純粋に静電的な放射状パターンである。そ
の中間の方位角ψでは電磁的と静電的の中間的な螺旋状
パターンを示す。m=0モードのヘリコン波プラズマ
は、シンプルな1回巻きアンテナで励起することができ
る。一方のm=1モードは常に電磁成分と静電成分の混
合であり、その電界パターンはヘリコン波の伝搬と共に
単純に時計方向に回転する。m=1モードのヘリコン波
プラズマは、ダブル・ループ型のアンテナを用いると、
電界に直交する時間依存型の磁界に誘導結合する形で励
起される。
【0007】上記ベルジャ31には、拡散チャンバ34
が接続されている。これは、上記ソレノイド・コイル3
3が形成する発散磁界に沿ってヘリコン波プラズマPを
引き出すことにより、内部に収容されたステージ36の
上のウェハWに対して所定のプラズマ処理を行うための
処理室である。上記ステージ36は、絶縁部材を用いて
拡散チャンバ34の壁面から絶縁されており、また、そ
の脚部にはブロッキング・コンデンサ42やマッチング
・ネットワーク43を介してバイアス印加用RF電源4
4が接続されている。プラズマ処理に必要なガスは、拡
散チャンバ34の内部を図示されない排気系統により排
気孔37を通じて矢印A方向に高真空排気した後、天井
部に開口されるガス供給管35より矢印B方向から供給
される。さらに、拡散チャンバ34の側壁面にはゲート
・バルブ38が設けられ、たとえば図示されないロード
・ロック室等との間でウェハWを搬送可能となされてい
る。
が接続されている。これは、上記ソレノイド・コイル3
3が形成する発散磁界に沿ってヘリコン波プラズマPを
引き出すことにより、内部に収容されたステージ36の
上のウェハWに対して所定のプラズマ処理を行うための
処理室である。上記ステージ36は、絶縁部材を用いて
拡散チャンバ34の壁面から絶縁されており、また、そ
の脚部にはブロッキング・コンデンサ42やマッチング
・ネットワーク43を介してバイアス印加用RF電源4
4が接続されている。プラズマ処理に必要なガスは、拡
散チャンバ34の内部を図示されない排気系統により排
気孔37を通じて矢印A方向に高真空排気した後、天井
部に開口されるガス供給管35より矢印B方向から供給
される。さらに、拡散チャンバ34の側壁面にはゲート
・バルブ38が設けられ、たとえば図示されないロード
・ロック室等との間でウェハWを搬送可能となされてい
る。
【0008】さらに、上記拡散チャンバ34の外部に
は、上記ステージ36近傍における発散磁界を収束さ
せ、またチャンバ壁によるプラズマ中の電子や活性種の
消滅を抑制するために、補助磁界生成手段としてマルチ
ポール磁石39が配設されている。
は、上記ステージ36近傍における発散磁界を収束さ
せ、またチャンバ壁によるプラズマ中の電子や活性種の
消滅を抑制するために、補助磁界生成手段としてマルチ
ポール磁石39が配設されている。
【0009】ヘリコン波プラズマは、その生成に強磁場
を必要とするECRプラズマに比べてプラズマの面内均
一性や再現性にも優れている。本発明者は、ヘリコン波
プラズマ装置による6インチ径ウェハ上でのAl系多層
膜のドライエッチングにおいて、面内均一性±5%以
内、ウェハ間均一性±5%以内の良好な特性を確認して
いる。
を必要とするECRプラズマに比べてプラズマの面内均
一性や再現性にも優れている。本発明者は、ヘリコン波
プラズマ装置による6インチ径ウェハ上でのAl系多層
膜のドライエッチングにおいて、面内均一性±5%以
内、ウェハ間均一性±5%以内の良好な特性を確認して
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ヘリコン波
プラズマの均一性は、上述のようにECRプラズマに比
べれば相対的には優位であるが、今後の半導体デバイス
の一層の微細化およびチップ面積の拡大に伴う大口径ウ
ェハへの対応を考えると、絶対的な均一性には未だ改善
の余地がある。たとえば、第41回応用物理学関係連合
講演会(1994年春季年会)講演予稿集p.46,演
題番号31p−ZE−2には、商用装置と基本構成が類
似したRFループ・アンテナ励起によるヘリコン波プラ
ズマ装置において、アンテナ領域でのm=0モードのヘ
リコン波プラズマの電子分布の空間構造を光学的に計測
した結果が報告されている。この研究によると、m=0
モードのヘリコン波の波形態に相関して、円筒容器内の
高エネルギー電子分布に同心円状の偏りが発生してい
る。
プラズマの均一性は、上述のようにECRプラズマに比
べれば相対的には優位であるが、今後の半導体デバイス
の一層の微細化およびチップ面積の拡大に伴う大口径ウ
ェハへの対応を考えると、絶対的な均一性には未だ改善
の余地がある。たとえば、第41回応用物理学関係連合
講演会(1994年春季年会)講演予稿集p.46,演
題番号31p−ZE−2には、商用装置と基本構成が類
似したRFループ・アンテナ励起によるヘリコン波プラ
ズマ装置において、アンテナ領域でのm=0モードのヘ
リコン波プラズマの電子分布の空間構造を光学的に計測
した結果が報告されている。この研究によると、m=0
モードのヘリコン波の波形態に相関して、円筒容器内の
高エネルギー電子分布に同心円状の偏りが発生してい
る。
【0011】図9は、m=0モードにおける高エネルギ
ー電子の偏在を概念的に説明するための図である。
(a)図は、ベルジャの半径r方向における高エネルギ
ー電子密度分布を示しており、着色部分は電子温度Te
が10eVよりも大きい分布極大領域を示す。この偏り
は、プラズマが拡散磁界によってプラズマ源からウェハ
面に向かう流束となって輸送される際にも、ほぼそのま
ま保存される。(b)図は、この様子を示すグラフであ
り、規格化した飽和電子電流密度をウェハ径に沿ってプ
ロットすると、(a)図におけるドーナツ状の分布極大
領域に対応したピークが現れる。
ー電子の偏在を概念的に説明するための図である。
(a)図は、ベルジャの半径r方向における高エネルギ
ー電子密度分布を示しており、着色部分は電子温度Te
が10eVよりも大きい分布極大領域を示す。この偏り
は、プラズマが拡散磁界によってプラズマ源からウェハ
面に向かう流束となって輸送される際にも、ほぼそのま
ま保存される。(b)図は、この様子を示すグラフであ
り、規格化した飽和電子電流密度をウェハ径に沿ってプ
ロットすると、(a)図におけるドーナツ状の分布極大
領域に対応したピークが現れる。
【0012】一方、図10は、m=1モードについて同
様に高エネルギー電子の偏在を示した図である。m=1
モードの場合は、ベルジャの軸zを中心とする領域にお
いて電子密度が高くなる。
様に高エネルギー電子の偏在を示した図である。m=1
モードの場合は、ベルジャの軸zを中心とする領域にお
いて電子密度が高くなる。
【0013】いずれのモードを採用するにしても、かか
る高エネルギー電子の偏在は、プラズマ処理に不都合を
もたらす。この問題を、Al系多層膜のドライエッチン
グを例として、図11を参照しながら説明する。
る高エネルギー電子の偏在は、プラズマ処理に不都合を
もたらす。この問題を、Al系多層膜のドライエッチン
グを例として、図11を参照しながら説明する。
【0014】図11は、Si基板51上に成膜されたS
iOx層間絶縁膜52の上で、レジスト・マスク57
(PR)を用いるドライエッチングによりAl系配線パ
ターン56を形成した状態を示している。ここで、上記
Al系配線パターン56は、下層側から順にTiNバリ
ヤメタル・パターン53n(添字nはノッチング形状を
呈することを表す。)、Al−1%Siパターン54a
(添字aは異方性形状を呈することを表す。)、TiN
反射防止膜パターン55aが積層されたものである。
iOx層間絶縁膜52の上で、レジスト・マスク57
(PR)を用いるドライエッチングによりAl系配線パ
ターン56を形成した状態を示している。ここで、上記
Al系配線パターン56は、下層側から順にTiNバリ
ヤメタル・パターン53n(添字nはノッチング形状を
呈することを表す。)、Al−1%Siパターン54a
(添字aは異方性形状を呈することを表す。)、TiN
反射防止膜パターン55aが積層されたものである。
【0015】ここで、上記TiNバリヤメタル・パター
ン53nにノッチングと呼ばれる切欠き形状が生じてい
るのは、ヘリコン波プラズマ中の高エネルギー電子の偏
りがウェハ上に局所的な電荷蓄積をもたらし、これによ
りイオンの軌道が曲がり、イオン・アシスト機構がウェ
ハ面に対して垂直に働かなくなるからである。すなわ
ち、TiN反射防止膜やAl−1%Si膜のエッチング
時は、被エッチング領域に十分な厚さの導電膜が存在し
ているため、ウェハ上での電荷蓄積はそれほど問題とな
らず、よってこれらの膜は比較的、異方性加工され易
い。しかし、TiNバリヤメタルのエッチング時は、被
エッチング領域に十分量の導電膜が存在せず、しかも下
地はSiOx層間絶縁膜52であるから、ウェハ表面に
蓄積された電荷はリークされ難くなり、結果的にウェハ
近傍におけるイオンの入射軌道を曲げてしまう。このた
めに、パターンの側壁面からもイオン・アシスト機構が
働き、TiNバリヤメタル・パターン53nにノッチン
グが生ずる。
ン53nにノッチングと呼ばれる切欠き形状が生じてい
るのは、ヘリコン波プラズマ中の高エネルギー電子の偏
りがウェハ上に局所的な電荷蓄積をもたらし、これによ
りイオンの軌道が曲がり、イオン・アシスト機構がウェ
ハ面に対して垂直に働かなくなるからである。すなわ
ち、TiN反射防止膜やAl−1%Si膜のエッチング
時は、被エッチング領域に十分な厚さの導電膜が存在し
ているため、ウェハ上での電荷蓄積はそれほど問題とな
らず、よってこれらの膜は比較的、異方性加工され易
い。しかし、TiNバリヤメタルのエッチング時は、被
エッチング領域に十分量の導電膜が存在せず、しかも下
地はSiOx層間絶縁膜52であるから、ウェハ表面に
蓄積された電荷はリークされ難くなり、結果的にウェハ
近傍におけるイオンの入射軌道を曲げてしまう。このた
めに、パターンの側壁面からもイオン・アシスト機構が
働き、TiNバリヤメタル・パターン53nにノッチン
グが生ずる。
【0016】蓄積電荷に起因する問題はCVDにおいて
も発生する。CVDの場合は、堆積種の入射軌道や平坦
化効果を担うイオンの入射軌道が曲がることにより、た
とえば配線間スペースが絶縁膜により十分に埋め込まれ
ずにボイドが発生する等の不都合が生ずる。
も発生する。CVDの場合は、堆積種の入射軌道や平坦
化効果を担うイオンの入射軌道が曲がることにより、た
とえば配線間スペースが絶縁膜により十分に埋め込まれ
ずにボイドが発生する等の不都合が生ずる。
【0017】従来は、これらノッチングや膜厚の不均一
化に対処するために、拡散磁界の勾配や磁束密度、ある
いはループ・アンテナの供給電力の最適化を図ってきた
が、これらの最適化はプラズマ・マージンの観点から、
必ずしも容易ではなかった。そこで本発明は、かかる従
来の課題に鑑みて提案されるものであり、大口径ウェハ
上でドライエッチングやCVDを行うに際し、基本特性
および低ダメージ性に優れ、特に局所的な電荷蓄積等に
起因する形状異常を防止することが可能なヘリコン波プ
ラズマ装置およびこれを用いたプラズマ処理方法を提案
することを目的とする。
化に対処するために、拡散磁界の勾配や磁束密度、ある
いはループ・アンテナの供給電力の最適化を図ってきた
が、これらの最適化はプラズマ・マージンの観点から、
必ずしも容易ではなかった。そこで本発明は、かかる従
来の課題に鑑みて提案されるものであり、大口径ウェハ
上でドライエッチングやCVDを行うに際し、基本特性
および低ダメージ性に優れ、特に局所的な電荷蓄積等に
起因する形状異常を防止することが可能なヘリコン波プ
ラズマ装置およびこれを用いたプラズマ処理方法を提案
することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明では、ヘリコン波
プラズマ装置の円筒容器の半径r方向、軸z方向および
方位角θ方向に各々対応した誘導電界成分Eと誘導磁界
成分Bで表現されるヘリコン波の波形態、ならびにヘリ
コン波の衝突減衰および無衝突減衰に応じて該円筒容器
内に発生する高エネルギー電子の局部的な密度差を緩和
させるために、この円筒容器内に誘電体緩衝部材を配
し、これにより局在している高エネルギー電子を分散さ
せる。
プラズマ装置の円筒容器の半径r方向、軸z方向および
方位角θ方向に各々対応した誘導電界成分Eと誘導磁界
成分Bで表現されるヘリコン波の波形態、ならびにヘリ
コン波の衝突減衰および無衝突減衰に応じて該円筒容器
内に発生する高エネルギー電子の局部的な密度差を緩和
させるために、この円筒容器内に誘電体緩衝部材を配
し、これにより局在している高エネルギー電子を分散さ
せる。
【0019】上記緩衝部材の形状は、軸z方向の電界成
分Eと磁界成分Bの進行を妨げず、またヘリコン波のモ
ードを変化させることのない様、前記円筒容器の軸zに
垂直な仮想面におけるその断面積が該軸z方向の少なく
とも一部にわたって単調に増大する形状とする。また、
この緩衝部材の設置様式は、上記断面積が最小となるそ
の先端部を、前記円筒容器の半径r方向における高エネ
ルギー電子の分布極大領域の中心に略々合致させた様式
とする。これにより、高エネルギー電子の局在が効果的
に分散される。
分Eと磁界成分Bの進行を妨げず、またヘリコン波のモ
ードを変化させることのない様、前記円筒容器の軸zに
垂直な仮想面におけるその断面積が該軸z方向の少なく
とも一部にわたって単調に増大する形状とする。また、
この緩衝部材の設置様式は、上記断面積が最小となるそ
の先端部を、前記円筒容器の半径r方向における高エネ
ルギー電子の分布極大領域の中心に略々合致させた様式
とする。これにより、高エネルギー電子の局在が効果的
に分散される。
【0020】ところで、円筒容器の半径r方向の高エネ
ルギー電子分布はヘリコン波の伝搬モードによって異な
るので、上記緩衝部材の形状もこれに合わせて最適なも
のを選択する必要がある。たとえば、伝搬モードがm=
0モードである場合は、高エネルギー電子が軸zの回り
に同心円状に局在するので、これを緩和させるために、
該軸zに垂直な仮想面における断面形状が円環状の緩衝
部材を使用する。
ルギー電子分布はヘリコン波の伝搬モードによって異な
るので、上記緩衝部材の形状もこれに合わせて最適なも
のを選択する必要がある。たとえば、伝搬モードがm=
0モードである場合は、高エネルギー電子が軸zの回り
に同心円状に局在するので、これを緩和させるために、
該軸zに垂直な仮想面における断面形状が円環状の緩衝
部材を使用する。
【0021】また、m=1モードの場合は、局在領域が
軸z上に発生するので、これを緩和させるために、軸z
に垂直な仮想面における断面形状が円形の緩衝部材を円
筒容器の中心に配する。つまり、m=1モードの場合に
は、少なくとも先端部が円錐状の緩衝部材を、軸zに合
わせて配することになる。
軸z上に発生するので、これを緩和させるために、軸z
に垂直な仮想面における断面形状が円形の緩衝部材を円
筒容器の中心に配する。つまり、m=1モードの場合に
は、少なくとも先端部が円錐状の緩衝部材を、軸zに合
わせて配することになる。
【0022】いずれのモードを採用するにしても、後は
このヘリコン波プラズマ装置を通常と同様に稼働させる
ことにより、高エネルギー電子分布を改善しながら各種
のプラズマ処理を行うことが可能となる。
このヘリコン波プラズマ装置を通常と同様に稼働させる
ことにより、高エネルギー電子分布を改善しながら各種
のプラズマ処理を行うことが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】円筒座標系において、半径r方向
の誘導電界成分をEr 、方位角θ方向の誘導電界成分を
Eθ、軸z方向の誘導電界成分をEz 、半径r方向の誘
導磁界成分をBr 、方位角θ方向の誘導磁界成分をB
θ、軸z方向の誘導磁界成分をBz とそれぞれ規定する
と、ヘリコン波の波形態は次式[1]〜[3]で表され
る。
の誘導電界成分をEr 、方位角θ方向の誘導電界成分を
Eθ、軸z方向の誘導電界成分をEz 、半径r方向の誘
導磁界成分をBr 、方位角θ方向の誘導磁界成分をB
θ、軸z方向の誘導磁界成分をBz とそれぞれ規定する
と、ヘリコン波の波形態は次式[1]〜[3]で表され
る。
【0024】
【数1】
【0025】ここで、kはヘリコン波の波数、ωはヘリ
コン波の角周波数、Aは定数、Tは直交波数、mは方位
角モード数、Jm(Tr)はベッセル関数、J'm(Tr) はそ
の微分、ωp は電子プラズマ周波数、ωc は電子サイク
ロトロン周波数、cは光速である。
コン波の角周波数、Aは定数、Tは直交波数、mは方位
角モード数、Jm(Tr)はベッセル関数、J'm(Tr) はそ
の微分、ωp は電子プラズマ周波数、ωc は電子サイク
ロトロン周波数、cは光速である。
【0026】ここで、m=0モードの場合、次式[4]
【0027】
【数2】
【0028】で示される回帰関係式よりJ-1=−J1、
およびJ'0=−TJ1であるから、式[1]〜[3]は
それぞれ次式[5]〜[7]のように変形される。
およびJ'0=−TJ1であるから、式[1]〜[3]は
それぞれ次式[5]〜[7]のように変形される。
【0029】
【数3】
【0030】ここで、r=a(半径)の時、境界条件を
J1(Ta)=0と置くと、放射モード数の最も小さい根T
a は、k/αの値に無関係に3.83となる。Br とB
θは共にr/a=1.84/3.83の地点で最大とな
る。
J1(Ta)=0と置くと、放射モード数の最も小さい根T
a は、k/αの値に無関係に3.83となる。Br とB
θは共にr/a=1.84/3.83の地点で最大とな
る。
【0031】一方、m=1モードでは、式[1]〜
[3]は次式[8]〜[10]のように書き替えられ
る。
[3]は次式[8]〜[10]のように書き替えられ
る。
【0032】
【数4】
【0033】ここで、前述の式[4]で表される回帰関
係式よりJ1 =(Tr/2m)(J0+J2)、 およびJ'1
=(T/2)(J0−J2) であるから、式[8],[9]
はさらに次式[11],[12]のように書ける。
係式よりJ1 =(Tr/2m)(J0+J2)、 およびJ'1
=(T/2)(J0−J2) であるから、式[8],[9]
はさらに次式[11],[12]のように書ける。
【0034】
【数5】
【0035】m=1モードでは、電界パターンはm=0
モードの場合とは異なり、k/αの値に応じて変化す
る。k/αの各値についてTの値は、式[12]の解と
して求められる。すなわち、次式[13]を解くことで
求められる。
モードの場合とは異なり、k/αの値に応じて変化す
る。k/αの各値についてTの値は、式[12]の解と
して求められる。すなわち、次式[13]を解くことで
求められる。
【0036】
【数6】
【0037】また、m=1モードの電界線が集束する半
径上の地点r0 は、式[11]の解として求められる。
すなわち、次式[14]を解くことで求められる。
径上の地点r0 は、式[11]の解として求められる。
すなわち、次式[14]を解くことで求められる。
【0038】
【数7】
【0039】波のエネルギー吸収はJm(Tr)によって変
化する。
化する。
【0040】ヘリコン波プラズマ中の高エネルギー電子
の密度分布は、上述のような誘導電界成分Eと誘導磁界
成分Bの存在下で衝突減衰と無衝突減衰が生ずることに
よりもたらされる。本発明では、高エネルギー電子の局
在を、誘電体からなる緩衝部材を円筒容器内に設置する
ことにより分散させる。以下、本発明の具体的な実施の
形態として、ヘリコン波プラズマ装置の構成例とこれを
用いたAl系配線膜のドライエッチングについて説明す
る。
の密度分布は、上述のような誘導電界成分Eと誘導磁界
成分Bの存在下で衝突減衰と無衝突減衰が生ずることに
よりもたらされる。本発明では、高エネルギー電子の局
在を、誘電体からなる緩衝部材を円筒容器内に設置する
ことにより分散させる。以下、本発明の具体的な実施の
形態として、ヘリコン波プラズマ装置の構成例とこれを
用いたAl系配線膜のドライエッチングについて説明す
る。
【0041】第1の実施の形態
ここでは、m=0モードのヘリコン波プラズマを励起さ
せるプラズマ装置について、図1を参照しながら説明す
る。
せるプラズマ装置について、図1を参照しながら説明す
る。
【0042】この装置のプラズマ生成部は、ヘリコン波
プラズマPを生成させるための円筒容器であるベルジャ
1、このベルジャ1の周囲に巻回される1回巻きループ
・アンテナ2、上記1回巻きループ・アンテナ2のさら
に外側にてベルジャ1を周回し、その軸z方向に沿った
磁界を生成させるソレノイド・コイル3を主な構成要素
とする。上記ベルジャ1は石英等の誘電体材料にて構成
される。また、上記ループ・アンテナ2は、マッチング
・ネットワーク10を介してプラズマ励起用RF電源1
1に接続されている。ここでは、プラズマ励起用RF電
源11の周波数を13.56MHzとした。
プラズマPを生成させるための円筒容器であるベルジャ
1、このベルジャ1の周囲に巻回される1回巻きループ
・アンテナ2、上記1回巻きループ・アンテナ2のさら
に外側にてベルジャ1を周回し、その軸z方向に沿った
磁界を生成させるソレノイド・コイル3を主な構成要素
とする。上記ベルジャ1は石英等の誘電体材料にて構成
される。また、上記ループ・アンテナ2は、マッチング
・ネットワーク10を介してプラズマ励起用RF電源1
1に接続されている。ここでは、プラズマ励起用RF電
源11の周波数を13.56MHzとした。
【0043】上記ベルジャ1には、拡散チャンバ4が接
続されている。これは、上記ソレノイド・コイル3が形
成する発散磁界に沿ってヘリコン波プラズマPを引き出
すことにより、内部に収容されたステージ6の上のウェ
ハWに対して所定のプラズマ処理を行うための処理室で
ある。
続されている。これは、上記ソレノイド・コイル3が形
成する発散磁界に沿ってヘリコン波プラズマPを引き出
すことにより、内部に収容されたステージ6の上のウェ
ハWに対して所定のプラズマ処理を行うための処理室で
ある。
【0044】上記ステージ6は、絶縁部材を用いて拡散
チャンバ4の壁面から絶縁されている。この他、図示さ
れない静電チャック機構、冷却機構(エッチング用)あ
るいは加熱機構(CVD用)のいずれか、および冷却ガ
ス流路が適宜配設されている。ステージ6の脚部にはブ
ロッキング・コンデンサ12やマッチング・ネットワー
ク13を介してバイアス印加用RF電源14が接続され
ている。プラズマ処理に必要なガスは、拡散チャンバ4
の内部を図示されない排気系統により排気孔7を通じて
矢印A方向に高真空排気した後、天井部に開口されるガ
ス供給管5より矢印B方向から供給される。さらに、拡
散チャンバ4の側壁面にはゲート・バルブ8が設けら
れ、たとえば図示されないロード・ロック室等との間で
ウェハWを搬送可能となされている。
チャンバ4の壁面から絶縁されている。この他、図示さ
れない静電チャック機構、冷却機構(エッチング用)あ
るいは加熱機構(CVD用)のいずれか、および冷却ガ
ス流路が適宜配設されている。ステージ6の脚部にはブ
ロッキング・コンデンサ12やマッチング・ネットワー
ク13を介してバイアス印加用RF電源14が接続され
ている。プラズマ処理に必要なガスは、拡散チャンバ4
の内部を図示されない排気系統により排気孔7を通じて
矢印A方向に高真空排気した後、天井部に開口されるガ
ス供給管5より矢印B方向から供給される。さらに、拡
散チャンバ4の側壁面にはゲート・バルブ8が設けら
れ、たとえば図示されないロード・ロック室等との間で
ウェハWを搬送可能となされている。
【0045】さらに、上記拡散チャンバ4の外部には、
上記ステージ6近傍における発散磁界を収束させ、また
チャンバ壁によるプラズマ中の電子や活性種の消滅を抑
制するために、補助磁界生成手段としてマルチポール磁
石9が配設されている。このマルチポール磁石9は、拡
散チャンバ4内にマルチカスプ磁場を生成させてプラズ
マ閉じ込めを行うものである。なお、このマルチポール
磁石9の配設位置は、図示される例に限られず、たとえ
ばウェハ・ステージ6の支柱の周囲等の他の場所であっ
ても良い。さらにあるいは、これをソレノイド・コイル
に置き換え、ミラー磁場の形成によってプラズマ閉じ込
めを行うようにしても良い。
上記ステージ6近傍における発散磁界を収束させ、また
チャンバ壁によるプラズマ中の電子や活性種の消滅を抑
制するために、補助磁界生成手段としてマルチポール磁
石9が配設されている。このマルチポール磁石9は、拡
散チャンバ4内にマルチカスプ磁場を生成させてプラズ
マ閉じ込めを行うものである。なお、このマルチポール
磁石9の配設位置は、図示される例に限られず、たとえ
ばウェハ・ステージ6の支柱の周囲等の他の場所であっ
ても良い。さらにあるいは、これをソレノイド・コイル
に置き換え、ミラー磁場の形成によってプラズマ閉じ込
めを行うようにしても良い。
【0046】本発明のヘリコン波プラズマ装置は、かか
る従来の一般的な構成に加え、ベルジャ1の内部にセラ
ミック・リング15が配されている点を最大の特色とし
ている。このセラミック・リング15を、図2に示す。
ここで、(a)図は(b)図のX−X線断面図、すなわ
ち軸zを含む仮想面による断面図である。このセラミッ
ク・リング15は、単なる円形パイプ状ではなく、その
先端部15tから軸z方向の途中までが、一定の頂角p
をもって広がるようなX−X線断面形状となされてい
る。この頂角pは、おおよそ30゜までの範囲で選択す
れば良い。したがって、このセラミック・リング15の
軸zに垂直な仮想面における断面形状は円環状である
が、このときの断面積は該軸z方向の少なくとも一部に
わたって単調に増大する。
る従来の一般的な構成に加え、ベルジャ1の内部にセラ
ミック・リング15が配されている点を最大の特色とし
ている。このセラミック・リング15を、図2に示す。
ここで、(a)図は(b)図のX−X線断面図、すなわ
ち軸zを含む仮想面による断面図である。このセラミッ
ク・リング15は、単なる円形パイプ状ではなく、その
先端部15tから軸z方向の途中までが、一定の頂角p
をもって広がるようなX−X線断面形状となされてい
る。この頂角pは、おおよそ30゜までの範囲で選択す
れば良い。したがって、このセラミック・リング15の
軸zに垂直な仮想面における断面形状は円環状である
が、このときの断面積は該軸z方向の少なくとも一部に
わたって単調に増大する。
【0047】さらに、本発明ではこのセラミック・リン
グ15の配設位置が重要である。すなわち、上記先端部
15tは、上記ベルジャ1の半径r方向における高エネ
ルギー電子の分布極大領域の中心に略々合致するごとく
配設される。すなわち、前出の図9の(a)図におい
て、電子温度Te >10eVの領域を表す着色部分の中
心線(破線で示した。)に、上記先端部15tを略々合
致させる。かかる配設位置は、上記セラミック・リング
15の下方側壁面に取り付けられている支持部材16の
高さ調整を行うことにより決定する。なお、この支持部
材16の端部は、拡散チャンバ4の天井部に固定されて
いる。
グ15の配設位置が重要である。すなわち、上記先端部
15tは、上記ベルジャ1の半径r方向における高エネ
ルギー電子の分布極大領域の中心に略々合致するごとく
配設される。すなわち、前出の図9の(a)図におい
て、電子温度Te >10eVの領域を表す着色部分の中
心線(破線で示した。)に、上記先端部15tを略々合
致させる。かかる配設位置は、上記セラミック・リング
15の下方側壁面に取り付けられている支持部材16の
高さ調整を行うことにより決定する。なお、この支持部
材16の端部は、拡散チャンバ4の天井部に固定されて
いる。
【0048】上述のようなセラミック・リング15を配
した本発明のヘリコン波プラズマ装置において実現され
るプラズマ特性を図3に示す。(a)図は、ベルジャ1
内の高エネルギー電子密度分布である。前出の図9の
(a)図と比較すると、密度極大領域が半径r方向に分
散されている。また(b)図は、規格化した飽和電子電
流密度をウェハ径に沿ってプロットしたグラフであり、
前出の図9の(b)図と比較すると、ウェハWの表面近
傍におけるプラズマ密度がより均一化されている様子が
明らかである。
した本発明のヘリコン波プラズマ装置において実現され
るプラズマ特性を図3に示す。(a)図は、ベルジャ1
内の高エネルギー電子密度分布である。前出の図9の
(a)図と比較すると、密度極大領域が半径r方向に分
散されている。また(b)図は、規格化した飽和電子電
流密度をウェハ径に沿ってプロットしたグラフであり、
前出の図9の(b)図と比較すると、ウェハWの表面近
傍におけるプラズマ密度がより均一化されている様子が
明らかである。
【0049】第2の実施の形態
次に、本発明の別の実施の形態として、m=1モードの
ヘリコン波プラズマを励起させるプラズマ装置に用いら
れる誘電体緩衝部材について説明する。
ヘリコン波プラズマを励起させるプラズマ装置に用いら
れる誘電体緩衝部材について説明する。
【0050】このm=1モード用緩衝部材は、図4に示
されるようなセラミック・コーン17である。ここで、
(a)図は(b)図のX−X線断面図、すなわち軸zを
含む仮想面による断面図である。このセラミック・コー
ン17は、円形ロッドの先端を円錐状に尖らせたもので
ある。すなわち、そのX−X線断面形状は、先端部17
tから軸z方向の途中までにおいて、一定の頂角qをも
って広がる形状となされている。この頂角qは、おおよ
そ30゜までの範囲で選択すれば良い。したがって、こ
のセラミック・コーン17の軸zに垂直な仮想面におけ
る断面形状は円形であるが、このときの断面積は該軸z
方向の少なくとも一部にわたって単調に増大する。
されるようなセラミック・コーン17である。ここで、
(a)図は(b)図のX−X線断面図、すなわち軸zを
含む仮想面による断面図である。このセラミック・コー
ン17は、円形ロッドの先端を円錐状に尖らせたもので
ある。すなわち、そのX−X線断面形状は、先端部17
tから軸z方向の途中までにおいて、一定の頂角qをも
って広がる形状となされている。この頂角qは、おおよ
そ30゜までの範囲で選択すれば良い。したがって、こ
のセラミック・コーン17の軸zに垂直な仮想面におけ
る断面形状は円形であるが、このときの断面積は該軸z
方向の少なくとも一部にわたって単調に増大する。
【0051】かかるセラミック・コーン17は、その先
端部17tがm=1モード・プラズマの高エネルギー電
子の分布極大領域の中心に略々合致するごとく配設され
る。すなわち、前出の図10の(a)図において、電子
温度Te >10eVの領域を表す着色部分の中心Oに、
上記先端部17tを略々合致させる。なお、セラミック
・コーン17を配した状態のヘリコン波プラズマ装置の
全体図は省略するが、図1のセラミック・リング15に
替えて、セラミック・コーン17が支持部材18を用い
て拡散チャンバ4の天井部に固定されたものである。
端部17tがm=1モード・プラズマの高エネルギー電
子の分布極大領域の中心に略々合致するごとく配設され
る。すなわち、前出の図10の(a)図において、電子
温度Te >10eVの領域を表す着色部分の中心Oに、
上記先端部17tを略々合致させる。なお、セラミック
・コーン17を配した状態のヘリコン波プラズマ装置の
全体図は省略するが、図1のセラミック・リング15に
替えて、セラミック・コーン17が支持部材18を用い
て拡散チャンバ4の天井部に固定されたものである。
【0052】上述のようなセラミック・コーン17を配
した本発明のヘリコン波プラズマ装置において得られる
プラズマ特性を図5に示す。(a)図は、ベルジャ1内
の高エネルギー電子密度分布である。前出の図10の
(a)図と比較すると、ベルジャ1の中心O近傍のプラ
ズマ密度が緩和され、密度極大領域がドーナツ状に分散
している。また(b)図は、規格化した飽和電子電流密
度をウェハ径に沿ってプロットしたグラフであり、前出
の図10の(b)図と比較すると、ウェハWの表面近傍
におけるプラズマ密度がより均一化されている様子が明
らかである。
した本発明のヘリコン波プラズマ装置において得られる
プラズマ特性を図5に示す。(a)図は、ベルジャ1内
の高エネルギー電子密度分布である。前出の図10の
(a)図と比較すると、ベルジャ1の中心O近傍のプラ
ズマ密度が緩和され、密度極大領域がドーナツ状に分散
している。また(b)図は、規格化した飽和電子電流密
度をウェハ径に沿ってプロットしたグラフであり、前出
の図10の(b)図と比較すると、ウェハWの表面近傍
におけるプラズマ密度がより均一化されている様子が明
らかである。
【0053】以上、本発明の2つの実施の形態について
説明したが、装置構成の細部は適宜変更が可能である。
たとえば、上述のセラミック・リング15やセラミック
・コーン17はいずれも単一部材であったが、本発明で
用いられる誘電体緩衝部材は、複数部材の組み合わせに
より構成されるものであっても良い。たとえば、直径の
異なる複数のセラミック・リングを互いに同心的に配置
すれば、あるリングにより分散された高密度プラズマ領
域がさらに別のリングで分散されるといった具合に分散
が繰り返され、より均一な密度分布を達成することがで
きる。セラミック・コーンを周回するごとくセラミック
・リングを配しても、同様の効果が得られる。
説明したが、装置構成の細部は適宜変更が可能である。
たとえば、上述のセラミック・リング15やセラミック
・コーン17はいずれも単一部材であったが、本発明で
用いられる誘電体緩衝部材は、複数部材の組み合わせに
より構成されるものであっても良い。たとえば、直径の
異なる複数のセラミック・リングを互いに同心的に配置
すれば、あるリングにより分散された高密度プラズマ領
域がさらに別のリングで分散されるといった具合に分散
が繰り返され、より均一な密度分布を達成することがで
きる。セラミック・コーンを周回するごとくセラミック
・リングを配しても、同様の効果が得られる。
【0054】さらに、全体としては単一の緩衝部材とし
て働くものであっても、これを形状的に分割された複数
のユニットから構成し、個々のユニットの位置関係を駆
動手段を用いて変化させることにより、たとえば円筒容
器の半径r方向に伸縮可能なリング状の緩衝部材を得る
こともできる。このような緩衝部材であれば、プラズマ
条件に応じた寸法の微調整が可能であるため、プラズマ
密度の均一化をより精密に行うことができる。
て働くものであっても、これを形状的に分割された複数
のユニットから構成し、個々のユニットの位置関係を駆
動手段を用いて変化させることにより、たとえば円筒容
器の半径r方向に伸縮可能なリング状の緩衝部材を得る
こともできる。このような緩衝部材であれば、プラズマ
条件に応じた寸法の微調整が可能であるため、プラズマ
密度の均一化をより精密に行うことができる。
【0055】この他、支持部材の本数や形状も、誘導電
界成分Eや誘導磁界成分Bを変化させない限りにおい
て、適宜変更・選択が可能である。
界成分Eや誘導磁界成分Bを変化させない限りにおい
て、適宜変更・選択が可能である。
【0056】
【実施例】ここでは、m=0モード・プラズマ用のセラ
ミック・リング15を配した図1のヘリコン波プラズマ
装置を用いて、Al系多層膜のドライエッチングを行っ
た。このプロセスを、図6および図7を参照しながら説
明する。
ミック・リング15を配した図1のヘリコン波プラズマ
装置を用いて、Al系多層膜のドライエッチングを行っ
た。このプロセスを、図6および図7を参照しながら説
明する。
【0057】本実施例で用いたサンプル・ウェハの構造
を、図6に示す。この図は、Si基板21上にSiOx
層間絶縁膜22とAl系多層膜26とを順次積層し、さ
らにこのAl系多層膜26の上でレジスト・マスク27
(PR)をパターニングした状態を示している。ここ
で、上記Al系多層膜26は、下層側から順にTiNバ
リヤメタル23、Al−1%Si膜24、TiN反射防
止膜25が積層されたものである。また、上記レジスト
・マスク27は、たとえば化学増幅系フォトレジスト材
料を用いて、KrFエキシマ・レーザ・リソグラフィお
よび現像処理を経て0.25μmのライン・アンド・ス
ペース状に形成されたものである。
を、図6に示す。この図は、Si基板21上にSiOx
層間絶縁膜22とAl系多層膜26とを順次積層し、さ
らにこのAl系多層膜26の上でレジスト・マスク27
(PR)をパターニングした状態を示している。ここ
で、上記Al系多層膜26は、下層側から順にTiNバ
リヤメタル23、Al−1%Si膜24、TiN反射防
止膜25が積層されたものである。また、上記レジスト
・マスク27は、たとえば化学増幅系フォトレジスト材
料を用いて、KrFエキシマ・レーザ・リソグラフィお
よび現像処理を経て0.25μmのライン・アンド・ス
ペース状に形成されたものである。
【0058】この状態のウェハを図1のヘリコン波プラ
ズマ装置にセットした。ただし、ベルジャ1の直径は6
cm、軸z方向の長さは20cm、セラミック・リング
15の先端部15tの直径は2.9cm、頂角pは20
゜とした。1回巻きループ・アンテナ2に接続されるプ
ラズマ励起用RF電源11の周波数は、13.56MH
zである。エッチング条件は、たとえば、 BCl3 流量 30 SCCM Cl2 流量 60 SCCM 圧力 0.7 Pa アンテナ供給電力 2000 W(13.56 MHz) ソレノイドコイル供給電力 45 A RFバイアス電力 140 W(2 MHz) ウェハ温度 40 ℃ 裏面Heガス圧力 800 Pa 静電チャック供給電力 −300 W とした。
ズマ装置にセットした。ただし、ベルジャ1の直径は6
cm、軸z方向の長さは20cm、セラミック・リング
15の先端部15tの直径は2.9cm、頂角pは20
゜とした。1回巻きループ・アンテナ2に接続されるプ
ラズマ励起用RF電源11の周波数は、13.56MH
zである。エッチング条件は、たとえば、 BCl3 流量 30 SCCM Cl2 流量 60 SCCM 圧力 0.7 Pa アンテナ供給電力 2000 W(13.56 MHz) ソレノイドコイル供給電力 45 A RFバイアス電力 140 W(2 MHz) ウェハ温度 40 ℃ 裏面Heガス圧力 800 Pa 静電チャック供給電力 −300 W とした。
【0059】このエッチングにより、図7に示されるよ
うに、良好な異方性形状を有するAl系配線パターン2
6aが形成された。ここで、図7中、異方性エッチング
により形成された各材料膜パターンは、元の符号に添字
aを付して表してある。この異方性形状は、ウェハWの
全面にわたってほぼ一様に得られた。これに対し、上記
セラミック・リング15を取り外して同様の条件でエッ
チングを行った時には、図11に示したように、TiN
バリヤメタル・パターンにノッチング形状が発生した。
うに、良好な異方性形状を有するAl系配線パターン2
6aが形成された。ここで、図7中、異方性エッチング
により形成された各材料膜パターンは、元の符号に添字
aを付して表してある。この異方性形状は、ウェハWの
全面にわたってほぼ一様に得られた。これに対し、上記
セラミック・リング15を取り外して同様の条件でエッ
チングを行った時には、図11に示したように、TiN
バリヤメタル・パターンにノッチング形状が発生した。
【0060】以上、本発明の具体的な実施例について説
明したが、本発明では上述のAl系多層膜のみならず、
ポリシリコン膜,ポリサイド膜,シリサイド膜,高融点
金属膜,Cu膜,Ag膜,Au膜等の従来公知の配線材
料を必要に応じて従来公知のバリヤメタルや反射防止膜
と組み合わせた配線膜、さらには絶縁膜や有機膜をエッ
チングの対象とすることができる。また、本発明のプラ
ズマ装置はCVDやプラズマ表面処理に用いることも可
能である。
明したが、本発明では上述のAl系多層膜のみならず、
ポリシリコン膜,ポリサイド膜,シリサイド膜,高融点
金属膜,Cu膜,Ag膜,Au膜等の従来公知の配線材
料を必要に応じて従来公知のバリヤメタルや反射防止膜
と組み合わせた配線膜、さらには絶縁膜や有機膜をエッ
チングの対象とすることができる。また、本発明のプラ
ズマ装置はCVDやプラズマ表面処理に用いることも可
能である。
【0061】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明を適用すれば、大口径化されつつあるウェハ上に形成
される微細パターンの局所形状異常や、同じくウェハ上
に堆積される堆積膜の膜厚むらを、何ら複雑な制御や多
大な設備投資を行うことなく容易に解消することができ
る。したがって本発明は、プラズマ処理の高精度化を通
じて半導体装置の微細化、高性能化、高信頼化に大きく
貢献するものである。
明を適用すれば、大口径化されつつあるウェハ上に形成
される微細パターンの局所形状異常や、同じくウェハ上
に堆積される堆積膜の膜厚むらを、何ら複雑な制御や多
大な設備投資を行うことなく容易に解消することができ
る。したがって本発明は、プラズマ処理の高精度化を通
じて半導体装置の微細化、高性能化、高信頼化に大きく
貢献するものである。
【図1】本発明のヘリコン波プラズマ装置(m=0モー
ド用)の構成例を示す模式的断面図である。
ド用)の構成例を示す模式的断面図である。
【図2】本発明のヘリコン波プラズマ装置に用いるセラ
ミック・リング(m=0モード用)を示す図であり、
(a)図は(b)図のX−X線断面図、(b)図は部分
斜視図である。
ミック・リング(m=0モード用)を示す図であり、
(a)図は(b)図のX−X線断面図、(b)図は部分
斜視図である。
【図3】本発明のm=0モード・プラズマにおけるプラ
ズマ特性を説明するための図であり、(a)図はベルジ
ャの半径r方向に分散された高エネルギー電子密度分布
を表す模式図、(b)図はウェハ径方向の飽和電子電流
密度分布を表すグラフである。
ズマ特性を説明するための図であり、(a)図はベルジ
ャの半径r方向に分散された高エネルギー電子密度分布
を表す模式図、(b)図はウェハ径方向の飽和電子電流
密度分布を表すグラフである。
【図4】本発明のヘリコン波プラズマ装置に用いるセラ
ミック・コーン(m=1モード用)を示す図であり、
(a)図は(b)図のX−X線断面図、(b)図は部分
斜視図である。
ミック・コーン(m=1モード用)を示す図であり、
(a)図は(b)図のX−X線断面図、(b)図は部分
斜視図である。
【図5】本発明のm=1モード・プラズマにおけるプラ
ズマ特性を説明するための図であり、(a)図はベルジ
ャの半径r方向に分散された高エネルギー電子密度分布
を表す模式図、(b)図はウェハ径方向の飽和電子電流
密度分布を表すグラフである。
ズマ特性を説明するための図であり、(a)図はベルジ
ャの半径r方向に分散された高エネルギー電子密度分布
を表す模式図、(b)図はウェハ径方向の飽和電子電流
密度分布を表すグラフである。
【図6】本発明を適用したAl系多層膜のドライエッチ
ングにおいて、エッチング前のウェハの状態を示す模式
的断面図である。
ングにおいて、エッチング前のウェハの状態を示す模式
的断面図である。
【図7】図6のAl系多層膜が異方性エッチングされた
状態を示す模式的断面図である。
状態を示す模式的断面図である。
【図8】従来のヘリコン波プラズマ装置の構成例を示す
模式的断面図である。
模式的断面図である。
【図9】従来のm=0モード・プラズマにおけるプラズ
マ特性を説明するための図であり、(a)図はベルジャ
の半径r方向の高エネルギー電子密度分布を表す模式
図、(b)図はウェハ径方向の飽和電子電流密度分布を
表すグラフである。
マ特性を説明するための図であり、(a)図はベルジャ
の半径r方向の高エネルギー電子密度分布を表す模式
図、(b)図はウェハ径方向の飽和電子電流密度分布を
表すグラフである。
【図10】従来のm=1モード・プラズマにおけるプラ
ズマ特性を説明するための図であり、(a)図はベルジ
ャの半径r方向の高エネルギー電子密度分布を表す模式
図、(b)図はウェハ径方向の飽和電子電流密度分布を
表すグラフである。
ズマ特性を説明するための図であり、(a)図はベルジ
ャの半径r方向の高エネルギー電子密度分布を表す模式
図、(b)図はウェハ径方向の飽和電子電流密度分布を
表すグラフである。
【図11】従来のヘリコン波プラズマを用いたAl系多
層膜のドライエッチングにおいて、TiNバリヤメタル
にノッチング形状が発生した状態を示す模式的断面図で
ある。
層膜のドライエッチングにおいて、TiNバリヤメタル
にノッチング形状が発生した状態を示す模式的断面図で
ある。
1 ベルジャ
2 1回巻きループ・アンテナ
3 ソレノイド・コイル
4 拡散チャンバ
6 ウェハ・ステージ
11 プラズマ励起用RF電源
14 バイアス印加用RF電源
15 セラミック・リング
15t (セラミック・リング15の)先端部
17 セラミック・コーン
17t (セラミック・コーン17の)先端部
16,18 支持部材
22 SiOx層間絶縁膜
26 Al系多層膜
26a Al系配線パターン
27 レジスト・マスク
W ウェハ
P ヘリコン波プラズマ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
H01L 21/3065 H01L 21/302 B
(56)参考文献 特開 平7−86239(JP,A)
特開 平6−279984(JP,A)
特開 平6−5386(JP,A)
特開 平7−230898(JP,A)
特開 平3−68773(JP,A)
第41回応用物理学関係連合講演会予稿
集,日本,(社)応用物理学会,1994年
3月28日,p.46/演題番号31P−ZE
−2
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H05H 1/46
C23C 16/50
C23F 4/00
H01L 21/205
H01L 21/3065
Claims (2)
- 【請求項1】円筒容器内でm=0モードのヘリコン波を
用いてプラズマを励起するヘリコン波プラズマ装置にお
いて、円筒容器内に前記円筒容器の軸zに垂直な仮想面
におけるその断面積が該軸z方向の少なくとも一部にわ
たって単調に増大する形状となされ、かつ該断面積が最
小となるその先端部が前記円筒容器の半径r方向におけ
る高エネルギー電子の分布極大領域の中心に略々合致
し、前記円筒容器の軸zに垂直な仮想面における前記緩
衝部材の断面形状が円環状であるセラミック・リングか
らなるヘリコン波緩衝部材が配されてなるヘリコン波プ
ラズマ装置。 - 【請求項2】円筒容器内でm=0モードのヘリコン波を
用いて励起されたプラズマを用い、該円筒容器内に保持
された基板に対して所定のプラズマ処理を行うプラズマ
処理方法において、円筒容器内に前記円筒容器の軸zに
垂直な仮想面におけるその断面積が該軸z方向の少なく
とも一部にわたって単調に増大する形状となされ、かつ
該断面積が最小となるその先端部が前記円筒容器の半径
r方向における高エネルギー電子の分布極大領域の中心
に略々合致し、前記円筒容器の前記軸zに垂直な仮想面
における前記緩衝部材の断面形状が円環状であり、セラ
ミック・リングからなるヘリコン波緩衝部材が配され
て、前記所定のプラズマ処理を行うプラズマ処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23988795A JP3380948B2 (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | ヘリコン波プラズマ装置およびこれを用いたプラズマ処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23988795A JP3380948B2 (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | ヘリコン波プラズマ装置およびこれを用いたプラズマ処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0992490A JPH0992490A (ja) | 1997-04-04 |
| JP3380948B2 true JP3380948B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=17051354
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23988795A Expired - Fee Related JP3380948B2 (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | ヘリコン波プラズマ装置およびこれを用いたプラズマ処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3380948B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100856451B1 (ko) * | 2000-04-25 | 2008-09-04 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 소재의 플라즈마 세정장치 및 방법 |
| EP2044610B1 (en) * | 2006-07-20 | 2012-11-28 | SPP Process Technology Systems UK Limited | Plasma sources |
| CN111219305B (zh) * | 2019-03-21 | 2021-06-15 | 哈尔滨工业大学 | 一种具有缓冲腔的霍尔推力器 |
| CN111769060B (zh) * | 2020-07-27 | 2025-02-28 | 上海邦芯半导体科技有限公司 | 感性耦合反应器及其工作方法 |
-
1995
- 1995-09-19 JP JP23988795A patent/JP3380948B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 第41回応用物理学関係連合講演会予稿集,日本,(社)応用物理学会,1994年3月28日,p.46/演題番号31P−ZE−2 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0992490A (ja) | 1997-04-04 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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