JP3397681B2 - 免震自立棚 - Google Patents

免震自立棚

Info

Publication number
JP3397681B2
JP3397681B2 JP07729198A JP7729198A JP3397681B2 JP 3397681 B2 JP3397681 B2 JP 3397681B2 JP 07729198 A JP07729198 A JP 07729198A JP 7729198 A JP7729198 A JP 7729198A JP 3397681 B2 JP3397681 B2 JP 3397681B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seismic isolation
shelf
freestanding
movement
self
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07729198A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11266941A (ja
Inventor
邦雄 宮崎
豊 上野
三千彦 東之薗
卓也 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kongo Co Ltd
Original Assignee
Kongo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kongo Co Ltd filed Critical Kongo Co Ltd
Priority to JP07729198A priority Critical patent/JP3397681B2/ja
Publication of JPH11266941A publication Critical patent/JPH11266941A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3397681B2 publication Critical patent/JP3397681B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cabinets, Racks, Or The Like Of Rigid Construction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震などによって
生じる免震自立棚の移動を制限すると共に、免震自立棚
の移動を制限したときの衝撃を和らげることができる免
震自立棚に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自立棚に免震機能を持たせるために、据
付床に対して自由に相対移動することができるようにし
た免震自立棚が考えられている。図7は、従来のいわゆ
る単柱式の自立棚に免震機能を付加したものの例を示
す。図7(a)(b)において、物品などが載置される
自由棚は主として、ベース72、支柱73、棚受け7
4、棚板75等の部材から構成されている。このうち、
ベース72は、図7(b)に示すように、前側と後側に
突出した形状の部材であり、突出側に向かうに従い、高
さ寸法がなだらかに低くなり斜状となっている。このよ
うなベース72は間口面方向に一定の間隔をおいて複数
並べて配置されている。
【0003】各ベース72の、前後に突出した部分の中
央には、図示しないが上側に突出した突部が設けられて
おり、突部に対し支柱73が取り付けられている。支柱
73は角筒状で、内側にベース72の上記突部よりも一
回り大きな孔を有している。このため、支柱73の孔
を、ベース72の突部の外面に挿通し、なおかつ、図示
しない締結部材で固定することにより、各ベース72に
対して支柱73が取り付けられている。このようなベー
ス72と支柱73から、棚装置の足部が構成されてい
る。棚装置の足部は複数並べて配置されている。また、
ベース72の前側と後側に突出した部分の下側には、キ
ャスター72a、72aが取り付けられている。
【0004】上記複数並べて配置されている棚装置の足
部はそれぞれ、連つなぎ上部材70と連つなぎ下部材7
9によって、隣接する足部同志が連結されている。この
うち連つなぎ上部材70は、支柱73の上端部どうしを
固定するのに用いられている。また、連つなぎ下部材7
9は、隣り合うベース72どうしを固定するのに用いら
れている。このように、連つなぎ上部材70と連つなぎ
下部材79を間に介在させて互いに隣り合う足部どうし
を接続固定することにより、棚装置の骨格が構成されて
いる。
【0005】棚装置の各支柱73の幅方向両側の面、即
ち、図7(a)において紙面の前面側と背面側には、図
示しないが、上下方向に均等な間隔で複数の孔が点線状
に設けられている。この支柱73に設けられた複数の孔
のうち任意の孔には棚が取り付けられている。棚は一対
の棚受け74、74と、棚受け74、74によって両端
部が支持された棚板75とから構成されている。棚は棚
受け74、74の背面に設けられた鉤状の突出を支柱7
3、73に設けられた孔に掛けることにより、支柱7
3、73に取り付けられている。また、棚は支柱73か
ら容易に外したり組み付けたりできるようになってお
り、組み付けられる棚の個数も用途に応じて変更できる
ようになっている。以上のように、棚受け74、74と
棚板75とからなる棚部を、棚装置の骨格部に複数取り
付けることにより、完結した棚体が構成されている。
【0006】上記各ベース72の前後に突出した部分に
はキャスター72a、72aが取り付けられていて、こ
のキャスター72a、72aによって棚体が自立してい
るため、地震などによって据付床が揺れると、自立棚は
キャスター72a、72aによって据付床に対し相対移
動し、地震エネルギーが自立棚に伝達されることがな
く、収納物品を地震から保護することができる。なお、
キャスター72a、72aに代えてその他適宜の免震手
段が用いられる場合もある。
【0007】しかしながら、上述のような免震自立棚
は、地震等によって床振動が生じた場合、キャスター7
2aの免震作用によって、床に対して相対移動し、地震
前の所定の位置からずれてしまい、免震作用はあっても
元の位置に復帰させることは容易ではない。また、地震
による自立棚の移動を制限しなければ自立棚が元の位置
から大きく移動してしまい、元の位置に戻すのがなおさ
ら困難になる。
【0008】そこで、本願出願人は、地震によって移動
した免震自立棚を容易に元の位置に復帰させることがで
き、また、地震による免震自立棚の移動を制限すること
ができる免震自立棚を発明し、先に出願した。特願平9
−136307号がそれである。
【0009】この特願平9−136307号記載の発明
は、据付床上であって、免震自立棚の下に移動制限装置
を設け、地震による据付床の振動によって生じる免震自
立棚の相対移動を免震自立棚の下部が上記移動制限装置
に当接することにより制限しているものである。上記移
動制限装置は、免震自立棚の長手方向に伸びていて、長
手方向の中心部が上記据付床に取り付けられ、長手方向
の両端部が長手方向に直交する方向に延び出していて免
震自立棚の下部との当接部となっているものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
願平9−136307号記載の発明は、さらに改良する
余地がある。すなわち、上記移動制限装置は、免震自立
棚の長手方向に伸びた板材の弾性力を利用して免震自立
棚の相対移動を制限しているものであるため、免震自立
棚の相対移動を制限することができるように上記板材を
長くしなければならず、装置が大型化してしまう。ま
た、免震自立棚を水平面内で可動させるためのキャスタ
ーを移動制限装置の作用に支障のないように、すなわち
免震自立棚の奥行き方向の両端部に設けなければならな
い。
【0011】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解消するためになされたものであり、免震自立棚の移動
を制限する装置を従来のものよりも小型化し、地震によ
って移動した免震自立棚を容易に元の位置に復帰させる
ことができると共に、地震による免震自立棚の移動を制
限することができる免震自立棚を提供することを目的と
する。また、本発明は、免震自立棚の移動を制限する際
に生じる衝撃を減少させることができる免震自立棚を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
据付床に対して自由に相対移動することができる免震自
立棚において、据付床上には免震自立棚の下に係合手段
が設けられ、免震自立棚の下部には、地震による据付床
の振動によって生じる免震自立棚の相対移動を上記係合
手段に当接することにより制限する移動制限手段が設け
られ、この移動制限手段には、係合手段への当接の際の
衝撃を減少させる圧縮部材が設けられ、上記圧縮部材
は、ガイド部材に沿って伸縮可能な圧縮コイルばねから
なり、その両端部が上記係合手段に当接可能になってい
て、上記係合手段への当接の際に圧縮し、その反発力で
免震自立棚を元の位置の方向へ移動させるように構成さ
れていることを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、移動制限手段は、複数設けられていること
を特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、据付床上には免震自立棚の下において免震
自立棚の長手方向の相対移動を制限する第2の移動制限
手段が設けられていることを特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、第2の移動制限手段は、複数設けられてい
ことを特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、圧縮部材は、免震自立棚の台枠内に配置さ
れていることを特徴とする。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
にかかる免震自立棚の実施の形態について説明する。図
1ないし図3において、符号1は、据付床60に対して
自由に相対移動することができる免震自立棚の底部の周
囲に設けられている台枠としての枠体を示している。図
2には図1に示すX−X断面、図3には図1に示すY−
Y断面をそれぞれ示している。この枠体1は平面形状が
奥行寸法に対し長さ寸法が極端に長い長方形の枠形をな
していて、各四辺の横断面がコ字状に形成されている。
【0021】図1および図2に示すように、上記枠体1
には、その奥行き方向の複数の連結部2が枠体1の長手
方向に一定間隔で取り付けられている。この連結部2
は、その横断面が逆U字状に形成された3個の連結体2
B、2C、2Dが平行に配置され一体に結合されること
によって形成されていて、両側の連結体2B、2Dの下
面にはキャスター3がそれぞれ取り付けられ、中間の連
結体2Cの上面には免震自立棚の支柱4がそれぞれ取り
付けられている。また、連結体2B、2Cおよび2D
は、連結体2Cを中間に位置して溶接等によって一体に
取り付けられている。枠体1の長手方向両端近くには、
連結体2Aが単独で取り付けられ、各連結体2Aの下面
にはキャスター3が取り付けられている。
【0022】図2に示すように、上記各キャスター3
は、その支持軸3aを連結体2に形成された孔に貫通さ
せることによって取り付けられている。このキャスター
3は、免震自立棚を水平面内に可動させるためのもので
あり、免震自立棚の長手方向に沿って複数設けられてい
る。上記キャスター3は、周知の通り、支持軸3aの軸
線から側方にずれた位置に設けられた水平軸でローラが
回転自在に支持され、また、支持軸3aは自由に回転可
能になっていて、ローラは任意の向きに転動することが
できるようになっているものである。このキャスター3
のローラは、据付床60上に設けられた係合手段50上
に載置され、これによって免震自立棚が据付床60に対
して自由に相対移動することができる。
【0023】なお、図1および図2に示すキャスター3
は、免震自立棚の長手方向に一列に設けられているもの
であるため、図1および図2に示す免震自立棚は、図6
に示すように、天継ぎ部材80によって天井部が互いに
連結された複数の免震自立棚の一つであるといえるが、
上記キャスター3を免震自立棚の長手方向に二列に設け
るなどすれば、複数の免震自立棚を連結させなくても、
免震自立棚を据付床60上に起立させることができる。
【0024】上記支柱4は角筒状のものであり、その下
端部が適宜の手段によって連結体2Cに取り付けられて
垂直に立てられている。図1には、5本の支柱4が免震
自立棚の長手方向に一定間隔で設けられているものを示
している。
【0025】図2および図3に示すように、据付床60
上であって、免震自立棚が配置される位置には、係合手
段50が固定されている。この係合手段50は、板状の
ものであり、上記枠体1と同様に、奥行き寸法に対し長
さ寸法が長い長方形をなしていて、上記枠体1の大きさ
よりも若干大きく形成されている。この係合手段50の
奥行き方向の両端縁は内側に向けて折り返されることに
より、据付床60から僅かに立ち上がった係合部50
a、50bがそれぞれ両端縁に形成されている。この係
合部50a、50bは、後述する移動制御手段40の板
材48の係合部48a、48bとそれぞれ当接するよう
になっている。
【0026】図1および図2に示すように、据付床60
上であって免震自立棚の下、すなわち上記係合手段50
上には、第2の移動制限手段65が適宜の取り付け手段
によって設けられている。この第2の移動制限手段65
は、地震による据付床60の振動によって生じる免震自
立棚の長手方向の相対移動を制限するためのものであ
る。図1に示す第2移動制限手段65は、免震自立棚の
長手方向において免震自立棚の中心に対して対称になる
ように二つ設けられている。この第2移動制限手段65
は、衝撃を吸収することができるゴム材で成形されてい
て、図2に示すように、その外形が略立方体をなしてい
て、上記枠体1に取り付けられた連結体2と当接するこ
とができる高さに形成されている。
【0027】図1ないし図3に示すように、免震自立棚
の下部、すなわち上記枠体1には、その奥行き方向に平
行に移動制限手段40が複数設けられている。図1に示
すものは、この移動制限手段40が枠体1の中心位置か
ら対称になるように、枠体1の長手方向の両端近傍にそ
れぞれ一つずつ設けられている。この移動制限手段40
は、地震による据付床60の振動によって自立棚が相対
移動したとき、上記係合手段50に当接することによっ
て自立棚の相対移動を制限するためのものである。以
下、この移動制限手段40の構成を具体的に説明する。
【0028】図2および図3に示すように、上記枠体1
には、移動制限手段40が取り付けられる位置に孔1a
が形成されている。孔1aは、枠体1の奥行き方向前後
において、枠体1の長さ方向に所定の間隔をおいてそれ
ぞれ2個、合計4個を一組として形成されている。この
各孔1aには、ボルト51が下方に向けてそれぞれ挿入
されていて、このボルト51はナット52によって枠体
1にそれぞれ固定されている。
【0029】このボルト51の先端は、移動制限手段4
0の母体である筺体42を支持する取り付け板41に形
成された孔41aに挿入されていて、さらに取り付け板
41の下面に固着されたナット53にボルト51がねじ
込まれている。つまり、上記取り付け板41は、ナット
53によってボルト51に位置決めされて固定されてい
る。この取り付け板41は2枚を一組としてなり、枠体
1の奥行き方向の前後に配置された各取り付け板41の
長さ方向両端部がそれぞれ上記ボルト51に固定されて
いる。前後の各取り付け板41間には、母体が枠体1の
奥行き方向に伸び、さらに下部が開放された筺体42が
配置され、筺体42の上面が適宜の固着手段によって上
記前後の取り付け板41の下面にそれぞれ取り付けられ
ている。
【0030】上記筺体42は、前述のように、開放され
た下面が据付床60に面するように取り付け板41やボ
ルト51等を介することによって枠体1に固定されて取
り付けられるとともに、図3に示すように、筺体42
は、枠体1が形成する空間内に取り付けられている。こ
の筺体42の長手方向の両端の側面42a、42bの中
心位置には、孔(図示せず)がそれぞれ形成されてい
て、この各孔には、ガイド部材としての中心軸43が取
り付けられている。この中心軸43の両端であって、各
孔から外方に突出した部分には、側面42a、42bに
形成された上記孔よりも大きい止めリング43aが形成
されていて、これによって中心軸43は、上記孔から抜
けないようになっている。
【0031】この中心軸43には、上記側面42aと上
記側面42bとの間に、圧縮部材としての圧縮コイルば
ね44が中心軸43に沿って伸縮することができるよう
に取り付けられている。上述のように、中心軸43が取
り付けられている筺体42は、上記枠体1が形成する空
間内に取り付けられているため、この圧縮コイルばね4
4も枠体1が形成する空間内に収まっている。
【0032】この圧縮コイルばね44は、後述するよう
に、板材48の係合部48a、48bが上記係合手段5
0の係合部50a、50bと当接する際に、その衝撃を
減少させるためのものであると共に、上記当接の際に圧
縮され、その反発力で免震自立棚を元の位置の方向へ移
動させるためのものである。
【0033】上記圧縮コイルばね44の両端には、その
両端を囲むように外形が帽子状の外囲部45がそれぞれ
取り付けられていて、この各外囲部45は、後述するよ
うに、上記中心軸43に沿って奥行き方向に摺動するこ
とができるようになっている。この各外囲部45の下部
には、板材48がねじ49によってそれぞれ取り付けら
れている。従って、板材48は、外囲部45と伴って上
記中心軸43に沿って奥行き方向に摺動する。図4に
は、左側の板材48が摺動した状態を示している。
【0034】図3および図4に示すように、この板材4
8の内側の一端は、略90度に下方に向けて折り曲げら
れていて、係合部48a、48bがそれぞれ形成されて
いる。この係合部48a、48bは、地震等によって免
震自立棚が据付床60に対して相対移動した場合に、据
付床60上に設けられた上記係合手段50の係合部50
a、50bと当接することができるようにそれぞれ設け
られている。図2ないし図4に示す係合部48a、48
bは、据付床60上に設けられた係合手段50の上面と
接しているように見えるが、係合部48a、48bは、
上記中心軸43に沿って奥行き方向に摺動移動すること
ができるように、係合手段50の上面と若干の間隙を隔
てて設けられている。
【0035】次に、上記実施の形態の動作について説明
する。免震自立棚は、その枠体1が図3に示すように係
合手段50との関係において中立位置にあり、係合部5
0aと係合部48aとの間、係合部50bと係合部48
bとの間にそれぞれほぼ同じ間隔が存在している。い
ま、地震等によって据付床60に振動が生じた場合、上
記キャスター3の免震作用によって、免震自立棚は据付
床60に対して相対移動する。つまり、免震自立棚は、
据付床60上に設けられた係合手段50の上方で相対移
動する。
【0036】例えば、地震前の所定の位置にある免震自
立棚が、振動によって図1に示すように、奥行き方向と
平行な矢印α方向にスライド移動したとすると、移動制
限手段40の板材48の係合部48aは、図5に示すよ
うに、据付床60上に設けられた係合手段50の係合部
50aと当接した状態になる。
【0037】このような状態からさらに免震自立棚が図
1に示す矢印α方向にスライド移動すると、図4に示す
ように、外囲部45(図において左側)が圧縮コイルば
ね44の弾性力に抗して圧縮方向(図において右側)に
摺動移動する。従って、さらに外囲部45(図において
左側)が圧縮コイルばね44の弾性力に抗して圧縮方向
(図において右側)に摺動することになり、圧縮コイル
ばね44が圧縮付勢されることによって免震自立棚の相
対移動が制限されると共に、上記移動制限手段40と係
合手段50との当接の際の衝撃が減少されることにな
る。
【0038】図4に示すように、圧縮コイルばね44が
外囲部45(図において左側)によって圧縮された状態
で地震がおさまると、圧縮コイルばね44は、この圧縮
されたことによって生じる反発力で外囲部45を圧縮方
向と逆の方向(図4の場合は左方向)に摺動させる。つ
まり、この圧縮コイルばね44の反発力でもって免震自
立棚を元の位置に向かって移動させる。ただし、免震自
立棚は図3に示す元の位置までもどるわではなく、図5
に示すように、圧縮コイルばね44が元の位置にまでも
どり、係合部50aから係合部48aが僅かでも離れる
と、圧縮コイルばね44の反発力が規制されてその場で
停止する。免震自立棚を元の位置にもどすには、手動力
などによって免震自立棚を動かす。
【0039】このように、圧縮コイルばね44の反発力
で免震自立棚が元の位置に向かって移動されるため、地
震による免震自立棚の移動を限られた範囲に制限するこ
とができると共に、免震自立棚を地震前の元の位置に容
易に復帰させることができる。また、外囲部45が圧縮
コイルばね44の弾性力に抗して圧縮方向に摺動移動す
ることによって当接の際の衝撃が減少される。圧縮コイ
ルばね44はガイド部材としての中心軸43に沿って伸
縮するため、圧縮コイルばね44が上記のように圧縮さ
れても、圧縮コイルばね44の形態は中心軸43によっ
て制限され、垂れ下がったりすることはないから、圧縮
コイルばね44の配置空間を小さくすることができる。
【0040】上述の説明は、免震自立棚が奥行き方向と
平行な矢印α方向にスライド移動した場合であったが、
図1に示す矢印β方向のように、奥行き方向に対して斜
めの方向に免震自立棚がスライド移動した場合も同様に
動作する。この免震自立棚のスライド移動を奥行き方向
と長手方向に分けて説明する。
【0041】図1に示す矢印β方向のように、免震自立
棚が奥行き方向に対して斜めの方向にスライド移動した
場合、この免震自立棚のスライド移動の奥行き方向の動
作は、上述の場合と同様に、第1移動制限手段40の板
材48の係合部48aが係合手段50の係合部50aに
当接することによって外囲部45(図4において左側)
が圧縮コイルばね44の弾性力に抗して圧縮方向(図4
において右側)に摺動させられ、圧縮コイルばね44が
圧縮付勢され、上記係合部48a、50aの当接の際の
衝撃が減少されるとともに免震自立棚の移動が制限され
る。
【0042】また、この状態で地震がおさまると、圧縮
コイルばね44は、この圧縮されたことによって生じる
反発力で外囲部45を圧縮方向と逆の方向(図4の場合
は左方向)に摺動移動させる。つまり、この圧縮コイル
ばね44の反発力でもって免震自立棚を奥行き方向にお
ける元の位置の方に向かって移動させる。
【0043】一方、免震自立棚のスライド移動の長手方
向の動作は、前述のように、免震自立棚の枠体1に取り
付けられた連結体2と、据付床60上であって免震自立
棚の下、すなわち上記係合手段50上に設けられた第2
移動制限手段65とが当接することにより、免震自立棚
の長手方向の相対移動が制限される。第2移動制限手段
65は、衝撃を吸収することができるゴム材で成形され
ているため、連結体2と第2移動制限手段65の当接の
際の衝撃は減少する。
【0044】このように、地震によって据付床60に対
し免震自立棚が相対移動したとき、圧縮コイルばね44
の弾性力および第2移動制限手段65の弾性力で衝撃を
緩衝しながら免震自立棚の移動を制限するため、免震自
立棚の移動制限時の免震自立棚の転倒や収納物品の転落
等を防止することができる。また、地震による免震自立
棚を限られた範囲に制限することができると共に、移動
制限手段の反発力で免震自立棚を地震前の元の位置に向
かって戻すことができるため、そのあと、免震自立棚を
元の位置に復帰させることも容易である。
【0045】発明が解決しようとする課題の欄で述べた
ように、本願出願人が先に出願した特願平9−1363
07号記載の発明においては、免震自立棚の相対移動を
制限することができるように移動制限装置の主体をなす
板材を長くしているが、上記実施の形態では、移動制限
手段40を圧縮コイルばね44を主体として構成したた
め、移動制限手段40を、免震自立棚の底部に設けられ
ている台枠としての枠体1が形成する空間内に取り付け
ることができ、移動制限手段40の占める空間を小さく
することができる。また、移動制限手段40を上記空間
内に取り付けることができるため、免震機能を発揮させ
るためのキャスター3などを比較的自由な位置に取り付
けることができる。
【0046】以上説明した実施の形態では、免震機能を
発揮させるための部材としてキャスターを用いていた
が、これに限定されるものではない。例えば、据付床に
対してあらゆる向きに回転可能に保持した複数の球体の
上に免震自立棚を載せてもよいし、上記球体を免震自立
棚側で保持して据付床に当接させてもよい。また、据付
床と免震自立棚との間に互いに直交する方向に移動可能
なテーブルなどを介在させてもよい。要は、地震時に据
付床に対し免震自立棚を相対移動可能にする手段が設け
られていればよい。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、据付床に
対して自由に相対移動することができる免震自立棚にお
いて、据付床上には免震自立棚の下に係合手段が設けら
れ、免震自立棚の下部には、地震による据付床の振動に
よって生じる免震自立棚の相対移動を係合手段に当接す
ることにより制限する移動制限手段が設けられ、上記移
動制限手段には、上記当接の際の衝撃を減少させる圧縮
部材が設けられているため、地震による免震自立棚を限
られた範囲に制限することができると共に、免震自立棚
の移動を制限する際に生じる衝撃を減少させることがで
きる。また、上記圧縮部材は、係合手段への当接の際に
圧縮し、その反発力で免震自立棚を元の位置の方向へ移
動させるようになっているため、地震による免震自立棚
を限られた範囲に制限することができると共に、免震自
立棚を地震前の元の位置に容易に復帰させることができ
る。さらに、圧縮コイルばねは、ガイド部材に沿って伸
縮可能に設けられているため、免震自立棚の移動を制限
した際の圧縮コイルばねの変形がガイド部材によって制
限され、圧縮コイルばねの配置空間を小さくすることが
できる
【0048】
【0049】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、上記据付床上には上記免震自立棚の
下に免震自立棚の長手方向の上記相対移動を制限する第
2の移動制限手段が設けられているため、免震自立棚の
長手方向の相対移動を制限することができると共に、第
2の移動制限手段の弾性力によって免震自立棚を長手方
向における元の位置の方向へ移動させることができる。
【0050】
【0051】請求項5記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、上記圧縮部材は、免震自立棚の台枠
内に配置されているため、取り付けスペースを有効に利
用することができ、また、免震機能を発揮させる部材を
比較的自由な位置に取り付けることができる。
【0052】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる免震自立棚の実施の形態を示す
平面図である。
【図2】上記免震自立棚の底部の長手方向の一部を示す
正面断面図である。
【図3】上記実施の形態に適用されている圧縮部材を示
す拡大側面図である。
【図4】上記圧縮部材の動作を示す側面図である。
【図5】上記圧縮部材の別の動作を示す側面図である。
【図6】上記実施の形態に適用可能な互いに連結された
免震自立棚の例を示す正面図である。
【図7】従来の免震自立棚の例を示す(a)は正面図、
(b)は側面図である。
【符号の説明】
1 枠体 2 連結部 3 キャスター 4 支柱 40 移動制御手段 42 筺体 43 中心軸 44 圧縮コイルばね 45 外囲部 48 板材 48a 係合部 48b 係合部 50 係合手段 50a 係合部 50b 係合部 60 据付床 65 第2の移動制限手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 卓也 熊本県熊本市上熊本3丁目8番1号 金 剛株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−14675(JP,A) 特開 平9−215529(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 97/00 A47B 53/02 501 A47B 55/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 据付床に対して自由に相対移動すること
    ができる免震自立棚において、 上記据付床上には上記免震自立棚の下に係合手段が設け
    られ、 上記免震自立棚の下部には、地震による上記据付床の振
    動によって生じる上記免震自立棚の相対移動を上記係合
    手段に当接することにより制限する移動制限手段が設け
    られ、 上記移動制限手段には、上記係合手段への当接の際の衝
    撃を減少させる圧縮部材が設けられ、上記圧縮部材は、ガイド部材に沿って伸縮可能な圧縮コ
    イルばねからなり、その両端部が上記係合手段に当接可
    能になっていて、上記係合手段への当接の際に圧縮し、
    その反発力で免震自立棚を元の位置の方向へ移動させる
    ように構成されていることを特徴とする 免震自立棚。
  2. 【請求項2】 上記移動制限手段は、複数設けられてい
    ことを特徴とする請求項1記載の免震自立棚。
  3. 【請求項3】 上記据付床上には上記免震自立棚の下に
    おいて免震自立棚の長手方向の上記相対移動を制限する
    第2の移動制限手段が設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の免震自立棚。
  4. 【請求項4】 上記第2の移動制限手段は、複数設けら
    れていることを特徴とする請求項記載の免震自立棚。
  5. 【請求項5】 上記圧縮部材は、免震自立棚の台枠内に
    配置されていることを特徴とする請求項1記載の免震自
    立棚。
JP07729198A 1998-03-25 1998-03-25 免震自立棚 Expired - Fee Related JP3397681B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07729198A JP3397681B2 (ja) 1998-03-25 1998-03-25 免震自立棚

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07729198A JP3397681B2 (ja) 1998-03-25 1998-03-25 免震自立棚

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11266941A JPH11266941A (ja) 1999-10-05
JP3397681B2 true JP3397681B2 (ja) 2003-04-21

Family

ID=13629784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07729198A Expired - Fee Related JP3397681B2 (ja) 1998-03-25 1998-03-25 免震自立棚

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3397681B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102518354B1 (ko) * 2022-11-14 2023-04-05 피아산업 주식회사 내진 모빌랙 및 고정랙용 내진 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11266941A (ja) 1999-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3204778U (ja) 十字型防振台
KR20170000236U (ko) 앵글선반프레임
JP3397681B2 (ja) 免震自立棚
KR102145710B1 (ko) 면진장치
JP2006020742A (ja) 組立ラック
JP3131831B2 (ja) 免震装置
JP6168151B2 (ja) 免震構造
JP2017187083A (ja) 十字型防振台
JP3253850B2 (ja) 免震台および免震台を備えた展示ケース
JP3056688B2 (ja) 免震自立棚
JPH0350769Y2 (ja)
JP5705183B2 (ja) 免震床構造
JP5456714B2 (ja) 免震床構造
JP2015205738A (ja) 免震構造
JP2012097500A (ja) 免震床構造
JPH1151112A (ja) 長尺免震台
JPH0925992A (ja) 振動吸収台
JP3138538U (ja) 耐震用台座とその誤作動防止用段差付楔体
CN214784875U (zh) 一种建筑学防震缝防碰撞装置
JP6084794B2 (ja) 免震床構造
JP3144907U (ja) 免震商品陳列棚
JP4553444B2 (ja) 免震装置
JP3071397U (ja) 免震装置
JP2019078130A (ja) 免震建築物
JP2013130263A (ja) 免震用具

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100214

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100214

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110214

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110214

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120214

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130214

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140214

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees