JP3474876B2 - 筆記具 - Google Patents

筆記具

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JP3474876B2
JP3474876B2 JP2002-138518A JP2002138518A JP3474876B2 JP 3474876 B2 JP3474876 B2 JP 3474876B2 JP 2002138518 A JP2002138518 A JP 2002138518A JP 3474876 B2 JP3474876 B2 JP 3474876B2
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸筒の両側に筆記
部となるペン先を備えると共に、軸筒内のインキ吸蔵体
に含浸されたインキをペン先に供給するタイプの筆記具
に関し、更に詳しくは、この構造の筆記具においてイン
キの終了サインを簡単に検知することができる筆記具に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インキの残量・インキの終了
サインを知ることができる筆記具としては、例えば、軸
体内に直接液状インキを収容してなるコレクター構造を
有する直液筆記具、インキがカートリッジ式のインキ収
容管に収容された構造の筆記具、透明のリフィールにボ
ールペン用インキが充填されたタイプのボールぺンなど
が知られている。
【0003】ところで、軸筒内のインキ吸蔵体に含浸さ
れた水性インキ、油性インキなどの筆記具用インキを筆
記部となるペン先に供給する筆記具、所謂中綿式の筆記
具にあっては、今までインキ終了サインを検知できる機
構を具備した筆記具はないのが現状である。そのため、
この構造の筆記具では、筆記中にインキがカスレるまで
使用して初めてインキの終了が判り、その後、廃棄又は
インキを補充することにより再使用されるものである
が、カスレはペン先の乾燥等によっても生じるため、イ
ンキ吸蔵体に含浸されたインキが十分あるにも拘わらず
ペン先の乾燥等によりカスレた場合等には本来のインキ
の終了サインではなく、使用性等に課題があるものであ
る。
【0004】一方、特開平6−270585号公報など
には、透明な軸筒内にインキ吸蔵体となる中綿が収納さ
れ、該中綿に含浸されたインキを筆記部となるペン先に
供給されると共に、中綿からペン先まで筆記具の中身を
視認することができる筆記具が開示されている。しかし
ながら、この構造の筆記具にあっては、中綿に吸蔵され
たインキ量が少なくなれば吸蔵されているインキ色の度
合いによりある程度のインキ残量は確認することができ
るが、確実にインキの終了サインを検知できるものでは
なく、この筆記具にあっても使用性等に課題があるもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の課題及び現状等に鑑み、これを解消しようとするも
のであり、軸筒内のインキ吸蔵体に含浸された水性イン
キ、油性インキなどの筆記具用インキを筆記部となるペ
ン先に供給する筆記具において、インキの終了サインを
簡単に、かつ、確実に検知することができる筆記具を提
供することを目的とし、更に、インキ吸蔵体中のインキ
消費率も向上することができる筆記具を提供することを
更なる目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
技術の課題等について鋭意検討を重ねた結果、軸筒内の
インキ吸蔵体に含浸されたインキを筆記部となるペン先
に供給する筆記具における軸筒の構成、並びに、インキ
吸蔵体からペン先にインキを供給する機構を特定の構成
等とすることにより、上記目的の筆記具が得られること
を見いだし、本発明を完成するに至ったのである。
【0007】すなわち、本発明の筆記具は、次の(1)〜
(18)に存する。 (1) 軸筒内のインキ吸蔵体に含浸されたインキを筆記
部となるペン先に供給する筆記具であって、上記インキ
吸蔵体に含浸されたインキは中継芯を介して視認性を有
するインキ誘導管へ供給されると共に、該インキ誘導管
を介してペン先に供給され、かつ、インキ吸蔵体からの
インキ終了サインを軸筒に形成した視認部を介して上記
インキ誘導管を視認することにより検知することを特徴
とする筆記具。 (2) 軸筒内のインキ吸蔵体に含浸されたインキを軸筒の
両側に設けた筆記部となる各ペン先に供給するツインタ
イプの筆記具であって、何れか一方のペン先に供給され
るインキは、中継芯を介して視認性を有するインキ誘導
管へ供給されると共に、該インキ誘導管を介してペン先
に供給され、かつ、インキ吸蔵体からのインキ終了サイ
ンを軸筒に形成した視認部を介して上記インキ誘導管を
視認することにより検知することを特徴とする筆記具。 (3) 中継芯はインキ吸蔵体全長の5%以上の長さでイン
キ吸蔵体内部と接触していることを特徴とする上記(1)
又は(2)に記載の筆記具。 (4) 中継芯の断面積が、インキ吸蔵体の断面積の1〜9
0%であることを特徴とする上記(1)〜(3)の何れか一つ
に記載の筆記具。 (5) 中継芯の毛細管力がインキ吸蔵体の毛細管力より大
きいことを特徴とする上記(1)〜(4)の何れか一つに記載
の筆記具。 (6) 中継芯の断面構造が内層部及び外層部を有する構造
からなり、外層部の毛細管力が内層部の毛細管力よりも
大きいことを特徴とする上記(1)〜(5)の何れか一つに記
載の筆記具。 (7) 中継芯により視認性を有するインキ誘導管に供給さ
れたインキは、更にペン先中継芯を介してペン先に供給
されることを特徴とする上記(1)〜(6)の何れか一つに記
載の筆記具。 (8) 視認性を有するインキ誘導管のインキと接する面又
はインキ誘導管の材質自体の表面張力がインキの表面張
力よりも小さいことを特徴とする上記(1)〜(7)の何れか
一つに記載の筆記具。 (9) インキ吸蔵体の毛細管力の分布が、ペン先側へ向か
うほど大きくなることを特徴とする上記(1)〜(8)の何れ
か一つに記載の筆記具。 (10) 軸筒の内径がペン先側へ向かうほど狭くなる構造
となることを特徴とする上記(1)〜(9)の何れか一つに記
載の筆記具。 (11) 軸筒のペン先側内側にリブ体を複数軸方向に形成
されていることを特徴とする上記(1)〜(10)の何れか一
つに記載の筆記具。 (12) 中継芯が、繊維束芯、樹脂粒子多孔体及びスライ
バー芯の何れか一つからなり、これらの中継芯が連続流
路を持つことによりインキ誘導管の見かけ断面積を維持
したまま実質的にインキ誘導管を流れるインキ流路断面
積をコントロールできる上記(1)〜(11)の何れか一つに
記載の筆記具。 (13) インキ視認性を有するインキ誘導管の中にインキ
よりも表面張力が小さくインキと色の違う繊維束又は樹
脂粒子多孔体が充填されていることにより、インキ誘導
管の見かけ断面積を維持したまま、実質的にインキ誘導
管を流れるインキ流路断面積とインキの流動抵抗をコン
トロールできる上記(1)〜(12)の何れか一つに記載の筆
記具。 (14) インキ誘導管が複数本形成されていることを特徴
とする上記(1)〜(13)の何れか一つに記載の筆記具。 (15) 軸筒の視認部の長さが1mm以上筆記具の全長以
下であることを特徴とする上記(1)〜(14)の何れか一つ
に記載の筆記具。 (16) インキ誘導管のインキ流路断面積が8×10-2
80mm2であることを特徴とする上記(1)〜(15)の何れ
か一つに記載の筆記具。 (17) インキの表面張力が25℃下で18mN/m以上
であることを特徴とする上記(1)〜(16)の何れか一つに
記載の筆記具。 (18) インキの粘度係数が25℃下で500mPa・s
以下であることを特徴とする上記(1)〜(17)の何れか一
つに記載の筆記具。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照しながら詳しく説明する。本発明の筆記具は、
軸筒内のインキ吸蔵体に含浸されたインキを筆記部と
なるペン先に供給する筆記具であって、上記インキ吸蔵
体に含浸されたインキは中継芯を介して視認性を有する
インキ誘導管へ供給されると共に、該インキ誘導管を介
してペン先に供給され、かつ、インキ吸蔵体からのイン
キ終了サインを軸筒に形成した視認部を介して上記イン
キ誘導管を視認することにより検知することを特徴とす
るものであり、また、軸筒内のインキ吸蔵体に含浸さ
れたインキを軸筒の両側に設けた筆記部となる各ペン先
に供給するツインタイプの筆記具であって、何れか一方
のペン先に供給されるインキは、中継芯を介して視認性
を有するインキ誘導管へ供給されると共に、該インキ誘
導管を介してペン先に供給され、かつ、インキ吸蔵体か
らのインキ終了サインを軸筒に形成した視認部を介して
上記インキ誘導管を視認することにより検知することを
特徴とするものである。
【0009】図1〜図3は、本発明の第1実施形態を示
すものであり、サインペン、マーカー、ホワイトボード
用マーカー等に好適に適用することができるものであ
る。本第1実施形態の筆記具Aは、図1及び図3に示す
ように、筆記具本体となる軸筒10、インキ吸蔵体2
0、中継芯25、インキ誘導管30、ペン先40、尾栓
50とを備えている。軸筒10は、例えば、合成樹脂製
から構成されるものであり、先端側がテーパー部を有す
る小径部10aと、大径部10bとが一体となったもの
であり、該小径部10a内にはペン先20を嵌着する嵌
着部11を有すると共に、大径部10b内は筆記具用イ
ンキを含浸したインキ吸蔵体20、中継芯25、インキ
誘導管30を収容する構造となっている。
【0010】また、軸筒10の大径部10bの先端側
は、図1及び図3に示すように、軸筒内を視認できるよ
うに透明体又は半透明体から構成された視認部12を有
し、それ以外は別部材等により非視認部となっている。
なお、軸筒10全体を視認性を有する透明又は半透明材
料から構成して、軸筒10全体を視認できるものであっ
てもよいものであり、また、軸筒10全体を視認性を有
する透明又は半透明材料から構成して、視認部12以外
を着色部や装飾部として非視認部としてもよいものであ
る。この視認部12の全長は、該視認部12より、軸筒
10内に保持されるインキ誘導管30を視認できる長さ
であればよく、1mm以上筆記具本体(本実施形態では
軸筒)の全長以下、好ましくは、5mm以上とすること
が望ましい。なお、視認部12の全長が1mm未満であ
ると、インキ終了サインの検知を視認し難く検知機能を
果たせないこととなる。
【0011】インキ吸蔵体20は、水性インキ、油性イ
ンキなどの筆記具用インキを含浸したものであり、例え
ば、天然繊維、獣毛繊維、ポリアセタール系樹脂、アク
リル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、
ポリウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリビニ
ル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエーテル系樹
脂、ポリフェニレン系樹脂などの1種又は2種以上の組
み合わせからなる繊維束、フェルト等の繊維束を加工し
たもの、また、スポンジ、樹脂粒子、焼結体等の多孔体
を含むものであり、であり、軸筒10の前方部を封塞す
る後部保持体21と尾栓50とにより軸筒20内に収容
されている。
【0012】中継芯25は、上記インキ吸蔵体20と同
様に繊維束、フェルト等の繊維束を加工した繊維束芯、
または、硬質スポンジ、樹脂粒子焼結体等からなる樹脂
粒子多孔体、スライバー芯等の連続気孔(流路)を有す
るものであり、インキ吸蔵体20に含浸されたインキを
該中継芯20を介して視認性を有するインキ誘導管30
へ供給できるものであれば、特にその形状、構造等は限
定されるものでないが、例えば、図1(a)及び(b)
に示すように、中継芯25の先端部には、インキ誘導管
30の後端部30a内に挿入される挿入部26を有し、
その後端部は鋭角な形状となる鋭角部27を有するもの
が挙げられる。また、インキ吸蔵体20の先端側には、
上記中継芯25の外層部と接触できる空洞部20aが設
けられている。この図1(a)及び(b)に示す、挿入
部26及び鋭角部27を有する中継芯25及び空洞部2
0aを有するインキ吸蔵体20の構造等により、インキ
吸蔵体20に含浸されたインキは中継芯20を介して視
認性を有するインキ誘導管30へ更に効率よく供給でき
るものとなる。更に、上記中継芯25の毛細管力はイン
キ吸蔵体20の毛細管力より大きくすること、並びに、
中継芯25の断面構造を内層部及び外層部を有する構造
とし、外層部の毛細管力が内層部の毛細管力よりも大き
くすること、例えば、外層部の繊維束密度を細密部と
し、内層部の繊維束密度を粗密部とすることにより、イ
ンキ吸蔵体20に含浸されたインキをインキ誘導管30
へ効率よく供給できるものとなる。
【0013】ここで、中継芯25はインキ吸蔵体20の
全長(L)の5%以上、好ましくは、10%以上100
%以下の長さでインキ吸蔵体20内部と接触しているこ
と、すなわち、中継芯25のインキ吸蔵体20内部と接
触する長さL1は、インキ吸蔵体20の全長Lの5%以
上、好ましくは10%以上の長さとすることが望まし
く、更に好ましくは、20%以上100%以下、特に好
ましくは、50%以上100%以下の長さでインキ吸蔵
体20内部と接触していることが望ましい。これによ
り、インキ吸蔵体20に含まれるインキを更にインキ誘
導管30へ効率よく供給することができるものとなる。
図1(a)及び(b)に示す中継芯25の長さL1は、
インキ吸蔵体20の全長Lの20%に設定されている。
なお、インキ吸蔵体20内部と接触する長さが5%未満
であると、通常の中綿式の筆記具と同レベルのインキ消
費率となってしまう場合がある。更に、中継芯25の断
面積W1は、インキ吸蔵体20の断面積Wの1〜90
%、好ましくは、5〜50%、更に好ましくは、10〜
25%とすることが望ましい。この中継芯25の断面積
1が1%未満であると、ペン先40の形態にもよる
が、インキ吸蔵体20からのインキ供給量が不足し描線
カスレや早書き追従性に劣るなどの問題を生じ、また、
90%を越えると、インキ吸蔵体20中に挿入し難くな
るばかりでなくインキ吸蔵体20としての機能が小さく
なり中継芯25とした従来からある中綿式の筆記具と何
等変わらないものとなる。上記中継芯25の断面積W1
をインキ吸蔵体20の断面積Wの1〜90%に設定する
ことにより、インキ吸蔵体20に含まれるインキを更に
インキ誘導管30へ効率よく供給することができるもの
となる。なお、図1(a)及び(b)に示す中継芯25
の断面積W1は、インキ吸蔵体20の断面積Wの60%
に設定されている。
【0014】インキ誘導管30は、図1(a)及び
(b)に示すように、視認性を有する筒状(管状)のイ
ンキ流路部材となるものであり、例えば、樹脂、ゴム、
または、ガラス製等の透明部材又は半透明部材の材質か
ら構成されている。具体的には、透明又は半透明の樹脂
としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、環状ポリオ
レフィン、ポリ(1−メチル−4−ペンテン)などのポ
リオレフィン系樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレ
ン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ
レートやポリブチレンテレフタレート、並びに、フッ素
樹脂、フッ化ビニリデンなどのフッ素プラスチックなど
が挙げられ、また、透明又は半透明のゴムとしては、フ
ッ素ゴムやシリコーンゴムなどが挙げられる。本実施形
態では、ポリプロピレンから構成されている。更に、上
記樹脂、ゴム、または、ガラス製等の透明部材又は半透
明部材の少なくともインキと接触する壁面にインキの表
面エネルギーよりも低下させる表面処理も施しても良
い。具体的には、フッ素コートやフッ素樹脂コート、又
はジメチルシリコーンを骨格とするシリコーン樹脂コー
ト処理等が挙げられる。このインキ誘導管30の後端部
分30aは、後部保持体21を貫通してインキ吸蔵体2
0内部に通じると共に、前端部分30bは軸筒10の小
径部10a内を封塞する前部保持体22を貫通してペン
先40の後端部分に嵌入されている。これにより、イン
キ誘導管30は、軸筒10内を封塞する後部保持体21
と前部保持体22とにより、軸筒10内に視認空間部1
3が形成されると共に、該視認空間部13の中心部分に
保持されるものとなっている。
【0015】この構成により、軸筒10の視認部12を
視認すれば視認部12を介してインキ誘導管30が容易
に視認されることとなる。また、インキ吸蔵体20に含
浸されたインキは中継芯25を介して効率よくインキ誘
導管30に流入し、該インキ誘導管30を介してペン先
40に供給されることとなる。このインキ誘導管30の
全長は、ペン先40の種類により適宜設定されるもので
あり、通常、インキ誘導管の全長はインキ吸蔵体20の
毛細管力によりインキ吸蔵体20の前端からペン先40
までの長さが規定されるのでその長さの範囲内で規定さ
れる。また、インキ誘導管30のインキ流路断面積は、
インキ誘導管30内にインキが更に円滑にスムーズに通
過させるために、8×10-2〜80mm 2、更に好まし
くは、0.5〜20mm2とすることが望ましい。この
インキ流路断面積が8×10-2mm2未満であると、イ
ンキ流量が少なく筆記時のインキ追従性に劣ることとな
る。一方、80mm2を越えると、インキ誘導管30の
長さを長く取れずインキ終了の検知視認がし難くなる。
なお、80mm2を越える断面積でインキ誘導管の長さ
を長くすれば、インキ終了の検知視認は容易になるが、
この場合には、ペン先下向き筆記においてはペン先から
過剰量のインキが流出することとなる。
【0016】また、インキ吸蔵体20からペン先40ま
でのインキの供給を更に円滑に、かつ、スムーズに行う
ために、視認性を有するインキ誘導管30のインキと接
する面又はインキ誘導管30の材質自体の表面張力がイ
ンキの表面張力よりも小さくすることが好ましい。な
お、インキ誘導管30のインキと接する面がインキの表
面張力よりも大きい場合には、フッ素処理、シリコーン
処理などを施すことにより、インキ誘導管30のインキ
と接する面をインキの表面張力よりも小さくすることも
できる。更に、インキ誘導管30の横断面形状として
は、例えば、図2(a)〜(i)に示すように、円形状
〔図2(a)〕、若しくは、三角形状〔図2(b)〕、
四角形状〔図2(c)〕、五角形形状〔図2(d)〕、
六角形状〔図2(e)〕、菱形形状〔図2(g)〕など
の多角形状、または、楕円形状〔図2(f)〕、星型形
状〔図2(h)〕などが挙げられ、インキ吸蔵体20か
らペン先40までのインキの供給が円滑に行われ、視認
性を妨げるものでなければ、特に限定されるものではな
い。本実施形態のインキ誘導管30は、横断面形状は円
形形状である。
【0017】ペン先40は、例えば、天然繊維、獣毛繊
維、ポリアセタール系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエス
テル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、
ポリオレフィン系樹脂、ポリビニル系樹脂、ポリカーボ
ネート系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリフェニレン系
樹脂などの1種又は2種以上の組み合わせからなる平行
繊維束、フェルト等の繊維束を加工又はこれらの繊維束
を樹脂加工した繊維芯、または、各種のプラスチック粉
末などを融結したポーラス体などからなるペン先からな
るものであり、その形状も筆記具の形態、例えば、マー
キングペン、サインペン等に応じて各形状のものが選択
されるものである。
【0018】上記インキ吸蔵体20に含浸せしめるイン
キとしては、一般に用いられている各配合組成となる水
性インキ、油性インキなどの筆記具用インキであれば、
特に限定されず、サインペン用、マーキングペン用、ボ
ールペン用、ホワイトボード用など用途に応じた水性又
は油性の液状インキが挙げられる。好ましくは、インキ
誘導管30での終了サインを更に良好に検知するため
に、インキの表面張力を25℃下で18mN/m以上、
更に好ましくは、20〜50mN/mとすることが望ま
しい。なお、インキの表面張力の調整は、インキ組成に
界面活性剤などを必要に応じて配合することにより、調
整することができる。更に、インキ吸蔵体20から、中
継芯25及びインキ誘導管30を介してペン先40への
インキを更に円滑に、かつ、スムーズな供給をするため
に、好ましくは、インキの粘度係数を25℃下で500
mPa・s以下、更に好ましくは、200mPa・s以
下、特に好ましくは1〜100mPa・sとすることが
望ましい。このインキの粘度係数が500mPa・sを
越えると、インキの流動性が悪くなり、十分なインキ流
出量が出ないため流量不足による描線カスレや早書きで
きない場合が生じることがある。なお、インキの粘度係
数の調整は、インキ組成に増粘剤などを必要に応じて配
合することにより、調整することができる。
【0019】このように構成される本第1実施形態の筆
記具Aでは、図1及び図3に示すように、インキ吸蔵体
20に含浸されたインキは中継芯25を介してインキ誘
導管30内をとおり、ペン先40に浸透して筆記が可能
となる。なお、本発明では、インキ吸蔵体20に含浸さ
れたインキはインキ誘導管30に毛細管力により直接導
入されるものでなく、中継芯25を介してインキ誘導管
30に導入されるものとなるので、インキ吸蔵体20に
含浸されたインキを効率よくスムーズにインキ誘導管3
0に導入されることとなる。この第1実施形態の筆記具
Aでは、インキ吸蔵体20に含浸されたインキは中継芯
25を介して常時インキ誘導管30内をとおりペン先4
0に供給される構造であるので、筆記によりインキ吸蔵
体20に含浸されたインキが減少して終了する場合に
は、インキ誘導管30内のインキの通過が無くなること
により判るものとなる。すなわち、本実施形態の筆記具
Aでは、インキ吸蔵体20からのインキ終了サインを軸
筒10に形成した視認部12を介して上記インキ誘導管
30を視認することにより検知することができるものと
なる。従って、ぺン先40でのインキのカスレがペン先
40での乾燥によるものか、または、インキの消費によ
る本来の終了によるのかを視覚により明確に、かつ簡単
に判断することができるものとなる。
【0020】なお、本実施形態では、尾栓50を軸筒1
0の後端部に固着されるものであるが、尾栓50を軸筒
10の後端部に着脱自在に密閉できる機構として、イン
キ終了をインキ誘導管30の視認により検知後、尾栓5
0を取り外して補充インキを充填することにより再使用
してもよいものである。また、この筆記具Aが高温下等
の雰囲気で使用した場合に、インキがインキ誘導管30
からペン先40に過剰に供給され、インキがペン先40
から漏れ出すことなどを防止するために、ペン先40の
後端部分外周にインキ吸収体を設けてもよいものであ
る。このインキ吸収体は、小径部10a内のペン先40
の後端部分外周に形成される空間部14に配置されるこ
ととなる。更に、インキ誘導管30内の後端部分に挿入
した中継芯25とインキ吸蔵体20の接合している側の
インキ吸蔵体20端面が外気に対して閉じていることに
より、本実施形態では、インキ誘導管30内の後端部分
に挿入した中継芯25とインキ吸蔵体20の接合してい
る側のインキ吸蔵体20端面が前部保持体22と尾栓5
0とにより外気に対して閉じているので、外気の流入が
なく、インキ誘導管30内への空気の流入を防止するこ
とができるものとなる。更にまた、上記第1実施形態の
筆記具Aにおいて、中継芯25が、繊維束芯、樹脂粒子
多孔体及びスライバー芯の何れか一つからなり、これら
の中継芯25が連続流路を持つことによりインキ誘導管
の見かけ断面積を維持したまま実質的にインキ誘導管3
0を流れるインキ流路断面積をコントロールできるもの
である。すなわち、インキ流路断面積をコントロールす
ることにより、筆記具が落下するなどの衝撃を受けたと
きにインキ誘導管30内のインキが管路抵抗により動き
難くなりペン先40側からのインキドロップを抑制でき
ることとなる。更に、インキ流路断面積をコントロール
することにより、エンド検知後のインキ流出量を抑制で
き過剰インキ流出による筆記不良を抑制できることとな
る。
【0021】図4(a)〜(c)は、上記第1実施形態
の変形例である。図4(a)はインキ吸蔵体の毛細管力
の分布をペン先側へ向かうほど大きくする形態、例え
ば、インキ吸蔵体20を構成する繊維束間の隙間がペン
先側へ向かうほど狭くなる構造、すなわち、粗密部20
bと細密部20cとにより構成したものである。図4
(b)は、軸筒10の内径がペン先側へ向かうほど狭く
なる構造(先細形状)したものであり、インキ吸蔵体2
0もペン先側へ向かうほど狭くなる構造である。また、
中継芯25の幅(直径)は、インキ誘導管30の内径と
略同径にしたものである。図4(c)は、インキ吸蔵体
20を収容する軸筒10の内壁部内側にリブ体15,1
5……を複数軸方向に形成した構造である。このような
図4(a)〜(c)の各構成又はこれらの組合わせを更
に上記第1実施形態の筆記具Aに採用することにより、
インキ吸蔵体20に含浸されたインキは中継芯25を介
して更にインキ誘導管30内に良好に流入し、ペン先4
0に良好に供給されることとなる。
【0022】図5(a)及び(b)は、本発明の第2実
施形態を示すものである。本第2実施形態の筆記具B
は、中継芯25より視認性を有するインキ誘導管30に
供給されたインキは、更にインキ誘導管30の前端部分
30bに挿入されるペン先中継芯28を介してペン先4
0に供給される構造となる点でのみ、上記第1実施形態
の筆記具Aと異なるものである。なお、図5(a)及び
(b)において、上記第1実施形態と同様の構成は同一
符号を付けてその説明を省略する。本第2実施形態の筆
記具Bでは、上記第1実施形態と同様に、インキ吸蔵体
20に含浸されたインキは中継芯25を介してインキ誘
導管30内をとおりペン先中継芯28を介してペン先4
0に円滑に供給されて筆記が可能となる。また、この筆
記具Bでは、インキ吸蔵体20のインキ終了サインを軸
筒10に形成した視認部12を介して上記インキ誘導管
30を視認することにより検知することができることと
なる。なお、上記実施形態において、ペン先中継芯28
を独立に設けたが、ペン先40とペン先中継芯28とを
一体にしたもの、すなわち、ペン先40の後端部分がペ
ン先中継芯28となる一体構造であってもよいものであ
る。更に、上記第2実施形態の筆記具Bに、図4(a)
〜(c)に示す変形例を適用してもよいものである(以
下の実施形態においても同様)。
【0023】図6(a)及び(b)は、本発明の第3実
施形態を示すものである。本第3実施形態の筆記具C
は、視認性を有するインキ誘導管31,32を複数本、
本実施形態では長さの相違する透明部材又は半透明部材
から構成された視認性を有するインキ誘導管31,32
を2本設けた点、及びインキ吸蔵体20に含浸されたイ
ンキは長さが異なる各中継芯25b,25cを介して視
認性を有するインキ誘導管31、32へ供給される点、
中継芯25b,25cの幅(直径)は、インキ誘導管3
1,32の各内径と略同径にした点でのみ、上記第1実
施形態の筆記具Aと異なるものである。なお、図6
(a)及び(b)において、上記第1実施形態と同様の
構成は同一符号を付けてその説明を省略する。本第3実
施形態の筆記具Cでは、全長が長いインキ誘導管31及
び短いインキ誘導管32は、図6(b)に示すように、
共に後端部分31a,32aは、後部保持体21を貫通
してインキ吸蔵体20内部に長さの差X1をもって嵌入
されると共に、前端部分31b,32bは軸筒10の小
径部10a内を封塞する前部保持体22を貫通してペン
先40の後端部分に夫々端部を揃えて嵌入されている。
これにより、インキ誘導管31,32は、該視認空間部
13の中心部分に保持されるものとなっている。
【0024】この本第3実施形態の筆記具Cでは、上記
第1実施形態と同様に、インキ吸蔵体20に含浸された
インキは夫々中継芯25b,25cを介してインキ誘導
管31、32内をとおりペン先40に供給されて筆記が
可能となる。また、この筆記具Bでは、インキ誘導管の
各端部31a,32aはX1の長さの差、及びの中継芯
25b、cの各端部はX2の長さの差をもってインキ吸
蔵体20に刺し込まれているので、インキ吸蔵体20の
インキの含浸率が最大から次第に筆記により消費される
と、長いインキ誘導管31のインキが中継芯25bを介
しても流れずに切れてインキ吸蔵体20にはインキが、
例えば、80%程度残っていることを視認部12を介し
て検知させ、次いで、更なる筆記によりインキが消費さ
れて、短いインキ誘導管32のインキが中継芯25cを
介して流れずに切れた場合、すなわち、インキ吸蔵体2
0にはインキが終了したことを視認部12を介して検知
することができることとなる。従って、本第3実施形態
の筆記具Cでは、インキ誘導管の各端部31a,32a
はX1の長さの差、及び各中継芯25b、cの各端部は
2の長さの差をもって配置することにより、インキ吸
蔵体20のインキ残量及び終了サインを軸筒10に形成
した視認部12を介して上記インキ誘導管31,32を
視認することにより検知することができることとなる。
【0025】なお、上記第3実施形態では、インキ誘導
管31,32の長さを相違したものを用いたが、同じ長
さのインキ誘導管であって、かつ中継芯25b,25c
の長さを相違したものでも、上記と同様にインキ残量及
び終了サインを検知することができるものとなる。ま
た、上記第2実施形態では、インキ誘導管の数を2本と
したが、筆記具の用途などにより、適宜、インキ誘導管
の長さが異なるもの又は同じものを3本以上設けてもよ
いものである。更に、上記第2実施形態の筆記具Bに、
図4(a)〜(c)に示す変形例を適用してもよいもの
である(以下の実施形態においても同様)。
【0026】図7(a)〜(c)は、本発明の第4実施
形態を示すものである。本第4実施形態の筆記具Dで
は、視認性を有するインキ誘導管35の中にインキ吸蔵
体20に含浸されたインキよりも表面張力が小さくイン
キと色の違う繊維束又は樹脂粒子多孔体、例えば、四フ
ッ化ポリエチレンなどからなる繊維束又は樹脂粒子多孔
体36〔図7(b)〕又はフッ化ビニリデンなどからな
る繊維束又は樹脂粒子多孔体37〔図7(c)〕をイン
キ誘導管35に充填して、インキ誘導管35の見かけ断
面積を維持したまま実質的にインキ誘導管を流れるイン
キ流路断面積とインキの流動抵抗をコントロールされて
いる点でのみ、上記第1実施形態の筆記具Aと異なるも
のである。なお、繊維束又は樹脂粒子多孔体36又は3
7の長さは、中継芯25の挿入部がインキ誘導管35の
後端部分に挿入されるので、インキ誘導管30の長さよ
りも短くなっている。また、図7(a)及び(b)にお
いて、上記第1実施形態と同様の構成は同一符号を付け
てその説明を省略する。なお、用いる上記繊維束又は樹
脂粒子多孔体は、その材料自身の表面エネルギーがイン
キよりも低いものを用いるか、または、表面処理を施す
ことによりインキよりも表面エネルギーを下げたものを
用いることが必要である。本第4実施形態の繊維束又は
樹脂粒子多孔体36又は37の色相は、インキ吸蔵体2
0に含浸されたインキの色と異なること、好ましくは、
用いるインキ色で隠蔽される色となるものが望ましい。
例えば、インキが黒色の場合は白色、インキが赤色の場
合は青色、インキが黄色の場合は黒色が挙げられるが、
透明又は半透明でも良く、必ずしも着色する必要はな
い。
【0027】本第4実施形態の筆記具Dでは、インキ吸
蔵体20に含浸されたインキは中継芯25dを介して棒
状等の繊維束又は樹脂粒子多孔体36又は37がインキ
誘導管35の内壁と接することなく挿入された視認性を
有するインキ誘導管35をとおりペン先40に供給され
て筆記が可能となる。この筆記具Dでは、インキよりも
表面張力が小さく、かつ、インキと色の違う繊維束又は
樹脂粒子多孔体36又は37をインキ誘導管35の内部
にインキ誘導管35の内壁と接することなく具備させる
ことにより、インキ誘導管35を流れるインキ流路断面
積を減らし、インキ誘導管の見かけ断面積をそのままに
実質的に断面積を減らすことができるので、インキ誘導
管35内を流れるインキ容量も減らすことができるの
で、インキ終了の検知機能とインキ終了時のインキ流出
過剰の問題を同時に解決できることとなる。また、本第
4実施形態の筆記具Dでは、上述の第1〜第3実施形態
の筆記具におけるインキの終了サインをインキ誘導管に
おけるインキ切れの視認により検知したものと相違し、
インキが終了(インキ切れ)した場合に、インキ誘導管
35にはインキ色と異なる繊維束又は樹脂粒子多孔体3
6又は37の色相で視認することができるので、インキ
の終了サインをより明確に視覚に訴えることができるも
のとなる。
【0028】図8は、本発明の第5実施形態を示すもの
である。本第5実施形態の筆記具Eは、ペン先40がア
ンダーライン用となっている点、ペン先を保持する先軸
41が別部材からなり軸筒10の先端に固着されている
点、後部保持体21及び前部保持体22を省略した点、
前部保持体22の代わりに保持段部23を周状に設けた
点、中継芯25eの形状、大きさが異なる点で、上記第
1実施形態の筆記具Aと異なるものであり、筆記具Aと
同様に、インキの供給、インキ終了サインを視認部12
を介してインキ誘導管30を視認することにより検知さ
れるものである。
【0029】図9は、本発明の第6実施形態を示すもの
である。本第6実施形態の筆記具Fは、ペン先40がイ
ンキ誘導芯を備えたボールペン用となっている点、ペン
先を保持する先軸42が別部材からなり軸筒10の先端
に固着されている点、前部保持体22を省略した点、中
継芯25fの形状、大きさが異なる点で、上記第1実施
形態の筆記具Aと異なるものであり、筆記具Aと同様
に、インキの供給、インキ終了サインを視認部12を介
してインキ誘導管30を視認することにより検知される
ものである。
【0030】図10は、本発明の第7実施形態を示すも
のであり、軸筒10内のインキ吸蔵体20に含浸された
インキを軸筒10の両側に設けた筆記部となるアンダー
ライン用のペン先40、並びに、サインペン用のペン先
45に供給するツインタイプの筆記具Gである。インキ
吸蔵体20からのインキの供給は、ペン先40側では図
8の第5実施形態と同様に、インキ吸蔵体20からのイ
ンキが中継芯25e、視認性を有するインキ誘導管30
を介してスムーズに効率よく供給されるものであり、ペ
ン先45側ではペン先45の後端部分がインキ吸蔵体2
0内に嵌入し接触することによりインキ吸蔵体20から
のインキが直接供給されるものとなっている。なお、図
示符号46は、軸筒10に一体に形成される先軸部であ
る。このツインタイプの筆記具Gでは、インキの消費は
各ペン先40、45で行われ、第5実施形態と同様に、
インキ吸蔵体20のインキ終了サインを視認部12を介
してインキ誘導管30を視認することにより検知するも
のである。なお、上記実施形態と逆に、視認部12、イ
ンキ誘導管30等をペン先40側に設けたが、ペン先4
5側に視認部12、インキ誘導管30等を設け、ペン先
40の後端部分をインキ吸蔵体20内に嵌入し接触させ
ることによりインキ吸蔵体20からのインキを直接供給
しても良いものである。
【0031】本発明の筆記具は、上記各実施形態に限定
されるものでなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種
々の形態に変更できることはいうまでもない。例えば、
上記第1実施形態(図4の変形例を含む)〜第7実施形
態の各実施形態を好適に組合わせること、例えば、第3
又は第4実施形態を第5実施形態、第6実施形態、第7
実施形態の筆記具に適用してもよく、また、第3実施形
態から第7実施形態の各筆記具C〜Gにおいて、インキ
誘導管30内のインキを効率よくペン先40に供給する
ペン先中継芯を独立に又はペン先と一体に更に追加して
もよいものである。また、本発明の筆記具は、インキ吸
蔵体20に含浸されたインキが中継芯25及び視認性を
有するインキ誘導管30を介してペン先に供給されると
共に、インキ吸蔵体20からのインキ終了サインを軸筒
10に形成した視認部12を介して上記インキ誘導管3
0を視認することにより検知できる構造を要旨とするの
で、この要旨を変更しない構成は特に限定されるもので
はなく、各種公知の筆記具構造が採用でき、また、ペン
先、インキ種をボールペン、サインペン、マーキングペ
ン、筆ペンなどの用途などによって変更して好適に各種
用途の筆記具に適用することができるものである。更
に、筆記具用インキを修正液、塗布液、化粧品等の液状
化粧料等とした塗布具にも適用してもよいものである。
【0032】
【実施例】次に、本発明を具体的な実施例に基づき更に
詳細に説明するが、本発明は下記実施例に限定されるも
のではない。なお、インキ等の表面張力の測定は、ウィ
ルヘルミー法(協和界面科学社製、CBVP−Z型)に
より測定し、インキの粘度係数は、回転粘度計(トキメ
ック社製、TV−20L)により測定した。
【0033】〔実施例1、サインペン〕下記構成の軸
筒、インキ吸蔵体、インキ誘導管、中継芯、ペン先、イ
ンキ組成を用いた図1及び図3に準拠するサインペンを
作製した。 軸筒 ポリプロピレン製、大径部の直径10mm、視認部の長
さ15mm(視認部以外は着色層により非視認部とな
る)、全長120mm インキ吸蔵体 ポリエチレンテレフタレート製の中綿から構成(気孔率
80%)、直径9mm、長さ60mm インキ誘導管 PFA(テトラフルオロエチレン−パ−フルオロアルキ
ルビニルエーテルコポリマー)製、内径3mm、長さ2
0mm、インキ流路断面積約7mm2、インキ誘導管の
材質自体の表面張力(25℃)20mN/m、後端部分
がインキ吸蔵体20に嵌入する長さ3mm 中継芯 アクリル製のスライバーから構成(気孔率55%)、直
径約3mm、長さ20mm、挿入部形状:円柱状、鋭角
部形状:円錐状 ペン先 アクリル繊維のスライバー芯から構成(気孔率50
%)、長さ15mm インキ組成(全量100重量%) 水溶性染料(C.I.Direct Black-154) 4.5 水溶性染料(C.I.Direct Black-19) 1.5 エチレングリコール 10.0 グリセリン 10.0 pH調整剤 0.3 防腐剤(プロキセルGXL) 0.5 固着性樹脂(スチレンアクリル酸樹脂、アンモニア中和) 3.0 界面活性剤(インゲンP、第一製薬工業社製) 0.2 精製水 残部 インキの表面張力(25℃)37mN/m、インキの粘度係数(25℃)8m Pa・s、インキ吸蔵体への含浸量2.5g
【0034】上記構成により得られたサインペンは、組
立後、インキがインキ誘導管30を通過することが視認
部12を介して視認することができ、次いで、ペン先4
0に浸透していきサインペンとしてインキ流出量も直液
式筆記具のようにインキ終了までほぼ一定で、良好な描
線を描くことができることが判った。インキ吸蔵体20
に含浸したインキが終了するまで筆記を続けたところ、
インキ誘導管30にインキがなくなっていること、すな
わち、インキ吸蔵体20からのインキ終了サインを軸筒
10に形成した視認部12を介して上記インキ誘導管3
0を視認することにより簡単に、確実に検知することが
できた。更に、インキ誘導管30で終了を検知した後、
急激にインキの流出量が減衰して筆記できなくなった。
【0035】〔実施例2、サインペン〕下記構成の軸
筒、インキ吸蔵体、インキ誘導管、中継芯、ペン先中継
芯、ペン先、インキ組成を用いた図5に準拠するサイン
ペンを作製した。 軸筒 ポリプロピレン製、大径部の直径10mm、視認部の長
さ15mm(視認部以外は着色層により非視認部とな
る)、全長120mm インキ吸蔵体 ポリエチレンテレフタレート製の中綿から構成(気孔率
80%)、直径9mm、長さ60mm インキ誘導管 ポリプロピレン製、内径3mm、長さ20mm、インキ
流路断面積約7mm2、インキ誘導管の材質自体の表面
張力(25℃)31mN/m、後端部分がインキ吸蔵体
20に嵌入する長さ3mm 中継芯 アクリル製のスライバーから構成(気孔率55%)、直
径約3mm、長さ30mm、挿入部形状:円柱状、鋭角
部形状:円錐状 ペン先中継芯 アクリル製のスライバーから構成(気孔率50%)、直
径約3mm、長さ8mm、挿入部形状:円柱状、鋭角部
形状:円錐状 長さ15mm ペン先 ポリエチレンテレフタレート繊維のスライバー芯から構
成(気孔率50%)、長さ15mm インキ組成(全量100重量%) 水溶性染料(C.I.Direct Black-154) 5.0 チオジエタノール 10.0 グリセリン 5.0 尿素 4.0 界面活性剤(ドバノックス25N、ライオン社製) 0.05 精製水 残部 インキの表面張力(25℃)55mN/m、インキの粘度係数(25℃)2m Pa・s、インキ吸蔵体への含浸量2.5g
【0036】上記構成により得られたサインペンは、組
立後、インキがインキ誘導管30を通過することが視認
部12を介して視認することができ、次いで、ペン先中
継芯28を介してペン先40に浸透していきサインペン
としてインキ流出量も直液式筆記具のようにインキ終了
までほぼ一定で、良好な描線を描くことができることが
判った。インキ吸蔵体20に含浸したインキが終了する
まで筆記を続けたところ、インキ誘導管30にインキが
なくなっていること、すなわち、インキ吸蔵体20から
のインキ終了サインを軸筒10に形成した視認部12を
介して上記インキ誘導管30を視認することにより簡単
に、確実に検知することができた。更に、インキ誘導管
30で終了を検知した後、急激にインキの流出量が減衰
して筆記できなくなった。
【0037】〔実施例3、サインペン〕下記構成の軸
筒、インキ吸蔵体、インキ誘導管、中継芯、ペン先、イ
ンキ組成を用いた図6に準拠するサインペンを作製し
た。 軸筒 ポリプロピレン製、大径部の直径10mm、視認部の長
さ15mm(視認部以外は着色層により非視認部とな
る)、全長120mm インキ吸蔵体 ポリエチレンテレフタレート製の中綿から構成(気孔率
80%)、直径9mm、長さ60mm インキ誘導管 i)長いインキ誘導管: ポリプロピレン製、内径3m
m、長さ35mm、インキ流路断面積約7mm2、イン
キ誘導管の材質自体の表面張力(25℃)31mN/
m、後端部分がインキ吸蔵体20に嵌入する長さ15m
m ii)短いインキ誘導管: ポリプロピレン製、内径3m
m、長さ25mm、インキ流路断面積約7mm2、イン
キ誘導管の材質自体の表面張力(25℃)31mN/
m、後端部分がインキ吸蔵体20に嵌入する長さ5mm 中継芯 i)長い中継芯: ポリエチレンテレフタレート製のス
ライバーから構成(気孔率55%)、直径3mm、長さ
20mm、形状:円柱状 ii) 短い中継芯: ポリエチレンテレフタレート製のス
ライバーから構成(気孔率55%)、直径3mm、長さ
10mm、形状:円柱状 iii)X1:10mm、X2:15mm ペン先 アクリル繊維のスライバー芯から構成(気孔率50
%)、長さ15mm インキ組成(全量100重量%) カーボンブラック 6.0 チオジエタノール 15.0 グリセリン 5.0 尿素 5.0 界面活性剤(Pluronic PE3100 、BASF社製) 0.03 精製水 残部 インキの表面張力(25℃)54mN/m、インキの粘度係数(25℃)2. 5mPa・s、インキ吸蔵体への含浸量2.5g
【0038】上記構成により得られたサインペンは、組
立後、インキがインキ誘導管31,32を通過すること
が視認部12を介して視認することができ、次いで、ペ
ン先40に浸透していきサインペンとして良好な描線を
描くことができることが判った。インキ吸蔵体20に含
浸したインキが終了するまで筆記を続けたところ、始め
にインキ誘導管31にインキがなくなっていること、す
なわち、インキ吸蔵体20からのインキの残量サイン
(本実施例では70%)を軸筒10に形成した視認部1
2を介して上記インキ誘導管30を視認することにより
簡単に、確実に残量の検知をすることができ、更に筆記
を続けたところ、インキ誘導管32にインキがなくなっ
ていること、すなわち、インキ吸蔵体20からのインキ
の終了サインを軸筒10に形成した視認部12を介して
上記インキ誘導管32を視認することにより簡単に、確
実に検知できることが判った。その他は、実施例1と同
様の評価が得られた。
【0039】〔実施例4、サインペン〕下記構成の軸
筒、インキ吸蔵体、インキ誘導管、中継芯、ペン先、棒
状体、造インキ組成を用いた図7に準拠するサインペン
を作製した。 軸筒 ポリプロピレン製、大径部の直径10mm、視認部の長
さ15mm(視認部以外は着色層により非視認部とな
る)、全長120mm インキ吸蔵体 ポリエチレンテレフタレート製の中綿から構成(気孔率
80%)、直径8mm、長さ60mm 中継芯 アクリル製のスライバーから構成(気孔率55%)、直
径約3mm、長さ30mm、挿入部形状:円柱状、鋭角
部形状:円錐状 インキ誘導管 PFA(テトラフルオロエチレン−パ−フルオロアルキ
ルビニルエーテルコポリマー)製、内径3mm、長さ2
0mm、インキ流路断面積約7mm2、インキ誘導管の
材質自体の表面張力(25℃)20mN/m、後端部分
がインキ吸蔵体20に嵌入する長さ3mm 棒状体 テフロン(登録商標)製、直径1mm、長さ25mm、
白色 ペン先 アクリル繊維のスライバー芯から構成(気孔率50
%)、長さ15mm インキ組成(全量100重量%) カラー顔料(C.I.Pigmennt Blue 15:3) 4.0 チオジエタノール 5.0 ジエチレングリコール 5.0 イソプロピルアルコール 3.0 尿素 3.0 界面活性剤(Pluronic PE3100 、BASF社製) 0.03 精製水 残部 インキの表面張力(25℃)55mN/m、インキの粘度係数(25℃)2m Pa・s、インキ吸蔵体への含浸量2.5g
【0040】上記構成により得られたサインペンは、組
立後、インキがインキ誘導管35を通過することが視認
部12を介して視認することができ、次いで、ペン先4
0に浸透していきサインペンとして良好な描線を描くこ
とができることが判った。インキ吸蔵体20に含浸した
インキが終了するまで筆記を続けたところ、インキ誘導
管30にインキがなくなっていること、すなわち、イン
キ吸蔵体20からのインキ終了サインを軸筒10に形成
した視認部12を介して上記インキ誘導管35に挿入さ
れた棒状体の白色を視認することにより簡単に、確実に
検知することができた。その他は、実施例1と同様の評
価が得られた。
【0041】〔実施例5、ボールペン〕下記構成の軸
筒、インキ吸蔵体、インキ誘導管、中継芯、ペン先、イ
ンキ組成を用いた図9に準拠するボールペンを作製し
た。 軸筒 ポリプロピレン製、大径部の直径8mm、視認部の長さ
15mm(視認部以外は着色層により非視認部とな
る)、全長120mm インキ吸蔵体 ポリエチレンテレフタレート製の中綿から構成(気孔率
80%)、直径6mm、長さ60mm 中継芯 ポリエチレンテレフタレート製のスライバーから構成
(気孔率55%)、直径3mm、長さ20mm、挿入部
形状:円柱状、鋭角部形状:円錐状 インキ誘導管 ポリプロピレン製、内径3mm、長さ20mm、インキ
流路断面積約7mm2、インキ誘導管の材質自体の表面
張力(25℃)31mN/m、後端部分がインキ吸蔵体
20に嵌入する長さ3mm ペン先 ステンレス製、長さ10mm、ボール径0.5mm、 インキ組成(全量100重量%) 水溶性染料(C.I.Direct Black-154) 5.0 チオジエタノール 10.0 グリセリン 5.0 尿素 4.0 界面活性剤(ドバノックス25N、ライオン社製) 0.05 精製水 残部 インキの表面張力(25℃)55mN/m、インキの粘度係数(25℃)2m Pa・s、インキ吸蔵体への含浸量2.5g
【0042】上記構成により得られたボールペンは、組
立後、インキがインキ誘導管30を通過することが視認
部12を介して視認することができ、次いで、ペン先4
0に浸透していきサインペンとして良好な描線を描くこ
とができることが判った。インキ吸蔵体20に含浸した
インキが終了するまで筆記を続けたところ、インキ誘導
管30にインキがなくなっていること、すなわち、イン
キ吸蔵体20からのインキ終了サインを軸筒10に形成
した視認部12を介して上記インキ誘導管30を視認す
ることにより簡単に、確実に検知することができた。そ
の他は、実施例1と同様の評価が得られた。
【0043】〔実施例6、サインペン〕上記実施例1に
おいて、インキ吸蔵体及びインキ組成の2点を下記構成
のインキ吸蔵体、インキ組成(油性インキ)に代えて図
1及び図3に準拠するサインペンを作製した。 (インキ吸蔵体) ポリエチレンテレフタレート製の中綿から構成(気孔率80%)、直径9mm 、長さ60mm 〔インキ組成(全量100重量%)〕 nープロピルアルコール 75.0 ラロパールA−101(アルデヒドと尿素の縮合物、BASF社製) 7.5 Alresat KM400(マレイン酸樹脂、Hoechst社製) 10.0 Victria Blue BSA(染料、Zeneca社製) 2.5 Rhodamine 6JHSA(染料、Zeneca社製) 2.5 Flex YELLOW 105(染料、Zeneca社製) 2.5 インキの表面張力(25℃)約25mN/m、インキの粘度係数(25℃)約 4mPa・s、インキ吸蔵体への含浸量2.5g
【0044】上記構成により得られたサインペンは、組
立後、油性インキがインキ誘導管30を通過することが
視認部12を介して視認することができ、次いで、ペン
先40に浸透していきサインペンとしてインキ流出量も
直液式筆記具のようにインキ終了までほぼ一定で、良好
な描線を描くことができることが判った。インキ吸蔵体
20に含浸した油性インキが終了するまで筆記を続けた
ところ、インキ誘導管30にインキがなくなっているこ
と、すなわち、インキ吸蔵体20からのインキ終了サイ
ンを軸筒10に形成した視認部12を介して上記インキ
誘導管30を視認することにより簡単に、確実に検知す
ることができた。更に、インキ誘導管30で終了を検知
した後、急激にインキの流出量が減衰して筆記できなく
なった。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、軸筒内のインキ吸蔵体
に含浸されたインキを筆記部となるペン先に供給する筆
記具であっても、簡単な構成により、インキの終了サイ
ンを視覚により簡単に、かつ、確実に検知することがで
きると共に、インキ流出量も直液式筆記具のようにイン
キ終了までほぼ一定で、良好な描線を描くことができる
筆記具が提供される。また、中継芯をインキ吸蔵体全長
の5%以上の長さでインキ吸蔵体内部と接触せしめるこ
とにより、インキ吸蔵体に含浸されたインキを更に効率
よく、スムーズにインキ誘導管に導入せしめることがで
きる筆記具が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第1実施形態を示す筆記具
の縦断面図であり、(b)はその要部、すなわち、イン
キ誘導管、中継芯、インキ含浸体の接合状態を示す部分
縦断面図である。
【図2】(a)〜(h)はインキ誘導管30の各形態と
なる横断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示す筆記具の部分縦断
面図である。
【図4】(a)はインキ吸蔵体20の変形例を示す部分
縦断面図であり、(b)は軸筒10及びインキ吸蔵体2
0の変形例を示す部分縦断面図であり、(c)は、軸筒
10の変形例を示す部分縦断面図である。
【図5】(a)は本発明の第2実施形態を示す筆記具の
部分縦断面図であり、(b)はその要部を示す部分縦断
面図である。
【図6】(a)は本発明の第3実施形態を示す筆記具の
部分縦断面図であり、(b)はその要部を示す部分縦断
面図である。
【図7】(a)は本発明の第4実施形態を示す筆記具の
部分縦断面図であり、(b)はそのインキ誘導管を示す
斜視図であり、(c)は別の実施形態を示すインキ誘導
管を示す斜視図である。
【図8】本発明の第5実施形態を示す筆記具の部分縦断
面図である。
【図9】本発明の第6実施形態を示す筆記具の部分縦断
面図である。
【図10】本発明の第7実施形態を示す筆記具の部分縦
断面図である。
【符号の説明】
A 筆記具 10 軸筒 12 視認部 20 インキ吸蔵体 25 中継芯 30 視認性を有するインキ誘導管 40 ペン先
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B43K 5/00 - 8/24 B43K 27/00 - 27/12

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸筒内のインキ吸蔵体に含浸されたイン
    キを筆記部となるペン先に供給する筆記具であって、上
    記インキ吸蔵体に含浸されたインキは中継芯を介して視
    認性を有するインキ誘導管へ供給されると共に、該イン
    キ誘導管を介してペン先に供給され、かつ、インキ吸蔵
    体からのインキ終了サインを軸筒に形成した視認部を介
    して上記インキ誘導管を視認することにより検知するこ
    とを特徴とする筆記具。
  2. 【請求項2】 軸筒内のインキ吸蔵体に含浸されたイン
    キを軸筒の両側に設けた筆記部となる各ペン先に供給す
    るツインタイプの筆記具であって、何れか一方のペン先
    に供給されるインキは、中継芯を介して視認性を有する
    インキ誘導管へ供給されると共に、該インキ誘導管を介
    してペン先に供給され、かつ、インキ吸蔵体からのイン
    キ終了サインを軸筒に形成した視認部を介して上記イン
    キ誘導管を視認することにより検知することを特徴とす
    る筆記具。
  3. 【請求項3】 中継芯はインキ吸蔵体全長の5%以上の
    長さでインキ吸蔵体内部と接触していることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の筆記具。
  4. 【請求項4】 中継芯の断面積が、インキ吸蔵体の断面
    積の1〜90%であることを特徴とする請求項1〜3の
    何れか一つに記載の筆記具。
  5. 【請求項5】 中継芯の毛細管力がインキ吸蔵体の毛細
    管力より大きいことを特徴とする請求項1〜4の何れか
    一つに記載の筆記具。
  6. 【請求項6】 中継芯の断面構造が内層部及び外層部を
    有する構造からなり、外層部の毛細管力が内層部の毛細
    管力よりも大きいことを特徴とする請求項1〜5の何れ
    か一つに記載の筆記具。
  7. 【請求項7】 中継芯により視認性を有するインキ誘導
    管に供給されたインキは、更にペン先中継芯を介してペ
    ン先に供給されることを特徴とする請求項1〜6の何れ
    か一つに記載の筆記具。
  8. 【請求項8】 視認性を有するインキ誘導管のインキと
    接する面又はインキ誘導管の材質自体の表面張力がイン
    キの表面張力よりも小さいことを特徴とする請求項1〜
    7の何れか一つに記載の筆記具。
  9. 【請求項9】 インキ吸蔵体の毛細管力の分布が、ペン
    先側へ向かうほど大きくなることを特徴とする請求項1
    〜8の何れか一つに記載の筆記具。
  10. 【請求項10】 軸筒の内径がペン先側へ向かうほど狭
    くなる構造となることを特徴とする請求項1〜9の何れ
    か一つに記載の筆記具。
  11. 【請求項11】 軸筒のペン先側内側にリブ体を複数軸
    方向に形成されていることを特徴とする請求項1〜10
    の何れか一つに記載の筆記具。
  12. 【請求項12】 中継芯が、繊維束芯、樹脂粒子多孔体
    及びスライバー芯の何れか一つからなり、これらの中継
    芯が連続流路を持つことによりインキ誘導管の見かけ断
    面積を維持したまま実質的にインキ誘導管を流れるイン
    キ流路断面積をコントロールできる請求項1〜11の何
    れか一つに記載の筆記具。
  13. 【請求項13】 インキ視認性を有するインキ誘導管の
    中にインキよりも表面張力が小さくインキと色の違う繊
    維束又は樹脂粒子多孔体が充填されていることにより、
    インキ誘導管の見かけ断面積を維持したまま、実質的に
    インキ誘導管を流れるインキ流路断面積とインキの流動
    抵抗をコントロールできる請求項1〜12の何れか一つ
    に記載の筆記具。
  14. 【請求項14】 インキ誘導管が複数本形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜13の何れか一つに記載の
    筆記具。
  15. 【請求項15】 軸筒の視認部の長さが1mm以上筆記
    具の全長以下であることを特徴とする請求項1〜14の
    何れか一つに記載の筆記具。
  16. 【請求項16】 インキ誘導管のインキ流路断面積が8
    ×10-2〜80mm 2であることを特徴とする請求項1
    〜15の何れか一つに記載の筆記具。
  17. 【請求項17】 インキの表面張力が25℃下で18m
    N/m以上であることを特徴とする請求項1〜16の何
    れか一つに記載の筆記具。
  18. 【請求項18】 インキの粘度係数が25℃下で500
    mPa・s以下であることを特徴とする請求項1〜17
    の何れか一つに記載の筆記具。
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