JP3577680B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は画像処理装置に関し、詳しくは、人体の一部である共通の被写体部分を含む複数の原画像について画像間演算処理を行うことにより生成された処理画像について、前記画像間演算処理の適否を判定し、また、該判定結果に応じて可視化やデータ保存や後処理を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
X線画像のような放射線画像は、病気診断用などに多く用いられており、このX線画像を得るために、被写体を透過したX線を蛍光体層(蛍光スクリーン)に照射し、これにより可視光を生じさせてこの可視光を通常の写真と同様に銀塩を使用したフィルムに照射して現像した、所謂、放射線写真が従来から多く利用されている。
【0003】
また、近年においては、銀塩を塗布したフィルムを使用しないで、蛍光体層から直接画像を取り出す方法が工夫されている。
この方法としては、被写体を透過した放射線を蛍光体に吸収せしめ、しかる後、この蛍光体を例えば光又は熱エネルギーで励起することによりこの蛍光体が上記吸収により蓄積している放射線エネルギーを蛍光として放射せしめ、この蛍光を光電変換し、更にA/D変換してディジタル画像信号を得る方法がある(米国特許3,859,527 号,特開昭55−12144 号公報等参照)。
【0004】
このようにして得られた放射線画像信号は、そのままの状態で、或いは画像処理を施されて銀塩フィルム,CRT等に出力されて可視化される。
また、放射線画像を記録した銀塩フィルムに、レーザ・蛍光灯などの光源からの光を照射して、銀塩フィルムの透過光を得て、かかる透過光を光電変換して放射線画像信号を得る方法もある。
【0005】
一方、従来から、放射線画像信号の処理技術として、共通の被写体部分を含む複数の画像間で例えば差分処理を行うことで、特定の構造物や経時変化部分を強調した画像を抽出することが行われている(特開平2−253776号公報等参照)。
前記差分処理を行うに当たっては、画像間において被写体の相対的な位置ずれを合わせる処理が必要になり、かかる位置合わせ処理としては、従来、例えば特公昭61−14553号公報に開示されるような方法があった。
【0006】
前記特公昭61−14553号公報に開示される位置合わせ処理は、2枚の画像の相互に対応する部分領域間の位置ずれを線型近似してそれぞれ求めた後、これら各対応部分領域毎に求められた位置ずれ量から前記2枚の画像間の非線型な位置ずれに対する補正関数の係数を求める構成となっている。
上記のような差分処理等の画像間演算処理によって特定の構造物や経時変化部分を強調した画像を抽出し、これをCRT上に表示したり、或いは、ハードコピーして診断情報として提供すれば、複数のフィルムをシャウカステン等の観察装置上に並べて比較することで経時変化部分等を認識する場合に比べて、診断効率を改善できることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記差分処理画像等が、不適切な位置合わせに基づいて生成されていると、複雑な人体正常構造の位置ずれによって偽画像が生じてしまう可能性がある。そして、かかる偽画像が生じた処理画像においては、経時変化部分に対応する陰影パターンの視認性が悪く、却って診断効率,診断精度を低下させてしまう惧れもあった。
【0008】
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、位置合わせ処理を伴う差分処理のような画像間演算処理によって生成された処理画像において、前記画像間演算処理が適正に行われたか否かを精度良く判定できる装置を提供することを目的とする。
また、前記画像間演算処理の適否の判定結果に基づき適切な形式で読影者に処理画像を可視化して提供できるようにして、経時変化部分等を見やすく提示できるようにし、画像間演算処理の不備によって診断効率,診断精度が低下することを回避できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そのため請求項1の発明にかかる画像処理装置は、同一人体の一部であり、異なる検査において、相互に異なる時刻に撮影した共通の被写体部分を含む複数の時系列画像について、共通の被写体部分の位置合わせを行う位置合わせ処理と、該位置合わせ処理が行われた複数の時系列画像間での差分処理とを少なくとも含む画像間演算処理が施された処理画像について、前記位置合わせ処理の適否を判定する画像処理装置であって、前記処理画像又は前記時系列画像から人体の解剖学的構造を抽出する解剖学的構造抽出手段と、該解剖学的構造抽出手段で抽出された解剖学的構造内に少なくとも1つの部分領域を設定する部分領域設定手段と、該部分領域設定手段で設定された部分領域毎に領域内の前記処理画像における画像データ分布の広がりに関わる値を演算する特徴量演算手段と、前記特徴量演算手段で演算された前記画像データ分布の広がりに関わる値と所定の閾値とを比較して、前記位置合わせ処理の適否を判定する判定手段と、を有して構成される。
【0010】
請求項2にかかる画像処理装置は、同一人体の一部であり、異なる検査において、相互に異なる時刻に撮影した共通の被写体部分を含む複数の時系列画像間で共通の被写体部分の位置合わせ処理を行う位置合わせ処理手段と、該位置合わせ処理手段で位置合わせ処理が行われた複数の時系列画像間で差分処理を行い、該差分処理画像を処理画像として出力する差分処理手段と、前記処理画像又は前記時系列画像から人体の解剖学的構造を抽出する解剖学的構造抽出手段と、該解剖学的構造抽出手段で抽出された解剖学的構造内に少なくとも1つの部分領域を設定する部分領域設定手段と、該部分領域設定手段で設定された部分領域毎に領域内の前記処理画像における画像データ分布の広がりに関わる値を演算する特徴量演算手段と、前記特徴量演算手段で演算された前記画像データ分布の広がりに関わる値と所定の閾値とを比較して、前記位置合わせ処理の適否を判定する判定手段と、を有する構成とした。
【0014】
請求項3の発明にかかる画像処理装置では、前記判定手段が、複数の部分領域毎に前記画像間演算処理の適否を判定し、各部分領域それぞれに対応する複数の適否判定結果を最終的な判定結果として出力すること構成とした。
【0015】
請求項4にの発明にかかる画像処理装置では、前記判定手段が、複数の部分領域毎に前記画像間演算手段処理の適否を判定すると共に、これら複数の適否判定結果に基づき所定の規則に従って総合的な適否判定結果を生成し、該総合的な適否判定結果を最終的な判定結果として出力する構成とした。
請求項5の発明にかかる画像処理装置では、前記判定手段による画像間演算処理の適否判定結果に基づいて、予め設定された複数の画像表示形式の中から前記処理画像の表示形式を選択する表示形式選択手段と、該表示形式選択手段で選択された表示形式に基づいて前記処理画像を表示する画像表示手段と、を設ける構成とした。
【0016】
請求項6の発明にかかる画像処置装置では、前記判定手段による画像間演算処理の適否判定結果に基づいて、予め設定された複数のハードコピー記録形式の中から前記処理画像の記録形式を選択する記録形式選択手段と、該記録形式選択手段で選択された記録形式に基づいて前記処理画像をハードコピーするハードコピー手段と、を設ける構成とした。
【0017】
請求項7の発明にかかる画像処理装置では、前記判定手段による画像間演算手段の適否判定結果に基づいて、前記処理画像に対して後処理を施す後処理手段を設ける構成とした。
請求項8の発明にかかる画像処理装置では、前記処理画像データを保存する画像保存手段と、前記判定手段による画像間演算処理の適否判定結果に基づいて、前記画像保存手段に保存させる処理画像データを選択する保存データ選択手段と、を設ける構成とした。
【0018】
請求項9の発明にかかる画像処理装置では、前記判定手段による画像間演算処理の適否判定結果を、前記処理画像データに対応させて保存する判定結果保存手段を設ける構成とした。
【0019】
【作用】
請求項1,2の発明にかかる画像処置装置によると、位置合わせ処理の適否を判定するときに、処理画像又は原画像から人体の解剖学的構造を抽出し、抽出された解剖学的構造内に少なくとも1つの部分領域を設定し、部分領域内の処理画像における画像データ分布の広がりに関わる値と所定の閾値とを比較して、前記位置合わせ処置の適否を判定する。例えば、肺野を抽出する場合には、該抽出された肺野内を複数に区分して部分領域を設定したり、又は、肺野の中央部分に肺野よりも小さい領域を設定したりすることができる。従って、例えば医療診断用の放射背画像において、診断に重要な部分での特徴量を演算させ、診断性能に大きく関わる部分の位置合わせの適否を判定できる。更に、画像間演算手段の対象とする画像を同一人体の一部であり、異なる検査において、相互に異なる時刻に撮影した共通の被写体部分を含む複数の時系列画像間とすることで、経時変化部分を強調した画像を抽出できるようにし、かつ、前記位置合わせ処理の適否を判定できることで、前記経時変化部分が強調された画像に偽画像が発生しているか否かを判断できる。
【0025】
請求項3の発明にかかる画像処理装置によると、複数の部分領域でそれぞれに画像間演算処理の適否を判定し、部分領域毎の判定結果としてそのまま出力する構成とし、部分領域毎の判定結果を利用できるようにした。
【0026】
請求項4の発明にかかる画像処理装置によると、複数の部分領域でそれぞれに画像間演算処理の適否を判定するが、最終的には、これらの判定結果に基づいて総合的な判定結果を下すものとし、複数の部分領域からなるより広い領域での判定結果が得られるようにした。前記総合的な判定結果は、画像全体に対するものであっても良いし、また、例えば右肺,左肺をそれぞれ複数に区分して判定させた場合には、右肺,左肺を代表する判定結果であっても良い。
【0027】
請求項5の発明にかかる画像処理装置によると、画像間演算処理の適否の判定結果に基づいて、画像表示形式が選択される構成とし、例えば画像間演算処理が不適切な画像又は部分領域を表示しないようにして、不適切な処理画像が診断情報として読影者に提供されてしまうことを回避できるようにした。
請求項6の発明にかかる画像処理装置によると、画像間演算処理の適否の判定結果に基づいて、ハードコピーにおける記録形式が選択される構成とし、例えば画像間演算処理が不適切な画像又は部分領域がハードコピーされないようにして、不適切な処理画像が診断情報として読影者に提供されてしまうことを回避できるようにした。
【0028】
請求項7の発明にかかる画像処理装置によると、画像間演算処理の適否に基づいて後処理を施す構成とし、例えば位置合わせ後の差分処理によって経時変化部分を強調した処理画像から経時変化部分を抽出する後処理において、位置合わせが不適切な処理画像から前記経過変化部分の抽出が行われることを回避できるようにした。
【0029】
請求項8の発明にかかる画像処理装置によると、処理画像データを保存するときに、画像間演算処理の適否に応じて保存データを選択する構成とし、不適切な画像間演算処理で得られた画像データがそのまま保存されてしまうことを回避できるようにした。
請求項9の発明にかかる画像処理装置によると、画像間演算処理についての適否の判定結果を、処理画像データに対応させて保存することで、後から処理画像を読み出すときに判定結果を同時に読み出して、適否の判定を繰り返す必要がないようにした。
【0030】
【実施例】
以下に本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明にかかる画像処理装置を含む放射線画像処理システムの構成を示す図である。
この図1において、画像記憶部1は、医療診断用として撮影された人体の放射線画像データを複数格納するものであり、光磁気ディスク等から構成される。
【0031】
前記放射線画像データは、放射線画像を記録した銀塩フィルムに、レーザ・蛍光灯などの光源からの光を照射して、銀塩フィルムの透過光を得て、かかる透過光を光電変換して得たもの、或いは、被写体を透過した放射線を蛍光体に吸収せしめ、その後、この蛍光体を例えば光又は熱エネルギーで励起することによりこの蛍光体が上記吸収により蓄積している放射線エネルギーを蛍光として放射せしめ、この蛍光を光電変換して得たものであっても良い。或いは、放射線量子計数型検出器を用いて、放射線エネルギーを直接電気信号に変換して得たものであっても良いし、蛍光体などにより放射線を可視光に変換した後に、該可視光をCCD等の光電変換素子に導くことにより得たものであっても良い。
【0032】
また、前記画像記憶部1とは別に、画像情報記憶部2が設けられており、この画像情報記憶部2には、画像記憶部1に記憶されている各画像についての各種付帯情報として、例えば撮影日時,撮影部位,撮影条件,画像処理条件,被検者等についての情報、更に、同じ被検者の同じ部位を撮影した画像間における位置合わせ処理の情報や異常陰影の検出結果などが記憶される。
【0033】
尚、前記位置合わせ情報とは、共通の被写体部分を含む複数の画像において、その共通の被写体の位置を相対的に合わせるように、それらの複数の画像のうちの少なくとも1つの画像を座標変換する処理のための情報であり、撮影時における被写体のポジショニングやX線入射方向の差異に起因する相対的な位置ずれを前記位置合わせ情報に基づいた座標変換によって修正して、複数の画像の同じ解剖学的構造に対応する画像部分を重ね合わせることを可能とする。
【0034】
そして、前記画像記憶部1に記憶された画像データと前記画像情報記憶部2に記憶された各種の付随的な情報とは、画像管理部3によって照合されて読み出されるようになっている。
但し、画像情報記憶部2を省略し、画像データと各画像に対応する各種情報とを対にして画像記憶部1に記憶させる構成であっても良い。
【0035】
前記画像記憶部1及び画像情報記憶部2の記憶データは、操作卓4によって読み出し画像を任意に選択することで、前記画像管理部3によって随時読み出されるようになっており、読み出された画像データは、必要に応じて画像処理部5における画像処理を経た後、放射線画像の読影を行わせるべく、CRTからなる画像表示部6に表示される。
【0036】
従って、放射線フィルムをシャウカステンを用いて読影を行う場合に行われるような目的フィルムを探し出し、これをシャウカステンに掛けるといった作業が必要でなく、効率の良い読影作業が可能である。
本実施例のシステムでは、それぞれに画像表示部6を有する2つの画像表示ユニットA,B(画像表示手段)が設けられており、各画像表示ユニットA,Bには、それぞれ画像表示部6の他に、画像メモリ7,表示制御部8が設けられている。
【0037】
前記画像記憶部1から読み出された画像データは、一旦画像表示ユニットAの画像メモリ7aに記憶され、画像表示ユニットBを同時に用いて画像を表示させる場合には、転送制御部9によって制御されて前記画像メモリ7aから画像メモリ7bに画像データが転送される構成としてある。即ち、2つの表示ユニットA,Bを備える構成としたことで、少なくとも異なる2画像を同時に表示することを可能としており、表示ユニットを3つ以上備える構成であっても良い。
【0038】
転送制御部9は、操作卓4を介して行われる表示フォーマットの指示に従って画像データの転送を行うが、前記表示フォーマットの指示は、画像表示ユニットAの表示制御部8aにも送られた後、前記転送制御部9によって制御されて他方の表示制御部8bにも指示されるようになっている。そして、表示制御部8では、指定された表示フォーマットに従って画像を表示すべく、画像表示部6に出力する画像データの加工を行う。
【0039】
前記画像データの加工には、画像を指定された表示サイズに適合させるための拡大,縮小処理や、画像の階調を表示装置の輝度特性に適合させるためのウィンドウ処理などの階調変換も含まれる。尚、前記拡大縮小処理や階調変換等は、画像が画像メモリに転送される以前に画像処理部5において施されるような構成としても良い。
【0040】
ところで、例えば定期検診などによって定期的に放射線撮影を行っている被検者については、被検者毎の経時的な画像系列(以下、時系列画像という)ができ上がる。そして、このようにして異なる時期に撮影された同一被検者の同一部分(例えば胸部)の複数の放射線画像間で差分処理(時系列処理)を行うことにより、変化のない正常構造陰影を打ち消して被検者の経時変化を選択的に強調することができ、前記差分画像を原画像と共に表示することで、新たに発生した病変や病状の変化した病変の見落としを防ぐことができる。
【0041】
そこで、本実施例では、前記時系列画像(原画像)について予め前記差分処理(画像間演算処理)を行ってかかる差分画像(処理画像)を原画像と共に記憶部1に記憶させておくか、或いは、複数の時系列画像(原画像)を記憶部1から読み出し、これらに基づいて画像処理部5において前記差分画像(処理画像)を新たに生成し(差分処理手段)、原画像と共に前記時系列処理画像を提示することで、重要な経時変化の見落としがないようにしてある。
【0042】
前記差分処理は、例えば図2のフローチャートに示すようにして行われる。
まず、2つの時系列画像(1),(2)それぞれ(S1,S2)について前処理(S3,S4)を行う。前記前処理は、差分処理の演算を簡略化するための画像の縮小処理であり、例えば画素の間引きや平均化処理が行われる。また、2つの時系列画像はその生成方式が必ずしも同一とは限らないので、画像生成時に決定される画素サイズや階調数などの基本画像特性が相互に異なっている場合もある。そこで、前記前処理として、2つの時系列画像の画素サイズや階調数などの基本画像特性を相互に同一の特性とするための補正処理を含んでも良い。
【0043】
尚、時系列画像に付する番号は、最も新しいものについて(1)を付け、以下、古くなるに従って番号が増えるものとする。
前処理が終了すると、撮影時の被写体のポジショニングやX線入射方向の差異に起因する画像間での共通の被写体部分の相対的な位置ずれを合わせるための位置合わせ処理が行われる(S5:位置合わせ処理手段)。
【0044】
前記位置合わせ処理は、特公昭61−14553 号公報, 特開昭63−278183号公報, 特開平1−70236 号公報等に開示されるような公知の種々の方法を用いて行うことができる。
具体的には、例えば2つの画像間で相互に対応する部分の位置ずれを線形近似により求め、該求められた位置ずれ量から2画像間の非線形な位置ずれの補正関数を求め、該補正関数に基づいて少なくとも一方の画像の座標変換を行うことにより行われる。また、外部入力されたパラメータに基づいて大まかな位置合わせを行った後、対応する領域毎に相互相関法によりずれ量を算出して歪み補正を行う構成であっても良い。
【0045】
前記位置合わせの情報は、例えば平行移動量,平行移動量と回転量との組み合わせ,多項式の次数(多項式変換の場合),全ての画素に対するX方向の移動量とY方向の移動量との組み合わせ,代表画素に対するX方向の移動量とY方向の移動量との組み合わせとして与えられる。
位置合わせ処理が終了すると、2つの時系列画像の対応する画素間で画像データの差分をとる差分処理(S6:差分処理手段)を実行する。そして、差分画像が得られると、続いて階調処理などの後処理(S7)を施して、最終的に時系列画像に基づいて得られた差分画像が設定される(S8)。
【0046】
前記差分画像が、本実施例において、人体の一部である共通の被写体部分を含む画像であって同一人体を相互に異なる時刻に撮影した2つの時系列画像についての画像間演算処理によって生成された処理画像であり、前記位置合わせ処理及び差分処理が画像間演算処理に相当する。
【0047】
尚、図3のフローチャートに示すように位置合わせ処理(S5)の直前(又は直後)に、画像全体の濃度・階調を標準的な濃度・階調特性に合わせる濃度・階調補正処理(S5’)を行わせるようにしても良い。具体的には、米国特許5224177 号に開示されるような濃度・階調補正処理を用いることができる。また、画像を複数の小領域に分割し、対応する小領域内の画素値の統計値が等しくなるように一方の画像の画素値を補正する方法を用いても良い。前記統計量としては、平均値,分散値等が用いられる。
【0048】
ここで、経時差分画像と原画像とのいずれか一方を画像記憶部1から選択的に読み出して前記2つの画像のいずれか一方のみを画像表示部6に表示させたり、又は、画像処理部5で経時差分画像を生成させたときにかかる経時差分画像のみを表示させる構成としても良いが、かかる構成では、経時差分画像において観察された経時変化部分を原画像上で直ちに確認することができず、診断精度,診断効率が悪い。
【0049】
そこで、本実施例では、前記時系列処理画像(経時差分画像)と原画像(時系列画像)とを、同一表示画面上又は異なる表示画面上に同時に表示できる構成として、時系列処理画像と原画像との対比を容易にし、以て、時系列処理画像において観察された経時変化部分を原画像上で直ちに確認することができるようにした。
【0050】
具体的には、例えば図4に示すように、画像表示ユニットAの画像表示部6aには、原画像(1)(時系列画像の中の最新の画像)をその表示画面に表示させる一方、前記画像表示部6aに並べて配設される他方のユニットBの画像表示部6bには、時系列処理画像(経時差分画像)をその表示画面に表示させ、同時に原画像と時系列処理画像とを異なる表示画面上に表示させて見比べることができるようにしている。これにより、時系列処理画像(経時差分画像)に基づいて経時変化部分が観察されると、隣に表示されている原画像上でその部分を直ちに確認できる。
【0051】
ここで、時系列処理画像は、経時変化が生じている部分の発見のために表示させるものであり、時系列処理画像によって経時変化の有無及びその位置を概略読影し、かかる読影結果に基づいて経時変化が生じているものと予測される原画像の部分を詳細に読影することで診断が行われることになる。
従って、原画像を表示させる画像表示部6aの解像度は、原画像の画素数相当か或いはそれ以上として、原画像を劣化なく表示させることが望ましいが、時系列処理画像については経時変化部分の有無及びその位置を概略的に知るために表示させるものであるため、原画像を表示させる表示画面に要求されるような高解像度を必要としない。そこで、原画像を主に表示させるものとして予め設定された画像表示部6aの解像度は、原画像の画素数相当か或いはそれ以上とするが、時系列処理画像を主に表示させるものとして予め設定された画像表示部6bについては画像表示部6aよりも解像度の低いもの、或いは、画像表示部6aよりも画面サイズの小さいものを用いても良い。
【0052】
画像表示部6aが高解像度を有するものであれば、原画像の精細な表示が可能になると共に、同一画面に複数の縮小画像を並べて表示しても画質の損失が小さい。また、比較的低解像度の表示画面に時系列処理画像を表示させることで、細かな正常構造物の陰影に影響されることなく、経時変化部分を検知できる。更に、画像表示部6bに不必要に過剰な解像度を要求しないことで、コスト低減を図れる。
【0053】
具体的には、画像表示部6aとしてCRTを用いることが、階調表現性能の点から好ましく、更に、医療用高精細CRTとして知られている走査線1000本系以上のCRTを用いることがより好ましい。画像表示部6bとしては、CRT,プラズマディスプレイ,液晶ディスプレイなどを用いることが好ましい。
尚、表示の形式としては、図4に示す形式に限定されず、図5又は図6に示すように、画像表示部6a側の同一表示画面上に原画像と時系列処理画像とを同時に表示させる構成としたり、図7又は図8に示すように、原画像に対して時系列処理画像をより小さく縮小して同一画面上に表示させたり、また、時系列処理画像(差分画像)と過去の時系列処理画像(原画像)とを同じ表示画面上に同時に表示させるようにしても良く、種々の形式が想定される。
【0054】
ところで、前記時系列処理画像(差分画像)を生成するときの位置合わせが不適切であると、複雑な人体正常構造の位置ずれによって偽画像が生じてしまう可能性がある。そして、かかる偽画像が生じた処理画像においては、経時変化部分に対応する陰影パターンの視認性が悪く、経時変化部分を的確に読影できず、却って診断効率,診断精度を低下させてしまう惧れがある。
【0055】
そこで、本実施例では、前記時系列処理画像を生成したとき或いは前記時系列処理画像を読み出したときに、前記位置合わせ処理の適否を判定し、不適切な位置合わせ処理によって偽画像が生じている可能性のある処理画像が、そのまま読影者に可視化されて提供されることを回避できるよう構成してある。
前記位置合わせ処理の適否の判定は、具体的には、図9のフローチャートに示すような手順で行われる。
【0056】
まず、原画像又は差分画像(時系列処理画像)において、解剖学的構造の抽出を行い(S11:解剖学的構造抽出手段)、次に前記抽出した解剖学的構造に基づいて部分領域の設定を行う(S12:部分領域設定手段)。
そして、前記設定された部分領域内の画像データの特徴量を演算し(S13:特徴量演算手段)、前記特徴量に基づいて位置合わせ処理の適否を判定する(S14:判定手段)。
【0057】
位置合わせ処理が不適切であると、前述のように差分画像において偽画像が生じるが、かかる偽画像は、白い陰影と黒い陰影とが組みになったパターンを呈することになるため、偽画像が発生すると差分画像における画像データの分布の広がりが大きくなる。
図17は、位置合わせ処理が不適切に行われた場合と適切に行われた場合とでの差分画像の様子及び差分画像における画像データ分布の様子を示すものである。この図17から明らかなように、位置合わせ処理が不適切であると、適切に行われた場合には現れない白い陰影と黒い陰影とが組みになったパターンが発生し、これによって画像データの分布が広がることになる。
【0058】
そこで、前記特徴量として、画像データ分布の広がりに関わる値を演算させ、かかる特徴量と所定の閾値とを比較することで、偽画像の発生を示すだけの分布の広がりがあるか否かを判別し、以て、位置合わせ処理の適否を判定するようにしてある。
以下、上記に示した各処理ステップの詳細を説明する。
【0059】
解剖学的構造の抽出(S11:解剖学的構造抽出手段)は、例えば胸部放射線画像においては肺野を抽出することが好ましい。これは、診断の対象となる画像部分における位置合わせの適否が重要であって、それ以外の部分での適否は重要ではなく、例えば胸部放射線画像においては、診断の対象が通常肺野内に限定されるためである。
【0060】
かかる解剖学的構造の抽出は、原画像で行っても良いし、差分画像(処理画像)で行っても良いが、原画像を用いる方が、正常構造がより顕著に表現されているので好ましい。
但し、原画像を用いる場合には、必要に応じて前記位置合わせ処理時に使用された座標変換と同一の座標変換を施して、差分画像上の解剖学的構造に正しく対応するようにする必要がある。これは、原画像上で抽出された解剖学的構造に基づいて設定した部分領域内において差分画像の画像データの特徴量を演算させるときに、原画像と差分画像との間で解剖学的構造に位置ずれがあると、前記特徴量が解剖学的構造の領域に対応して正しく演算されなくなってしまうためである。
【0061】
例えば胸部放射線画像における肺野の輪郭抽出は、例えば特開昭63−240832号公報に開示される方法を用いて行える。具体的には、画像データの1つの行又は列についてのみ注目し、その1次元の画像データ列の中で前後のデータとの関係が予め定めた特定のパターンとなる点を、その行或いは列における輪郭点とし、必要な範囲の行或いは列について前記輪郭点を求めてそれらの点を結んだ線を肺野の輪郭とするものであり、前記特定のパターンとしては極小となる点,傾きが最大となる点,傾きが最小となる点などを用いる。
【0062】
また、胸部放射線画像において肺野を含む矩形領域を抽出するようにしても良く、かかる矩形領域の抽出方法としては、例えば特開平3−218578号公報に開示されるような方法がある。具体的には、画像の縦方向についてプロジェクション値(画像データの一方向の累積値)を求める。そして、前記プロジェクション値が最小値となる点を正中線とし、該正中線から外側に向けて移動しながらプロジェクション値と所定の閾値とを比較して、プロジェクション値が最初に閾値以下になった左右それぞれの点を、肺野の左端及び右端として決定する。同様に画像の横方向についてもプロジェクション値を求めて、肺野の上端及び下端を決定する。
【0063】
また、胸部放射線画像において肺野輪郭や肋骨位置を抽出する方法としては、特開平2−250180号公報に開示されるようなものがある。このものは、縦横のプロファイル情報に基づいて肺野輪郭や肋骨位置を抽出するものであり、特に肋骨の抽出においては、背景部分の影響を多項式近似により排除する構成となっている。
【0064】
尚、上記に示す解剖学的構造の抽出方法に限定されるものではなく、公知の種々の抽出方法を用いることができることは明らかである。上記のようにして解剖学的構造の抽出が行われると、次に、抽出された解剖学的構造に基づいて画像データの特徴量を演算させる部分領域を設定する(S12:部分領域設定手段)。
【0065】
前記部分領域の設定を、胸部放射線画像を例に説明すると、肺野の輪郭を抽出した場合には、図10に示すように、例えば左右の肺野をそれぞれ1つの部分領域としたり、左右の肺野それぞれを複数に分けてそれぞれを部分領域として設定する。
即ち、図10(a)は、抽出された右肺,左肺の領域をそれぞれ部分領域として、2つの部分領域を設定した例を示す。
【0066】
図10(b)は、抽出された右肺,左肺の領域をそれぞれ上下方向に2分割し、4つの部分領域を設定した例を示す。
図10(c)は、抽出された右肺,左肺の領域をそれぞれ上下方向に3分割し、6つの部分領域を設定した例を示す。
また、上記図10に示す例では、肺野の領域内を全て部分領域としたが、肺野内の一部を部分領域とする構成であっても良く、例えば、図11又は図12に示すように、肺野の中央部を中心に肺野より小さい領域を部分領域して設定しても良い。
【0067】
図11に示す例では、肺野の中央部を中心に予め設定した形状,大きさの楕円領域を部分領域とする構成としてあり、図12に示す例では、肺野の中央部を中心に予め設定した形状,大きさの長方形領域を部分領域とする構成としてある。
前記楕円又は長方形の部分領域を肺野内に設定するときに用いる肺野の中央部は、肺野の輪郭を抽出する場合には、左右肺野の上下端を基準とする上下方向の均等分割線と左右端を基準とする左右方向の均等分割線との交点を中央部として設定したり、左右肺野領域の重心を求めてこれを中央部としたりすれば良い。また、肺野を含む矩形領域を抽出した場合には、図13に示すように、矩形領域を上下方向に均等に分割する線と、矩形領域の左端から左右幅の1/4の線及び3/4の線とが交差する点を、左右肺野の中央部としてそれぞれ設定することができる。
【0068】
尚、上記実施例では、胸部放射線画像における肺野領域のように、解剖学的構造を抽出し、該抽出された解剖学的構造に基づいて部分領域を設定したが、簡便には、図14(a),(b),(c)に示すように、少なくとも1つの矩形領域を予め設定しておいて、かかる矩形領域を各処理画像に共通の部分領域として設定する構成としても良い。
【0069】
図14(a),(b)は、画像領域を縦横の格子によって複数に区分してそれぞれの領域を特徴量を演算させる部分領域とするものであり、また、図14(c)に示す例では、位置合わせ処理における座標変換で差分処理の対象外なる可能性の高い周縁部分を除いた中央の1領域を部分領域とする例を示してある。
部分領域が設定されると、次いで、差分画像上で前記部分領域内の画像データに基づいて、各部分領域毎に画像データ分布の広がりに関わる値を特徴量として演算する(S13:特徴量演算手段)。
【0070】
前記特徴量としては、分散値、標準偏差値、平均値と各画像データとの差の絶対値の総和、平均値と各画像データとの差の二乗値の総和、累積ヒストグラムがa%になる信号値とb%になる信号値との差(a,b%は予め設定された定数)、ヒストグラム上で出現頻度が最も高いところの山において最大頻度の半分以上の出現頻度をもつ画像データの幅(図15に示す半値幅)などを演算させる構成とすれば良い。
【0071】
前記特徴量の演算においては、間引き処理を行って画素数を減らしても、画像データの分布は大きく変化しないので、間引き処理を行って演算負担を軽減させるようにしても良い。
また、部分領域内の画素に対して、一次関数などの低次の関数近似を行った結果の画像データを、もとの画像データから減算する処理を行い、照射X線のムラやフィルムの現像ムラなどに起因する病理的経時変化と関係のない低空間周波数の成分を除いてから、前記特徴量を演算させるようにしても良い。
【0072】
上記のようにして部分領域毎に画像データの分布の広がりを示す特徴量を演算すると、前記特徴量と所定の閾値とを比較することで、画像データの分布の広さが、所定以上であるか否かによって、位置合わせ処理の適否を判定する(S14:判定手段)。
位置合わせが不適切で偽画像が発生すると、前述のように画像データの分布が広くなるので、例えば前記特徴量と閾値との比較によって画像データの分布を大小に判別し、分布の広がりが所定以上である場合には位置合わせ処理が不適切であったと判定し、分布の広がりが所定未満である場合には位置合わせ処理が適切に行われたものと判定する。
【0073】
また、2つの閾値によって分布の広がりを3段階に判別することで、位置合わせ処理の適否を、例えば「最適」「適」「不適切」の3段階に判定する構成としても良い。
更に、位置合わせ処理の適否を点数で表す構成とし、例えば1〜10点内で位置合わせ処理が適切であるほど高い点数が与えられるようにしても良い。
【0074】
更に、複数の部分領域毎に特徴量を算出させた場合には、各部分領域毎に特徴量と閾値との比較によって位置合わせ処理の適否を判定し、各部分領域毎に判定結果を出力する構成としても良いが、複数の部分領域毎の判定結果に基づいて所定の規則に従って総合的な判定結果を生成する構成としても良い。
例えば、図10(a)に示すように、右肺領域と左肺領域とをそれぞれ部分領域として設定して、それぞれの部分領域で判定を行って2つの判定結果が出されたときには、かかる2つの判定結果に基づいて最終的に画像全体に対するものとして1つの判定結果を導き出すようにすることができる。
【0075】
また、図10c)に示すように、右肺領域と左肺領域とをそれぞれ3領域に分割して全体として6つの部分領域を設定し、該6つの部分領域それぞれでの判定で6つの判定結果が出されたときには、右肺の3つの部分領域での3つの判定結果から右肺に対応する1つの判定結果を導き出し、同様に、左肺についても3つの判定結果から1つの判定結果を導き出すようにすれば良い。
【0076】
複数の判定結果から1つの総合的な判定結果を生成する方法としては、例えばM個の部分領域それぞれでの判定によってM個の判定結果を得た場合に、N個(<M)以上で「適」の判定が下されていた場合に、総合的判定結果としても「適」の判定を下す構成とすることができる。
例えば前記図10(a)に示す例では、M=2であるから、N=1とし、少なくとも片方の肺が「適」であれば、総合判定として位置合わせ処理が適切であったと判定すれば良い。
【0077】
また、図10(c)に示す例で、前述のように左右の肺それぞれで最終的な判定結果を出力させる場合には、各肺野が3領域に分割されるからM=3となり、N=2とすれば、3領域のうちの少なくとも2領域で「適」であれば、該当する肺野での最終的な判定結果として「適」が出力されることになる。
更に、適否を点数で表す場合には、各部分領域に与えられた点数の合計や平均値などに基づいて総合的な判定を下すように構成することができ、総合的な判定結果も点数として表しても良いし、各部分領域に与えられた点数の合計や平均値などと閾値との比較によって、最終的な適否を「適切」「不適切」の2段階又は「最適」「適」「不適切」の3段階に判定しても良い。
【0078】
ここで、位置合わせ処理が適切に行われたと判定された場合には、時系列処理画像としての差分画像をそのまま表示させることで、読影者に経時変化部分を強調した画像を提供して、経時変化部分の確認を容易に行わせて、診断精度,診断効率を向上させることができる。
一方、位置合わせ処理が不適切であったと判定された差分画像では、位置合わせが不適切であるために偽画像が発生して、経時変化部分に対応する陰影パターンの視認性が悪くなっている可能性が高いため、そのまま当該差分画像を表示しても、診断効率,診断精度を向上させることにはならず、却って、効率や精度を低下させることになる惧れもある。
【0079】
そこで、前記適否の判定に基づいて、画像表示ユニットに対する差分画像の表示形式を選択することが好ましい。
例えば総合判定結果を画像全体に対して1つだけ下す構成の場合で、画像全体について位置合わせ処理が適切であったと判定されたときには、例えば前記図4に示すように最新の原画像(診断対象画像)と差分画像(時系列処理画像)とを並べて同時に表示させる表示形式を選択し(表示形式選択手段)、かかる表示形式に従って原画像と差分画像とを並べて同時に表示させる(画像表示手段)。
【0080】
一方、画像全体について位置合わせ処理が不適切であったと判定されたときには、不適切な位置合わせ処理の下に演算された差分画像の表示を取り止め(表示形式選択手段)、原画像のみを表示させ(画像表示手段)、偽画像が発生した差分画像によって、経時変化部分が誤認識されてしまうようなことを回避する。
ここで、差分画像の表示を取り止めるときに、差分画像に代えて差分画像の基になった過去の時系列画像を表示させても良いし、また、位置合わせが不適切であったことを知らせるメッセージを表示させても良い。
【0081】
また、総合判定結果として複数の判定結果が下される場合には、位置合わせ処理が適切であったと判定された領域(部分領域又は部分領域の集合)のみについて差分画像を表示させるようにすると良い。
例えば、胸部放射線画像で、右肺に対する総合的な判定結果と、左肺に対する総合的な判定結果とが出される場合であって、左右の一方でのみ「適切」の判定が下された場合には、図16に示すように、差分画像として、前記適切の判定が下された方の肺野のみを表示させるようにする。
【0082】
尚、レーザフィルムプリンタや感熱プリンタなどのハードコピーを出力する手段を備える場合には、前記表示形式の選択と同様にして、ハードコピーの記録形式を選択し(記録形式選択手段)、該選択に従って前記ハードコピー手段がハードコピーを行うようにすれば良い。
即ち、位置合わせ処理が不適切であって、偽画像の発生が予測される差分画像については、ハードコピー上への出力を取り止め、空欄とするか、又は、原画像やメッセージを代わりに記録させるようにすれば良い。
【0083】
ところで、前記差分画像の提供は、経時変化部分が強調された画像を提供することで、原画像(診断対象画像)上で注目すべき経時変化部分の特定を容易にすることにあるから前記差分画像を2値化して、経時変化部分の強調度を更に高めて表示させるようにしても良い。
即ち、差分画像の各画像データと所定の閾値との比較によって差分画像を2値化することで、差分処理に先立って行われる位置合わせ処理における僅かな位置ずれに起因する不要な画像部分が除去されることになる。そこで、経時変化部分に対応する閾値以上の画素が複数連続する領域を求め、各領域を弁別するラベリング処理を施して、所定以上の大きさを持つ経時変化領域を抽出し、該抽出した領域を例えば塗り潰しパターンで表現すれば良い。
【0084】
更に、経時変化部分を表現する前記塗り潰しパターンを、原画像に加算させれば、原画像内での経時変化部分を容易に確認でき、該加算画像を原画像と並べて同時に表示させれば、原画像上での経時変化部分の特定が容易となり、原画像の観察による診断精度,診断効率を向上させ得る。
この場合も、前記位置合わせ処理の適否の判定結果に基づいて、経時変化領域を抽出する領域を、位置合わせ処理が適切に行われた領域内に限定したり、又は、位置合わせ処理が適切に行われた領域においてのみ、前記塗り潰しパターンの加算を行わせるようにすれば良い。
【0085】
尚、前記経時変化部分の抽出、及び、該抽出領域を示す塗り潰しパターンの加算が、本実施例における後処理手段に相当する。
また、位置合わせ処理の適否の判定結果を受けて、不適切と判定された領域又と画像については、再度、位置合わせ処理及び差分処理を行わせるようにしても良い。再度の位置合わせ処理を行わせる場合には、適切な位置合わせ処理を行わせるために、位置合わせ処理の方法を計算負担は大きくなるもののより高精度に行える方法に切換えたり、パラメータの入力を再度行わせたりすると良い。
【0086】
また、通常の位置合わせ処理が自動処理として行われる場合に、前記開度の位置合わせ処理に限っては、その処理の一部を、手動入力によるパラメータ調整を含む処理に置き換え、ユーザの知識や判断を取り入れた半自動処理としても良い。
一方、差分画像を画像保存手段としての記憶部1に保存する場合には、位置合わせ処理が不適切であった画像又は領域の画像データを保存する必要はない。そこで、位置合わせ処理の適否が画像全体に対して1つ下される場合には、適切であったと判定されたときにのみ画像データを保存させるようにし、不適切であったと判定されたときには、画像データの保存を取り止めるようにする(保存データ選択手段)。また、総合的な判定結果が複数下される場合には、位置合わせ処理が適切であったと判定された領域の画像データのみを保存させるようにすれば良い(保存データ選択手段)。
【0087】
また、上記のように位置合わせ処理の適否の判定結果に基づいて、保存する画像データを選択する代わりに、判定結果又は判定に用いた特徴量を、差分画像に対応させて保存する構成としても良い(判定結果保存手段)。ここで、保存する判定結果は、部分領域毎の判定結果であっても良いし、これらに基づく総合的な判定結果であっても良い。
【0088】
かかる構成によれば、差分画像を読み出す毎に、特徴量の演算や該特徴量に基づく適否判定を行う必要がなくなる。
【0089】
以上説明したように請求項1又は2の発明にかかる画像処理装置によると、肺野などの人体の解剖学的構造に基づいて画像データの特徴量を演算させる部分領域を設定するので、例えば医療診断用の放射線画像において、診断性能に大きく関わる部分での位置合わせの適否を的確に反転できるという効果がある。
更に、時系列画像間における位置合わせ処理と差分処理とによって経時変化部分を強調した画像を抽出するときに、前記位置合わせ処理が適切に行われたか否かを判定できるという効果がある。
【0092】
請求項3の発明にかかる画像処理装置によると、複数の部分領域でそれぞれに画像間演算処理の適否を判定し、部分領域毎の判定結果としてそのまま出力する構成としたので、部分領域毎の判定結果を利用できるという効果がある。
【0093】
請求項4の発明にかかる画像処理装置によると、複数の部分領域でそれぞれに画像間演算処理の適否を判定するが、最終的には、これらの判定結果に基づいて総合的な判定結果を下す構成としたので、複数の部分領域からなるより広い領域での判定結果が得られるという効果がある。
請求項5の発明にかかる画像処理装置によると、画像間演算処理の適否の判定結果に基づいて、画像表示形式が選択される構成としたので、例えば画像間演算処理が不適切な画像又は部分領域を表示しないようにして、不適切な処理画像が読影者に提供されてしまうことを回避できるという効果がある。
【0094】
請求項6の発明にかかる画像処理装置によると、画像間演算処理の適否の判定結果に基づいて、ハードコピーにおける記録形式が選択される構成としたので、例えば画像間演算処理が不適切な画像又は部分領域がハードコピーされないようにして、不適切な処理画像が読影者に提供されてしまうことを回避できるという効果がある。
【0095】
請求項7の発明にかかる画像処理装置によると、画像間演算処理の適否に基づいて後処理を施す構成としたので、例えば位置合わせ後の差分処理によって経時変化部分を強調した処理画像を得て、更に、該処理画像から経時変化部分を抽出する後処理を行う構成において、位置合わせが不適切な処理画像から前記経過変化部分の抽出が行われることを回避できるという効果がある。
【0096】
請求項8の発明にかかる画像処理装置によると、処理画像データを保存するときに、画像間演算処理の適否に応じて保存データを選択する構成としたので、不適切な画像間演算処理で得られた処理画像の画像データがそのまま保存されてしまうことを回避できるという効果がある。
請求項9の発明にかかる画像処理装置によると、画像間演算処理についての適否の判定結果を、処理画像データに対応させて保存する構成としたので、後から処理画像を読み出すときに判定結果を同時に読み出すことで、適否の判定を繰り返す必要がないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステム構成図。
【図2】実施例における差分処理の様子を示すフローチャート。
【図3】実施例における差分処理の様子を示すフローチャート。
【図4】原画像と差分画像との表示形態の例を示す図。
【図5】原画像と差分画像との表示形態の例を示す図。
【図6】原画像と差分画像との表示形態の例を示す図。
【図7】原画像と差分画像との表示形態の例を示す図。
【図8】原画像と差分画像との表示形態の例を示す図。
【図9】位置合わせ処理の適否判定の様子を示すフローチャート。
【図10】肺野の抽出結果に基づく部分領域設定の様子を示す図。
【図11】肺野の抽出結果に基づく部分領域設定の様子を示す図。
【図12】肺野の抽出結果に基づく部分領域設定の様子を示す図。
【図13】肺野で部分領域の中央部となるポイントの設定例を示す図。
【図14】予め設定される部分領域の例を示す図。
【図15】画像データの特徴量の一例を示す線図。
【図16】位置合わせ処理の適否判定に基づく表示形式の例を示す図。
【図17】位置合わせ処理の適否による偽画像の発生及び画像データ分布の広がりを示す図。
【符号の説明】
1 画像記憶部
2 画像情報記憶部
3 画像管理部
4 操作卓
5 画像処理部
6a,6b 画像表示部
7a,7b 画像メモリ
8a,8b 表示制御部
9 転送制御部
A,B 画像表示ユニット

Claims (9)

  1. 同一人体の一部であり、異なる検査において、相互に異なる時刻に撮影した共通の被写体部分を含む複数の時系列画像について、共通の被写体部分の位置合わせを行う位置合わせ処理と、該位置合わせ処理が行われた複数の時系列画像間での差分処理とを少なくとも含む画像間演算処理が施された処理画像について、前記位置合わせ処理の適否を判定する画像処理装置であって、
    前記処理画像又は前記時系列画像から人体の解剖学的構造を抽出する解剖学的構造抽出手段と、
    該解剖学的構造抽出手段で抽出された解剖学的構造内に少なくとも1つの部分領域を設定する部分領域設定手段と、
    該部分領域設定手段で設定された部分領域毎に領域内の前記処理画像における画像データ分布の広がりに関わる値を演算する特徴量演算手段と、
    前記特徴量演算手段で演算された前記画像データ分布の広がりに関わる値と所定の閾値とを比較して、前記位置合わせ処理の適否を判定する判定手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 同一人体の一部であり、異なる検査において、相互に異なる時刻に撮影した共通の被写体部分を含む複数の時系列画像間で共通の被写体部分の位置合わせ処理を行う位置合わせ処理手段と、
    該位置合わせ処理手段で位置合わせ処理が行われた複数の時系列画像間で差分処理を行い、該差分処理画像を処理画像として出力する差分処理手段と、
    前記処理画像又は前記時系列画像から人体の解剖学的構造を抽出する解剖学的構造抽出手段と、
    該解剖学的構造抽出手段で抽出された解剖学的構造内に少なくとも1つの部分領域を設定する部分領域設定手段と、
    該部分領域設定手段で設定された部分領域毎に領域内の前記処理画像における画像データ分布の広がりに関わる値を演算する特徴量演算手段と、
    前記特徴量演算手段で演算された前記画像データ分布の広がりに関わる値と所定の閾値とを比較して、前記位置合わせ処理の適否を判定する判定手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記判定手段が、複数の部分領域毎に前記画像間演算処理の適否を判定し、各部分領域それぞれに対応する複数の適否判定結果を最終的な判定結果として出力することを特徴とする請求項1〜2のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  4. 前記判定手段が、複数の部分領域毎に前記画像間演算手段処理の適否を判定すると共に、これら複数の適否判定結果に基づき所定の規則に従って総合的な適否判定結果を生成し、該総合的な適否判定結果を最終的な判定結果として出力することを特徴とする請求項1〜2のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  5. 前記判定手段による画像間演算処理の適否判定結果に基づいて、予め設定された複数の画像表示形式の中から前記処理画像の表示形式を選択する表示形式選択手段と、
    該表示形式選択手段で選択された表示形式に基づいて前記処理画像を表示する画像表示手段と、
    を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  6. 前記判定手段による画像間演算処理の適否判定結果に基づいて、予め設定された複数のハードコピー記録形式の中から前記処理画像の記録形式を選択する記録形式選択手段と、
    該記録形式選択手段で選択された記録形式に基づいて前記処理画像をハードコピーする ハードコピー手段と、
    を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  7. 前記判定手段による画像間演算手段の適否判定結果に基づいて、前記処理画像に対して後処理を施す後処理手段を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  8. 前記処理画像データを保存する画像保存手段と、
    前記判定手段による画像間演算処理の適否判定結果に基づいて、前記画像保存手段に保存させる処理画像データを選択する保存データ選択手段と、
    を設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  9. 前記判定手段による画像間演算処理の適否判定結果を、前記処理画像データに対応させて保存する判定結果保存手段を設けたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の画像処理装置。
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