JP3600656B2 - 画像処理方法及び磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、MR画像のように被検体画像と背景画像とを含む原画像を処理する画像処理方法及びその方法の実施に用いる磁気共鳴イメージング(MRI)装置に関し、特に、被検体の呼吸や血流、心臓拍動のために背景画像に発生するアーチファクトを低減したり、原画像の有するシェーディングを補正することができる画像処理方法及びMRI装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、臨床で普及しているMRI装置の撮影対象は、被検体の主たる構成物質としてのプロトンである。上記MRI装置は、被検体中のプロトン密度の空間分布や、励起状態の緩和現象の空間分布を画像化することで、人体頭部又は腹部、四肢等の形態或いは機能を2次元若しくは3次元に撮影するものである。
【0003】
従来からの典型的なMRI装置は、図1に示すように、被検体1の周囲に静磁場を発生する磁石2と、この磁石2による静磁場空間内に傾斜磁場を発生する傾斜磁場コイル3と、この静磁場及び傾斜磁場の領域内で高周波磁場を発生する高周波コイル4と、この高周波コイル4による高周波磁場の印加により上記被検体1が発生する核磁気共鳴(NMR)信号を検出する受信コイル5とを備えて成っていた。上記傾斜磁場コイル3は、X,Y,Zの3軸方向の傾斜磁場コイル(図示省略)で構成され、傾斜磁場電源6からの信号に応じてそれぞれ傾斜磁場を発生する。また、高周波コイル4は、高周波送信部7からの信号に応じて高周波磁場を発生する。そして、受信コイル5で検出した信号は、信号検出部8で取り込まれ、信号処理部9で信号処理されると共に計算により画像信号に変換される。このようにして得られた画像信号は、表示部10へ送られMR画像として表示される。なお、上記傾斜磁場電源6と高周波送信部7と信号検出部8とは制御部11で制御され、この制御のタイムチャートは一般にパルスシーケンスと呼ばれている。また、ベッド12は被検体1を寝載するものである。
【0004】
このような構成のMRI装置における撮影制御を簡単に説明すると、まず、3軸方向の傾斜磁場コイル3により異なる位相エンコードを与え、それぞれの位相エンコードで得られるエコー信号を検出する。この位相エンコードの数は、通常1枚の画像あたり128,256,512等の値が選ばれる。上記検出された各エコー信号は、通常128,256,512,1024個のサンプリングデータからなる時系列信号として得られる。その後、これらのデータを2次元フーリエ変換して1枚のMR画像を作成する。このような撮影制御の代表的な高速シーケンスとして、エコープレナーシーケンスと呼ばれるものがある。そして、上記のようなパルスシーケンスによって得られた各エコー信号から画像を再構成する。なお、エコー信号の検出部である受信コイル5には、一般に感度の空間的不均一性がある。このため、再構成された画像に強いシェーディングが生じる場合があった。また、上記受信コイル5には、複数の小型コイルを近接して配置した高感度マルチプルコイルが使われる場合があるが、上記各小型コイルで検出した複数の画像を重み関数を使って合成する際にアーチファクトが発生することがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来のMRI装置で撮影したMR画像では、前述のパルスシーケンスを実行中に被検体がその呼吸や血流、心臓拍動のために動くため、被検体画像外の背景画像の部分にアーチファクトが発生することが多かった。例えば、図2に示すように、表示部10に表示されるMR画像13には、被検体画像14の周りの背景画像15の部分に、例えば帯状のアーチファクト16が発生するものであった。このため、被検体1の診断において必要な被検体画像14が観察しにくく、診断がスムーズにできず診断効率が低下することがあった。また、再構成された画像に強いシェーディングが生じる場合は、このシェーディングを別途計算した感度分布画像を使って補正する技術が提案されているが、逆にこのシェーディング補正処理の過程で上記アーチファクトが強調されることがあった。従って、やはり診断効率が低下することがあった。さらに、高感度マルチプルコイルを使った場合の複数の画像を合成処理する際にも、アーチファクトが発生して診断効率が低下することがあった。
【0006】
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、被検体の呼吸や血流、心臓拍動のために背景画像に発生するアーチファクトを低減したり、原画像の有するシェーディングを補正することができる画像処理方法及びMRI装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による画像処理方法は、被検体画像と背景画像とを含む原画像の絵素の濃度情報により被検体画像と背景画像とを分離するステップと、上記分離して抽出された被検体画像の各絵素について、その周囲の絵素が被検体画像であるか背景画像であるかを調べ、この調べた周囲の絵素のうち被検体画像と認識された絵素の割合に応じて上記各絵素を再度被検体画像であるか背景画像であるかを判定するステップと、上記判定により被検体画像と判定されなかった部分は総て背景画像とし、この背景画像についてその絵素値を抑制するステップと、上記背景画像の絵素値が抑制された原画像に低周波通過空間フィルタを施し、このフィルタ処理後の画像の各絵素値に応じて補正係数を求めるステップと、上記求められた補正係数を用いて上記原画像の有するシェーディングを補正するステップと、を行うものである。
【0008】
また、本発明による磁気共鳴イメージング装置は、被検体画像と背景画像とを含む原画像の絵素の濃度情報により被検体画像と背景画像とを分離する手段と、上記原画像のシェーディングを補正する手段と、を備えた磁気共鳴イメージング装置において、上記原画像のシェーディング補正手段は、上記分離して抽出された被検体画像の各絵素について、その周囲の絵素が被検体画像であるか背景画像であるかを調べ、この調べた周囲の絵素のうち被検体画像と認識された絵素の割合に応じて上記各絵素を再度被検体画像であるか背景画像であるかを判定し、この判定により被検体画像と判定されなかった部分は総て背景画像とし、この背景画像についてその絵素値を抑制し、上記背景画像の絵素値が抑制された原画像に低周波通過空間フィルタを施し、このフィルタ処理後の画像の各絵素値に応じて補正係数を求め、この求められた補正係数を用いて上記原画像の有するシェーディングを補正するものである。
【0009】
【作用】
上述のように構成された画像処理方法の原理について図3を参照して説明する。図3は、図2に示す断面位置A−A′線上の絵素値のプロファイルを示す説明図である。まず、図2に示す被検体画像14と背景画像15とを分離して被検体画像14を抽出するため、絵素の濃度情報を用いて判定を行う。すなわち、図3において、絵素の濃度のしきい値17を設定し、このしきい値17を用いて被検体画像14と背景画像15とを分離する。ここでは、上記しきい値17より低い濃度値の絵素は背景画像15とし、それより高い濃度値の絵素は被検体画像14と判定する。この第一段階の判定では、大まかに被検体画像14が抽出できる。このとき、図2に示すアーチファクト16は、背景画像15の領域中に点在しているが絵素値は大きい場合が多い。従って、この段階では、アーチファクト16も被検体画像14と同様に抽出される。次に、この抽出された被検体画像14の各絵素について、その周囲の絵素が被検体画像14であるか背景画像15であるかを調べ、この調べた周囲の絵素のうち被検体画像14と認識された絵素の割合に応じて上記各絵素を再度被検体画像14であるか背景画像15であるかを判定する。この第二段階の判定で被検体画像14と背景画像15との存在状態が明らかになる。このとき、MR画像13では、被検体画像14の絵素はある領域内にかたまりとして存在するので、絵素が点在している場合はアーチファクト16であると判断し、これを背景画像15として認識する。その後、この判定された被検体画像14と背景画像15とで異なる処理を施す。これにより、上記被検体画像14の周辺の背景画像15に発生するアーチファクトを低減し、原画像の有するシェーディングを補正することができる。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明による画像処理方法が適用されるMRI装置の実施例を示すブロック図である。その構成は、従来技術の説明で述べたのと同様に、被検体1の周囲に静磁場を発生する磁石2と、この磁石2による静磁場空間内に傾斜磁場を発生する傾斜磁場コイル3と、この静磁場及び傾斜磁場の領域内で高周波磁場を発生する高周波コイル4と、この高周波コイル4による高周波磁場の印加により上記被検体1が発生する核磁気共鳴(NMR)信号を検出する受信コイル5とを備えて成る。上記傾斜磁場コイル3は、X,Y,Zの3軸方向の傾斜磁場コイル(図示省略)で構成され、傾斜磁場電源6からの信号に応じてそれぞれ傾斜磁場を発生する。また、高周波コイル4は、高周波送信部7からの信号に応じて高周波磁場を発生する。そして、受信コイル5で検出した信号は、信号検出部8で取り込まれ、信号処理部9で信号処理されると共に計算により画像信号に変換される。このようにして得られた画像信号は、表示部10へ送られMR画像として表示される。
【0011】
上記表示部10に表示されるMR画像13は、図2に示すように、例えば256×256絵素の濃淡画像であり、絵素値が小さいものを黒で、大きいものを白で表示し、画像の濃度階調は例えば約1000とされている。なお、MR画像13のS/Nは一般に約100である。図2において、被検体画像14は中央部にあり、その周囲は計測時のランダムノイズが含まれた背景画像15である。そして、この背景画像15の一部には、図1に示す被検体1の動きによる孤立点状のアーチファクト16が現われている。
【0012】
ここで、本発明のMRI装置は、被検体画像と背景画像とを含む原画像の絵素の濃度情報により被検体画像と背景画像とを分離する手段と、上記原画像のシェーディングを補正する手段とを備え、上記原画像のシェーディング補正手段は、上記分離して抽出された被検体画像の各絵素について、その周囲の絵素が被検体画像であるか背景画像であるかを調べ、この調べた周囲の絵素のうち被検体画像と認識された絵素の割合に応じて上記各絵素を再度被検体画像であるか背景画像であるかを判定し、この判定により被検体画像と判定されなかった部分は総て背景画像とし、この背景画像についてその絵素値を抑制し、上記背景画像の絵素値が抑制された原画像に低周波通過空間フィルタを施し、このフィルタ処理後の画像の各絵素値に応じて補正係数を求め、この求められた補正係数を用いて上記原画像の有するシェーディングを補正するものである。
【0013】
次に、このように構成されたMRI装置における画像処理動作の手順について、図5のフローチャートを参照して説明する。まず、図2に示すMR画像13について、被検体画像14と背景画像15とを含むディジタルの原画像の絵素の濃度情報により被検体画像14を分離抽出する(ステップS1)。この第一段階の判定は、図3において、画像内の最大絵素値18に対して一定割合で規定されるしきい値17と比較して、当該絵素の絵素値が上記しきい値17より大きいか小さいかで被検体画像14と背景画像15とを判定し、絵素値がしきい値17より大きいものを被検体画像14として分離抽出する。上記しきい値17としては、最大絵素値18の5〜10%程度が適当である。すなわち、MR画像13のS/Nが約100なので、背景ノイズはほぼ3%以内に入り、しきい値17を例えば5%とすれば、被検体画像14と背景画像15とを簡便かつ良好に分離できる。そして、このステップS1が、被検体画像と背景画像とを含む原画像の絵素の濃度情報により、上記被検体画像と背景画像とを分離する手段となる。なお、最大絵素値18を計算する画像は、原画像に低周波通過空間フィルタを作用させ、画像ノイズの影響を除去すると、安定性がさらに向上する。また、原画像について絵素値のヒストグラムを作成し、このヒストグラムの形状から上記のしきい値17を決定してもよい。
【0014】
次に、上記のように分離抽出された被検体画像14の各絵素についてその周囲の絵素が被検体画像14であるか背景画像15であるかを調べる(ステップS2)。周囲の絵素は、例えば図4に示すように、注目絵素を符号20で示すと、その注目絵素20を取り囲む8個の絵素21〜28としたり、または上記注目絵素20の上下左右の4個の絵素22,24,25,27などとしたりすればよい。そして、これら周囲の絵素21〜28について、いちいち上記のしきい値17と比較し、該しきい値17より大きいか小さいかで当該絵素が被検体画像14に属するか、或いは背景画像15に属するかを決定する。これを上記分離抽出された被検体画像14の各絵素について図4に示す注目絵素20に順次当てはめて行き、そのときの周囲の絵素が被検体画像14であるか背景画像15であるかを認識する。
【0015】
次に、上記のように調べた周囲の絵素21〜28のうち被検体画像14と認識された絵素の割合に応じて、前記抽出された被検体画像14の各絵素を再度被検体画像14であるか背景画像15であるかを判定する(ステップS3)。この第二段階の判定は、例えば周囲の絵素21〜28のうち被検体画像14と認識された絵素の割合が高い場合は、図4に示す注目絵素20に当てはめた絵素は被検体画像14として判定し、被検体画像14と認識された絵素の割合が低い場合は、そのとき注目絵素20に当てはめた絵素は背景画像15として判定する。上記の割合は、例えば周囲の絵素の個数が8個の場合は6絵素以上が、4個の場合は3絵素以上が被検体画像14であれば、注目絵素20に当てはめた絵素は点在したものではなく、被検体画像14であるとみなす。他方、この割合が上述のものより低い場合は、注目絵素20に当てはめた絵素は点在した孤立点であり、背景画像15中のアーチファクト16(図3参照)とみなす。
【0016】
次に、上記のように判定した被検体画像14と背景画像15とで異なる処理を施し、処理画像を得る(ステップS4)。この処理の内容として、一つは、背景画像15についてその絵素値を抑制するものがある(ステップS5)。例えば、背景画像15の絵素値を1/10に抑制する処理を行う。これにより、図2及び図3に示す背景画像15中のアーチファクト16を1/10に低減することができる。そして、このステップ S5 が、上記分離抽出された背景画像において発生したアーチファクトを低減するアーチファクト低減手段となる。他の一つは、被検体画像14の絵素について画像シェーディングの補正処理を行うものがある(ステップS6)。この画像シェーディングの補正処理は、まず補正前の原画像に低周波通過空間フィルタ処理を施し、次にこのフィルタをかけた画像の各絵素値に応じて補正係数を計算し、その後この補正係数を使って上記フィルタをかけた画像を補正するという手順からなる。上記補正係数は、例えば絵素値の逆数とすればよい。このような処理により、図2に示す被検体画像14のシェーディングが補正できる。そして、このステップ S6 が、上記被検体画像又はアーチファクトが低減された原画像において発生したシェーディングを補正するシェーディング補正手段となる。さらに他の処理内容としては、上記背景画像15についてその絵素値を抑制する(ステップS5)と共に、被検体画像14の絵素について画像シェーディングの補正処理を行う(ステップS6)というように両方の処理を施してもよい。このようにすると、被検体画像14のシェーディングを補正でき、且つアーチファクト16も低減することができる。
【0017】
図6は本発明による画像処理方法の手順を示すフローチャートである。この画像処理方法は、画像シェーディングの補正処理における補正マップを導出するアルゴリズムに、図5に示す画像処理の手順を組み込んだものである。図6において、ステップA,B,Cは、図5に示す画像処理の手順のステップS1,S2,S3と全く同様に進む。そして、ステップDは、図5に示すステップS4の中のステップS5を施すことにより、図2に示す被検体画像14と背景画像15とで異なる処理を施して処理画像を得るものである。この結果、図5に示す画像処理の場合と同様に、図2及び図3に示す背景画像15中のアーチファクト16を低減することができる。
【0018】
次に、上記ステップDで得られた処理画像に対して、次のステップE,F,Gにより画像シェーディングの補正処理を行う。すなわち、まず、ステップDで背景画像15の絵素値が抑制された処理画像に対し低周波通過空間フィルタを施す(ステップE)。次に、このフィルタ処理後の画像の各絵素値に応じて補正係数を求める(ステップF)。この補正係数は、例えば各絵素値の逆数であり、補正処理のための補正マップとなるものである。その後、上記求めた補正係数を用いて原画像を補正処理する(ステップG)。これは、上記補正係数から成る補正マップを原画像に乗ずる処理である。このような処理により、図2に示す被検体画像14のシェーディングが補正できる。
【0019】
図7は他の実施例による画像処理方法の手順を示すフローチャートである。この画像処理方法は、図5に示す画像処理の手順を、被検体画像と背景画像とを含む複数のディジタルの原画像を合成する画像処理に適用したものである。この場合は、上記複数のディジタルの原画像は、被検体の同一診断部位について同一の視野(例えば500mm×500mm)で同一の絵素数(例えば512絵素×512絵素)で同時に撮影した画像であるが、図1において撮影に用いる受診コイル5の感度分布を異ならせることにより、各画像は上記視野のうち互いに異なる一部分のみを表示するものとする。そして、これらを互いに異なる部分の例えば四つの画像とし、それぞれ画像I1,I2,I3,I4とする。この第三の発明による画像処理方法は、図7に示すように、上記四つの画像I1〜I4についてそれぞれ所要の処理を施し、最後に合成するものである。
【0020】
図7において、一つの画像I1について画像処理を行うステップA,B,C,D,Eは、図6に示す画像処理の手順のステップA,B,C,D,Eと全く同様に進む。これにより、上記画像I1について背景画像中のアーチファクトを低減することができ、このアーチファクト抑制画像に低周波通過空間フィルタを施すところまで処理を実行する。同様にして、その他の画像I2〜I4についても、ステップA,B,C,D,Eのように同一の処理を並行して進める。その後、上記各画像I1〜I4についてステップEのフィルタ処理後の画像で決定される重み関数を用いて、上記複数の原画像(I1〜I4)を合成する(ステップH)。このとき、上記重み関数は、それぞれステップEで低周波通過空間フィルタを施した画像の対応する絵素値の比に応じて決定する。すなわち、ステップAにおいて処理を施すべき各画像I1〜I4の絵素値をSi(x,y)とし(i=1〜4)、ステップEで低周波通過空間フィルタを施した各画像の絵素値をWi(x,y)としたとき(i=1〜4)、ステップHの合成画像は、次の数1で与えられる。
【数1】
この結果、四つの画像I1〜I4を合成して得られる合成画像のアーチファクトを低減することができる。
【0021】
なお、以上の説明において、図2に示す被検体画像14の部分は画像診断上で意味のある高S/Nの領域とも解釈でき、例えば局所的な受診コイル5(図1参照)を用いたMR画像13では、上記受診コイル5から離れたところでは、該受診コイル5に対する感度が低いため、実質的には背景画像15とみなせるものである。また、以上の説明では、2次元の画像についてのみ述べたが、原画像が3次元画像である場合も本発明は同様に適用できる。この場合は、図4に示す注目絵素20の周囲の絵素は、その注目絵素20を取り囲むものを3次元的に考えて(9+8+9)の26絵素としたり、または上記注目絵素20の上下左右に位置するものを3次元的に考えて(1+4+1)の6絵素などとしたりすればよい。
【0022】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されたので、請求項1に係る画像処理方法によれば、被検体画像と背景画像とを含む原画像の絵素の濃度情報により被検体画像と背景画像とを分離し、この分離して抽出された被検体画像の各絵素についてその周囲の絵素が被検体画像であるか背景画像であるかを調べ、この調べた周囲の絵素のうち被検体画像と認識された絵素の割合に応じて上記各絵素を再度被検体画像であるか背景画像であるかを判定し、この判定により被検体画像と判定されなかった部分は総て背景画像とし、この背景画像についてその絵素値を抑制し、上記背景画像の絵素値が抑制された原画像に低周波通過空間フィルタを施し、このフィルタ処理後の画像の各絵素値に応じて補正係数を求め、この求められた補正係数を用いて上記原画像の有するシェーディングを補正することができる。したがって、被検体画像が観察し易くなり、診断がスムーズにでき、診断効率を向上することができる。
【0023】
また、請求項2に係る磁気共鳴イメージング装置によれば、原画像のシェーディング補正手段により、原画像の絵素の濃度情報により被検体画像と背景画像とを分離して抽出された被検体画像の各絵素について、その周囲の絵素が被検体画像であるか背景画像であるかを調べ、この調べた周囲の絵素のうち被検体画像と認識された絵素の割合に応じて上記各絵素を再度被検体画像であるか背景画像であるかを判定し、この判定により被検体画像と判定されなかった部分は総て背景画像とし、この背景画像についてその絵素値を抑制し、上記背景画像の絵素値が抑制された原画像に低周波通過空間フィルタを施し、このフィルタ処理後の画像の各絵素値に応じて補正係数を求め、この求められた補正係数を用いて上記原画像の有するシェーディングを補正することができる。したがって、被検体画像が観察し易くなり、診断がスムーズにでき、診断効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像処理方法が適用されるMRI装置の実施例を示すブロック図である。
【図2】上記MRI装置の表示部に表示されるMR画像の一例を示す説明図である。
【図3】図2に示す断面位置A−A′線上の絵素値のプロファイルを示す説明図である。
【図4】本発明の画像処理において分離抽出された被検体画像の各絵素についてその周囲の絵素が被検体画像か背景画像かを調べる手順を説明する図である。
【図5】本発明によるMRI装置における画像処理動作の手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明による画像処理方法の手順を示すフローチャートである。
【図7】他の実施例による画像処理方法の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
13…MR画像
14…被検体画像
15…背景画像
16…アーチファクト
17…しきい値
18…最大絵素値
Claims (2)
- 被検体画像と背景画像とを含む原画像の絵素の濃度情報により被検体画像と背景画像とを分離するステップと、
上記分離して抽出された被検体画像の各絵素について、その周囲の絵素が被検体画像であるか背景画像であるかを調べ、この調べた周囲の絵素のうち被検体画像と認識された絵素の割合に応じて上記各絵素を再度被検体画像であるか背景画像であるかを判定するステップと、
上記判定により被検体画像と判定されなかった部分は総て背景画像とし、この背景画像についてその絵素値を抑制するステップと、
上記背景画像の絵素値が抑制された原画像に低周波通過空間フィルタを施し、このフィルタ処理後の画像の各絵素値に応じて補正係数を求めるステップと、
上記求められた補正係数を用いて上記原画像の有するシェーディングを補正するステップと、
を行うことを特徴とする画像処理方法。 - 被検体画像と背景画像とを含む原画像の絵素の濃度情報により被検体画像と背景画像とを分離する手段と、上記原画像のシェーディングを補正する手段と、を備えた磁気共鳴イメージング装置において、
上記原画像のシェーディング補正手段は、上記分離して抽出された被検体画像の各絵素について、その周囲の絵素が被検体画像であるか背景画像であるかを調べ、この調べた周囲の絵素のうち被検体画像と認識された絵素の割合に応じて上記各絵素を再度被検体画像であるか背景画像であるかを判定し、この判定により被検体画像と判定されなかった部分は総て背景画像とし、この背景画像についてその絵素値を抑制し、上記背景画像の絵素値が抑制された原画像に低周波通過空間フィルタを施し、このフィルタ処理後の画像の各絵素値に応じて補正係数を求め、この求められた補正係数を用いて上記原画像の有するシェーディングを補正することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
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