JP3601482B2 - 壁パネルの接続構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床パンの端縁部分におけるコーナー部に直交させて隣接配置させた1対の壁パネルの側端部同士を接続する壁パネルの接続構造に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
従来から、床パンの端縁部分のコーナー部分に隣接して立設させた1対の壁パネルの側端部同士を接続する壁パネルの接続構造としては、図9に示すようなものがあった。これは、L型アングル状のジョイナー14’を1対の壁パネル1の側端部に合わせて配置すると共に上記ジョイナー14’と1対の壁パネル1とをビス止めして行わせたものである。この壁パネルの接続構造にあっては、壁パネル1の裏側で施工作業を行うことが要求されるものであり、建物躯体の壁体に沿わせて壁パネル1を立設させるような場合には採用することができないものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかして、本発明者は、図10,11に示すように、1対の壁パネル1の前面側での施工作業によって1対の壁パネル1の接続を行い得るような壁パネルの接続構造を考案するに至った。これは、縦方向に亙る金属板状でその左右両端に係合フック15を上下に亙って複数列設させたジョイナー14を用いると共に、1対の壁パネル1の側端部の縦枠5における裏片7に上下に長い係合孔9を形成し、上記ジョイナー14の係合フック15を上記係合孔9に係合させて1対の壁パネル1を接続するものである。ここで、ジョイナー14の左右に並設した係合フック15のうち一方の係合フック15を他方の係合フック15より上下に長く形成した長係合フック15aで構成すると共に他方の係合フック15を短係合フック15bで構成し、上記長係合フック15aを一方の壁パネル1の係合孔9に軽く引掛けて仮係合させ得るようにしてあり、つまり、一方の壁パネル1の裏側において長係合フック15aと係合孔9との仮係合でジョイナー14を仮止めし[図7(a)参照]、上記一方の壁パネル1に仮止めしたジョイナー14に他方の壁パネル1を近接させ、このとき、上記ジョイナー14の短係合フック15bが他方の壁パネル1の係合孔9に挿入され[図7(b)参照]、最後にジョイナー14をスライド下降させて係合フック15と係合孔9との本係合を行わせ(図8参照)、1対の壁パネル1を連結させ得るようにしたものである。なお、隣接配置した1対の壁パネル1はその下端にあっては接続ブロック11によって接続されている。ここで、上記接続ブロック11は床パン2の外周部に亙って立設した起立片17に引掛けフック12を係合させて床パン2の端縁部分3におけるコーナー部に載置固定されたものであって、接続ブロック11の左右両端で上方に突設させた1対の接続突起13を壁パネル1の縦枠5下端に嵌めることで1対の壁パネル1の下端での接続が為されている。
【0004】
しかしながら、上記施工において一方の壁パネル1に仮止めしたジョイナー14に他方の壁パネル1を近接させる際に、他方の壁パネル1をジョイナー14に強く裏方に押し込んでしまうと、ジョイナー14がジョイナー14の長係合フック15aと一方の壁パネル1の係合孔9との仮係合部分を中心にした回動をしてしまってジョイナー14が一方の壁パネル1から外れてしまったりするといった問題があった。これは特に、他方の壁パネル1の配置位置が作業位置である前面側から目測しにくいといった理由から、床パン2の端縁部分3のコーナー部における1対の壁パネル1を直交するように配置する場合に問題となるものであった。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、床パンの端縁部分におけるコーナー部に直交させるように配置させる1対の壁パネルにおいて、一方の壁パネルに仮止めしたジョイナーに他方の壁パネルを近接させる施工作業で、仮止めしたジョイナーの外れを防止させて施工性の向上を図った壁パネルの接続構造を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の請求項1に係る壁パネルの接続構造は、床パン2の端縁部分3におけるコーナー部で1対の壁パネル1を直交させると共に側端部同士を隣接させて配置し、1対の壁パネル1の裏側に縦方向に亙る板状のジョイナー14を上下スライド自在に配置し、上記ジョイナー14を1対の壁パネル1のうち一方の壁パネル1に設けた仮係合手段を介して一方の壁パネル1に仮止めし、上記仮止めしたジョイナー14をスライド下降させて1対の壁パネル1にそれぞれ設けた本係合手段に本係合させ、上記本係合したジョイナー14で上記1対の壁パネル1を連結させた壁パネルの接続構造において、接続ブロック11の後端に設けた引掛けフック12を床パン2周縁の起立片17に上方から被せるように係合させて上記接続ブロック11を床パン2上に載置固定し、接続ブロック11の前部の左右両端部に上方に突出した接続突起13を設け、上記接続突起13の後方に凹溝27を介在させて倒れ防止突起16を設けると共に、この倒れ防止突起16を引掛けフック12より上方に突出させて形成し、1対の壁パネル1の側端部を縦枠5で構成し、縦枠5を構成する側片6、裏片7及びフランジ片8で囲う内部空間29に各接続突起13を嵌めて上記1対の壁パネル1の下端同士を連結し、一方の壁パネル1の裏側に仮止めしたジョイナー14の下端を上記倒れ防止突起16の前側に位置させ、1対の壁パネル1に本係合したジョイナー14の下端を壁パネル1の側端部の裏片7と共に凹溝27内に位置させ、ジョイナー14の下端と壁パネル1の側端部とを一緒に接続突起13と倒れ防止突起16とで挟持したことを特徴とする。これにより、接続ブロック11はその前部の左右両端部に上方に突出した接続突起13を設け、上記接続突起13の後方に凹溝27を介在させて引掛けフック12より上方に突出させた倒れ防止突起16を設けてあり、また壁パネル1の側端部は側片6、裏片7及びフランジ片8で構成された縦枠5で形成されているので、一方の壁パネル1の裏側にジョイナー14を仮止めした場合には、ジョイナー14の下端を上記倒れ防止突起16の前側に位置させたことで、仮止めしたジョイナー14に他方の壁パネル1を近接させた際に施工作業者が目測を誤って他方の壁パネル1をジョイナー14に対して裏方に強く押し込んでしまっても、上記ジョイナー14はその下端が上記倒れ防止突起16に当接され、つまり倒れ防止突起16がジョイナー14の裏方への移動規制をするストッパーとして機能するものであるから、上記一方の壁パネル1に仮止めされたジョイナー14がその仮止めされた部分を中心とした回動をしてしまって上記ジョイナー14が一方の壁パネル1から外れてしまうといったことが防止されるものであり、また、1対の壁パネル1にジョイナー14を本係合した場合には、ジョイナー14の下端を壁パネル1の側端部の裏片7と共に凹溝27内に位置させ、ジョイナー14の下端と壁パネル1の側端部とを一緒に接続突起13と倒れ防止突起16とで挟持できるのである。
【0007】
また、本発明の請求項2に係る壁パネルの接続構造は、請求項1において、上記倒れ防止突起16の上部には上端に行く程裏方に位置するような傾斜面25を設けたことを特徴とする。これにより、一方の壁パネル1にジョイナー14を仮止めする際に上記ジョイナー14の下端を接続ブロック11の凹溝27に位置させるにあたって、ジョイナー14の下端を倒れ防止突起16の傾斜面25に沿わせて上方から下方にスライドさせてジョイナー14の下端を倒れ防止突起16の前面側にスムーズに配置させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0009】
図1乃至図7に本発明の実施の形態の例を示す。床パン2の端縁部分3は床パン2の中央部分に比べて1段上方にあるように台状に形成され、上記床パン2の外周部分には全周に亙る起立片17が形成されている。上記床パン2を利用したバスルーム等のユニットルームでは、上記床パン2の周縁部分に壁面を形成するものであるが、上記壁面は床パン2の台状の端縁部分3に載置して立設させた複数枚の壁パネル1により形成される。壁パネル1はその側端部同士を隣接させるように配置されるが、上記隣接配置した1対の壁パネル1は裏面同士をジョイナー14で、また下端同士を接続ブロック11でそれぞれ接続させるものである。ここで、請求項1で規定したジョイナー14と1対の壁パネル1との接続の際の仮係合及び本係合とは、先に本発明者が考案した壁パネルの接続構造と同様に、ジョイナー14の左右に上下に亙って列設させた複数個の係合フック15を長係合フック15a及び短係合フック15bで構成させると共に壁パネル1の縦枠5の裏片7に上下に長い矩形状孔である係合孔9を設け、ジョイナー14の上下スライドにより係合フック15を係合孔9に2段階に係合させることで為されるものである。また、本発明は、床パン2の端縁部分3におけるコーナー部分に直交させて配置した1対の壁パネル1を接合する際に利点があることから、下記には、上記床パン2の端縁部分3におけるコーナー部分に直交させて配置した1対の壁パネルの接続構造について述べるものとする。
【0010】
本例の壁パネル1及びジョイナー14にあっては先に本発明者が考案した技術の例で用いたものと同様のものを用いている。壁パネル1は、金属板の中央部分の裏面に断熱材31を付設すると共にその両側端部で上記金属板を折り曲げて縦枠5を形成して構成されている。この縦枠5は、側方に面する側片6と、上記側片6の裏端から略直角に内方に折れて形成された裏片7と、上記裏片7の内方端部から略直角に前方に折れて形成されたフランジ片8とを有して構成されている(図6)。この縦枠5は壁パネル1の略上下方向に亙って形成されているが、その裏片7には上下方向に長い矩形状孔の係合孔9が上下に一定の間隔に複数個列設されている。
【0011】
ジョイナー14は、上記床パン2の端縁部分3におけるコーナー部分に直交させて配置した1対の壁パネル1のそれぞれの裏面に対向させるように1対の裏片対向面18を両端に設けた縦方向に亙る金属板である。このジョイナー14の両端に位置する1対の裏片対向面18にはそれぞれ上下に一定の間隔に複数個の係合フック15を設けている。この係合フック15は、図7,8に示すように、ジョイナー14を切り起こして形成され、前面側に水平に突出した水平片19と、上記水平片19の前端から裏片対向面18に向って斜め下方に向って垂下する垂下片20と、上記垂下片20の下端から前方斜め下方に垂下するガイド片22とを有して構成されるものである。なお、上記ガイド片22の下端で裏片対向面18に弾接する部位を弾接部21とする。そして、上記係合フック15においては、一方の裏片対向面18に設けた係合フック15は上下に長く形成した長係合フック15aで構成すると共に、他方の裏片対向面18に設けた係合フック15は上記長係合フック15aに比べて上下に短く形成した短係合フック15bで構成してある。ここで、長係合フック15aと短係合フック15bとの関係は、長係合フック15a及び短係合フック15bはジョイナー14の同高さ位置に設けるものであって、長係合フック15aの弾接部21が短係合フック15bのガイド片22下端よりも下方位置に位置するような位置関係を有するものである。
【0012】
接続ブロック11は、図1に示すように、上面視L字状の底片23(図6)を有すると共に、上記底片23の左右両端部に上方突出した立設部24をそれぞれ配置し、上記立設部24の前端部分に上方突出した接続突起13を設けると共に上記接続突起13の後方に凹溝27を介在させて倒れ防止突起16を上方突設し、上記立設部24の後端部分に下方に湾曲させて形成した引掛けフック12を備え、また、上記立設部24の前端同士を連結させる水返し片30を設けて構成されたものである。ここで、倒れ防止突起16は少なくとも引掛けフック12よりも上方に突出され、後述する一方の壁パネル1に仮止めされたジョイナー14の下端の裏方への移動規制を行うものであり、また、水返し片30は接続ブロック11を所定位置に配置した際に壁パネル1の裏側への水の侵入を防止するものである。なお、接続突起13の上部には突出先端に行く程上記接続突起13が尖るような傾斜面26を設けてあり、また、倒れ防止突起16の上部には上端に行く程裏方に位置するような傾斜面25を設けてある。
【0013】
床パン2の端縁部分3におけるコーナー部に直交させて隣接配置させる1対の壁パネル1を上述したジョイナー14,接続ブロック11を介して連結させるには先に発明者が考案した技術同様に以下のような施工作業により行われる。
【0014】
まず、床パン2の端縁部分3におけるコーナー部に接続ブロック11を載置固定する。具体的には、図2に示すように、床パン2のコーナー部分で直交する起立片17にそれぞれ接続ブロック11の引掛けフック12を係合させると共に接続ブロック11の底片23を床パン2の台状の端縁部分3上面に載置し、このとき接続ブロック11の底片23の下面に備えた両面テープの保護テープ28を取り外して床パン2の台状の端縁部分3に亙って貼着されたパッキン4に上記両面テープを介して接続ブロック11の底片23を貼着することで床パン2の端縁部分3におけるコーナー部に接続ブロック11を載置固定する。
【0015】
次に、床パン2の起立片17に沿わせると共に床パン2の端縁部分3に載置させて壁パネル1を配置する。なお、床パン2の端縁部分3におけるコーナー部には最終的に1対の壁パネル1を直交させて配置させるが、まず、上記1対の壁パネル1のうち一方の壁パネル1を配置する。具体的には、図3に示すように、壁パネル1の裏面に設けた引掛けフック10を床パン2の起立片17に係合させると共に、床パン2の端縁部分3のコーナー部に位置させた壁パネル1の側端部つまり縦枠5の側片6、裏片7、フランジ片8とで囲う内部空間29に接続ブロック11の接続突起13を嵌めることで、一方の壁パネル1を所定位置に立設する。このとき、接続ブロック11の凹溝27には壁パネル1の縦枠5の裏片7が位置している。
【0016】
次に、床パン2の端縁部分3に接続ブロック11を介して立設させた一方の壁パネル1にジョイナー14を仮止めさせる。具体的には、図4に示すように、ジョイナー14を一方の壁パネル1の裏側に配置し、このとき、ジョイナー14の裏片対向面18を縦枠5の裏片7に対向させるようにし、そして、ジョイナー14の長係合フック15aを裏片7の係合孔9に挿入し、長係合フック15aの弾接部21を係合孔9の下縁に係止させることで、ジョイナー14を一方の壁パネル1に仮止めさせる[図7(a)]。ここで、仮止めされたジョイナー14にあっては、一方の壁パネル1に吊持されて宙に浮いた状態になっており、その下端は接続ブロック11の倒れ防止突起16の前面側に位置している(図5)。つまり、仮止めされたジョイナー14は、その下端が倒れ防止突起16の前面側に位置していることから、上記倒れ防止突起16により裏方への移動規制が為されて仮止めされているのである。このようにジョイナー14の下端を倒れ防止突起16の前面側に位置させるようにジョイナー14を一方の壁パネル1に仮止めさせるにあたっては、ジョイナー14は壁パネル1の裏側から接続ブロック11の倒れ防止突起16を超えさせて壁パネル1に近接させるものであるが、上述したように倒れ防止突起16の上部には凹溝27に向って傾斜する傾斜面25が形成されているため、ジョイナー14の下端を倒れ防止突起16の傾斜面25に沿わせて上方から下方にスライドさせることで、ジョイナー14を倒れ防止突起16の前面側にスムーズに配置可能にしている。
【0017】
次に、他方の壁パネル1を、図5に示すように、一方の壁パネル1に対して直交させると共に上記壁パネル1の側端部同士を隣接させ、床パン2の端縁部分3におけるコーナー部の所定位置に配置する。なお、この他方の壁パネル1にも一方の壁パネル1同様に裏面に引掛けフック12が備えられており、上記引掛けフック12を床パン2の起立片17に係合させると共に床パン2の台状の端縁部分3の上に載置させ、他方の壁パネル1の側端部つまり縦枠5を接続ブロック11の接続突起13に嵌めることで、他方の壁パネル1の床パン2の端縁部分3におけるコーナー部への配置が行われる。この状態で1対の壁パネル1の下端部分は接続ブロック11を介して接続される。なお、床パン2の端縁部分3におけるコーナー部に配置した他方の壁パネル1と一方の壁パネル1に仮止めしたジョイナー14との関係にあっては、上述したジョイナー14の長係合フック15a及び短係合フック15bの位置関係により、他方の壁パネル1の縦枠5の裏片7に設けた係合孔9にジョイナー14の短係合フック15bが挿通された状態になる[図7(b)]。
【0018】
次に、一方の壁パネル1に仮止めしたジョイナー14を、例えば木槌等の工具32を用いてスライド下降させることで、長係合フック15a及び短係合フック15bが1対の壁パネル1のそれぞれの係合孔9の下縁部分に係合され、1対の壁パネル1の縦枠5の裏片7同士がジョイナー14を介して接続される(図8)。このスライド下降させたジョイナー14にあってはその下端が凹溝27内に位置されるものであって、同じく凹溝27内に位置した壁パネル1の縦枠5の裏片7によって上記ジョイナー14は挟持されるものである。このような施工作業により、床パン2の端縁部分3におけるコーナー部に直交させて隣接配置させる1対の壁パネル1が、ジョイナー14、接続ブロック11を介して連結されるのである。
【0019】
さて、上述した施工作業にあっては先に本発明者が考案した技術と略同様の施工作業であることから、一方の壁パネル1に仮止めしたジョイナー14に近接させるように他方の壁パネル1を床パン2の端縁部分3のコーナー部に配置する際には、依然として作業位置である他方の壁パネル1の前面側からは他方の壁パネル1の配置位置を目測しにくいものであり、従って、施工作業者は誤って他方の壁パネル1をジョイナー14に対して強く裏方に押し込んでしまう場合がある。本例において一方の壁パネル1に仮止めしたジョイナー14にあっては、接続ブロック11に設けた倒れ防止突起16の前面側に上記仮止めしたジョイナー14の下端を位置させているので、施工作業者が他方の壁パネル1を仮止めされたジョイナー14に対して強く裏方に押し込んでしまった際にも、上記ジョイナー14は倒れ防止突起16により裏方への移動が規制され、つまり倒れ防止突起16がジョイナー14の裏方への移動規制をするストッパーとして機能するものであるから、上記ジョイナー14が一方の壁パネル1への仮係合部分を中心とした回動をしてしまってジョイナー14が一方の壁パネル1から外れてしまうことが防止されるものであり、施工性の向上が図られているものである。
【0020】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の壁パネルの接続構造にあっては、叙述したように、一方の壁パネルの裏側にジョイナーを仮止めした場合には、ジョイナーの下端を倒れ防止突起の前側に位置させたことで、仮止めしたジョイナーに他方の壁パネルを近接させた際に施工作業者が目測を誤って他方の壁パネルをジョイナーに対して裏方に強く押し込んでしまっても、上記仮止めされたジョイナーはその下端が上記倒れ防止突起の前面に当接され、つまり倒れ防止突起がジョイナーの裏方への移動規制をするストッパーとして機能するものであるから、上記一方の壁パネルに仮止めされたジョイナーがその仮止めされた部分を中心とした回動をしてしまって上記ジョイナーが一方の壁パネルから外れてしまうといったことが防止されるものであり、施工性の向上が図られているものである。また、1対の壁パネルに本係合したジョイナーを本係合した場合には、ジョイナーの下端を壁パネルの側端部の裏片と共に凹溝内に位置させ、ジョイナーの下端と壁パネルの側端部とを一緒に接続突起と倒れ防止突起とで挟持できるのである。
【0021】
また、本発明の請求項2に係る壁パネルの接続構造にあっては、請求項1の効果に加えて、上記倒れ防止突起の上部には上端に行く程裏方に位置するような傾斜面を設けたので、一方の壁パネルにジョイナーを仮止めする際に上記ジョイナーの下端を接続ブロックの凹溝に位置させるにあたって、ジョイナーの下端を倒れ防止突起の傾斜面に沿わせて上方から下方にスライドさせることでジョイナーの下端を倒れ防止突起の前面側にスムーズに配置させることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例における接続ブロックを示す斜視図である。
【図2】同上の1対の壁パネルの接続施工を説明するものであり、床パンの端縁部分におけるコーナー部に接続ブロックを設置する状態を示す斜視図である。
【図3】同上の1対の壁パネルの接続施工を説明するものであり、床パンの端縁部分におけるコーナー部に一方の壁パネルを配置する状態を示す斜視図である。
【図4】同上の1対の壁パネルの接続施工を説明するものであり、床パンの端縁部分におけるコーナー部に配置した一方の壁パネルにジョイナーを配置する状態を示す斜視図である。
【図5】同上の1対の壁パネルの接続施工を説明するものであり、床パンの端縁部分におけるコーナー部に配置した一方の壁パネルに仮止めしたジョイナーに他方の壁パネルを近接させる状態を示す斜視図である。
【図6】同上の床パンの端縁部分におけるコーナー部に一方の壁パネルを配置した状態の上面図である。
【図7】同上のジョイナーと壁パネルとの仮係止状態を示した側面断面図であり、(a)は長係合フックの係合孔への仮係止状態を示すものであり、(b)は短係合フックが係合孔に挿入位置した状態を示すものである。
【図8】同上のジョイナーと壁パネルとの連結状態を示した側面断面図であり、(a)は長係合フックの係合孔への係合状態を示すものであり、(b)は短係合フックの係合孔への係合状態を示すものである。
【図9】従来技術の例を示すものであり、L型ジョイナーを用いて壁パネルを接続させた状態を示す壁パネル裏方からの斜視図である。
【図10】上記従来技術の問題点を受けて発明者が考案した壁パネルの接続構造であって、1対の壁パネルの接続施工を説明するものであり、床パンの端縁部分におけるコーナー部に配置した一方の壁パネルにジョイナーを配置する状態を示す斜視図である。
【図11】同上の発明者が考案した壁パネルの接続構造であって、1対の壁パネルの接続施工を説明するものであり、床パンの端縁部分におけるコーナー部に配置した一方の壁パネルに仮止めしたジョイナーに他方の壁パネルを近接させる状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 壁パネル
2 床パン
3 端縁部分
5 縦枠
7 裏片
9 係合孔
11 接続ブロック
13 接続突起
14 ジョイナー
15 係合フック
15a 長係合フック
15b 短係合フック
16 倒れ防止突起
18 裏片対向面
25 傾斜面

Claims (2)

  1. 床パンの端縁部分におけるコーナー部で1対の壁パネルを直交させると共に側端部同士を隣接させて配置し、1対の壁パネルの裏側に縦方向に亙る板状のジョイナーを上下スライド自在に配置し、上記ジョイナーを1対の壁パネルのうち一方の壁パネルに設けた仮係合手段を介して一方の壁パネルに仮止めし、上記仮止めしたジョイナーをスライド下降させて1対の壁パネルにそれぞれ設けた本係合手段に本係合させ、上記本係合したジョイナーで上記1対の壁パネルを連結させた壁パネルの接続構造において、接続ブロックの後端に設けた引掛けフックを床パン周縁の起立片に上方から被せるように係合させて上記接続ブロックを床パン上に載置固定し、上記接続ブロックの前部の左右両端部に上方に突出した接続突起を設け、上記接続突起の後方に凹溝を介在させて倒れ防止突起を設けると共に、この倒れ防止突起を引掛けフックより上方に突出させて形成し、1対の壁パネルの側端部を縦枠で構成し、縦枠を構成する側片、裏片及びフランジ片で囲う内部空間に各接続突起を嵌めて上記1対の壁パネルの下端同士を連結し、一方の壁パネルの裏側に仮止めしたジョイナーの下端を上記倒れ防止突起の前側に位置させ、1対の壁パネルに本係合したジョイナーの下端を壁パネルの側端部の裏片と共に凹溝内に位置させ、ジョイナーの下端と壁パネルの側端部とを一緒に接続突起と倒れ防止突起とで挟持したことを特徴とする壁パネルの接続構造。
  2. 上記倒れ防止突起の上部には上端に行く程裏方に位置するような傾斜面を設けたことを特徴とする請求項1に記載の壁パネルの接続構造。
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