JP3666821B2 - X線管の陰極構造 - Google Patents

X線管の陰極構造 Download PDF

Info

Publication number
JP3666821B2
JP3666821B2 JP26605594A JP26605594A JP3666821B2 JP 3666821 B2 JP3666821 B2 JP 3666821B2 JP 26605594 A JP26605594 A JP 26605594A JP 26605594 A JP26605594 A JP 26605594A JP 3666821 B2 JP3666821 B2 JP 3666821B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filament
insulator
cathode structure
length
ray tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26605594A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08111193A (ja
Inventor
英志 金澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
Priority to JP26605594A priority Critical patent/JP3666821B2/ja
Publication of JPH08111193A publication Critical patent/JPH08111193A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3666821B2 publication Critical patent/JP3666821B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)
  • Solid Thermionic Cathode (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、フィラメント支持位置(換言すればフィラメント長さ)を任意に設定できるX線管の陰極構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4はX線管の概略構成を示す図で、この図4において、1は負電位の陰極である。この陰極1は、熱電子源であるフィラメント1a、ここではコイル状フィラメント、熱電子を集束する集束体1b及び電界緩和の集束筒1c等を備えてなる。2は正電位の陽極、ここでは回転陽極で、ターゲット2a等を備えてなる。3は陰極1,陽極2を真空気密する外囲器である。
【0003】
図示構成において、上記陰極1及び陽極2間に百数十kVの電圧を印加し、コイル状フィラメント1aを赤熱させると、そのコイル状フィラメント1aから熱電子流5が発せられ、それがターゲット2aに衝突することにより、そのターゲット2aからX線6が矢印方向に発生する。
ここで熱電子流5は、前記電圧を印加することで生ずる電界線4(陰極1の集束体1bの形状に依存する)に対して直交する方向に進む電子レンズ作用を受け、ターゲット2aに衝突する。
【0004】
図5は、上述したようなX線管の従来の陰極構造を示す断面図で、この図に示すように、熱電子流5の発生源であるコイル状フィラメント1aは集束体1b内方に埋設されており、支持棒1d、金属スリーブ1e及び絶縁物1fを順次介して集束筒1c内に、上記集束体1bと共にはめ込まれている。なお、1e1はスリーブ1eに形成された鍔部、1f1は絶縁物1fに明けられた穴である。
【0005】
このような構成から、従来の陰極構造では赤熱されたコイル状フィラメント1aの長さにより焦点長さが変る。すなわち、目標焦点長さを達成するには専用の長さのコイル状フィラメント1a及び絶縁物1fを予め準備する必要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように焦点長さは、赤熱されたコイル状フィラメント1aの長さに依存するが、陰極1の集束体1bの形状により電子レンズ作用を受けるため熱電子放出範囲が変化する。更にX線の発生源であるターゲット2aの焦点面は陰極1に対してある角度、すなわちターゲット角度を持っているため、見掛け上の焦点長さ、すなわち実効焦点長さはX線管の品種によりまちまちになる。
【0007】
そのため従来の陰極構造においては、実効焦点長さはターゲット2aの角度により様々なフィラメント1aの長さにて設計され、これに合う絶縁物1fが個々に必要となり、絶縁物1fが多種類必要であった。また、前記電子レンズ作用の微調整のため、集束体1b上に集束壁(図示せず)を取り付ける等、組立に細工の必要性が生じて組立作業が非常に難しくなり、特に多品種少生産であるX線管の生産に大きな障害を抱えていた。
【0008】
本発明の目的は、フィラメント支持位置(換言すればフィラメント長さ)を一定の範囲で任意に設定でき、また、組立精度を要求される陰極の組立を共通化させ、大量生産による量産効果を得ることができるX線管の陰極構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、熱電子発生源としてフィラメントが用いられ、このフィラメントは、その両端に接合された支持棒が、絶縁物に明けられた穴に各々挿通されて当該絶縁物に位置決め固定されるX線管の陰極構造において、前記穴を、フィラメント長さ方向に延びるスリットとし、前記支持棒の位置及び相互間隔をそのスリットの長さの範囲内にて任意に位置決め可能とすることにより達成される。
【0010】
【作用】
フィラメントに接合された支持棒を挿通する絶縁物の穴を、フィラメント長さ方向に延びるスリットとしたので、支持棒の位置及び相互間隔をそのスリットの長さの範囲内にて任意に位置決め可能となる。
これにより、フィラメント支持位置(換言すればフィラメント長さ)をスリットの長さの範囲内で任意に設定でき、また、組立精度を要求される陰極の組立を共通化させ、大量生産による量産効果が得られることになる。
【0011】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は本発明によるX線管の陰極構造の一実施例を示す側断面図、図2は同上陰極構造の裏面図である。
【0012】
これら図1,図2において、1aはフィラメント、ここではタングステン又はレニウムタングステン等からなるコイル状フィラメント、1bはニッケル,ステンレス等からなる集束体、1cはニッケル,ステンレス等からなる集束筒、1dはモリブデン等からなる支持棒、1fはアルミナセラミック等からなる絶縁物、1gは絶縁物1fに設けられた長円形のスリット、1hはスリット1g周辺のメタライズ処理部、9はAg−Cu(約4:6)のリング状共晶ろう、1eは前記コイル状フィラメント1aの長さに合せて絶縁物1fにろう付けされたコバール(Fe Ni Co)又は銅製のスリーブである。なお、1e1はスリーブ1eに形成された鍔部である。
【0013】
図から分かるように絶縁物1fには長円形のスリット1gが設けられている。この長円形のスリット1gは、例えば、絶縁物1fの直径25mm、支持棒1dの直径1.5mmであれば、20×3(長さ×幅)mm程度の寸法に形成することができ、例えば長さ10.5mmのコイル状フィラメント1aの取付けは、このスリット1gに10.5mm間隔でスリーブ1eを2ケ、鍔部1e1においてろう付けすることで達成できる。
【0014】
また、この長円形のスリット1gが設けられた絶縁物1fにおいては、スリーブ1eのろう付け間隔により、最大20mmの範囲でコイル状フィラメント1aの長さを任意に設定することができる。
【0015】
以上により、集束筒1c、支持棒1d、スリーブ1e及び絶縁物1fについて部品の共通化が図れ、ひいては陰極組立の共通化が図れ、大量生産による量産効果が得られることになる。
【0016】
図3は上記スリーブ1eのろう付けの説明図で、この図3において、7aは絶縁物1fのセンタを出すステンレスからなるガイド、7bはコイル状フィラメント1aの支持間隔(フィラメント長さ)を決定するステンレスからなるガイドピン、7cはスリーブ1eと絶縁物1fを密着させるためのステンレスからなる重り、8はセラミックスペーサ、9はAg−Cu(約4:6)のリング状共晶ろう、1gは絶縁物1fに設けられた長円形のスリット、1eはコバール又は銅製のスリーブ、1e1はスリーブ1eの鍔部である。
【0017】
図示状態で、水素雰囲気中において約1,000℃、5分程度で絶縁物1fのろう付けが達成できる。なお、ガイドピン7b,7bの間隔を調整することにより、種々のコイル状フィラメント長さに合う1種類の絶縁物1fの製作(絶縁物1fの共用化)が可能となる。
【0018】
なお上述実施例では、絶縁物1fにフィラメント1aを1本設けた場合について述べたが、絶縁物1fに2本以上のフィラメント1aを並設するようにしてもよい。この場合、絶縁物1fには、各フィラメント1aに応じて長円形のスリット1gが各々設けられる。
【0019】
また上述実施例では、1本のフィラメント1aについて1つのスリット1gを設けたが、フィラメント1aの各端部を別個のスリット1gで支持すべく、2つのスリット1gを設けてもよい。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したよう本発明によれば、1種類の絶縁物で種々の長さに設定されたフィラメントの支持が達成でき、換言すればフィラメント長さを一定の範囲で任意に設定でき、また、組立精度を要求される陰極の組立を共通化させ、大量生産による量産効果を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の陰極構造の一実施例を示す側断面図である。
【図2】同上陰極構造の裏面図である。
【図3】図1,図2中のスリーブのろう付け説明図である。
【図4】X線管の概略構成を示す図である。
【図5】従来の陰極構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 陰極
1a フィラメント(コイル状フィラメント)
1b 集束体
1c 集束筒
1d 支持棒
1e スリーブ
1e1 スリーブの鍔部
1f 絶縁物
1f1 絶縁物に明けられた穴
1g 長円形のスリット
1h メタライズ処理部
2 陽極
2a ターゲット
3 外囲器
4 電界線
5 熱電子流
6 X線
7a ガイド
7b ガイドピン
7c 重り
8 セラミックスペーサ
9 リング状共晶ろう

Claims (1)

  1. 熱電子発生源であるフィラメント 1a )と、このフィラメント( 1a )から発生される熱電子を集束する集束体( 1b )と、前記フィラメント( 1a )の両端を支持する2本の支持棒( 1d )と、これらの支持棒( 1d )のそれぞれに外接するように設けられるコバール又は銅製の鍔部( 1e )と、前記支持棒( 1d )を挿入可能とするために長円形の穴を設け、その穴の周辺部をメタライズ処理し、そのメタライズ処理された部分( 1h )と前記鍔部( 1e )とをろう付け可能とする絶縁物( 1f )と、を備えたことを特徴とするX線管の陰極構造。
JP26605594A 1994-10-06 1994-10-06 X線管の陰極構造 Expired - Fee Related JP3666821B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26605594A JP3666821B2 (ja) 1994-10-06 1994-10-06 X線管の陰極構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26605594A JP3666821B2 (ja) 1994-10-06 1994-10-06 X線管の陰極構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08111193A JPH08111193A (ja) 1996-04-30
JP3666821B2 true JP3666821B2 (ja) 2005-06-29

Family

ID=17425760

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26605594A Expired - Fee Related JP3666821B2 (ja) 1994-10-06 1994-10-06 X線管の陰極構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3666821B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6607416B2 (en) * 2001-06-08 2003-08-19 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method and apparatus for setting X-ray tube filaments

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08111193A (ja) 1996-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10734188B2 (en) X-ray tube for improving electron focusing
US6385294B2 (en) X-ray tube
WO2000003412A1 (en) X-ray tube
KR20160102744A (ko) 전계 방출 엑스선 소스 장치
US3500110A (en) Noncurrent intercepting electron beam control element
US3983446A (en) Gridded convergent flow electron gun for linear beam tubes
JP3789031B2 (ja) X線管の陰極カップ用の陰極絶縁装置
US3943393A (en) Stress free filament structure
JP3666821B2 (ja) X線管の陰極構造
US5508583A (en) Cathode support structure for magnetron
KR20160102748A (ko) 전계 방출 엑스선 소스 장치
US3034009A (en) Pin seal accelerator tubes
US3662212A (en) Depressed electron beam collector
KR102027407B1 (ko) 탄소나노튜브 실을 이용한 필드 에미터 및 냉음극 구조
WO2002015220A1 (en) Integral cathode
US3666980A (en) Depressable beam collector structure for electron tubes
KR101956540B1 (ko) 탄소나노튜브 실을 포함한 초소형 엑스레이 소스 및 이를 이용한 엑스레이 발생장치
JPH10334839A (ja) X線管
GB710929A (en) Improvements in or relating to travelling wave tubes
KR102283035B1 (ko) 전자빔 증폭형 초소형 엑스선 튜브
US3892989A (en) Convergent flow hollow beam X-ray gun construction
KR102340337B1 (ko) 초소형 원통형 엑스선 튜브 제조 방법
JP2007287501A (ja) 透過型x線管
KR20220096628A (ko) 전계방출 x선 소스
JPH0567442A (ja) X線管

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040512

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees