JP3720971B2 - 雨水浄化縦樋 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、雨水を捕集して水槽などに導く際に、雨水中に混入している塵埃や砂等の夾雑物を補捉して濾過できる雨水浄化縦樋に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、建物の軒樋で捕集した雨水を水槽に導いて貯溜し、トイレの水洗や洗車を行なう際の用水として使用したり、庭木や花壇への散水に使用したり、あるいは非常災害時の用水として使用することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、軒樋で捕集した雨水には、塵埃や砂等の夾雑物が混入しているため、雨水を濾過しないと使用できないことがあった。また、雨水を長期間に亘って水槽に貯溜し、これを非常災害時の用水として使用する場合には、藻類や雑菌が繁殖するという安全衛生上の問題があった。
【0004】
本発明は、かかる課題を解決したものであって、軒樋で捕集した雨水を水槽などに導く際に塵埃や砂等の夾雑物を補捉して濾過できると共に、必要に応じ雨水を殺菌して長期間に亘って藻類や雑菌の繁殖を未然に防止できる雨水浄化縦樋を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の雨水浄化縦樋は、縦樋の上端に流入口、下部に流出口を設けると共に、流入口と流出口との間に濾過室を設け、該濾過室に超高分子量ポリエチレンを焼結成形して筒壁に50〜300μmの無数の微細孔を有する筒状フイルターを垂直状態で着脱自在に差し渡し、流入口から流入した雨水を前記筒状フイルターの筒壁の内周側から外周側、又は外周側から内周側に通過させて濾過した雨水を流出口から排出し、筒状フイルターで捕捉されて落下した夾雑物をドレン抜き穴から排出することを特徴とする。
【0006】
本発明は、縦樋自体に雨水浄化装置を組み込んだことを特徴とするので、濾過や殺菌のための場所を必要とせずに充分な落差および長さを確保することにより、清浄な雨水を効率的に回収することができ、これを清浄な用水として使用でき、また水槽に貯溜して、非常災害時の用水として使用する場合も藻類や雑菌の繁殖を抑えることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面にて詳細に説明する。
【0008】
図1は本発明の一実施例を示す雨水浄化縦樋の概略断面図、図2は本発明の他の実施例を示す雨水浄化縦樋の概略断面図、図3は図2のIII-III 概略断面図である。
【0009】
本発明は図1〜3に示すように、縦樋1に、雨水2を濾過する機能を有する雨水浄化装置3を組み込んだことを特徴とする雨水浄化縦樋である。
【0010】
まず、図1に示した雨水浄化縦樋について説明する。
【0011】
縦樋1は、組み込む雨水浄化装置3の大きさや構造に応じた形状や充分な径を有するものであればよく、上端には通常の縦樋10が接続できる流入口11を設けてあり、屋根、軒樋、縦樋10を経由して捕集された雨水2はこの流入口11から流入する。
【0012】
流入口11は以下、縦樋1に組み込まれた雨水浄化装置3に一体化して連続する。
【0013】
雨水浄化装置3は流入口11の下方に初期雨水分離部30を備える。
この初期雨水分離部30は流入口11の下方に広がって連続する肩壁31と、流入口11の真下に間隙12をおいて立ち上げるように配置したオーバーフロー筒32、オーバーフロー筒32を取り囲むように形成してある前室33、および前室33下部のオーバーフロー口34とを有する。
【0014】
このため、降り始めで流量が少ない雨水2は表面張力によって矢印21のように流入口11壁面から間隙12の間を肩壁31内面を伝わって前室33に流入し、オーバーフロー口34から排出され、そして雨量が大きくなると表面張力に勝った雨水2が垂直に落下してオーバーフロー筒32に受け入れられてつぎの工程に流入する。このようにして屋根に滞積した汚れなどを特に多く含んだ初期雨水を分離することができる。
【0015】
前室33の下部には、貯留室35、濾過室36、下部室37がそれぞれ上部仕切板351および下部仕切板361により区画されて形成されており、濾過室36下部には流出口362が、下部室37にはドレン抜き取り口372がそれぞれ設けられている。
【0016】
濾過室36を構成している上部仕切板351および下部仕切板361の間には複数本の筒状フイルター4が垂直状態で着脱自在に差し渡されている。各筒状フイルター4の上下の端部は開口しており、それぞれ貯留室35、下部室37と連通している。
【0017】
前記筒状フイルター4は、例えば粒径が5〜1000μm程度の超高分子量ポリエチレンを焼結成形して円筒形などの筒状に形成したものを使用でき、必要に応じて粒径が1〜3μmのゼオライト固体粒子に銀,銅等の金属イオンを担持させたものを前記超高分子量ポリエチレンに添加しておいてもよい。
【0018】
この筒状フイルター4の筒壁には50〜300μm程度の無数の微細孔が形成されており、この微細孔により濾過機能を発揮するものであり、ゼオライト固体粒子に銀,銅等の金属イオンを担持させたものを添加した場合は、筒壁の内外周面及び無数の微細孔にゼオライト固体粒子が露出した状態となって、殺菌機能も合わせ有する。
【0019】
通常、筒状フイルター4のサイズとしては、外径が20〜100mm、長さが300〜5,000mmのものが好適に使用できる。
【0020】
本実施例における雨水浄化装置3では、流入口11から落下して、オーバーフロー筒32を通過した雨水2は、貯留室35に流入してさらに各筒状フイルター4を通過して下部室37に流入する。
【0021】
そして雨水2が下部室37に溜まってさらに筒状フイルター4内に水面が上昇すると、雨水2は各筒状フイルター4の筒壁を内周側から外周側にしみだすように通過し、外側の濾過室36に流入する。
【0022】
このとき筒状フイルター4の無数の微細孔によって雨水2中に混入している塵埃や砂等の夾雑物が補捉されると共に、雨水2は無数の微細孔等から露出したゼオライト固体粒子と接触して殺菌されるため、水槽内に長期間に亘って貯溜されることがあっても、藻類や雑菌が繁殖することはない。
【0023】
濾過室36に流入した雨水2は、流出口362から水槽などに導き、清浄な用水として各種用途に使用できる。
【0024】
一方、各筒状フイルター4により補捉されて内周側に溜まり、下部室37に落下して底部に堆積した塵埃や砂等の夾雑物はドレン抜き取り口372から随時取り出して排出される。
【0025】
大雨などで、余剰の雨水2が流入した場合には、オーバーフロー筒32から溢れて前室33に流入し、オーバーフロー口34から排出される。
【0026】
この用水の処理工程において、筒状フイルター4が目詰りを起こしたとき、筒状フイルター4を新しいものと取り替えるか、洗浄して再使用することになる。軒樋で捕集した雨水を浄化処理する場合には、半年を目途にして浄化された用水の流れ状態を見て新しいものと取り替えたり、洗浄するとよい。
【0027】
つぎに、図2、3に示した雨水浄化縦樋について説明する。
【0028】
縦樋1は、バイパス流路を兼ねる副縦樋100と併設してあり、上端には軒樋からの落とし口101などに接続できる流入口11を設けてあり、屋根、軒樋、落とし口101などを経由して捕集された雨水2はこの流入口11から流入する。 ここで副縦樋100は排水口102に繋がっている。
【0029】
この例では縦樋1は、ほとんど雨水浄化装置3そのものと言え、流入口11の下部はそのまま長い濾過室302を形成し、濾過室302の上端部にオーバーフロー口303が、副縦樋100に連結するように設けられている。
【0030】
そして、濾過室302の下端は仕切板304により閉じられており、仕切板304の上方に大径部305および副縦樋100に連通するドレン抜き孔306が形成され、このドレン抜き孔306は流量調整弁を備えているものが好ましい。
仕切板304の下は下部室307が形成され、下部室307には流出口308が設けられている。
【0031】
この例における雨水浄化装置3は、図3に示すように星形の断面形状を有する筒状フイルター4を全長にわたり挿入した筒状本体301を主要部分として使用している。
【0032】
筒状フイルター4は多孔質の筒壁の構造により濾過機能を有するものが使用でき、筒状本体301の内径に外接する多稜星形のものが、安定した挿入状態が得られるので好ましく、図1の例に示すようにに銀,銅等の金属イオンを担持させたゼオライト固体粒子を添加して、それ自体、殺菌効果を有するようにしたものがさらに好ましい。
【0033】
各筒状フイルター4の上端部は天板などで閉塞され、各筒状フイルター4の下端部は仕切板304の上面と接続し、開口して下部室307と連通している。
【0034】
この実施例における雨水浄化装置3では、流入口11から落下した雨水2が濾過室302の筒状フイルター4の外周側と筒状本体301の間隙に流入し、大径部305を通過してドレン抜き孔306から副縦樋100に流出する。
【0035】
雨量が増加してドレン抜き孔306からの流出量を越えると、濾過室302の水位が上昇して、雨水2は筒状フイルター4の外周側から内周側にしみとおるように通過し、下部室307に流入し、流出口308から水槽などに導き、清浄な用水として各種用途に使用できる。
【0036】
筒状フイルター4の無数の微細孔によって雨水2中に混入している塵埃や砂等の夾雑物が補捉されると共に、必要に応じ、雨水2は無数の微細孔等から露出したゼオライト固体粒子と接触して殺菌できるようにすれば、水槽内に長期間に亘って貯溜されることがあっても、藻類や雑菌が繁殖することはない。
【0037】
そのとき、塵埃や砂等の夾雑物が補捉されて筒状フイルター4の外周側に残り、仕切板304の上面に落下して堆積する。
【0038】
この塵埃や砂等の夾雑物は仕切板304の上側に設けられたドレン抜き孔306の流量を大きく調整することにより随時取り出して、副縦樋100を通り排出口102から排出することができる。
【0039】
大雨などで、余剰の雨水2が流入した場合には、水位が上昇した分、オーバーフロー口303から副縦樋100を通り排出される。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明は縦樋に、雨水を濾過する機能を有する雨水浄化装置を組み込んだことを特徴とする雨水浄化縦樋であるので、濾過のための特別な場所を必要とせずに、しかも充分な落差および長さを確保することにより、清浄な雨水を効率的に回収することができ、これを清浄な用水として使用でき、また必要に応じ、殺菌機能を付加すれば、長期間水槽に貯溜して、非常災害時の用水として使用する場合も藻類や雑菌の繁殖を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す雨水浄化縦樋の概略断面図。
【図2】本発明の他の実施例を示す雨水浄化縦樋の概略断面図。
【図3】図2のIII-III 概略断面図である。
【符号の説明】
1 縦樋
2 雨水
3 雨水浄化装置
Claims (1)
- 縦樋の上端に流入口、下部に流出口を設けると共に、流入口と流出口との間に濾過室を設け、該濾過室に超高分子量ポリエチレンを焼結成形して筒壁に50〜300μmの無数の微細孔を有する筒状フイルターを垂直状態で着脱自在に差し渡し、流入口から流入した雨水を前記筒状フイルターの筒壁の内周側から外周側、又は外周側から内周側に通過させて濾過した雨水を流出口から排出し、筒状フイルターで捕捉されて落下した夾雑物をドレン抜き穴から排出することを特徴とする雨水浄化縦樋。
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