JP3861309B2 - 信号変換装置および信号変換方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、入力された画像情報に対して走査線補間処理によって出力画像信号を得るようにした信号変換装置および信号変換方法、特に、ジャーキネスの低減を図るものに関する。
【0002】
【従来の技術】
水平走査、垂直走査により画像を構成するようにした画像信号に関して、走査線補間処理により入力画像信号よりもより高品質の出力画像信号を生成することが知られている。その一つは、より高解像度の出力画像信号を生成するアップコンバージョンである。他のものとして、インターレース画像をノンインターレース画像へ変換する処理、送信時に間引かれた画素の補間等がある。
【0003】
アップコンバージョンは、例えば標準テレビジョン信号(SD信号)をHDモニタで表示する場合に適用される。アップコンバータの例としては、入力SD信号に補間フィルタを適用することにより画素並びに走査線補間を行い、HDフォーマット信号を得る装置があげられる。このとき画素数はHDフォーマットに合うように増加するが、空間解像度は入力SD信号のまま向上していない。そこで、別のアップコンバージョンの手法として、入力SD信号にクラス分類適応処理を適用することにより、解像度の向上したHD信号を得ることが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
補間フィルタによるアップコンバートされた画像と、クラス分類適応処理による処理画像では画質に差があるものの、共通の画質劣化問題の一つとして、ジャーキネスが挙げられる。ジャーキネスは、動きの不連続性として現れる画質劣化である。アップコンバージョンのための画素補間、走査線補間の不充分さにより、動き画像においてはフィールド間動きを表す、特徴的な波形の生成も不充分となる。それが原因となりジャーキネスが発生する。
【0005】
従って、この発明の目的は、走査線補間処理により生成された画像に対して後処理を行うことによって、ジャーキネスを低減することが可能な信号変換装置および方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、入力画像を、当該入力画像よりも空間方向における画素数の多い出力画像に変換し、入力画像における動きが出力画像における動きに比して粗いために生じるジャーキネスを抑える信号変換装置において、
変換画像の注目画素に対して、当該変換画像と、既に生成された出力画像とから動きベクトルを検出する手段と、
検出された動きベクトルに基づいて、既に生成された出力画像の動き補償を行い、動き補償画像を生成する手段と、
注目画素に関し、検出された動きベクトルと同じ動きベクトルが検出された過去の連続するフレーム数を表す連続フレーム数を検出し、当該連続フレーム数が大きい程、動き補償画像に対する重み付けが大きくなるような重みを決定する重み付け決定手段と、
重み付け決定手段により決定された重みに基づいて変換画像と動き補償画像とを重み付け加算することにより新たな出力画像を生成する処理手段とからなることを特徴とする信号変換装置である。
【0007】
変換画像から検出された動き量によって動き補償を行い、変換画像と動き補償画像との重み付け加算を行うことによって、動きの不自然さを解消することができる。また、画素幅並びに走査線幅がより小の補間信号を形成し、この補間信号に対して動き補償を行うことによって、画質改善効果をより向上することができる。クラス分類適応処理によって、画素幅並びに走査線幅がより小の補間信号を形成すれば、補間信号の生成を良好に行うことができ、画質をより向上することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、標準テレビジョン信号(SD(Standard Definition )信号)をHD(High Definition )信号に変換するアップコンバージョンの処理に対してこの発明を適用した一実施例について説明する。最初に、この発明が適用可能なアップコンバージョンの処理のいくつかについて説明する。
【0009】
まず、SD信号とHD信号の各画素の空間配置例を図1に示す。ここでは説明の簡素化のため、HD信号の画素数を水平方向、垂直方向に各々2倍としている。図1中の◎で示されたSD画素に注目すると、この注目SD画素に対して4種類(mode1,mode2,mode3,mode4)の位置にHD画素が存在する。各注目SD画素に対して、mode1,mode2,mode3,mode4のそれぞれの位置のHD画素を生成することによって、アップコンバージョンがなされる。アップコンバータの簡素な構成例としては、SD信号のフィールドデータから、4種類の位置のHD画素を生成することが考えられる。アップコンバージョンの一つの処理は、入力SD信号に補間フィルタを適用することで補間画素を生成し、HDフォーマットの信号を出力する。
【0010】
図2は、空間内2次元フィルタを補間フィルタとして使用するアップコンバータの構成例である。入力端子1からSD信号が供給され、入力SD信号は、mode1の位置のHD画素を生成するためのmode1用2次元フィルタ2、mode2用2次元フィルタ3、mode3用2次元フィルタ4およびmode4用2次元フィルタ5へそれぞれ供給される。すなわち、4種類の位置のHD画素毎に独立した2次元フィルタを用いて補間処理を実行する。その結果、それぞれのフィルタ2、3、4、5の出力は、HD信号として選択部6へ供給され、選択部6において、直列化がなされ、出力端子7から出力HD信号が取り出される。
【0011】
また、図3は、補間フィルタを使用するアップコンバータの他の構成例を示す。図3は、水平方向の補間と垂直方向の補間とを別々に行う、水平/垂直セパラブルフィルタを使用する例である。入力端子11からSD信号が供給され、入力SD信号は、垂直補間フィルタ12および14へ供給される。垂直補間フィルタ12および14において、HD信号の2本の走査線データがそれぞれ生成される。例えば、垂直補間フィルタ12によって、mode1およびmode3の位置の走査線の補間がなされ、垂直補間フィルタ14によって、mode2およびmode4の位置の走査線の補間がなされる。
【0012】
これらの処理が行われると垂直補間フィルタ12および14からの出力信号は、水平補間フィルタ13および15へ供給される。この水平補間フィルタ13および15では、各走査線毎に4種類の位置のHD画素がそれぞれ補間される。水平補間フィルタ13および15の出力が選択部16へ供給される。選択部16では、HD信号の直列化がなされ、出力端子17から出力HD信号が取り出される。
【0013】
上述した補間フィルタを使用するアップコンバータは、補間フィルタとして理想フィルタを使用しても、画素数は増えるものの空間解像度はSD信号と変わらない。実際には理想フィルタを用いることができないため、SD信号より解像度の低下したHD信号を生成することしかできないという問題がある。また、図1の画素配置に示されるように、垂直方向の補間により新たに走査線を生成する必要がある。走査線補間においても、SD信号に対し補間フィルタを用いて実行される。そのため、HD信号本来の走査線を生成することはできない。
【0014】
そこで、これを改善するため、補間のためにクラス分類適応処理を適用することが提案されている。これは入力SD信号の特徴に基づき、入力信号をいくつかのクラスに分類し、予め学習により生成されたクラス毎の適応予測手法に従い、出力HD信号を生成する処理である。周波数フィルタを用いたアップコンバージョン方式に比べ、クラス分類適応処理を適用したアップコンバージョン方式は、解像度が向上したHD信号を生成し、良好な画質を得ることが可能となる。このクラス分類適応処理とは、入力信号の特徴に基づき入力信号をいくつかのクラスに分類し、予め用意されたクラス毎の適切な適応処理を実行するものである。
【0015】
以下、クラス分類適応処理を適用したアップコンバージョン方式について図面を参照しながら説明する。まず、クラス分類法の例としては、図4Aのように、注目SD画素とその周囲の6個のSD画素を使用することによって、入力信号(8ビットPCMデータ)に対しクラス生成タップを設定し、入力信号の波形特性によりクラスを生成する。この例では、7タップクラスであり、信号波形のクラス生成法としては次のものが提案されている。
【0016】
1)PCMデータを直接使用する。
2)ADRC(適応的ダイナミックレンジ符号化)を適用し、クラス数を削減する。
3)DPCM(予測符号化)を適用し、クラス数を削減する。
4)VQ(ベクトル量子化)を適用し、クラス数を削減する。
5)DCT(離散的コサイン変換)などの周波数領域においてクラス分類を行う。
【0017】
PCMデータを直接使用するとクラス数は、8ビットデータが7画素存在するため、256という膨大な数字になり、実用上において問題である。そこで、実際は、ADRC(ダイナミックレンジに適応した符号化)などを適用しクラス数の削減を図る。例えば、7タップデータに対し1ビットADRCを適用すると、7画素のデータから定義されるダイナミックレンジに基づき、7画素の最小値を除去した上で、各タップの画素値を適応的に1ビット量子化するので、128クラスに削減することが可能となる。
【0018】
ADRCは、VTR用の信号圧縮方式として開発されたものであるが、少ないクラス数で、入力信号の波形特性を表現するのに適している。こうして分類されたクラス毎に適応処理を実行するが、その例としては予め学習により生成されたクラス毎の予測係数を用いた予測処理が挙げられる。予測タップの一例を図4Bに示す。この一例は、フレーム内13タップとなる構成である。予測式の例を式(1)に示す。
【0019】
【数1】
【0020】
y´:推定HD画素値
xi :SD信号予測側タップ画素値
wi :予測係数
【0021】
このようにクラス毎に生成された予測係数と入力データとの積和演算によりHD画素値を推定する。クラス分類適応処理の回路構成の一例を図5に示す。21で示す入力端子から入力信号は供給され、その入力信号は、クラス分類部22と予測演算部24に供給される。クラス分類部22において、上述のようなクラス分類処理に基づき、入力信号に対するクラスが生成される。生成されたクラスがアドレスとして予測係数ROM23へ供給され、予測係数ROM23から予測演算部24へ予測係数が出力される。予測演算部24において、入力信号と予測係数を用いて式(1)の予測演算が実行され、出力端子25に出力(HD信号)が得られる。
【0022】
上述の予測係数は、予め学習により生成しておく。以下、その学習方法について述べる。式(1)の線形1次結合モデルに基づく予測係数を最小自乗法により生成する例を示す。その最小自乗法は、次のように適用される。一般化した例として、Xを入力データ、Wを予測係数、Yを推定値としてつぎの式を考える。
【0023】
観測方程式;XW=Y・・・(2)
【0024】
【数2】
【0025】
上述の観測方程式により収集されたデータに最小自乗法を適用する。式(1)の例においては、n=13、mが学習データ数となる。式(2)および式(3)の観測方程式をもとに、式(4)の残差方程式を考える。
【0026】
【数3】
【0027】
式(4)の残差方程式から、各wi の最確値は、誤差の二乗和を最小にする条件が成り立つ場合と考えられる。誤差の二乗和は、次の数式で示される。
【0028】
【数4】
【0029】
すなわち、次の式(5)の条件を考慮すれば良いわけである。
【0030】
【数5】
【0031】
式(5)のiに基づくn個の条件を考え、これを満たすw1 ,w2 ,・・・,wn を算出すれば良い。そこで、残差方程式(4)から式(6)が得られる。
【0032】
【数6】
【0033】
式(5)および式(6)により式(7)が得られる。
【0034】
【数7】
【0035】
そして、式(4)および式(7)から、正規方程式(8)が得られる。
【0036】
【数8】
【0037】
式(8)の正規方程式は、未知数の数nと同じ数の方程式を立てることが可能であるので、各wi の最確値を求めることができる。そして、掃き出し法(Gauss-Jordanの消去法)を用いて連立方程式を解く。
【0038】
ここで、上述の最小自乗法を用いて予測係数の学習をソフトウェアで行う一例を図6のフローチャートに示す。まず、ステップS1の学習データ形成からこのフローチャートは始まり、このステップS1において、既知の画像に対応した学習データが形成される。そして、ステップS3のクラス決定において、入力データに対してクラス分類が行われる。この一例では、図4Aに示す配置の7画素のデータを使用してクラスが決定される。
【0039】
ステップS4において、各クラス毎に、式(8)の正規方程式が生成される。一般に、ノイズの影響を排除するため、入力データ変化のアクティビティーが小さいものを学習対象から除外する。この学習プロセスにおいて、多くの学習データが登録された正規方程式が生成される。ステップS2において学習対象データが終了したものと決定されるまで、正規方程式生成プロセスが繰り返される。
【0040】
対象となる学習データが全て終了すると、ステップS5の予測係数決定に制御が移る。ここでは、多くの学習データより生成された、クラス毎の式(8)の正規方程式が解かれる。その連立方程式の解法としては、上述の掃き出し法が用いられる。こうして得られた予測係数は、ステップS6の予測係数登録の過程において、クラス別にアドレス分割されたROMなどの記憶部に登録される。以上の学習過程により、クラス分類適応処理の予測係数が生成される。
【0041】
上述したクラス分類適応処理によるアップコンバータの構成例を図7および図8に示す。補間フィルタを使用したアップコンバータの構成例と対応させると、図7に示す2次元ノンセパラブル構成と図8に示す垂直/水平セパラブル構成に分類される。基本的に、各々の予測演算部は、予測係数を用いたディジタルフィルタと同一の回路構成となる。
【0042】
図1に示す空間位置関係にあるHD画素を予測する場合、図7の2次元ノンセパラブル構成では、入力SD信号のSD画素に対して、mode1〜mode4の4種類のHD画素が生成される。31で示す入力端子から供給されるSD信号は、クラス分類部32、mode1用の予測演算部34、mode2用の予測演算部35、mode3用の予測演算部36およびmode4用の予測演算部37に供給される。クラス分類部32では、入力SD信号から図4Aに示す画素が取り出され、取り出された画素を使用してクラス分類が行われ、クラス分類部32から出力されるクラスd0は、アドレスとして予測係数ROM33へ供給される。
【0043】
この予測係数ROM33では、クラスd0に対応する予測係数d5が予測演算部34、予測演算部35、予測演算部36および予測演算部37に供給される。予測演算部34では、図4Bに示す入力SD信号のSD画素と予測係数d5とを用いて、積和演算を行い、mode1の位置のHD画素d1が生成される。同様に、予測演算部25では、mode2の位置のHD画素d2が生成され、予測演算部26では、mode3の位置のHD画素d3が生成され、予測演算部27では、mode4の位置のHD画素d4が生成される。
【0044】
そして、選択部38において、各HD画素d1〜d4を所望の時系列に並び替え、出力端子39から出力HD信号を得ることができる。なお、選択部38には、画素の並び替えに必要なメモリも含まれる。以上が2次元ノンセパラブル構成の予測演算を使用したときのクラス分類適応処理の構成例である。
【0045】
一方、図8に、垂直/水平セパラブル構成の予測演算を行なう場合のクラス分類適応処理の構成例を示す。41で示す入力端子からSD信号が供給され、その入力SD信号は、クラス分類部42、垂直予測演算部44および45へ供給される。クラス分類部42では、供給された入力SD信号から図4Aに示す画素が取り出され、取り出された画素に対してクラス分類が行われ、クラス分類部42から出力されるクラスd10は、アドレスとして垂直係数ROM43および水平係数ROM44へ供給される。
【0046】
垂直係数ROM43では、クラスd10に対応する垂直予測係数d15が垂直予測演算部44および45へ供給される。垂直予測演算部44では、入力SD信号のSD画素と垂直予測係数d15とを用いて、積和演算を行い垂直推定値d11が生成される。その垂直推定値d11が垂直予測演算部44から水平予測演算部47へ供給される。同様に、垂直予測演算部45では、垂直推定値d12が生成され、その垂直推定値d12が水平予測演算部48へ供給される。
【0047】
水平係数ROM46では、クラスd10に対応する水平予測係数d16が水平予測演算部47および48へ供給される。水平予測演算部47では、垂直予測演算部44からの垂直推定値d11と水平予測係数d16との積和演算を行いHD画素d13が生成される。そのHD画素d13は、水平予測演算部47から選択部49へ供給される。同様に、水平予測演算部48では、HD画素d14が生成され、そのHD画素d14は、選択部49へ供給される。
【0048】
この垂直予測演算部44および水平予測演算部47では、mode1およびmode3の位置に対応したHD画素が生成され、垂直予測演算部45および水平予測演算部48では、mode2およびmode4の位置に対応したHD画素が生成される。このように、2種類に分けられ予測演算が行われる。
【0049】
そして、選択部49において、各HD画素d13、d14を所望の時系列に並び替え、出力端子50から出力HD信号を得ることができる。なお、選択部49には、上述の選択部38と同様に並び替えに必要なメモリも含まれる。以上の処理により予測演算を垂直/水平セパラブル構成にした場合のクラス分類適応処理が実現される。
【0050】
また、以上の予測演算によるクラス分類適応処理の他に、予め重心法により生成された最適予測値を用いるクラス分類適応処理も提案されている。その学習法について以下に示す。例えば、上述のように図4Aに示す画素に対して1ビットADRCを行う、すなわち128クラスに分類する場合を考える。これらの学習の一例を図9に示すフローチャートを用いて説明する。
【0051】
ステップS11からこのフローチャートが始まり、そのステップS11において、全てのクラスの度数カウンタN(*)と、全てのクラスのデータテーブルE(*)の初期化が行われる。ここで、あるクラスをC0とすると、対応する度数のカウンタはN(C0)、対応するデータテーブルはE(C0)と定義する。また、*はクラスの全てを示す。
【0052】
ステップS12のクラス検出では、学習対象画素近傍データからクラスCが決定される。このクラスCは、図4Aに示すように対象信号の7画素がクラス生成用に使用される。このクラス分類の手法としては、上述のようにADRCの他にも、PCM表現、DPCM、BTC(ブロックトランケーション符号化)、VQ、直交変換などの表現法が考えられる。また、クラス分類対象データより構成されるブロックのアクティビティーを考慮する場合、クラス数をアクティビティーによる分類の種類だけ増やしておく。
【0053】
そして、ステップS13では、この学習対象となる画素値yを検出し、検出された画素値yは、ステップS14において、クラスC毎に画素値yをそれぞれ加算する。すなわち、クラスCのデータテーブルE(C)の内容にyを加算した後、ステップS15では、クラスCの学習画素の度数カウンタN(C)が+1インクリメントされる。ステップS16では、以上の処理を全学習対象画素について繰り返し実行し、最終的な全てのクラスの度数カウンタN(*)と、対応する全てのクラスのデータテーブルE(*)が生成されると、ステップS17へ制御が移る。
【0054】
ステップS17では、各クラスのデータテーブルE(*)の内容であるデータ積算値を、対応クラスの度数カウンタN(*)の度数で、除算を実行することで各クラスの平均値を算出する。この値が重心法による各クラスの最適予測値となる。重心法という名称の由来は、学習対象画素値の分布の平均をとることによる。最終的に、ステップS18において、ROMなどの記憶手段に、クラスと上述の最適予測値を登録することで重心法による学習は終了する。また、学習過程においてノイズの影響を排除するため、アクティビティーの小さい画素は学習対象から除外される。このように、学習により得られた予測値がクラス別にメモリに格納され、クラス分類部で生成されたクラスがアドレスとしてメモリに供給される。メモリから読出された予測値がHD信号として出力される。
【0055】
クラス分類適応処理を使用したアップコンバータは、補間フィルタを用いたアップコンバータより、アップコンバート画像の解像度はかなり向上する。それに伴い、画質劣化が低減するが、条件によっては、ジャーキネスがアップコンバート画像に現れるという問題があった。この発明は、アップコンバージョンのような走査線補間処理を採用する信号変換装置の出力画像に発生するジャーキネスのような画質劣化を排除しようとするものである。すなわち、出力画像に対して後処理を行うことによって、ジャーキネスを低減するものである。アップコンバータとしては、補間フィルタを使用するもの、クラス分類適応処理によるものの何れであっても良い。
【0056】
ジャーキネスの低減処理について説明する。ジャーキネスは、解像度復元が不充分のために発生するが、情報の少ない信号から情報の多い信号を生成する以上、必ず発生する問題である。例えば、SD画像からHDフォーマット画像を生成する、アップコンバージョンの場合、HD画像で表現された動きは、SD画像中では画素幅並びに走査線幅より小の動きに対応する。そのため、SD画像から生成されたHDフォーマット画像では動きが粗くなる。これがジャーキネスをひきおこす。
【0057】
そこで、出力画像において、画素幅(画素同士の水平方向の間隔を意味する)並びに走査線幅(画素同士の垂直方向の間隔を意味する)より小の動き量(動きベクトル)を検出し、出力画像と動き補償した過去の出力画像との演算を行うことによって、ジャーキネスを除去することが可能である。この演算としては重み付き加算が考えられる。
【0058】
既に提案されている動きベクトル検出法は、次の3種類に大別される。
(1)ブロックマッチング法
(2)匂配法
(3)位相相関法
【0059】
ブロックマッチング法は、パターンマッチングと同じ発想で、現画像のブロック化された領域が、過去の画像中の何処に存在したか、現画像と過去画像の比較を行なうことにより動きベクトルを検出する。具体的には、ブロック内対応画素毎の差分絶対値を加算し、ブロック毎の差分絶対値和が最小となる位置を動きベクトルとするものである。この方法は、検出精度が良いが、演算量が膨大となる欠点がある。
【0060】
勾配法は、ある空間傾斜を持つ画素が、ある位置まで動くと、動き量に応じた時間差分が発生するというモデルに基づき、動きベクトルを検出する。よって、時間差分を空間傾斜で割算すれば動きベクトルが得られる。演算量は少ないが、動き量が大きくなると、精度が落ちるという欠点がある。それは前述のモデルが成り立たなくなるからである。
【0061】
位相相関法は、現画像と過去画像の同一位置のブロックデータに対し、各々フーリエ変換を施し、周波数領域で位相のずれ量を検出し、その位相項より逆フーリエ変換を経て動きベクトル値を検出する手法である。この手法の特徴として、精度を確保するためには、ある程度以上の大きいブロックサイズが要求される。そのためフーリエ変換により演算量が膨大となる。また、一般的に大きいブロックの中には複数の動き物体が存在する可能性が高く、その識別が難しくなるという欠点がある。
【0062】
この発明では、これらの動きベクトル検出法の何れを採用しても良いが、画素幅より小の動きベクトル検出が必要とされる。このような動きベクトル検出法の一例について説明する。例えば、ブロックマッチング法を用いて画素精度の動きベクトルが検出され、その際に生成される動き評価値をもとに、画素幅より小の精度の動きベクトルの検出が行われる。
【0063】
まず、ブロックマッチング法の説明のために、ブロックデータの構造例を図10に示す。時間的に隣接するフレームにおいて、あるブロックの動きベクトルを検出する場合を考える。#kフレームと#(k−1)フレームにおいて、空間的に対応する位置に、M画素×Nラインの大きさのブロックが設定される。サーチ領域において、#kフレームのブロックと、#(k−1)フレームでの各座標でのブロックの間でパターンマッチングを行ない、マッチングが最良な座標を検出する。各位置毎に対応するM画素×Nラインの大きさのブロック内の対応画素のフレーム差分絶対値和、フレーム差の二乗和などが評価値として用いられる。
【0064】
#kフレームの各画素レベルをLn (i,j)、#(k−1)フレームの各画素レベルをLn-1 (i,j)とすると、座標(x、y)における評価式の例として次の式(9)が使用される。
【0065】
【数9】
【0066】
図10の例においては、X・Y点の各座標において、式(9)によって動き評価値Eの値を算出する。X・Y点の座標のうち、評価値が最小値を示す座標が動きベクトルとなる。ここで算出される評価値が各画素毎に求められるので、検出される動きベクトルは1画素精度である。
【0067】
次に、検出された画素精度の動きベクトル座標近傍の動き評価値を使用して1画素精度より高い精度の動きベクトルを検出することができる。説明のため、式(9)の動き評価値を1次元座標位置で検出した例を図11に示す。座標X0、X1、X2におけるそれぞれの動き評価値をE0、E1、E2とする。1画素精度の動きベクトルは、動き評価値が最小となる座標であるので、この場合はX0となる。
【0068】
動き評価値E0、E1、E2を用いて、1画素精度より高い精度の動きベクトルを検出する一つの方法としては、図11のようにE0、E1、E2をもとに線形補間により、1画素より小の変動値ΔXを求めることが考えられる。この算出式は、下記の式(10)により表される。
【0069】
【数10】
【0070】
従って、図11におけるより高い精度の動きベクトルは、(X0−ΔX)として求められる。より高い精度の動きベクトルを求めるための構成例を図12に示す。図12において、51で示す入力端子には、クラス分類適応処理のアップコンバータで生成されたHD信号が供給される。この入力信号がメモリ部52と検出部53に入力される。
【0071】
検出部53においては、現在のデータと過去のデータにより、画素精度の動きベクトルが検出される。例えば、前述のようなブロックマッチング法などでは、式(9)の動き評価値の算出と、その最小値の検出が行われ、1画素精度の動きベクトルが得られる。検出部53に対して検出部54が接続される。この検出部54においては、検出部53で検出された、1画素精度の動きベクトルを基準に、動き評価値を用いてより高い精度動きベクトルの検出が行われる。すなわち、検出部54では、式(10)の演算が実行される。検出部54から出力端子55に、より高い精度の動きベクトルが出力される。
【0072】
上述のように検出された動きベクトルを用いて、後処理が実行される。即ち、アップコンバータなどの走査線補間処理により生成された出力画像に対し、この動きベクトルに基づき動き補償された過去の出力画像との間で、次の式(11)に従って重み付き加算を実行する。
【0073】
Y=w×y+(1−w)×y´ (11)
Y:最終出力画素値
y:出力画素値
y´:動き補償出力画素値
w:重み
【0074】
式(11)中の重みwは、過去の動き履歴に基づいて決定する。例えば、図13のような、注目画素の動きの連続フレーム数に基づく重みテーブルを用意しておく。この重みは画像の動きの慣性を反映したものである。すなわち、注目画素に関し、同じ動きベクトルが検出される場合は、その動きが続く連続フレーム数を検出し、連続フレーム数に従った重みにより、式(11)の重み付け加算により過去の画像との平均化を行う。図13中の重みは平均化のための重みに他ならない。よって、この処理を行う場合は、各画素の動きの履歴を記憶し、連続フレーム数をカウントして、平均化重みを各画素毎に生成する。
【0075】
図14は、この発明の一実施例の全体的構成を示す。61で示す入力端子には、原画像信号例えばSD信号が供給される。画像変換部62において、アップコンバージョンなどの処理が実行される。この画像には、ジャーキネスなどの画質劣化が見られる。処理後の画像信号(例えばHD信号)がこの発明が適用された後処理部63に入力される。この後処理部63において、式(11)で示される重み付き加算の処理が実行される。後処理部63から出力端子64には、ジャーキネスが低減された出力画像信号が取り出される。
【0076】
図15は、この発明が適用された後処理部63の構成の一例を示す。71で示す入力端子には、画像変換部62の出力画像x1が入力される。入力信号x1が乗算器72および動きベクトル検出部73に入力される。動きベクトル検出部73では、後処理部63の出力信号x9との間で、より高い精度の動きベクトルが検出される。動きベクトル検出部73としては、図12に示したような構成を採用できる。
【0077】
動きベクトル検出部73により検出された動きベクトルx2が動き補償処理部74および重み決定部75に供給される。重み決定部75は、式(11)中の重みwに対応する重みx4を決定する。重み決定部75は、図13に示すように、連続フレーム数に基づく重みテーブルと、各画素の重みの連続フレーム数をカウントするカウンタとを有する。重み決定部75からの決定された重みx4が乗算器72とROM76に供給される。
【0078】
動きベクトル検出部73により検出されたより高い精度の動きベクトルx2に基づき、動き補償処理部74において、出力画像x9の動き補償が実行される。すなわち、動きベクトルx2をオフセットとしたメモリの読みだしアドレス制御が行われる。そのため、より高い精度のデータを生成しておく必要がある。出力画像x9が補間部77に供給され、画素幅並びに走査線幅より小の画像データへ変換され、そして、動き補償処理部74に供給される。補間部77では、例えば線形補間によって、画素幅および走査線幅が1/2、1/4等に小とされた補間信号が形成される。図15の構成と構成なり、動き補償処理部74の中で、補間信号を生成することも可能である。
【0079】
動き補償された画像信号x3が乗算器78に入力される。一方、入力画像信号x1も、別の乗算器72に入力される。乗算器72には、重みx4(=w)が乗算係数として入力される。乗算器78には、ROM76から読出された重みx4の相補的な値(=(1−w))が乗算係数として入力される。乗算器72および78のそれぞれの乗算結果x6、x7が加算器79に入力される。加算器79から導出された出力端子80に出力画像を得る。乗算器72、78および加算器79は、上述の式(11)の演算を行う。
【0080】
上述の重み決定部75の一例を図16に示す。81で示す入力端子に対して、動きベクトル検出部73からの動きベクトルx2が供給される。動きベクトルx2が動き一致検出部82に供給される。動き一致検出部82では、注目画素に関し、入力される動きベクトルと過去の動きベクトルとの一致評価がなされる。ここで、過去の動きベクトルは、動きベクトルメモリ83に記憶されており、必要に応じて読み出される。一致評価の結果、入力される動きベクトルが過去の動きベクトルと異なる場合は、メモリ83の内容が更新され、新しい動きベクトルが登録される。
【0081】
動き一致検出部82の一致評価結果は、時間連続メモリ84に入力される。時間連続メモリ84には、各画素の過去の動きベクトルの連続フレーム数が登録されている。動き一致検出部82においてなされた一致評価結果が一致の場合は、連続フレーム数がインクリメントされる。一方、一致評価結果が不一致の場合は、連続フレーム数がリセットされる。
【0082】
こうして生成された連続フレーム数がROM85に対してアドレスとして供給され、ROM85が連続フレーム数に基づき、重みを発生する。ROM85には、図13に示したようなテーブルが記憶されている。ROM85から出力端子86に重みx4が読出される。重みx4を使用して重み付き加算がなされるのは、上述した通りである。
【0083】
以上の後処理によりジャーキネスを排除した良好な画像を得ることが可能となる。また、後処理は、画像変換部62からの画像と動き補償画像との平均化重み付き加算であるので、ノイズ成分も低減される。
【0084】
次に、この発明の他の実施例について説明する。上述したこの発明の一実施例においては、式(11)の演算によって、動き補償画像と入力画像との平均化重み付き加算を実行し、最終出力画素値が生成される。このとき、動き補償画像はより高い精度の動きベクトルにより制御されるため、記憶画像は入力画素位置よりも詳細な位置における画素値が要求される。上述の一実施例では、線形補間によって、より詳細な位置における画素値を生成していた。この発明の他の実施例では、より詳細な位置における画素値の生成に対して、クラス分類適応処理を用いるものである。すなわち、図15中の補間部77として、クラス分類適応処理を適用するものであ。
【0085】
このクラス分類適応処理は、上述したアップコンバータの一例(図4、図5、図6、図9)について説明しており、そこで説明した処理と同様の処理を適用することができる。図17は、補間部77の一例である。これは、図5に示したクラス分類適応処理のアップコンバータと同様の構成であり、予め学習により生成されたクラス毎の予測係数を用いて予測演算を行う構成である。
【0086】
例えば、対象信号画素x1 〜x13を用いて予測タップを構成し、対象信号画素位置より詳細な位置の画素値を予測する場合を考える。予測式としては、上述した式(1)と同様のものを使用できる。但し、y´は、詳細位置の予測画素値であり、xi が対象信号の予測タップ画素値であり、wi が予測係数である。この予測係数が予め学習により求められ、図17中の予測係数ROM123に格納されている。
【0087】
入力端子121からの入力信号がクラス分類部122および予測演算部124に供給される。クラス分類部122がクラス分類を行い、分類結果が予測係数ROM123にアドレスとして入力される。このクラスに対応し、予め学習により生成済みの予測係数が予測係数ROM123から出力される。予測演算部124においては、式(1)に示されるような線形1次結合によって、詳細位置の予測画素値が形成される。この予測画素値が出力端子125に取り出される。詳細位置の予測画素値は、例えば元の画素の画素幅および水平走査線幅が1/2、1/4等されたものである。
【0088】
予測係数は、予め学習により生成しておくが、その学習方法は、上述した図6の処理と同様に最小自乗法を用いるものであり、重複を避けるためにその説明は省略する。但し、詳細位置の予測画素を生成することが目的であるので、学習には教師信号が必要であり、学習時には、詳細位置における画素値を用意する。
【0089】
図18は、クラス分類適応処理として、重心法により生成される予測値を用いるようにした補間部77の他の例を示す。さらに、図18の構成は、クラス分類の性能を更に向上させるため、対象信号のレベル分布のみならず、アクティビティーも考慮したクラス分類を行なう。アクティビティーの判定法の例としては、クラス分類法にADRCを使用した場合、ダイナミックレンジを用いることが多い。また、DPCMならば差分絶対値和、BTCのときは標準偏差の絶対値などが用いられる。
【0090】
図18において、入力端子131からの入力信号がクラス分類部132およびアクティビティークラス分類部133に供給される。各クラス分類部132および133において、クラスが生成される。これらのクラスが最適予測値ROM134にアドレスとして入力される。このROM134には、予め学習により生成された最適予測値が各クラス毎に記憶されている。入力クラスに応じ、最適予測値ROM134から最適予測値(詳細位置画素値)が出力される。
【0091】
ROM134に格納される最適予測値はクラス毎に予め重心法を用いた学習により生成しておく。この学習は、図9に示すフローチャートのような処理に従ってなされる。重複を避けるためにその説明を省略するが、教師信号として、詳細位置における画素値が使用され、また、図18の構成では、クラス分類対象データから構成されるブロックのアクティビティーを考慮しているので、クラス数をアクティビティーによる分類の種類だけ増加させる。
【0092】
図15中の補間部77として、上述したクラス分類適応処理の構成を採用することによって、重み付き加算処理でのぼけを抑圧し、ジャーキネスが排除された良好な最終出力画像を得ることが可能となる。
【0093】
なお、この発明は、アップコンバータに限らず、インターレース画像をノンインターレース画像ヘ変換する信号変換装置等の他の信号変換装置の出力に対しても適用することができる。
【0094】
【発明の効果】
この発明に依れば、走査線補間処理により形成された信号変換装置の変換画像信号に対して、検出動き量を用いた慣性処理を後処理として行うことによって、ジャーキネスのような画質劣化を排除することができる。また、この発明は、重み付き加算を行うので、変換画像信号のノイズを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】SD信号とHD信号の画素の空間配置を示す略線図である。
【図2】2次元ノンセパラブル補間フィルタを用いたアップコンバータのブロック図である。
【図3】垂直/水平セパラブル補間フィルタを用いたアップコンバータのブロック図である。
【図4】クラス分類に使用する画素と予測に使用する画素の空間的配置を示す略線図である。
【図5】クラス分類適応処理のための構成の一例を示すブロック図である。
【図6】予測係数の学習を説明するためのフローチャートである。
【図7】クラス分類適応処理を用いるアップコンバータの一例を示すブロック図である。
【図8】クラス分類適応処理を用いるアップコンバータの他の例を示すブロック図である。
【図9】予測値の学習を説明するためのフローチャートである。
【図10】ブロックマッチング法による動きベクトル検出を説明するための略線図である。
【図11】動きベクトルの線形補間の処理を説明するための略線図である。
【図12】動きベクトルを線形補間するための構成の一例のブロック図である。
【図13】連続動きフレーム数と重みとの関係を規定するテーブルの一例を示す略線図である。
【図14】この発明の一実施例の構成を全体として示すブロック図である。
【図15】この発明の一実施例における後処理部の一例のブロック図である。
【図16】この発明の一実施例における重み決定部の一例のブロック図である。
【図17】この発明の一実施例における補間部の一例のブロック図である。
【図18】この発明の一実施例における補間部の他の例のブロック図である。
【符号の説明】
62・・・画像変換部、63・・・後処理部、73・・・動きベクトル検出部、74・・・動き補償処理部、75・・・重み決定部、77・・・補間部
Claims (14)
- 入力画像を、当該入力画像よりも空間方向における画素数の多い出力画像に変換し、上記入力画像における動きが上記出力画像における動きに比して粗いために生じるジャーキネスを抑える信号変換装置において、
上記変換画像の注目画素に対して、当該変換画像と、既に生成された出力画像とから動きベクトルを検出する手段と、
検出された動きベクトルに基づいて、上記既に生成された出力画像の動き補償を行い、動き補償画像を生成する手段と、
上記注目画素に関し、検出された動きベクトルと同じ動きベクトルが検出された過去の連続するフレーム数を表す連続フレーム数を検出し、当該連続フレーム数が大きい程、上記動き補償画像に対する重み付けが大きくなるような重みを決定する重み付け決定手段と、
上記重み付け決定手段により決定された重みに基づいて上記変換画像と上記動き補償画像とを重み付け加算することにより新たな出力画像を生成する処理手段とからなることを特徴とする信号変換装置。 - 請求項1に記載の信号変換装置において、
更に、上記既に生成された出力画像から、上記出力画像よりも画素幅並びに走査線幅が小の補間信号を生成する画素補間手段を備え、
上記動きベクトルを検出する手段は、上記出力画像の画素幅並びに走査線幅より小の精度の動きベクトルを検出し、
上記動き補償画像を生成する手段は、上記検出された動きベクトルに基づいて、上記補間信号の動き補償を行い、動き補償画像を生成することを特徴とする装置。 - 請求項2に記載の信号変換装置において、
上記補間手段は、上記既に生成された出力画像から抽出された、予測画素の周辺に位置するクラス生成用複数画素の分布から、当該予測画素に対応するクラスを生成するクラス分類手段と、上記予測画素を予測するための予測値がクラス毎に予め学習され記憶されており、当該予測値に基づいて上記補間信号を生成する予測手段とを有することを特徴とする装置。 - 請求項3に記載の信号変換装置において、
上記補間手段の上記予測手段は、予測画素の周辺に位置する、既に生成された出力画像内の予測用複数画素との線形一次結合により当該予測画素を予測するための予測係数がクラス毎に予め学習され記憶されており、上記予測画素に対応する予測用複数画素と、上記クラス分類手段により生成されたクラスに対応する予測係数との線形一次結合により、上記補間信号を生成することを特徴とする装置。 - 請求項3に記載の信号変換装置において、
上記補間手段の上記予測手段は、上記クラス分類手段により生成されたクラス毎に、予測画素の画素値の平均値が最適予測値として予め学習され記憶されており、上記クラス分類手段により生成されたクラスに対応する最適予測値に基づいて上記補間信号を生成することを特徴とする装置。 - 請求項3に記載の信号変換装置において、
上記補間手段の上記クラス分類手段は、上記クラス生成用複数画素に対応する画素の画素値のアクティビティーに基づくクラス分類を行うことを特徴とする装置。 - 請求項3に記載の信号変換装置において、
上記補間手段の上記クラス分類手段は、上記クラス生成用複数画素に対応する画素の画素値のアクティビティーに基づくクラス分類と上記クラス生成用複数画素の画素値のレベル分布に基づくクラス分類とを併用しクラス分類を行うことを特徴とする装置。 - 入力画像を、当該入力画像よりも空間方向における画素数の多い出力画像に変換し、上記入力画像における動きが上記出力画像における動きに比して粗いために生じるジャーキネスを抑える信号変換方法において、
上記変換画像の注目画素に対して、当該変換画像と、既に生成された出力画像とから動きベクトルを検出するステップと、
検出された動きベクトルに基づいて、上記既に生成された出力画像の動き補償を行い、動き補償画像を生成するステップと、
上記注目画素に関し、検出された動きベクトルと同じ動きベクトルが検出された過去の連続するフレーム数を表す連続フレーム数を検出し、当該連続フレーム数が大きい程、上記動き補償画像に対する重み付けが大きくなるような重みを決定する重み付け決定ステップと、
上記重み付け決定ステップにより決定された重みに基づいて上記変換画像と上記動き補償画像とを重み付け加算することにより新たな出力画像を生成する処理ステップとからなることを特徴とする信号変換方法。 - 請求項8に記載の信号変換方法において、
更に、上記既に生成された出力画像から、上記出力画像よりも画素幅並びに走査線幅が小の補間信号を生成する画素補間ステップを備え、
上記動きベクトルを検出するステップは、上記出力画像の画素幅並びに走査線幅より小の精度の動きベクトルを検出し、
上記動き補償画像を生成するステップは、上記検出された動きベクトルに基づいて、上記補間信号の動き補償を行い、動き補償画像を生成することを特徴とする方法。 - 請求項9に記載の信号変換方法において、
上記補間ステップは、上記既に生成された出力画像から抽出された、予測画素の周辺に位置するクラス生成用複数画素の分布から、当該予測画素に対応するクラスを生成するクラス分類ステップと、上記予測画素を予測するための予測値がクラス毎に予め学習され記憶されており、当該予測値に基づいて上記補間信号を生成する予測ステップとを有することを特徴とする方法。 - 請求項10に記載の信号変換方法において、
上記補間ステップの上記予測ステップは、予測画素の周辺に位置する、既に生成された出力画像内の予測用複数画素との線形一次結合により当該予測画素を予測するための予測係数がクラス毎に予め学習され記憶されており、上記予測画素に対応する予測用複数画素と、上記クラス分類ステップにより生成されたクラスに対応する予測係数との線形一次結合により、上記補間信号を生成することを特徴とする方法。 - 請求項10に記載の信号変換方法において、
上記補間ステップの上記予測ステップは、上記クラス分類ステップにより生成されたクラス毎に、予測画素の画素値の平均値が最適予測値として予め学習され記憶されており、上記クラス分類ステップにより生成されたクラスに対応する最適予測値に基づいて上記補間信号を生成することを特徴とする方法。 - 請求項10に記載の信号変換方法において、
上記補間ステップの上記クラス分類ステップは、上記クラス生成用複数画素に対応する画素の画素値のアクティビティーに基づくクラス分類を行うことを特徴とする方法。 - 請求項10に記載の信号変換方法において、
上記補間ステップの上記クラス分類ステップは、上記クラス生成用複数画素に対応する画素の画素値のアクティビティーに基づくクラス分類と上記クラス生成用複数画素に対応する画素の画素値のレベル分布に基づくクラス分類とを併用しクラス分類を行うことを特徴とする方法。
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