JP4321987B2 - 半導体分布ブラッグ反射鏡およびその製造方法および面発光型半導体レーザおよび光通信モジュールおよび光通信システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体分布ブラッグ反射鏡およびその製造方法および面発光型半導体レーザおよび光通信モジュールおよび光通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
面発光型半導体レーザは、基板に対して垂直方向に光を出射する半導体レーザであり、光インターコネクションの光源,光ピックアップ用の光源等に用いられている。より詳細に、面発光型半導体レーザは、光を発生する活性層を含んだ活性領域を反射鏡で挟んだ構造となっており、その反射鏡としては、低屈折率層と高屈折率層を交互に積層した半導体分布ブラッグ反射鏡が広く用いられている。半導体分布ブラッグ反射鏡の材料としては、活性層から発生する光を吸収しない材料(一般に、活性層よりもワイドバンドギャップの材料)であって、格子緩和を発生させないために基板に格子整合する材料が用いられる。
【0003】
面発光型半導体レーザにおいて、半導体分布ブラッグ反射鏡の反射率は、99%以上と極めて高くする必要がある。半導体分布ブラッグ反射鏡の反射率は、積層数を増やすことによって高くなる。しかし、積層数が増加すると、半導体分布ブラッグ反射鏡の作製が困難になってしまう。このため、低屈折率層と高屈折率層の屈折率差が大きい方が好ましい。AlGaAs系材料は、AlAsとGaAsが終端物質であり、格子定数は基板であるGaAsとほぼ同程度であり、屈折率差が大きく、少ない積層数で高反射率を得ることができるので、半導体分布ブラッグ反射鏡に良く用いられている。
【0004】
MOCVD法により成長するAlGaAs系材料を用いて半導体分布ブラッグ反射鏡を作る際に、p型の半導体を得るためにドープされる元素としてはZn,C(炭素),Mgがある。特にC(炭素)は比較的高いドーピング濃度を達成できる上に、半導体中での拡散係数が小さい。AlGaAs系材料を用いた半導体分布ブラッグ反射鏡においても十分な反射率を得るには数十層以上の積層が必要とされるため、その成長時間は長くならざるを得ない。しかし、半導体ブラッグ反射鏡の成長に際しても、C(炭素)は拡散係数が小さいことで、その成長時間中に半導体中のドーピングプロファイルが変化しにくいためp型を成長する際にドープする元素としては比較的好ましい。これに対して、Znは有機金属原料を用いることでMOCVDにおいて容易にドープすることが可能ではあるが、非常に拡散が起こりやすい。よってZnをドープした場合、長時間に及ぶ成長を必要とする半導体分布ブラッグ反射鏡の成長においては、成長時の温度による拡散でドーピングプロファイルの変化などが起きることがあり、好ましくない点がある。また、活性層に近い位置においてZnがドープされている場合には、活性層へのZnの拡散によって活性層の発光効率の低下などが起きる場合があることが良く知られている。特開平11−4044号においては、レーザダイオードや発光ダイオードのしきい電流密度が高くなる原因の1つとしてZnの活性層への拡散を挙げており、その解決方法としてC(炭素)ドープを用いることを提案している。
【0005】
以上のような理由によって、AlGaAs系材料を用いた半導体分布ブラッグ反射鏡をMOCVD法で成長するにおいては、p型の結晶を成長する際、特にGaAsを成長する際に、C(炭素)をドープすることが比較的多い。
【0006】
このC(炭素)をMOCVD法においてAlGaAsやGaAsにドープする際に、ドーパントとしてはハロメタン、特にCBr4が良く用いられ、報告されている(例えば、文献「 N. I. Buchan et al. J. CrystalGrowth 110 (1991) 405」を参照)。これは、CBr4はMOCVD法におけるp型のドーパントとして用いた場合、ドーピング濃度をコントロールできる範囲が比較的広いためである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このCBr4などのハロメタンをドーパントとして用いた場合、例えばコンタクト用にGaAsへ高い濃度(1.0E19cm-3程度)でC(炭素)をドープしようとした場合、GaAsの成長レートが不安定になり、通常の成長レートから遅くなってしまうという問題があった。
【0008】
また、コンタクト層として用いるような高濃度のドープを施すためにはハロメタンの供給量をかなり多くしなければならないが、CBr4等の供給が多くなるとハロゲン基に由来するエッチング作用によって半導体膜の表面のモホロジが悪化することもある。
【0009】
特にp型半導体からなる半導体分布ブラッグ反射鏡を面発光型半導体レーザの上側反射鏡として用い、電流注入のためのp側コンタクト層をレーザ光を取り出す表面と同じにした場合、反射鏡の最表面の膜の厚さがコントロールしにくくなるのは好ましくない。反射鏡の最表面は光学周期の端の位置を決めるものであるため、この厚さがずれると反射鏡の反射帯域がずれ、また反射鏡の最大反射率も低下していくため好ましくない。さらにレーザ光の取り出し窓となるコンタクト層の表面モホロジが悪くなるのは好ましくない。
【0010】
その上、このような高濃度のC(炭素)ドープを施すためにCBr4等を大量に供給した場合、ハロメタンは比較的吸着しやすい性質を持っているため、装置内部の反応管,配管等に残留しやすい。このようにCBr4等が残留した場合、その直後に同じ装置で例えば半導体レーザの活性層を成長したりすると、その発光効率が低下するなどの悪影響を及ぼすことがある。
【0011】
本発明は、高いドーピング濃度を必要とするp型半導体のコンタクト層を含むときにも、安定に成長できるコンタクト層を有し、かつ特性の悪化の無い半導体分布ブラッグ反射鏡およびその製造方法および面発光型半導体レーザおよび光通信モジュールおよび光通信システムを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ハロメタンをドーパントとして用い、炭素(C)をドープしたGaAsまたはAlGaAsをMOCVD法によって成長し、前記GaAsまたはAlGaAsを含むp型半導体層を積層することによって形成する半導体分布ブラッグ反射鏡の製造方法において、
前記半導体分布ブラッグ反射鏡の上部にコンタクト層を形成し、前記コンタクト層と該コンタクト層に近い側で前記半導体分布ブラッグ反射鏡に含まれる複数の層のうちの一部のGaAs層のドーパントに、ハロメタンに変えて、Znを含む有機金属化合物を用いることを特徴としている。
【0013】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の半導体分布ブラッグ反射鏡の製造方法において、ハロメタンはCBr4であることを特徴としている。
【0014】
また、請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の半導体分布ブラッグ反射鏡の製造方法によって作製されたことを特徴としている。
【0015】
また、請求項4記載の発明は、レーザ光を得るために活性層の上部及び下部に設けられた反射鏡を含んだ共振器構造を有する面発光型半導体レーザにおいて、請求項3に記載の半導体分布ブラッグ反射鏡を上部反射鏡とし、前記上部反射鏡を構成するp型半導体層のうち少なくとも活性層側に近接した層は炭素(C)をドープしたことを特徴としている。
【0016】
また、請求項5記載の発明は、請求項4記載の面発光型半導体レーザにおいて、活性層がGaInAsあるいはGaInNAsからなることを特徴としている。
【0017】
また、請求項6記載の発明は、請求項5記載の面発光型半導体レーザを用いた光通信モジュールであることを特徴としている。
【0018】
また、請求項7記載の発明は、請求項6記載の光通信モジュールを用いた光通信システムであることを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
本発明の半導体分布ブラッグ反射鏡は、ハロメタンをドーパントとして用い、炭素(C)をドープしたGaAsまたはAlGaAsをMOCVD法によって成長し、前記GaAsまたはAlGaAsを含むp型半導体層を積層することによって形成され、この際に、少なくともコンタクト層を含む高濃度のドープを施す層のドーパントにZnを含む有機金属化合物を用いることを特徴としている。
【0021】
ここで、ハロメタンはCBr4である。
【0022】
本発明では、ハロメタンをドーパントとして用い、炭素(C)をドープしたGaAsまたはAlGaAsをMOCVD法によって成長し、前記GaAsまたはAlGaAsを含むp型半導体層を積層することによって半導体分布ブラッグ反射鏡を形成するときに、少なくともコンタクト層を含む高濃度のドープを施す層のドーパントにZnを含む有機金属化合物を用いるので、コンタクト層を含む高濃度のドープを施した層を成長する際に高濃度のハロメタンの影響でGaAsの成長レートの低下が起きたり、モホロジの悪化などが起きたりすることを防止することができ、反射鏡の性能の悪化を防ぎ、安定に良質の半導体分布ブラッグ反射鏡を作製することができる。
【0023】
また、ハロメタンとしてCBr4を用いる場合には、MOCVD法におけるp型のドーパントとしてC(炭素)のドーピング濃度をコントロールできる範囲が比較的広いため、良質の半導体分布ブラッグ反射鏡を作製できる。
【0024】
また、本発明では、レーザ光を得るために活性層の上部及び下部に設けられた反射鏡を含んだ共振器構造を有する面発光型半導体レーザにおいて、上述のように作製された半導体分布ブラッグ反射鏡を上部反射鏡とし、上部反射鏡を構成するp型半導体層のうち少なくとも活性層側に近接した層をC(炭素)ドープしたものとすることができる。
【0025】
このように、上述のように作製された半導体分布ブラッグ反射鏡を上部反射鏡とし、前記上部反射鏡を構成するp型半導体層のうち少なくとも活性層側に近接した層をC(炭素)ドープしたものとする場合には、ドープした元素の拡散による活性層の発光効率の低下などが生じることがなく、かつ、反射鏡の性能の悪化を防ぎ、安定で良質の半導体分布ブラッグ反射鏡を作製でき、また、多量のハロメタンの利用に伴うMOCVD装置内部へのハロメタンの吸着が抑えられるため、連続的にレーザを成長した際にも残留したハロメタンによる活性層の劣化を避けることができ、安定で高品質な面発光型半導体レーザを作製できる。
【0026】
ここで、この面発光型半導体レーザにおいて、活性層はGaInAsあるいはGaInNAsからなっている。このように、活性層がGaInAsまたはGaInNAsからなるときには、GaInAsまたはGaInNAsからなる活性層に対して、熱による劣化が起きない温度で容易に成長できるp型半導体を用いて上側の反射鏡を作成した場合でも、ドープした元素の拡散による活性層の発光効率の低下などが生じることがなく、かつ、反射鏡の性能の悪化を防ぎ、安定に良質の半導体分布ブラッグ反射鏡を作製でき、安定で高品質な面発光型半導体レーザを提供できる。
【0027】
図1は本発明により作製された半導体分布ブラッグ反射鏡を含む面発光型半導体レーザの構成例を示す図である。図1を参照すると、この面発光型半導体レーザは、n型GaAs基板1上に、n型半導体多層膜反射鏡2と、GaAs下部スペーサ層3と、GaInNAs/GaAs多重量子井戸活性層4と、GaAs上部スペーサ層5と、AlAs層6と、p型半導体多層膜反射鏡7とが順次形成されている。
【0028】
そして、この積層構造は、n型半導体多層膜反射鏡2に達するまで円筒状にエッチングされて、メサ構造が形成されている。メササイズは直径が30μmとなっている。そして、エッチングして表面が露出した側面からAlAs層6を選択的に酸化させ、AlOx絶縁領域を形成することにより、電流狭窄構造が形成されている。この場合、電流は、AlOx絶縁領域によって直径が約5μmの酸化開口領域に集中して活性層4に注入される。
【0029】
また、図1の例では、p型半導体多層膜反射鏡7の表面には(p型GaAsコンタクト層7a上には)、リング状のp側電極9が形成され、また、n型GaAs基板1の裏面には、n側電極10が形成されている。
【0030】
ここで、GaInNAs/GaAs多重量子井戸活性層4は、バンドギャップ波長が1.3μm帯となっている。そして、GaAs下部スペーサ層3からGaAs上部スペーサ層5までは、λ共振器を構成している。
【0031】
活性層4用の材料としてのGaInAsおよびGaInNAsは、成長後700℃を越えるような温度でアニールされると、その結晶が劣化し、発光効率の低下などが起きることが知られている。MOCVD法で特にAlGaAsを成長した場合、700℃を下回るような温度で成長しようとすると、有機金属原料に由来するC(炭素)がアクセプタとして大量に導入されやすくなる。そのため、n型半導体多層膜反射鏡をAlGaAs系の材料で成長しようとすると、どうしても高温での成長が望まれることとなる。ゆえにGaInAsおよびGaInNAs成長後に成長する上側の半導体多層膜反射鏡7はAlGaAs系材料を用いて作る場合、p型の方が低温で成長しやすく、好ましい。
【0032】
図1の例では、n型半導体多層膜反射鏡2は、n型GaAs高屈折率層とn型Al0.8Ga0.2As低屈折率層とを交互に積層した分布ブラッグ反射鏡で構成されている。同様に、p型半導体多層膜反射鏡7も、p型GaAs高屈折率層とp型Al0.8Ga0.2As低屈折率層とを交互に積層した分布ブラッグ反射鏡で構成されている。
【0033】
p型GaAs高屈折率層は、ドーパントとしてCBr4を用いて成長されており、p型AlGaAs低屈折率層と共にC(炭素)ドープとなっている。CBr4は、MOCVD法におけるp型のドーパントとして用いた場合、C(炭素)ドープの時にドーピング濃度をコントロールできる範囲が比較的広いため、好適である。
【0034】
C(炭素)は、拡散係数が小さいため、p型半導体多層膜を成長する際にドーピングプロファイルが変化することも無く、また、活性領域へ拡散してレーザの発光特性を低下させることもない。
【0035】
図1の例では、p型半導体多層膜反射鏡7の最表面は、例えばDMZn(ジメチル亜鉛)をドーパントとして用い、Znを1.0E19cm-3ドープして成長したGaAs層からなっている。DMZnは、高濃度のZn用のドーパントとして用いる場合でも、GaAsの成長レートを大きく変化させるようなことは無く、また、表面モホロジが荒れることも無い。Znは、最表面でのみドープされているため、熱による拡散が起きる時間もほとんど無いため、問題が起きることは無い。
【0036】
また、この例では、図2に示すように、p型半導体多層膜反射鏡7の最表面である1/4λの厚さのGaAs層のすべてにZnをドープしてコンタクト層7aとしているが、本発明は特に1/4λの厚さのGaAs層のすべてにZnをドープすることに限定はされない。例えば1.3μm帯においては1/4λに相当するGaAsの厚さは100nm弱ほどになるが、表面をコンタクト層7aとして利用する場合、例えば図3に示すように、表面から50nmの厚さのみをコンタクト層7aとして機能させるために、表面から50nmの厚さのGaAs層のみに高濃度でZnドープし、残りのGaAs層を通常濃度のC(炭素)ドープにしても良い。この時は、コンタクト層7aは50nm厚であるが、最表面のGaAs層はコンタクト層7aのZnドープ部分とC(炭素)ドープ部分とを合わせて1/4λになるようになっていれば、反射鏡としては特に問題はない。
【0037】
図1の面発光型半導体レーザでは、GaInNAs/GaAs多重量子井戸活性層4で発光した光は、上下の半導体多層膜反射鏡2,7で反射されて増幅され、1.3μm帯のレーザ光を基板1と垂直方向に放射する。
【0038】
GaAs基板1上での半導体多層膜反射鏡2,7としては、AlGaAs/GaAs積層型が最も容易に高性能の反射鏡を作製でき、AlAsの選択酸化プロセスが利用でき、GaAs基板との格子整合性が良いため利用しやすい。実際、0.85μm帯および0.98μm帯の面発光型半導体レーザは、AlGaAs/GaAs積層型の半導体多層膜反射鏡を用いて実際に製造販売されており、GaAs基板上の面発光型半導体レーザにおいては、このAlGaAs/GaAs積層型の半導体多層膜反射鏡は必須ともいえるものである。従来のように、p型のドーパントとしてCBr4等のハロメタンのみを用いた場合には、p型コンタクト層7aを成長させる際にGaAsの成長レートの低下が起きたり、表面モホロジの悪化などが起き、半導体分布ブラッグ反射鏡の性能を低下させることがあった。また、DMZn等のZnを含む有機金属化合物のみをドーパントとして用いた場合、Znの熱による拡散でドーピングプロファイルの変化が生じたり、活性領域へのZnの拡散による発光効率の低下などが生じることがあった。しかし、本発明においては、コンタクト層7aをZnドープ、その他のp型半導体分布ブラッグ反射鏡7をC(炭素)ドープとしたことで、反射鏡の性能の悪化を防ぎ、安定に良質の反射鏡を作製でき、これを用いて面発光型半導体レーザを作ることができる。
【0039】
また、活性層用の材料としてGaInAsおよびGaInNAsを用いた場合には、高温による活性層の劣化を避けるために上部反射鏡としてはn型より低温で成長しやすいp型半導体多層膜反射鏡を用いることが多い。よって必然的に光の出射口である最表面のGaAs等からなる高屈折率層は、通電のためのコンタクト層としても用いられるため、高ドープのp型にしなければならない。図1の例では、p型半導体分布ブラッグ反射鏡を上部反射鏡として用いる際の問題点を解決しているため、このような構成を取らねばならないGaInAsおよびGaInNAsを用いた面発光型半導体レーザを作製するのに好適である。
【0040】
さらに、高濃度のC(炭素)ドープのために大量のCBr4等のハロメタンを反応の際に導入して成長した場合には、装置内部へのCBr4等の吸着が起き、連続して半導体レーザなどを成長した場合、活性層の発光効率の低下などが起きることがある。本発明では、コンタクト層以外の部分のドーパントとしてのみCBr4を用いており、コンタクト層以外の部分のC(炭素)ドープ濃度はコンタクト層のそれに対して1/10以下の1.0E18cm-3より低い濃度で良いことから、反応の際にCBr4等の導入量を最小限に抑えられる。よって、連続的に図1の例のような半導体レーザを作製した場合においても、装置内の反応管や配管等へのCBr4等の吸着が最小限に抑えられ、活性層4へのCBr4等による悪影響が最小限に抑えられる。
【0041】
図4は本発明により作製された半導体分布ブラッグ反射鏡を含む面発光型半導体レーザの他の構成例を示す図である。なお、図4において図1と同様の箇所には同じ符号を付している。図4を参照すると、この面発光型半導体レーザは、n型GaAs基板1上に、n型半導体多層膜反射鏡2と、GaAs下部スペーサ層3と、GaInNAs/GaAs多重量子井戸活性層4と、GaAs上部スペーサ層5と、AlAs層6と、p型半導体多層膜反射鏡17とが順次形成されている。
【0042】
そして、この積層構造は、n型半導体多層膜反射鏡2に達するまで円筒状にエッチングされて、メサ構造が形成されている。メササイズは直径が30μmとなっている。そして、エッチングして表面が露出した側面からAlAs層6を選択的に酸化させ、AlOx絶縁領域を形成することにより、電流狭窄構造が形成されている。この場合、電流は、AlOx絶縁領域によって直径が約5μmの酸化開口領域に集中して活性層4に注入される。
【0043】
また、図4の例では、p型半導体多層膜反射鏡17の表面には(p型GaAsコンタクト層17a上には)、リング状のp側電極9が形成され、n型GaAs基板1の裏面にはn側電極10が形成されている。
【0044】
ここで、GaInNAs/GaAs多重量子井戸活性層4は、バンドギャップ波長が1.3μm帯となっている。そして、GaAs下部スペーサ層3からGaAs上部スペーサ層5までは、λ共振器を構成している。
【0045】
このように、図4の基本的な構成は、図1の構成とほとんど同じであるが、図4の面発光型半導体レーザでは、図5に示すように、Znドープにした層が最表面のコンタクト層17aだけでなく、多層膜反射鏡を構成するGaAs層のうち、表面に近い側の複数の層にZnをドープし、活性層4に近接した側をC(炭素)ドープとした点で、図1の面発光型半導体レーザと相違している。
【0046】
すなわち、図4,図5の構成例では、p型半導体多層膜反射鏡17の中で活性層4に近い下側ではGaAs層のドーパントとしてCBr4を用いて比較的低濃度でCドープを行い、ドープした元素の拡散による活性層4への悪影響を避けるようにしている。AlGaAsは例えばAl原料としてTMA(トリメチルAl)を用い、成長時の有機金属原料の分解に伴うC(炭素)の取り込みを利用したC(炭素)のオートドーピングでC(炭素)を導入している。そして、p型半導体多層膜反射鏡17の上側では、GaAs層にはDMZnをドーパントとしてZnがドープされ、AlGaAs層にはオートドープによるC(炭素)ドープがなされている。このような構成により、p型半導体多層膜反射鏡17の活性層4に近い部分でのドープした元素(特にZn)の拡散による活性層4への悪影響を避けることができる。
【0047】
このように、図4,図5の構成では、コンタクト層においてキャリア濃度を高くしたい場合、ハロメタン(特にCBr4)を用いたCドープのみでは前述の不具合が発生するような高い濃度では、ハロメタンの代わりにDMZnを用いてZnドープとすることで不具合無しに高いキャリア濃度が得られる。また、活性層に近いところではZnを用いていないので、Zn拡散が活性層に悪影響を及ぼすことがない。
【0048】
上述したような本発明の面発光型半導体レーザを用いて光通信モジュールを構成することができる。図6は本発明に係る光通信(光送受信)モジュールの構成例を示す図である。図6の例では、光通信モジュールは、面発光型半導体レーザ素子21と、受信用フォトダイオード22と、光ファイバー23とを組み合わせて構成されている。
【0049】
ここで、面発光型半導体レーザ素子21には、上述した(図1,図2,図3、または、図4,図5に示したような)本発明の面発光型半導体レーザ素子(例えば1.3μm帯の面発光型半導体レーザ素子)が用いられている。
【0050】
高歪GaInAsあるいはGaInNAsを用いた面発光型半導体レーザは、1.2〜1.3μm帯での発振を得られる素子であり、これらの波長では石英系の光ファイバに対しての損失が少ないなどの理由により、通信用の光源として好適であるとされている。さらには、特に1.3μm等の長波長帯で低損失となるフッ素添加POF(プラスチックファイバ)とGaInNAsを活性層に用いた面発光型半導体レーザとを組み合わせると、ファイバが低コストであること、また、ファイバの径が大きくてファイバとのカップリングが容易で実装コストを低減できることから、極めて低コストのモジュールを実現できる。また、GaInNAsは、その優れた温度特性から、強力な冷却用の構成を必要としない。そのため、冷却用のコストが削減でき、安価な光通信モジュールを得られる。
【0051】
そして、このような本発明の光通信モジュールを用いて光通信システムを構成することができる。
【0052】
このように、本発明によれば、上部反射鏡を高品質のp型半導体多層膜で成長することができるため、GaAs基板を用いた0.85μm帯面発光型半導体レーザ素子などで実績のあるAlGaAs系半導体多層膜分布ブラッグ反射鏡や、AlAsの選択酸化による電流狭さく構造が適用でき、上述した例のように面発光型半導体レーザ素子を製造することがより容易に行なえるようになり、高性能の通信用長波長帯面発光型半導体レーザ素子を実現でき、さらにこれらの素子を用いて、低コストの光ファイバー通信システム,光インターコネクションシステムなどの光通信システムを実現することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1記載の発明によれば、ハロメタンをドーパントとして用い、炭素(C)をドープしたGaAsまたはAlGaAsをMOCVD法によって成長し、前記GaAsまたはAlGaAsを含むp型半導体層を積層することによって形成する半導体分布ブラッグ反射鏡の製造方法において、
前記半導体分布ブラッグ反射鏡の上部にコンタクト層を形成し、前記コンタクト層と該コンタクト層に近い側で前記半導体分布ブラッグ反射鏡に含まれる複数の層のうちの一部のGaAs層のドーパントに、ハロメタンに変えて、Znを含む有機金属化合物を用いるので、コンタクト層を含む高濃度のドープを施した層を成長する際に高濃度のハロメタンの影響でGaAsの成長レートの低下が起きたり、モホロジの悪化などが起きたりすることを防止することができ、反射鏡の性能の悪化を防ぎ、安定に良質の半導体分布ブラッグ反射鏡を作製することができる。
【0054】
また、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明においてハロメタンとしてCBr4を用いることで、MOCVD法におけるp型のドーパントとしてC(炭素)のドーピング濃度をコントロールできる範囲が比較的広いため、良質の半導体分布ブラッグ反射鏡を作製できる。
【0055】
また、請求項4記載の発明によれば、レーザ光を得るために活性層の上部及び下部に設けられた反射鏡を含んだ共振器構造を有する面発光型半導体レーザにおいて、請求項1に記載の半導体分布ブラッグ反射鏡を上部反射鏡とし、前記上部反射鏡を構成するp型半導体層のうち少なくとも活性層側に近接した層をC(炭素)ドープしたものとすることで、ドープした元素の拡散による活性層の発光効率の低下などが生じることがなく、かつ、反射鏡の性能の悪化を防ぎ、安定で良質の半導体分布ブラッグ反射鏡を作製でき、また、多量のハロメタンの利用に伴うMOCVD装置内部へのハロメタンの吸着が抑えられるため、連続的にレーザを成長した際にも残留したハロメタンによる活性層の劣化を避けることができ、安定で高品質な面発光型半導体レーザを作製できる。
【0056】
また、請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の面発光型半導体レーザにおいて、活性層をGaInAsまたはGaInNAsとしたことで、熱による劣化が起きない温度で容易に成長できるp型半導体を用いて上側の反射鏡を作成した場合でも、ドープした元素の拡散による活性層の発光効率の低下などが生じることがなく、かつ、反射鏡の性能の悪化を防ぎ、安定に良質の半導体分布ブラッグ反射鏡を作製でき、安定で高品質な面発光型半導体レーザを提供できる。
【0057】
また、請求項6記載の発明によれば、光通信モジュールの光源として請求項5に記載の面発光型半導体レーザを用いたことにより、AlGaAs系材料を用いた高品質のp型半導体分布ブラッグ反射鏡を利用してGaInAsまたはGaInNAsなどの光ファイバーとマッチングの良い材料を用いた面発光型半導体レーザを光源として用いる、低コストで小型の光通信モジュールを提供できる。
【0058】
また、請求項7記載の発明によれば、請求項6に記載の光通信モジュールを用いることで、低コストで小型の光通信システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体分布ブラッグ反射鏡を含む面発光型半導体レーザの構成例を示す図である。
【図2】図1の面発光型半導体レーザにおいてp型半導体多層膜反射鏡の構成例を示す図である。
【図3】図1の面発光型半導体レーザにおいてp型半導体多層膜反射鏡の他の構成例を示す図である。
【図4】半導体分布ブラッグ反射鏡を含む面発光型半導体レーザの他の構成例を示す図である。
【図5】図4の面発光型半導体レーザにおいてp型半導体多層膜反射鏡の構成例を示す図である。
【図6】本発明の光通信モジュールの構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 n型GaAs基板
2 n型半導体多層膜反射鏡
3 GaAs下部スペーサ層
4 活性層
5 GaAs上部スペーサ層
6 AlAs層
7 p型半導体多層膜反射鏡
7a コンタクト層
9 p側電極
10 n側電極
17 p型半導体多層膜反射鏡
17a コンタクト層
21 面発光型半導体レーザ素子
22 受信用フォトダイオード
23 光ファイバー
Claims (7)
- ハロメタンをドーパントとして用い、炭素(C)をドープしたGaAsまたはAlGaAsをMOCVD法によって成長し、前記GaAsまたはAlGaAsを含むp型半導体層を積層することによって形成する半導体分布ブラッグ反射鏡の製造方法において、
前記半導体分布ブラッグ反射鏡の上部にコンタクト層を形成し、前記コンタクト層と該コンタクト層に近い側で前記半導体分布ブラッグ反射鏡に含まれる複数の層のうちの一部のGaAs層のドーパントに、ハロメタンに変えて、Znを含む有機金属化合物を用いることを特徴とする半導体分布ブラッグ反射鏡の製造方法。 - 請求項1記載の半導体分布ブラッグ反射鏡の製造方法において、ハロメタンはCBr4であることを特徴とする半導体分布ブラッグ反射鏡の製造方法。
- 請求項1または請求項2に記載の半導体分布ブラッグ反射鏡の製造方法によって作製されたことを特徴とする半導体分布ブラッグ反射鏡。
- レーザ光を得るために活性層の上部及び下部に設けられた反射鏡を含んだ共振器構造を有する面発光型半導体レーザにおいて、請求項3に記載の半導体分布ブラッグ反射鏡を上部反射鏡とし、前記上部反射鏡を構成するp型半導体層のうち少なくとも活性層側に近接した層は炭素(C)をドープしたことを特徴とする面発光型半導体レーザ。
- 請求項4記載の面発光型半導体レーザにおいて、活性層がGaInAsあるいはGaInNAsからなることを特徴とする面発光型半導体レーザ。
- 請求項5記載の面発光型半導体レーザを用いたことを特徴とする光通信モジュール。
- 請求項6記載の光通信モジュールを用いたことを特徴とする光通信システム。
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