JP4565237B2 - 糖鎖あるいは複合糖質の解析装置 - Google Patents
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Description
その結果、糖鎖結合性タンパク質としてレクチンを使用して、該レクチンを表面に複数種配置固定した基板と、該基板上のレクチンと蛍光標識された糖鎖あるいは糖タンパク質との結合状態を測定するための励起光としてエバネッセント波を利用した、糖鎖あるいは複合糖質の解析装置を製作し、実際に糖鎖あるいは複合糖鎖含有試料の解析を行った。
従来のレクチンブロット法によれば、レクチンと結合しなかった蛍光標識された糖鎖等の洗浄工程が必要となるが、本発明の解析装置によれば、このような洗浄工程は不要で、簡便、高速に解析可能であり、しかも従来のレクチンブロットのような結合の有無(0か1か)のみではなく、中間部分の情報、すなわち結合の強度情報を蛍光強度値から得ることができ(例えば0から6段階)、高感度、高精度であることを確認し、本発明を完成させた。
(1) 被験糖鎖あるいは被験複合糖質を、精製又は精製することなく蛍光標識し、糖鎖あるいは複合糖質とタンパク質の結合状態を測定することにより、被験糖鎖あるいは被験複合糖質あるいはこれらを含有する試料を解析する装置であって、複数種の糖鎖結合性タンパク質が、導光性材料からなり、かつ複数の反応槽に仕切られた基板上に、配置固定化された糖鎖結合性タンパク質固定化基板と、該基板の側部端面に光を導入し、該基板表面にエバネッセント波を発生させて、蛍光標識を励起する手段と、該手段により生じた蛍光の強度を上記糖鎖結合性タンパク質の配置位置毎に測定する蛍光強度測定手段と、糖鎖結合性タンパク質の配置位置毎に測定された蛍光強度を、蛍光強度の有無のみではなく、蛍光強度が0の場合を含めて段階分けして記憶する手段とを有することを特徴とする、上記装置。
(2) 糖鎖結合性タンパク質がレクチン又はIgMクラスに属する糖鎖認識抗体であることを特徴とする、上記(1)に記載の装置。
(3) 基板が、糖鎖結合性タンパク質をその種類に応じて所定のパターンで配置固定化したものであることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の装置。
(4) 段階分けされた蛍光強度を、各糖鎖結合性タンパク質の種類毎に区分して表示する手段を有することを特徴とする、上記請求項(1)〜(3)のいずれかに記載の装置。
(5) 被験糖鎖あるいは被験複合糖質を、精製又は精製することなく蛍光標識し、糖鎖あるいは複合糖質とタンパク質の結合状態を測定することにより、被験糖鎖あるいは被験複合糖質あるいはこれらを含有する試料を解析する装置であって、導光性材料からなり、かつ複数の反応槽に仕切られた基板上に、複数種の糖鎖結合性タンパク質が配置固定化された基板であって、同一の糖鎖結合タンパク質がその種類毎に複数配置固定化された糖鎖結合性タンパク質固定化基板と、該基板の側部端面に光を導入し、該基板表面にエバネッセント波を発生させて、蛍光標識を励起する手段と、該手段により生じた蛍光の強度を上記糖鎖結合性タンパク質の配置位置毎に測定する蛍光強度測定手段と、同一の糖鎖結合性タンパク質に対して測定された蛍光強度の平均値を段階分けして記憶する手段を有することを特徴とする、上記装置。
(6) 上記複数の反応槽が、複数の穴を有するラバーの基板への貼り付けまたは撥水コートによって形成されていることを特徴とする上記(5)に記載の装置。
(7) 段階分けされた蛍光強度を、糖鎖結合性タンパク質の種類毎に区分して表示する手段を有することを特徴とする、上記(6)に記載の装置。
(8) 記憶手段に既知の糖鎖あるいは複合糖質に対する蛍光強度情報が記憶されていることを特徴とする、上記(1)、(5)〜(7)のいずれかに記載の装置。
(9) 既知の糖鎖あるいは複合糖質に対する蛍光強度情報と解析対象の糖鎖あるいは糖タンパク質の蛍光強度情報を照合し、同一あるいは近似する糖鎖あるいは複合糖質を選定する手段を有することを特徴とする、上記(8)に記載の装置。
(10) 基板上に糖鎖結合性タンパク質とともに、複合糖質の糖鎖以外の部分に対する抗体が配置固定化されていることを特徴とする、上記(1)〜(9)のいずれかに記載の装置。
(11) 基板が、エポキシ基を活性基として含有する化合物がコートされた基板に、糖鎖結合性タンパク質が固定化されたものであることを特徴とする、上記(1)〜(10)のいずれかに記載の装置。
(12) エポキシ基を活性基として含有する化合物が3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、2-(3,4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、3-グリシドキシプロピルトリエトキシシランであることを特徴とする、上記(11)に記載の装置。
(13) エポキシ基を活性基として含有する化合物が分岐したスペーサーの先端にエポキシ基を一つ又は複数持つシランカップリング化合物であることを特徴とする、上記(12)に記載の装置。
(14) スペーサーが炭化水素鎖、ポリエチレングリコール、タンパク質、またはビオチン・アビジンであることを特徴とする、上記(13)に記載の装置。
すなわち、糖鎖結合性タンパク質−糖鎖間の相互作用を溶液中で平衡状態のまま観察する手段が初めて実用化された。この装置の使用により、従来のレクチンブロットのような結合の有無(0か1か)ではなく、中間部分の情報、すなわち結合の強度情報を得ることができる(例えば0から6段階)。このことはn種の糖鎖結合性タンパク質−糖鎖間の相互作用において、従来は2n通りであった情報量が6n通りへと格段に増したことを意味する。この技術は今後さらに高密度化、高精度化していくことにより糖鎖構造解析、及び関連するその他の糖鎖工学諸分野の発展に大きな貢献をもたらす。さらには、様々な用途に向け糖鎖結合性タンパク質−糖鎖間の相互作用解析用のアレイを作製することで、例えば、血液・体液・組織抽出物等の原液または希釈溶液等の生体試料中の糖タンパク質の糖鎖及びその量比等を解析することにより、種々疾病の診断・判定へ利用でき、また、糖タンパク質製剤の品質管理等への広い応用が可能である。
以下に糖鎖結合性タンパク質としてレクチンを使用する場合を例にして説明する。
また、この際、複数種のレクチンは、その種類に応じて所定のパターンでスポットすることにより配置固定することが望ましい。これにより、試料の糖鎖あるいは複合糖質間の、あるいは既知の糖鎖あるいは複合糖質との異同判定、近似性判定が容易に行える。
アレイの作製においては、市販のDNAマイクロアレイ作製用ピンタイプスポッターや非接触式インクジェットスポッターが利用できる。レクチンのスポット後はTween20を含むPBS溶液 (PBST) で洗浄することにより、未結合レクチンを除去することができる。
一方、本発明の基板においては、同一種のレクチンを複数配置固定化することが望ましい。これにより同一種のレクチンに対する被験糖鎖あるいは複合糖質の相互作用に基づく蛍光強度の平均値を算出することが可能となり、スポットの大きさ・形状の不良や、基盤の不均一性に由来するレクチンの固定化量の相違、あるいはスポットに結合した標識プローブ分子数、励起光の不均一性や検出素子の電気的雑音等に由来する、測定したスポットシグナル強度のバラツキ等に起因する測定誤差を軽減できる。
また、本発明の基板においては、糖タンパク質を解析する際に、レクチン等の糖鎖結合タンパク質を複数種配置固定するとともに、さらに糖タンパク質のタンパク質部分に対する抗体を配置固定することができる(ハイブリッドアレイの作製)。この基板によれば、糖タンパク質の糖鎖部分の解析とタンパク質部分の解析を同時に行うことができる。これによれば、タンパク質が異なるが糖鎖が同じもの、あるいは糖鎖が異なるが同じタンパク質であるもの等を簡便に識別できる。
この装置は、レクチン等の糖鎖結合性タンパク質を複数種配置固定した導光性材料からなる基板(1)と、該基板の側部端面に光を導入し、該基板表面にエバネッセント波を発生させて蛍光標識を励起する手段(2)、(2’)と、該手段により生じた蛍光の強度を上記糖鎖結合性タンパク質の配置位置毎に測定する蛍光強度測定手段(3)とを有し、基板(1)は、基板載置手段(4)上に着脱自在に載置され、基板載置手段は、基板上に生じた蛍光を遮蔽することなく、蛍光強度測定手段に導くため、枠体からなることが好ましい。上記蛍光標識励起手段(2)、(2’)は基板端面に面して設けられる。エバネッセント波は、物質境界面で光が全反射するとき発生するが、この全反射させるための入射角は、物質・材料によって異なる。本発明においては種々の材料基板に対応するよう入射角度を調製するため、上記蛍光標識励起手段(2)、(2’)は、基板側部端面に対する光導入角度を調節可能に設ける。
また、蛍光標識励起手段は、基板上に配置固定される糖鎖結合性タンパク質の列が少ない場合、例えば1列の場合には該列に直交する基板端面側の片方にのみ設ければよいが、糖鎖結合性タンパク質の列が多数の場合は、例えば基板両側に設けて、基板表面に均一なエバネッセント波を発生することが好ましい。蛍光標識励起手段(2)、(2’)が基板端面に導入する光の種類は、例えばレーザーやLD、LEDより得られるパルス・又は連続した単色光、又はメタルハライドランプ、キセノンランプ等により得られるそのままの白色光や、これを光学フィルターにより任意の波長範囲に切り出した光を用いることができる。
蛍光強度測定手段(3)としては、特に制限はなく、電荷結合素子(CCD)カメラ、イメージインテンシファイアー付電荷結合素子(ICCD)カメラ、冷却CCDカメラ、光電子増倍管(PMT)を使用することもできる。
以下に、本発明の上記解析装置を用いて、被験糖鎖あるいは被験複合糖質を解析する場合について具体的に説明する。
例えば、基板に固定されたレクチンあるいはIgMクラス等の糖鎖認識抗体と被験糖鎖又は被験複合糖質の相互作用は、一般的に良く知られているタンパク質間相互作用などに比べて弱いため、プローブ溶液の除去・洗浄操作を行うことで、これらの糖鎖結合性タンパク質と被験糖鎖または被験複合糖質間の解離反応が進行してしまい、平衡状態下での正確な相互作用情報を得ることが出来ないケースが生じていた。
この場合、例えば蛍光強度手段としてICCDカメラ上で基板をスキャンし、各レクチンに対する蛍光強度を画像として表示すれば、対比がさらに容易になる。
本発明は、糖鎖構造解析を迅速・簡便に行う糖鎖プロファイラーとしての有用な手段である。これには、例えば、蛋白質核酸酵素2003年8月号増刊Vol. 48, NO. 11に記載のプロファイリング手法が応用可能である。
この手段は、蛍光標識した被験糖鎖を接触させた、糖鎖あるいは被験糖鎖に相互作用を示す複数種の糖鎖結合性タンパク質、例えば複数種のレクチンがそれぞれ配置固定化された基板を装置にセットすると、自動的に、糖鎖構造が表示されるシステムである。
このようなシステムを有する装置においては、糖鎖に相互作用を示す種々のタンパク質がそれぞれ固定化された基板に蛍光標識した被験糖鎖を接触させる工程を自動化することもできる。すなわち、微小流路系を基板上の反応槽に導き、流路内に送液する溶液の種類・濃度・流速をコントロールすることで、ブロッキングやブロッキング液の洗浄除去工程、蛍光標識糖鎖溶液の接触工程を一元的にコントロールすることができる。これらの方法を用いることで、さらに信頼度の高いデータを得ることができるため、大変に有用である。
また本発明の装置による被験糖鎖の部分糖鎖構造を推定する場合、糖質加水分解酵素による酵素消化を併用することで、より信頼度の高いデータを得ることができる。例えば、被験糖鎖の非還元末端部分糖鎖構造にシアル酸が含まれているかどうか、さらに含まれている場合その結合位はα2-3およびα2-6のいずれであるかを判定する場合、被験糖鎖を特異性の高いシアリダーゼ(例えばMacrobdella decora由来α2-3-ノイラミニダーゼはα2-3シアル酸のみを切断し、Arthrobacter ureafaciens由来シアリダーゼAはα2-3シアル酸よりもα2-6シアル酸を好んで切断する)で消化し、反応前後のプロファイルの変化の有無を調べることで、容易に行うことができる。さらに多種の糖質加水分解酵素を逐次反応させることで、より広範囲な部分糖鎖構造を推定することが可能になる。ガラス上に8つの反応槽を作製することで、8通りの酵素消化反応物を同時にプロファイルすることが可能になり、糖鎖構造推定がより容易になる。
酵素消化による部分糖鎖構造推定に用いることのできる糖質加水分解酵素は、ほかにJack Bean由来β-ガラクトシダーゼ、Green Coffee Bean由来α(1-3,4,6)-ガラクトシダーゼ、Streptococcus pneumoniae由来β-N-アセチルヘキソサミニダーゼ、トリ肝臓由来α-N-アセチルガラクトサミニダーゼ、Jack Bean由来α(1-2,3,6)マンノシダーゼ、Helix pomatia由来βマンノシダーゼ、ウシ腎臓由来α-フコシダーゼ、Corynebacterium sp.由来α1,2-L-フコシダーゼ、Xanthomonas sp.由来β1,2-キシロシダーゼ、およびそれらすべての組換え体などが挙げられる。
また被験糖タンパク質中のN結合型およびO結合型糖鎖の存在およびその構造推定を行う場合、エンド型糖質加水分解酵素を併用すると、より構造推定のデータの信用度が高くなる。この際に使用できるエンド型糖質加水分解酵素は、Streptomyces plicatus由来エンドグリコシダーゼH、Flavobacterium meningosepticum由来PNGase F、Streptococcus pneumoniae由来O-グリカナーゼ、Chryseobacterium meningosepticum由来エンドグリコシダーゼF1、およびそれら全ての組換え体などが挙げられる。
該システムは、以下の(a)〜(c)の手段を少なくとも含む。
(a)構造既知の各糖鎖あるいは複合糖質について、本発明の上記解析装置を用いて測定された、糖鎖結合性タンパク質、例えば、レクチンの配置位置毎(レクチンの種類毎)に蛍光強度データを強、中、弱等の3段階あるいは6段階等に段階分けして、各糖鎖結合性タンパク質に対する相互作用をパターン化して記憶した記憶手段(データベース)。
(b)被験糖鎖あるいは被験複合糖質に対して本発明の上記解析装置を用いて測定された、基板上の各糖鎖結合性タンパク質の配置位置毎の蛍光強度側定データと、(a)の記憶手段に記憶されているデータと照合し、測定データあるいは上記パターンが一致あるいは類似する構造既知の糖鎖あるいは複合糖質を1つないし複数選定する演算手段を含むコンピューター
(c)選定結果を表示する表示手段
なお、以下の記載においては、上記測定データあるいは上記パターン化した情報を合わせて蛍光強度情報という場合がある。
このほか、他の実験系によって得られた、糖鎖あるいは複合糖質と糖鎖結合性タンパク質との結合性に関する情報を記憶してもよい。
本発明においては、上述のプログラムを1つのプログラムにまとめることもできる。
なお、本明細書において引用された全ての先行技術文献は、参照として本明細書に組み入れられる。
以下に本発明の実施例を示す。該実施例は、図3に示す本発明の解析装置を使用して、実際に糖鎖を解析したものである。なお、解析装置の外観は図10の装置写真に示される。
〔実施例1〕レクチンアレイを利用した糖鎖とレクチンとの相互作用解析
(1)蛍光標識化糖タンパク質プローブ(Cy3-ASF)の調製
蛍光標識化糖タンパク質プローブとして、アシアロフェツイン(SIGMA社、以下ASF)を550 nm付近に吸収極大波長を持つ蛍光色素であるCy3 Mono-reactive Dye(アマシャムファルマシア社、以下Cy3)を用いて蛍光標識化して調製した。ASFはN-結合型糖鎖とO-結合型糖鎖を3本ずつ分子中に持ち、かつ糖鎖中の非還元末端のシアル酸キャップが部分的に外れている糖鎖構造を持つことが知られている。ASFを0.1 M 炭酸緩衝液(pH 9.3)に終濃度1 mg/mLになるよう調製した後、1 mLについて1.0 mgのCy3粉末と混合させ、1時間、適時攪拌しながら暗所で反応させた。
エポキシ基を活性基として有する3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越シリコーン社、以降GTMS)をコーティングしたスライドガラス(図1)を用い、レクチンをガラス表面に固定化した。GTMSコーティングは、松浪硝子工業社製のスライドガラスを用い、以下の手順で行った。スライドガラスを10% KOH / MeOH溶液に浸し、容器ごと振盪させた状態で1時間放置しガラス表面を処理した。これを十分量の精製水(ミリQ水)により洗浄した後、60℃のオーブン内で乾燥させた。次にスライドガラスを2% GTMS アセトン溶液に浸し、遮光下で容器ごと振盪させながら1時間反応させた。反応後、110℃のオーブン内で8時間乾燥させた後、十分量の精製水により洗浄し、乾燥させた。
(2)のGTMSコーティングを施したスライドガラスにレクチンをスポットした。マイクロアレイスポッターとして日本レーザ電子社製STAMPMANを使用し、先端直径0.40 mmのスタンプピンを使用してスポットを行ことで、直径約0.6 - 0.7 mm のスポットをスライドガラス上に配置した。スポットする各レクチンを濃度1 mg/mL(レクチンによっては一部0.25 mg/mL)となるようにリン酸緩衝生理食塩水、pH 7.4(以下PBS)に溶解した。これを96 穴のPCR用マイクロタイタープレート (コーニング社)の各反応槽に10 μLずつ分注したものを、マイクロアレイスポッターにセットした。
レクチン溶液をスポット処理後1時間反応させガラス表面に固定化した後、未結合レクチンを洗浄した。洗浄は0.1% Tween20を含むPBS溶液 (PBST) を数回ピペットでスライドガラスに吹き付けるようにかけて洗浄した後、PBSを用いてさらに十分に洗浄した。
(4)で作製したレクチン固定化スライドガラス上の反応槽に、相互作用を解析したい蛍光標識化糖タンパク質プローブ溶液を加えた。蛍光標識化糖タンパク質プローブは終濃度10μg/mLになるよう PBSに溶解したものを調製し、それぞれの反応槽に50μLを滴下した。
スキャン画像の数値化には市販のマイクロアレイ用解析ソフトであるArray-Pro Analyzer (version 4.0 for Windows(登録商標)、Media Cybernetics社)を使用した。各スポットの輝度を、上記解析ソフトを用いて算出し、非スポット領域の輝度をバックグラウンド値とした。各スポットの輝度からバックグラウンド値を差し引いたものを正味の輝度値とし、横列に4点並べた同一試料由来のスポットごとに平均値と標準偏差を算出した。
上述のように作製したGTMSコートスライドガラスの性能を、既存のスライドガラス(6種)と比較評価した。すなわち表面コートされた各スライドガラスに、あらかじめCy3標識したレクチン(100μg/mL)をアレイ状に固定化し、(3)〜(6)の工程を経た後に、スポッティング領域の輝度値 (S) と非スポッティング表面の輝度値 (N) からS/N比を算出した。その結果、表1に示すように(2)の行程で作製したGTMSコートスライドガラスの輝度値は、最高値を示したスライドガラスAの2分の1程度にとどまったが、バックグラウンドが非常に低いため、そのS/Nは16.1となり、今回評価したスライドガラスの中で最良値を示した。
RCA120とConAはそれぞれ複合型糖鎖と高マンノース型糖鎖に対し高い親和性をもつことが知られる代表的なレクチンである。これらのレクチンを様々な濃度で調製し、同一試料について横に4点並べてアレイ状にスポットした。このアレイの各反応槽に対して10μg/mLのCy3-ASFを各50μLずつアプライして結合反応を起こさせた後に、スキャナーで蛍光を観察した。
様々な糖特異性をもったレクチン4種(RCA120、SSA、XBD、 EW29(Ch))、とネガティブコントロール1種(BSA) の計5種のタンパク質を同一試料について横に4点並べてアレイ状にスポットした。このアレイについて10μg/mLのCy3-ASFを各50μLずつ滴下し、スキャナーで蛍光を観察した。
1.材料と方法
(1)モデル糖タンパク質の蛍光標識化プローブの調製
本実験例ではレクチンアレイ上に固定化するレクチンとして、様々な糖結合特異性を持つレクチンとして6種(RCA120、ECA、ConA、GNA、SSA、SNA)を選択した。またネガティブコントロールとして糖鎖と結合しないタンパク質であるBSAを選択した。また今回の実験では、プローブのコアタンパク部分を認識する抗フェツイン抗体と抗RNase抗体の2種を、レクチンと同じ区画内にスポットした。GNA、SNAはVECTOR社より購入したもの、BSAについてはSIGMA社より購入したもの、RCA120、ECA、ConA、SSAは生化学工業より購入したものを用いた。
A)、BSAなどのタンパク質(全てSIGMA社より購入)を550 nm付近に吸収極大波長を持つ蛍光色素であるCy3 Mono-reactive Dye(アマシャムファルマシア社、以下Cy3)を用いて蛍光標識化することで調製した。プローブ作製時は前述のタンパク質を0.1 M 炭酸緩衝液(pH 9.3)に終濃度1 mg/mLになるよう調製した後、1.0 mgのCy3粉末と混合させ、1時間、適時攪拌しながら暗所で反応させ、担体としてSephadex G-25を用いたゲルろ過クロマトグラフィーにより、Cy3標識タンパク質を精製した。
エポキシ基を活性基として有する3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越シリコーン社、以降GTMS)をコーティングしたスライドガラス(図1)を用い、レクチンをガラス表面に固定化した。GTMSコーティングは、松浪硝子工業社製のスライドガラスを用い、以下の手順で行った。スライドガラスを10% KOH / MeOH溶液に浸し、容器ごと振盪させた状態で1時間放置しガラス表面を処理した。これを十分量の精製水(ミリQ水)により洗浄した後、60℃のオーブン内で乾燥させた。次にスライドガラスを2% GTMS アセトン溶液に浸し、遮光下で容器ごと振盪させながら1時間反応させた。反応後、110℃のオーブン内で8時間乾燥させた後、十分量の精製水により洗浄し、乾燥させた。
(2)で作製したGTMSコートスライドガラスに対してレクチンをスポットし、レクチンアレイを作製した。マイクロアレイスポッターとして日本レーザ電子社製STAMPMANを使用し、先端直径0.40 mmのスタンプピンを用い、直径約0.5 mm のスポットをスライドガラス上に配置した。スライドガラスへのレクチンの固定化操作に際しては、以下の条件をマイクロアレイスポッター付属のコンピューターに記憶させ、スタンプピン動作プログラムを実行させた。まずスタンプピンを96 穴PCR用マイクロタイタープレート内の固定化試料溶液中に1秒間浸した後に引き上げ、スライドガラス表面の所定の位置に1秒間接触させた。この動作を1スポットごとに繰り返しながら、同一試料溶液から横1列に6点スポットを行った後、スタンプピンの洗浄を行った。洗浄工程ではスタンプピンの針先を0.05% SDS溶液に2秒間浸し、スタンプピンをバキューム装置内で15秒間乾燥させ、さらに精製水に2秒間浸した後に、バキューム装置内で15秒間乾燥、最後にエタノールに2秒間浸してからバキューム装置内で15秒間の乾燥操作を行った。
上記の操作でレクチンをスポットしたスライド上に、シリコンゴム製の8穴ラバーを接着して8つの反応槽を作製した。この反応槽に0.1% Tween20を含むPBS溶液 (PBST)を満たすことで、スライド固層に結合しなかった余剰レクチンを洗浄・除去した。次に1% BSAを溶解したPBS溶液を各反応槽に200μLずつ満たした後に、湿度を90%以上に保った保存容器中で4℃、1時間放置することで非レクチンスポット領域のブロッキング操作を行った。
ブロッキングを終えたスライドに対し、約100 ng/mLに調整した各蛍光標識化糖タンパク質プローブ溶液を各反応槽に50μLずつ加えることで、アレイ上にプローブ溶液を接触させた。
msec」で統一した。
スキャン画像の数値化には市販のマイクロアレイ用解析ソフトであるArray-Pro Analyzer Ver. 4.5 (Media Cybernetics社)を使用した。各スポットの輝度を上記解析ソフトで算出し、非スポット領域の輝度をバックグラウンド値とした。各スポットの輝度からバックグラウンド値を差し引いたものを正味の輝度値とし、横列に5点並べた同一試料由来のスポットごとに平均値と標準偏差を算出した。
以降各レクチン試料に対するプローブの結合に対しては、この同一試料由来の5点の平均輝度値を用いて評価を行った。
上記の実験では多様な特異性を持つレクチンを並べたアレイを作製し、既知の糖鎖構造を持つ糖タンパク質プローブをアプライした際の各レクチンスポットの蛍光パターンから、レクチンアレイとしての性能評価を行った。また本実験では、プローブのコアタンパク部分の情報も同時に取得することを目指し、糖タンパク質プローブのコアタンパク部分を認識する抗体もレクチンと並べてスポットしたハイブリッドアレイを作製した。モデル糖タンパク質としては、コアタンパク部分の構造は同一だが修飾糖鎖部分の構造が異なるタンパク質として、ASFとFETの組み合わせと、RNase AとRNase Bの組み合わせを選択した。
1.材料と方法
先の実験で観察されたレクチンとプローブ分子間の結合が、糖鎖を介した特異的結合であることを確認する為に、競合阻害糖を用いた阻害実験を行った。実験(A)ではスライドガラス上の8つの反応槽内にRCA120をスポットしてアレイを構成した上で、競合阻害糖(ラクトース)の濃度を変えた8種類のASFプローブ溶液を同時に接触させ、結合反応の阻害を観察した(図17A)。実験(B)では固定化レクチンとしてConAを用い、プローブとしてRNase B、競合阻害糖としてマンノースを用い、同様の操作で結合の阻害を観察した(図17B)。アレイ作製時に要した材料・操作は、実施例2と同じであるため記述を省略する。
実験の結果、競合阻害糖の濃度上昇に伴ってスポットの蛍光強度の減少が観察され(図17)、阻害曲線をカーブフィッティングすることにより、阻害物質固有の半阻害濃度を算出することができた。この結果から、蛍光糖タンパク質プローブとの結合はレクチンと糖鎖間の特異的結合反応によるものであることを確認できた。またこのような阻害実験を用い、半阻害濃度を算出することで結合の強さを評価したり、結合する相手分子を探索したりすることが可能であることが示された。
1.材料と方法
(1)糖ペプチドプローブの調製
実施例2(1)に記述した方法でCy3-ASFを調製した後に、このCy3-ASFをトリプシン処理により断片化し、Cy3-ASF ペプチドを調製した。
(2)スライドガラスへのGTMSコーティング
実施例2(2)に記述した方法で行った。
(3)レクチンアレイの作製
固定化するレクチンは、各レクチンの持つ主要な糖認識能ごとにグループ分けを行った上で、フコース認識レクチン5種、シアル酸認識レクチン6種、ラクトサミン構造認識レクチン3種、ガラクトース認識レクチン6種、ガラクトサミン認識レクチン11種、マンノース認識レクチン4種、キチン構造認識レクチン5種の計40種類のレクチンを選択し、スライドガラスに固定化したアレイを作製した。実験操作は実施例2(3)に記述した方法で行った。
(4)非スポット面のブロッキング
(5)プローブ溶液の添加とスキャン
(6)スキャン画像の数値化
上記(4)〜(6)の操作については、Cy3-ASF ペプチドプローブを用い、実施例2(4)〜(6)に記述した方法と同様の操作にて、実験を行った。
実験の結果、レクチンアレイに糖ペプチドプローブを供することで、糖鎖構造を反映した糖鎖プロファイルを得ることができた。得られた糖鎖プロファイルは酵素消化する前のASFと同等であり、レクチンアレイに糖タンパク質だけでなく糖タンパク質のペプチド消化産物をプローブとして利用できることが示された。この技術を用いれば糖ペプチドをHPLC等で分画した後にプローブとしてレクチンアレイに供することで、糖ペプチド各成分の糖鎖プロファイルの観察が可能になり、有用である。
1.材料と方法
レクチンアレイを用いて糖タンパク質混合物、特に生体由来混合試料の糖鎖プロファイリングを行うことで、生体内の糖タンパク質の糖鎖付加状態を解析する。
アレイ作製時に要した材料・操作は、実施例2と同じであるため記述を省略する。
マウス脳由来糖タンパク質プローブ(図19A)と肝臓由来糖タンパク質プローブ(図19B)では、明らかに異なった糖鎖プロファイルが観察された。特にシアル酸認識のレクチン群で、両プローブ間に顕著な相違が見られた。脳では糖タンパク質に対するシアル酸の付加が少ないことが知られており、この事実は実験結果の傾向と一致した。このようにクルードな試料を用いた実験でも、試料全体の糖鎖付加情報を迅速・簡便に得ることができるため、血液成分や臓器等の、個体間や病態間での糖鎖構造の差を一斉比較解析する目的での使用に適している。
本装置はスキャンの際に洗浄工程を必要とせず、液層中の相互作用を平衡状態のまま観察できるため、反応開始から時間を追ってシグナル強度の変化を観察することで、相互作用の結合・解離反応の経時的観察(リアルタイムスキャン)が可能である。
1.材料と方法
(1)糖タンパク質プローブの調製および酵素消化
実施例2(1)に記述した方法でCy3標識ウシトランスフェリン(Cy3-bTf)を調製した後に、Cy3-bTfを糖質加水分解酵素(シアリダーゼAもしくはβガラクトシダーゼ)で消化した。
実施例2(2)に記述した方法で行った。
(3)レクチンアレイの作製
固定化するレクチンは、各レクチンの持つ主要な糖認識能ごとにグループ分けを行った上で、フコース認識レクチン5種、シアル酸認識レクチン6種、ラクトサミン構造認識レクチン3種、ガラクトース認識レクチン6種、ガラクトサミン認識レクチン11種、マンノース認識レクチン4種、キチン構造認識レクチン5種の計40種類のレクチンを選択し、スライドガラスに固定化したアレイを作製した。実験操作は実施例2(3)に記述した方法で行った。
(5)プローブ溶液の添加とスキャン
(6)スキャン画像の数値化
上記(4)〜(6)の操作については、Cy3-bTf酵素消化物プローブを用い、実施例2(4)〜(6)に記述した方法と同様の操作にて、実験を行った。
実験の結果、レクチンアレイに各糖質加水分解酵素処理した糖タンパク質プローブを供することで、反応産物の糖鎖構造を反映した糖鎖プロファイルを得ることができた(図21)。シアリダーゼA消化した場合、反応前後で大きなプロファイルの変動を示したが、βガラクトシダーゼ反応産物は未反応糖タンパク質とほぼ同一のプロファイルを示した(図21)。これはbTfのN結合型糖鎖の非還元末端のほとんどがシアル酸修飾を受けていることを示している。以上のように各糖質加水分解酵素の基質特異性をもとに酵素反応前後の糖鎖プロファイルを比較することで、標的糖タンパク質の糖鎖構造をより正確に推定することが可能になった。
1.材料と方法
(1)レクチンプローブの調製
本実施例ではレクチンプローブとして、ラクトサミン構造を強く認識するRCA120、ネガティブコントロールとして糖結合能を持たないBSAを使用した。蛍光標識レクチンプローブは蛍光色素であるCy3を用いて蛍光標識して調製した。レクチンは0.1 M 炭酸緩衝液(pH 9.3)中に終濃度1 mg/mLになるよう溶解した後、1 mL当たり1.0 mgのCy3粉末と混合させ、1時間、適時攪拌しながら暗所で反応させた。反応後は限外ろ過フィルターキットを用いて未反応のCy3色素を除去した。
(2)スライドガラスへのGTMSコーティング
GTMSコートスライドは実施例1(2)に記述した方法で行った。
(2)で作製したGTMSコートスライドガラス(図1)に対して糖ペプチドをスポットして糖ペプチドアレイを作製した。マイクロアレイスポッターとして日本レーザ電子社製STAMPMANを使用し、先端直径0.40 mmのスタンプピンを使用してスポットを行ことで、直径約0.5 mm のスポットをスライドガラス上に配置した。
本実験では固定化した糖ペプチドサンプルは、マウス肝臓の可溶性画分からレクチンカラムを用いて精製した糖タンパク質画分をトリプシンによりペプチド断片化後、HPLCにより分画・分取した糖ペプチドを用いた。スライドガラスへの糖ペプチドの固定化操作に際しては、以下の条件をマイクロアレイスポッター付属のコンピューターに記憶させ、スタンプピン動作プログラムを実行させた。まずスタンプピンを96穴PCR用マイクロタイタープレート内の固定化試料溶液中に1秒間浸した後に引き上げ、スライドガラス表面の所定の位置に1秒間接触させた。この動作を1スポットごとに繰り返しながら、同一試料溶液から横1列に6点スポットを行った後、スタンプピンの洗浄を行った。洗浄工程ではスタンプピンの針先を0.05% SDS溶液に2秒間浸し、スタンプピンをバキューム装置内で15秒間乾燥させ、さらに精製水に2秒間浸した後に、バキューム装置内で15秒間乾燥、最後にエタノールに2秒間浸してからバキューム装置内で15秒間の乾燥操作を行った。
(5)プローブ溶液の添加とスキャン
(6)スキャン画像の数値化
上記(4)〜(6)の操作については、Cy3-RCA120プローブとCy3-BSAプローブを用い、実施例2(4)〜(6)に記述した方法に従い、実験操作を行った。
本実験の結果、糖ペプチドをアレイ化することで、糖ペプチドに付加した糖鎖の構造情報を、ハイスループットかつ容易に得られることが示された。糖ペプチドアレイの作製方法としては、1)精製糖ペプチドを固定化する、2)クルードの糖ペプチドを固定化する、3)HPLCで分離した糖ペプチドフラクションを固定化する、などが考えられる。今回の実験ではHPLCで分離した各フラクションをアレイ化したものを作製でき、有用であることを示すことができた。
糖鎖関連アレイには、糖鎖をプローブに用いるレクチンアレイの他、糖タンパク質をプローブに用いるレクチンアレイ、レクチンをプローブに用いる糖ペプチドアレイ、レクチンをプローブに用いる糖タンパク質アレイ、レクチンをプローブに用いる抗体アレイの5タイプが挙げられる。図23に、各糖鎖関連アレイと糖鎖の相互作用の模式図を示す。
Claims (14)
- 被験糖鎖あるいは被験複合糖質を、精製又は精製することなく蛍光標識し、糖鎖あるいは複合糖質とタンパク質の結合状態を測定することにより、被験糖鎖あるいは被験複合糖質あるいはこれらを含有する試料を解析する装置であって、複数種の糖鎖結合性タンパク質が、導光性材料からなり、かつ複数の反応槽に仕切られた基板上に、配置固定化された糖鎖結合性タンパク質固定化基板と、該基板の側部端面に光を導入し、該基板表面にエバネッセント波を発生させて、蛍光標識を励起する手段と、該手段により生じた蛍光の強度を上記糖鎖結合性タンパク質の配置位置毎に測定する蛍光強度測定手段と、糖鎖結合性タンパク質の配置位置毎に測定された蛍光強度を、蛍光強度の有無のみではなく、蛍光強度が0の場合を含めて段階分けして記憶する手段とを有することを特徴とする、上記装置。
- 糖鎖結合性タンパク質がレクチン又はIgMクラスに属する糖鎖認識抗体であることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
- 基板が、糖鎖結合性タンパク質をその種類に応じて所定のパターンで配置固定化したものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
- 段階分けされた蛍光強度を、各糖鎖結合性タンパク質の種類毎に区分して表示する手段を有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の装置。
- 被験糖鎖あるいは被験複合糖質を、精製又は精製することなく蛍光標識し、糖鎖あるいは複合糖質とタンパク質の結合状態を測定することにより、被験糖鎖あるいは被験複合糖質あるいはこれらを含有する試料を解析する装置であって、導光性材料からなり、かつ複数の反応槽に仕切られた基板上に、複数種の糖鎖結合性タンパク質が配置固定化された基板であって、同一の糖鎖結合タンパク質がその種類毎に複数配置固定化された糖鎖結合性タンパク質固定化基板と、該基板の側部端面に光を導入し、該基板表面にエバネッセント波を発生させて、蛍光標識を励起する手段と、該手段により生じた蛍光の強度を上記糖鎖結合性タンパク質の配置位置毎に測定する蛍光強度測定手段と、同一の糖鎖結合性タンパク質に対して測定された蛍光強度の平均値を段階分けして記憶する手段を有することを特徴とする、上記装置。
- 上記複数の反応槽が、複数の穴を有するラバーの基板への貼り付けまたは撥水コートによって形成されていることを特徴とする請求項5に記載の装置。
- 段階分けされた蛍光強度を、糖鎖結合性タンパク質の種類毎に区分して表示する手段を有することを特徴とする、請求項6に記載の装置。
- 記憶手段に既知の糖鎖あるいは複合糖質に対する蛍光強度情報が記憶されていることを特徴とする、請求項1、5〜7のいずれか1項に記載の装置。
- 既知の糖鎖あるいは複合糖質に対する蛍光強度情報と解析対象の糖鎖あるいは糖タンパク質の蛍光強度情報を照合し、同一あるいは近似する糖鎖あるいは複合糖質を選定する手段を有することを特徴とする、請求項8に記載の装置。
- 基板上に糖鎖結合性タンパク質とともに、複合糖質の糖鎖以外の部分に対する抗体が配置固定化されていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の装置。
- 基板が、エポキシ基を活性基として含有する化合物がコートされた基板に、糖鎖結合性タンパク質が固定化されたものであることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の装置。
- エポキシ基を活性基として含有する化合物が3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、2-(3,4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、3-グリシドキシプロピルトリエトキシシランであることを特徴とする、請求項11に記載の装置。
- エポキシ基を活性基として含有する化合物が分岐したスペーサーの先端にエポキシ基を一つ又は複数持つシランカップリング化合物であることを特徴とする、請求項12に記載の装置。
- スペーサーが炭化水素鎖、ポリエチレングリコール、タンパク質、またはビオチン・アビジンであることを特徴とする、請求項13に記載の装置。
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