JP4844800B2 - 蛍光絵柄形成方法、蛍光絵柄を有する物品、積層体、及び磁気記録媒体、並びに蛍光絵柄形成用の転写用積層体 - Google Patents
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Description
この様な蛍光性の絵柄の中でも、通常の太陽光や室内光に含まれる程度の紫外線ではその存在を認識することができず、紫外線強度の高い、専用の紫外線照射装置を用いることによって初めて蛍光発光を認識することができる蛍光性の絵柄は、隠し印刷として真性製品の認証や贋作防止などに用いられている。特にセキュリティ性を重要視されるクレジットカードなどの磁気カードにおいては、このような蛍光絵柄形成の技術は重要であり、また、利用されてきた。
このような磁気カードとしては、磁気記録層と磁気記録層の色相を隠蔽する隠蔽層との間に蛍光絵柄層を設ける方法が開示されている。(特許文献1参照)。
また、転写用基材の上に剥離層、オーバーコート層、絵柄印刷層、隠蔽層、蛍光絵柄層を順次形成して転写体を作成し、その後、オーバーコート層から蛍光絵柄層までの層で構成された転写材を、あらかじめ磁気記録層を形成したカード基材上に転写させる磁気カードの形成方法、および該製造方法によって製造される磁気カードが開示されている(特許文献2参照)。
更に、あらかじめ磁気記録層を形成したカード基材上に、第1隠蔽層、蛍光インキ印刷層、第2隠蔽層、プロセスインキ印刷層、表面保護層を順次形成する方法が開示されている(特許文献3参照)。
さらに本発明の目的は、上記方法で蛍光絵柄を形成された物品、積層体、および磁気記録媒体を提供することである。
さらに本発明の目的は、上記方法で蛍光絵柄を形成するときに使用する転写用積層体を提供することである。
さらに本発明は、転写用基材上に不透明層と、蛍光染料及び着色顔料を含有する蛍光絵柄形成層をこの順に積層してなる蛍光絵柄形成用の転写用積層体を提供する。
特に、磁気記録層を有する磁気カードなどの磁気記録媒体において、不透明層として磁気記録層を含有し、該磁気記録層と、その下層側に着色顔料と蛍光染料とを含有してなる蛍光絵柄形成層を有し、前記蛍光絵柄形成層の蛍光染料のみを、前記磁気記録層中を通って、磁気記録媒体の表面に近い方向へと拡散させることにより、蛍光絵柄を形成することを特徴とする蛍光絵柄形成方法、さらに前記蛍光絵柄形成方法により作成された蛍光絵柄を有する磁気記録媒体、及び前記蛍光絵柄を有する磁気記録媒体の製造に使用できる磁気ストライプ転写用積層体等の転写用積層体を提供する。
さらに、磁気カードを想定した場合、蛍光絵柄形成層が磁気記録層よりも下方に配置されることから、磁気カードとしての記録再生出力に変動を発生させることもない。
本発明の蛍光絵柄形成方法を用いて被記録材に蛍光絵柄を作製するには、被記録材上に蛍光絵柄形成層を、例えば蛍光染料と着色顔料を含有する蛍光インキを印刷するなどの手段によって設け、次にこの蛍光絵柄形成層を完全に覆うように不透明層を設け、その後、加熱による不透明層中へまたは不透明層を通っての蛍光染料の拡散をさせることによって行うことができる。
蛍光染料を不透明層中へ、又は不透明層を通って拡散させる前に不透明層の蛍光絵柄形成層とは反対側に蛍光染料拡散防止層を形成することができる。このような層を設けることによって不透明層の表面まで拡散した蛍光染料の、製造工程中、製造工程後における付着、散逸を防ぐことができる。
さらに蛍光絵柄を磁気記録媒体に形成するときは、不透明層としての磁気記録層に加えて、磁気記録層上で蛍光絵柄形成層とは反対側に、さらに着色層を不透明層の一部として追加することにより、磁気記録層の色相を隠蔽するとともに蛍光絵柄の視認性を改良させ、意匠性を向上させることができる。
まず始めに、蛍光絵柄形成層を有する磁気ストライプ転写用積層体を作製し、それを利用して蛍光絵柄を有する磁気カードを製造する方法について図1と工程図である図7、磁気カードを示す図4を参照しつつ詳細に説明する。図1は蛍光絵柄形成層を有する磁気ストライプ転写用積層体の断面図、図7は蛍光絵柄形成層を有する磁気ストライプ転写用積層体の製造の流れ、および該磁気ストライプ転写用積層体を用いた磁気カード製造の流れである。図7においては、磁気ストライプ転写用積層体の感熱接着剤層の上、最上層として蛍光絵柄形成層を設ける場合について表示した。本発明においては、図1に示すように、転写用基材9に蛍光染料拡散防止層1、着色層3、磁気記録層4、感熱接着剤層5を順次塗布、積層する。
本方法においても、あらかじめ蛍光絵柄形成層を設けない磁気ストライプ転写用積層体を作成しておく段階までは図7で示す方法同じである。その後、磁気ストライプ部分に設ける蛍光絵柄が決定次第、被転写基材であるカード用オーバーシートの磁気ストライプが転写される部分に蛍光絵柄印刷を施して蛍光絵柄形成層10を形成し、蛍光絵柄形成機能を有するカード用オーバーシートを作成する。この蛍光絵柄形成層は着色顔料を含有しており、背景となるほぼ透明なカード用オーバーシートを背景として、高いコントラストを有するように着色されている。そのため、一般的に使用されている欠点検査機によって、その印刷品質を検査、保証することが可能である。印刷品質が保証された蛍光絵柄形成機能を有するカード用オーバーシート上に磁気ストライプを転写した後、カード用センターコア、および反対面のオーバーシートと重ね合わせて熱圧プレス(図8−(2))を行い、カード用シートを一体化させる。この熱圧プレス工程において、蛍光絵柄形成層に含有される蛍光染料は、磁気記録層と着色層を通って転写後の転写材の表面方向に拡散し、蛍光絵柄が磁気ストライプ表面からの紫外線照射によって識別可能な状態となる。
本発明の蛍光絵柄形成方法を用いて、磁気カードに蛍光性の絵柄を有する磁気ストライプを形成するために使用される磁気ストライプ転写用積層体の一つの態様を図1の断面図に示す。図1の構成においては、転写用基材9、必要に応じて形成される蛍光染料拡散防止層1、必要に応じて形成される着色層3、磁気記録層4、必要に応じて形成される感熱接着剤層5を有する。
蛍光染料の漏出を効果的に防止するために、蛍光染料拡散防止層は蛍光染料拡散時の磁気ストライプ転写用積層体加熱温度や熱転写温度、磁気カードの熱圧プレス温度よりもガラス転移点が高いものである必要がある。
蛍光染料拡散防止層は、直下まで拡散してきた蛍光染料による絵柄を紫外線照射により容易に識別できるように、紫外線及び可視光線の波長で実質的に透明な特性を有していることが好ましい。
蛍光染料拡散防止層は結着樹脂を主成分としてなり、例えば、セルロース系樹脂、ブチラール樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニルと酢酸ビニルの共重合体、あるいは、さらにビニルアルコール、無水マレイン酸、アクリル酸などを加えた塩化ビニル系共重合体樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、を挙げることができる。また、これらの樹脂を混合して使用しても良い。
蛍光染料拡散防止層中には、カードプレス適正を向上させるため、また、カードの耐久性を向上させるために必要に応じて、大豆レシチン、マイクロシリカ、ワックス等の添加剤を添加することができる。また、ポリイソシアネート化合物などの硬化剤を添加して、結着樹脂分子間を架橋することは、蛍光染料拡散防止層の耐久性を向上させるために好ましい。
蛍光染料拡散防止層は、上記の材料からなる蛍光染料拡散防止層用塗料をリバース方式、グラビア方式、マイクログラビア方式、ダイコート方式等の公知慣用の方式で転写用基材上に塗布することにより得られる。
蛍光染料拡散防止層の乾燥塗膜厚は、記録再生特性からいえば薄いほど良いが、蛍光染料拡散防止機能、および磁気ストライプの耐久性等とのバランスを考慮すると0.1〜5μmが好ましく、0.3〜2μmがさらに好ましい。
着色層は結着樹脂と着色剤を含有してなる。着色層に使用する着色剤としては、無機顔料として、例えば、アルミナ、酸化チタン、酸化クロム、酸化鉄、酸化亜鉛、硫酸バリウムなどを挙げることができる。また、有機顔料として、アゾ系、フタロシアニン系、キナクリドン系、ペリレン系、アントラキノン系、チオインジゴ系、インダンスレン系などが、有機染料として、フタロシアニン染料、アゾ染料、ニトロ染料、キノリン染料、メチン染料、アジン染料、ファタレイン染料などを挙げることができるが、これに限定されるものではない。安定した着色のためには無機顔料または有機顔料の使用が好ましい。
また、磁気記録層の色相を効果的に隠蔽するために、リン片状金属粉も使用でき、金属としては、アルミニウム、金、銀、銅、真鍮、チタン、クロム、ニッケル、ニッケルクロム、ステンレス等を挙げることができる。リン片状金属粉は板状形状にボールミル等で調整されるが、これらの形状は、面方向の大きさは、5〜25μmが好ましく、さらに好ましくは10〜15μmである。厚みは0.1〜1μm程度である。
着色層用塗料に使用する溶剤としては、公知慣用の溶剤が使用でき、例えば、既に蛍光染料拡散防止層のところで述べた溶剤等が使用できる。
着色層は、着色剤を結着樹脂、および結着樹脂を溶解する溶剤中に混合し、二本ロールミル、三本ロールミル、ボールミル、サンドミル、ディスパー等の公知慣用の方法で分散させて、着色層用塗料を作成し、これをリバース方式、グラビア方式、マイクログラビア方式、ダイコート方式等の公知慣用の方式で塗布、乾燥することにより、設けることができる。
着色層の膜厚は、磁気記録層の色相を隠蔽するにためは厚いことが好ましい。しかしながら、着色層は、カード化した際に磁気記録層よりもカードの表層側に位置することになるため、その膜厚を大きくしすぎると、磁気ヘッドと磁気記録層とのスペーシングが大きくなり、その結果、再生出力特性が低下し、情報読み取り時のエラー発生の可能性が増大する。そのため、着色層の膜厚は、2〜5μm、特に3〜4μmであることが好ましい。
磁気記録層に含有する磁性粉末としては、γ−酸化鉄、マグネタイト、コバルト被着酸化鉄、2酸化クロム、鉄系メタル磁性粉末、バリウムフェライト、ストロンチウムフェライト等の公知の磁性粉末を用いることができる。その保磁力は20〜320kA/mの範囲のものが好ましい。
磁気記録層に用いる結着樹脂としては、公知慣用の結着樹脂が使用できる。例えば、着色層のところで述べた結着樹脂等を使用することができる。また、イソシアネート化合物を用いて熱硬化することもできる。蛍光染料の拡散を容易にするためには、磁気記録層に用いる結着樹脂のガラス転移点温度が、蛍光染料拡散のために印加される温度よりも低いことが好ましい。
また、磁気記録層用塗料に用いる溶剤としては、例えば蛍光染料拡散防止層のところで述べた溶剤等を使用することができる。
磁気記録層用塗料には、必要に応じて界面活性剤、シランカップリング剤、可塑剤、ワックス、シリコーンオイル等の助剤類、さらにはカーボンブラックその他のフィラー類を添加することもできる。
磁気記録層用塗料の塗布方法においては、特に制限はなく、公知慣用の塗布方式を使用できる。磁気記録層用塗料の塗布方式としては、例えばリバース方式、グラビア方式、マイクログラビア方式、ダイコーター方式等が使用できる。
また、上記塗布方式により磁気記録層用塗料を塗布した後、塗膜が乾燥しないうちに磁場配向処理を行うことが記録再生特性の点で好ましい。磁場配向処理方法としては、公知の方法、例えば反発対向永久磁石、ソレノイド型電磁石等を用いることができる。磁場強度としては1000〜6000Gの範囲が好ましい。
磁気記録層の乾燥膜厚は、好ましくは2〜50μmの範囲であり、さらに好ましくは5〜20μmの範囲である。
感熱接着性を示す結着樹脂としては、例えば、塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合体、さらにビニルアルコール、無水マレイン酸あるいはアクリル酸などを加えた塩化ビニル系共重合体樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂等を挙げることができる。蛍光染料の拡散を容易にするためには、感熱接着剤層に用いる結着樹脂のガラス転移点温度が、蛍光染料拡散のために印加される温度よりも低いことが好ましい。
感熱接着剤塗料に用いる溶剤としては、例えば蛍光染料拡散防止層のところで述べた溶剤を使用することができる。
これらの結着樹脂を、溶剤と混合攪拌して溶解させて感熱接着剤塗料を調整し、この感熱接着剤塗料を磁気記録層上にリバース方式、グラビア方式、マイクログラビア方式、ダイコート方式などの公知の方式により塗布、乾燥することによって感熱接着剤層を得ることができる。
感熱接着剤層の膜厚は0.5〜15μmが好ましく、特に0.5〜5μmが好ましい。
蛍光絵柄形成用インキは、結着樹脂、着色顔料、蛍光染料と溶剤を含んでいる。
蛍光絵柄形成用インキの蛍光染料としては、有機系の蛍光物質を用いることができる。具体的には、ベンゾオキサゾールチオフィン系、ジアミノスチルベン系、イミダゾール系、クマリン系、ナフタルイミド系、希土類錯体系等の蛍光染料を用いる。また、市販されている蛍光物質としては、Chiba Special Chemicals社製の商品名UVITEXシリーズ、日本化薬社製の商品名Kayalightシリーズ、BASF社製の商品名Thermoplastシリーズ、商品名Fluorolシリーズ、 商品名Lumogenシリーズ、記録素材総合研究所社製の商品名ルミカラー、Honeywell社製の商品名LUMILUXシリーズ等を用いることができる。無機系の蛍光物質は加熱による拡散を起こさないため、本発明の用途には適さない。また、蛍光染料は、不透明層中もしくは不透明層中を通って拡散し、物品の表層方向に拡散することから、蛍光絵柄の不可視性を確保する観点から、太陽光、もしくは通常の室内光の下で透明、もしくは非常に薄い色合いのものを使用する必要がある。
蛍光絵柄印刷用インキに使用する溶剤としては、公知慣用の溶剤が使用でき、例えば、既に蛍光染料拡散防止層、着色層、磁気記録層、感熱接着剤層のところで述べた溶剤が使用できる。
蛍光絵柄形成層は、蛍光絵柄の形状に設けられることから、一般的には不連続な層となる。また、複数の蛍光絵柄印刷用インキを用いて多色の蛍光絵柄を形成することもでき、この場合、毛抜き印刷などの手法により、一見連続した層とすることもできる。
蛍光絵柄形成層を、磁気ストライプ転写用積層体の例えば感熱接着剤層の上に設ける場合、蛍光絵柄形成層の膜厚には特に制限はないが、蛍光絵柄形成層の膜厚が厚すぎると、印刷領域と非印刷領域との厚みの差が大きくなり、磁気ストライプ転写用積層体をリール状に巻き上げた際に転写用積層体が変形する可能性が大きくなる。転写用積層体の変形は、被転写基材であるカード用オーバーシートとの接着性を悪化原因となるため、蛍光絵柄印刷領域の膜厚は0.5〜5μmが好ましく、特に0.5〜2.0μmが好ましい。
また、蛍光絵柄形成層を、カード用オーバーシートの磁気ストライプを設ける部分に設ける場合にも、蛍光絵柄形成層の膜厚に特に制限は無いものの、磁気ストライプ転写用積層体との接着性を勘案して、蛍光絵柄形成層の膜厚は0.5〜5μmとすることが好ましく、特に0.5〜2.0μmとすることが好ましい。
転写材をカード用オーバーシートに転写する前に加熱する方法においては、蛍光絵柄形成層を転写材の例えば感熱接着剤層の上に設け、その後、転写用基材上に転写材が存在する状態で40〜80℃の恒温環境下に数時間〜数日間エージングする。この加熱によって蛍光染料は、転写用基材側に拡散し、転写材の転写後に転写材側からの紫外線照射によって蛍光絵柄が識別可能な状態となる。
転写材をカード用オーバーシートに転写した後に加熱する方法においては、磁気カード用シートを熱圧プレスする工程の加熱を利用して、蛍光染料を転写材内に拡散する方法を例えば挙げることができる。磁気カード用シートは、通常、磁気ストライプを有するオーバーシート、カードデザインを施したセンターコア、反対面のオーバーシートを重ね合わせて、熱圧プレス用金属板に挟み込み100〜160℃の温度をかけ、数分から数時間の熱圧プレスを行うことによって一体化し、作成される。この時、磁気ストライプを有するオーバーシートとして、蛍光絵柄形成層を有する磁気ストライプ転写用積層体をカード用オーバーシートに転写したもの、もしくは、磁気ストライプ転写用積層体を、蛍光絵柄形成層を有するカード用オーバーシートに転写したものを使用することによって、磁気カードに蛍光絵柄を付与することができる。この場合、磁気ストライプを有するオーバーシートの状態では、その転写材表面から蛍光絵柄を確認することはできないが、前述の熱圧プレス加工における加熱によって蛍光染料が転写材内部を転写材表面方向へと拡散し、最終的に磁気カード表面からの紫外線照射によって蛍光絵柄が識別可能な状態になる。
上記に転写工程を用いて磁気カードに蛍光絵柄を形成する方法を詳細に説明した。磁気カード状基材に換えてシート状、カード状、板状等の任意の基材を用い、磁気記録層以外の不透明層を用いることにより上記工程で示したと同様の工程を用いて基材上に蛍光絵柄を形成し、積層体を作製することができる。不透明層、蛍光絵柄形成層等、転写用積層体の構成は各種基材への接着性、各積層体の用途を考慮して、最適な層構成と各層毎の配合を調整すればよい。
本発明の蛍光絵柄形成方法を用いることにより、極めて多様な基材に対して蛍光絵柄を形成することができる。
このようにカード状基材上に蛍光絵柄を形成して、蛍光絵柄入り磁気カードを作製した上記本発明の実施態様は本発明の可能な実施態様のごく一部に過ぎない。例えば各種物品の一構成部品の塗装、着色工程で真偽判定や贋作防止の目的で上記方法により蛍光絵柄を形成することができる。物品によっては完成品の表面の一領域に上記方法で蛍光絵柄を形成することも可能である。
さらにエージングによって予め蛍光染料を拡散させた転写用積層体を用いると、該積層体による転写工程を用いることで転写可能なあらゆる被記録材に対して蛍光絵柄を形成することができる。本発明の物品の一例としては、紙幣、小切手、手形、トラベラーズチェック、パスポート、株券、証券、商品券、切手、葉書、図書券、保険証、運転免許証、証明書、プリペイドカード、フレキシブルディスク、MO、CD、DVD、ICカード、光カード、ポイントカード、会員カード、ブランドタグ、セキュリティシールなどがあげられる。
蛍光染料拡散防止層用塗料
セルロースアセテート樹脂 8部
(ダイセル化学社製『L−20』)
セルロースアセテートプロピオネート樹脂 2部
(イーストマンケミカル社製『CAP−504−0.2』
アセトン 25部
酢酸エチル 25部
トルエン 20部
シクロヘキサノン 20部
ポリイソシアネート 4部
(大日本インキ化学工業社製『ハードナーNo.50(有効成分:50%)』)
セルロースアセテート樹脂、及びセルロースアセテートプロピオネート樹脂を、アセトン、酢酸エチル、トルエン、及びシクロヘキサノンの混合溶媒に加え、樹脂成分をディスパーにて完全に溶解した。その後、ポリイソシアネートを添加して、蛍光染料拡散防止層用塗料を作製した。
リン片状金属粉:アルミニウム粉末 20部
(昭和アルミパウダー社製『210EA』)
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 16部
(ユニオンカーバイド社製『VAGH』)
ポリウレタン樹脂 4部
(大日本インキ化学工業社製『TS−03』)
メチルエチルケトン 75部
トルエン 75部
シクロヘキサノン 17部
ポリイソシアネート 5部
(大日本インキ化学工業社製『ハードナーNo.50(有効成分:50%)』)
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂とポリウレタン樹脂を、メチルエチルケトン、トルエン、シクロヘキサンの混合溶媒中に加え、樹脂成分をディスパーにて完全に溶解した。そこにリン片状アルミニウム粉末を添加し、さらにディスパーによって攪拌を行ってリン片状アルミニウム粉末を塗料中に均一に分散した。その後、ポリイソシアネートを添加して、着色層用塗料を作製した。
バリウムフェライト磁性粉 100部
(戸田工業社製『MC−127』;保磁力 220kA/m)
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 15部
(日本ゼオン社製『MR−110』)
ポリウレタン樹脂 10部
(大日本インキ化学工業社製『TS−03』)
メチルエチルケトン 50部
トルエン 50部
シクロヘキサノン 25部
ポリイソシアネート 10部
(大日本インキ化学工業社製『ハードナーNo.50(有効成分:50%)』)
上記の材料を用い、特開平09−059541に示す方法により磁気記録層用塗料を作製した。
ポリウレタン樹脂 1部
(大日本インキ化学工業社製『TS−03』)
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 4部
(日信化学社製『ソルバインC5』)
メチルエチルケトン 45部
トルエン 50部
ポリウレタン樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂をメチルエチルケトン、トルエンの混合溶媒中に、ディスパーを用いて溶解して感熱接着剤塗料を作製した。
有機系蛍光物質 3部
(Ciba Specialty Chemicals社製『UVITEX OB』)
酸化チタン(着色顔料) 6部
(テイカ株式会社製『JR−301』)
ポリウレタン樹脂 3部
(大日本インキ化学工業社製『TS−03』)
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 12部
(日信化学社製『ソルバインC5』)
メチルエチルケトン 38部
トルエン 38部
ポリウレタン樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂をメチルエチルケトン、トルエンの混合溶媒中に加え、ディスパーにて樹脂成分を完全に溶解した。そこへ酸化チタンを添加して、ビーズミルにて酸化チタンの分散を行い、その後、有機系蛍光物質を添加し、これをディスパーを用いて完全に溶解し、蛍光絵柄形成用インキ〔A〕を作製した。
有機系蛍光物質 4部
(Ciba Specialty Chemicals社製『UVITEX OB』)
ポリウレタン樹脂 3部
(大日本インキ化学工業社製『TS−03』)
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 13部
(日信化学社製『ソルバインC5』)
メチルエチルケトン 40部
トルエン 40部
ポリウレタン樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂をメチルエチルケトン、トルエンの混合溶媒中に加え、ディスパーにて樹脂成分を完全に溶解した。そこへ有機系蛍光物質を添加し、さらにディスパーにて攪拌を行って有機系蛍光物質を完全に溶解し、蛍光絵柄形成用インキ〔B〕を作製した。
無機系蛍光物質 3部
(Honeywell社製『LUMILUX Red CD105FF』)
酸化チタン(着色顔料) 6部
(テイカ株式会社製『JR−301』)
ポリウレタン樹脂 3部
(大日本インキ化学工業社製『TS−03』)
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 12部
(日信化学社製『ソルバインC5』)
メチルエチルケトン 38部
トルエン 38部
ポリウレタン樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂をメチルエチルケトン、トルエンの混合溶媒中に加え、ディスパーにて樹脂成分を完全に溶解した。そこへ酸化チタンと無機系蛍光物質を添加して、ビーズミルにて酸化チタンと無機系蛍光物質の分散を行い、蛍光絵柄形成用インキ〔C〕を作製した。
無機系蛍光物質 4部
(Honeywell社製『LUMILUX Red CD105FF』)
ポリウレタン樹脂 3部
(大日本インキ化学工業社製『TS−03』)
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 13部
(日信化学社製『ソルバインC5』)
メチルエチルケトン 40部
トルエン 40部
ポリウレタン樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂をメチルエチルケトン、トルエンの混合溶媒中に加え、ディスパーにて樹脂成分を完全に溶解した。そこへ無機系蛍光物質を添加して、ビーズミルにて無機系蛍光物質の分散を行い、蛍光絵柄形成用インキ〔D〕を作製した。
転写用積層体の作成
転写用基材の片面上に、上記の蛍光染料拡散防止層用塗料、着色層用塗料、磁気記録層用塗料、および感熱接着剤塗料をこの順に、いずれもリバースコーターを使用して塗布、乾燥し、それぞれ蛍光染料拡散防止層、着色層、磁気記録層、および感熱接着剤層を設けた。各層の乾燥後の膜厚は、蛍光染料拡散防止層が1μm、着色層が2.5μm、磁気記録層が8μm、そして接着剤層が1.5μmとなるようにした。
蛍光絵柄形成層の作成
上記で作製した転写用積層体の感熱接着剤層上に、蛍光絵柄形成用インキ〔A〕を用いたグラビア印刷により、乾燥後の絵柄部分の膜厚が0.6μmとなるように、蛍光絵柄形成層を作成した。蛍光絵柄形成層を設けた転写用積層体の概念図を図5に示す。その後、蛍光絵柄形成層の形成された転写用積層体を60℃の恒温室に24時間放置して蛍光染料の転写材内への拡散を行った。
蛍光絵柄の検査
上記の蛍光絵柄の印刷品質を、EasyMax.MC(ヒューテック社製)を使用し、通常光源下で検査した。
磁気カード作成
上記で作製した転写用積層体を所定の幅に裁断して磁気ストライプ転写用積層体を作成した後、卓上型ヒートシーラー(テスター産業社製)を使用して、ポリ塩化ビニル製のカード用オーバーシート(太平化学社製)に磁気ストライプ転写用積層体を熱圧接着した。その後、磁気ストライプ転写用積層体の転写用基材を除去することによって、磁気ストライプ部分をカード用オーバーシートに転写して、磁気ストライプ付オーバーシートを得た。この磁気ストライプ付オーバーシートとカード用センターコア、および反対面のカード用オーバーシートを重ねて、平圧プレス機(東洋精機製作所製)を使用して、140℃、20kg/cm2、20分間の熱圧プレス加工を行い、カード用シートの熱圧プレスを行った。その後、打ち抜き加工を行うことによって磁気カードを作製した。
転写用積層体の作成
転写用基材の片面上に、上記の蛍光染料拡散防止層用塗料、着色層用塗料、および磁気記録層用塗料をこの順に、いずれもリバースコーターを使用して塗布、乾燥し、それぞれ蛍光染料拡散防止層、着色層、および磁気記録層を設けた。各層の乾燥後の膜厚は、蛍光染料拡散防止層が1μm、着色層が2.5μm、そして磁気記録層が8μmとなるようにした。
蛍光絵柄形成層の作成
上記で作製した転写用積層体の磁気記録層上に、蛍光絵柄形成用インキ〔A〕を用いたグラビア印刷により、乾燥後の絵柄部分の膜厚が0.6μmとなるように、蛍光絵柄形成層を作成した。その後、蛍光絵柄形成層の形成された転写用正規相対を60℃の恒温室に24時間放置して蛍光染料の転写材内への拡散を行った。
蛍光絵柄の検査
上記の蛍光絵柄の印刷品質を、EasyMax.MC(ヒューテック社製)を使用し、通常光源下で検査した。
感熱接着剤層
上記の転写用積層体の蛍光絵柄形成層を覆うように、上記の感熱接着剤塗料をリバースコーターを使用して塗布、乾燥し、感熱接着剤層を設けた。感熱接着剤層の乾燥後の膜厚は、1.5μmとなるようにした。
磁気カード作成
上記で作製した転写用積層体を所定の幅に裁断して磁気ストライプ転写用積層体を作成し、実施例1の磁気カードの作成方法と同様にして磁気カードを作成した。
実施例1の蛍光絵柄印刷において、蛍光絵柄印刷後の60℃の恒温室への24時間放置を行わない以外は、実施例1と同様にして、磁気カードを作成した。
実施例2の蛍光絵柄印刷において、蛍光絵柄印刷後の60℃の恒温室への24時間放置を行わない以外は、実施例2と同様にして、磁気カードを作成した。
実施例1において、磁気ストライプ転写用積層体は実施例1と同様に作成し、蛍光絵柄形成層は磁気ストライプ転写用積層体ではなく、カード用オーバーシートの磁気ストライプが転写される部分に、蛍光絵柄用インキ〔A〕を用いてグラビア印刷方式により、乾燥後の膜厚が0.6μmとなるように設けた。蛍光絵柄形成層を設けたカード用オーバーシートの概念図を図6に示す。以降の工程は、実施例1の磁気カード作成方法と同様にして磁気カードを作成した。なお、蛍光絵柄形成層の印刷品質の検査は、蛍光絵柄形成層が設けられたカード用オーバーシートに対して行った。
転写用積層体の作成
転写用基材の片面上に、上記の蛍光染料拡散防止層用塗料、着色層用塗料、磁気記録層用塗料、および感熱接着剤塗料をこの順に、いずれもリバースコーターを使用して塗布、乾燥し、それぞれ蛍光染料拡散防止層、着色層、磁気記録層、および感熱接着剤層を設けた。各層の乾燥後の膜厚は、蛍光染料拡散防止層が1μm、着色層が2.5μm、磁気記録層が8μm、そして接着剤層が1.5μmとなるようにした。
蛍光絵柄形成層の作成
上記で作製した転写用積層体の感熱接着剤層上に、蛍光絵柄形成用インキ〔B〕を用いたグラビア印刷により、乾燥後の絵柄部分の膜厚が0.6μmとなるように、蛍光絵柄形成層を作成した。その後、蛍光絵柄形成層の形成された転写用積層体を60℃の恒温室に24時間放置して蛍光染料の転写材内への拡散を行った。
蛍光絵柄の検査
上記の蛍光絵柄の印刷品質を、EasyMax.MC(ヒューテック社製)を使用し、通常光源下で検査した。
磁気カード作成
上記で作製した転写用積層体を所定の幅に裁断して磁気ストライプ転写用積層体を作成した後、卓上型ヒートシーラー(テスター産業社製)を使用して、ポリ塩化ビニル製のカード用オーバーシート(太平化学社製)に磁気ストライプ転写用積層体を熱圧接着した。その後、磁気ストライプ転写用積層体の転写用基材を除去することによって、磁気ストライプ部分をカード用オーバーシートに転写して、磁気ストライプ付オーバーシートを得た。この磁気ストライプ付オーバーシートとカード用センターコア、および反対面のカード用オーバーシートを重ねて、平圧プレス機(東洋精機製作所製)を使用して、140℃、20kg/cm2、20分間の熱圧プレス加工を行い、カード用シートの熱圧プレスを行った。その後、打ち抜き加工を行うことによって磁気カードを作製した。
転写用積層体の作成
転写用基材の片面上に、上記の蛍光染料拡散防止層用塗料、着色層用塗料、および磁気記録層用塗料をこの順に、いずれもリバースコーターを使用して塗布、乾燥し、それぞれ蛍光染料拡散防止層、着色層、および磁気記録層を設けた。各層の乾燥後の膜厚は、蛍光染料拡散防止層が1μm、着色層が2.5μm、そして磁気記録層が8μmとなるようにした。
蛍光絵柄形成層の作成
上記で作製した転写用積層体の磁気記録層上に、蛍光絵柄形成用インキ〔B〕を用いたグラビア印刷により、乾燥後の絵柄部分の膜厚が0.6μmとなるように、蛍光絵柄形成層を作成した。その後、蛍光絵柄形成層の形成された転写用積層体を60℃の恒温室に24時間放置して蛍光染料の転写材内への拡散を行った。
蛍光絵柄の検査
上記の蛍光絵柄の印刷品質を、EasyMax.MC(ヒューテック社製)を使用し、通常光源下で検査した。
感熱接着剤層
上記の転写用積層体の蛍光絵柄形成層を覆うように、上記の感熱接着剤塗料をリバースコーターを使用して塗布、乾燥し、感熱接着剤層を設けた。感熱接着剤層の乾燥後の膜厚は、1.5μmとなるようにした。
磁気カード作成
上記で作製した転写用積層体を所定の幅に裁断し、磁気ストライプ転写用積層体を作成し、比較例1の磁気カードの作成方法と同様にして磁気カードを作成した。
磁気ストライプ付きカード基材の作成
蛍光絵柄形成層を設けていない磁気ストライプ転写用積層体を、蛍光絵柄形成層を設けていないカード用オーバーシートに転写して作成した磁気ストライプ付オーバーシートと、カード用センターコア、および反対面のカード用オーバーシートをこの順に重ねて、熱圧プレス加工を行うことによって磁気ストライプ付カード基材を得た。
隠蔽カード用隠蔽層転写積層体の作成
転写用基材として、厚さ188μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、この転写用基材の片面上に上記の蛍光染料拡散防止層用塗料、着色層用塗料、および感熱接着剤塗料をこの順に、いずれもリバースコーターを使用して塗布、乾燥し、それぞれ蛍光染料拡散防止層、着色層、および感熱接着剤層を設けた。各層の乾燥後の膜厚は、蛍光染料拡散防止層が1μm、着色層が2.5μm、そして感熱接着剤層が1μm以下となるように形成した。感熱接着剤層を形成した後に蛍光絵柄形成用インキ〔C〕を用いて、グラビア印刷により蛍光絵柄形成層を作製した。蛍光絵柄形成層の乾燥後の厚みは0.6μmとなるようにした。
蛍光絵柄の検査
上記の蛍光絵柄形成層の印刷品質を、EasyMax.MC(ヒューテック社製)を使用し、通常光源下で検査した。
磁気カード作成
上記で作製した磁気ストライプ付カード基材に隠蔽カード用隠蔽層転写積層体の蛍光絵柄形成層側を重ね、熱圧プレス機により、温度130℃、圧力18kg/cm2、時間20分加熱加圧して隠蔽カード用隠蔽層転写積層体を磁気ストライプ付カード基材に接着させた後、転写積層体の転写用基材であるポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離させ、磁気カードを作成した。
比較例3において、隠蔽カード用隠蔽層転写積層体の着色層の乾燥後の膜厚を7μmとする以外は比較例3と同様にして磁気カードを作成した。
比較例3において、蛍光絵柄形成用インクを蛍光絵柄形成用インク〔D〕とする以外は比較例3と同様にして磁気カードを作成した。
(蛍光絵柄印刷領域の不可視性)
太陽光、および室内光下にて、蛍光絵柄形成層の存在の有無を目視にて評価した。
○・・・蛍光絵柄形成層の存在を確認できない。
×・・・蛍光絵柄形成層の存在を確認できる。
紫外線照射による蛍光絵柄の蛍光発光強度を目視にて評価した。
○・・・十分な蛍光発光が得られる。
△・・・蛍光発光が不十分であり、発光があることは認識できるが、絵柄は識別できない
×・・・蛍光発光が不十分であり、蛍光絵柄が全く認識できない。
EasyMax.MC(ヒューテック社製)を使用し、通常光源下での蛍光絵柄印刷品質の検査の可否を評価した。
○・・・十分な感度をもって印刷品質の検査が可能。
×・・・画像を認識できず、印刷品質の検査が不可能。
得られた磁気カードについてISO/IEC7811−6に準拠し、BARNES社製MAGTESTER2000を用いてその記録再生特性の測定を行い、下記式により出力変動を求めた。なお、この磁気カードサンプルを作成するために使用した転写型磁気テープに関しては、それぞれのスペーシングにあわせて磁気記録層の膜厚を調整し、出力平均値が基準カード出力に等しくなるよう調整を行った。
出力変動(%)=((出力最大値−出力最小値)/出力平均値)×100
○・・・5%未満。 △・・・5%以上、10%未満。 ×・・・10%以上。
2 蛍光染料拡散領域
3 着色層
4 磁気記録層
5 感熱接着剤層
6 カード用オーバーシート
7 カード用センターコア
8 カードデザイン
9 転写用基材
10 蛍光絵柄形成層
Claims (17)
- 被記録材上に紫外線照射により識別可能となる蛍光絵柄を形成する方法であって、前記被記録材に近い側から、蛍光染料と着色顔料とを含有する蛍光絵柄形成層と、該蛍光絵柄形成層を隠蔽する不透明層とを形成し、前記蛍光絵柄形成層の蛍光染料のみを前記不透明層中に、または前記不透明層中を通って拡散させることを特徴とする蛍光絵柄形成方法。
- 前記拡散は加熱によって行われる請求項1に記載の蛍光絵柄形成方法。
- 前記不透明層または前記蛍光絵柄形成層が、転写用基材上に前記不透明層または前記蛍光絵柄形成層を形成した転写用積層体を用い、転写工程で形成されるものである請求項1または2に記載の蛍光絵柄形成方法。
- 前記不透明層と前記蛍光絵柄形成層が、転写用基材上に前記不透明層と前記蛍光絵柄形成層をこの順に形成した転写用積層体を用いて前記被記録材上に、転写されるものである請求項1または2に記載の蛍光絵柄形成方法。
- 前記蛍光染料を拡散させる前に、前記不透明層の前記蛍光絵柄形成層とは反対側に、透明な蛍光染料拡散防止層を設ける請求項1〜4のいずれか1項に記載の蛍光絵柄形成方法。
- 前記不透明層は磁気記録層を含有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の蛍光絵柄形成方法。
- 前記不透明層はさらに前記磁気記録層上で蛍光絵柄形成層とは反対側に形成された着色層とを含有する請求項6に記載の蛍光絵柄形成方法。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の蛍光絵柄形成方法によって蛍光絵柄が形成されたことを特徴とする積層体。
- 請求項6または請求項7に記載の蛍光絵柄形成方法によって蛍光絵柄が形成されたことを特徴とする磁気記録媒体。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の蛍光絵柄形成方法によって蛍光絵柄が形成されたことを特徴とする物品。
- 転写用基材上に不透明層と、蛍光染料及び着色顔料を含有する蛍光絵柄形成層をこの順に積層してなる蛍光絵柄形成用の転写用積層体。
- 前記蛍光絵柄形成層の蛍光染料のみが、前記不透明層中に、または前記不透明層中を通って拡散している請求項11に記載の転写用積層体。
- 前記拡散は加熱によって行われる請求項11または12に記載の転写用積層体。
- 前記蛍光染料は前記不透明層の膜厚方向全幅にわたって分布している請求項12に記載の転写用積層体。
- 前記転写用積層体の最も転写用基材に近い側に蛍光染料拡散防止層を有する請求項11〜14のいずれか1項に記載の転写用積層体。
- 前記不透明層は磁気記録層を含有する請求項11〜15に記載の転写用積層体。
- 前記不透明層は前記転写用基材に近い側から積層された着色層と磁気記録層とを含有する請求項16に記載の転写用積層体。
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