JP4881123B2 - 実装機およびその部品清掃方法 - Google Patents

実装機およびその部品清掃方法 Download PDF

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Description

この発明は、基板に電子部品を実装する実装機およびその部品清掃方法に関する。
従来、基板上に電子部品を実装する実装機として、部品供給部に供給される電子部品を、ヘッドの吸着ノズルにより吸着して、基板位置に移送して実装するものが周知である。
このような実装機は、部品に帯電した静電気の影響によって、吸着ノズルによる部品の吸着操作や基板への搭載操作を正確に行うことができないことがある。
そこで特許文献1には、電子部品を吸着した吸着ノズルの移動経路に、イオンを含むエアー(イオンエアー)を吹き付けるイオンエアー噴出器を設けて、その噴出器から吸着ノズル先端部の部品にイオンエアーを吹き付けて除電するようにしている。
特開2001−352196号(請求項1,2、図3,4)
しかしながら、特許文献1に示す従来の実装機では、部品の除電ができ部品持ち帰りや装着位置ずれを低減できるようにはなるものの、部品に塵埃等が付着している場合には、この塵埃等がクリームはんだの塗布された基板上に飛散し、基板不良を発生させてしまう場合がある。
この発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、部品の除電を行いつつ、部品に付着した塵埃も飛散させることなく確実に除去できる実装機およびその部品清掃方法を提供することを目的とする。
本発明は下記の手段を提供する。
[1] X軸方向およびY軸方向に移動可能であり、かつ部品供給部に供給される部品を負圧手段から供給される負圧の吸引力で吸着することによってピックアップして基板に実装するノズルと、部品を清掃する清掃ユニットと、を備えた実装機であって、
前記清掃ユニットは、
前記ノズルによりピックアップされた部品に、イオンを含むエアーを吹き付けるエアーブロー手段と、
ピックアップされた部品の周辺のエアーを吸引するエアー吸引手段と、を備え、
前記ノズルにピックアップされた部品は、前記ノズルの下端に配置され、
前記エアブロー手段は、イオンエアーを上向きに吐出して、前記ノズルにピックアップされた部品に下方から吹き付けるとともに、
前記エアー吸引手段は、前記ノズルにピックアップされた部品の下方からエアーを吸引するようにしたことを特徴とする実装機。
[2] 前記ノズルによりピックアップされた部品の状態を撮像する部品撮影カメラを備え、
前記部品供給部と前記部品撮影カメラの間に、前記清掃ユニットが配置される前項1に記載の実装機。
[3] 前記部品供給部には、複数の部品が配列されたトレイを有するトレイフィーダが設けられる前項1または2に記載の実装機。
[4] 前記清掃ユニットは、実装機本体に対して着脱自在に取り付けられる前項1〜3のいずれか1項に記載の実装機。
[5] 部品供給部に供給される部品を、X軸方向およびY軸方向に移動可能なノズルにより負圧手段から供給される負圧の吸引力で吸着することによってピックアップして基板に実装する実装機の部品清掃方法であって、
イオンを含むエアーを上向きに吐出して、前記ノズルによりピックアップされて前記ノズルの下端に配置された部品に下方から吹き付けつつ、ピックアップされた部品の周辺エアーを、ピックアップされた部品の下方から吸引することを特徴とする実装機の部品清掃方法。
[6] イオンを含むエアーを、ピックアップされた部品と共に前記ノズルにも同時に吹き付ける前項5に記載の実装機の部品清掃方法。
上記発明[1]にかかる実装機によると、部品の除電を行えるとともに、部品に付着した塵埃も確実に回収除去することができる。
上記発明[2]にかかる実装機によると、部品供給部から清掃ユニットを通ってカメラ位置まで移動するヘッドの移動距離を短くすることができる。
上記発明[3]にかかる実装機によると、トレイフィーダから供給される部品に対して、確実に塵埃を回収除去することができる。
上記発明[4]にかかる実装機によると、清掃ユニットが不要の場合には取り外すことができる。
上記発明[5]によると、上記と同様の作用効果を有する実装機の部品清掃方法を提供することができる。
上記発明[6]の実装機の部品清掃方法によると、部品と同時に、ノズルに対しても静電気の除去および塵埃の回収除去を行うことができる。
図1は本発明の実装機の一例を示す平面図である。同図に示すように、実装機1は、基台11上に配置されて基板Wを搬送するコンベア12と、このコンベア12の両側に設けられた部品供給部13と、基台11の上方に設けられた電子部品実装用のヘッドユニット14とを備えている。
部品供給部13は、コンベア12に対してフロント側とリア側のそれぞれ上流部と下流部に設けられている。この実施形態では、フロント側上流部には、部品供給装置としてのテープフィーダ15が複数並べた状態でフィーダプレート111を介して取り付けられ、フロント側下流部にはパレット等の部品供給容器を積層して取付可能なトレイタイプの部品供給装置(トレイフィーダ16)が配置されている。さらにリア側上流部および下流部にはテープフィーダ15が複数並べた状態でフィーダプレート111を介して取り付けられている。これらの部品供給部13から供給される部品は、ヘッドユニット14によってピックアップできるようになっている。
テープフィーダ15は、ICやトランジスタ等の小片状の部品を所定間隔毎に格納したテープが装着され、テープが間欠的に繰り出されていくことで、テープに格納された部品が順次供給されるようになっている。
トレイフィーダ16は、パレット162が多数段積層された状態に収納されたマガジン163を備え、各パレット162に、電子部品が収納(格納)した部品トレイが載置されている。そして各パレット162がマガジン163から引き出されて、部品供給部13に配置されたとき、パレット162上におけるトレイ内の部品が、ヘッドユニット14の各ヘッド41により適宜ピックアップされるようになっている。
なお本実施形態においては、比較的小サイズのトレイ(ワッフルトレイ)が、パレット(トレイストック部)162にアダプタプレート(図示省略)を介してセットされるワッフルトレイタイプのトレイフィーダが採用されている。
またフロント側およびリア側において、上流側と下流側に分かれた部品供給部13の間には、部品撮影カメラ17,17が設けられている。部品撮影カメラ17,17は、ヘッドユニット14によって吸着された部品の状態を撮像して、部品の位置ずれなどを検出する。
さらにフロント側におけるトレイフィーダ16と部品撮影カメラ17との間には、後に詳述する清掃ユニット2が設けられている。
ヘッドユニット14は、部品供給部13から部品をピックアップして基板W上に装着し得るように、部品供給部13と基板W上の実装位置とにわたる領域を移動可能となっている。具体的には、ヘッドユニット14は、X軸方向(コンベア12の基板搬送方向)に延びるヘッドユニット支持部材142にX軸方向に移動可能に支持されている。ヘッドユニット支持部材142はその両端部においてY軸方向(水平面内でX軸方向と直交する方向)に延びるガイドレール143,143にY軸方向に移動可能に支持されている。そしてヘッドユニット14は、X軸モータ144によりボールねじ軸145を介してX軸方向の駆動が行われ、ヘッドユニット支持部材142は、Y軸モータ146によりボールねじ軸147を介してY軸方向の移動が行われるようになっている。
また、ヘッドユニット14には、複数のヘッド41がX軸方向に並んで搭載されている。各ヘッド41は、Z軸モータを駆動源とする昇降機構により上下方向(Z軸方向)に駆動されるとともに、R軸モータを駆動源とする回転駆動機構によりZ軸回りの回転方向(R軸方向)に駆動されるようになっている。
各ヘッド41には、電子部品を吸着して基板に搭載するための吸着ノズル42(図2,3参照)がそれぞれ装着されている。各吸着ノズル42は、部品供給時に図外の負圧手段から負圧が供給されて、その負圧による吸引力で電子部品Cを吸着できるようになっている。
また図1に示すようにヘッドユニット14には、例えば照明を備えたCCDカメラ等からなる基板撮影カメラ18が設けられている。この基板撮影カメラ18は、この実装機1に搬入された基板Wに設けられた位置基準マークや基板IDマークを撮影できるようになっている。
図2〜4に示すように清掃ユニット2は、ケーシング21と、部品Cにイオンを含むエアー(イオンエアー、イオン化気体)を吹き付けるエアーブロー手段22と、部品周辺のエアーおよび塵埃を吸引するエアー吸引手段23と、を備えている。
ケーシング21は、垂直部と水平部とが設けられた側面視略L字状に形成されている。このケーシング21の垂直部における上端には、上方が開放された部品清掃部213が設けられており、この部品清掃部213に部品Cを上方から挿入配置できるようになっている。
エアーブロー手段22は、ケーシング21の外部に設けられたエアーブロータイプのイオナイザー(静電気除去器)221と、吐出口を上向きにした状態でケーシング21内における部品清掃部213の下方に配置される複数のエアーブローノズル222と、イオナイザー221および各エアーブローノズル222間を連通接続するエアーブローチューブ223とを備えている。そしてイオナイザー221から放出されたイオンエアーが、エアーブローチューブ223を介して各エアーブローノズル222から上向きにそれぞれ吐出されるようになっている。
なお複数のエアーブローノズル222は、ヘッドユニット14に設けられる複数の吸着ノズル42の並列方向(X軸方向)に対応して、X軸方向に並んで設けられている。従ってヘッドユニット14の複数の吸着ノズル42に吸着された全ての部品Cに対して同時に、ブローノズル222からイオンエアーを吹き付けることができるようになっている。
エアー吸引手段23は、ケーシング21における水平部の端部に連結されるエアー吸引チューブ231と、エアー吸引チューブ231の途中に介装された集塵器232と、エアー吸引チューブ231内に負圧を供給する吸引ポンプ(図示省略)と、を備えている。そして吸引ポンプの駆動によってエアー吸引チューブ231内に負圧が供給されると、ケーシング21内における部品清掃部213周辺からケーシング21内全域のエアーがエアー吸引チューブ231に吸引されて、集塵器232を通って排出されるようになっている。
以上の構成の清掃ユニット2は図4に示すように、着脱機構24によって、実装機1の基台11に設けられたフィーダ取付用のフィーダプレート111に着脱自在に取り付けられている。すなわちケーシング21の下面には、支持プレート241を介してクランププレート242が設けられている。クランププレート242には、可動クランプ爪243およびクランプレバー244が揺動自在に取り付けられている。可動クランプ爪243は、付勢手段によって閉じる方向に付勢されており、クランプレバー244を操作することによって、可動クランプ爪243は、付勢手段の付勢力に抗して開き方向に可動するようになっている。そしてレバー操作によってクランプ爪243を開いた状態で、クランププレート242を実装機側のフィーダプレート111に設置して、レバー操作を解除すると、クランプ爪243が閉じて、クランププレート242およびクランプ爪243によってフィーダプレート111が挟持されて、清掃ユニット2がフィーダプレート111に固定される。またこの固定状態において、レバー操作によってクランプ爪243を開くと、フィーダプレート111に対する固定が解除されて、清掃ユニット2全体を実装機1の部品供給部13(実装機本体)から取り外すことができるようになっている。
なお本実施形態では図1に示すように、清掃ユニット2はそのケーシング21の部品清掃部213が部品供給部13と部品撮影カメラ17との間に配置されるように部品供給部13に固定されている。
図5は実装機1の制御系を示すブロック図である。同図に示すように、この実装機1は、パーソナルコンピュータなどからなる制御装置6を備え、この制御装置6によって、実装機1の各種動作が制御されて、後に詳述する動作が自動的に実行されるものである。
制御装置6は、演算処理部60、実装プログラム記憶手段63、搬送系データ記憶手段64、モータ制御部65、外部入出力部66および画像処理部67を備えている。
演算処理部60は、実装機1の各種動作を統括的に管理する。
実装プログラム記憶手段63は、基板Wに各電子部品を実装するための生産プログラム(実装プログラム)を記憶する。この生産プログラムには、基板Wの回路パターンに基づく各電子部品の実装位置(座標)や向きを示すマークや、各電子部品を認識するための形状データ、各電子部品が供給されるフィーダ等の位置(座標)が含まれている。また実装プログラム記憶手段63には、後述する部品清掃処理を実行するためのプログラム例えば、エアーブロー手段およびエアー吸引手段の動作実行用プログラム等も含まれる。
搬送系データ記憶手段64は、生産ライン上での基板Wの搬送に関する各種データが記憶されている。
またモータ制御部65は、ヘッドユニット14、ヘッド41および吸着ノズル42のXYZR各軸の駆動モータ等の動作を制御する。さらにモータ制御部65は、トレイフィーダ16におけるトレイ(パレット)の引出動作(交換動作)を制御する。
外部入出力部66は、実装機1が備える各種センサ類、ストッパ等の駆動部に対して各種情報の入出力を行う。さらに外部入出力部66は、清掃ユニット2におけるイオナイザーや吸引ポンプの駆動部に対して各種情報の入出力を行う。
画像処理部67は、部品撮影カメラ17および基板撮影カメラ18によって撮像された画像データを処理する。
また制御装置6には、各種情報を表示するためのCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ等の表示ユニット62が接続されている。さらに制御装置6には、各種の情報を入力するためのキーボードやマウス等の入力ユニット(図示省略)が接続されている。
以上の構成の実装機1は、制御装置6に入力された動作開始指令に応答して制御装置6が作動し、制御装置6が各駆動部の駆動を制御して、以下の動作が自動的に行われる。
まず図6に示すように、実装機1に未実装の基板Pが搬入されて、コンベア12によって所定の実装位置まで搬送されて固定される(ステップS1)。
その後、基板Wに電子部品が実装される。すなわちヘッドユニット14が、部品供給部13の位置例えば、トレイフィーダ16のパレット引出位置まで移動して、所定の電子部品が、所定の吸着ノズル42によって吸着される(ステップS2)。
次にヘッドユニット14が、清掃ユニット2の部品清掃部213に対応する位置まで移動し(ステップS3)、続けてヘッド41が降下する(ステップS4)。これにより図2,3に示すように、各ヘッド41の吸着ノズル42にそれぞれ吸着された部品Cが、清掃ユニット2の部品清掃部213におけるエアーブローノズル222の上方近傍に配置される。
その後、部品清掃処理が行われる(ステップS5)。すなわち清掃ユニット2におけるエアーブロー手段22のイオナイザー221および吸引手段23の吸引ポンプが一定時間駆動される。これにより、イオナイザー221から放出されたイオンエアーが、エアーブローチューブ223を介してエアーブローノズル222から上向きに吐出され、そのイオンエアーが部品Cに吹き付けられて、部品Cに帯電した静電気が除去される。さらにイオンエアーの吹付によって部品Cに付着した塵埃Dが部品Cから分離される。このとき部品Cは除電されているため、静電気の作用によって強く付着する塵埃Dも確実に部品Cから分離することができる。
なお本実施形態では、イオンエアーは吸着ノズル42にも吹き付けられるため、吸着ノズル42に対しての除電や、塵埃Dの分離も同時に行われる。
イオンエアーを吹き付ける一方で、エアー吸引手段23において、エアー吸引チューブ231を介してケーシング21内が吸引されて、部品Cの周辺からケーシング21内全域のエアーが塵埃Dと共にエアー吸引チューブ231に吸引される。さらにそのエアーから塵埃Dのみが集塵器232によって分離除去されて、エアーが集塵器232から放出される。こうして塵埃Dが部品Cおよび吸着ノズル42から除去されて集塵器232に回収される。
部品Cの清掃が完了すると、ヘッド41が上昇して(ステップS6)、吸着ノズル42に吸着された部品Cが所定の高さ位置に配置される。
その後、ヘッドユニット14が部品撮影カメラ17の上空を通過し、その間に部品撮影カメラ17によって、ヘッドユニット14に吸着された各部品Cの状態が撮像されて認識され(ステップS7)、部品の位置ずれ具合等が検出される。
次にヘッドユニット14が基板Wの位置まで移動して、吸着した部品を基板W上の所定位置に搭載する(ステップS8)。
その後、基板W上に全ての部品が実装されるまで(ステップS9でNO)、上記の部品吸着処理(ステップS2)、部品清掃処理(ステップS3〜S6)、部品認識処理(ステップS7)および部品搭載処理(ステップS8)が繰り返される。
そして基板W上に全ての部品が実装されると(ステップS9でYES)、基板Wが搬出されて、一つの基板Wに対する実装処理が完了する。
以上のように、本実施形態の実装機1によれば、部品供給部13で吸着ノズル42により吸着した部品を基板Wに搭載する前に、清掃ユニット2においてイオンエアーを吹き付けているため、部品に帯電した静電気を除去することができる。このため部品を基板Wに実装する際に、部品が基板Wに対し位置ずれするのを確実に防止することができる。
すなわち部品供給部13において部品を吸着ノズル42で吸着する際に、ノズル42と部品とが相互に擦れ合って部品やノズル42に静電気が帯電することがあるが、この帯電状態のまま、吸着ノズル42を基板Wまで移動させて、吸着ノズル42による吸引を解除して部品を基板W上に搭載しようとすると、静電吸着作用によって部品がノズル42からスムーズに離脱せず、部品を所望の位置に搭載できず、位置ずれが生じるおそれがある。
これに対し、本実施形態においては、部品の静電気を確実に除去した後、吸着ノズル42の吸着を解除して部品を基板Wに搭載しているため、その搭載時に、静電吸着による悪影響を防止できて、部品を所望の位置に精度良く搭載することができ、部品の位置ずれを確実に防止することができる。
さらに本実施形態においては、清掃ユニット2によって、吸着ノズル42にもイオンエアーを吹き付けるようにしているため、吸着ノズル42に帯電する静電気も確実に除去でき、この点においても、上記静電吸着による悪影響を防止できて、部品を位置精度良く基板Wに搭載することができる。
また本実施形態においては、エアーブローされる部品周辺のエアーをエアー吸引手段23によって吸引しているため、エアーブローによって部品から分離された塵埃を、集塵器232に吸引回収することができる。従って塵埃が浮遊する等の不具合を確実に防止でき、周辺環境の清浄化を高度に保つことができる。このため例えば、浮遊塵埃が基板Wに付着したり、塵埃が付着したままの部品を基板Wに搭載して、生産基板Wの品質を低下させる等の不具合を確実に防止でき、生産基板Wの品質を向上させることができる。
さらに本実施形態においては、トレイフィーダ16が配置される部品供給部13と、部品撮影カメラ17との間に、清掃ユニット2の部品清掃部213を配置しているため、部品供給部13から清掃ユニット2を通ってカメラ位置まで移動するヘッドユニット14の移動距離を短くでき、各間の移動時間を短縮できる。従って各部品の実装時間を短くできて、生産効率を向上させることができる。
なお本実施形態においては、トレイフィーダ16と、部品撮影カメラ17との間に清掃ユニット2を配置するようにしているが、それだけに限られず、テープフィーダ等の部品供給装置と、部品撮影カメラとの間に清掃ユニットを配置しても良い。この場合においても、テープフィーダ等の部品供給装置から、清掃ユニット2を通ってカメラ位置まで移動するヘッドユニット14の移動距離を短くできるため、上記と同様に、同様の作用効果を得ることができる。
また本実施形態においては、部品供給部13にトレイフィーダ16を装備しているため、塵埃の除去等をより効果的に行うことができる。すなわちトレイフィーダ16は、トレイ上に部品を配列するものであるため、テープフィーダ15のように部品がカバーテープによって被覆されているものとは異なり、部品が外気に暴露される時間が長くなる。このためトレイフィーダ16から供給される部品は、テープフィーダ15から供給される部品に比べて、塵埃が付着している可能性が高くなり、トレイフィーダ16が装備された実装機では、塵埃による悪影響が発生し易くなる。
このように塵埃による悪影響が大きいトレイフィーダ16を装備した実装機1であっても、本実施形態では、上記の清掃処理によって塵埃を部品から確実に除去することができる。つまり本実施形態のようにトレイフィーダ付きの実装機1に、上記の清掃ユニット2を装備させることによって、より効果的に塵埃を除去でき、例えば生産基板の品質をより一層向上させることができる。
なお本発明の実装機においては、必ずしもトレイフィーダを装備させる必要はなく、テープフィーダだけを装備させるようにしても良い。
また本実施形態においては、清掃ユニット2を部品供給部13(実装機本体)に対し着脱自在に取り付けているため、清掃ユニット2が不要の場合には、清掃ユニット2を取り外して、その取り外した位置に、トレイフィーダ等の他の機器を配置することができ、汎用性を向上させることができる。
図7,8はこの発明に適用可能な変形例の清掃ユニット3を示す図である。両図に示すように、この清掃ユニット3は、ケーシング31と、エアーブロー手段32と、エアー吸引手段33と、を備えている。
ケーシング31は、その上端部に部品清掃部313が設けられている。この部品清掃部313は、上方が開放されるとともに、X軸方向の両側がそれぞれ開放されて側方開口部314,314がそれぞれ設けられている。そして吸着ノズル42に吸着された部品Cが、一方の側方開口部314を通って部品清掃部313内に進入できるとともに、部品清掃部313内の部品Cが、他方の側方開口部314を通って外部に退出できるようになっている。
エアーブロー手段32は、ケーシング31の外部に設けられたエアーブロータイプのイオナイザー321と、ケーシング31の上端前壁部に設けられ、かつ吐出口を部品清掃部313に向けて後方(水平方向)に配置した複数のエアーブローノズル322と、イオナイザー321および各エアーブローノズル322間を連通接続するエアーブローチューブ323と、を備えている。そしてイオナイザー321から放出されたイオンエアーがエアーブローチューブ323を介して各エアーブローノズル322から前方にそれぞれ吐出されるようになっている。
なお複数のブローノズル322は、上記と同様、X軸方向に並んで配置されている。
エアー吸引手段33は、ケーシング31の下端部に連結されるエアー吸引チューブ331と、エアー吸引チューブ331の途中に介装された集塵器332と、エアー吸引チューブ331内に負圧を供給する吸引ポンプ(図示省略)と、を備えている。そして吸引ポンプの駆動によってエアー誘因チューブ331内に負圧が供給されると、ケーシング31内における部品清掃部313周辺からケーシング31内全域のエアーがエアー吸引チューブ331に吸引されて、集塵器332を通って排出されるようになっている。
この清掃ユニット3はその部品清掃部313が、上記実施形態と同様に、実装機における部品供給部13と部品撮影カメラ17との間に配置されている。
この清掃ユニット3が装備された実装機においては、ヘッドユニット14が部品供給部13において部品Cを吸着した後、ヘッドユニット14が清掃ユニット3における部品清掃部313の側方(X軸方向の一方側)に移動する。
続いてヘッドユニット14が部品清掃部313に向けてX軸方向に沿って移動して、吸着ノズル42に吸着された部品Cが一方の側方開口部314を通って部品清掃部313に進入した後、部品清掃部313をX軸方向に沿って通過して、他方の側方開口部314を通ってケーシング外部に退出する。そして部品Cが部品清掃部313内をX軸方向に移動している間に、部品清掃処理が行われる。すなわち部品Cの移動中に、清掃ユニット3におけるエアーブロー手段32およびエアー吸引手段33が一定時間駆動される。これにより、イオンエアーがエアーブローノズル322から吐出されて各部品Cおよび各吸着ノズル42に吹き付けられて、部品Cおよび吸着ノズル42に帯電した静電気が除去されるとともに、部品Cおよび吸着ノズル42に付着した塵埃Dが分離される。その一方、部品Cの周辺からエアーと共に塵埃Dがエアー吸引チューブ331に吸引されて、塵埃Dが集塵器332によって分離除去される。
こうして部品Cが清掃された後、上記実施形態と同様に、ヘッドユニット14が基板位置まで移動して、部品Cが基板に搭載される。
この変形例の実装機においても、上記と同様に、同様の作用効果を得ることができる。その上さらに、この変形例においては、部品Cが部品清掃部313を通過していく間に、部品Cおよび吸着ノズル42にイオンエアーを吹き付けて清掃しているため、ヘッドユニット14を停止させずに移動させながら清掃処理を行うことができる。従って清掃処理時におけるヘッドユニット14の移動を滑らかに安定させて行うことができ、生産効率をより一層向上させることができる。
もっとも、この変形例のように水平方向にイオンエアーを吐出するタイプの清掃ユニット3においても、上記実施形態と同様に、部品清掃部313にその上方から部品(ヘッド)を挿入して停止した状態で清掃を行うようにしても良い。
なお上記実施形態においては、清掃ユニットを1つ設ける場合を例に挙げて説明したが、それだけに限られず、本発明においては、清掃ユニットを複数設けるようにしても良い。この場合、エアーブロー手段や、エアー吸引手段は共通にして、ケーシングの部品清掃部を複数設けるようにしても良い。
また言うまでもなく、本発明においてヘッドユニットに設けられるヘッドおよびノズルの数は限定されることはなく、1つであっても複数であっても良い。
この発明の一実施形態にかかる実装機を示す平面図である。 実施形態の実装機に装備された清掃ユニットを示す概略側面断面図である。 実施形態の実装機に装備された清掃ユニットを示す概略正面断面図である。 実施形態の実装機に装備された清掃ユニットを示す側面図である。 実施形態の実装機の制御系を示すブロック図である。 実施形態の実装機における動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実装機に適用可能な変形例の清掃ユニットを示す概略側面断面図である。 変形例の清掃ユニットを示す概略正面断面図である。
符号の説明
1 実装機
2,3 清掃ユニット
13 部品供給部
16 トレイフィーダ
17 部品撮影カメラ
22,32 エアーブロー手段
23,33 エアー吸引手段
42 吸着ノズル
C 部品
W 基板

Claims (6)

  1. X軸方向およびY軸方向に移動可能であり、かつ部品供給部に供給される部品を負圧手段から供給される負圧の吸引力で吸着することによってピックアップして基板に実装するノズルと、部品を清掃する清掃ユニットと、を備えた実装機であって、
    前記清掃ユニットは、
    前記ノズルによりピックアップされた部品に、イオンを含むエアーを吹き付けるエアーブロー手段と、
    ピックアップされた部品の周辺のエアーを吸引するエアー吸引手段と、を備え、
    前記ノズルにピックアップされた部品は、前記ノズルの下端に配置され、
    前記エアブロー手段は、イオンエアーを上向きに吐出して、前記ノズルにピックアップされた部品に下方から吹き付けるとともに、
    前記エアー吸引手段は、前記ノズルにピックアップされた部品の下方からエアーを吸引するようにしたことを特徴とする実装機。
  2. 前記ノズルによりピックアップされた部品の状態を撮像する部品撮影カメラを備え、
    前記部品供給部と前記部品撮影カメラの間に、前記清掃ユニットが配置される請求項1に記載の実装機。
  3. 前記部品供給部には、複数の部品が配列されたトレイを有するトレイフィーダが設けられる請求項1または2に記載の実装機。
  4. 前記清掃ユニットは、実装機本体に対して着脱自在に取り付けられる請求項1〜3のいずれか1項に記載の実装機。
  5. 部品供給部に供給される部品を、X軸方向およびY軸方向に移動可能なノズルにより負圧手段から供給される負圧の吸引力で吸着することによってピックアップして基板に実装する実装機の部品清掃方法であって、
    イオンを含むエアーを上向きに吐出して、前記ノズルによりピックアップされて前記ノズルの下端に配置された部品に下方から吹き付けつつ、ピックアップされた部品の周辺エアーを、ピックアップされた部品の下方から吸引することを特徴とする実装機の部品清掃方法。
  6. イオンを含むエアーを、ピックアップされた部品と共に前記ノズルにも同時に吹き付ける請求項5に記載の実装機の部品清掃方法。
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