JP4977997B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の加熱手段を有する加熱調理器に関するものである。
従来の一般的な加熱調理器の構成例を図4と図5に示す。
図4は、加熱調理器の外観を示す。誘導加熱による加熱手段である左IHヒーター3と、右IHヒーター6と、電熱ヒーターであるロースターヒーター4とラジエントヒーター5とで構成されている。
図5に示すように、スイッチの耐久性を確保するために、また、より安価で小型のスイッチを利用するために、スイッチ1とスイッチ2に、機器の負荷電流を分配しているものである。そしてスイッチ1からは、左IHヒーター3とロースターヒーター4に電流を供給し、スイッチ2からは、右IHヒーター6とラジエントヒーター5に電流を供給している。それぞれの加熱手段の最大火力は、左IHヒーター3が3kW、右IHヒーター6が2kW、ラジエントヒーター5が1.2kW、ロースターヒーター4が1.5kWである。また、スイッチ1、スイッチ2の定格は、おのおの16Aであり、200Vの商用交流電源を利用すると、左IHヒーター3とロースターヒーター4で最大3.2kW(=16A×200V)まで、右IHヒーター6とラジエントヒーター5で最大3.2kW(=16A×200V)までを利用できる。ただし、IHヒーターはその方式から、電流値を制御して火力を下げることができるが、ロースターヒーター4とラジエントヒーター5は、火力を下げる際にも最大火力をON/OFFして火力調節を行っているものである。また、機器全体としては、配線負荷を考慮し総電力を4.8kWに制限しているため、ラジエントヒーター5とロースターヒーター4は同時には使用できない制限を設けている。このときの制御を図6に示す。ケース1では左右のIHヒーターを最大火力で使用している。ただし総電力規制が働いているため左IHヒーター3は2.8kWとなっている。次にケース2で、ラジエントヒーター5を使用すると、スイッチ1およびスイッチ2に流れる電流を各々のスイッチの定格値以下にし、かつ総電力を4.8kWにするため、左IHヒーター3を6.5Aに制限している。
以下の特許文献1、2には、機器の総電力規制の様々なやり方について触れられている。
特に、特許文献2は、複数の加熱手段のうちの1つを加熱禁止にする方法について述べている。
特開平9−260056号公報 特開2005−158329号公報 特開平7−272847号公報
しかしながら、前記従来の構成においては、ケース3で示すように右IHの使用を停止
しても、機器全体としては、24Aまで使用できるにもかかわらず、ロースターとラジエントは同時使用できない、また、ロースターと左IHを同時使用した場合には、機器全体としては消費電力に余裕があるにもかかわらず、左IHの火力が制限されてしまうという課題を有していた。
本発明は前記課題を解決するもので、可能な限り、使用者の要望どおりの火力を得ることができる加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために本発明の加熱調理器は、第1及び第2のIHヒーターと、ロースターヒーターと、ラジエントヒーターと、前記各ヒーターの加熱停止、加熱開始を制御するとともに、使用者の定める火力設定にて前記各ヒーターを動作させる制御手段と、商用交流電源に一端が接続され他端が前記第1のIHヒーターに接続されて閉じることにより前記商用交流電源の電流を前記第1のIHヒーターに供給する第1のスイッチと、一端が前記第1のスイッチの一端に接続され、他端が前記第2のIHヒーターに接続されて閉じることにより前記商用交流電源の電流を前記第2のIHヒーターに供給する第2のスイッチと、を備え、前記ラジエントヒーターは前記第2のスイッチから前記商用交流電源が供給され、前記第1のIHヒーターの最大入力電流と前記ロースターヒーターの入力電流の和が前記第1のスイッチの定格電流より大きい加熱調理器であって、前記ロースターヒータ前記商用交流電源の供給を前記第1または前記第2のスイッチのいずれのスイッチから行うかを切り替える電流経路切替手段を設け、前記電流経路切替手段は、前記第2のIHヒーターの加熱時には、前記第1のスイッチから前記ロースターヒーターへの前記商用交流電源の供給を行い、前記第2のIHヒーターの加熱停止時には、前記第2のスイッチから前記ロースターヒーター及び前記ラジエントヒーターへの前記商用交流電源の供給を行い前記第1及び前記第2スイッチの定格電流以下となるように動作させるようにしたものである。
これにより、常に可能な限りの組み合わせで、機器として最大火力を得られるようになるものである。
本発明の加熱調理器によれば、常に使用者の求める火力に近づくように機器内部の電流配分を決めることのできる使い勝手のよい加熱調理器を得ることができるものである。
また、第2の発明の構成によれば、機器の使用停止時には、ヒーターは機器から絶縁され、万一の故障時にも安全に操作することができる安全な加熱調理器を得ることができるものである。
また、第3の発明の構成によれば、使用者の定める前記加熱手段の火力設定の変更に応じて、前記電流経路切替手段の接続を切り替えるようにしたことにより、つねに使用者の求める火力に近づけるようにできるものである。
また、第4の発明の構成によれば、前記電流経路切替手段の動作は、前記火力開閉手段により、前記加熱手段への通電を停止している際に実行するようにしたことにより、切替手段のリレーの接点の耐久性を向上させることができるものである。
また、第5の発明の構成によれば、前記電流経路切替手段による電流経路の切替が実行されているかどうかを確認する検査回路を設け、前記電流経路切替手段の指示通りに切替が実施されていない場合には、前記制御手段により前記加熱手段への通電を停止することにより、機器が故障した際には機器の動作を停止し、安全に使用することができるものである。
第1の発明は、第1及び第2のIHヒーターと、ロースターヒーターと、ラジエントヒーターと、前記各ヒーターの加熱停止及び加熱開始を制御するとともに、使用者の定める火力設定にて各ヒーターを動作させる制御手段と、商用交流電源に一端が接続され、他端が前記第1のIHヒーターに接続されて閉じることにより前記商用交流電源の電流を前記第1のIHヒーターに供給する第1のスイッチと、一端が前記第1のスイッチの一端に接続され、他端が前記第2のスイッチと、を備え前記ラジエントヒーターは前記第2のスイッチから前記商用交流電源が供給され、前記第1のIHヒーターの最大入力電流と前記ロースターヒーターの入力電流の和が前記第1のスイッチの定格電流より大きい加熱調理器であって、前記ロースターヒーターへの前記商用交流電源の供給を前記第1または第2のスイッチのいずれのスイッチから行うかを切り替える電流経路切替手段を設け、前記電流経路切替手段は、前記第2のIHヒーターの加熱時には、前記第1のスイッチから前記ロースターヒーターへの前記商用交流電源の供給を行い、前記第2のIHヒーターの加熱停止時には、前記第2のスイッチから前記ロースターヒーター及び前記ラジエントヒーターへの前記商用交流電源の供給を行い前記第1及び前記第2スイッチの定格電流以下となるように動作させるようにしたとすることにより、常に使用者の求める火力に近づくように機器内部の電流配分を決めることのできる使い勝手のよい加熱調理器を得ることができる
ものである。
第2の発明は、第1の発明において、前記制御手段により前記ロースターヒーター及び前記ラジエントヒーターへの電流供給をそれぞれ開閉する火力開閉手段を備え、前記火力開閉手段は、前記第1及び前記第2のスイッチが一方を開閉する前記商用交流電源入力の他方の入力に接続したとすることにより機器の使用停止時には、ヒーターは機器から絶縁され、万一の故障時にも安全に操作することができる安全な加熱調理器を得ることができるものである。
第3の発明は、第2の発明において、使用者の定める加熱手段の火力設定の変更に応じて、前記電流経路切替手段の接続を切り替えるようにしたとすることにより、つねに使用者の求める火力に近づけるようにできるものである。
第4の発明は、第3の発明において、前記電流経路切替手段の電流経路の切り替えは、前記火力開閉手段により、電流経路に接続される加熱手段への通電を停止している際に実行するようにしたとすることにより、切替手段のリレーの接点の耐久性を向上させることができるものである。
第5の発明は、第3の発明において、前記電流経路切替手段による電流経路の切替が実行されているかどうかを確認する検査回路を設け、前記電流経路切替手段の指示通りに切替が実施されていない場合には、前記制御手段により前記加熱手段への通電を停止するようにしたとすることにより、機器が故障した際には機器の動作を停止し、安全に使用することができるものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1に本発明の第1の実施の形態を示す。
図1おいて、200Vの商用交流電源8を開閉するスイッチ1は、左IHヒーター3とロースターヒーター4に電流を供給している。スイッチ2は、右IHヒーター6とラジエントヒーター5に電流を供給している。図2においてその動作を説明する。ケース1においては、まず左IHヒーター3(最大3kW)と右IHヒーター6(最大2kW)で加熱を開始すると、スイッチ1の定格は16Aまで通電可能ではあるが、機器の総電力規制を実施しているため合計4.8kWとなるように、左IHヒーター3を14A(2.8kW)に制限している。次にケース2にてラジエントヒーター5(6A、1.2kW)を使用すると左IHヒーター3を10Aに、右IHヒーター6を8Aに規制することにより、スイッチ1、スイッチ2の各定格電流と機器としての総電力の規制を守っている。さらにケ
ース3において右IHヒーター6を使用停止すると、左IHヒーター3は、最大火力の15A(3kW)まで使用可能になる。この状態で、ケース4のようにロースターヒーター4を使用すると、当初スイッチ1側にあった電流経路を、電流経路切替手段9であるリレーにて切て、ラジエントヒーター5と同じで、左IHヒーター3とは異なる側のスイッチ2側から電流を供給している。この結果、電流経路を切り替えなければ、左IHヒーター3は、16A―7.5A=8.5A(1.7kW)の火力しか得られなかったものを、10.5A(2.1kW)の火力まで得ることができるものである。
(実施の形態2)
図1において、火力開閉手段10と11を設け、各々、ロースターヒーター4とラジエントヒーター5を制御手段7の指示に従いON/OFF制御することにより、所定の火力を得るようにしている。このとき、火力開閉手段10と11は、各々のヒーターのスイッチ1、およびスイッチ2が接続されている側の他端に接続されているため、通電停止時には、各々のヒーターは完全に電気的に絶縁された状態になっているものである。
(実施の形態3)
本発明の第3の実施の形態は、先ほどの図2で示したように、使用者の操作に従い、使用者が火力設定を変更するたびに都度最適な電流配分を制御手段7が決定し、電流経路切替手段9に指示して最適な電流経路を設定しているものである。
(実施の形態4)
本発明の第4の実施の形態は、電流経路切替手段9による経路切替動作を火力開閉手段10もしくは11によりロースターヒーター4、ラジエントヒーター5の各ヒーターが加熱停止時に実施するようにしたもので、通常リレーの接点を電流通電中に切ると接点でアーク放電し接点が荒れて磨耗するが、電流が流れていないときに切り替えることで電流経路切替手段9を構成するリレーの接点がアーク放電により磨耗してしまうことを防止している。
(実施の形態5)
本発明の第5の実施の形態は図3に示すように検査回路12を設けることにより、電流経路切替手段9が常に正しく動作しているかを確認し、動作が誤っていれば加熱を停止するようにしている。
具体的には、電流経路切替手段9を構成するリレー接点間の電圧を測定し、その出力を制御手段7で判断することにより実現している。
本発明の補正手段の動作は、複数の加熱手段を有する加熱調理機器全般に適用可能である。
本発明の実施の形態1、2、3、4における加熱調理器のブロック図 本発明の実施の形態1、3における加熱調理器の動作を示す図 本発明の実施の形態5の回路図 従来例の加熱調理器の外観図 従来例の加熱調理器のブロック図 従来例の加熱調理器の動作を示す図
1 スイッチ
2 スイッチ
3 左IHヒーター
4 ロースターヒーター
5 ラジエントヒーター
6 右IHヒーター
7 制御手段
8 商用交流電源
9 電流経路切替手段
10 火力開閉手段(ロースターヒーター側)
11 火力開閉手段(ロースターヒーター側)
12 検査回路

Claims (5)

  1. 第1及び第2のIHヒーターと、ロースターヒーターと、ラジエントヒーターと、前記各ヒーターの加熱停止及び加熱開始を制御するとともに、使用者の定める火力設定にて前記各ヒーターを動作させる制御手段と、商用交流電源に一端が接続され他端が前記第1のIHヒーターに接続されて閉じることにより前記商用交流電源の電流を前記第1のIHヒーターに供給する第1のスイッチと、一端が前記第1のスイッチの一端に接続され、他端が前記第2のIHヒーターに接続されて閉じることにより前記商用交流電源の電流を前記第2のIHヒーターに供給する第2のスイッチと、を備え、前記ラジエントヒーターは前記第2のスイッチから前記商用交流電源が供給され、前記第1のIHヒーターの最大入力電流と前記ロースターヒーターの入力電流の和が前記第1のスイッチの定格電流より大きい加熱調理器であって、前記ロースターヒーターへ前記商用交流電源の供給を前記第1または前記第2のスイッチのいずれのスイッチから行うかを切り替える電流経路切替手段を設け、前記電流経路切替手段は、前記第2のIHヒーターの加熱時には、前記第1のスイッチから前記ロースターヒーターへの前記商用交流電源の供給を行い、前記第2のIHヒーターの加熱停止時には、前記第2のスイッチから前記ロースターヒーター及び前記ラジエントヒーターへの前記商用交流電源の供給を行い前記第1及び前記第2スイッチの定格電流以下となるように動作させるようにした加熱調理器。
  2. 前記制御手段により前記ロースターヒーター及び前記ラジエントヒーターへの電流供給をそれぞれ開閉する火力開閉手段を備え、前記火力開閉手段は、前記第1及び前記第2のスイッチが一方を開閉する前記商用交流電源入力の他方に接続した請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 使用者の定める加熱手段の火力設定の変更に応じて、前記電流経路切替手段の接続を切り替えるようにした請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記電流経路切替手段の電流経路の切り替えは、前記火力開閉手段により、電流経路に接続される加熱手段への通電を停止している際に実行するようにした請求項3に記載の加熱調理器。
  5. 前記電流経路切替手段による電流経路の切替が実行されているかどうかを確認する検査回路を設け、前記電流経路切替手段の指示通りに切替が実施されていない場合には、前記制御手段により加熱手段への通電を停止するようにした請求項3に記載の加熱調理器。
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