JP5297246B2 - 表面保護フィルム - Google Patents
表面保護フィルム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5297246B2 JP5297246B2 JP2009079604A JP2009079604A JP5297246B2 JP 5297246 B2 JP5297246 B2 JP 5297246B2 JP 2009079604 A JP2009079604 A JP 2009079604A JP 2009079604 A JP2009079604 A JP 2009079604A JP 5297246 B2 JP5297246 B2 JP 5297246B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- weight
- film
- ethylene
- protective film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
代表的な表面保護フィルムは、一般的には粘着性の無い基材層と、前記被着体と接着させるための粘着層で構成されている。基材層は通常、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタラートなどのポリエステル樹脂等で形成される。
本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであって、従来に比べてロールからの繰り出し性を向上させることにより、優れたハンドリング性が期待できる表面保護フィルムを提供することを目的とする。
また、前記中間層には、核剤が含まれている構成が好適である。
<実施の形態>
図1は、本実施の形態における表面保護フィルム1の積層構造を示す断面図である。
このフィルム1の総厚みは30〜80μmに設定することができる。このうち表面層30、中間層20、粘着層10の各層の厚み比率は、同順に、3〜10μm、20〜50μm、7〜20μmであることが好ましい。具体例としては、表面保護フィルムの総厚みを50μmとすると、各層の厚みは、上記と同順に、5〜10μm、35〜25μm、10〜15μmにそれぞれ設定することができる。
(表面層30について)
表面層30は、ポリブテン系樹脂55〜95重量%とエチレン−プロピレン共重合体5〜45重量%を含む樹脂組成物で構成されている。
このポリブテン系樹脂は、1−ブテンの単独重合体、又は1−ブテンと少量のエチレン若しくはプロピレンとの共重合体が挙げられる。共重合成分としてのエチレン又はプロピレンの添加量は0〜10重量%(すなわち10重量%以下)である。ポリブテン系樹脂の融点は50〜150℃、好ましくは60〜140℃、より好ましくは70〜130℃である。融点がこのような範囲にあることで、耐熱性を保持することができるため好ましい。また、ポリブテン系樹脂のメルトフローレート(MFR:JIS K7210、温度:230℃、荷重:21.18N)は0.5〜5(g/10分)のものが好適である。
また表面層30には、本発明の表面保護フィルムとしての特性を損わない範囲で、帯電防止剤、離型剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系光安定剤等の光安定剤、メヤニ防止剤、顔料などの各種添加剤などを適宜添加する事も可能である。
(中間層20について)
中間層20は、ポリプロピレン系樹脂で構成されており、本発明の表面保護フィルムに剛性(腰)を付与するために用いられる。特に、高結晶性のプロピレン単独重合体(以下、ホモPPと称す。)を用いることでフィルムの剛性が増し、良好なハンドリング性を付与させることができ、好適である。
ホモPPのMFR(JIS K7210、温度:230℃、荷重:21.18N)は、0.5〜20g/10分であることが好ましく、1.0〜15g/10分であることがより好ましい。ホモPPのMFRが前記範囲にあることで、押出成形に適しているため好ましい。
粘着層10は、フィルム1を各種光学部材や建材等の被着体の表面に貼付するために配される。厚みは10〜15μm程度であり、スチレン系熱可塑性エラストマーとエチレン−α−オレフィン共重合体、ポリプロピレンとをブレンドして構成されている。これらの組成の配合比を変化させることで、粘着力を制御することができる。
上記ポリプロピレン系樹脂は、中間層で用いたポリプロピレン系樹脂と同一であっても異なっていてもよい。異なっている場合の例としては、少量のエチレンを共重合成分とするプロピレン−エチレン共重合体を挙げることができ、ランダム共重合体であってもブロック共重合体であってもよい。エチレンの共重合比率は、0.5〜9重量%であることが好ましい。
従って、粘着層10の粘着力はこれらの点を考慮して調節すべきである。被着体の表面が粗面である場合(表面にAR処理やAG処理がされている場合等)には、粘着力を高めに設定しないと、貼り合せ後に表面保護フィルムが被着体から簡単に剥れてしまう。一方、平滑性のある被着体の表面に対しては、粘着力を低めに設定する必要がある。
以上の構成を持つフィルム1は、特に表面層30の組成を工夫したことにより、従来のフィルムに比べて剥離抵抗力が小さい。このため、低い張力で製品ロールからフィルムを繰り出すことができる良好な繰り出し性を有する。従って、フィルム1を用いれば、これを貼着する際に皺や剥離を効果的に防止することが可能となっている。
表面層30/中間層20/粘着層10の積層構造からなる表面保護フィルム1は、各層を構成する上記の樹脂組成物を多層共押出成形して製造することができる。
すなわち、上記した表面層用樹脂組成物、中間層用樹脂組成物及び粘着層用樹脂組成物をドライブレンドし、それぞれこの順で各スクリュー式押出機に供給する。そして、バレル温度180〜255℃で多層Tダイからフィルム状に押出し、これを20〜40℃の冷却ロ−ルに通しながら冷却して実質的に無延伸で引き取る。或いは、各層用樹脂を一旦ペレットとして取得した後、上記の様に押出成形してもよい。
<性能評価実験>
本発明の効果を確認するため、実施例及び比較例の表面保護フィルムを作製し、所定の剥離試験を実施した。
表1中に示す各層の材料は次の通りとした。
(表面層の材料)
「ポリブテン−1」として、エチレン0.5重量%を含有するのポリブテン共重合体(MFR:0.9(g/10分)、Tm:114℃、密度:0.906)を用いた。
「エチレン−プロピレン共重合体」として、エチレン80重量%、プロピレン20重量%の共重合体(MFR:8.1(g/10分)、Tm:37℃、密度:0.87)を用いた。
(中間層の材料)
「ポリプロピレン−1」として、プロピレン単独重合体(II値:99%、MFR:2.1(g/10分)、Tm:167℃)を用いた。
(粘着層の材料)
「オレフィン系熱可塑性エラストマー」として、プロピレン−エチレン−1−ブテン共重合体(MFR:7(g/10分))を用いた。
「ポリプロピレン−2」として、ホモポリプロピレン(MFR:2.3(g/10分)、Tm:160℃)を用いた。
実施例1の作製は、まずポリブテン−1を60重量%、エチレン−プロピレン共重合体を40重量%の比率でドライブレンドし、これを表面層用樹脂組成物とした。一方、ポリプロピレン−1を100重量%用い、中間層用樹脂組成物とした。また、オレフィン系熱可塑性エラストマーを20重量%、スチレン系熱可塑性エラストマーを70重量%、ポリプロピレン−2を10重量%の比率でドライブレンドし、粘着層用樹脂組成物とした。
得られた実施例1〜6及び比較例1、2の評価法は以下の通りとした。
[サンプル貼り合せ]
サンプルロールから幅50mm長さ200mmにサンプルを2枚切り出し、23℃の雰囲気下で表面層と粘着層が重なるように貼り合せた。その後、圧着ローラーにて圧力3.0MPa、5.0m/min.の速度で圧着し、測定用サンプルを得た。
[剥離抵抗力測定]
測定用サンプルを常温(25℃)下で24h静置した。その後、剥離試験機を用いて、剥離速度:1.0m/min.の設定条件で、表面層−粘着層間の剥離抵抗力を測定した。
したがって、幅広い利用可能性を有するものである。
10 粘着層
20 中間層
30 表面層
Claims (3)
- 中間層の一方の面に粘着層、他方の面に表面層をそれぞれ積層してなる表面保護フィルムであって、
表面層が、ポリブテン系樹脂を55〜95重量%、エチレン−プロピレン共重合体を5〜45重量%で含む樹脂組成物で構成され、
中間層が、ポリプロピレン系樹脂で構成され、
粘着層が、オレフィン系熱可塑性エラストマーを20〜30重量%、スチレン系熱可塑性エラストマーを60〜78重量%及びポリプロピレン系樹脂を2〜10重量%含む樹脂組成物で構成されている
ことを特徴とする表面保護フィルム。 - 前記表面層において、さらにエチレン又はプロピレン成分が0〜10重量%含まれている
ことを特徴とする請求項1記載の表面保護フィルム。 - 前記中間層には、結晶化核剤が含まれている
ことを特徴とする請求項1記載の表面保護フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009079604A JP5297246B2 (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 表面保護フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009079604A JP5297246B2 (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 表面保護フィルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010229328A JP2010229328A (ja) | 2010-10-14 |
| JP5297246B2 true JP5297246B2 (ja) | 2013-09-25 |
Family
ID=43045438
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009079604A Active JP5297246B2 (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 表面保護フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP5297246B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012107162A (ja) * | 2010-11-19 | 2012-06-07 | Gunze Ltd | 表面保護フィルム |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5950572B2 (ja) * | 2011-12-28 | 2016-07-13 | ニチバン株式会社 | 打ち抜き・絞り加工用表面保護粘着シート |
| CN103788887B (zh) * | 2014-02-18 | 2016-04-06 | 周坤先 | 一种透明无胶保护膜 |
| JP2017052896A (ja) * | 2015-09-10 | 2017-03-16 | 積水化学工業株式会社 | 表面保護フィルム |
| KR101839875B1 (ko) * | 2016-12-05 | 2018-03-19 | 주식회사 알앤에프케미칼 | 자기점착성 박막 보호 필름 및 그 제조방법 |
| KR20240111704A (ko) * | 2021-11-17 | 2024-07-17 | 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 | 표면 보호 필름이 부착된 광학 시트 및 표면 보호 필름 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4115787B2 (ja) * | 2002-04-10 | 2008-07-09 | 日東電工株式会社 | 表面保護シート |
| JP5031320B2 (ja) * | 2006-10-18 | 2012-09-19 | 三井化学株式会社 | 表面保護フィルム |
-
2009
- 2009-03-27 JP JP2009079604A patent/JP5297246B2/ja active Active
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012107162A (ja) * | 2010-11-19 | 2012-06-07 | Gunze Ltd | 表面保護フィルム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2010229328A (ja) | 2010-10-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5975414B2 (ja) | 表面保護フィルム | |
| JP6569723B2 (ja) | 自己粘着性表面保護フィルム | |
| TWI443172B (zh) | 黏著劑及黏著薄膜 | |
| JP6015352B2 (ja) | ポリオレフィン系フィルム | |
| JP6056378B2 (ja) | ポリオレフィン系フィルム | |
| JP5297246B2 (ja) | 表面保護フィルム | |
| CN104685017B (zh) | 自粘合性表面保护膜 | |
| JP5544821B2 (ja) | 粘着フィルムロール | |
| JP6323690B2 (ja) | 自己粘着性表面保護フィルム | |
| JP5546204B2 (ja) | 表面保護フィルム | |
| JP2007185781A (ja) | 表面保護フィルム | |
| JP6515917B2 (ja) | 自己粘着性表面保護フィルム | |
| TW201132733A (en) | Surface-protection film, manufacturing method therefor, base film for a surface-protection film, and manufacturing method therefor | |
| JP2009184216A (ja) | 表面保護フィルム | |
| JP4855302B2 (ja) | 表面保護フィルム | |
| JP2016196650A (ja) | 粘着剤及び粘着フィルム | |
| JP2010229222A (ja) | 粘着フィルム | |
| JP2013126743A (ja) | 塗膜表面保護フィルム及びそれに使用する基材フィルム | |
| JP2008214492A (ja) | 表面保護フィルム |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120222 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130605 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130611 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130614 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5297246 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
