JP5517568B2 - 光学素子及びそれを有する光学系 - Google Patents
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φs<φj
T1×DL1<0.19(mm)
なる条件を満たすことを特徴としている。
また、本発明の異なる光学素子は、3つ以上の光学要素が接合された光学素子であって、前記3つ以上の光学要素は、2つの光学面が他の光学要素と接している有機複合物層を含み、かつ、前記有機複合物層の2つの光学面のいずれか一方は、接着剤を介して他の光学要素と接合されており、前記光学素子の光軸を含む断面内において、前記有機複合物層と接着剤を介して接合されている光学要素の接合面の最大径をφs、前記有機複合物層の外径をφj、前記最大径φsを有する接合面の径方向における端部の位置での、前記有機複合物層の前記光軸に沿った長さをTi(i=1,2,・・・n)(mm)、前記有機複合物層の材料の飽和吸水時の伸び率である吸水伸びをDLi(i=1,2,・・・n)(%)、とするとき、
φs<φj
Σ(Ti×DLi)<0.19(mm)
なる条件を満たすことを特徴としている。
Σ(Ti×DLi)<0.19(mm)・・・(1)
なる条件を満たしている。
[実施例1]
以下、図1を参照して、本発明の実施例1の光学素子について説明する。図1は本発明の実施例1の光学素子の要部断面図である。図1の光学素子11は第1の光学要素L1の一方の面(凸面)上に第3の光学要素として有機複合物層NL1を形成している。この有機複合物層NL1を構成する材料はアクリル系UV硬化樹脂(Nd=1.633、νd=23.0、θgF=0.68)である。その後、UV硬化性接着剤S1(Nd=1.633)を介して第2の光学要素L2と接合して構成している。なお、第1の光学要素L1はS−FSL5(商品名 株式会社OHARA社製)からなり、第2の光学要素L2はS−TIH53(商品名 株式会社OHARA社製)からなる。ここでNd、νd、θgFはそれぞれ順に材料の屈折率、アッベ数、部分分散比である。以下同様である。
[実施例2]
以下、図3を参照して、本発明の実施例2の光学素子について説明する。図3は本発明の実施例2の光学素子の要部断面図である。図3の光学素子12は第1の光学要素L1の一方の面(凹面)上に第3の光学要素として有機複合物層NL1を形成している。この有機複合物層NL1を構成する材料はN−ポリビニルカルバゾール(Nd=1.696、νd=17.7、θgF=0.69)である。その後、UV硬化性接着剤S1(Nd=1.633)を介して第2の光学要素L2と接合して構成している。なお、第1の光学要素L1はS−TIH53(商品名 株式会社OHARA社製)からなり、第2の光学要素L2はS−FSL5(商品名 株式会社OHARA社製)からなる。
[実施例3]
以下、図5を参照して、本発明の実施例3の光学素子について説明する。図5は本発明の実施例3の光学素子の要部断面図である。図5の光学素子13は第1の光学要素L1の一方の面(凸面)上に第3の光学要素として有機複合物層NL1を形成している。この有機複合物層NL1を構成する材料はポリマーに微粒子を分散させた有機複合物(Nd=1.806、νd=14.9、θgF=0.74)である。その後、UV硬化性接着剤S1を介して第2の光学要素L2と接合して構成している。なお、UV硬化性接着剤S1の材料はポリマー(屈折率Nd=1.580、アッベ数νd=37.2)にTiO2微粒子を体積比で15%分散させたものである。また、第1の光学要素L1はS−BSM14(商品名 株式会社OHARA社製)からなり、第2の光学要素L2はS−TIH53(商品名 株式会社OHARA社製)からなる。
ここで、条件式(1a)の下限を超えると、接合時の歪みや、高温下での接合剥がれや割れを発生し易くなるため好ましくない。
Σ(Ti×DLi)/(Tg1+Tg2)<0.025・・・(2)
なる条件を満たしている。
ここで、条件式(2a)の下限を超えると、接合時の歪みや、高温下での接合時の剥がれや割れを発生し易くなるため好ましくない。
Σ{(Ti×DLi)×logEi}/{Tg1×log(Eg1)+Tg2×log(Eg2)}<0.0090 ・・・(3)
なる条件を満たしている。
ここで、条件式(3a)の下限を超えると、相対的に外側の光学要素の剛性が強くなることになる。この場合、吸水時の変形は低減させることができるが、成形時や接合時の応力の逃げ場が少なくなり、有機複合物層NL1に応力が集中しやすくなる。したがって、その分有機複合物層の複屈折が増大し、また、接合剥がれや割れを発生しやすくなり好ましくない。
φs<φj ・・・(4)
なる条件を満たしている。
また、一方の光学要素上に成形された有機複合物層の材料と、第2の光学要素を接合する際の接着材の材料のd線における屈折率をそれぞれnr、nsとする。そのとき
|nr−ns|<0.1 ・・・(5)
なる条件を満たすのが良い。
さらに好ましくは上記条件式(5a)の数値範囲を次の如く設定すると、より良い。
また、光学要素上に成形する有機複合物層の材料と接合する際に用いる接着剤は同じものでも良い。また、光学要素上に成形される有機複合物層の空気中における焦点距離をfとしたときに、以下の条件式(6)を満たす場合、効果がより顕著になる。
また、第1の光学要素上に成形される有機複合物層の材料の異常部分分散性を|ΔθgFr|とする。そのとき、
0.0272<|ΔθgFr| ・・・(7)
の条件式を満たすのが良い。
νd=(Nd−1)/(NF−NC)
θgF=(Ng−NF)/(NF−NC)
|ΔθgFr|=|θgF−(−1.665×10−7×νd3+5.213×10−5×νd2−5.656×10−3×νd+7.278×10−1)|
である。
条件式(7)を満足する有機複合物の具体例としては、例えばアクリル系UV硬化樹脂(Nd=1.633、νd=23.0、θgF=0.68)やN−ポリビニルカルバゾール(Nd=1.696、νd=17.7、θgF=0.69)がある。尚、条件式(7)を満足する樹脂であれば、これらに限定するものではない。
N(λ)=[1+V{Npar(λ)2−1}+(1−V){Npoly(λ)2−1}]1/2
である。ここで、λは任意の波長、Nparは微粒子の屈折率、Npolyはポリマーの屈折率、Vはポリマー体積に対する微粒子の総体積の分率である。
Claims (11)
- 第1の光学要素の上に形成された有機複合物層に接着剤を介して第2の光学要素が接合された光学素子であって、
前記光学素子の光軸を含む断面内において、前記第2の光学素子の前記有機複合物層と接合されている接合面の径をφs、前記有機複合物層の外径をφj、前記接合面の径方向における端部の位置での、前記有機複合物層の前記光軸に沿った長さをT1(mm)、前記有機複合物層の材料の飽和吸水時の伸び率である吸水伸びをDL1(%)、とするとき、
φs<φj
T1×DL1<0.19(mm)
なる条件を満たすことを特徴とする光学素子。 - 前記接合面の径方向における端部の位置での、前記第1及び第2の光学要素の前記光軸に沿った長さをそれぞれTg1,Tg2(mm)とするとき、
(T1×DL1)/(Tg1+Tg2)<0.025
なる条件を満たすことを特徴とする請求項1に記載の光学素子。 - 前記第1及び第2の光学要素の材料のヤング率をそれぞれEg1,Eg2、前記有機複合物層の材料のヤング率をE1、とするとき、
{(T1×DL1)×logE1}/{Tg1×log(Eg1)+Tg2×log(Eg2)}<0.0090
なる条件を満たすことを特徴とする請求項1又は2に記載の光学素子。 - 0.0005(mm)<T1×DL1<0.19(mm)
なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光学素子。 - 前記有機複合物層は正メニスカス形状であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光学素子。
- 前記有機複合物層の材料及び前記接着剤の材料のd線における屈折率をそれぞれnr,nsとするとき、
|nr−ns|<0.1
なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光学素子。 - 前記有機複合物層の空気中における焦点距離をfとするとき、
f>0.0
なる条件を満たすことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光学素子。 - 前記有機複合物層の材料の異常部分分散性を|ΔθgFr|とするとき、
0.0272<|ΔθgFr|
なる条件を満たすことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光学素子。 - 3つ以上の光学要素が接合された光学素子であって、
前記3つ以上の光学要素は、2つの光学面が他の光学要素と接している有機複合物層を含み、かつ、前記有機複合物層の2つの光学面のいずれか一方は、接着剤を介して他の光学要素と接合されており、
前記光学素子の光軸を含む断面内において、前記有機複合物層と接着剤を介して接合されている光学要素の接合面の最大径をφs、前記有機複合物層の外径をφj、前記最大径φsを有する接合面の径方向における端部の位置での、前記有機複合物層の前記光軸に沿った長さをTi(i=1,2,・・・n)(mm)、前記有機複合物層の材料の飽和吸水時の伸び率である吸水伸びをDLi(i=1,2,・・・n)(%)、とするとき、
φs<φj
Σ(Ti×DLi)<0.19(mm)
なる条件を満たすことを特徴とする光学素子。 - 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の光学素子を有することを特徴とする光学系。
- 請求項10に記載の光学系と、該光学系によって形成される像を受光する光電変換素子と、を有することを特徴とする光学機器。
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