JP6480180B2 - ベルト固定装置、ベビーシート及びベビーカー - Google Patents
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Description
具体的には、ベルトは、乗車している乳幼児等の両肩に配置される2本の肩ベルトと、乳幼児等の腰を保持するため、乗車している乳幼児等の腰に配置される2本の腰ベルトと、乳幼児等の両足の股に配置される1本の股ベルトを有している。
また、股ベルトの一端側には、これら肩ベルト及び腰ベルトを固定し、又は固定を解除するためのバックルが配置されている。
すなわち、このバックルと着脱可能な2つの差し込みバックルが設けられ、これら2つの各差し込みバックルは、それぞれ1つの肩ベルトと1つの腰ベルト、すなわち、乳幼児等の右側の肩ベルトと腰ベルト又は左側の肩ベルトと腰ベルトに固定されている。
このため、例え連結部と剛性部との接続部分の面積等が小さくても、剛性部、剛性部を固定すると共に、これと一体に形成されている股保持部及び緩衝部等からなる複合体としての全体の強度で連結部を確実に保持することができる。
すなわち、剛性部は、股保持部と緩衝部で保持されているので、これらによって剛性が担保される構成となっている。
したがって、本発明では、連結部を小型化し、軽量化し、剛性部との接続部分を小さくし、連結部と剛性部との接続部分の幅等の領域を小さくしても、連結部を支持する剛性は低下することがない。このため、連結部を小型軽量化しても乗車している乳幼児等の安全が担保される。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
また、以下の説明において、前、後、左、右、上、下等の方向は、特段の言及がない限り、ベビーカーを背面押しにして適正に着座した状態の乳幼児を基準にした方向である。
図1は、本発明の実施の形態に係るベビーカー1を示す概略斜視図である。
図1に示すベビーカー1は、対象年齢が生後1カ月以上36カ月以内の乗車者が対象であるが、本実施の形態にかかるベビーカー1は、特に、生後1ヶ月乃至5ヶ月の未だ首が据わっていない乳児や生後1ヶ月乃至7ヶ月の未だ腰が据わっていない乳児等のように座席に座ることができず、寝かせた状態で乗車する乳児にとっても適したベビーカー1となっている。この理由については後述する。
前輪部3は、図1に示すように、2つの円形の車輪3a及び車輪3bを有すると共に、これら車輪3a、3bを支持する車輪支持部3cを有している。
また、前輪部4も同様に、車輪4a、4b及び車輪支持部4cを有している。
また、座席部2に乗車した乳幼児がその腕を配置することができるアームレスト8、9が、座席部2の左右方向である両側に、併せて2つ形成されている。
このアームレスト8は、図1に示すように、前脚部5及び後脚部(図示せず)と、それぞれ連結されている。アームレスト9も、同様に前脚部6及び後脚部10と、それぞれ連結されている。
なお、後脚部10にも、前脚部5と同様に後輪部13と車輪13a、13b等が配置されている。
また、図1に示すように、座席部2の後側には、ベビーカー1を移動させるときに、保護者等が操作する全体が略U字状を成しているハンドル部12が配置されている。
このハンドル部12は、図1に示す後方側と図示しない前方側に移動可能な構成となっている。
すなわち、図1に示すハンドル部12の位置では、保護者が乳幼児を座席部2に乗車させ、乳幼児の後方からベビーカー1を操作するとき(背面押し)である。
一方、保護者が座席部2の乳幼児の顔等を見ながらベビーカー1を操作するとき(対面押し)はハンドル部12を前方側に配置することになる。
そして、座席部2には、座席部2に乗車した乳幼児を座席部2に固定するためのベルト固定装置である例えば、固定装置20が備わっている。
また、固定装置20は、座席部2の両側から中央部に向けて配置されると共に、乗車した乳幼児の腰又はその近傍に配置される複数の腰ベルト部である例えば、2本の腰ベルト22a、22bを有している。
さらに、固定装置20は、座席部2の座面部2bから上方に向けて配置されると共に、乗車した乳幼児の股部に対して配置される股保持部である例えば、股ベルト23を有する。
この保護カバー24は、バックル25と乳幼児との間に配置されると共に、バックル25等が乳幼児に直接、当接するのを防ぐために、このバックル25より大きな面積を有している。
そして、乳幼児の右側の肩ベルト21b及び腰ベルト22bの一端側には、右側差し込みバックル26bが配置されている。一方、乳幼児の左側の肩ベルト21a及び腰ベルト22aの一端側には、左側差し込みバックル26aが配置されている。
これら右側差し込みバックル26bと左側差し込みバックル26aを、図1に示すようにバックル25に装着することで、上述の各ベルトを乳幼児に対して適切に配置することが可能な構成となっている。
図2に示すように、バックル25の中央部には、バックル25の両側に装着されている右側差し込みバックル26b及び左側差し込みバックル26aを離脱させるための離脱用ボタン25aが配置されている。
このため、操作者が図2に示す離脱用ボタン25aを押下すると、バックル25に装着されていた右側差し込みバックル26b及び左側差し込みバックル26aが図3に示すように離脱する構成となっている。
図3は、右側差し込みバックル26b等がバックル25から離脱した状態を示す概略図である。
このため、図1の肩ベルト21bと腰ベルト22bは、それぞれ、これら肩ベルト接続用開口26baと、腰ベルト接続用開口26bbを介して、右側差し込みバックル26bに接続される構成となっている。
また、同様に、左側差し込みバックル26aにも、肩ベルト接続用開口26aa及び腰ベルト接続用開口26abが形成され、肩ベルト21aと腰ベルト22aは、それぞれ、これら肩ベルト接続用開口26aaと、腰ベルト接続用開口26abを介して、左側差し込みバックル26aに接続される構成となっている。
図4は、バックル25と主要ベルト30との関係を示す概略図である。
図4に示すように、バックル25は、接続ベルト部である例えば、保持ベルト27と、剛性部である例えば、横ベルト28を介して主要ベルト30に固定、保持されている。
したがって、主要ベルト30が乳幼児の股部に配置されたとき、その柔軟性から乳幼児に対して不快感等を与えない構成となっている。
従来、このバックル25の部分は、肩ベルト21a等や腰ベルト22a等と、股ベルト等を連結する部分であり、このバックルが股ベルトから離脱等すると、座席部2に乗車している乳幼児の安全が確保し難くなる重要な部品である。
このため、従来は、このバックルと股ベルトと接続の確実性を確保するため、接続部分の長さ(バックルの左右方向の幅)は乳幼児の体重を保持する必要から経験的に所定の幅(例えば、50mm)とするように求められていた。
この点、本実施の形態では、図4に示すように、バックル25は、保持ベルト27を介して剛性の高い横ベルト28と接続されている。そして、この横ベルト28は、主要ベルト30に固定されている。この主要ベルト30は、柔軟な材質から成るが、その面積が大きくなるように形成されている。
したがって、たとえ、バックル25と保持ベルト27との接続部分が小さくても、バックル25は、剛性の高い横ベルト28と面積の大きな主要ベルト30で保持されているため、複合体としての強度を維持でき、バックル25が離脱し難い構成となっている。
図5は、バックル25の小型軽量化の効果等を示す概略説明図である。
図5(a)は、生後1ヶ月乃至5ヶ月の未だ首が据わっていない乳児や生後1ヶ月乃至7ヶ月の未だ腰が据わっていない乳児等のように座席に座ることができず、寝かせた状態で乗車する乳児Pに対して、従来の大型のバックルBを用いた状態を示す概略説明図である。
図5(b)は、(a)の乳児Pに、本実施の形態に係るバックル25を用いた状態を示す概略説明図である。
この点、図5(b)に示す本実施の形態に係るバックル25は、小型化されているため乳児Pとの間に大きな隙間は発生せず、図5(a)に示すような、乳児Pの落下等を未然に防ぐことができる。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係るバックル125等を示す概略図である。
本実施の形態に係るベビーカーの多くの構成は上述の第1の実施の形態に係るベビーカー1と共通するため、共通の構成は同一符号等として説明を省略し、以下相違点を中心に説明する。
本実施の形態にかかるベビーカーは、図6に示すように、バックル125の下端側には、保持ベルト127と係合させるための固定用開口125bが形成されていると共に、その他端部側である例えば、上端部にも、保持ベルト127が係合される固定用上部開口125aが形成されている。
図7に示すように、本実施の形態にかかる保持ベルト127は、上述の第1の実施の形態にかかる保持ベルト27より長く形成されている。
そして、この長い保持ベルト127は、図7に示すように、その下端側が横ベルト28に固定されていると共に、上部側は、バックル125の固定用開口125bに挿入され、バックル125の下端側に係合するように配置される。さらに、その上部側は、バックル125と主要ベルト30との間に配置され、その上部側は、バックル125の上端側に形成されている固定用上部開口125aに挿入され、バックル125の上端側に係合され、その上端は、図7に示すように、保護カバー24に固定される構成となっている。
そして、図1の股ベルト23が乗車している乳幼児の股部に正確に配置されることを担保できる構成となっている。
図8は、本発明に第3の実施の形態に係るバックル225等を示す概略図である。
本実施の形態に係るベビーカーの多くの構成は上述の第1の実施の形態に係るベビーカー1と共通するため、共通の構成は同一符号等として説明を省略し、以下相違点を中心に説明する。
本実施の形態にかかるベビーカーは、図8に示すように、バックル225の下端側には、保持ベルト27と係合させるための固定用開口225bが形成されている。
一方、バックル225の他端部側である例えば、上端には、突出するように形成されている固定用係合片225aが形成されている。
図9に示すように、バックル225から突出して形成されている固定用係合片225aは、断面が略L字状に形成されている。
図10は、主要ベルト130を示す概略平面図である。
図10に示すように、主要ベルト130の保護カバー124には、図8及び図9の固定用係合片225aを受容する係合片挿入孔124aが形成されている。
すなわち、固定用係合片225aを係合片挿入孔124aから挿入し、保護カバー124に配置固定可能な構成となっている。
このため、操作者が、バックル225を操作する際、バックル225に接続されている股ベルト123が捩れること等を未然に防ぐことができる。
したがって、股ベルト123が乗車している乳幼児の股部に正確に配置されることを担保できる構成となっている。
Claims (6)
- 少なくとも、対象者の腰部を保持する複数の腰ベルト部のそれぞれを連結可能な連結部を有し、
前記連結部と対象者の間には、前記連結部が対象者に直接当接することを防ぐ緩衝部が配置され、
前記緩衝部は、対象者の股部に配置される股保持部と一体に形成されていると共に、前記連結部が、前記股保持部及び/又は前記緩衝部に形成される剛性部に固定されており、
前記連結部は、前記剛性部と接続ベルト部を介して接続され、前記連結部と前記接続ベルト部との接続部分の面積が、前記剛性部の面積より小さく形成されていることを特徴とするベルト固定装置。 - 少なくとも、対象者の腰部を保持する複数の腰ベルト部のそれぞれを連結可能な連結部を有し、
前記連結部と対象者の間には、前記連結部が対象者に直接当接することを防ぐ緩衝部が配置され、
前記緩衝部は、対象者の股部に配置される股保持部と一体に形成されていると共に、前記連結部が、前記股保持部及び/又は前記緩衝部に形成される剛性部に固定されており、
前記連結部は、その一端部側に前記剛性部に固定されている接続ベルト部が配置されると共に、前記連結部の他端部側は、前記緩衝部に固定される構成となっていることを特徴とするベルト固定装置。 - 前記股保持部が、前記剛性部より柔軟な材質で形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のベルト固定装置。
- 請求項1乃至請求項3のいずれか1項のベルト固定装置を備える乳幼児が乗車するためのベビーシート。
- 請求項4に記載のベビーシートを備えるベビーカー。
- 乳幼児が乗車するためのベビーシートを備えるベビーカーであって、
前記ベビーシートは、ベルト固定装置を備え、
前記ベルト固定装置は、
少なくとも、対象者の腰部を保持する複数の腰ベルト部のそれぞれを連結可能な連結部を有し、
前記連結部と対象者の間には、前記連結部が対象者に直接当接することを防ぐ緩衝部が配置され、
前記緩衝部は、対象者の股部に配置される股保持部と一体に形成されていると共に、前記連結部が、前記股保持部及び/又は前記緩衝部に形成される剛性部に固定されていることを特徴とするベビーカー。
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