JP6517090B2 - 農薬用効力増強剤組成物 - Google Patents
農薬用効力増強剤組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6517090B2 JP6517090B2 JP2015122611A JP2015122611A JP6517090B2 JP 6517090 B2 JP6517090 B2 JP 6517090B2 JP 2015122611 A JP2015122611 A JP 2015122611A JP 2015122611 A JP2015122611 A JP 2015122611A JP 6517090 B2 JP6517090 B2 JP 6517090B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- internal olefin
- agrochemical
- less
- composition
- pesticide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
れている。除草剤として最も多く使用されている原体の一つであるグリホサート塩の様なアミノ酸系農薬においては、他の農薬で良く用いられるノニオン界面活性剤やアニオン界面活性剤の適用はアミノ酸系農薬との相溶性が低いことから困難であるが、四級化された、あるいはポリオキシエチレン化された長鎖アミンがこの目的のために有効であることが知られている。グリホサート塩の様なアミノ酸系農薬においては、特にポリオキシエチレン化されたタローアミンが、その優れたコストパフォーマンス性から幅広く利用されている。しかし、このポリオキシエチレン化されたタローアミンは生分解性が極めて低いこと、魚毒性が強いことなどから、近年、その環境への影響性が懸念され、代替品が望まれている。
一方、アニオン界面活性剤の中でも、α-オレフィンスルホン酸塩等のスルホン酸塩型のアニオン界面活性剤は、アルキル硫酸エステル塩等の硫酸エステル塩型の界面活性剤に比べて、加水分解及び熱に対する安定性が、より高いことが知られている。
特許文献1には、除草剤、農薬、殺虫剤、殺卵剤、及び殺真菌剤と共に使用するためのアジュバント組成物中における使用に対して許容可能なスルホン酸塩型のアニオン界面活性剤として、オレフィンスルホネート及びドデシルベンゼンスルホネートが例示されている。
特許文献2には、水面浮上性農薬製剤が開示されており、製剤の水中での分散性を高めるために配合されるスルホン酸塩型界面活性剤として、オレフィンスルホン酸塩、リグニンスルホン酸及びジアルキルスルホサクシネートが開示されている。
特許文献3には、放出制御された農薬粒剤が開示されており、造粒促進剤として配合されるα-オレフィンスルホン酸ナトリウム及びリグニンスルホン酸ナトリウムが開示されている。
本発明は、農薬の効力を効果的に増強でき、かつ農薬組成物に配合した時の保存安定性に優れる農薬用効力増強剤組成物及びこれを含有する農薬組成物、並びに前記農薬組成物を用いた農薬の使用方法を提供する。
前記内部オレフィンスルホン酸塩(A)中のスルホン酸基が1位に存在するオレフィンスルホン酸塩の、前記内部オレフィンスルホン酸塩(A)全体に対する質量比が0以上0.1以下である、
農薬用効力増強剤組成物(以下、第1の農薬用効力増強剤組成物という。)に関する。
前記内部オレフィンスルホン酸塩(A)が、内部オレフィンのスルホン化により得られたものであり、
前記内部オレフィン中の二重結合が1位に存在するオレフィンの、前記内部オレフィン全体に対する質量比が0以上0.1以下である、
農薬用効力増強剤組成物(以下、第2の農薬用効力増強剤組成物という。)に関する。
また、本発明の農薬組成物を用いることで、防除効果に優れた農薬の使用方法を提供することができる。
本明細書において、農薬用効力増強剤組成物をいう場合、特記しない限り、第1の農薬用効力増強剤組成物、若しくは第2の農薬用効力増強剤組成物又はその両方を意味するものとする。
本発明の農薬用効力増強剤組成物は、炭素数8以上22以下の内部オレフィンスルホン酸塩(A)を含有する。
本発明において、内部オレフィンスルホン酸塩(A)は、二重結合をオレフィン鎖の内部に有するオレフィンをスルホン化し、得られたスルホン化物を中和及び加水分解することにより得られるスルホン酸塩である。なお、かかる内部オレフィンとは、二重結合の位置が炭素鎖の1位に存在する、いわゆるα−オレフィンを微量含有する場合も含む広義の意味である。すなわち、内部オレフィンをスルホン化すると、β−サルトンが生成し、β−サルトンの一部は、γ−サルトン、オレフィンスルホン酸へと変化し、更にこれらは中和・加水分解工程においてヒドロキシアルカンスルホン酸塩と、オレフィンスルホン酸塩へと転換する(例えば、J. Am. Oil Chem. Soc. 69, 39(1992))。ここで、得られるヒドロキシアルカンスルホン酸塩のヒドロキシ基は、アルカン鎖の内部にあり、オレフィンスルホン酸塩の二重結合はオレフィン鎖の内部にある。また、得られる生成物は、主にこれらの混合物であり、またその一部には、微量の炭素鎖の末端にヒドロキシ基を有するヒドロキシアルカンスルホン酸塩、又は炭素鎖の末端に二重結合を有するオレフィンスルホン酸塩が含まれる場合もある。本明細書では、これらの各生成物及びそれらの混合物を総称して内部オレフィンスルホン酸塩という。また、ヒドロキシアルカンスルホン酸塩を内部オレフィンスルホン酸塩のヒドロキシ体(以下、HASということがある)、オレフィンスルホン酸塩を内部オレフィンスルホン酸塩のオレフィン体(以下、IOSということがある)という。
本発明において原料内部オレフィンとは、二重結合をオレフィン鎖の内部に有するオレフィンをいう。
前記中和は、スルホン酸基の理論値に対し1.0モル以上1.5モル以下倍量の水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、2−アミノエタノール等のアルカリ剤を反応させることにより行なわれる。
前記加水分解反応は、水の存在下90℃以上200℃以下で、30分以上3時間以下で反応を行えばよい。これらの反応は、連続して行うことができる。また反応終了後に得られる内部オレフィンスルホン酸塩は、抽出、洗浄等により精製することができる。
本発明の内部オレフィンスルホン酸塩(A)中における原料内部オレフィンの含有量は、農薬の効力を増強する観点から、成分(A)中に、好ましくは5.0質量%未満、より好ましくは3.0質量%未満、更に好ましくは1.5質量%未満、より更に好ましくは1.0質量%未満である。
未反応の内部オレフィンの含有量は、後記実施例に記載の方法により測定できる。
本発明の内部オレフィンスルホン酸塩(A)中における無機化合物の含有量は、農薬の効力を増強する観点から、成分(A)中に、好ましくは7.5質量%未満、より好ましくは5.0質量%未満、更に好ましくは3.0質量%未満、より更に好ましくは2.0質量%未満、より更に好ましくは1.6質量%未満、より更に好ましくは1質量%以下である。
本発明の内部オレフィンスルホン酸塩(A)が含有する無機化合物としては、前記中和で残存した水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ水酸化物、前記中和で副生する硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸アンモニウム、2−アミノエタノール硫酸塩等の硫酸塩が挙げられる。
水としては、本発明の農薬用効力増強剤組成物の効果を阻害しない範囲で、水道水、蒸留水、脱イオン水などを使用することができ、安定性の観点から、好ましくは脱イオン水である。
本発明の農薬組成物は、本発明の農薬用効力増強剤組成物、農薬原体(B)、及び水を含有する。
また、内部オレフィンスルホン酸塩(A)、農薬原体(B)、及び水を含有する農薬組成物も本発明の農薬組成物である。
また、内部オレフィンスルホン酸塩(A)、農薬原体(B)、水以外の溶剤(C)、及び水を含有する農薬組成物も本発明の組成物である。
水以外の溶剤(C)は、低温保存安定性を向上させる観点から、有機溶剤から選択されるものであり、好ましくは、アルコール系,有機酸エステル系及びアミン系の有機溶剤から選択される1種又は2種以上である。アルコール系の有機溶剤は同様の観点から、好ましくはエタノール,ジプロピレングリコール及び1,2−ブチレングリコールから選択される1種又は2種以上であり、更に好ましくはエタノール,ジプロピレングリコール又は1,2−ブチレングリコールである。有機酸エステル系の有機溶剤は同様の観点から、好ましくは乳酸メチルである。アミン系の有機溶媒は同様の観点から、好ましくはN,N―ジメチルホルムアミドである。
本発明の農薬の使用方法は、本発明の農薬組成物から調製した農薬散布液を植物に散布する。
前記農薬組成物が含む農薬原体(B)は、本発明の農薬用効力増強剤組成物による農薬の効力を増強する効果が顕著な観点から、好ましくは除草剤、好ましくはアミノ酸系除草剤の農薬原体である。
本発明の農薬の使用方法は、本発明の農薬用効力増強剤組成物による農薬の効力を増強する効果が顕著な観点から、好ましくは除草方法である。
きる。更に、本発明の除草方法は、イヌビエを対象とすることができる。
(i)原料内部オレフィンの二重結合位置の測定方法
原料内部オレフィンの二重結合位置は、GCにより測定した。具体的には、内部オレフィンに対しジメチルジスルフィドを反応させることでジチオ化誘導体とした後、各成分をGCで分離した。得られたそれぞれのピーク面積より内部オレフィンの二重結合位置を求めた。
測定に使用した装置及び分析条件は次の通りである。
GC装置:アジレントテクノロジー6890(アジレントテクノロジー社製)
カラム:Ultra−Alloy−1HTキャピラリーカラム(30m×250μm×0.15μm,フロンティア・ラボ社製)
検出器:水素炎イオン検出器、インジェクション温度:300℃、検出器温度:350℃、He流量4.6mL/分
スルホン酸基が1位に存在するオレフィンスルホン酸塩の含有量及びスルホン酸基が2位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の含有量は、HPLC−MSにより測定した。具体的には、HPLCによりHAS及びIOSを分離し、それぞれのピーク面積の合計の比からHAS/IOSを求めた。
HASをMSにかけることでスルホン酸基が1位に存在するオレフィンスルホン酸塩及びスルホン酸基が2位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩を同定した。得られたHPLC−MSピーク面積から質量比を求め、モル比に換算した。
測定に使用した装置および条件は次の通りである。
HPLC装置:HPLC Prominence(島津製作所社製)
MS装置:Q−Exactive(Thermo Scientific社製)
カラム:Hypersil ODS(C18)(250mm、4.6mm id、粒子径3μm、アジレントテクノロジー社製)
カラム温度:40℃
MS検出条件:陰イオン検出 m/z60−1600、UV240nm
測定試料:メタノールで測定対象のオレフィンスルホン酸ナトリウムをメタノールで1000質量倍希釈したものを用いた。
溶離液A(10mM酢酸アンモニウム水溶液)及び溶離液B(10mM酢酸アンモニウムメタノール溶液)を、グラジェントをかけて、HPLC装置に送液した。
内部オレフィンスルホン酸ナトリウムの原料内部オレフィンの含有量は、GCにより測定した。具体的には、内部オレフィンスルホンナトリウムにエタノールと石油エーテルを添加した後、抽出し石油エーテル層にオレフィンを得た。得られたGCピーク面積からオレフィン量を定量した。測定に使用した装置および分析条件は次の通りである。
GC装置:アジレントテクノロジー6850(アジレントテクノロジー社製)
カラム:Ultra−Alloy−1HTキャピラリーカラム(15m×250μm×0.15μm,フロンティア・ラボ社製)
検出器:水素炎イオン検出器、インジェクション温度:300℃、検出器温度:350℃、He流量:3.8mL/分
内部オレフィンスルホン酸ナトリウム中の無機化合物の含有量は、電位差滴定及び中和滴定により測定した。具体的には、内部オレフィンスルホン酸ナトリウム中のNa2SO4の含有量は、硫酸根を電位差滴定によって求めることで定量した。また、内部オレフィンスルホン酸ナトリウム中のNaOHの含有量は、希塩酸で中和滴定することで定量した。
<製造例A>
攪拌装置付きフラスコに1−ヘキサデカノール「カルコール6098」(花王社製)7000g(28.9モル)、γ―アルミナ(STREM Chemicals社製)700g(原料アルコールに対して10%)を投入し、攪拌下、280℃にて系内に窒素(7000mL/分)を流通させながら5時間、反応を行った。反応終了後のアルコール転化率は100%、得られた粗内部オレフィン中のC16内部オレフィンの含有量は99.7%であった。得られた粗内部オレフィンを蒸留用フラスコに移し、136〜160℃/4.0mmHg(絶対圧力)で蒸留することでオレフィン含有量が100%の炭素数16の内部オレフィン(以下、内部オレフィン(1)と記す。)を得た。得られた内部オレフィンの二重結合分布の結果を表1に示す。
反応時間を3時間とした以外は、製造例Aと同様の条件で、反応を行った。反応終了後のアルコール転化率は100%、得られた粗内部オレフィン中のC16内部オレフィンの含有量は99.6%であった。得られた粗内部オレフィンを蒸留用フラスコに移し、136〜160℃/4.0mmHg(絶対圧力)で蒸留することでオレフィン含有量が100%の炭素数16の内部オレフィン(以下、内部オレフィン(2)と記す。)を得た。得られた内部オレフィンの二重結合分布を表1に示す。
攪拌装置付きフラスコに1−オクタデカノール「カルコール8098」(花王社製)7000g(25.9モル)、γ―アルミナ(STREM Chemicals社製)1050g(原料アルコールに対して15%)を投入し、攪拌下、285℃にて系内に窒素(7000mL/分)を流通させながら13時間、反応を行った。反応終了後のアルコール転化率は100%、得られた粗内部オレフィン中のC18内部オレフィン含有量は98.5%であった。得られた粗内部オレフィンを蒸留用フラスコに移し、148〜158℃/0.5mmHg(絶対圧力)で蒸留することでオレフィン含有量が100%の炭素数18の内部オレフィン(以下、内部オレフィン(3)と記す。)を得た。得られた内部オレフィンの二重結合分布の結果を表1に示す。
攪拌装置付きフラスコに1−ドデセン「リニアレン12」(出光興産社製)7000g(41.6モル)、CP814E HY Zeolite(ZEOLYST社製)70g(原料α‐オレフィンに対して1%)を投入し、攪拌下、165℃にて系内に窒素(7000mL/min.)を流通させながら5時間、反応を行った。反応終了後のα―オレフィン転化率は100%、得られた粗内部オレフィン中のC12内部オレフィンの含有量は95.2%であった。得られた粗内部オレフィンを蒸留用フラスコに移し、148−158℃/0.5mmHg(絶対圧力)で蒸留することでオレフィンの含有量が100%の炭素数12の内部オレフィン(以下、内部オレフィン(4)と記す。)を得た。得られた内部オレフィンの二重結合分布を表1に示す。
製造例Bと同様の方法にて、オレフィンの含有量が100%の炭素数16の内部オレフィンを得た。また、攪拌装置付きフラスコに1−オクタデカノール「カルコール8098」(花王社製)7000g(25.9モル)、γ―アルミナ(STREM Chemicals社製)700g(原料アルコールに対して10%)を仕込み、攪拌下、280℃にて系内に窒素(7000mL/分)を流通させながら10時間、反応を行った。反応終了後のアルコール転化率は100%、得られた粗内部オレフィン中のC18内部オレフィンの含有量は98.2%であった。得られた粗内部オレフィンを蒸留用フラスコに移し、内温148〜158℃/0.5mmHg(絶対圧力)で蒸留することでオレフィンの含有量が100%の炭素数18の内部オレフィンを得た。
これら、炭素数16の内部オレフィン11.9kgと炭素数18の内部オレフィン3.1kg(質量比79/21)とを混合することで、炭素数16の内部オレフィンと炭素数18の内部オレフィンの混合物(以下、内部オレフィン(5)と記す。)15.0kgを得た。この内部オレフィンの二重結合分布を表1に示す。
<製造例1>
前記の内部オレフィン(1)及びSO3濃度2.8容量%の三酸化硫黄ガスを、薄膜式スルホン化反応器(内径14mmφ、長さ4m)に供給し、前記薄膜式スルホン化反応器の外部ジャケットに20℃の冷却水を通液することで冷却を行いながら、スルホン化反応を行った。SO3の内部オレフィンに対するモル比が1.09になるように原料の流量を設定した。
得られたスルホン化物を、40℃で10分間撹拌(以下、熟成と記す。)した後、理論酸価(AV)に対し1.2モル倍の水酸化ナトリウムを含有するアルカリ水溶液へ添加し、攪拌しながら30℃, 1時間中和した。中和物をオートクレーブ中で密閉条件下、160℃, 1時間加熱することで加水分解を行い、C16内部オレフィンスルホン酸ナトリウム粗生成物を得た。
得られた粗生成物300gを分液漏斗に移し、エタノール300mL及び石油エーテル300mLを加え、振とうし、その後静置し分層させ、油溶性の不純物を油層に抽出除去した。この際、油水界面に析出した無機化合物も、油水分離操作により水層から分離除去し、この操作を3回おこなった。水層側を蒸発乾固して、内部オレフィンスルホン酸ナトリウム(1)を得た。分析結果を表2に示す。
前記内部オレフィン(1)を、得られたスルホン化物を中和前に、40℃、10分間の熟成をしなかった以外は製造例1と同様の条件で、内部オレフィンスルホン酸ナトリウム(1´)を得た。得られた内部スルホン酸ナトリウム中のスルホン酸基が1位に存在するオレフィンスルホン酸ナトリウムの、得られた内部スルホン酸ナトリウム全体に対する質量比は0.014であった。得られた内部スルホン酸ナトリウム中のスルホン酸基が2位に存在するオレフィンスルホン酸ナトリウムの、得られた内部スルホン酸ナトリウム全体に対する質量比は0.13であった。その他の分析結果を表2に示す。
製造例Bで製造した内部オレフィン(2)を用いた以外は、製造例1と同様の条件で、内部オレフィンスルホン酸ナトリウム(2)を得た。分析結果を表2に示す。
製造例Cで製造した内部オレフィン(3)を用いた以外は、製造例1´と同様の条件で、内部オレフィンスルホン酸ナトリウム(3)を得た。得られた内部スルホン酸ナトリウム中のスルホン酸基が1位に存在するオレフィンスルホン酸ナトリウムの、得られた内部スルホン酸ナトリウム全体に対する質量比は0.012であった。得られた内部スルホン酸ナトリウム中のスルホン酸基が2位に存在するオレフィンスルホン酸ナトリウムの、得られた内部スルホン酸ナトリウム全体に対する質量比は0.13であった。その他の分析結果を表2に示す。
製造例Dで製造した内部オレフィン(4)を用いた以外は、製造例1´と同様の条件で、内部オレフィンスルホン酸ナトリウム(4)を得た。得られた内部スルホン酸ナトリウム中のスルホン酸基が1位に存在するオレフィンスルホン酸ナトリウムの、得られた内部スルホン酸ナトリウム全体に対する質量比は0.024であった。得られた内部スルホン酸ナトリウム中のスルホン酸基が2位に存在するオレフィンスルホン酸ナトリウムの、得られた内部スルホン酸ナトリウム全体に対する質量比は0.16であった。その他の分析結果を表2に示す。
製造例Eで製造した内部オレフィン(5)を用いた以外は、製造例1´と同様の条件で、内部オレフィンスルホン酸ナトリウム(5)を得た。得られた内部スルホン酸ナトリウム中のスルホン酸基が1位に存在するオレフィンスルホン酸ナトリウムの、得られた内部スルホン酸ナトリウム全体に対する質量比は0.010であった。得られた内部スルホン酸ナトリウム中のスルホン酸基が2位に存在するオレフィンスルホン酸ナトリウムの、得られた内部スルホン酸ナトリウム全体に対する質量比は0.11であった。その他の分析結果を表2に示す。
12cmポットにイヌビエを生育させ、草丈が30cm程度の植物体を試験に供した。表3に示す量の内部オレフィンスルホン酸ナトリウム又はα−オレフィン(C16)スルホン酸ナトリウム、農薬原体及び水を混合し、農薬散布液とした。この農薬散布液を、表3に示す散布量で前記植物体全体にかかるように葉面散布し、殺草効力を評価した。殺草効力の評価は散布後、表3に示す期間の経過後に植物外観を目視で観察し、無処理区の外観を0、完全枯死の外観を10として、1試験区3反復平均で評価した。ここで無処理区とは農薬原体及び界面活性剤を散布していない区のことである。
希釈液散布量と観察期間は散布した農薬原体毎にそれぞれ下記の通りである。
なお、前記α−オレフィン(C16)スルホン酸ナトリウムとしては、「リボラン PB−800CJ」(ライオン社製、平均炭素数:16、α−オレフィン(C16)スルホン酸ナトリウム中のスルホン酸基が1位に存在するオレフィンスルホン酸ナトリウムのα−オレフィン(C16)スルホン酸ナトリウム全体に対する質量比:0.81、α−オレフィン(C16)スルホン酸ナトリウム中のスルホン酸基が2位に存在するオレフィンスルホン酸ナトリウムのα−オレフィン(C16)スルホン酸ナトリウム全体に対する質量比:0.0060、HAS/IOS(モル比):0.30)を用いた。
調製直後の均一透明液体の農薬組成物10gをガラス製透明容器(容量20ml)中に入れ、−5℃の恒温器に10日間保存し、外観の変化を目視により確認した。
均一透明のものを合格、すなわち○とし、分離物若しくは析出物が生じたもの、又は組成物が凝固若しくはゲル化したものは不合格、すなわち×とした。結果を表4に示す。
Claims (14)
- 炭素数が8以上22以下である内部オレフィンスルホン酸塩(A)を含有する農薬用効力増強剤組成物であって、
前記内部オレフィンスルホン酸塩(A)中のスルホン酸基が1位に存在するオレフィンスルホン酸塩の、前記内部オレフィンスルホン酸塩(A)全体に対する質量比が0以上0.1以下である、
農薬用効力増強剤組成物。 - 前記内部オレフィンスルホン酸塩(A)中のスルホン酸基が2位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の、前記内部オレフィンスルホン酸塩(A)全体に対する質量比が0.05以上0.4以下である、請求項1に記載の農薬用効力増強剤組成物。
- 炭素数が8以上22以下である内部オレフィンスルホン酸塩(A)を含有する農薬用効力増強剤組成物であって、
前記内部オレフィンスルホン酸塩(A)が、内部オレフィンのスルホン化により得られたものであり、
前記内部オレフィン中の二重結合が1位に存在するオレフィンの、前記内部オレフィン全体に対する質量比が0以上0.1以下である、
農薬用効力増強剤組成物。 - 前記内部オレフィンスルホン酸塩(A)が、内部オレフィンのスルホン化により得られたものであり、前記内部オレフィン中の二重結合が2位に存在する内部オレフィンの、前記内部オレフィン全体に対する質量比が0.05以上0.4以下である、請求項1〜3のいずれかに記載の農薬用効力増強剤組成物。
- 前記内部オレフィンスルホン酸塩(A)が、内部オレフィンスルホン酸塩のヒドロキシ体(以下、HASという)と内部オレフィンスルホン酸塩のオレフィン体(以下、IOSという)とを含み、HASの含有量のIOSの含有量に対するモル比(HAS/IOS)が0.1以上10以下である請求項1〜4のいずれかに記載の農薬用効力増強剤組成物。
- アミノ酸系農薬用効力増強剤である、請求項1〜5のいずれかに記載の農薬用効力増強剤組成物。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の農薬用効力増強剤組成物及び農薬原体(B)を含有する農薬組成物。
- 水以外の溶剤(C)及び水を含有する請求項7に記載の農薬組成物。
- 内部オレフィンスルホン酸塩(A)の含有量の水以外の溶剤(C)の含有量に対する質量比(A)/(C)が0.1以上10以下である、請求項8に記載の農薬組成物。
- 内部オレフィンスルホン酸塩(A)の含有量の農薬原体(B)の含有量に対する質量比(A)/(B)が0.01以上1.5以下である、請求項8又は9に記載の農薬組成物。
- 農薬原体(B)の含有量の内部オレフィンスルホン酸塩(A)と水以外の溶剤(C)の含有量の和に対する質量比(B)/〔(A)+(C)〕が0.1以上10以下である、請求項8〜10のいずれかに記載の農薬組成物。
- 農薬原体(B)がアミノ酸系農薬原体である請求項7〜11のいずれかに記載の農薬組成物。
- 請求項7〜12のいずれかに記載の農薬組成物から調製した農薬散布液を植物に散布する農薬の使用方法。
- 農薬原体(B)が除草剤である、請求項7〜12のいずれかに記載の農薬組成物から調製した農薬散布液を植物に散布する除草方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015122611A JP6517090B2 (ja) | 2015-06-18 | 2015-06-18 | 農薬用効力増強剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015122611A JP6517090B2 (ja) | 2015-06-18 | 2015-06-18 | 農薬用効力増強剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017007959A JP2017007959A (ja) | 2017-01-12 |
| JP6517090B2 true JP6517090B2 (ja) | 2019-05-22 |
Family
ID=57761279
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015122611A Active JP6517090B2 (ja) | 2015-06-18 | 2015-06-18 | 農薬用効力増強剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6517090B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7703274B2 (ja) * | 2020-12-21 | 2025-07-07 | 花王株式会社 | 土壌湿潤剤用効力増強剤組成物 |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58118502A (ja) * | 1982-01-07 | 1983-07-14 | Nippon Fine Chem Kk | 除草剤用助剤 |
| JP3717538B2 (ja) * | 1994-09-26 | 2005-11-16 | 花王株式会社 | 農薬用効力増強剤組成物及び農薬組成物 |
| JP6300477B2 (ja) * | 2012-09-20 | 2018-03-28 | 花王株式会社 | 皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物 |
| JP6224390B2 (ja) * | 2012-09-20 | 2017-11-01 | 花王株式会社 | 内部オレフィンスルホン酸塩組成物及びこれを含有する洗浄剤組成物 |
| US20140079658A1 (en) * | 2012-09-20 | 2014-03-20 | Kao Corporation | Aqueous hair cleansing agent |
| JP6243673B2 (ja) * | 2012-09-20 | 2017-12-06 | 花王株式会社 | 内部オレフィンスルホン酸塩組成物及びこれを含有する洗浄剤組成物 |
| JP6235844B2 (ja) * | 2012-09-20 | 2017-11-22 | 花王株式会社 | 皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物 |
| JP6215629B2 (ja) * | 2012-09-20 | 2017-10-18 | 花王株式会社 | 内部オレフィンスルホン酸塩組成物及びこれを含有する洗浄剤組成物 |
-
2015
- 2015-06-18 JP JP2015122611A patent/JP6517090B2/ja active Active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2017007959A (ja) | 2017-01-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| ES3053856T3 (en) | Non-aqueous solution of plant growth regulators and semipolar organic solvent | |
| Niemczak et al. | Biodegradable herbicidal ionic liquids based on synthetic auxins and analogues of betaine | |
| EA023255B1 (ru) | Агрохимическая композиция, включающая имидазолинон и адъювант, включающий полярный растворитель и сложный эфир фосфорной кислоты | |
| TR201801756T1 (tr) | Kati ki̇myasal tarim bi̇leşi̇mleri̇ | |
| BRPI0709733A2 (pt) | mistura herbicida, formulaÇço herbicida acabada, composiÇço herbicida, processos para preparar uma mistura e uma composiÇço herbicida, e, mÉtodo para controlar vegetaÇço indesejÁvel | |
| KR101408462B1 (ko) | 목본 식물 제어용 트리클로피르 부톡시에틸 에스테르 함유조성물의 용도 | |
| Czuryszkiewicz et al. | Herbicidal ionic liquids containing the acetylcholine cation | |
| US9131679B2 (en) | Herbicidal composition | |
| JP6517090B2 (ja) | 農薬用効力増強剤組成物 | |
| CN105722388B (zh) | 农药用固着剂组合物 | |
| JP6921688B2 (ja) | 酢酸の除草活性増強方法および酢酸含有除草剤 | |
| US20190269130A1 (en) | Double salt ionic liquids of herbicides | |
| CN106061247B (zh) | 氨基酸系农药用效力增强剂组合物 | |
| EA028323B1 (ru) | Сельскохозяйственный состав | |
| ES2603327T3 (es) | Sales de ácido isetiónico que contienen nitrógeno en mezclas de tanque y pulverización listas para usar en el campo | |
| JP2024009836A (ja) | 農業用組成物 | |
| WO2016186529A1 (en) | Adjuvant for agrochemicals | |
| US2719783A (en) | Low volatile compositions for controlling vegetation growth | |
| CZ408991A3 (en) | Liquid herbicidal composition | |
| CA3060884C (en) | Phytosanitary composition comprising essential oils that potentiate antifungal activity | |
| AU2019273057B2 (en) | Aqueous herbicidal intermixtures | |
| CA3101106C (en) | Aqueous herbicidal intermixtures of glufosinate and at least two tertiary dimethyl alkylamines | |
| CA2889771A1 (en) | Herbicidal composition | |
| US2719784A (en) | Low volatile compositions for controlling vegetation growth | |
| DE102013003656A1 (de) | Neue agrochemische Wirkstoffe, deren Herstellung und Verwendung |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180308 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190327 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190416 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190417 |
|
| R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6517090 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
