本発明に従う新規光学活性化型システムは、少なくとも1種の天然または合成蛍光化合物と、該少なくとも1種の蛍光化合物に対する少なくとも1種の基材との複合体を含むか、該複合体からなるか、または本質的に該複合体からなる。光学活性化型システムは、環境光を吸収し、かつ、可視光を再発光および/または反射して、皮膚不完全性の視覚的認知を改善する。
本発明では、「光学活性化型」(optically-activated)とは、本発明のシステム中の蛍光化合物の電子が、電磁スペクトルのUV領域〜可視光領域の光の吸収により励起されることを意味する。続いて、電子は、約325nm〜約650nmの範囲でのピーク発光を有するヒト可視光領域中のより長い波長の光の光子を再発光すること(蛍光発光(fluorescing))により、その基底状態に戻る。本発明のシステムおよび方法で特に有用である蛍光発光化合物(すなわち、蛍光団(fluorophor))は、電磁スペクトルの青色-緑色-黄色領域の光を再発光する。そのような化合物は、天然分類または合成分類のものであり得る。天然化合物としては、限定するものではないが、リボフラビン、クマリン、ピレン、キニーネ、クロロフィル、緑色蛍光タンパク質(GFP)などの有機化合物、およびオパール、リン灰ウラン石、ケイ酸亜鉛鉱、アラレ石、方解石、チャバザイト(chabazite)、石英、ウラノスピナイト(uranospinite)、ズヌカライト(Znucalite)、メタ-アンコレイト(meta-ankoleite)、メタロデバイト(metalodevite)、ALN-GP4(United Minerals社)をはじめとする顔料が挙げられる。有用な合成化合物の例としては、限定するものではないが、キサンテン誘導体(フルオレセインおよびローダミンなど);クマリン誘導体(例えば、クマリン102、151、152、307および343);ピレン誘導体;シアニン誘導体;ナフタレン誘導体(ダンシルアミド(Dansylamide)、アクリロダン(Acrylodan)、バダン(Badan)およびANTSなど);ヘキスト色素(ヘキスト33258および33342を含む);カルシウム指示薬(bis-Fura2、Fura 2 AM、Indo 1 AMなど);マグネシウム指示薬(Mag-Fura 2 AM、Mag-Indo 1、Mag-Fura 5など);イミダゾール系蛍光団(fluorophor)、光学的光沢剤(optical brightener)(ロイコホル(leucophor)など)などをはじめとする非タンパク質有機蛍光団が挙げられる。本発明で有用な蛍光化合物の好ましい例は、リボフラビン、クロロフィル、クマリン、ロイコホルおよびキニーネである。好ましくは、蛍光化合物は、電磁スペクトルの青色-緑色-黄色領域の光を再発光する。
一部の例示的蛍光化合物に関するピーク発光範囲が、以下の表1に示される。
蛍光化合物に対する基材は、水素結合、ファンデルワールス力、またはそれらの組み合わせにより、蛍光化合物に半永久的もしくは永久的に接着または付着することが可能である官能基を有するいずれかの材料であり得る。基材は、天然化合物または合成化合物であり得る。天然基材は、限定するものではないが、-OH、-NH2、-C(O)O-、イソヒドロシアネート、ヒドラジン、チオール、およびそれらのいずれか2種以上の組み合わせをはじめとする官能基を有することができる。基材は、セルロースおよびセルロース誘導体(メチルセルロースなど);デンプン;グリコサミノグリカン(例えば、ヒアルロン酸(HA));グリコーゲン;ペクチン;キチン、天然ゼラチン(寒天など);その他からなる群より選択される多糖などの多量体であり得る。合成基材としては、例えば、ポリアクリル酸または(メタ)アクリル酸ナトリウムなどのポリアクリル酸の塩(例えば、カーボポール(登録商標)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、またはポリ(2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート)(「pHEMA」));ポリアミド(ナイロンなど);イソプレン誘導体(イソプレンマレエートポリエチレングリコール(PEG)など);ポリ塩化ビニル(PVC);ポリ二塩化ビニル(PVDC);シリコーンポリマー;ポリエステル;およびポリウレタンが挙げられる。
本発明の一部の実施形態では、少なくとも1種の蛍光化合物と該少なくとも1種の蛍光化合物に対する少なくとも1種の基材との複合体は、ゲルの形態を採る。この場合には基材は、好ましくは、上記の通りの多糖である。このタイプの例示的な光学活性化型複合体としては、限定するものではないが、リボフラビンおよびHA;クロロフィルおよびHA;ロイコホルおよびHA;キニーネおよびHA;クマリンおよびHA;リボフラビンおよびメチルセルロース;クロロフィルおよびメチルセルロース;ロイコホルおよびメチルセルロース;キニーネおよびメチルセルロース;ならびにクマリンおよびメチルセルロースが挙げられる。
本発明の他の実施形態では、蛍光化合物は、粒子状基材の孔に封じ込められる。そのような合成基材は本明細書中に上記されている。このタイプの例示的な光学活性化型複合体としては、限定するものではないが、リボフラビンおよびナイロン;リボフラビンおよびPMMA;クロロフィルおよびナイロン;クロロフィルおよびPMMA;ロイコホルおよびナイロン;ロイコホルおよびPMMA;キニーネおよびナイロン;キニーネおよびPMMA;クマリンおよびナイロン;ならびにクマリンおよびPMMAが挙げられる。
本発明の他の実施形態では、光学活性化型ゲルが、粒子状基材の孔にさらに封じ込められることができる。このタイプの例示的な光学活性化型複合体としては、限定するものではないが、リボフラビン、HAおよびナイロン;リボフラビン、HAおよびPMMA;リボフラビン、メチルセルロースおよびナイロン;リボフラビン、メチルセルロースおよびPMMA;ロロフィル、HAおよびナイロン;クロロフィル、HAおよびPMMA;ロイコホル、HAおよびナイロン;ロイコホル、HAおよびPMMA;キニーネ、HAおよびナイロン;キニーネ、HAおよびPMMA;クマリン、HAおよびナイロン;ならびにクマリン、HAおよびPMMAが挙げられる。
本発明の光学活性化型複合体が1種以上の蛍光化合物および該蛍光化合物に対する1種以上の基材を含み得ることは、当業者には理解されるであろう。加えて、本発明のシステムは、複合体の一部分を形成しない追加の蛍光化合物を含むことができる。システムはまた、複合体に付着しないが、複合体中で基材として機能し得るタイプのものである追加の化合物(光学的光沢剤、例えばロイコホルなど)もまた含むことができる。
以下にその一般的構造が示されているリボフラビン(ビタミンB2)は、本発明のシステム中での使用において好ましい蛍光性物質である。リボフラビンの蛍光スペクトルが図1に示され、このうちの蛍光吸収および発光は、RFU(相対的蛍光単位)として測定されている。リボフラビンは約260nm〜約460nmの電磁スペクトルの可視領域/近UV領域の光を吸収し、約470nm〜約650nmの、約530nmにピークを有する可視領域の光を再発光する。
図2は、リボフラビンの蛍光が濃度依存的であることを実証する。蛍光光度計(例えば、SpectraMaxTM Gemini EM Dual-Scanning Microplate Spectrofluorometer)を用いて測定される場合、リボフラビンにより吸収される最短波長である320nmでのUV光が、水中のリボフラビンにより発せられる蛍光の538nmの主要ピークをもたらした。
リボフラビンは、熱、酸および酸化に対して安定である。しかしながら、リボフラビンは、光に対して、特に日光中などのUV光に対して感受性である。リボフラビンに光が照射されると、化合物ルミクロムおよび断片へと分解される。
リボフラビンは、褐色がかった粒子状物質として入手可能であるが、中性pHで水に溶解される場合には、黄色がかった緑色の溶液が得られ、これは電離(例えば、水素、主に第1級アルコール水素の電離)および光の光子の発光/反射に起因して黄色がかった緑色の蛍光を示す。しかしながら、溶液から水が除去されると、電離は生じ得ず、蛍光は観察されない。したがって、リボフラビンを含む局所用含水組成物が皮膚に適用されて、水が蒸発してしまえば、蛍光の発生は止まる。
驚くべきことに、本発明者らは、リボフラビンが溶液中でヒアルロン酸と組み合わせられると、溶液の粘度が増大し、ゲルが形成されることを見出した。水が除去された際の蛍光活性の低下は観察されない。以下にその一般的構造が示されているヒアルロン酸は、高い水素結合能力を保持する。
いかなる特定のモデルに拘泥することも望まないが、本発明者らは、水性媒体中では、リボフラビンの水素(すなわち、大部分は第1級アルコール水素)が電離すること、および、以下の構造(I)に示される通り、リボフラビンとヒアルロン酸との間に共有(エステル)結合が形成されて、リボフラビン-ヒアルロン酸複合体が形成されることを理論化する。あるいは、リボフラビン-ヒアルロン酸複合体は、以下の構造(II)に示される通りの水素結合、ファンデルワールス力、またはそれらの組み合わせにより形成される可能性があることが理論化される。加えて、以下の構造(III)に示される通り、共有結合、水素結合およびファンデルワールス力を介する結合が、同じ複合体中で生じ得ることが理論化される。いずれの場合にも、これらの複合体は、それらの製造、保存および使用を通して固定されたままである。これらの連結を表わす一般的構造が、以下に示される。
複合体が単独で用いられても、または化粧品としてかつ/または皮膚科学的に許容されるビヒクルと一緒に化粧品組成物および/もしくは皮膚科組成物の一部分として用いられても、また、環境光(例えば、日光)による活性化前または活性化中のどちらで皮膚に適用されても、本発明の光学活性化型システムは、製品が洗い流されるまで、活性化する環境光の存在下では蛍光を発し続ける。本発明のシステムは、電磁スペクトルのUV〜可視領域の光の吸収により継続的に活性化される。そのようにして生成されるリボフラビン含有システムは、光の曝露による分解に対して、また水性媒体中での電離に対して、リボフラビンを安定化する。少なくとも1種の蛍光化合物と該蛍光化合物に対する少なくとも1種の基材との複合体を含有する化粧品組成物は、目の下のクマ、色素過剰、酒さ、しわ、小じわ、毛穴の開きおよびセルライトからなる群より選択される少なくとも1種の皮膚不完全性の外観を改善するための方法での使用において好適である。
少なくとも1種の蛍光化合物は、システムの総重量に基づいて約0.001%〜約2%(その間のいずれかの量を含む)の範囲の量で、本発明の光学活性化型システム中に存在することができる。例えば、少なくとも1種の蛍光化合物は、約0.01%〜約0.2%の範囲の量で本発明のシステム中に存在することができる。
少なくとも1種の基材は、システムの総重量に基づいて約0.05%〜約25%(その間のいずれかの量を含む)の範囲の量で、本発明の光学活性化型システム中に存在することができる。例えば、少なくとも1種の基材は、システムの総重量に基づいて約0.5%〜約15%の範囲の量でシステム中に存在することができる。
本発明の光学活性化型システムは、例えば、ゲルの形態での、皮膚に単独で適用することができる、少なくとも1種の蛍光化合物と該少なくとも1種の蛍光化合物に対する少なくとも1種の基材との複合体、保存料および水からなることができる。複合体は、約0.01%〜約2.0%の範囲の少なくとも1種の蛍光化合物、約0.5%〜約15%の基材および約80%の水を含むことができる。本発明の1つの好ましい実施形態に従えば、複合体は、複合体の総重量に基づいて、約0.1%の蛍光化合物、約8%の基材および約80%の水を含むことができる。
本発明の一部の好ましい実施形態では、蛍光化合物、該蛍光化合物に対する基材を含有する複合体、保存料および水を、化粧品組成物または皮膚科組成物中で他の成分と組み合わせることができる。そのようなシステムでは、複合体はゲルの形態を採ることができ、または乾燥させて粉末へと粉砕することができ、これが次に化粧品組成物または皮膚科組成物中に組み込まれる。複合体は、システムの総重量に基づいて約0.1%〜約20%の範囲の量で組成物中に存在することができる。例えば、複合体は、組成物の総重量に基づいて約0.5%〜約15%の範囲の量で本発明の組成物中に存在することができる。
本発明の光学活性化型システムは、したがって、モイスチャライザーなどのトリートメント製品、および皮膚変色、例えば目の下のクマの外観を軽減させるためのコンシーラーなどの着色化粧品をはじめとする、局所的に適用できる化粧品組成物の形態を採ることができる。光学活性化型システムはまた、皮膚変色、例えば、色素過剰、および酒さに起因する赤味の外観を軽減させるための、ならびにしわ、小じわ、毛穴の開き、セルライトなどをはじめとする老化した皮膚に特に関連する皮膚不完全性の外観を軽減させるための、メーキャップファンデーション、プレストパウダー、コンシーラー、頬紅、アイシャドウなどの形態を採ることもできる。本発明の光学活性化型システムの「光放出技術」は、組成物が適用された皮膚の領域での可視光発光を増加させることにより、皮膚不完全性の視覚的認知を減少させる。
本発明者らは、青色-緑色-黄色光(例えば、約450nm〜590nm)を反射する1種以上の追加の材料とさらに組み合わされた場合に、本発明の光学活性化型システムが、増強された蛍光活性により実証される増大したエネルギー強度を保有することをさらに見出した。したがって、本発明の好ましい実施形態では、局所投与が許容される化粧用および/または皮膚科用担体中に新規光学活性化型複合体を含む化粧品組成物および/または皮膚科組成物は、光学活性化型複合体により組成物に賦与される効果を強化または増強するために、少なくとも1種の光学的反射性材料、例えば、玉虫色/真珠光沢または光散乱性の材料を含む。そのような成分は環境光を吸収し、その後に、後方散乱し、かつ/または観察者に対して可視光を反射し返す光を放出する。「後方散乱」とは、もと来た方向へと戻る光波の反射であって、単一の入射方向からの光が単一の発射方向へと反射され、入射角が反射角と等しい鏡のようなスペクトル反射ではなく、拡散反射である。
マイカ系、ガラス系およびプラスチック系材料は、反射効果、玉虫色効果、真珠光沢効果および/または光散乱効果を示すことが観察されてきた材料の例である。玉虫色とは、表面が見られる角度に応じて、または照明角度が変化すると、色相が変化する、表面の光学的現象である。玉虫色は、しばしば、位相シフトおよび反射の干渉が入射光を変化させる多重表面からの多重反射の結果である。本発明のシステム中で有用であるそのような材料の一例は、緑色の反射色を有するKTZ(登録商標) Interval Green(Kobo社)である。二酸化チタンおよび酸化スズによりコーティングされたマイカ基材に基づくこの材料は、約10〜約60μmの粒径を有し、真珠光沢効果、干渉色、角度に関連する色の移動および被覆を生じる。本発明の光学活性化型蛍光化合物含有複合体から再発光される光は、二酸化チタンコーティングされたマイカ粒子に当たって、次にこれが非常に小さな鏡のように働いて、光を反射および後方散乱させる。この効果は、光学活性化光源(例えば、UV光)の存在下で無制限に続く。本発明のシステム中で有用な光散乱性材料のさらなる例は、ChronoSphere(登録商標) Opticals BriteとしてAlzo/Arch社から入手可能な、透明ポリウレタンおよび緑色色素を用いてコーティングされたシリカビーズを含む発光性粉末である。透明なコーティングは、光がビーズに入射する角度を変化させる。結果として、焦点がシリカビーズの外縁から中心へとシフトして、それにより観察者によって捕捉される像が歪められる。変化した像は、不透明にして隠すことなく、しわおよび小じわなどの皮膚の不完全性を目立たなくさせ、かつさらに皮膚の赤味を減少させる。本発明のシステム中の光学活性化型複合体から再発光される緑色光がガラスビーズを通り抜け、増強された緑色光が浮かび上がる。
本発明のシステム中で有用な他の反射性材料としては、BASF Chemical社からFlamenco blueとして入手可能な二酸化チタンコーティングされたマイカが挙げられ、本発明のシステム中で有用である緑色光を透過する玉虫色材料としては、限定するものではないが、KTZ(登録商標) Interfine Green、KTZ(登録商標) Shimmer Green、Timiron(登録商標) Splendid Green、Ronastar(登録商標) Aqua SparksおよびRonastar(登録商標) Green Sparks干渉性顔料が挙げられる。
本発明の光学活性化型システムは、ソフトフォーカス材料を含み得る。そのような材料としては、ポリヒドロキシエチルメタクリレート(pHEMA)およびそのコポリマーまたはポリ(メチル)メタクリレート(PMMA)から形成されるものなどのガラスビーズおよびプラスチックビーズが挙げられる。PMMAは、Ganz Chemical Co. Ltd.からGanzpearl-GM-0600Wとして入手可能である。PMMAは、軽量の透明熱可塑性材料であり、多数の用途でガラスの代用品として頻繁に用いられ、可視光のうちの最大92%を透過し、その各表面から約4%を反射する。本明細書中に上記される通り、PMMAおよびpHEMAは、本発明の光学活性化型複合体中の蛍光化合物に付着させた場合に、基材として働くことができる。
本発明の特に好ましい実施形態では、光学活性化型システムは、反射性材料、後方散乱性材料およびソフトフォーカス材料を含む。
本発明のシステムはまた、UV光を吸収し、より長い波長の可視光を再発光する他の天然成分も含むことができる。一例は、TRI-K社からLuminescine(登録商標)として入手可能なビロードモウズイカ(Verbascum Thapsus)花の抽出物であり、これはUV光(約420nm)を吸収し、電磁スペクトルの470〜600nm範囲(例えば、青色-緑色-黄色領域)での最も著しい発光を有する光を再発光する。
本発明のシステム中で用いることができる反射性材料のさらなる例としては、真珠、ガラス薄片、ガラス繊維、酸化チタン、酸化鉄、酸化スズ、酸化クロム、硫酸バリウム、MgF2、CeF3、ZnS、ZnSe、SiO2、Al2O3、MgO、Y2O3、SeO3、SiO、HfO2、ZrO2、CeO2、Nb2O5、Ta2O5およびMoS2、Al/SiO2/Al/SiO2/Al、Cr/MgF2/Al/MgF2/Cr;MoS2/SiO2/Al/SiO2/MoS2;Fe2O3/SiO2/Al/SiO2/Fe2O3;Fe2O3/SiO2/Fe2O3/SiO2/Fe2O3;MoS2/SiO2/マイカ酸化物/SiO2/MoS2;Fe2O3/SiO2/マイカ酸化物/SiO2/Fe2O3、TiO2/SiO2/TiO2;TiO2/Al2O3/TiO2、SnO/TiO2/SiO2/TiO2/SnO、Fe2O3/SiO2/Fe2O3およびSnO/マイカ/TiO2/SiO2/TiO2/マイカ/SnO、MoS2/SiO2/Al/SiO2/MoS2;Fe2O3/SiO2/Al/SiO2/Fe2O3およびFe2O3/SiO2/Fe2O3/SiO2/Fe2O3;SnO/TiO2/SiO2/TiO2/SnO、Fe2O3/SiO2/Fe2O3およびSnO/マイカ/TiO2/SiO2/TiO2/マイカ/SnO、ゴニオクロマチック繊維(goniochromatic fiber)、MgF2、CeF3、ZnS、ZnSe、SiO2、Al2O3、MgO、Y2O3、SeO3、SiO、HfO2、ZrO2、CeO2、Nb2O5、Ta2O5およびMoS2、ならびにそれらの混合物、Al/SiO2/Al/SiO2/Al;Cr/MgF2/Al/MgF2/Cr;MoS2/SiO2/Al/SiO2/MoS2;Fe2O3/SiO2/Al/SiO2/Fe2O3;Fe2O3/SiO2/Fe2O3/SiO2/Fe2O3;MoS2/SiO2/マイカ酸化物/SiO2/MoS2;Fe2O3/SiO2/マイカ酸化物/SiO2/Fe2O3、TiO2/SiO2/TiO2;TiO2/Al2O3/TiO2、SnO/TiO2/SiO2/TiO2/SnO、Fe2O3/SiO2/Fe2O3およびSnO/マイカ/TiO2/SiO2/TiO2/マイカ/SnOが挙げられる。金属は、例えば、Ag、Au、Cu、Al、Ni、Sn、Mg、Cr、Mo、Ti、Pt、Va、Rb、W、Zn、Ge、Te、Seおよびそれらの合金から選択することができる。Ag、Au、Al、Zn、Ni、Mo、Cr、Cuおよびそれらの合金(例えば、青銅および真ちゅう)が好ましい金属である。金属層でコーティングされたガラスの粒子、MgF2、CrF3、ZnS、ZnSe、SiO2、Al2O3、MgO、Y2O3、SeO3、SiO、HfO2、ZrO2、CeO2、Nb2O5、Ta2O5、MoS2およびそれらの混合物または合金、シリコーン樹脂。少なくとも2層のポリマーの積層を含む反射性粒子が、3M社から商品名Mirror Glitterとして販売されている。これらの粒子は、2,6-PENの層およびポリメチルメタクリレートの層を80/20質量比で含む。そのような粒子は、米国特許第5,825,643号に記載されている。MgF2、CeF3、ZnS、ZnSe、Si、SiO2、Ge、Te、Fe2O3、Pt、Va、Al2O3、MgO、Y2O3、S2O3、SiO、HfO2、ZrO2、CeO2、Nb2O5、Ta2O5、TiO2、Ag、Al、Au、Cu、Rb、Ti、Ta、W、Zn、MoS2、氷晶石、およびそれらの合金、ポリマーおよび組み合わせ。本発明に従って調製されるシステム中で用いることができる対称性多層干渉構造の例としては、例えば、Al/SiO2/Al/SiO2/Al(Dupont de Nemours社から入手可能);Cr/MgF2/Al/MgF2/Cr(商品名Chromaflair(登録商標)として販売され、Flex社から入手可能);MoS2/SiO2/Al/SiO2/MoS2;Fe2O3/SiO2/Al/SiO2/Fe2O3、およびFe2O3/SiO2/Fe2O3/SiO2/Fe2O3(商品名Sicopearl(登録商標)としてBASF社により販売されている);MoS2/SiO2/マイカ酸化物/SiO2/MoS2;Fe2O3/SiO2/マイカ酸化物/SiO2/Fe2O3;TiO2/SiO2/TiO2、TiO2/Al2O3/TiO2、SnO/TiO2/SiO2/TiO2/SnO、Fe2O3/SiO2/Fe2O3、SnO/マイカ/TiO2/SiO2/TiO2/マイカ/SnO(商品名Xirona(登録商標)としてMerck社(Darmstadt)により販売されている)が挙げられる。さらなる例としては、これらの顔料は、シリカ/酸化チタン/酸化スズ構造(商品名Xirona(登録商標) Magicとして販売されている)、シリカ/褐色酸化鉄構造(商品名Xirona(登録商標) Indian Summerとして販売されている)、またはシリカ/酸化チタン/マイカ/酸化スズ構造(商品名Xirona(登録商標) Carribean Blueとして販売されている)(すべてMerck社から入手可能)を有することができる。株式会社資生堂から入手可能なInfinite Colors顔料にも言及することができる。種々の層の厚みおよび性質に依存して、様々な効果が得られる。つまり、Fe2O3/SiO2/Al/SiO2/Fe2O3構造の場合には、320〜350nmのSiO2層では緑色-金色から赤色-灰色へと;380nm〜400nmのSiO2層では赤色から金色へと;410〜420nmのSiO2層では紫色から緑色へと;430〜440nmのSiO2層では赤銅色から赤色へと色が変化する。
用いることができる色素の例としては、限定するものではないが、Sudan red、DC Red 17、DC Green 6、P-カロテン、ダイズ油、Sudan brown、DC Yellow 11、DC Violet 2、DC orange 5、キノリンイエロー、アナトー、カロテノイド誘導体(例えば、リコピン、βカロテン、ビキシンおよびカプサンチン)、および/またはそれらの混合物が挙げられ、これらの色素は脂溶性である。水溶性色素、例えば、硫酸銅、硫酸鉄、水溶性スルホポリエステル(FR-96,154,152に記載されているものなど)、ローダミン、天然色素(カロテン、ビート根の絞り汁)、メチレンブルーおよびカラメルもまた用いることができる。
光学的光沢剤もまた、基材としてのそれらの役割に加えて、本発明のシステムに組み込むことができる。光学的光沢剤は、それにぶつかった光よりも明るく見え、かつ表面を黄色ではなく、より青緑色に見せて、それにより皮膚の陰になっているかまたは暗い領域を明るくするために用いることができる。光学的光沢剤は、UV領域(300〜400nm)の光を吸収して、可視領域の紫色-青色-緑色範囲の光を再発光する蛍光メカニズムを介して作用する、実質上は無色の色素である。光学的光沢剤は、ミクロスフェア中にカプセル化することができる。本発明のシステム中で有用な光学的光沢剤としては、限定するものではないが、トリアジン-スチルベン(二スルホン化、四スルホン化または六スルホン化);ビフェニル-スチルベン;クマリン;イミダゾリン;ジアゾール;トリアゾール;ベンズオキサゾリン;スチルベンの誘導体および4,4-ジアミノスチルベン;ベンゼンおよびビフェニルの誘導体;ピラゾリン、ビス(ベンズオキサゾール-2-イル)の誘導体、クマリン、カルボスチリル、ナフタルイミド、s-トリアジン、およびピリドトリアゾール、スチルベンの誘導体および4,4-ジアミノスチルベン;ベンゼンおよびビフェニルの誘導体;ピラゾリン、ビス(ベンズオキサゾール-2-イル)の誘導体、クマリン、カルボスチリル、ナフタルイミド、s-トリアジン、およびピリドトリアゾール、および無機蛍光ガラスが挙げられる。本発明のシステム中で有用な光学的光沢剤の例としては、限定するものではないが、Lipolight(登録商標) OAP/PVA(Lipo Chemicals社から入手可能);ロイコホルBSB(Leucophor BSB)(SandozChemicals社から入手可能);およびチノパール(Tinopal(登録商標))(BASF社から入手可能)が挙げられる。
追加の反射性および/または光散乱性材料、例えば、玉虫色/真珠光沢材料、ソフトフォーカス材料および/または光学的光沢剤は、システムが適用される皮膚上の新規リボフラビン-ヒアルロン酸複合体により発光および反射された光の拡散および/または反射をさらに増強するために十分な量で、本発明の組成物中に存在することができる。好ましくは、そのような追加の反射性材料は、システムの総重量に基づいて約0.01〜約75%、好ましくは約0.1重量%〜約25重量%、より好ましくは約1重量%〜約10重量%(約3重量%〜約5重量%など)の範囲でシステム中に存在することができる。
したがって、本発明に従う美容システムの光学的効果は、拡散光発光(すなわち、蛍光)と再発光された可視光の反射との組み合わせに起因することができ、および任意により再発光および反射された光の後方散乱に起因し得る。しかしながら、本発明は、これらの効果のみに頼るものではない。本発明の光学活性化型システムにより発光される可視光は、電磁スペクトルの青色-緑色-黄色可視領域(すなわち、約450nm〜約600nm)に集中する。ヒトの目はスペクトルのうちの緑色部分(約555nm)に最大の視覚的感度を有する。本発明者らは、ヒトの目の下領域が、ヒトの頬領域と比較して、電磁スペクトルの青色-緑色領域での発光が低下していると理解した。
コラーゲンは緑色の波長では反射し、目の下領域は典型的には頬領域と比べてコラーゲンが少ないことに注目することができる。HAとCD44細胞表面糖タンパク質との相互作用は、コラーゲン合成の駆動因子である。本発明のシステムは、特に目の下領域での青色-緑色-黄色領域の可視光の反射を増大させ、かつ赤色光の反射を低減して、それにより目の下領域と頬領域との間の明暗差を減少させ、かつ、そのようにして皮膚不完全性、特にDUECに伴う変色の外観を軽減させるために開発された。本発明の光学活性化型システムは、蛍光化合物の存在に起因する、その光放出技術および目の下のクマ(DUEC)の緑色の強さの増大に加えて、コラーゲン産生を刺激することもでき、このことは、長期的にはDUECの緑色味の強さの増加にさらに寄与し得る。本発明者らはまた、本発明の組成物が、酒さの赤色の外観を軽減するために用いることができることも見出し、この場合には同様に、皮膚のこの領域は、酒さに侵されていない皮膚と比較して低下した緑色発光を示す。本発明に従う組成物は、罹患領域と非罹患領域との間の明暗差を減少させて、それによりさらに均一な顔色を達成するために、酒さに侵された皮膚領域に適用することができる。短期的には、本発明のシステムを含む組成物は酒さの外観をカモフラージュすることを助け、長期的には、コラーゲンの産生を刺激し得る。
本発明の化粧品は、無水組成物、水系溶液、セラム、ジェル、クリーム、ローション、ムース、スティック、スプレー、軟膏、エッセンス、ペースト、マイクロカプセル、またはファンデーション、頬紅、アイシャドウなどの着色化粧品組成物などの様々な形態で見出すことができる。これらは、皮膚美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、植物材料、湿潤剤、保湿剤、皮膚軟化剤、皮膚コンディショニング剤、サンスクリーン剤、着色料、香料、油、保存料、界面活性剤、乳化剤、増粘剤、DNA修復剤、結合剤、顔料および顔料分散化剤などの、他の追加の化粧品としてかつ/または皮膚科学的に許容される成分を含有することができる。
本発明に従う組成物を形成させるにあたっては、水溶性である蛍光化合物-基材複合体はまた、無水エマルジョンの形成に先立って、種々の極性溶媒、典型的にはグリセリンもしくはアルキレングリコールなどの湿潤剤と称される成分中に溶媒和することもでき、またはエマルジョンの水相中に分散もしくは溶解させることができる。
組成物が水溶液、分散液またはエマルジョンの形態である場合には、水に加えて、水相は、1種以上の水相構造化剤、すなわち、組成物の水相の粘度を増加させるか、または水相を粘稠化する薬剤を含有することができる。これは、組成物がセラムまたはジェルの形態である場合には特に望ましい。水相構造化剤は、光学活性化型システムと適合性であり、また製剤中の他の成分とも適合性であるべきである。存在する場合に、水相構造化剤の好適な範囲は、組成物の総重量に基づいて、約0.01〜30%、好ましくは約0.1〜20%、より好ましくは約0.5〜15%である。そのような薬剤の例としては、種々のアクリレート系増粘剤、天然または合成ガム、多糖、および限定するものではないが、以下に説明されるものなどが挙げられる。光学活性化型システムは水溶性形態であり、水相増粘剤は、組成物中のこの成分の安定化にも寄与する。
多糖は、本発明のシステムの複合体中での考えられる基材としての機能に加えて、好適な水相増粘剤であり得る。そのような多糖の例としては、寒天、アガロース、アルカリゲネス産生多糖体(alicaligenes polysaccharide)、アルギン、アルギン酸、アラビアガム、アミロペクチン、キチン、デキストラン、アカシアガム、セルロースガム、ゼラチン、ゲランガム、ヒアルロン酸、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ペクチン、菌核ガム、キサンタンガム、ペクチン、トレハロース、ゼラチンなどの天然由来材料が挙げられる。
様々なタイプの合成ポリマー性増粘剤もまた好適である。1つのタイプは、モノマーAおよびB(Aはアクリル酸、メタクリル酸およびそれらの混合物からなる群より選択され;BはC1-22アルキルアクリレート、C1-22アルキルメタクリレート、およびそれらの混合物からなる群より選択される)から構成されるアクリル酸ポリマー性増粘剤を含む。一実施形態では、Aモノマーはアクリル酸またはメタクリル酸のうちの1種以上を含み、BモノマーはC1-10、最も好ましくはC1-4アルキルアクリレート、C1-10、最も好ましくはC1-4アルキルメタクリレート、およびそれらの混合物からなる群より選択される。最も好ましくは、Bモノマーは、メチルアクリレートもしくはエチルアクリレートまたはメチルメタクリレートもしくはエチルメタクリレートのうちの1種以上である。アクリル酸コポリマーは、ポリマーの重量に基づいて約10〜60%、好ましくは20〜50%、より好ましくは25〜45%の範囲の固体含量を残余の水と共に有する水溶液として供給することができる。アクリル酸コポリマーの組成物は、約0.1〜99部のAモノマー、および約0.1〜99部のBモノマーを含有することができる。アクリル酸ポリマー溶液としては、商品名CapigelとしてSeppic社から販売されているものが挙げられる。
A、B、およびCモノマーのコポリマーであるアクリル酸ポリマー性増粘剤もまた好適であり、このとき、AおよびBは上記で定義された通りであり、Cは以下の一般式を有する:
[式中、Zは-(CH2)mであり;mは1〜10であり、nは2〜3であり、oは2〜200であり、RはC10-30直鎖または分岐鎖アルキルである]。上記の第2の増粘剤の例は、AおよびBが上記で定義された通りであり、CがCOであり、n、oおよびRが上記で定義された通りであるコポリマーである。そのような第2の増粘剤の例としては、アクリレート/ステアレス-20メタクリレートコポリマーが挙げられ、これは商品名Acrysol ICS-1としてRohm & Haas社から販売されている。
少なくとも1個の親水性単位および脂肪鎖を含む少なくとも1個のアリルエーテル単位を含有するアクリレートベースのアニオン性両親媒性ポリマーもまた好適である。親水性単位がエチレン性不飽和アニオン性モノマー、より具体的にはアクリル酸、メタクリル酸またはそれらの混合物などのカルボン酸ビニルを含み、脂肪鎖を含むアリルエーテル単位が以下の式:
CH2=CR'CH2OBnR
[式中、R'はHまたはCH3を表わし、Bはエチレンオキシ基(ethylenoxy radical)を表わし、nはゼロまたは1〜100の整数であり、Rは8〜30個の炭素原子、好ましくは10〜24個の炭素原子、より詳細には12〜18個の炭素原子を含有するアルキル基、アリールアルキル基、アリール基、アルキルアリール基およびシクロアルキル基から選択される炭化水素基を表わす]のモノマーに対応するものが好ましい。R'がHを表わし、nが10に等しく、かつRがステアリル(C18)基を表わすものが、この場合にはより好ましい。このタイプのアニオン性両親媒性ポリマーは、米国特許第4,677,152号および同第4,702,844号(その両方が、その全体で参照により本明細書中に組み入れられる)の中で記載および調製されている。これらのアニオン性両親媒性ポリマーのうちで、20〜60重量%のアクリル酸および/またはメタクリル酸、5〜60重量%の低級アルキルメタクリレート、2〜50重量%の上記の通りの脂肪鎖を含有するアリルエーテル、および0〜1重量%の周知の共重合性ポリエチレン性不飽和モノマーである架橋剤(例えば、ジアリルフタレート、アリル(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼン、(ポリ)エチレングリコールジメタクリレートおよびメチレンビスアクリルアミド)から形成されるポリマーが好ましい。そのようなポリマーの1つの市販の例は、メタクリル酸、エチルアクリレート、ステアリルアルコールのポリエチレングリコール(10個のEO単位を有する)エーテルまたはステアレス-10の架橋型ターポリマー、特に商品名SALCARE SC80およびSALCARE SC90としてAllied Colloids社から販売されているもの(メタクリル酸、エチルアクリレートおよびステアレス-10アリルエーテルの架橋型ターポリマー(40/50/10)を30%で含有する水性エマルジョンである)である。
メタクリル酸、メチルメタクリレート、メチルスチレンイソプロピルイソシアネート、およびPEG-40ベヘネートモノマーのコポリマーであるポリアクリレート-3;アクリロイルジメチルタウリンナトリウム、アクリル酸ナトリウム、アクリルアミドおよびビニルピロリドンモノマーのコポリマーであるポリアクリレート-10;またはアクリロイルジメチルタウリンナトリウム、アクリル酸ナトリウム、ヒドロキシエチルアクリレート、ラウリルアクリレート、ブチルアクリレート、およびアクリルアミドモノマーのコポリマーであるポリアクリレート-11などのアクリレートコポリマーもまた好適である。
アクリル酸基のうちの1種以上が置換された長鎖アルキル(6〜40、10〜30など)基を有し得る架橋型アクリレートベースポリマー、例えば、C10-30アルキルアクリレートとアクリル酸、メタクリル酸、またはスクロースのアリルエーテルもしくはペンタエリスリトールのアリルエーテルと架橋されたそれらの単純エステルの1種のうちの1種以上のモノマーとのコポリマーであるアクリレート/C10-30アルキルアクリレートクロスポリマーもまた好適である。そのようなポリマーは、商品名CarbopolまたはPemulenの下に一般に販売されており、カルボマーとのCTFA名を有する。
1つの特に好適なタイプの水相増粘剤は、商標Aristoflexの下にClariant社から販売されているアクリレートベースポリマー性増粘剤であり、Aristoflex AVC(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VPコポリマーである);Aristoflex AVL(カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、トリラウレス-4、およびポリグリセリル-2セスキイソステアレートを含有する混合物中に分散された、AVC中に見出されているものと同じポリマーである);またはAristoflex HMB(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ベヘネス-25メタクリレートクロスポリマーである)などである。
重合化度が1,000〜200,000の範囲である種々のポリエチレングリコール(PEG)誘導体もまた、水相増粘剤として好適である。そのような成分は、記号表示「PEG」とそれに続く千単位での重合度により示され、例えば、PEG-45Mは45,000個の反復エチレンオキシド単位を有するPEGを意味する。好適なPEG誘導体の例としては、PEG 2M、5M、7M、9M、14M、20M、23M、25M、45M、65M、90M、115M、160M、180Mなどが挙げられる。
反復部分の数が15〜200、好ましくは約20〜100である反復グリセリン部分であるポリグリセリンもまた好適である。好適なポリグリセリンの例としては、CFTA名ポリグリセリン-20、ポリグリセリン-40などを有するものが挙げられる。
本発明の組成物がエマルジョン形態である場合、組成物は油相を含むであろう。油性成分は、皮膚保湿特性および保護特性のために望ましい。存在する場合、油は、皮膚上にバリアを形成し、それにより組成物中に存在する光学活性化型複合体が皮膚上に残るようになるであろう。好適な油としては、限定するものではないが本明細書中で説明されるものをはじめとする、シリコーン、エステル、植物油、合成油が挙げられる。油は揮発性または不揮発性であり得、好ましくは室温で注入可能な液体の形態である。「揮発性」との用語は、油が20℃で測定可能な蒸気圧を有するか、または少なくとも約2mmHgの蒸気圧を有することを意味する。「不揮発性」との用語は、油が20℃で約2mmHg未満の蒸気圧を有することを意味する。
好適な揮発性油は、一般的に、25℃で約0.5〜5センチストークスの範囲の粘度を有し、直鎖シリコーン、環状シリコーン、パラフィン系炭化水素、またはそれらの混合物が挙げられる。揮発性油は、皮膚に適用された後のスキンケア組成物のより迅速な乾燥を促進するために用いることができる。光学活性化型複合体を含有するスキンケア製品がコンビネーション肌または脂性肌を有する消費者に対して製剤化される場合には、揮発性油がより望ましい。肌タイプに関して「コンビネーション」との用語は、顔の一部の場所(Tゾーンなど)では脂性肌であり、他の場所では正常である皮膚を意味する。
環状シリコーンは、組成物中で用いることができる揮発性シリコーンの1つのタイプである。そのようなシリコーンは、以下の一般式を有する:
[式中、n=3〜6、好ましくは4、5、または6である]。
直鎖揮発性シリコーン、例えば、以下の一般式を有するもの:
(CH
3)
3Si-O-[Si(CH
3)
2-O]
n-Si(CH
3)
3
[式中、n=0、1、2、3、4、または5、好ましくは0、1、2、3、または4]もまた好適である。
環状および直鎖揮発性シリコーンは、Dow Corning社およびGeneral Electric社をはじめとする様々な商業的供給元から入手可能である。Dow Corning社の直鎖状揮発性シリコーンは、商品名Dow Corning 244、245、344、および200フルイドの下で販売されている。これらの流体としては、ヘキサメチルジシロキサン(粘度0.65センチストークス(cstと略される))、オクタメチルトリシロキサン(1.0cst)、デカメチルテトラシロキサン(1.5cst)、ドデカメチルペンタシロキサン(2cst)およびそれらの混合物(すべての粘度測定値は25℃でのものである)が挙げられる。
好適な分岐鎖揮発性シリコーンとしては、以下の一般式を有する分岐鎖揮発性シリコーンであるメチルトリメチコンなどのアルキルトリメチコンが挙げられる:
メチルトリメチコーンは、商品名TMF-1.5の下で信越シリコーンから購入することができ、これは25℃で1.5センチストークスの粘度を有する。
5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20個の炭素原子、より好ましくは8〜16個の炭素原子を有する種々の直鎖または分岐鎖パラフィン系炭化水素もまた、揮発性油として好適である。好適な炭化水素としては、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、デカン、ドデカン、テトラデカン、トリデカン、および米国特許第3,439,088号および同第3,818,105号(これらの両方が参照により本明細書中に組み入れられる)に開示されている通りのC8-20イソパラフィンが挙げられる。好ましい揮発性パラフィン系炭化水素は、70〜225、好ましくは160〜190の分子量、および30〜320℃、好ましくは60〜260℃の沸点範囲、および25℃で約10cst未満の粘度を有する。そのようなパラフィン系炭化水素は、EXXON社から商標ISOPARSの下に、およびPermethyl社から入手可能である。好適なC12イソパラフィンは、Permethyl社により商品名Permethyl 99Aの下に製造されている。種々の市販のC16イソパラフィン(イソヘキサデカン(商品名Permethyl Rを有する)など)もまた好適である。
種々の不揮発性油もまた、本発明の組成物中での使用に対して好適である。不揮発性油は一般的に、25℃で約5〜10センチストークス超の粘度を有し、25℃で約1,000,000センチポアズまでの範囲の粘度を有し得る。不揮発性油の例としては、限定するものではないが、以下のものが挙げられる:
好適なエステルは、モノエステル、ジエステル、およびトリエステルである。組成物は、この群から選択される1種以上のエステル、またはそれらの混合物を含むことができる。
モノエステルは、式R-COOH(式中、Rは2〜45個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐鎖飽和または不飽和アルキル、またはフェニルである)を有するモノカルボン酸と;式R-OH(式中、Rは2〜30個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐鎖飽和または不飽和アルキル、またはフェニルである)を有するアルコールとの反応により形成されるエステルとして定義される。アルコールおよび酸の両方が、1個以上のヒドロキシル基を用いて置換されていることができる。酸またはアルコールの一方または両方が、「脂肪」酸またはアルコールであり得、かつ約6〜30個の炭素原子、より好ましくは12、14、16、18、または22個の炭素原子を、直鎖もしくは分岐鎖飽和または不飽和形態で有することができる。本発明の組成物中で用いることができるモノエステル油の例としては、ラウリン酸ヘキシル、イソステアリン酸ブチル、イソステアリン酸ヘキサデシル、パルミチン酸セチル、ネオペンタン酸イソステアリル、ヘプタン酸ステアリル、イソノナン酸イソステアリル、ステアリル乳酸(stearyl lactate)、オクタン酸ステアリル、ステアリン酸ステアリル、イソノナン酸イソノニルなどが挙げられる。
好適なジエステルは、ジカルボン酸と脂肪族もしくは芳香族アルコールとの反応生成物または少なくとも2個の置換ヒドロキシル基を有する脂肪族もしくは芳香族アルコールとモノカルボン酸との反応生成物である。ジカルボン酸は、2〜30個の炭素原子を含むことができ、かつ直鎖もしくは分岐鎖飽和または不飽和形態であり得る。ジカルボン酸は、1個以上のヒドロキシル基を用いて置換されていることができる。脂肪族または芳香族アルコールもまた、2〜30個の炭素原子を含むことができ、かつ直鎖もしくは分岐鎖飽和または不飽和形態であり得る。好ましくは、酸またはアルコールの内の一種以上が脂肪酸または脂肪アルコールであり、すなわち、12〜22個の炭素原子を含む。ジカルボン酸はまた、アルファヒドロキシ酸であることもできる。エステルは、二量体または三量体形態であり得る。本発明の組成物中で用いることができるジエステル油の例としては、リンゴ酸ジイソステアリル(diisotearyl malate)、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、セバシン酸ジブチル、ジリノール酸ジセテアリル(dicetearyl dimer dilinoleate)、アジピン酸ジセチル、アジピン酸ジイソセチル、アジピン酸ジイソノニル、ジリノール酸ジイソステアリル(diisostearyl dimer dilinoleate)、フマル酸ジイソステアリル、リンゴ酸ジイソステアリル、リンゴ酸ジオクチルなどが挙げられる。
好適なトリエステルは、トリカルボン酸と脂肪族もしくは芳香族アルコールとの反応生成物、あるいは3個以上の置換ヒドロキシル基を有する脂肪族もしくは芳香族アルコールとモノカルボン酸との反応生成物を含む。上記のモノエステルおよびジエステルと同様に、酸およびアルコールは2〜30個の炭素原子を含有し、かつ飽和もしくは不飽和直鎖または分岐鎖であり得、かつ1個以上のヒドロキシル基を用いて置換されていることができる。好ましくは、酸またはアルコールのうちの1種以上が、12〜22個の炭素原子を含む脂肪酸または脂肪アルコールである。トリエステルの例としては、アラキドン酸、クエン酸、またはベヘン酸のエステル、例えば、トリアラキジン、クエン酸トリブチル、クエン酸トリイソステアリル、クエン酸トリC12-13アルキル、トリカプリリン、クエン酸トリカプリリル、ベヘン酸トリデシル、クエン酸トリオクチルドデシル、ベヘン酸トリデシル;またはトリデシルココエート、イソノナン酸トリデシルなどが挙げられる。
組成物中での使用に好適なエステルは、C.T.F.A. Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook(第11版、2006)に、「エステル」の分類の下にさらに記載されている(この教科書は、その全体が参照により本明細書中に組み入れられる)。
組成物に1種以上の不揮発性炭化水素油を組み込むことが望ましい場合がある。好適な不揮発性炭化水素油としては、パラフィン系炭化水素およびオレフィンが挙げられ、好ましくは、約20個超の炭素原子を有するものが挙げられる。そのような炭化水素油の例としては、C24-28オレフィン、C30-45オレフィン、C20-40イソパラフィン、水素化ポリイソブテン、ポリイソブテン、ポリデセン、水素化ポリデセン、鉱油、ペンタヒドロスクアレン、スクアレン、スクアラン、およびそれらの混合物が挙げられる。1つの好ましい実施形態では、そのような炭化水素は、約300〜1000ダルトンの範囲の分子量を有する。
合成または天然に存在する脂肪酸のグリセリルエステル、またはトリグリセリドもまた、組成物中での使用に対して好適である。植物供給源および動物供給源の両方を用いることができる。そのような油の例としては、ヒマシ油、ラノリン油、C10-18トリグリセリド、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、甘扁桃油、杏仁油、ゴマ油、カメリナ・サティバ油、タマヌ種子油、ココナッツ油、コーン油、綿実油、アマニ油、インク油(ink oil)、オリーブ油、パーム油、イリペバター、菜種油、ダイズ油、グレープシード油、ヒマワリ種子油、クルミ油などが挙げられる。
変性されている天然油脂である脂肪酸モノグリセリド、ジグリセリドおよびトリグリセリドなどの合成または半合成グリセリルエステル、例えば、グリセリンなどのポリオールのモノエステル、ジエステルまたはトリエステルもまた好適である。一例では、脂肪(C12-22)カルボン酸を、1個以上の反復グリセリル基と反応させる。ステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、イソステアリン酸ポリグリセリル-3、イソステアリン酸ポリグリセリル-4、リシノール酸ポリグリセリル-6、ジオレイン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、テトライソステアリン酸グリセリル、トリオクタン酸グリセリル、ジステアリン酸ジグリセリル、リノール酸グリセリル、ミリスチン酸グリセリル、イソステアリン酸グリセリル、PEGヒマシ油、オレイン酸PEGグリセリル、ステアリン酸PEGグリセリル、牛脂脂肪酸PEGグリセリルなど。
水溶性および水不溶性の両方の不揮発性シリコーン油もまた、組成物中での使用に好適である。そのようなシリコーンは、好ましくは、25℃で約5超〜800,000cst、好ましくは20〜200,000cstの範囲の粘度を有する。好ましい水不溶性シリコーンとしては、アモジメチコンなどのアミン官能性シリコーンが挙げられる。
例えば、そのような不揮発性シリコーンは、以下の一般式を有することができる:
[式中、RおよびR'はそれぞれ独立にC1-30直鎖もしくは分岐鎖飽和または不飽和アルキル、フェニルまたはアリール、トリアルキルシロキシであり、かつxおよびyはそれぞれ独立に1〜1,000,000であり;但し、xまたはyのうちの少なくとも一方が存在し、かつAはアルキルシロキシエンドキャップ単位である]。Aがメチルシロキシエンドキャップ単位;特にトリメチルシロキシであり、かつRおよびR'がそれぞれ独立にC1-30直鎖もしくは分岐鎖アルキル、フェニル、またはトリメチルシロキシ、より好ましくはC1-22アルキル、フェニル、またはトリメチルシロキシ、最も好ましくはメチル、フェニル、またはトリメチルシロキシであり、得られるシリコーンがジメチコン、フェニルジメチコン、ジフェニルジメチコン、フェニルトリメチコン、またはトリメチルシロキシフェニルジメチコンである場合が好ましい。他の例としては、セチルジメチコンなどのアルキルジメチコンであって、少なくとも1個のRが脂肪アルキル(C12、C14、C16、C18、C20、またはC22)であり、かつ他のRがメチルであり、かつAがトリメチルシロキシエンドキャップ単位であり、但し、そのようなアルキルジメチコンが室温で注入可能な液体である、アルキルジメチコンなどが挙げられる。フェニルトリメチコンは、Dow Corning社から商品名556フルイドの下に購入できる。トリメチルシロキシフェニルジメチコンは、Wacker-Chemie社から商品名PDM-1000の下に購入できる。液体シリコーンワックスとも称されるセチルジメチコンは、Dow Corning社からフルイド2502として、またはDeGussa Care & Surface Specialties社から商品名Abil Wax 9801、もしくは9814の下に購入できる。
種々のタイプのフッ素化油もまた、組成物中での使用に対して好適であり得、限定するものではないが、フッ素化シリコーン、フッ素化エステル、またはパーフルオロポリエーテル(perfluropolyether)が挙げられる。トリメチルシリルエンドキャップ付加フルオロシリコーン油、ポリトリフルオロプロピルメチルシロキサン、および米国特許第5,118,496号(参照により本明細書中に組み入れられる)に開示されるものなどの同様のシリコーンなどのフルオロシリコーンが特に好適である。パーフルオロポリエーテルとしては、米国特許第5,183,589号、同第4,803,067号、同第5,183,588号(それらのすべてが参照により本明細書中に組み入れられる)に開示されているものが挙げられ、それらは、Montefluos社から商標Fomblinの下に市販されている。
組成物が無水であるか、またはエマルジョンの形態にある場合、化粧品組成物中に1種以上の油相構造化剤を含めることが望ましい場合がある。用語「油相構造化剤」とは、油相の粘度を上昇させるか、または油相を構造化するであろう、油相中に可溶もしくは分散可能である成分または成分の組み合わせを意味する。油相構造化剤は、光学活性化型複合体が組成物の油相を形成する非極性油中に可溶化される可能性がある場合には特に、光学活性化型複合体と適合性である。「適合性」との用語は、油相構造化剤および光学活性化型複合体が、概ね安定な化粧品製品へと製剤化可能であることを意味する。構造化剤は、増加した粘度を有する液体組成物、半固体組成物、または一部の場合には、自己支持性であり得る固体組成物を提供するために十分な量で存在することができる。構造化剤自体は、液体、半固体、または固体形態で存在し得る。構造化剤の推奨範囲は、組成物の総重量に基づいて、約0.01〜70%、好ましくは約0.05〜50%、より好ましくは約0.1〜35%である。好適な油相構造化剤としては、シリコーン系のものまたは有機系のものが挙げられる。それらは、合成、天然、もしくはそれら両方の組み合わせであるポリマーまたは非ポリマーであり得る。
様々な油相構造化剤は、シリコーンエラストマー、シリコーンゴム、シリコーンワックス、化粧品組成物中に組み込まれた場合に、油相の粘度を増加させることが可能であるような程度の粘度を有するシリコーンを提供する重合化度を有する直鎖シリコーンなどの、シリコーン系のものであり得る。シリコーン構造化剤の例としては、限定するものではないが、以下のものが挙げられる。
本発明の組成物中での使用に好適なシリコーンエラストマーとしては、付加反応硬化により、SiH含有ジオルガノシロキサンと末端オレフィン性不飽和を有するオルガノポリシロキサン、またはα,ω-ジエン炭化水素とを白金金属触媒の存在下で反応させることにより形成されるものが挙げられる。そのようなエラストマーはまた、ヒドロキシル末端化ジオルガノポリシロキサンとSiH含有ジオルガノポリシロキサンもしくはα,ω-ジエンとの脱水素化反応を介した、有機スズ化合物の存在下でのオルガノポリシロキサン組成物の縮合硬化;またはヒドロキシル基末端化ジオルガノポリシロキサンと加水分解性オルガノシロキサンとの間の縮合反応を用いた有機スズ化合物もしくはチタン酸エステルの存在下でのオルガノポリシロキサン組成物の縮合硬化;有機過酸化物触媒の存在下で加熱硬化するオルガノポリシロキサン組成物の過酸化物硬化などの、他の反応法によって形成させることもできる。
好適であり得る1つのタイプのエラストマーは、各分子中に少なくとも2個の低級アルケニル基またはα,ω-ジエンを有するオルガノポリシロキサン;および各分子中に少なくとも2個のケイ素結合水素原子を有するオルガノポリシロキサン;および白金型触媒の付加反応硬化により調製することができる。ビニルなどの低級アルケニル基は分子中のいずれの位置にでも存在し得るが、一方または両方の分子末端での末端オレフィン性不飽和が好ましい。この構成要素の分子構造は、直鎖、分岐直鎖、環状、またはネットワーク状であり得る。これらのオルガノポリシロキサンは、メチルビニルシロキサン、メチルビニルシロキサン-ジメチルシロキサンコポリマー、ジメチルビニルシロキシ末端化ジメチルポリシロキサン、ジメチルビニルシロキシ末端化ジメチルシロキサン-メチルフェニルシロキサンコポリマー、ジメチルビニルシロキシ末端化ジメチルシロキサン-ジフェニルシロキサン-メチルビニルシロキサンコポリマー、トリメチルシロキシ末端化ジメチルシロキサン-メチルビニルシロキサンコポリマー、トリメチルシロキシ末端化ジメチルシロキサン-メチルフェニルシロキサン-メチルビニルシロキサンコポリマー、ジメチルビニルシロキシ末端化メチル(3,3,3-トリフルオロプロピル)ポリシロキサン、およびジメチルビニルシロキシ末端化ジメチルシロキサン-メチル(3,3,-トリフルオロプロピル)シロキサンコポリマー、デカジエン、オクタジエン、ヘプタジエン、ヘキサジエン、ペンタジエン、またはテトラジエン、またはトリジエンにより例示される。
硬化は、ジメチルメチル水素シロキサンのケイ素結合水素原子と、シロキサンまたはα,ω-ジエンとの本明細書中で言及される触媒を用いる触媒作用の下での付加反応により進行する。高度に架橋された構造を形成させるためには、メチル水素シロキサンは、架橋剤としての機能を最適化するために、各分子中に少なくとも2個のケイ素結合水素原子を含まなくてはならない。
ケイ素結合水素原子とアルケニル基との付加反応において用いられる触媒は、具体的には塩化白金酸により例示され、アルコールまたはケトン中に溶解される場合があり、この溶液が任意により熟成されて、塩化白金酸-オレフィン錯体、塩化白金酸-アルケニルシロキサン錯体、塩化白金酸-ジケトン錯体、白金黒、および担体支持白金が得られる。
本発明の組成物中での使用のための好適なシリコーンエラストマーの例は、粉末形態であるか、または揮発性もしくは不揮発性シリコーンなどの溶媒またはパラフィン系炭化水素もしくはエステルなどのシリコーン相溶性ビヒクル中に分散もしくは溶解されていることができる。シリコーンエラストマー粉末の例としては、信越シリコーンのKSP-100、KSP-101、KSP-102、KSP-103、KSP-104、KSP-105などのビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン(methicone silesquioxane)クロスポリマー、信越シリコーンのKSP-200(フルオロシリコーンエラストマーである)などのフルオロアルキル基を含むハイブリッドシリコーン粉末、および信越シリコーンのKSP-300(フェニル置換シリコーンエラストマーである)などのフェニル基を含むハイブリッドシリコーン粉末;およびDow Corning社のDC 9506が挙げられる。シリコーン相溶性ビヒクル中に分散されたシリコーンエラストマー粉末の例としては、Dow Corning社(商品名9040または9041)、GE Silicones社(商品名SFE 839)、または信越シリコーン(商品名KSG-15、16、18)をはじめとする様々な供給元から供給されているジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマーが挙げられる。KSG-15は、CTFA名:シクロペンタシロキサン/ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマーを有する。KSG-18は、INCI名:フェニルトリメチコン/ジメチコン/フェニルビニルジメチコンクロスポリマーを有する。シリコーンエラストマーはまた、Grant Industries社から商標Gransilの下に購入することもできる。信越シリコーンから商品名KSG-31、KSG-32、KSG-41、KSG-42、KSG-43、およびKSG-44の下に供給されているラウリルジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマーなどの長鎖アルキル置換を有するシリコーンエラストマーもまた好適である。本発明で有用な架橋型オルガノポリシロキサンエラストマーおよびその製造方法が、Sakutaらに対する米国特許第4,970,252号(1990年11月13日発行);Kilgourらに対する米国特許第5,760,116号(1998年6月2日発行);Schulz, Jr.らに対する米国特許第5,654,362号(1997年8月5日発行);および日本国特許出願第61-18708号(Pola Kasei Kogyo KKに帰属)(これらのそれぞれが、その全体で参照により本明細書中に組み入れられる)にさらに記載されている。シリコーンエラストマーは組成物に優れた「感触」(feel)をもたらし、化粧品調製物中で非常に安定であり、かつ比較的安価であるので、本発明の組成物中にシリコーンエラストマーを組み込むことが特に望ましい。
1種以上のシリコーンゴムもまた、油相構造化剤としての使用に好適である。用語「ゴム」(ガム)は、ゴム様の質感を有するシリコーンを提供するために十分な重合化度を有するシリコーンポリマーを意味する。特定のケースでは、ゴムを形成するシリコーンポリマーは、架橋されていることができる。シリコーンゴムは、典型的には、25℃で約500,000〜100,000,000cst、好ましくは約600,000〜20,000,000cst、より好ましくは約600,000〜12,000,000cstの範囲の粘度を有する。本明細書中で言及されるすべての範囲は、すべての部分範囲、例えば、550,000;925,000;3,500,000を含む。
組成物中で用いられるシリコーンゴムとしては、限定するものではないが、以下の一般式のものが挙げられる:
[式中、R1〜R9はそれぞれ独立に1〜30個の炭素原子を有するアルキル、アリール、またはアラルキルであり;かつXはOHまたはC1-30アルキル、またはビニルであり;かつx、y、またはzはゼロであり得、但し、x、y、またはzのうちの2個以下が同時にゼロであり、さらに、x、y、およびzは、シリコーンゴムが25℃で少なくとも約500,000cst、最大で約100,000,000センチストークスの粘度を有するものである]。RがメチルまたはOHである場合が好ましい。
そのようなシリコーンゴムは、Wacker-Chemie社またはDow Corning社などをはじめとする種々のシリコーン製造業者から純粋な形態で購入することができる。そのようなシリコーンゴムとしては、Wacker-Belsil社から商品名CM3092、Wacker-Belsil 1000、またはWacker-Belsil DM 3096の下で販売されているものが挙げられる。ジメチコノールとも称される、XがOHであるシリコーンゴムは、Dow Corning社から商品名1401として入手可能である。シリコーンゴムは、揮発性または不揮発性シリコーンなどのシリコーン相溶性ビヒクル中の溶液または分散液の形態で購入することもできる。そのような混合物の例は、Barnet Silicones社からINCI名:ジメチコンを有する商品名HL-88のもとに購入できる。
別のタイプの油相構造化剤としては、典型的にはアルキルシリコーンワックスと称され、室温で半固体または固体であるシリコーンワックスが挙げられる。用語「アルキルシリコーンワックス」とは、シロキサンに対して半固体または固体特性を賦与する、置換された長鎖アルキル(C16〜30など)を有するポリジメチルシロキサンを意味する。そのようなシリコーンワックスの例としては、DeGussa Care & Surface Specialties社から商品名Abil Wax 9800の下で、またはDow Corning社から商品名2503の下に購入できるステアリルジメチコンが挙げられる。別の例は、Gransil Industries社から商品名Gransil A-18の下に購入できるビスステアリルジメチコン、またはベヘニルジメチコン、ベヘノキシジメチコンである。
ポリアミドまたはシリコーンポリアミドなどの様々なタイプのポリマー化合物もまた、油相構造化剤として好適である。
シリコーンポリアミドとの用語は、本明細書中でさらに説明される通りの、シリコーンモノマーおよびアミド基を含有するモノマーから構成されるポリマーを意味する。シリコーンポリアミドは、好ましくは、以下の一般式の部分を含み:
式中、Xは約1〜30個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖アルキレンであり;R1、R2、R3、およびR4はそれぞれ独立に、1個以上のヒドロキシル基もしくはハロゲン基を用いて置換されていることができるC1-30直鎖または分岐鎖アルキル;1個以上のC1-30アルキル基、ハロゲン、ヒドロキシル、もしくはアルコキシ基を用いて置換されていることができるフェニル;または以下の一般式を有するシロキサン鎖であり:
かつYは、以下のものである:
(a)以下の基を用いて置換されていることができる、約1〜40個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖アルキレン:
(i) 一般式R1CONR1を有する1個以上のアミド基、または
(ii) C5-6環状環、または
(iii) 1個以上のC1-10アルキル基を用いて置換されていることができるフェニレン、または
(iv) ヒドロキシ、または
(v) C3-8シクロアルカン、または
(vi) 1個以上のヒドロキシ基を用いて置換されていることができるC1-20アルキル、または
(vii) C1-10アルキルアミン;あるいは
(b) TR5R6R7
[式中、R5、R6、およびR7はそれぞれ独立にC1-10直鎖または分岐鎖アルキレンであり、かつTはCR8(式中、R8は水素、三価原子N、P、もしくはAl、または1個以上のヒドロキシル基もしくはハロゲン基を用いて置換されていることができるC1-30直鎖または分岐鎖アルキル;1個以上のC1-30アルキル基、ハロゲン、ヒドロキシル、もしくはアルコキシ基を用いて置換されていることができるフェニル;または以下の一般式:
R1、R2、R3、およびR4がC1-10、好ましくはメチルであり;かつXおよびYが直鎖または分岐鎖アルキレンである場合が好ましい。以下の一般式を有するシリコーンポリアミドが好ましい:
[式中、aおよびbはそれぞれ独立に、約60〜120℃の範囲の融点、および約40,000〜500,000ダルトンの範囲の分子量を有するシリコーンポリアミドポリマーを生じるために十分な数である]。本発明の組成物中で用いることができるシリコーンポリアミドの1つのタイプは、Dow Corning社から商品名Dow Corning 2-8178 gellantの下で購入でき、これはCTFA名:ナイロン-611/ジメチコンコポリマーを有し、PPG-3ミリスチルエーテルを含有する組成物中で販売されている。
Arizona Chemical社から商品名UniclearおよびSylvaclearの下で販売されているものなどのポリアミドもまた好適である。そのようなポリアミドは、エステル末端またはアミド末端を有することができる。エステル末端化ポリアミドの例としては、限定するものではないが、以下の一般式を有するものが挙げられる:
[式中、nは、エステル基の数がエステル基およびアミド基の合計数のうちの約10%〜50%の範囲となるアミド単位の数を表わし;各R1は独立に少なくとも4個の炭素原子を含むアルキル基またはアルケニル基であり;各R2は独立にC4-42炭化水素基であるが、但し、R2基のうちの少なくとも50%がC30-42炭化水素であり;各R3は独立に、少なくとも2個の炭素原子、水素原子および任意により1個以上の酸素原子または窒素原子を含む有機基であり;かつ各R4は独立に、水素原子、C1-10アルキル基、またはR3もしくは別のR4に対する直接結合であり、R3およびR4の両方が連結している窒素原子がR4-N-R3により定義される複素環構造の一部分を形成し、基R4のうちの少なくとも50%が水素原子を表わす]。
油相ゲル化剤として用いることができるエステルおよびアミド末端化ポリアミドの一般的な例としては、Arizona Chemical社から商品名Sylvaclear A200VまたはA2614V(両方とも、CTFA名:エチレンジアミン/水素化ジリノレートコポリマー(ethylenediamine/hydrogenated dimer dilinoleate copolymer)/ビス-ジ-C14-18アルキルアミドを有する);Sylvaclear AF1900V;Sylvaclear C75V(CTFA名:ビス-ステアリルエチレンジアミン/ネオペンチルグリコール/ステアリル水素化ジリノレートコポリマー(bis-stearyl ethylenediamine/neopentyl glycol/stearyl hydrogenated dimer dilinoleate copolymer)を有する);Sylvaclear PA1200V(CTFA名:ポリアミド-3を有する);Sylvaclear PE400V;Sylvaclear WF1500V;またはUniclear(Uniclear 100VG(INCI名:エチレンジアミン/ステアリルジリノレートコポリマー(ethylenediamine/stearyl dimer dilinoleate copolymer)を有する)など)の下に販売されているもの;またはエチレンジアミン/ステアリルジトーレートコポリマー(ethylenediamine/stearyl dimer ditallate copolymer)が挙げられる。好適なポリアミドの他の例としては、Henkel社から商標Versamidの下に販売されているもの(Versamid 930、744、1655など)、またはOlin Mathieson Chemical Corp.からブランド名Onamid SまたはOnamid Cの下に販売されているものが挙げられる。
動物性ワックス、植物性ワックスまたは鉱物性ワックスなどの1種以上の天然または合成ワックスもまた、油相構造化剤として好適であり得る。好ましくは、そのようなワックスは、約50〜150℃、より好ましくは約65〜100℃などの比較的高い融点を有するであろう。そのようなワックスの例としては、ポリエチレンまたは合成ワックスなどのFischer-Tropsch synthesis社により製造されているワックス;またはベイベリーワックス、カンデリラワックス、オゾケライト、アカシアワックス、蜜ろう、セレシン、セチルエステル、フラワーワックス、シトラスワックス、カルナウバワックス、ホホバワックス、木ろう、ポリエチレン、微晶質ワックス、米ぬか、ラノリンワックス、ミンクワックス、モンタンワックス、ベイベリーワックス、オーリキュリーワックス(ouricury)、オゾケライト、パーム核ワックス、パラフィン、アボカドワックス、アップルワックス、シェラックワックス、クラリーワックス(clary wax)、ビール粕ワックス(spent grain wax)、グレープワックス、およびそれらのポリアルキレングリコール誘導体(PEG6-20蜜ろう、またはPEG-12カルナウバワックスなど)などの種々の植物性ワックス;またはヒドロキシステアリン酸(例えば、12-ヒドロキシステアリン酸)、トリステアリン、トリベヘニンなどの、それらのエステルを含む脂肪酸もしくは脂肪アルコールが挙げられる。
組成物中で用いることができる1つのタイプの構造化剤は、ヘクトライト、ベントナイト、および鉱物を第4級アンモニウム化合物と反応させることにより取得されるそれらの四級化誘導体、例えばステアラコニウムベントナイト(stearalkonium bentonite)、ヘクトライト、四級化ヘクトライト(クオタニウム-18ヘクトライトなど)、アタプルジャイト、プロピレンカーボネートなどのカーボネート、ベントン(bentone)などの天然または合成モンモリロナイト鉱物を含む。
組成物中で用いることができる別のタイプの構造化剤は、シリカ、シリケート、シリル化シリカ、およびそれらのアルカリ金属誘導体またはアルカリ土類金属誘導体である。これらのシリカおよびシリケートは、一般的に粒子形態で見出され、シリカ、シリル化シリカ、ケイ酸アルミニウムマグネシウムなどが挙げられる。
組成物は、特にエマルジョン形態の場合には、1種以上の界面活性剤を含有することができる。しかしながら、そのような界面活性剤は、組成物が無水である場合にも用いることができ、極性を有する成分(例えば、顔料)の分散化を補助するであろう。そのような界面活性剤は、シリコーンまたは有機系であり得る。界面活性剤は、油中水型または水中油型のいずれかの安定なエマルジョンの形成に役立つであろう。存在する場合、界面活性剤は、組成物の総重量に基づいて、約0.001〜30%、好ましくは約0.005〜25%、より好ましくは約0.1〜20%の範囲であり得る。
好適なシリコーン界面活性剤としては、例えば、親水性基および親油性基を含む、両親媒性特性を有するポリオルガノシロキサンポリマーが挙げられる。これらのシリコーン界面活性剤は、室温で液体または固体であり得る。
用いることができる1つのタイプのシリコーン界面活性剤は、一般的に、ジメチコンコポリオールまたはアルキルジメチコンコポリオールと称される。この界面活性剤は、約2〜18の範囲の親水性親油性バランス(HLB)を有する油中水型または水中油型界面活性剤のいずれかである。好ましくは、シリコーン界面活性剤は、約2〜12、好ましくは約2〜10、最も好ましくは約4〜6の範囲のHLBを有する非イオン性界面活性剤である。用語「親水性基」とは、オルガノシロキサンポリマー骨格へと置換された場合に、ポリマーの置換された部分に親水性特性を賦与する基を意味する。親水性を賦与するであろう基の例は、ヒドロキシ-ポリエチレンオキシ、ヒドロキシル、カルボキシレート、およびそれらの混合物である。用語「親油性基」とは、オルガノシロキサンポリマー骨格へと置換された場合に、ポリマーの置換された部分に親油性特性を賦与する有機基を意味する。親油性を賦与するであろう有機基の例は、C1-40直鎖もしくは分岐鎖アルキル、フルオロ、アリール、アリールオキシ、C1-40ヒドロカルビルアシル、ヒドロキシ-ポリプロピレンオキシ、またはそれらの混合物である。
好適なシリコーン界面活性剤の1つのタイプは、以下の一般式を有する:
[式中、pは0〜40(2、3、4、13、14、15、16、17、18などのその間のすべての数字および部分範囲を含む範囲)であり、かつPEは(-C2H4O)a-(-C3H6O)b-Hであり、式中、aは0〜25であり、bは0〜25であり、但し、aおよびbの両方が同時に0であることはできず、xおよびyはそれぞれ独立に0〜1,000,000であり、但し、それらの両方が同時に0であることはできない]。1つの好ましい実施形態では、x、y、z、a、およびbは、ポリマーの分子量が約5,000〜約500,000、より好ましくは約10,000〜100,000の範囲、最も好ましくはおおよそ約50,000であり、ポリマーが全般的にはジメチコンコポリオールと称されるようなものである。
1つのタイプのシリコーン界面活性剤は、pが、長鎖アルキルがセチルまたはラウリルであり、界面活性剤が全般的にそれぞれセチルジメチコンコポリオールまたはラウリルジメチコンコポリオールと称されるようなものである。
一部の場合には、ポリマー中の反復エチレンオキシド単位またはプロピレンオキシド単位の個数もまた指定され、例えば、シロキサン骨格上に15個のエチレングリコール単位および10個のプロピレングリコール単位を含む置換基を有するジメチコンを指すPEG-15/PPG-10ジメチコンとも称されるジメチコンコポリオールなどである。上記の一般的構造中の1個以上のメチル基が、より長い鎖のアルキル(例えば、エチル、プロピル、ブチル等)またはエーテル(メチルエーテル、エチルエーテル、プロピルエーテル、ブチルエーテルなど)を用いて置換されていることもまた可能である。
シリコーン界面活性剤の例は、Dow Corning社から商品名Dow Corning 3225C Formulation Aid(CTFA名:シクロテトラシロキサン(および)シクロペンタシロキサン(および)PEG/PPG-18ジメチコンを有する);または5225C Formulation Aid(CTFA名:シクロペンタシロキサン(および)PEG/PPG-18/18ジメチコンを有する);またはDow Coming 190 Surfactant(CTFA名:PEG/PPG-18/18ジメチコンを有する);またはDow Corning 193フルイド、Dow Corning 5200(CTFA名:ラウリルPEG/PPG-18/18メチコンを有する)の下に販売されているもの;またはAbil EM 90(CTFA名:セチルPEG/PPG-14/14ジメチコンを有する)(Goldschmidt社により販売されている);またはAbil EM 97(CTFA名:ビス-セチルPEG/PPG-14/14ジメチコンを有する)(Goldschmidt社により販売されている);またはAbil WE 09(CTFA名:セチルPEG/PPG-10/1ジメチコンを有する)(イソステアリン酸ポリグリセリル-4およびラウリン酸ヘキシルも含有する混合物中);またはKF-6011(信越シリコーンから販売されており、CTFA名:PEG-11メチルエーテルジメチコンを有する);KF-6012(信越シリコーンから販売されており、CTFA名:PEG/PPG-20/22ブチルエーテルジメチコンを有する);またはKF-6013(信越シリコーンから販売されており、CTFA名:PEG-9ジメチコンを有する);またはKF-6015(信越シリコーンから販売されており、CTFA名:PEG-3ジメチコンを有する);またはKF-6016(信越シリコーンから販売されており、CTFA名:PEG-9メチルエーテルジメチコンを有する);またはKF-6017(信越シリコーンから販売されており、CTFA名:PEG-10ジメチコンを有する);またはKF-6038(信越シリコーンから販売されており、CTFA名:ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンを有する)である。
多くの場合に乳化性エラストマーと称される種々のタイプの架橋型シリコーン界面活性剤もまた好適である。これらは、典型的には、シリコーンエラストマーがポリオキシアルキレン化基(polyoxyalkylenated group)などの少なくとも1種の親水性部分を含むであろう点を除いて、「シリコーンエラストマー」の節に関して上記で説明される通りに調製される。典型的には、これらのポリオキシアルキレン化シリコーンエラストマーは、架橋型オルガノポリシロキサンであり、これは、ケイ素に結合した少なくとも1個の水素を含むジオルガノポリシロキサンと少なくとも2個のエチレン性不飽和基を含むポリオキシアルキレンとの架橋性付加反応により得られる。少なくとも1つの実施形態では、ポリオキシアルキレン化架橋型オルガノポリシロキサンは、それぞれがケイ素に結合した少なくとも2個の水素を含むジオルガノポリシロキサンと、少なくとも2個のエチレン性不飽和基を含むポリオキシアルキレンとの、任意により白金触媒の存在下での架橋性付加反応により得られ、この反応は、例えば、米国特許第5,236,986号および同第5,412,004号、同第5,837,793号および同第5,811,487号(それらの内容は参照により組み入れられる)に記載される通りである。
本発明の少なくとも1つの実施形態で用いることができるポリオキシアルキレン化シリコーンエラストマーとしては、信越シリコーンから商品名KSG-21、KSG-20、KSG-30、KSG-31、KSG-32、KSG-33;KSG-210(ジメチコン中に分散されたジメチコン/PEG-10/15クロスポリマーである);KSG-310(PEG-15ラウリルジメチコンクロスポリマーである);KSG-320(イソドデカン中に分散されたPEG-15ラウリルジメチコンクロスポリマーである);KSG-330(トリエチルヘキサノイン中に分散されたPEG-15ラウリルジメチコンクロスポリマーである)、KSG-340(PEG-10ラウリルジメチコンクロスポリマーとPEG-15ラウリルジメチコンクロスポリマーとの混合物である)の下に販売されているものが挙げられる。
国際公開第2004/024798号(その全体で参照により本明細書中に組み入れられる)に開示されているもののようなポリグリセロール化(polyglycerolated)シリコーンエラストマーもまた好適である。そのようなエラストマーとしては、信越シリコーンKSGシリーズ、例えば、ジメチコン中に分散されたジメチコン/ポリグリセリン-3クロスポリマーであるKSG-710;または信越シリコーンの商品名KSG-810、KSG-820、KSG-830、もしくはKSG-840の下に販売されている、イソドデカン、ジメチコン、トリエチルヘキサノインなどの種々の溶媒中に分散されたラウリルジメチコン/ポリグリセリン-3クロスポリマーなどが挙げられる。Dow Corning社から商品名9010およびDC9011の下に販売されているシリコーンもまた好適である。1つの好ましい架橋型シリコーンエラストマー乳化剤は、ジメチコン/PEG-10/15クロスポリマーであり、これは、そのエラストマー骨格に起因する優れた美感と、界面活性特性もまた提供する。
組成物は、1種以上の非イオン性有機界面活性剤を含むことができる。好適な非イオン性界面活性剤としては、アルコールとアルキレンオキシド(通常はエチレンオキシドまたはプロピレンオキシド)との反応により形成されるアルコキシル化アルコール、またはエーテルが挙げられる。好ましくは、アルコールは、6〜30個の炭素原子を有するいずれかの脂肪アルコールである。そのような成分の例としては、ステアレス2-100(ステアリルアルコールとエチレンオキシドとの反応により形成され、エチレンオキシド単位の数が2〜100の範囲である);ベヘネス5-30(ベヘニルアルコールとエチレンオキシドとの反応により形成され、反復エチレンオキシド単位の数が5〜30である);セテアレス2-100(セチルアルコールおよびステアリルアルコールの混合物とエチレンオキシドとの反応により形成され、分子中の反復エチレンオキシド単位の数が2〜100である);セテス1-45(セチルアルコールとエチレンオキシドとの反応により形成され、反復エチレンオキシド単位の数が1〜45である)などが挙げられる。
他のアルコキシル化アルコールは、脂肪酸および一価、二価または多価アルコールとアルキレンオキシドとの反応により形成される。例えば、C6-30脂肪カルボン酸および単糖(グルコース、ガラクトース、メチルグルコース等)である多価アルコールと、アルコキシル化アルコールとの反応生成物である。例としては、グリセリル脂肪酸エステルと反応したポリマー性アルキレングリコール(オレイン酸PEGグリセリル、ステアリン酸PEGグリセリルなど);または反復エチレングリコール単位の数が3〜1000の範囲であるPEGジポリヒドロキシステアレートなどのPEGポリヒドロキシアルカノエート(PEG polyhydroxyalkanote)が挙げられる。
カルボン酸とアルキレンオキシドまたはポリマー性エーテルとの反応により形成される成分もまた、非イオン性界面活性剤として好適である。得られる生成物は、以下の一般式を有する:式中、RCOはカルボン酸エステル基であり、Xは水素または低級アルキルであり、nは重合化アルコキシ基の数である。ジエステルの場合、2個のRCO基が同一である必要はない。好ましくは、RはC6-30直鎖または分岐鎖飽和または不飽和アルキルであり、nは1〜100である。
単量体性、ホモポリマー性、またはブロックコポリマー性エーテルもまた、非イオン性界面活性剤として好適である。典型的には、そのようなエーテルは、モノマー性アルキレンオキシド(一般的にはエチレンオキシドまたはプロピレンオキシド)の重合により形成される。そのようなポリマー性エーテルは、以下の一般式を有する:式中、RはHまたは低級アルキルであり、nは反復モノマー単位の数であり、1〜500である。
他の好適な非イオン性界面活性剤としては、アルコキシル化ソルビタンおよびアルコキシル化ソルビタン誘導体が挙げられる。例えば、アルコキシル化、特にソルビタンのエトキシル化により、ポリアルコキシル化ソルビタン誘導体が生じる。ポリアルコキシル化ソルビタンのエステル化により、ポリソルベートなどのソルビタンエステルが生じる。例えば、ポリアルコキシル化ソルビタンは、C6-30、好ましくはC12-22脂肪酸を用いてエステル化することができる。そのような成分の例としては、ポリソルベート20-85、オレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、パルミチン酸ソルビタン、セスキイソステアリン酸ソルビタン、ステアリン酸ソルビタンなどが挙げられる。
特定のタイプの両性界面活性剤、両性イオン性界面活性剤、またはカチオン性界面活性剤もまた、組成物中で用いることができる。そのような界面活性剤が、米国特許第5,843,193号(その全体で参照により本明細書中に組み入れられる)で説明されている。
組成物中に1種以上の湿潤剤を含めることが望ましい場合もある。存在する場合、そのような湿潤剤は、組成物の総重量に基づいて、約0.001〜25%、好ましくは約0.005〜20%、より好ましくは約0.1〜15%の範囲であり得る。好適な湿潤剤の例としては、グリコール、糖などが挙げられる。好適なグリコールはモノマー形態またはポリマー形態であり、PEG 4-200(4〜200個の反復エチレンオキシド単位を有するポリエチレングリコールである)などのポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコール;ならびにC1-6アルキレングリコール(プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコールなど)等が挙げられる。それらの一部は多価アルコールでもある好適な糖もまた、好適な湿潤剤である。そのような糖の例としては、グルコース、フルクトース、ハチミツ、水添ハチミツ、イノシトール、マルトース、マンニトール、マルチトール、ソルビトール、スクロース、キシリトール、キシロースなどが挙げられる。尿素もまた好適である。好ましくは、本発明の組成物中で用いられる湿潤剤は、C1-6、好ましくはC2-4アルキレングリコール、最も詳細にはブチレングリコールである。
組成物中に1種以上の植物抽出物を含めることが望ましい場合がある。その場合、推奨範囲は、組成物の総重量に基づいて、約0.0001〜10%、好ましくは約0.0005〜8%、より好ましくは約0.001〜5%である。好適な植物抽出物としては、花、果実、野菜その他などの植物(ハーブ、根、花、果実、種子)からの抽出物が挙げられ、酵母発酵物抽出物、パディナ・パボニカ抽出物、サームス・サーモフィルス(thermus thermophilis)発酵物抽出物、カメリア・サティバ種子油、ボスウェリア・セラータ(boswellia serrata)抽出物、オリーブ抽出物、シロイヌナズナ(Aribodopsis Thaliana)抽出物、フサアカシア(Acacia Dealbata)抽出物、アセル・サッカリヌム(Acer Saccharinum)(サトウカエデ)、アシドフィルス(acidopholus)、ショウブ属(acorus)、トチノキ属(aesculus)、ハラタケ属(agaricus)、リュウゼツラン属(agave)、キンミズヒキ属(agrimonia)、藻類(algae)、アロエ、柑橘類、アブラナ属(brassica)、シナモン、オレンジ、リンゴ、ブルーベリー、クランベリー、モモ、ナシ、レモン、ライム、エンドウ、海藻、カフェイン、緑茶、カモミール、ヤナギ樹皮(willowbark)、マルベリー、ケシ、乳清タンパク質、およびCTFA Cosmetic Ingredient Handbook(第8版、第2巻)の第1646〜1660頁に説明されているものが含まれる。さらなる具体例としては、限定するものではないが、チャノキ(Camelia sinensis)、ツクシメナモミ(Siegesbeckia orientalis)、スペインカンゾウ(Glycyrrhiza Glabra)、クロヤナギ(Salix Nigra)、オオウキモ(Macrocycstis Pyrifera)、リンゴ(Pyrus Malus)、ユキノシタ(Saxifraga Sarmentosa)、ヨーロッパブドウ(Vitis Vinifera)、クロミグワ(Morus Nigra)、コガネバナ(Scutellaria Baicalensis)、ローマカミツレ(Anthemis Nobilis)、クラリセージ(Salvia Sclarea)、ローズマリー(Rosmarinus Officianalis)、レモン(Citrus Medica Limonum)、オタネニンジン(Panax Ginseng)、ツクシメナモミ(Siegesbeckia Orientalis)、ウバイ(Fructus Mume)、アスコフィルム・ノドスム(Ascophyllum Nodosum)、ビフィダ(Bifida)発酵物溶解物、サッカロミセス溶解物、ツルマメ(Glycine Soja)抽出物、ビート(Beta Vulgaris)、ハベルレア・ロドペンシス(Haberlea Rhodopensis)、イタドリ(Polygonum Cuspidatum)、オレンジ(Citrus Aurantium Dulcis)、ヨーロッパブドウ(Vitis Vinifera)、イワヒバ(Selaginella Tamariscina)、ホップ(Humulus Lupulus)、マンダリンオレンジ(Citrus Reticulata)果皮、ザクロ(Punica Granatum)、アスパラゴプシス属(Asparagopsis)、ウコン(Curcuma Longa)、ミツガシワ(Menyanthes Trifoliata)、ヒマワリ(Helianthus Annuus)、コムギ(Triticum vulgare)、オオムギ(Hordeum Vulgare)、キュウリ(Cucumis Sativus)、ツノマタゴケ(Evernia Prunastri)、エベルニア・フルフラセア(Evernia Furfuracea)、およびそれらの混合物が挙げられる。
本発明の組成物中に1種以上のサンスクリーン剤を含めることが望ましい場合もある。そのようなサンスクリーン剤としては、化学的UVAもしくはUVBサンスクリーン剤または粒子状形態の物理的サンスクリーン剤が挙げられる。光学活性化型複合体を含有する組成物中にサンスクリーン剤を含めることにより、日中の皮膚に対する追加の保護がもたらされるであろう。
所望であれば、組成物は、1種以上のUVAサンスクリーン剤を含むことができる。用語「UVAサンスクリーン剤」とは、約320〜400nmの波長範囲でのUV照射を遮断する化合物を意味する。好ましいUVAサンスクリーン剤は、以下の一般式を有するジベンゾイルメタン化合物である:
[式中、R1はH、ORおよびNRRであり、このとき、各Rは独立にH、C1-20直鎖または分岐鎖アルキルであり;R2はHまたはOHであり;かつR3はH、C1-20直鎖または分岐鎖アルキルである]。
R1がORであり、このとき、RがC1-20直鎖または分岐鎖アルキル、好ましくはメチルであり;R2がHであり;かつR3がC1-20直鎖または分岐鎖アルキル、より好ましくはブチルである場合が好ましい。
前記一般式の好適なUVAサンスクリーン化合物の例としては、4-メチルジベンゾイルメタン、2-メチルジベンゾイルメタン、4-イソプロピルジベンゾイルメタン、4-tert-ブチルジベンゾイルメタン、2,4-ジメチルジベンゾイルメタン、2,5-ジメチルジベンゾイルメタン、4,4'ジイソプロピルベンゾイルメタン、4-tert-ブチル-4'-メトキシジベンゾイルメタン、4,4'-ジイソプロピルベンゾイルメタン、2-メチル-5-イソプロピル-4'-メトキシジベンゾイルメタン(2-methyl-5-isopropyl-4'-methoxydibenzoymethane)、2-メチル-5-tert-ブチル-4'-メトキシジベンゾイルメタンなどが挙げられる。アボベンゾンとも称される4-tert-ブチル-4'-メトキシジベンゾイルメタンが特に好ましい。アボベンゾンは、Givaudan-Roure社から商標Parsol 1789の下に、およびMerck & Co.社から商品名Eusolex 9020の下に市販されている。
他のタイプのUVAサンスクリーン剤としては、以下の式:
を有するテレフタリリデンジカンファースルホン酸である、商品名Mexoryl
TMの下に販売されているサンスクリーン剤であるエカムスル(ecamsule)などの、ジカンファースルホン酸誘導体が挙げられる。
組成物は、組成物の重量に基づいて、約0.001〜20%、好ましくは0.005〜5%、より好ましくは約0.005〜3%のUVAサンスクリーン剤を含有することができる。本発明の好ましい実施形態では、UVAサンスクリーン剤はアボベンゾンであり、これは組成物の総重量に基づいて約3%以下の量で存在する。
UVBサンスクリーン剤もまた、本発明のシステム中で用いることができる。用語「UVBサンスクリーン剤」とは、約290〜320nmの波長範囲でのUV照射を遮断する化合物を意味する。米国特許第3,215,724号(その全体が参照により本明細書中に組み入れられる)に説明されている通りのα-シアノ-β,β-ジフェニルアクリル酸エステルをはじめとする様々なUVB化学的サンスクリーン剤が存在する。α-シアノ-β,β-ジフェニルアクリル酸エステルの1つの特定の例は、2-エチルヘキシル2-シアノ-3,3-ジフェニルアクリレートであるオクトクリレンである。特定の場合には、組成物は、組成物の総重量に基づいて約110%以下のオクトクリレンを含有することができる。好適な量は、約0.001〜10重量%の範囲である。オクトクリレンは、BASF社から商品名Uvinul N-539の下に購入することができる。
他の好適なサンスクリーン剤としては、米国特許第3,781,417号(その全体で参照により本明細書中に組み入れられる)に説明されている通りのベンジリデンカンファー誘導体が挙げられる。そのようなベンジリデンカンファー誘導体は、以下の一般式を有する:
[式中、Rはp-トリルまたはスチリル、好ましくはスチリルである]。商品名Eusolex 6300の下にMerck社から販売されている脂溶性UVBサンスクリーン化合物である4-メチルベンジリデンカンファーが特に好ましい。
以下の一般式:
[式中、RおよびR1はそれぞれ独立にC1-20直鎖または分岐鎖アルキルである]を有する桂皮酸エステル誘導体もまた好適である。Rがメチルであり、かつR1が分岐鎖C1-10、好ましくはC8アルキルである場合が好ましい。好ましい化合物は、オクトキシネート(Octoxinate)またはメトキシ桂皮酸オクチルとも称されるメトキシ桂皮酸エチルヘキシルである。この化合物は、Givaudan社から商品名Parsol MCXの下に、またはBASF社から商品名Uvinul MC 80の下に購入できる。メトキシ桂皮酸ジエタノールアミンをはじめとするそのようなメトキシ桂皮酸エステルのモノエタノールアミン、ジエタノールアミンおよびトリエタノールアミン誘導体もまた好適である。上記の化合物の芳香族エーテル誘導体であるシノキセート(Cinoxate)もまた許容できる。存在する場合、シノキセートは、組成物の総重量に基づいて約3%以下で見出されるべきである。
以下の一般式:
[式中、R〜R9はそれぞれ独立にH、OH、NaO3S、SO3H、SO3Na、Cl、R”、OR”であり、R”はC1-20直鎖または分岐鎖アルキルである]を有する種々のベンゾフェノン誘導体もまた、UVBサンスクリーン剤として好適である。そのような化合物の例としては、ベンゾフェノン1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、および12が挙げられる。ベンゾフェノン誘導体がベンゾフェノン3(オキシベンゾンとも称される)、ベンゾフェノン4(スリソベンゾンとも称される)、ベンゾフェノン5(スリソベンゾンナトリウム)、などである場合が特に好ましい。ベンゾフェノン3が最も好ましい。
以下の一般式を有する特定のサリチル酸メンチル誘導体もまた好適である:
[式中、R1、R2、R3、およびR4は、それぞれ独立に、H、OH、NH2、またはC1-20直鎖もしくは分岐鎖アルキルである]。R1、R2、およびR3がメチルであり、R4がヒドロキシルまたはNH2であり、サリチル酸ホモメンチル(ホモサレート(Homosalate)としても知られる)またはアントラニル酸メンチルという名称を有する化合物である場合が特に好ましい。ホモサレートは商品名Eusolex HMSの下にMerck社から市販されており、アントラニル酸メンチルは商品名Heliopanの下にHaarmann & Reimer社から市販されている。存在する場合、ホモサレートは、組成物の総重量に基づいて約15%以下で見出されるべきである。
以下の一般式を有するものをはじめとする種々のアミノ安息香酸誘導体は、好適なUVB吸収剤である:
[式中、R1、R2、およびR3は、それぞれ独立に、1個以上のヒドロキシ基で置換されていることができるH、C1-20直鎖または分岐鎖アルキルである]。R1がHまたはC1-8直鎖もしくは分岐鎖アルキルであり、R2およびR3がH、またはC1-8直鎖もしくは分岐鎖アルキルである場合が特に好ましい。PABA、エチルヘキシルジメチルPABA(パジメートO(Padimate O))、エチルジヒドロキシプロピルPABAなどが特に好ましい。存在する場合、パジメートOは組成物の総重量に基づいて約8%以下で見出されるべきである。
サリシレート誘導体もまた、許容されるUVB吸収剤である。そのような化合物は、以下の一般式を有し(式中、Rは直鎖または分岐鎖アルキルである)、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、またはトリエタノールアミンから形成される上記化合物の誘導体を含む。サリチル酸オクチル、TEA-サリシレート、DEA-サリシレート、およびそれらの混合物が特に好ましい。
一般的に、存在するUVB化学的サンスクリーン剤の量は、組成物の総重量に基づいて約0.001〜45%、好ましくは0.005〜40%、より好ましくは約0.01〜35%の範囲であり得る。
所望であれば、本発明の組成物は、約1〜50、好ましくは約2〜45、最も好ましくは約5〜30の範囲の特定のSPF(紫外線防御指数)値を有するように製剤化することができる。SPF値の算出は、当技術分野で周知である。
本発明の組成物は、光学的反射性材料に加えて、他の顔料、不活性粒子またはそれらの混合物をはじめとする粒子状材料を含有することができる。すべての粒子状材料に対する推奨範囲は、組成物の総重量に基づいて約0.01〜75%、好ましくは約0.5〜70%、より好ましくは約0.1〜65%である。組成物が顔料および粉末の混合物を含み得る場合には、好適な範囲としては約0.01〜75%の顔料および0.1〜75%の粉末が挙げられる(重量は組成物の総重量に基づく)。
粒子状物質は有色または無色(例えば、白色)の非顔料化粉末であり得る。好適な非顔料化粉末としては、オキシ塩化ビスマス、雲母チタン、ヒュームドシリカ、球状シリカ、ポリメチルメタクリレート、微粉テフロン、窒化ホウ素、アクリレートコポリマー、ケイ酸アルミニウム、アルミニウムデンプンオクテニルスクシネート、ベントナイト、ケイ酸カルシウム、セルロース、チョーク、コーンスターチ、珪藻土、フラー土、グリセリルデンプン、ヘクトライト、水和シリカ、カオリン、ケイ酸マグネシウムアルミニウム、三ケイ酸マグネシウム、マルトデキストリン、モンモリロナイト、微晶質セルロース、コメデンプン、シリカ、タルク、マイカ、二酸化チタン、ラウリン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、ロジン酸亜鉛、アルミナ、アタパルジャイト、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、デキストラン、カオリン、ナイロン、シリル化シリカ、シルク粉末、絹雲母、大豆粉、酸化スズ、水酸化チタン、リン酸三マグネシウム、クルミ殻粉末、またはそれらの混合物が挙げられる。上記の粉末は、レシチン、アミノ酸、鉱油、シリコーン、または各種の他の薬剤を単独で、または組み合わせて用いて、表面処理を施すことができ、それにより粉末表面がコーティングされ、粒子の性質がより親油性となる。
粒子状材料は様々な有機および/または無機顔料を含み得る。一般的に、有機顔料は、D&CおよびFD&Cブルー、ブラウン、グリーン、オレンジ、レッド、イエローなどとして表わされる、アゾ、インジゴイド、トリフェニルメタン、アントロキノンおよびキサンチン色素をはじめとする様々な芳香族種である。有機顔料は一般的に、レーキと呼ばれる認定着色添加物の不溶性金属塩からなる。無機顔料としては、酸化鉄、ウルトラマリン、クロム、水酸化クロム色素およびそれらの混合物が挙げられる。赤色、青色、黄色、褐色、黒色の酸化鉄およびそれらの混合物が好適である。
組成物は組成物の総重量に基づいて0.001〜8%、好ましくは0.01〜6%、より好ましくは0.05〜5%の保存料を含むことができる。各種保存料が好適であり、例えば、安息香酸、ベンジルアルコール、ベンジルヘミホルマール、ベンジルパラベン、5-ブロモ-5-ニトロ-1,3-ジオキサン、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール、ブチルパラベン、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、ジアゾリジニル尿素、安息香酸カルシウム、プロピオン酸カルシウム、カプリリルグリコール、ヘキシレングリコール、ビグアニド誘導体、フェノキシエタノール、カプタン、二酢酸クロルヘキシジン、二グルコン酸クロルヘキシジン、二塩酸クロルヘキシジン、クロロアセトアミド、クロロブタノール、p-クロロ-m-クレゾール、クロロフェン、クロロチモール、クロロキシレノール、m-クレゾール、o-クレゾール、DEDMヒダントイン、DEDMヒダントインジラウレート、デヒドロ酢酸、ジアゾリジニル尿素、二イセチオン酸ジブロモプロパミジン、DMDMヒダントインなどが含まれる。好ましい一実施形態では、組成物はパラベン不含である。
本発明の組成物は、ビタミンおよび/または補酵素、ならびに抗酸化剤を含有することができる。その場合、組成物の総重量に基づいて0.001〜10%、好ましくは0.01〜8%、より好ましくは0.05〜5%が推奨される。好適なビタミンとしては、アスコルビン酸およびその誘導体、例えばパルミチン酸アスコルビル、アスコルビン酸テトラヘキシルデシルなど;ビタミンB、例えばチアミン、リボフラビン、ピリドキシンなど、ならびに補酵素、例えばピロリン酸チアミン、フラビンアデニンジヌクレオチド、葉酸、リン酸ピリドキサールおよびテトラヒドロ葉酸などが挙げられる。また、ビタミンAおよびその誘導体も好適である。例としては、パルミチン酸レチノール、レチノール、レチノイン酸、ならびにβ-カロチンの形態のビタミンAがある。また、ビタミンEおよびその誘導体、例えば、ビタミンEアセテート、ニコチネートまたは他のそれらのエステルも好適である。さらに、ビタミンDおよびKも好適である。
好適な抗酸化剤は、変敗(spoilage)の防止または遅延を促進する成分である。本発明の組成物での使用に好適な抗酸化剤の例としては、亜硫酸カリウム、重亜硫酸ナトリウム、エリソルビン酸ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、没食子酸プロピル、塩酸システイン、ブチル化ヒドロキシトルエン、ブチル化ヒドロキシアニソールなどがある。
1種以上のDNA修復酵素を本発明のシステムへと組み込むことが望ましい場合もある。推奨範囲は、約0.00001〜約35%、好ましくは約0.00005〜約30%、より好ましくは約0.0001〜約25%の1種以上のDNA修復酵素である。本発明の組成物中で有用なDNA修復酵素は、上記で説明されたものである。
米国特許第5,077,211号;同第5,190,762号;同第5,272,079号;および同第5,296,231号(これらのすべてが、その全体で参照により本明細書に組み入れられる)に開示されるDNA修復酵素は、本発明の組成物および方法での使用に好適である。このようなDNA修復酵素の一例は、AGI Dermatics社から商品名Roxisomes(登録商標)の下に購入することができ、INCI名:シロイヌナズナ(Arabidopsis Thaliana)抽出物を有する。この酵素は、単独で、またはレシチンおよび水との混合物として存在することができる。このDNA修復酵素は、8-オキソ-ジグアニン塩基突然変異損傷を修復するのに有効であることが知られている。
用いることができる別のタイプのDNA修復酵素は、06-メチルグアニン塩基突然変異損傷を修復するのに有効であることが知られているものである。これは、AGI/Dermatics社から商品名Adasomes(登録商標)の下に販売され、INCI名:ラクトバチルス属(Lactobacillus)発酵物を有し、単独で、またはレシチンおよび水と混合して本発明の組成物に添加することができる。
用いることができる別のタイプのDNA修復酵素は、T-Tダイマーを修復するのに有効であることが知られているものである。この酵素は、生物由来材料または植物由来材料の混合物中に存在する。このような成分の例は、AGI/Dermatics社から商品名Ultrasomes(登録商標)またはPhotosomes(登録商標)の下に販売されている。Ultrasomes(登録商標)は、ミクロコッカス属(Micrococcus)溶解物(ミクロコッカス属の種の制御溶解の最終生成物)、レシチンおよび水の混合物を含む。Photosomes(登録商標)は、プランクトン抽出物(以下の生物のうちの1種以上:海洋プランクトン、緑色微細藻類、珪藻類、青緑色窒素固定海藻由来の酵素を含むバイオマスの抽出物)、水、およびレシチンの混合物を含む。
別のタイプのDNA修復酵素は、ビフィダ(Bifida)溶解物またはビフィダ発酵物溶解物などの様々な不活性化細菌溶解物の成分であることができ、後者は、ビフィド(Bifido)細菌を培養、不活性化し、その後分解した際の代謝産物および細胞質画分を含有するビフィド細菌に由来する溶解物である。この物質は、INCI名:ビフィダ発酵物溶解物を有する。
他の好適なDNA修復酵素としては、バクテリオファージT4のdenV遺伝子によって生成され得るエンドヌクレアーゼVが挙げられる。また好適であるのは、T4エンドヌクレアーゼ;O-6-メチルグアニン-DNAメチルトランスフェラーゼ;ウラシル-およびヒポキサンチン-DNAグリコシラーゼなどの光回復酵素、塩基グリコシラーゼ;脱ピリミジン/脱プリンエンドヌクレアーゼ;DNAエキソヌクレアーゼ、損傷塩基グリコシラーゼ(例えば、3-メチルアデニン-DNAグリコシラーゼ);単独または複合体のコルエンドヌクレアーゼ(例えば、大腸菌(E. coli)uvrA/uvrB/uvrCエンドヌクレアーゼ複合体);多機能DNA修復酵素であるAPEXヌクレアーゼ(「APE」と称されることが多い);ジヒドロ葉酸レダクターゼ;ターミナルトランスフェラーゼ;ポリメラーゼ;リガーゼ;およびトポイソメラーゼである。
他のタイプの好適なDNA修復酵素は、促進される修復の種類によって分類することが可能であり、BER(塩基除去修復)酵素すなわちBER因子酵素(例えば、ウラシル-DNAグリコシラーゼ(UNG));一本鎖選択的単機能ウラシルDNAグリコシラーゼ(SMUG1);3,N(4)-エテノシトシングリコシラーゼ(MBD4);チミンDNAグリコシラーゼ(TDG);A/G-特異的アデニンDNAグリコシラーゼ(MUTYH);8-オキソグアニンDNAグリコシラーゼ(OGG1);エンドヌクレアーゼIII様(NTHL1);3-メチルアデニンDNAグリコシダーゼ(MPG);DNAグリコシラーゼ/APリアーゼ(NEIL1または2);APエンドヌクレアーゼ(APEX1および2)、DNAリガーゼ(LIG3)、リガーゼ副因子(XRCC1);DNA 5'-キナーゼ/3'-ホスファターゼ(PNKP);ADP-リボシルトランスフェラーゼ(PARP1または2)が挙げられる。
別のカテゴリーのDNA修復酵素としては、損傷を直接逆転させると考えられているDNA修復酵素、例えば、O-6-MeGアルキルトランスフェラーゼ(MGMT);1-meAジオキシゲナーゼ(ALKBH2またはALKBH3)などが挙げられる。
DNA/タンパク質架橋を修復するために機能し得るさらなる別のカテゴリーの酵素としては、Tyr-DNAホスホジエステラーゼ(TDP1)が挙げられる。
MMR(ミスマッチ除去修復)DNA修復酵素、例えば、MutSタンパク質ホモログ(MSH2);ミスマッチ修復タンパク質(MSH3);mutSホモログ4(MSH4);MutSホモログ5(MSH5);またはG/Tミスマッチ結合性タンパク質(MSH6);DNAミスマッチ修復タンパク質(PMS1、PMS2、MLH1、MLH3);減数分裂後分離増加型2様タンパク質(PMS2L3);または減数分裂後分離増加型2様4偽遺伝子(PMS2L4)もまた好適である。
ヌクレオチド除去修復(NER)酵素として知られているDNA修復酵素も好適であり、例えば、色素性乾皮症群C-相補タンパク質(XPC);RAD23(酵母(S.セレビシエ)ホモログ(RAD23B);カルトラクチンアイソフォーム(CETN2);RFAタンパク質1、2、または3(RPA1、2、または3);3'〜5'DNAヘリカーゼ(ERCC3);5'〜3'DNAヘリカーゼ(ERCC2);塩基性転写因子(GTF2H1、GTF2H2、GTF2H3、GTF2H4、GTF2H5);CDK活性化キナーゼ(CDK7、CCNH);サイクリンG1-相互作用タンパク質(MNAT1);DNA除去修復タンパク質ERCC-lまたはRAD-51;除去修復交差補完群1(ERCC1);DNAリガーゼ1(LIG1);ATP依存性ヘリカーゼ(ERCC6)などが挙げられる。
相同組換えを促進するカテゴリーのDNA修復酵素もまた好適である場合があり、例えば、限定するものではないが、DNA修復タンパク質RAD51ホモログ(RAD51、RAD51L1、RAD51Bなど);DNA修復タンパク質XRCC2;DNA修復タンパク質XRCC3;DNA修復タンパク質RAD52;ATPase(RAD50);3'エキソヌクレアーゼ(MRE11A)などが挙げられる。
DNAポリメラーゼであるDNA修復酵素もまた好適であり、例えば、DNAポリメラーゼベータサブユニット(POLB);DNAポリメラーゼガンマ(POLG);DNAポリメラーゼサブユニットデルタ(POLD1);DNAポリメラーゼIIサブユニットA(POLE);DNAポリメラーゼデルタ補助タンパク質(PCNA);DNAポリメラーゼゼータ(POLZ);MAD2ホモログ(REV7);DNAポリメラーゼイータ(POLH):DNAポリメラーゼカッパ(POLK)などが挙げられる。
「エディティング・プロセシングヌクレアーゼ」と称されることが多い、様々なタイプのDNA修復酵素としては、3'-ヌクレアーゼ;3'-エキソヌクレアーゼ;5'-エキソヌクレアーゼ;エンドヌクレアーゼなどが挙げられる。DNA修復酵素の他の例としてはDNAヘリカーゼが挙げられ、例えば、ATP DNAヘリカーゼなどが含まれる。
DNA修復酵素は、植物抽出物、細菌溶解物、生物由来材料などの成分として存在し得る。例えば、植物抽出物はDNA修復酵素を含んでいる場合がある。
本発明は、本明細書中で上記された通りの本発明の光学活性化型システムを、改善を必要とする皮膚に適用することにより、改善のために皮膚を処置する方法をさらに含む。光学活性化型システムは、本明細書中に言及された形態で適用することができ、かつ、スキンケアレジメンの一部として適用することができる。光学活性化型システムは、セラムまたはデイクリームの形態で清浄な皮膚に直接塗布することができる。光学活性化型システムは、スキンケア製品の下に、またはその上から皮膚に適用することができる。光学活性化型システムは、ファンデーションまたは他の着色化粧品に組み込むことができる。本発明の光学活性化型システムは、皮膚への適用中または適用後に、電磁スペクトルのUV〜可視領域の光の吸収により活性化される。光学活性化型システム中の蛍光化合物は、該システムが皮膚と接触したままであり、かつ電磁スペクトルのUV〜可視領域の光に曝露されてこれを吸収する限りは、蛍光を発し続けるであろう。光学活性化型システムは、入浴、水泳、過剰な発汗、落涙の後などの、製品が洗い流されるイベントでのみ、再適用する必要がある。
本発明は、光学活性化型システムの作製方法にも関連する。少なくとも1種の蛍光化合物と該蛍光化合物に対する少なくとも1種の基材との複合体を含む光学活性化型システムの作製方法は、共有結合、水素結合、ファンデルワールス力、またはそれらの組み合わせにより、少なくとも1種の蛍光化合物を、該少なくとも1種の蛍光化合物に対する少なくとも1種の基材に付着させるステップを含む。複合体中の少なくとも1種の蛍光化合物は、電磁スペクトルのUV〜可視領域の光の吸収により活性化されて、電磁スペクトルの青色-緑色-黄色領域のより長い波長の可視光を再発光する。
一実施形態では、付着ステップは、(a) 少なくとも1種の基材を少なくとも1種の蛍光化合物の溶液と混合するステップ、および(b) 液体を蒸発させて、ゲルの形態で光学活性化型複合体を形成させるステップを含む。少なくとも1種の基材は、好ましくは、デンプン;グリコサミノグリカン(例えば、ヒアルロン酸);グリコーゲン、ペクチン、キチン、セルロースおよびその誘導体(メチルセルロースなど);天然ゼラチン、およびそれらの組み合わせなどの多糖である。
任意により、該方法は、以下のさらなるステップを含む:(c) 少なくとも1種の粒子状基材の孔へとゲルが吸収されることを可能にするために十分な時間にわたって、そのようにして生成されたゲルを少なくとも1種の粒子状基材と混合するステップ、およびその後に、(d) 吸収されていない液体を除去するステップ。任意により、該方法は、以下のステップ:(e) 少なくとも1種の粒子状基材の孔へと追加のゲルが吸収されることを可能にするために十分な時間にわたって、その中にゲルが取り込まれた少なくとも1種の粒子状基材を追加のゲルと混合するステップ、および(f) 吸収されていない液体を除去するステップを含み、このとき、任意により、ステップ(e)および(f)は少なくとも1回繰り返され;例えば、ステップ(e)および(f)は、少なくとも1種の粒子状基材のすべての孔が埋められるまで、繰り返すことができる。有用な粒子状基材の例としては、限定するものではないが、ポリアミド、ポリアクリル酸またはその塩、およびイソプレン誘導体が挙げられる。ポリアミドはナイロンであり得;ポリアクリル酸はポリメチルメタクリレート(PMMA)またはポリヒドロキシエチルメタクリレート(pHEMA)であり得;イソプレン誘導体はイソプレンマレエートポリエチレングリコール(PEG)であり得る。
光学活性化型システムのさらなる作製方法に従えば、少なくとも1種の基材は微粒子の形態であり、該方法は、以下のステップ:(a) 少なくとも1種の粒子状基材の孔へと少なくとも1種の蛍光化合物の溶液が吸収されるために十分な時間にわたって、少なくとも1種の粒子状基材を少なくとも1種の蛍光化合物の溶液と混合するステップ、および(b) その孔の中に少なくとも1種の蛍光化合物の溶液が吸収された少なくとも1種の粒子状基材を真空下で加熱して、吸収されていない液体を除去し、かつ孔の中に少なくとも1種の蛍光化合物を封じ込めるステップを含む。有用な粒子状基材の例としては、限定するものではないが、ポリアミド、ポリアクリル酸またはその塩、およびイソプレン誘導体が挙げられる。ポリアミドはナイロンであり得;ポリアクリル酸はポリメチルメタクリレート(PMMA)またはポリヒドロキシエチルメタクリレート(pHEMA)であり得、イソプレン誘導体はイソプレンマレエートポリエチレングリコール(PEG)であり得る。
任意により、このさらなる方法は、以下のステップ:(c) 少なくとも1種の粒子状基材の孔へと少なくとも1種の蛍光化合物のさらなる溶液が吸収されることを可能にするために十分な時間にわたって、その孔の中に少なくとも1種の蛍光化合物が封じ込められている少なくとも1種の粒子状基材を、少なくとも1種の蛍光化合物のさらなる溶液と混合するステップ、およびその後に(d) 吸収されていない液体を除去するステップを含むことができる。ステップ(c)および(d)は少なくとも1回繰り返すことができ、例えば、少なくとも1種の粒子状基材のすべての孔が埋められるまで、繰り返すことができる。有用な粒子状基材の例としては、限定するものではないが、ポリアミド、ポリアクリル酸またはその塩、およびイソプレン誘導体が挙げられる。ポリアミドはナイロンであり得;ポリアクリル酸はポリメチルメタクリレート(PMMA)またはポリヒドロキシエチルメタクリレート(pHEMA)であり得、イソプレン誘導体はイソプレンマレエートポリエチレングリコール(PEG)であり得る。
少なくとも1種の蛍光化合物は、システムの総重量に基づいて、約0.001%〜約2%の範囲の量でシステム中に存在することができる。少なくとも1種の蛍光化合物に対する少なくとも1種の基材は、システムの総重量に基づいて、約0.05%〜約25%の範囲の量でシステム中に存在することができる。
上記の方法は、電磁スペクトルの青色-緑色-黄色領域での光を反射して、かつシステムの蛍光活性を強化する、1種以上の追加の材料を組み込むステップを含むことができる。そのような材料としては、上記の通りの、光学的反射性または光散乱性材料が挙げられる。
本発明は、リボフラビンを安定化する方法をさらに対象とする。これらの方法は、共有結合、水素結合、ファンデルワールス力、またはそれらの組み合わせにより、リボフラビンをリボフラビンに対する少なくとも1種の基材に付着させて、光学活性化型複合体を形成させるステップを含み、電磁スペクトルのUV〜可視領域の光の吸収により活性化されると、複合体中のリボフラビンは電磁スペクトルの青色-緑色-黄色領域のより長い波長の光を再発光する。
この方法の一実施形態に従えば、付着ステップは、以下のステップ:(a) 少なくとも1種の基材をリボフラビンの溶液と混合するステップ、および(b) 液体を蒸発させて、ゲルの形態で光学活性化型複合体を形成させるステップを含む。好ましくは、基材は、デンプン;グリコサミノグリカン(例えば、HA);グリコーゲン、ペクチン、キチン、セルロースおよびその誘導体(メチルセルロースなど);天然ゼラチン;およびそれらの組み合わせなどの多糖である。
任意により、少なくとも1種の基材は粒子状基材をさらに含み、かつ該方法は以下のステップ:(c) 少なくとも1種の粒子状基材の孔へとゲルが吸収されることを可能にするために十分な時間にわたって、そのようにして生成されたゲルを少なくとも1種の粒子状基材と混合するステップ、およびその後に、(d) 吸収されていない液体を除去するステップをさらに含む。任意により、該方法は、以下のステップ:(e) 少なくとも1種の粒子状基材の孔へと追加のゲルが吸収されることを可能にするために十分な時間にわたって、その中にゲルが取り込まれている少なくとも1種の粒子状基材を追加のゲルと混合するステップ、および(f) 吸収されていない液体を除去するステップをさらに含み、このとき、任意により、ステップ(e)および(f)は少なくとも1回繰り返され;例えば、ステップ(e)および(f)は、少なくとも1種の粒子状基材のすべての孔が埋められるまで、繰り返すことができる。粒子状基材の例としては、限定するものではないが、ポリアミド、ポリアクリル酸またはその塩、およびイソプレン誘導体が挙げられる。ポリアミドはナイロンであり得;ポリアクリル酸はポリメチルメタクリレート(PMMA)またはポリヒドロキシエチルメタクリレート(pHEMA)であり得;イソプレン誘導体はイソプレンマレエートポリエチレングリコール(PEG)であり得る。
リボフラビンを安定化させる方法のさらなる実施形態に従えば、少なくとも1種の基材は微粒子の形態であり、該方法は、以下のステップ:(a) 少なくとも1種の粒子状基材の孔へとリボフラビンの溶液が吸収されるために十分な時間にわたって、少なくとも1種の粒子状基材をリボフラビンの溶液と混合するステップ、および(b) その孔の中にリボフラビン溶液が吸収されている少なくとも1種の粒子状基材を真空下で加熱して、吸収されていない液体を除去し、それにより孔の中にリボフラビンを封じ込めるステップを含む。任意により、該方法は、以下のステップ:(c) 少なくとも1種の粒子状基材の孔へとリボフラビンのさらなる溶液が吸収されることを可能にするために十分な時間にわたって、その孔の中にリボフラビンが封じ込められている少なくとも1種の粒子状基材を、リボフラビンのさらなる溶液と混合するステップ、およびその後に(d) 吸収されていない液体を除去するステップをさらに含む。ステップ(c)および(d)は少なくとも1回繰り返すことができ、例えば、少なくとも1種の粒子状基材のすべての孔が埋められるまで、繰り返すことができる。有用な粒子状基材の例としては、限定するものではないが、ポリアミド、ポリアクリル酸またはその塩、およびイソプレン誘導体が挙げられる。ポリアミドはナイロンであり得;ポリアクリル酸はポリメチルメタクリレート(PMMA)またはポリヒドロキシエチルメタクリレート(pHEMA)であり得、イソプレン誘導体はイソプレンマレエートポリエチレングリコール(PEG)であり得る。
例示的な安定型リボフラビンとしては、限定するものではないが、リボフラビンおよびHA;リボフラビンおよびメチルセルロース;リボフラビンおよびナイロン;リボフラビンおよびPMMA;クロロフィルおよびHA;クロロフィルおよびメチルセルロース;ロイコホル(leucophor)およびHA;ロイコホルおよびメチルセルロース;キニーネおよびHA;キニーネおよびメチルセルロース;クマリンおよびHA;クマリンおよびメチルセルロース;リボフラビン、HAおよびナイロン;リボフラビン、HAおよびPMMA;リボフラビン、メチルセルロースおよびナイロン;リボフラビン、メチルセルロースおよびPMMA;クロロフィル、HAおよびナイロン;クロロフィル、HAおよびPMMA;クロロフィル、メチルセルロースおよびナイロン;クロロフィル、メチルセルロースおよびPMMA;ロイコホル、HAおよびナイロン;ロイコホル、HAおよびPMMA;ロイコホル、メチルセルロースおよびナイロン;ロイコホル、メチルセルロースおよびPMMA;キニーネ、HAおよびナイロン;キニーネ、HAおよびPMMA;キニーネ、メチルセルロースおよびナイロン;キニーネ、メチルセルロース、およびPMMA;クマリン、HAおよびナイロン;クマリン、HAおよびPMMA;クマリン、メチルセルロースおよびナイロン;ならびにクマリン、メチルセルロースおよびPMMAが挙げられる。当業者は、上記のものが網羅的リストではないことを理解するであろう。
本発明は、下記の非限定的な実施例によりさらに説明される。
[実施例1]
リボフラビン-ヒアルロン酸複合体を、以下の手順に従って調製した:
1. 200mgのリボフラビン(DSM International社から入手可能)を1979.8gの脱イオン水に加えた。
2. オーバーヘッドミキサーを用いて、リボフラビンを、粒子が見えなくなるまで混合した。
3. ヒアルロン酸(Actives International社から入手可能)を、合計で16gが添加されるまで、激しく混合しながら、非常にゆっくりと(5〜7時間にわたって約0.5〜1.0gで)加えた。
4. 続いて、4.0gオプチフェン(Optiphen)(フェノキシエタノール/カプリリルグリコール保存料)を、バッチが均一なシロップ状「ゲル」になるまで、混合しながら加えた。
5. ゲル(0.01%リボフラビン、0.8%ヒアルロン酸、0.2%オプチフェンおよび98.99%水の濃度を有する)を3個のガラス製耐熱鍋に分け、85℃のオーブン中で約8時間、真空下で水を蒸発させることにより濃縮した。ゲルの最終濃度は、重量分析により測定した場合に、0.06%リボフラビン、5.13%ヒアルロン酸および2%オプチフェンおよび92.81%水であると算出された。
[実施例2]
本発明に従うトリートメント(水中油型エマルジョン)クリーム製剤は、以下の通りに調製された:
1. シーケンス1の成分を主ケトル中で80℃に加熱した。
2. 同時に、シーケンス2の成分を補助ケトル中で予備混合した。
3. 次に、シーケンス2の成分を主ケトル中のシーケンス1の成分に加え、80℃で15分間混合した。
4. 次に、シーケンス3の成分を80℃で予備混合し、続いて主ケトルに加え、80℃で15分間、バッチを混合した。
5. バッチを60℃まで冷却し、続いてシーケンス4の成分を主ケトルに加え、バッチを15分間混合した。
6. バッチを45℃まで冷却し、続いてシーケンス5の成分、次にシーケンス6の成分を加え、バッチを混合して40℃まで冷却した。
7. シーケンス7の成分を、粉末が底に沈殿しなくなるまで補助容器中で予備混合し、続いて混合しながら主ケトルに加えた。
8. シーケンス8の成分を補助容器中で予備混合し、その間に主ケトルを35℃まで冷却した。
9. シーケンス8の成分を、混合しながら主ケトルに加えた。
10. シーケンス9の成分を補助容器中で予備混合し、続いて混合しながら35℃で主ケトルに加えた。
11. 主ケトルが35℃に達した時点で、混合を停止した。
[実施例3]
本発明に従うトリートメント固体スティック(シリコーン中水型)製剤は、以下の通りに調製された:
1. シーケンス1の成分を主ビーカーに加え、85℃まで加熱した。
2. シーケンス2および3の追加の各成分を、主ビーカーに一つずつ混合しながら加えた。
3. シーケンス4および5の材料を80℃で予備混合し、続いて主ビーカーに加えた。
4. バッチを10分間混合し、続いて型に流し入れた。
[実施例4]
実施例2のクリーム製剤および実施例3のスティック製剤を、絹目紙に印刷された重症度8の目の下のクマ(0〜10のスケールに基づく;「0」は明らかな目の下のクマ(DUEC)がないことを示し、「10」は極端な症例のDUECを示す)を有する白人女性の写真を用いるin vitro試験法を介して光学的特性に関して分析した。紙に対する適用の目的のために、インクのにじみを防ぐためにクリーム剤サンプルから最初に水を蒸発させた。続いて、得られた調合物サンプルを以下の通りに写真に添加した。調合物サンプル(0.01グラム)を、別々の写真上の片方の目に指先を用いて適用し、各写真の他方の目は未処置にした。スティック剤サンプルは、クリームサンプルについて行なったのと同様に別々の写真上の目の下領域に適用した。続いて、それぞれの目の下領域を、色および光出力に関して分析した。読み取り値を、反射モードで標準的初期設定およびCIELAB計算を使用してColor Eye分光光度計(GretagMacBeth(登録商標)Coloreye(登録商標)XTH)を用いて取得し、X-rite Color Controlソフトウェア(反射割合(%)を波長の関数としてプロットする)により解析した。デバイスは拡散反射分光光度計であり、このデバイスは、片側に開口部を有する球の内部へと既知の光源を点灯させることにより機能する。続いて光は球の周囲で跳ね返ってサンプルから離れ、最終的には検出器へと向かう。次に、検出器が特定の波長の光を測定し、サンプルの反射率(%)を算出する。反射率(%)は、特定の波長の光に対して何が起こったかを調べるか、またはCIELAB色を算出して測定値にヒト応答関数を組み込むために用いることができる。データは、反射率(%)として各波長で記録される。続いて、このデータを用いて、CIELAB色を算出する。CIELABを算出するために、反射率データに、ヒトの目の錐体細胞の感度曲線を乗算する。このようにして、本発明者らは、ヒトの目がどのように反応するのかを計算に組み入れ、計算から、本発明者らはL*値、a*値、およびb*値に到達する。L*は明暗スケールを表わし(値が大きいほど、結果は明るい)、a*は光の緑色-赤色成分を表わし(値が大きいほど、より赤色である)、かつb*は光の青色-黄色成分を表わす(値が大きいほど、より黄色である)。結果は図3のグラフに示す。写真の処置前および処置後の測定値を取得した。グラフの青色線は、写真上の未処置側(左側)の目の下のクマについて取得された測定値に対応する。グラフの赤色線は、実施例3のクリームが塗布された(右側の)目の下のクマについて取得された測定値に対応する。グラフの紫色線は、実施例4のスティック製剤が塗布された目の下領域について取得された測定値に対応する。参照として、頬の測定値も取得した(緑色線)。
図3に示される通り、RFU(リボフラビン反射単位)として測定された合計反射割合(%)は、未処置の目の下のクマと比較して、本発明のクリーム製剤またはスティック製剤のいずれかを用いて処置された目の下のクマに関して、420nm〜580nmの範囲にわたって増大した。さらに、両方のトリートメント製剤は、目の下領域と目の下領域に隣接する頬領域との光学的な隔たり(明暗差)を減少させる。図3での写真の分光光度計色分析により、明度値(L*)の改善、赤色値(a*)の減少および黄色値(b*)の低下が示された。例えば、クリーム製品を用いた処置前にはL*=48.6、a*=17.89およびb*=11.07であり、処置後には、L*=54.56、a*=9.26およびb*=9.05である。
図4は、図2から得られるCIELabデータの3D分光光度計色分析の模式図であり、明度値(L*)の改善、赤色値(a*)の減少および黄色値(b*)の低下が示される。
[実施例5]
無水スティックの形態(実施例3)またはクリーム製剤の形態(実施例2)での本発明に従うリボフラビン-ヒアルロン酸複合体含有光学活性化型システムのDUECの外観に対する光学的効果を測定した。
選択・除外基準を満たした20名の女性ボランティアが、試験を完了した。適性のあるパネリストは、一般的健康状態が良好であり、かつ熟練した臨床的採点者により測定された場合に、中程度から重度のレベルの目の下のクマ(DUEC)を示す者であった。妊娠中もしくは授乳中、または重篤な皮膚科的な問題を示した女性は、試験への参加から除外された。製品の適用開始前に、ボランティアには顔を洗うことを依頼した。その後、それぞれのボランティアがVisia-CRデジタル写真撮影システム(Canfield Scientific, Fairfield, NJ)を用いてそのベースライン写真を撮影され;熟練者によるそのベースラインDUECスコアの採点も行なわれた。続いて、被験体はその目の下の領域に対して製品による処置を受けた。スティック製剤(実施例3)およびクリーム製剤(実施例2)は、それぞれ顔の左側および右側に、一貫して塗布された。塗布を制御するために、塗布は化粧品の専門家により行なわれた。処置の15分後に、被験体の追加のVisia-CR写真を、ベースラインの写真と同様にして撮影した。生体熟練者採点を再度行ない、被験体には自身のDUECに対する何らかの改善に気づいたか否かも質問した。これらの手順を、塗布の60分後および120分後に繰り返した。最終時点の後に、被験体の参加が完了した。
試験で集められたデジタル写真を、その後に画像解析および熟練者の写真採点に供した。デジタル画像は、顔の目の下領域および頬領域からL*値、a*値、およびb*値を抽出するために用いた。頬の値から目の下の値を差し引いたものと定義される明暗差値を、別個に算出した。時点間および処置間の平均値での差異の有意性を、反復測定一元配置分散分析を用いて検定し、有意性レベルは0.05に設定した。
図5は、本発明に従う無水スティック製剤を用いた処置後の、目の下(図5a)、頬(図5b)、および目の下領域と頬領域との間の明暗差(図5c)の平均L*値を示す。結果は、目の下領域に対してL*の有意な増加があったことを示し(図5a)、このことは、処置された皮膚の外観が明るくなったことを示す。効果は、目の下領域への製品の塗布から2時間後でさえも有意なままであった。この効果は、未処置の頬領域では観察されなかった(図5b)。図5cに示される通り、スティック製品を用いた処置はまた、目の下領域と頬領域との間の明暗差もまた有意に減少させ、このことは、目の下の皮膚に対する製品の塗布から最大で2時間後まで、処置された目の下領域の外観を全体的に明るくすることに貢献した。
図6は、本発明に従うクリーム製品を用いた目の下の処置後の、目の下(図6a)、頬(図6b)、および目の下領域と頬領域との間の明暗差(図6c)の平均L*値を示す。目の下領域においてL*の有意な増加が観察され(図6a)、このことは、製品が、処置された目の下の皮膚の外観を明るくしたことを示す。効果は、目の下領域への製品の塗布から2時間後でさえも有意なままであった。この効果は、未処置の頬領域では観察されなかった(図6b)。製品による処置の明色化効果は、目の下領域と頬領域との間の明暗差を有意に減少させ、このことは、目の下の皮膚に対する製品の塗布から最大で2時間後まで、処置された目の下領域の外観を全体的に明るくすることに貢献した(図6c)。
図7は、クリーム製品およびスティック製品を用いた処置後の、目の下(図7a)、頬(図7b)および目の下領域と頬領域との間の明暗差(図7c)の平均CFB(ベースラインからの変化)を示す。同様の改善効果(有意差はなし)が目の下の明度および明暗差に対して、各製品を用いた処置後に観察された。
図8は、スティック製品を用いた処置後の目の下領域(図8a)および頬領域(図8b)の平均a*値を示す。a*の有意な減少が目の下領域において観察され(図8a)これは、製品中のリボフラビンが寄与する光の緑色成分の光補償に起因した皮膚の緑色味の外観の増加に対応する。この効果は、目の下領域への製品の塗布から2時間後でさえも有意なままであった。この効果は、未処置の頬領域では観察されなかった(図8b)。
図9は、クリーム製品を用いた処置後の目の下領域(図9a)および頬領域(図9b)の平均a*値を示す。スティック製品を用いて観察された結果と同様に、目の下領域においてa*が有意に減少しており(図9a)、このことは、製品中のリボフラビンによる光の緑色成分の寄与によるクリーム製品を用いた処置後の皮膚の緑色味の増加を実証した。この効果は、目の下領域へのクリーム製品の塗布から2時間後でさえも有意なままであった。この効果は、未処置の頬領域では観察されなかった(図9b)。
図10は、スティックまたはクリーム製剤を用いた処置後の、目の下領域(図10a)および頬領域(図10b)のa*値の平均CFB(ベースラインからの変化)を示す。両方の製品が、目の下のクマ領域に対して同様の改善(有意差はなし)効果を生じた。
図11は、スティック製品を用いた処置後の、目の下領域(図11a)および頬領域(図11b)の平均b*値を示す。目の下領域でb*の有意な減少が観察され(図11a)、これは、リボフラビンを含有する製品の全体的な明色化効果に起因する処置された皮膚の黄色味の減少と相関した。この効果は、目の下の皮膚に対する製品の塗布から2時間後でさえも有意なままであった。この効果は、未処置の頬領域では観察されなかった(図11b)。
図12は、クリーム製品を用いた目の下領域の処置後の、目の下領域(図12a)および頬領域(図12b)の平均b*値を示す。目の下領域でb*の有意な減少が観察され(図12a)、これは、製品中のリボフラビンにより賦与される全体的な明色化効果に起因する処置された皮膚の黄色味の減少と相関した。
図13は、スティックおよびクリーム製剤の両方に関する、目の下領域(図13a)および頬領域(図13b)のb*値の平均CFB(ベースラインからの変化)を示す。スティック製品を用いた処置後に観察されたb*値は、目の下領域に対するクリーム製品を用いた処置後に観察されたb*値よりも有意に低く(図13a)、このことは、スティック製品が、黄色味の減少と相関して、皮膚に対してより大きな青色反射をもたらしたことを示す。
デジタル画像のL*成分、a*成分、およびb*成分の解析の結果に基づくと、本発明の光学活性化型システムを含有するスティック製剤およびクリーム製剤の両方が、DUECの明度の外観を有意に増大させ、目の下領域と頬領域との間の明度の明暗差を有意に減少させ、DUECの緑色味を有意に増加させ、かつDUECの黄色味を有意に減少させた。スティック剤がクリーム製剤と比較して皮膚の黄色味を有意に大きく減少させたことが観察された目の下領域でのb*値を除いては、2種類の製剤の性能は互いに有意に異ならなかった。緑色光および青色光を吸収および反射し、それによりDUECの皮膚での緑色味および青色味の欠如を補償し、かつ全体的な明度を増加させる製品中のリボフラビンの存在の結果として、DUECの外観が有意に改善されたと考えられる。
[実施例6]
一連の蛍光化合物-基材複合体を、以下の通りに調製した:
6.1. リボフラビン-ヒアルロン酸(HA)ゲルを含む複合体を、以下の手順に従って調製した:
a. 200mgのリボフラビン(DSM International社から入手可能)を1979.8gの脱イオン水に加えた。
b. オーバーヘッドミキサーを用いて、リボフラビンを、粒子が見えなくなるまで混合した。
c. HA(Actives International社から入手可能)を、合計で16gが添加されるまで、激しく混合しながらリボフラビン溶液に非常にゆっくりと(5〜7時間にわたって約0.5〜1.0gで)加えた。
6.2. ナイロン(Orgasol)中に封じ込められたリボフラビン-HAゲルを含む複合体を、以下の手順に従って調製した:
a. 6.1で調製された100gのリボフラビン-HA複合体を100gのOrgasol 2002 NAT COS(Atofina社から入手可能)と混合した。
b. 真空下で80℃まで加熱することにより、水を除去した。
c. 柔らかい淡黄色の(light yellow)粉末が得られた。この粉末は、5mgのリボフラビン含有量を有した。
d. グリセリンと混合された粉末のサンプル(10%粉末/90%グリセリン)を、分光光度分析に供した。
6.3. ポリメチルメタクリレート(PMMA)中に封じ込められたリボフラビン-HAゲルを含む複合体を、以下の手順に従って調製した:
a. 6.1で調製された100gのリボフラビン-HA複合体を、100gのPMMA Microspheres M(松本油脂製薬株式会社から入手可能)と混合した。
b. 真空下で80℃まで加熱することにより、水を除去した。
c. 柔らかい淡黄色の粉末が得られた。この粉末は、5mgのリボフラビン含有量を有した。
d. グリセリンと混合された粉末のサンプル(10%粉末/90%グリセリン)を、分光光度分析に供した。
6.4. リボフラビン-メチルセルロースゲルを含む複合体を、以下の手順に従って調製した:
a. 200mgのリボフラビンを、1979.8gの脱イオン水に加えた。
b. オーバーヘッドミキサーを用いて、リボフラビンを、粒子が見えなくなるまで混合した。
c. メチルセルロース(Dow Chemical社からMethocel K4Mとして入手可能)を、合計で16gが添加されるまで、激しく混合しながらリボフラビン溶液に非常にゆっくりと(5〜7時間にわたって約0.5〜1.0gで)加えた。
6.5. 下記のゲル複合体(それぞれ0.01%の蛍光団(fluorophor)を含有する)を、上記の6.1の手順に従って調製した:
a. ロイコホル-HA(Leucophor-HA)
b. クロロフィル-HA
c. クマリン-HA
d. キニーネ-HA
下記のゲル複合体を、上記の6.4の手順に従って作製した:
e. リボフラビン-メチルセルロース
そのようにして得られた柔らかい淡黄色の粉末のサンプルをグリセリンと混合し、分光光度分析に供した。
6.6 リボフラビン-PMMAを含有する複合体を、以下の手順に従って作製した:
a. 200mgのリボフラビンを1999.8gの脱イオン水に加え、オーバーヘッドミキサーを用いてリボフラビンの粒子が見えなくなるまで混合することにより、リボフラビン溶液を調製した。
b. ステップaで作製した100gのリボフラビン溶液を100gのPMMA Microspheres Mと混合した。
c. 真空下で80℃まで加熱することにより、水を除去した。
d. 5mgのリボフラビン含有量を有する柔らかい淡黄色の粉末が得られた。
e. グリセリンと混合された粉末のサンプル(10%粉末/90%グリセリン)を、分光光度分析に供した。
6.7 リボフラビン-Orgasolを含有する複合体を、以下の手順に従って調製した:
a. 200mgのリボフラビンを1999.8gの脱イオン水に加え、オーバーヘッドミキサーを用いてリボフラビンの粒子が見えなくなるまで混合することにより、リボフラビン溶液を調製した。
b. ステップaで作製した100gのリボフラビン溶液を100gのOrgasol 2002 NAT COSと混合した。
c. 真空下で80℃まで加熱することにより、水を除去し;リボフラビン-Orgasol複合体は、5mgのリボフラビン含有量を有した。
d. ステップaのリボフラビン溶液をさらに100g、ステップcの100.05gのリボフラビン-Orgasol複合体と混合した。
e. 真空下で80℃まで加熱することにより、水を除去し;リボフラビン-Orgasol複合体は、10mgのリボフラビン含有量を有した。
f. ステップaのリボフラビン溶液をさらに100g、ステップeの100.1gのリボフラビン-Orgasol複合体と混合した。
g. 真空下で80℃まで加熱することにより、水を除去し;リボフラビン-Orgasol複合体は、15mgのリボフラビン含有量を有した。
h. グリセリンと混合された、ステップgで得られた柔らかい淡黄色の粉末のサンプル(10%粉末/90%グリセリン)を、分光光度分析に供した。
6.8 リボフラビン-HA-Orgasol複合体を反射性顔料と共に含有する混合物を、以下の手順に従って調製した:
a. リボフラビン-HA-Orgasol複合体を、6.2の通りに調製した(5mgのリボフラビン含有量を有する柔らかい淡黄色の粉末を生じた)。
b. ステップaの複合体を、KTZ green(KOBO社から入手可能)およびChronosphere Opticals Brite Z1KG (Alzo/Arch社から入手可能)と、グリセリン中で混合した(10%複合体、3%KTZ green、1%Chronosphere Opticals Brite Z1KG、86%グリセリン)。
c. ステップbで調製された混合物を、分光光度分析に供した。
6.9 リボフラビン-Orgasolを含有する複合体を、以下の手順に従って作製した:
a. 200mgのリボフラビンを1999.8gの脱イオン水に加え、オーバーヘッドミキサーを用いてリボフラビンの粒子が見えなくなるまで混合することにより、リボフラビン溶液を調製した。
b. ステップaで調製された100gのリボフラビン溶液を100gのOrgasol 2002 NAT COSと混合した。
c. 真空下で80℃まで加熱することにより、水を除去し、5mgのリボフラビン含有量を有するリボフラビン-Orgasol複合体を得た。
d. ステップaで調製されたリボフラビン溶液をさらに100g、ステップcの100.05gのリボフラビン-Orgasol複合体と混合した。
e. 真空下で80℃まで加熱することにより、水を除去した。
f. 10mgのリボフラビン含有量を有する柔らかい淡黄色の粉末が得られた。
g. グリセリンと混合された、ステップfで得られた粉末のサンプル(10%粉末/90%グリセリン)を、分光光度分析に供した。
#dEは、全体的な色シフトを表わす。少なくとも約2の値が、「ようやく気づくことができる差異」のヒトによる認知に対応する。dEの値が大きくなるほど、ベースライン(サンプル6.1)からの色シフトがさらに気づき易くなる。
+のついた値を除いて、表2のすべての結果はベースライン値(サンプル6.1)と比較して統計学的に有意である。
表2に示される通り、サンプル6.1〜6.3、6.5(a)〜(e)に関して、ゲル複合体は様々な蛍光化合物および基材から形成された。
上記で考察した通り、リボフラビンは溶液中でのみ蛍光を発し、粒子状形態では蛍光を発しないことが以前に知られていた。しかしながら、驚くべきことに、リボフラビンとリボフラビンに対する基材(本明細書中で定義される通り)との複合体を形成させることにより、光による分解への感受性に対して、また水性媒体中での解離に対してリボフラビンが安定化されることが発見された。加えて、複合体中のリボフラビンが環境光の吸収後に黄色がかった緑色の蛍光を発し続けるので、サンプル6.1でのL*値、a*値およびb*値は、照射光効果を実証する。この照射光効果は、例えば、細かいしわ、小じわ、毛穴の開きおよびセルライトの外観のカモフラージュに特に有用である。色シフトは、DUECのカモフラージュおよび皮膚の赤味の減少において有用である。
サンプル6.2および6.3に関して、リボフラビン-HA複合体は、さらなる粒子状基材であるOrgasolまたはPMMAとそれぞれ組み合わせられている。OrgasolおよびPMMAは、それぞれの複合体に対する異なる光学特性に寄与する。ベースラインと比較したリボフラビン-Orgasol粉末複合体およびリボフラビン-PMMA粉末複合体のそれぞれの全体的な色シフトは、有意に増大している。基材のそれぞれが、ベースライン値と比較して、発光された光に対して強化された緑色味成分および同等または増強された黄色味成分を与え、これは、目の下のクマ、酒さ、その他の皮膚変色の外観に対処する上で有用である。
サンプル6.5(a)〜(e)に関して、各複合体が蛍光を示すだけでなく、各基材がそれぞれの複合体に対して異なる光学特性を与えることが観察される。すべての複合体が、ベースラインと比較して発光された光のうちの緑色成分の増強を示す。
サンプル6.6に関しては、複合体はリボフラビンの溶液を粒子状基材と混合することにより形成される。発光された光の緑色成分は、ベースライン値に対して強化されている。
サンプル6.7、6.9および6.2の比較により、複合体中の蛍光化合物により発光された蛍光の量は濃度依存的であることが確認される。サンプル6.2、6.7および6.9は、それぞれ5mg、10mgおよび15mgのリボフラビン含有量を有する。サンプル6.7は、サンプル6.2と比較して、発光された光のうちの緑色味および黄色味の増強、ならびに全体的な色シフト値の増強を示す(それぞれ、a*、b*およびdE)。サンプル6.9は、サンプル6.7と比較して、発光された光のうちの緑色味および黄色味の増強、ならびに全体的な色シフト値の増強を示す(それぞれ、a*、b*およびdE)。
サンプル6.8の光学的反射性および/または光散乱性材料の存在は、サンプル6.2の複合体により発光される光と比較して、a*値およびb*値を上昇させる(発光した光の緑色および黄色成分の増大)。加えて、5mgのリボフラビンしか含まないサンプル6.8は、15mgのリボフラビン含有量を有するサンプル6.7と同様のL*値、a*値およびb*値を示す。サンプル6.8のdE値は、その比較的大きなリボフラビン含有量およびしたがって比較的強い蛍光発光に起因して、サンプル6.8のdE値よりも大きい。
本発明の特定の実施形態が例示および説明されてきたが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、様々な他の変更および改変を行なうことができることが、当業者には明らかであろう。したがって、添付の特許請求の範囲には、本発明の範囲内に入るすべてのそのような変更および改変が含まれることが意図される。
(付記)
(付記1)
少なくとも1種の蛍光化合物と該蛍光化合物に対する少なくとも1種の基材(substrate)との複合体を含む光学活性化型システムの作製方法であって、該少なくとも1種の蛍光化合物を共有結合、水素結合、ファンデルワールス力、またはそれらの組み合わせにより、該少なくとも1種の蛍光化合物に対する該少なくとも1種の基材に付着させるステップを含み、該複合体中の該少なくとも1種の蛍光化合物は、電磁スペクトルのUV〜可視領域の光の吸収により活性化され、かつ、より長い波長の可視光を再発光する、上記方法。
(付記2)
付着させるステップが、
(a) 該少なくとも1種の基材を該少なくとも1種の蛍光化合物の溶液と混合するステップ、および
(b) 液体を蒸発させてゲルの形態の光学活性化型複合体を形成させるステップ
を含む、付記1に記載の方法。
(付記3)
前記少なくとも1種の基材が、デンプン、グリコサミノグリカン、グリコーゲン、ペクチン、キチン、セルロースおよびその誘導体、天然ゼラチン、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される多糖である、付記2に記載の方法。
(付記4)
グリコサミノグリカンがヒアルロン酸であり、セルロース誘導体がメチルセルロースであり、天然ゼラチンが寒天である、付記3に記載の方法。
(付記5)
前記少なくとも1種の基材が粒子状基材であり、前記方法が、以下のステップ:
(a) 該少なくとも1種の粒子状基材の孔へと前記少なくとも1種の蛍光化合物の溶液が吸収されるために十分な時間にわたって、該少なくとも1種の粒子状基材を該少なくとも1種の蛍光化合物の溶液と混合するステップ、および
(b)孔の中に該少なくとも1種の蛍光化合物の溶液が吸収されている該少なくとも1種の粒子状基材を真空下で加熱して吸収されていない液体を除去し、該少なくとも1種の蛍光化合物を孔の中に封じ込めるステップ
を含む、付記1に記載の方法。
(付記6)
前記少なくとも1種の粒子状基材が、ポリアミド;ポリアクリル酸またはその塩;イソプレン誘導体;ポリ塩化ビニル(PVC);ポリ二塩化ビニル(PVDC);シリコーンポリマー;ポリエステル;およびポリウレタンからなる群より選択される、付記5に記載の方法。
(付記7)
ポリアミドがナイロンであり;ポリアクリル酸がポリメチルメタクリレート(PMMA)またはポリヒドロキシエチルメタクリレート(pHEMA)であり;かつイソプレン誘導体がイソプレンマレエートポリエチレングリコール(PEG)である、付記6に記載の方法。
(付記8)
前記少なくとも1種の基材が少なくとも1種の粒子状基材をさらに含み、前記方法が、以下のステップ:
(c) 該少なくとも1種の粒子状基材の孔へとゲルが吸収されることを可能にするために十分な時間にわたって、そのようにして生成されたゲルを該少なくとも1種の粒子状基材と混合するステップ;およびその後に、
(d) 吸収されていない液体を除去するステップ
をさらに含む、付記2に記載の方法。
(付記9)
以下のステップ:
(e) 前記少なくとも1種の粒子状基材の孔へと追加のゲルが吸収されることを可能にするために十分な時間にわたって、前記ゲルがその中に取り込まれている該少なくとも1種の粒子状基材を追加のゲルと混合するステップ、および
(f) 吸収されていない液体を除去するステップ
をさらに含み、任意により、(e)および(f)は少なくとも1回繰り返される、付記8に記載の方法。
(付記10)
前記少なくとも1種の粒子状基材が、ポリアミド、ポリアクリル酸またはその塩;イソプレン誘導体;ポリ塩化ビニル(PVC);ポリ二塩化ビニル(PVDC);シリコーンポリマー;ポリエステル;およびポリウレタンからなる群より選択される、付記8に記載の方法。
(付記11)
以下のステップ:
(c) 前記少なくとも1種の粒子状基材の孔へと前記少なくとも1種の蛍光化合物のさらなる溶液が吸収されることを可能にするために十分な時間にわたって、該少なくとも1種の蛍光化合物がその孔の中に封じ込められている該少なくとも1種の粒子状基材を該少なくとも1種の蛍光化合物のさらなる溶液と混合するステップ、およびその後に、
(d) 吸収されていない液体を除去するステップ
をさらに含み、任意により、(c)および(d)は少なくとも1回繰り返される、付記5に記載の方法。
(付記12)
前記少なくとも1種の蛍光化合物が、システムの総重量に基づいて、約0.001%〜約2%の範囲の量でシステム中に存在する、付記1に記載の方法。
(付記13)
前記少なくとも1種の蛍光化合物に対する前記少なくとも1種の基材が、システムの総重量に基づいて、約0.05%〜約25%の範囲の量でシステム中に存在する、付記1に記載の方法。
(付記14)
前記光学活性化型システムへと、少なくとも1種の光学的反射性または光散乱性材料を組み込むステップを含む、付記1に記載の方法。
(付記15)
前記少なくとも1種の光学的反射性または光散乱性材料が、マイカ系、ガラス系またはプラスチック系材料、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、付記14に記載の方法。
(付記16)
前記少なくとも1種の光学的反射性または光散乱性材料が、玉虫色/真珠光沢材料およびソフトフォーカス材料からなる群より選択され、該玉虫色/真珠光沢材料は、電磁スペクトルの青色-緑色-黄色領域の光を反射する、付記15に記載の方法。
(付記17)
付記1に記載の方法により作製される光学活性化型システムおよび化粧品として許容されるビヒクルを含む、目の下のクマ、色素過剰、酒さ、しわ、小じわ、毛穴の開きおよびセルライトからなる群より選択される少なくとも1種の皮膚不完全性の外観を軽減させるための局所用化粧品組成物。
(付記18)
付記2に記載の方法により作製される光学活性化型システムおよび化粧品として許容されるビヒクルを含む、目の下のクマ、色素過剰、酒さ、しわ、小じわ、毛穴の開きおよびセルライトからなる群より選択される少なくとも1種の皮膚不完全性の外観を軽減させるための化粧品組成物。
(付記19)
付記5に記載の方法により作製される光学活性化型システムおよび化粧品として許容されるビヒクルを含む、目の下のクマ、色素過剰、酒さ、しわ、小じわ、毛穴の開きおよびセルライトからなる群より選択される少なくとも1種の皮膚不完全性の外観を軽減させるための化粧品組成物。
(付記20)
付記8に記載の方法により作製される光学活性化型システムおよび化粧品として許容されるビヒクルを含む、目の下のクマ、色素過剰、酒さ、しわ、小じわ、毛穴の開きおよびセルライトからなる群より選択される少なくとも1種の皮膚不完全性の外観を軽減させるための化粧品組成物。
(付記21)
付記11に記載の方法により作製される光学活性化型システムおよび化粧品として許容されるビヒクルを含む、目の下のクマ、色素過剰、酒さ、しわ、小じわ、毛穴の開きおよびセルライトからなる群より選択される少なくとも1種の皮膚不完全性の外観を軽減させるための化粧品組成物。
(付記22)
付記14に記載の方法により作製される光学活性化型システムおよび化粧品として許容されるビヒクルを含む、目の下のクマ、色素過剰、酒さ、しわ、小じわ、毛穴の開きおよびセルライトからなる群より選択される少なくとも1種の皮膚不完全性の外観を軽減させるための化粧品組成物。
(付記23)
前記複合体中の蛍光化合物が、電磁スペクトルの青色-緑色-黄色領域の可視光を再発光する、付記1に記載の方法。