JP6806901B2 - 力を測定するための測定値ピックアップ - Google Patents

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Description

本発明は、独立請求項の前文に従って力を測定するための測定変換器に関する。
欧州特許出願公開第0065511号明細書は、圧電センサ素子を備える、動的力を測定するための測定変換器を教示している。圧電センサ素子は、圧電材料で作られた複数のディスク形状のプレートを備え、プレートのディスク直径は、プレートの厚さよりかなり大きい。力を測定するために縦効果の形の直接圧電効果が用いられる。力に対する圧電材料の空間的方向は、力が通常はディスクのディスク表面に作用し、ディスク表面に分極電荷を発生させるようなものである。分極電荷は、電極によって受け取られ、電荷信号として評価ユニットに伝送される。分極電荷は、ディスクに作用する力に比例する。実際には漏れ電流が常に存在するため、直接圧電効果は、数Hzから数MHzの範囲の変化率で動的力を測定することができるだけだが、数分の持続時間を有する準静的な力の測定は可能である。
対照的に、静的力は、数時間、数週間、および数年間の長期間にわたって変化を示さない。欧州特許出願公開第0065511号明細書による測定変換器は、静的力を測定するために逆圧電効果を利用することを教示している。別の圧電センサ素子は、電極を介して交流電界が周波数信号として印加される、圧電材料で作られた複数のディスク形状のプレートを備える。交流電界は、逆圧電効果によってプレートを機械的に振動させる。交流電界は、調整可能であり、評価ユニットによって生成される。交流電界の励振周波数がプレートの機械的固有周波数に等しいときに共振が発生し、対応する周波数は共振周波数と呼ばれる。静的力の影響により、プレートの共振周波数が変化し、この周波数変化が、評価ユニットの発振回路によって検出される。欧州特許出願公開第0065511号明細書の教示によれば、動的力および静的力の測定は同時に行われる。
本発明の目的は、従来技術から知られている測定変換器を改良することである。
欧州特許出願公開第0065511号明細書
この目的は独立請求項の特徴によって達成される。
本発明は、少なくとも1つの共振周波数に励振され得る共振素子と、力が印加され、力を共振素子に伝達する少なくとも1つの力印加要素とを備える、力を測定するための測定変換器であって、前記力印加要素が、上面、側面、およびキャビティを有する中空体であり、上面および側面が、互いに機械的に接続され、キャビティを取り囲んでおり、共振素子が、キャビティ内に配置されており、前記共振素子が、側面に機械的に接続されており、力が、前記上面に作用し、前記上面から力は側面に伝達され、前記側面が、キャビティ内に延在し、側面内での力の伝達を妨げる少なくとも1つの窪み領域を備え、側面が、少なくとも1つの非窪み領域を備え、非窪み領域だけが、力を伝達する測定変換器に関する。
共振周波数によって励振されると、共振素子は、測定される力に対して、共振周波数の周波数の変化で応答する。しかしながら、この周波数変化は、それ自体が力印加角度に依存する共振素子の力感度に比例する。最大力感度に対する力印加角度の位置および力印加角度領域のサイズに応じて、総周波数変化が、最大力感度の単なる一部である平均力感度によって測定される。
これが、本発明が解決しようとする問題である。本発明では、力印加角度領域は、共振素子の最大の力感度に近い平均力感度を全体で有するように調整される。力印加角度領域の最適な調整は、力印加要素によって達成することができる。この点で、側面の窪み領域は、共振素子の最大の力感度に近くなるように力印加角度領域を制限するために使用される。検出される力の伝達は、側面の非窪み領域のみで発生する。力印加角度領域が小さいほど、平均力感度は高くなるが、共振素子に作用する局所圧力も高くなる。力印加角度領域を最適に制限すると、平均力感度が可能な限り高くなる一方で、共振素子にかかる局所圧力は許容圧力抵抗未満となる。
以下では、本発明は、図面を参照して例として説明される。
測定変換器の一部の概略分解図である。 1つの圧電変換素子を備える、図1による測定変換器の第1の実施形態の一部の斜視図である。 図2による、測定変換器の第1の実施形態の一部の断面図を示す。 2つの圧電変換素子を備える、図1による測定変換器の第2の実施形態の一部の斜視図を示す。 図4による、測定変換器の第2の実施形態の一部の断面図を示す。 1つの圧電変換素子を備える、図1による測定変換器の第3の実施形態の一部の斜視図である。 図6による、測定変換器の第3の実施形態の一部の断面図を示す。 2つの圧電変換素子を備える、図1による測定変換器の第4の実施形態の一部の斜視図である。 図8による、測定変換器の第4の実施形態の一部の断面図を示す。 力印加角度の関数としての、図1〜図9による測定変換器の共振素子の平均力感度の第1の図を示す。 力印加角度領域の関数としての、図1〜図9による測定変換器の共振素子の平均力感度の第2の図を示す。 図1〜図9による測定変換器の力印加要素の第1の実施形態の斜視図を示す。 図1〜図9による測定変換器の力印加要素の第2の実施形態の斜視図を示す。 第1の力印加角度領域を有する、図1〜図9による測定変換器の力印加要素の第3の実施形態の平面図を示す。 第2の力印加角度領域を有する、図1〜図9による測定変換器の力印加要素の第4の実施形態の平面図を示す。 図14または図15による力印加要素を備える、図2または図3による測定変換器の一部の断面図を示す。 図14または図15による2つの力印加要素を備える、図8または図9による測定変換器の一部の断面図を示す。 力印加角度の関数としての、図1〜図9による測定変換器の共振素子の平均線熱膨張係数の第1の図を示す。 力印加角度領域の関数としての、図1〜図9による測定変換器の共振素子の平均線熱膨張係数の第2の図である。 図14または図15による力印加要素を備える、図1〜図9による取り付けられたすぐに使用できる測定変換器の実施形態の図である。
測定変換器1は、動的にも静的にもなり得る力Fを同時に測定するために構成される。動的力Fは、数Hzから数MHzの範囲の変化率で短期間に変化する。静的力Fは、数時間、数週間、および数年間の長期間にわたって変化を示さず、mHzからnHzの範囲の変化率を有する。検出される力Fが動的であるか静的であるかはもっぱらその変化率に依存する。本発明を知っている当業者は、動圧および静圧を同時に測定するための測定変換器を構成することもできる。さらに、当業者は、加速度を測定するための測定変換器を構成することができる。
測定変換器1は、縦軸AA’、横軸BB’、および対角軸(diagonal axis)CC’を有する。これらの軸は互いに角度をなして延びており、好ましくはこれらは互いに垂直である。本発明の目的のために、「角度をなして」という用語は、これらの軸が互いに対して延びる角度がゼロとは異なることを示す。縦軸AA’は、横平面BCに対して垂直である。図1〜図9は、直接圧電効果によって力Fを測定する少なくとも1つの圧電変換素子10、10’と、共振周波数の周波数変化によって横方向膨張Qを測定する共振素子20とを備える測定変換器1のいくつかの実施形態を示す。力Fおよび横方向膨張Qは、矢印として概略的に示されている。
力Fは、縦軸AA’と平行に延びる、力の方向で測定変換器1に加えられる。本発明の目的のために、これを力の方向AA’と呼ぶ。力Fは、少なくとも1つの変換器接触領域K1、K1’において圧電変換素子10、10’に作用し、変換器接触領域K1、K1’は荷重経路内に配置される。力Fは、圧電変換素子10、10’に直接的または間接的に作用することができる。力Fは、少なくとも1つの共振器接触領域K2、K2’において共振素子20に作用し、前記共振器接触領域K2、K2’も荷重経路内に配置される。力Fは、共振素子20に直接的または間接的に作用することができる。図1〜図9に示す実施形態では、圧電変換素子10、10’は、共振器接触領域K2、K2’にわたって共振素子20と機械的に接触している。
圧電変換素子10、10’は、荷重経路において力Fを直接測定し、一方、共振素子20は、荷重経路の外側にある振動領域において力Fによって生じる横方向膨張Qを測定する。力Fは、共振素子20を弾性変形させる。共振素子20の弾性変形は、力Fの関数であり、好ましくは力Fの大きさに比例する。縦軸AA’に沿って共振素子20の長さの変化が生じ、一方、横平面BCにおいて横方向膨張Qが生じる。横方向膨張Qの大きさは、力の関数であり、それは、好ましくは力Fの大きさに比例する。図1〜図5に示されている実施形態において、力Fは圧縮力であり、一方、図6〜図9による実施形態において、力Fは引張力である。横方向膨張Qは、等方性または異方性であり得る。特に圧電材料の場合、横方向膨張Qは異方性である。
圧電変換素子10、10’の形状は、中空の円筒形(リング、スリーブなど)である。共振素子20の形状は、円筒形(ディスク、丸棒など)である。縦軸AA’は、圧電変換素子10、10’および共振素子20の中心を通って延びる。しかしながら、本発明を知っている当業者は、多面体形状、立方体形状、正六面体形状、中空円錐台形状、半円板形状、4分円板形状などの他の既知の形状の圧電変換素子および共振素子を採用することもできる。
圧電変換素子10、10’は、圧電材料11、11’から作られる。圧電材料11、11’は、石英(SiO単結晶)、カルシウムガロゲルマネート(calcium gallo−germanate)(CaGaGe14またはCGG)、ランガサイト(LaGaSiO10またはLGS)、トルマリン、オルトリン酸ガリウム、および圧電セラミックなどの結晶材料である。好ましくは、圧電材料11、11’は、m、32、3m、42m、2m、または23の対称クラスに属する結晶材料からなる。好ましくは、石英が、圧電材料11、11’として使用され、その場合、直交軸x、y、zは結晶軸であり、軸zは光軸である。石英の弾性係数sλμ=(δSλ/δTμ)は、平面xyにおける圧電材料11、11’の異なる方向に関して同じ大きさである。Sλは、行列表記の機械的歪みテンソルを示し、一方、Tμは、行列表記の機械的応力テンソルを表し、テンソルインデックスλ、μ=1〜6である。さらに、石英の線熱膨張係数αもまた、平面xyにおける圧電材料11、11’の異なる方向に関して同じである。
力Fは、圧電変換素子10、10’に作用し、圧電変換素子10、10’の素子表面に分極電荷を発生させる。縦効果の形で直接圧電効果を達成するために、圧電変換素子10、10’は、力Fが作用するそれらの端面に分極電荷が発生するように配置される。したがって、端面は素子表面である。端面は、横平面BC内に配置されている。直接圧電効果を達成するためには、圧電係数diμ=(δD/δTμ)がゼロと異ならなければならない。なお、Dは変位電界を示し、Tμは、行列表記の機械的応力テンソルを表し、ラテンインデックスi=1〜3であり、テンソルインデックスμ=1〜6である。感度は、第1の圧電材料11、11’が力Fにどれだけ強く応答するか、すなわち、力Fがどのくらいの分極電荷を発生させることができるかを示す。感度は、圧電係数diμ=(δD/δTμ)によって指定される。圧電材料11、11’は、高感度、好ましくは直接圧電効果に対して最大感度を有するように力Fに対して配置される。好ましくは、石英が、圧電材料11、11’として使用され、その場合、直交軸x、y、zは結晶軸であり、軸zは光軸である。圧電係数d11が、圧電変換素子10、10’が平面yzに垂直な軸xを有するxリングとして切断されるときに縦効果に対して最大の感度を示す。xリングのx軸は、縦軸AA’と平行である。xリングの光軸zは、横平面BC内に配置されている。しかしながら、本発明を知っている当業者は、横効果を使用することもでき、その場合、圧電変換素子は、力Fが作用するそれらの端面に対して垂直である素子表面に分極電荷を発生させるように配置される。
共振素子20も、圧電材料21からなり得る。好ましくは、圧電変換素子10、10’および共振素子20は、同じ圧電材料11、11’、21で作られ、これにより、測定変換器1の製造は費用対効果が高くなり、圧電変換素子10、10’はおよび共振素子20は実質的に同様の物理的特性を有することになる。しかしながら、本発明を知っている当業者は、圧電材料と、金属、非金属、半導体、有機材料、非金属無機材料などの非圧電材料との複合材から共振素子を製造することができる。好ましくは、2つの材料は、熱圧着、接着剤接合などの材料接合によって互いに接合される。圧電材料の振動の励振は、複合材の機械的振動をもたらす。
共振素子20は、基音(fundamental tone)およびn個の倍音(n overtones)を有する少なくとも1つの共振周波数を示すように交流電界の励振周波数によって励振することができる。励振周波数が共振素子20の機械的固有周波数に等しい場合に共振が発生する。逆圧電効果を得るためには、圧電率eiλ(δD/δSλ)がゼロと異なっていなければならない。なお、Dは、変位電界であり、Sλは、行列表記の機械的歪みテンソルを示し、ラテンインデックスi=1〜3であり、テンソルインデックスλ=1〜6である。共振素子20は、厚み振動子として、または縦モードもしくは膨張振動子として、またはたわみモード振動子として、または面剪断モード振動子として、または厚さ剪断モード振動子として振動するように配置される。好ましくは、共振素子20は、厚さ剪断モード振動子として動作する。厚さ剪断モード振動子として機能する場合、共振素子20は、円筒形の共振素子20の2つの端面が横平面BC内で反対方向に変位するように配置される。これらの端面は、横平面BC内に配置される。
横方向膨張Qは、共振素子20の共振周波数fの周波数変化Δfを生じさせる。周波数変化Δfは、力Fの関数である。好ましくは、周波数変化Δfは、横方向膨張Qの大きさに比例する。したがって、周波数変化Δf=Q*K*(f*η/n*D)は、複数のパラメータの関数であり得る。したがって、周波数変化Δfは、力感度Kにも比例し得る。力感度K自体は、力印加角度領域θに依存する。Dは、圧電材料21の横平面BCにおける直径などの寸法パラメータを表し、ηは、デバイスパラメータを表す。好ましくは、石英が、共振素子20の圧電材料21として使用され、その場合、直交軸x、y、zは結晶軸であり、軸zは光軸である。共振素子20は、圧電率e26および弾性率c66を有する、y軸が平面zxに垂直であるyディスクとして切断される。yディスクのy軸は、縦軸AA’と平行である。yディスクの光軸zは、横平面BC内に延びる。共振素子20として、yディスクの代わりにATディスクを使用することも可能である。ATディスクは、z軸とz’軸との間に35.25°の角度を有する平面z’xで切断される。本発明を知っている当業者は、CT切断、GT切断、BT切断、DT切断、FT切断などの、圧電結晶材料の他の既知の切断を使用することができる。
図2、図3、図6、図7に示す実施形態では、測定変換器1は、単一の圧電変換素子10を備える。共振素子20は、縦軸AA’に沿って見たときに圧電変換素子10内に配置されている。共振素子20は、圧電変換素子10の第1の圧電材料11と第2の圧電材料11’との間に空間的に配置されている。
図4、図5、図8、図9に示す実施形態では、測定変換器1は、2つの圧電変換素子10、10’を備える。共振素子20は、縦軸AA’に沿って見たときに、第1の圧電変換素子10と第2の圧電変換素子10’との間に配置されている。共振素子20は、第1の圧電変換素子10の第1の圧電材料11と第2の圧電変換素子10’の第2の圧電材料11’との間に空間的に配置されている。したがって、2つの圧電変換素子10、10’を備える測定変換器1の直接圧電効果に対する感度は、1つの圧電変換素子10のみを備える測定変換器1の感度と比較して、より高く、好ましくは2倍の高さである。
圧電変換素子10、10’および共振素子20に実質的に対称的に力Fを加えるために、測定変換器1は、縦軸AA’に沿って対称的な構造を有する。図2〜図9に示す実施形態では、共振素子20は、縦軸AA’の方向において第1の圧電材料11と第2の圧電材料11’との間に配置されている。好ましくは、第1の圧電材料11および第2の圧電材料11’は、測定変換器1の製造を費用対効果の高いものにする同一の部品である。図2、図3、図6、図7に示す実施形態では、第2の圧電材料11’は、共振素子20の圧電材料21に機械的に接続されている。この機械的接続は、好ましくは、溶接、拡散接合、熱圧着、はんだ付けなどの材料接合によって達成される。このような材料接合は、費用対効果の高い方法でなされ得るものであり、長期間の高い機械的安定性を示す。
共振素子20は、縦軸AA’に沿って円筒形の形状であり、中空の円筒形の第1の圧電材料11と中空の円筒形の第2の圧電材料11’との間に配置されている。第1の圧電材料11の中空円筒内に第1のキャビティ33が形成され、第2の圧電材料11’の中空円筒内に第2のキャビティ33’が形成されている。キャビティ33、33’は、共振素子20の上下に配置されている。縦軸AA’に沿った横平面BC内のキャビティ33、33’の空間寸法は、共振素子20の機械的振動の振幅より大きい。したがって、共振素子20は、高いQ値でキャビティ33、33’内で振動するのに十分なスペースを有する。機械的振動は、縦軸AA’に沿って軸方向に発生し得る。機械的振動は、横平面BC内で半径方向に発生し得る。機械的振動は、横平面BC内の厚さ剪断モード振動の形で発生し得る。最後に、機械的振動は、軸方向振動と半径方向振動との組み合わせまたは半径方向振動と厚さ剪断モード振動との組み合わせの形で発生し得る。
力Fを測定するために、圧電変換素子10、10’の圧電材料11、11’の分極電荷は、電極12、12’、13、13’によって受け取られ、電荷信号として評価ユニットに伝送される。電極12、12’、13、13’は、電荷受け取り電極12、12’、13、13’と呼ばれる。横方向膨張Qを測定するために、交流電界が、電極22、23を介して共振素子20の圧電材料21に周波数信号として印加される。電極22、23は、周波数電極22、23とも呼ばれる。電極12、12’、13、13’、22、23は、純金属、ニッケル合金、コバルト合金、鉄合金などの導電性材料の薄層である。電極12、12’、13、13’、22、23は、圧電材料11、11’、21に機械的かつ電気的に接続されている。好ましくは、機械的かつ電気的な接続は、溶接、拡散接合、熱圧着、はんだ付けなどの材料接合によって達成される。このような材料接合は、費用対効果の高い方法でなされ得るものであり、長期間の高い機械的かつ電気的な安定性を示す。
電荷受け取り電極12、12’、13、13’は、中空の円筒形の形状であり、圧電変換素子10、10’の端面をほぼ完全に覆って延在する。周波数電極22、23は、円筒形の形状であり、共振素子20の端面上の振動領域に延在する。振動領域は、共振素子20の端面の中央領域にあり、この領域は、端面の中心を通って延びる縦軸AA’に近い。共振素子20の端面の周辺領域には、周波数電極22、23への細い導線だけが、縦軸AA’から半径方向に離間して配置されている。共振素子20の振動領域では、圧電材料21は、機械的振動を発生させるように周波数電極22、23によって励振され、共振素子20は大きい振幅で振動する。共振素子20の周辺領域には、力Fが共振素子20に加えられる共振器接触領域K2、K2’がある。共振素子20の周辺領域では、圧電材料21は、機械的に振動するようには周波数電極22、23によって励振されず、共振素子20は小さい振幅で振動し、振幅の大きさは、周波数電極22、23からの半径方向の距離が大きくなるにつれて小さくなる。周辺領域の半径方向寸法は、機械的振動が圧電変換素子10、10’と共振素子20との機械的接続によって減衰されないか、または無視できる程度でしか減衰されないように選択される。
図2、図3、図6、図7による第1の実施形態および第3の実施形態は、4つの電極12、13、22、23を備え、図4、図5、図8、図9の第2の実施形態および第4の実施形態は、6つの電極12、12’、13、13’、22、23を備える。図2、図3に示す第1の実施形態では、電荷受け取り電極12は、圧電変換素子10の第1の圧電材料11と共振素子20の圧電材料21との両方に機械的かつ電気的に接続されている。電荷受け取り電極12は、対電極12とも呼ばれる。電荷受け取り電極13は、圧電変換素子10の第1の圧電材料11上に配置され、それは、電気的接地として機能し、接地電極13とも呼ばれる。接地要素電極13は、測定変換器1の接地ハウジング41に電気的に接続される。対角軸CC’に近いちょうど1つの接触領域Zにおいて、対電極12および周波数電極22、23は、導電体との電気的かつ機械的な接触のために容易に接近可能である。測定変換器1は、4つの電極12、13、22、23に対して3つの導電体のみを必要とする。
図4、図5に示す第2の実施形態では、2つの電荷受け取り電極12、12’が、共振素子20の圧電材料21に機械的に接続されている。2つの電荷受け取り電極12、12’は、共振素子20の圧電材料21の異なる端面に配置されている。2つの電荷受け取り電極12、12’は、互いに電気的に接続され、共通の対電極12、12’として機能する。第1の圧電変換素子10の第1の圧電材料11および第2の圧電変換素子10’の第2の圧電材料11’は、互いに対して反対の分極方向に配置され、これにより、2つの対電極12、12’は、同じ極性の分極電荷を受け取る。2つの電荷受け取り電極13、13’は、圧電変換素子10、10’の圧電材料11、11’上に配置され、電気的接地として機能し、接地電極13、13’とも呼ばれる。2つの接地要素電極13、13’は、測定変換器1の接地ハウジング41に電気的に接続される。対角軸CC’の近傍にあるちょうど1つの接触領域Zにおいて、共通の対電極12、12’および周波数電極22、23は、導電体との電気的かつ機械的な接触のために容易に接近可能である。測定変換器1は、6つの電極12、12’、13、13’、22、23に対して3つの導電体のみを必要とする。
図6、図7に示す第3の実施形態では、電荷受け取り電極13は、圧電変換素子10の第1の圧電材料11と共振素子20の圧電材料21との両方に機械的かつ電気的に接続されている。電荷受け取り電極13は、周波数電極23に電気的に接続されている。2つの電気的に接続された電極13、23は、共通の電気的接地として機能し、接地電極13、23とも呼ばれる。電荷受け取り電極12は、圧電変換素子10の圧電材料11、11’上に配置され、対電極12とも呼ばれる。対角軸CC’の近傍にあるちょうど1つの接触領域Zにおいて、接地電極13、23、対電極12、および周波数電極22は、導電体との電気的かつ機械的な接触のために容易に接近可能である。測定変換器1は、4つの電極12、13、22、23に対して3つの導電体のみを必要とする。
図8、図9に示す第4の実施形態では、2つの電荷受け取り電極12’、13が、共振素子20の圧電材料21に機械的に接続されている。2つの電荷受け取り電極12’、13は、圧電材料21の異なる端面に配置されている。2つの電荷受け取り電極12、13’は、圧電変換素子10、10’の圧電材料11、11’上に配置されている。共振素子20の圧電材料21に機械的に接続された電荷受け取り電極12’と、第1の圧電変換素子10の第1の圧電材料11上に配置された電荷受け取り電極12とは、互いに電気的に接続されており、共通の対電極12、12’として機能する。第1の圧電変換素子10の第1の圧電材料11および第2の圧電変換素子10’の第2の圧電材料11’は、同じ分極方向に配置され、これにより、2つの対電極12、12’は、同じ極性の分極電荷を受け取る。共振素子20の圧電材料21に機械的に接続された電荷受け取り電極13と、第2の圧電変換素子10’の第2の圧電材料11’上に配置された電荷受け取り電極13’とは、互いに電気的に接続され、電気的接地として機能し、接地電極13、13’とも呼ばれる。2つの接地要素電極13、13’は、測定変換器1の接地ハウジング41に電気的に接続される。対角軸CC’の近傍にあるちょうど1つの接触領域Zにおいて、接地電極13、対電極12’、および周波数電極22、23は、導電体との電気的かつ機械的な接触のために容易に接近可能である。測定変換器1は、6つの電極12、12’、13、13’、22、23に対して3つの導電体のみを必要とする。
4つまたは6つの電極12、12’、13、13’、22、および23に対して3つの導電体を備える測定変換器1の構成は、省スペースであり、測定変換器1の費用対効果の高い製造を実現する。ちょうど1つの接触領域Zにおける電極12、12’、13、13’、22、23と導電体との電気的かつ機械的な接触は、材料および/または摩擦接合によって達成される。材料接合は、溶接、拡散溶接、熱圧着、はんだ付けなどによってなされ、一方、摩擦接合は、ねじ接続、クランプ接続などによって達成される。しかしながら、本発明を知っている当業者は、1つより多くの接触領域における電極と導電体との電気的かつ機械的な接触を実現することもできる。
図6〜図9による実施形態では、測定変換器1は、電気絶縁要素14を備える。電気絶縁要素14の形状は中空の円筒形である。電気絶縁要素14は、セラミック、Alセラミック、サファイアなどの電気的に絶縁性の、機械的に剛性の高い材料で作られる。電気絶縁要素14は、対電極12に機械的に接続されている。好ましくは、機械的接続は、溶接、拡散接合、熱圧着、はんだ付けなどの材料接合によってなされる。このような材料接合は、費用対効果の高い方法でなされ得るものであり、長期間の高い機械的安定性を示す。
圧電変換素子10、10’の圧電材料11の電荷信号の増幅および評価は評価ユニットで行われる。この目的のために、圧電変換素子10、10’の電荷受け取り電極12、12’、13、13’は、評価ユニットの増幅回路に電気的に接続される。共振素子20の圧電材料21は、評価ユニットからの周波数信号によって励振される。この目的のために、共振素子20の周波数電極22、23は、評価ユニットの発振回路に電気的に接続される。周波数変化Δfは、発振回路によって決定される。検出された周波数変化Δfから、評価ユニットは、横方向膨張Qを決定する。好ましくは、発振回路はコルピッツ回路である。典型的な共振周波数は、数kHzから数MHzの範囲内であり、一方、典型的な周波数変化Δfは、2Hz/Nから100Hz/Nの範囲内である。
図10および図11は、力印加角度θの関数として力感度Kを示す。この力感度Kは、キャビティ33、33’内で振動する、図1〜図9に示した実施形態による共振素子20に当てはまる。横軸BB’に沿った力印加角度θに対して、力感度Kは、最大となり、100%に正規化される。横軸BB’に対して45°の力印加角度θに対して、力感度Kはゼロまたは0%となる。対角軸CC’に沿った力印加角度θに対して、力感度Kは、最小値または−60%となる。
図10を参照すると、力印加角度領域Ωが、横軸BB’から対角軸CC’に向かって90°にわたっている場合、力感度Kの合計は、10%の総力感度KfGとなる。図11では、力印加角度領域Ωは制限されている。横軸BB’から対角軸CC’に向かって45°にわたる第1の力印加角度領域Ωに対して、力感度Kの合計は、50%の第1の平均力感度KfM1となる。横軸BB’から対角軸CC’に向かって30°にわたる第2の力印加角度領域Ωに対して、力感度Kの合計は、75%の第2の平均力感度KfM2となる。
力印加角度領域Ωの最適な調整は、少なくとも1つの力印加要素30、30’によって達成することができる。力Fは、力印加要素30、30’に作用し、力印加要素30、30’によって圧電変換素子10、10’および共振素子20に伝達される。図12および図13は、中空の球台形状の力印加要素30、30’の第1の実施形態および第2の実施形態の斜視図を示す。図14および図15は、中空の円錐台形状の力印加要素30、30’の第3の実施形態および第4の実施形態の平面図を示す。力印加要素30、30’の形状は、中空の円筒形、中空の角錐台形などであってもよい。力印加要素30、30’は、純金属、ニッケル合金、コバルト合金、鉄合金、セラミックなどの機械的に剛性の高い材料からなる。
力印加要素30、30’は、上面31、31’、側面32、32’、およびキャビティ33、33’を備える中空体である。共振素子20は、キャビティ33、33’内に配置される。キャビティ33、33’は、力印加要素30、30’と圧電変換素子10、10’との両方にある。上面31、31’および側面32、32’は、互いに機械的に接続されており、キャビティ33、33’を取り囲んでいる。力Fは、縦軸AA’に沿って上面31、31’上に作用し、上面31、31’から側面32、32’に伝達される。側面32、32’は、少なくとも1つの窪み領域34、34’を備え、少なくとも1つの窪み領域34、34’は、キャビティ33、33’内に延在し、側面32、32’での力Fの伝達を妨げる。さらに、側面32、32’は、少なくとも1つの非窪み領域35、35’を備え、この非窪み領域35、35’だけが、力Fを伝達する。中空体は、上面31、31’とは反対側の端部に底部36、36’を備える。上面31、31’および底部36、36’は、側面32、32’によって互いに機械的に接続されている。上面31、31’、側面32、32’、および底部36、36’は、好ましくは一体品で作られる。上面31、31’および底部36、36’は、横平面BC内で互いに平行である。側面32、32’の非窪み領域35、35’は、底部36、36’と共に横平面BC内に少なくとも1つの力伝達角度領域Ω、Ω、Ωを形成する。
窪み領域34、34’は、好ましくは窓のように形成される。図12による実施形態では、窪み領域34、34’は、縦軸AA’に沿って見たときに側面32、32’の下方領域に配置されている。図13による実施形態では、窪み領域34、34’は、縦軸AA’に沿って見たときに側面32、32’の中央領域に配置されている。図14および図15による2つの実施形態では、窪み領域34、34’は、側面32、32’の大部分に対応する。図14による第3の実施形態では、力印加要素30、30’は、それぞれ45°にわたる4つの第1の力印加角度領域Ωを備える。図15による第4の実施形態では、力印加要素30、30’は、それぞれ30°にわたる4つの第2の力印加角度領域Ωを備える。どちらの場合も、2つの第1の力印加角度領域Ωまたは第2の力印加角度領域Ωは、力Fが第1の力印加角度領域Ωまたは第2の力印加角度領域Ωによってのみ伝達されるように窪み領域34、34’によって画定されている。好ましくは、各力印加要素30、30’は、縦軸AA’に沿って見たときに互いに対して180°の角度で回転された2つの窪み領域34、34’を備える。
第1の力印加角度領域Ωまたは第2の力印加角度領域Ωは、全体で平均力感度KfM1、KfM2が最大の100%の力感度Kに近くなるように特定の領域に制限される。第1の力印加角度領域Ωまたは第2の力印加角度領域Ωが小さいほど、圧電変換素子10、10’および共振素子20における局所圧力は大きくなる。第1の力印加角度領域Ωまたは第2の力印加角度領域Ωのサイズ、したがって圧電変換素子10、10’および共振素子20における局所圧力の大きさは、圧電変換素子10、10’および共振素子20の圧縮強度の関数として選択することができる。圧電変換素子10、10’および共振素子20がより耐圧性であるほど、より小さい第1の力印加角度領域Ωまたは第2の力印加角度領域Ωを選択することができ、平均力感度KfM1、KfM2はより高くされる。
図16は、図14または図15による1つの力印加要素30を備える、図2および図3による測定変換器1の断面図を示す。図17は、図14または図15による2つの力印加要素30、30を備える、図8および図9による測定変換器1の断面図を示す。好ましくは、2つの力印加要素30、30’は同一の部品であり、前記同一の部品は、力Fを圧電変換素子10、10’および共振素子20に対称的に伝達する。
圧電変換素子10、10’および共振素子20は、好ましくは間接的な機械的接続によって側面32、32’に機械的に接続される。したがって、図16および図17に示す実施形態では、圧電変換素子10、10’は、変換器接触領域K1、K1’および底部36、36’によって間接的に力印加要素30、30’に機械的に接続されている。さらに、図16および図17に示す実施形態では、共振素子20の共振器接触領域K2、K2’を介した圧電変換素子10、10’への別の間接的な機械的接続があり、その結果、それは変換器接触領域K1、K1’および底部36、36’によって力印加要素30、30’に機械的に接続されている。好ましくは、機械的接続は、溶接、拡散接合、熱圧着、はんだ付けなどの材料接合によって達成される。
図16を参照すると、力Fは、第1の力印加要素30と圧電変換素子10との両方に作用する。この場合、力Fは、一方では第1の力印加要素30を介して間接的に圧電変換素子10に作用し、他方では変換器接触領域K1’を介して圧電変換素子10に直接作用する。図17を参照すると、力Fは、第1の力印加要素30に作用し、第1の底部36および変換器接触領域K1を介して第1の圧電変換素子10に伝達され、力Fは、第2の力印加要素30’に作用し、第2の底部36’および変換器接触領域K1’を介して第2の圧電変換素子10’に伝達される。この場合、力Fは、力印加要素30、30’を介して間接的に両方の圧電変換素子10、10’に作用する。このようにして、力Fは、圧電変換素子10、10’によって共振素子20に伝達される。
上面31、31’および底部36、36’は、横平面BC内で互いに平行である。縦軸AA’は、横平面BCに対して垂直である。上面31、31’は、好ましくは、縦軸AA’に対して上面31、31’の一定の外半径または最大距離B1を有する円形である。底部36、36’は、好ましくは、縦軸AA’に対して底部36、36’の一定の外半径または最大距離B2を有する環状である。最大距離B2は、最大距離B1より大きい。したがって、側面32、32’では、力Fは、縦軸AA’から離れる方向に伝達される。力Fの伝達は、側面32、32’の非窪み領域35、35’の湾曲部分で発生する。力Fの伝達は、上面31、31’から共振器接触領域K2、K2’に向かって発生する。A2は、縦軸AA’に沿った、上面31、31’から共振器接触領域K2、K2’までの長さを示す。上面31、31’に作用する力Fは、共振素子20の横方向膨張Qを増大させる。最大距離B2と最大距離B1との差が大きいほど、横方向膨張Qは増大する。横方向膨張Qが増大するため、力Fによって生じる周波数変化も大きくなる。このように、逆圧電効果を用いて静的力を測定すると、市場の要求である高感度が達成される。
力感度Kが力印加角度θの関数であるという事実も、圧電材料11、11’、21の線熱膨張係数αの大きさに影響を及ぼす。図18に示すように、横軸BB’に沿った力印加角度θに対する最大力感度Kにおいて、線熱膨張係数αは、最大となり、100%に正規化される。力感度Kが、対角軸CC’に沿った力印加角度θに対して最小となるとき、圧電材料11、11’、21の線熱膨張係数αは、最小となり、55%に正規化される。図18によれば、横軸BB’と対角軸CC’との間の90°の全力印加角度領域Ωでは、横軸BB’から対角軸CC’までにおいて、全体で、総線熱膨張係数(K*α)がもたらされる。総線熱膨張係数(K*α)は、すべての力印加角度θにわたって合計された、力感度Kと線熱膨張係数αとの積である。しかしながら、力印加角度領域Ωが制限される場合、全体で圧電材料11、11’、21の、結果として得られる平均線膨張係数(K*α)M1、(K*α)M2は、第1の力印加角度領域Ωまたは第2の力印加角度領域Ωのサイズに応じて変化する。図19によれば、横軸BB’から対角軸CC’に向かって45°にわたる第1の力印加角度領域Ωに対して、全体で第1の平均線熱膨張係数(K*α)M1が得られる。横軸BB’から対角軸CC’に向かって30°にわたる第2の力印加角度領域Ωに対して、全体で第2の平均線熱膨張係数(K*α)M2が得られる。
動作中、測定変換器1は、200℃以上の温度に恒久的にさらされる。この場合、圧電材料11、11’、21および力印加要素30、30’の線膨張は異なり得る。力印加要素30、30’は、線熱膨張係数α30を有する。線熱膨張係数α30と平均線熱膨張係数(K*α)M1、(K*α)M2とを比較するために、図19による平均線熱膨張係数(K*α)M1、(K*α)M2は、図11による平均力感度KfM1、KfM2で重み付けされる。第1の力印加角度領域Ωに対して、圧電材料11、11’、21は、第1の加重線熱膨張係数αM1=(K*α)M1/KfM1を有する。第2の力印加角度領域Ωに対して、圧電材料11、11’、21は、第2の加重線熱膨張係数αM2=(K*α)/KfM2を有する。圧電材料11、11’、21および力印加要素30、30’の線膨張差を可能な限り小さく保つために、圧電材料11、11’、21の第1の加重線熱膨張係数αM1または第2の加重線熱膨張係数αM2は、力印加要素30、30’の線熱膨張係数α30に実質的に等しくされる。好ましくは、図18および図19において100%に正規化される13.7*10−6−1の最大線熱膨張係数αと、図18および図19において55%への正規化に対応する7.5*10−6−1の最小線熱膨張係数αとを有する石英が、圧電材料11、11’、21として使用される。鋼製の力印加要素30、30’は、13.0*10−6−1の線熱膨張係数α30を有する。第1の力印加角度領域Ω=45°に対して、圧電材料11、11’、21は、第1の加重線熱膨張係数αM1=12*10−6−1を有し、一方、第2の力印加角度領域Ω=30°に対して、圧電材料11、11’、21は、力印加要素30、30’の線熱膨張係数α30に実質的に等しい第2の加重線熱膨張係数αM2=13*10−6−1を有する。
共振素子20は、逆圧電効果により温度Tを測定する。共振素子20の圧電材料21の共振周波数は、以下の式、すなわち、f(T)=1/2d(T)*(eiλ(T)/ρ(T))1/2に従って温度Tに依存し、圧電率eiλ、圧電材料21の材料厚さd、および密度ρは、温度Tに依存する。Δfは、温度依存周波数変化を表す。周波数変化Δfは、評価ユニットの発振回路によって検出される。評価ユニットは、検出された温度依存周波数変化Δfから温度Tを決定する。好ましくは、数kHzから数MHzの範囲の共振周波数と、20Hz/Kから200Hz/Kの範囲の温度依存周波数変化Δfとを有する、共振素子20の圧電材料21として石英が使用される。
図20は、図14〜図17による力印加要素30、30’を備える、図1〜図9による取り付けられたすぐに使用できる測定変換器1を示す。測定変換器1は、真空下でハウジング41内に取り付けられる。ハウジング41は円筒形である。少なくとも1つの力印加要素30、30’は、ハウジング41の端面でハウジング41から突出し、上面31、31’を有する。好ましくは、2つの力印加要素30、30’は、ハウジング41の2つの端面でハウジング41から突出し、それぞれ上面31、31’を有する。図20の図には1つの端面のみが示されている。各端面は、中空の円筒形のカバー42を備える。ハウジング41およびカバー42は、汚れ、湿気、機械的衝撃などの有害な外部条件から測定変換器1を保護する。ハウジング41およびカバー42は、純金属、ニッケル合金、コバルト合金、鉄合金などの機械的に耐性のある材料で作られる。力印加要素30、30’は、カバー42によってハウジング41に機械的に接続されている。カバー42は、縦軸AA’に対して半径方向外側の縁部でハウジング41に機械的に接続されている。好ましくは、機械的接続は、溶接、拡散接合、熱圧着、はんだ付けなどの材料接合によって行われる。カバー42は、縦軸AA’に対して半径方向内側の縁部を介して力印加要素30、30’に機械的に接続されている。好ましくは、機械的接続は、溶接、拡散接合、熱圧着、はんだ付けなどの材料接合によってなされる。ハウジング41へそれる小さい力を達成するために、カバー42は薄くされ、カバー42の厚さは0.3mm、好ましくは0.2mm、好ましくは0.1mmにされる。カバー42が薄いほど、ハウジング41へそれる力は小さくなる。
電荷受け取り電極12、12’、13、および13’の電荷信号は、導電体によって評価ユニットへの電気接続部43に伝送される。評価ユニットからの周波数信号は、電気接続部43を介して導電体によって周波数電極22、23に伝送される。評価ユニットは、プラグおよびケーブルによって電気接続部43に電気的に接続することができる。電気接続部43は、ハウジング41の側壁の開口部に配置されている。電気接続部43は、ハウジング41に機械的に接続されている。好ましくは、機械的接続は、溶接、拡散接合、熱圧着、はんだ付けなどの材料接合によってなされる。
電極12、12’、13、13’、22、および23と導電体との電気的かつ機械的な接触は、ちょうど1つの接触領域Zにおいて容易に達成される。この目的のために、図1〜図9による測定変換器1は、ハウジング41に挿入される前に導電体の剥ぎ取られた端部と電気的かつ機械的に接触させられる。その後、測定変換器1は、ハウジング41に挿入され、測定変換器1と電気的かつ機械的に接触している導電体は、ハウジング41の側壁の開口部を通してハウジングの外側に出され、材料および/または摩擦接続によって電気接続部43に電気的かつ機械的に接触させられる。材料接合は、溶接、拡散溶接、熱圧着、はんだ付けなどによって達成される。摩擦接続は、ねじ接続、クランプ接続などによって達成される。
ハウジング41とカバー42との機械的接続、カバー42と力印加要素30、30’との機械的接続、およびハウジング41と電気接続部43との機械的接続は耐圧性である。
A2 長さ
B1、b2 最大距離
AA’、BB’、CC’ 軸
BC 横平面
力感度
fG 総力感度
fM1、KfM2 平均力感度
(K*α) 総線熱膨張係数
(K*α)M1、(K*α)M2 平均線熱膨張係数
F 力
Q 横方向膨張
K1、K1’ 変換器接触領域
K2、K2’ 共振器接触領域
Z 接触領域
α 線膨張係数
θ 力印加角度
Ω、Ω、Ω 力印加角度領域
1 測定変換器
10、10’ 圧電変換素子
11、11’、21 圧電材料
12、12’、13、13’ 電荷受け取り電極
14 電気絶縁要素
20 共振素子
22、23 周波数電極
30、30’ 力印加要素
31、31’ 上面
32、32’ 側面
33、33’ キャビティ
34、34’ 窪み領域
35、35’ 非窪み領域
36、36’ 底部
41 ハウジング
42 カバー
43 電気接続部

Claims (11)

  1. 少なくとも1つの共振周波数(f)に励振され得る共振素子(20)と、力(F)が印加され、前記力(F)を前記共振素子(20)に伝達する少なくとも1つの力印加要素(30、30’)とを備える、前記力(F)を測定するための測定変換器(1)において、前記力印加要素(30、30’)が、上面(31、31’)、側面(32、32’)、およびキャビティ(33、33’)を備える中空体であり、前記上面(31、31’)および前記側面(32、32’)が、互いに機械的に接続され、前記キャビティ(33、33’)を取り囲んでおり、前記共振素子(20)が、前記キャビティ(33、33’)内に配置されており、前記共振素子(20)が、前記側面(32、32’)に機械的に接続されており、前記力(F)が、前記力(F)を前記側面(32、32’)に伝達する前記上面(31、31’)に作用し、前記側面(32、32’)が、前記キャビティ(33、33’)内に延在し、前記側面(32、32’)内での前記力(F)の伝達を妨げる少なくとも1つの窪み領域(34、34’)を有し、前記側面(32、32’)が、少なくとも1つの非窪み領域(35、35’)を備え、前記非窪み領域(35、35’)だけが、前記力(F)を伝達し、前記力印加要素(30、30’)が、その端部に、前記上面(31、31’)から離れる方向を向いた底部(36、36’)を備え、前記上面(31、31’)および前記底部(36、36’)が、前記側面(32、32’)によって互いに機械的に接続されており、前記共振素子(20)が、前記底部(36、36’)に機械的に接続されており、前記底部(36、36’)が、前記力(F)を前記共振素子(20)に伝達し、前記力(F)が、前記共振素子(20)の横方向膨張(Q)を生じさせ、前記横方向膨張(Q)が、前記共振素子(20)において横方向に発生し、前記横方向が、前記力の方向に対してゼロとは異なる角度をなし、前記横方向膨張(Q)の量が、前記力(F)に比例し、前記横方向膨張(Q)が、前記共振周波数(f)に励振された前記共振素子(20)の周波数変化(Δf)を生じさせ、前記周波数変化(Δf)が、前記力(F)の関数であり、前記力印加要素(30、30’)が、縦軸(AA’)を有し、前記縦軸(AA’)が、前記上面(31、31’)から前記底部(36、36’)まで延び、前記上面(31、31’)および前記底部(36、36’)が、横平面(BC)内で互いに平行であり、前記縦軸(AA’)が、前記横平面(BC)に対して垂直であり、前記縦軸(AA’)からの前記底部(36、36’)の最大距離(B2)が、前記縦軸(AA’)からの前記上面(31、31’)の最大距離(B1)より大きく、前記力印加要素(30、30’)が、中空の球台形状または中空の円錐台形状または中空の円筒形または中空の角錐台形の形状であり、前記上面(31、31’)に作用する力(F)が、前記共振素子(20)の横方向膨張(Q)を増大させることを特徴とする測定変換器(1)。
  2. 前記共振素子(20)が、2つの端面を有する円筒形の形状であり、前記共振素子(20)が、縦軸(AA’)を有し、前記縦軸(AA’)が、前記端面に対して垂直に延び、前記共振素子(20)が、少なくとも1つの共振器接触領域(K2、K2’)を含み、前記共振器接触領域(K2、K2’)が、前記縦軸(AA’)から半径方向に離間した、前記共振素子(20)の周辺領域に配置されており、前記力(F)が、前記共振器接触領域(K2、K2’)において前記共振素子(20)に作用することを特徴とする、請求項に記載の測定変換器(1)。
  3. 前記共振素子(20)が、振動領域を含み、前記振動領域が、前記縦軸(AA’)の近傍の、前記共振素子(20)の中央領域にあり、前記共振素子(20)が、厚み振動子として、または縦モードもしくは膨張振動子として、またはたわみモード振動子として、または面剪断モード振動子として、または厚さ剪断モード振動子としてキャビティ(33、33’)内で振動することを特徴とする、請求項1または2に記載の測定変換器(1)。
  4. 前記測定変換器(1)が、少なくとも1つの圧電変換素子(10、10’)を備え、前記圧電変換素子(10、10’)が、前記底部(36、36’)に機械的に接続されており、前記力(F)が、前記圧電変換素子(10、10’)の素子表面に分極電荷を発生させ、前記発生する分極電荷の量が、前記力(F)の大きさに比例することを特徴とする、請求項からのいずれか一項に記載の測定変換器(1)。
  5. 前記圧電変換素子(10、10’)が、第1および第2の圧電材料(11、11’)を含み、前記共振素子(20)が、前記第1の圧電材料(11)と前記第2の圧電材料(11’)との間に空間的に配置されていることを特徴とする、請求項に記載の測定変換器(1)。
  6. 前記共振素子(20)が、前記圧電変換素子(10、10’)の前記圧電材料(11、11’)と同一の圧電材料(21)を含むことを特徴とする、請求項に記載の測定変換器(1)。
  7. 前記側面(32、32’)の前記非窪み領域(35、35’)が、前記底部(36、36’)と共に少なくとも1つの力印加角度領域(Ω、Ω 、Ω )を形成しており、前記力印加角度領域(Ω、Ω、Ω)が、前記圧電材料(11、11’、21)の力感度(K)の大きさおよび前記圧電材料(11、11’、21)の線熱膨張係数(α)の大きさに影響を及ぼし、前記力が、前記圧電材料(11、11’、21)の加重線膨張係数((K*α)M1/KfM1、(K*α)M2/KfM2))をもたらす前記力印加角度領域(Ω、Ω、Ω)において前記圧電材料(11、11’、21)に作用することを特徴とする、請求項に記載の測定変換器(1)。
  8. 前記力印加要素(30、30’)の線熱膨張係数(α30)が、前記圧電材料(11、11’、21)の加重線膨張係数((K*α)M1/KfM1、(K*α)M2/KfM2))と実質的に等しいことを特徴とする、請求項に記載の測定変換器(1)。
  9. 発振回路が、前記共振素子(20)の前記圧電材料(21)に交流電界を印加し、評価ユニットが、前記共振素子(20)の共振周波数(f)の周波数変化(Δf)を検出し、前記評価ユニットが、前記横方向膨張(Q)を決定するために前記検出された周波数変化(Δf)を使用することを特徴とする、請求項からのいずれか一項に記載の測定変換器(1)。
  10. 発振回路が、前記共振素子(20)の前記圧電材料(21)に交流電界を印加し、評価ユニットが、前記共振素子(20)の共振周波数(f)の温度依存周波数変化(Δf)を検出し、前記評価ユニットが、温度を決定するために前記検出された温度依存周波数変化(Δf)を使用することを特徴とする、請求項からのいずれか一項に記載の測定変換器(1)。
  11. 前記測定変換器(1)が、ハウジング(41)内に取り付けられており、前記力印加要素(30、30’)が、前記ハウジング(41)の端面において前記ハウジング(41)から上面(31、31’)で突出していることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の測定変換器(1)。
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