JP7205540B2 - コンピューターで実行されるプログラム、情報処理装置、および、コンピューターで実行される方法 - Google Patents

コンピューターで実行されるプログラム、情報処理装置、および、コンピューターで実行される方法 Download PDF

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Description

本開示はデータ処理に関し、より特定的には、移動軌跡に基づくデータ処理に関する。
居住者を見守る技術が知られている。例えば、特開2015-215711号公報(特許文献1)は、『居住者の生活に寄り添う形で居住者の行動や生態の相対的な変化を見守るべく、個人差が著しい「老い」の進行を、その居住者の能力や環境に応じて相対的に評価しその評価に合った見守りの仕様を提示できる見守りシステム』を開示している([要約]の[課題]参照)。
特開2017-117423号公報(特許文献2)は、『見守り対象者の歩速を含む日常行動を把握可能な見守りシステム』を開示している。当該見守りシステムは、『住居Hに設置された複数の子機2(2A~2G)と親機3とを備える。各子機2は、対象者を感知すると通知信号を親機3に送信する。親機3は、子機2Dからの通知信号の時刻データと子機2Eからの通知信号の時刻データとに基づいて、見守り対象者の寝室PDからトイレPDまでの移動時間を算出し、当該移動時間に基づき見守り対象者の歩速を算出する。』という構成を備える([要約]参照)。
特開2015-215711号公報 特開2017-117423号公報
一方で、見守りシステムでは、常に入居者の移動軌跡等を監視しているが、入居者のみならず、介助者等入居者以外が存在している場合もある。
当該場合には、入居者以外の移動軌跡に関するデータも計測されるため入居者のデータ測定に支障が生じる場合がある。
本開示は上述のような背景に鑑みてなされたものであって、ある局面における目的は、入居者のデータ測定を精度よく行うことが可能な技術を提供することである。
ある実施の形態に従うと、コンピュータで実行されるプログラムが提供される。プログラムはコンピュータに、居室の入居者の行動範囲として規定されたエリアと、入居者以外の人の行動範囲として規定されたエリアとを表わすエリア情報を設定するステップと、居室における人の移動軌跡を表わす一つ以上の移動軌跡データを取得するステップと、エリア情報と、取得された一つ以上の移動軌跡データとに基づいて、入居者の移動軌跡データを識別するステップとを実行させる。
ある実施の形態に従うと、入居者の行動範囲として規定されたエリアは、ベッドの近傍、トイレの近傍、家具の近傍、または洗面所の近傍の少なくとも一つを含む。
ある実施の形態に従うと、入居者以外の行動範囲として規定されたエリアは、居室の隅、または、入居者のベッドと居室の壁との間の少なくとも一つを含む。
ある実施の形態に従うと、エリア情報を設定するステップは、居室における家具の配置に基づいて、入居者の行動範囲として規定されたエリアまたは入居者以外の人の行動範囲として規定されたエリアとを表すエリア情報を設定するステップを含む。
ある実施の形態に従うと、メモリーと、メモリーに結合されたプロセッサーとを備える。プロセッサーは、居室の入居者の行動範囲として規定されたエリアと、入居者以外の人の行動範囲として規定されたエリアとを表わすエリア情報を設定し、居室における人の移動軌跡を表わす一つ以上の移動軌跡データを取得し、エリア情報と、取得された一つ以上の移動軌跡データとに基づいて、入居者の移動軌跡データを識別するように構成されている。
ある実施の形態に従うと、入居者の行動範囲として規定されたエリアは、ベッドの近傍、トイレの近傍、家具の近傍、または洗面所の近傍の少なくとも一つを含む。
ある実施の形態に従うと、入居者以外の行動範囲として規定されたエリアは、居室の隅、または、入居者のベッドと居室の壁との間の少なくとも一つを含む。
ある実施の形態に従うと、プロセッサーは、居室における家具の配置に基づいて、入居者の行動範囲として規定されたエリアまたは入居者以外の人の行動範囲として規定されたエリアとを表すエリア情報を設定する。
ある実施の形態に従うと、コンピュータで実行される方法であって、居室の入居者の行動範囲として規定されたエリアと、入居者以外の人の行動範囲として規定されたエリアとを表わすエリア情報を設定するステップと、居室における人の移動軌跡を表わす一つ以上の移動軌跡データを取得するステップと、エリア情報と、取得された一つ以上の移動軌跡データとに基づいて、入居者の移動軌跡データを識別するステップとを含む。
ある実施の形態に従うと、入居者の行動範囲として規定されたエリアは、ベッドの近傍、トイレの近傍、家具の近傍、または洗面所の近傍の少なくとも一つを含む。
ある実施の形態に従うと、入居者以外の行動範囲として規定されたエリアは、居室の隅、または、入居者のベッドと居室の壁との間の少なくとも一つを含む。
ある実施の形態に従うと、エリア情報を設定するステップは、居室における家具の配置に基づいて、入居者の行動範囲として規定されたエリアまたは入居者以外の人の行動範囲として規定されたエリアとを表すエリア情報を設定する。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
見守りシステム100の構成の一例を示す図である。 見守りシステム100の構成の概要を示すブロック図である。 コンピューターシステム300のハードウェア構成を表わすブロック図である。 センサーボックス119を用いた見守りシステム100の装置構成の概略の一例を示す図である。 コンピューターシステム300が備えるハードディスク5におけるデータの格納の一態様を表わす図である。 コンピュータシステム300が有する家具備品の情報について説明する図である。 X座標およびY座標で規定される居室空間を示す居室エリア700を説明する図である。 実施形態に従う移動軌跡データの識別について説明する図である。 実施形態に従うコンピュータシステム300が移動軌跡データの識別を実行する処理の一部を説明するフロー図である。
以下、図面を参照しつつ、本開示に係る技術思想の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[技術思想]
居室内における、ベッド位置、部屋の入り口、居室内トイレ、洗面台の位置等に基づいて、入居者の行動を観測するエリアを限定する。
観測エリアを限定することで、入居者と介助者との行動の切り分けが可能である。例えば、入居者がトイレへ行く時の行動だけを取り出すことも可能である。これにより、入居者の行動の観測精度を上げることができる。
[見守りシステムの構成]
図1は、見守りシステム100の構成の一例を示す図である。見守り対象は、例えば、施設の居室領域180に設けられた各居室内の入居者である。図1の見守りシステム100では、居室領域180に、居室110,120が設けられている。居室110は、入居者111に割り当てられている。居室120は、入居者121に割り当てられている。図1の例では、見守りシステム100に含まれる居室の数は2であるが、当該数はこれに限定されない。
見守りシステム100では、居室110,120にそれぞれ設置されたセンサーボックス119と、管理センター130に設置された管理サーバー200と、アクセスポイント140とが、ネットワーク190を介して接続される。ネットワーク190は、イントラネットおよびインターネットのいずれをも含み得る。
見守りシステム100では、介護者141が携帯する携帯端末143、および、介護者142が携帯する携帯端末144は、アクセスポイント140を介してネットワーク190に接続可能である。さらに、センサーボックス119、管理サーバー200、および、アクセスポイント140は、ネットワーク190を介して、クラウドサーバー150と通信可能である。
居室110,120は、それぞれ、設備として、タンス112、ベッド113、および、トイレ114を含む。居室110のドアには、当該ドアの開閉を検出するドアセンサー118が設置されている。トイレ114のドアには、トイレ114の開閉を検出するトイレセンサー116が設置されている。ベッド113には、各入居者111,121の臭いを検出する臭いセンサー117が設置されている。各入居者111,121は、当該入居者111,121のバイタル情報を検出するバイタルセンサー290を装着している。検出されるバイタル情報は、入居者の体温、呼吸、心拍数等を含む。居室110,120では、各入居者111,121は、それぞれ、ケアコール子機115を操作することができる。
センサーボックス119は、居室110,120内の物体の挙動を検出するためのセンサーを内蔵している。センサーの一例は、物体の動作を検出するためのドップラーセンサーである。他の例は、カメラである。センサーボックス119は、センサーとしてドップラーセンサーとカメラの双方を含んでもよい。
図2を参照して、見守りシステム100の構成要素について説明する。図2は、見守りシステム100の構成の概要を示すブロック図である。
[センサーボックス119]
センサーボックス119は、制御装置101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、通信インターフェイス104と、カメラ105と、ドップラーセンサー106と、無線通信装置107と、記憶装置108とを備える。
制御装置101は、センサーボックス119を制御する。制御装置101は、たとえば、少なくとも1つの集積回路によって構成される。集積回路は、たとえば、少なくとも1つのCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)その他のプロセッサー、少なくとも1つのASIC(Application Specific Integrated Circuit)、少なくとも1つのFPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらの組み合わせなどによって構成される。
通信インターフェイス104には、アンテナ(図示しない)などが接続される。センサーボックス119は、当該アンテナを介して、外部の通信機器との間でデータをやり取りする。外部の通信機器は、たとえば、管理サーバー200、携帯端末143,144その他の端末、アクセスポイント140、クラウドサーバー150、その他の通信端末などを含む。
カメラ105は、一実現例では、近赤外カメラである。近赤外カメラは、近赤外光を投光するIR(Infrared)投光器を含む。近赤外カメラが用いられることにより、夜間でも居室110,120の内部を表わす画像が撮影され得る。他の実現例では、カメラ105は、可視光のみを受光する監視カメラである。さらに他の実現例では、カメラ105として、3Dセンサやサーモグラフィーカメラが用いられてもよい。センサーボックス119およびカメラ105は、一体として構成されてもよいし、別体で構成されてもよい。
ドップラーセンサー106は、たとえばマイクロ波ドップラーセンサーであり、電波を放射及び受信して、居室110,120内の物体の挙動(動作)を検出する。これにより、居室110,120の入居者111,121の生体情報が検出され得る。一例では、ドップラーセンサー106は、24GHz帯のマイクロ波を各居室110,120のベッド113に向けて放射し、入居者111,121で反射した反射波を受信する。反射波は、入居者111,121の動作により、ドップラーシフトしている。ドップラーセンサー106は、当該反射波から、入居者111,121の呼吸状態や心拍数を検出し得る。
無線通信装置107は、ケアコール子機240、ドアセンサー118、トイレセンサー116、臭いセンサー117、および、バイタルセンサー290からの信号を受信し、当該信号を制御装置101へ送信する。たとえば、ケアコール子機240は、ケアコールボタン241を備える。当該ボタンが操作されると、ケアコール子機240は、当該操作があったことを示す信号を無線通信装置107へ送信する。ドアセンサー118、トイレセンサー116、臭いセンサー117、および、バイタルセンサー290は、それぞれの検出結果を無線通信装置107へ送信する。
記憶装置108は、たとえば、フラッシュメモリーまたはハードディスク等の固定記憶装置、あるいは、外付けの記憶装置などの記録媒体である。記憶装置108は、制御装置101によって実行されるプログラム、および、当該プログラムの実行に利用される各種のデータを格納する。各種のデータは、入居者111,121の行動情報を含んでいてもよい。行動情報の詳細は後述する。
上記のプログラムおよびデータのうち少なくとも一方は、制御装置101がアクセス可能な記憶装置であれば、記憶装置108以外の記憶装置(たとえば、制御装置101の記憶領域(たとえば、キャッシュメモリーなど)、ROM102、RAM103、外部機器(たとえば、管理サーバー200や携帯端末143,144等)に格納されていてもよい。
[行動情報]
上記の行動情報について、説明する。行動情報は、たとえば入居者111,121が所定の行動を実行したことを表わす情報である。一例では、所定の行動は、入居者111,121が起きたことを表わす「起床」、入居者111,121がベッド(寝具)113から離れたことを表わす「離床」、入居者111,121がベッド(寝具)113から落ちたことを表わす「転落」、および、入居者111,121が倒れたことを表わす「転倒」の4つの行動を含む。
一実施の形態では、制御装置101が、各居室110,120に設置されたカメラ105が撮像した画像に基づいて、各居室110,120に関連付けられた入居者111,121の各行動情報を生成する。制御装置101は、たとえば、上記画像から入居者111,121の頭部を検出し、この検出した入居者111,121の頭部における大きさの時間変化に基づいて、入居者111,121の「起床」、「離床」、「転倒」および「転落」を検出する。以下、行動情報の生成の一具体例を、より詳細に説明する。
まず、記憶装置108に、居室110,120における各ベッド113の所在領域、第1閾値Th1、第2閾値Th2、および、第3閾値Th3が格納される。第1閾値Th1は、ベッド113の所在領域内において、横臥姿勢にあるときと座位姿勢にあるときとの間で入居者の頭部の大きさを識別する。第2閾値Th2は、ベッド113の所在領域を除く居室110,120内において、入居者の頭部の大きさに基づいて、当該入居者が立位姿勢にあるか否かを識別する。第3閾値Th3は、ベッド113の所在領域を除く居室110,120内において、入居者の頭部の大きさに基づいて、当該入居者が横臥姿勢にあるか否かを識別する。
制御装置101は、対象画像から、例えば背景差分法やフレーム差分法によって、入居者111,121の人物の領域として、動体領域を抽出する。制御装置101は、さらに、当該抽出した動体領域から、例えば円形や楕円形のハフ変換によって、予め用意された頭部のモデルを用いたパターンマッチングによって、頭部検出用に学習したニューラルネットワークによって導出された閾値を用いて、入居者111,121の頭部領域を抽出する。制御装置101は、当該抽出された頭部の位置および大きさから、「起床」、「離床」、「転倒」および「転落」を検知する。
制御装置101は、上記のように抽出された頭部の位置がベッド113の所在領域内にあり、かつ、上記のように抽出された頭部の大きさが第1閾値Th1を用いることによって横臥姿勢の大きさから座位姿勢の大きさへと変化したことを検出した場合に、行動「起床」が発生したことを決定してもよい。
制御装置101は、上記のように抽出された頭部の位置がベッド113の所在領域内からベッド113の所在領域外へ移動した場合において、上記のように抽出された頭部の大きさに対して第2閾値Th2を適用することにより、頭部がある大きさから立位姿勢の大きさへと変化したことを検出したときには、行動「離床」が発生したと判定してもよい。
制御装置101は、上記のように抽出された頭部の位置がベッド113の所在領域内からベッド113の所在領域外へ移動した場合において、上記のように抽出された頭部の大きさに対して第3閾値Th3を適用することにより、頭部がある大きさから横臥姿勢の大きさへと変化したことを検出したときには、行動「転落」が発生したと判定してもよい。
制御装置101は、上記のように抽出された頭部の位置がベッド113の所在領域を除く居室110,120内に位置し、かつ、抽出された頭部の大きさが第3閾値Th3を用いることによって或る大きさから横臥姿勢の大きさへと変化したことを検出した場合には、行動「転倒」が発生したと決定してもよい。
以上説明されたように、一具体例では、センサーボックス119の制御装置101が、入居者111,121の各行動情報を生成する。なお、他の局面に従う見守りシステム100では、居室110,120内の画像を用いて、制御装置101以外の他の要素(例えば、クラウドサーバー150)が入居者111,121の行動情報を生成してもよい。
[携帯端末143,144]
携帯端末143,144は、制御装置221と、ROM222と、RAM223と、通信インターフェイス224と、ディスプレイ226と、記憶装置228と、入力デバイス229とを含む。ある局面において、携帯端末143,144は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、腕時計型端末その他のウェアラブル装置等として実現される。
制御装置221は、携帯端末143,144を制御する。制御装置221は、たとえば、少なくとも1つの集積回路によって構成される。集積回路は、たとえば、少なくとも1つのCPU、少なくとも1つのASIC、少なくとも1つのFPGA、またはそれらの組み合わせなどによって構成される。
通信インターフェイス224には、アンテナ(図示しない)などが接続される。携帯端末143,144は、当該アンテナおよびアクセスポイント140を介して、外部の通信機器との間でデータをやり取りする。外部の通信機器は、たとえば、センサーボックス119、管理サーバー200などを含む。
ディスプレイ226は、たとえば液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等によって実現される。入力デバイス229は、たとえばディスプレイ226に設けられたタッチセンサーによって実現される。当該タッチセンサーは、携帯端末143,144に対するタッチ操作を受け付け、当該タッチ操作に応じた信号を制御装置221へ出力する。
記憶装置228は、たとえば、フラッシュメモリー、ハードディスクその他の固定記憶装置、あるいは、着脱可能なデータ記録媒体等により実現される。
[コンピュータシステム300の構成]
図3は、コンピューターシステム300のハードウェア構成を表わすブロック図である。
図3を参照して、コンピュータシステム300の構成について説明する。
コンピュータシステム300は、クラウドサーバー150および管理サーバ200を含む。クラウドサーバー150および管理サーバ200のいずれか一方でも良く、協働で動作させるようにしても良い。
コンピューターシステム300は、主たる構成要素として、プログラムを実行するCPU1と、コンピューターシステム300の使用者による指示の入力を受けるマウス2およびキーボード3と、CPU1によるプログラムの実行により生成されたデータ、又はマウス2若しくはキーボード3を介して入力されたデータを揮発的に格納するRAM4と、データを不揮発的に格納するハードディスク5と、光ディスク駆動装置6と、通信インターフェイス(I/F)7と、モニター8とを含む。各構成要素は、相互にデータバスによって接続されている。光ディスク駆動装置6には、CD-ROM9その他の光ディスクが装着される。
コンピューターシステム300における処理は、各ハードウェアおよびCPU1により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、ハードディスク5に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、CD-ROM9その他の記録媒体に格納されて、コンピュータープログラムとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なアプリケーションプログラムとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、光ディスク駆動装置6その他の読取装置によりその記録媒体から読み取られて、あるいは、通信インターフェイス7を介してダウンロードされた後、ハードディスク5に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU1によってハードディスク5から読み出され、RAM4に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU1は、そのプログラムを実行する。
図3に示されるコンピューターシステム300を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本開示に係る技術思想の本質的な部分の一つは、RAM4、ハードディスク5、CD-ROM9その他の記録媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。記録媒体は、一時的でない、コンピューター読取可能なデータ記録媒体を含み得る。なお、コンピューターシステム300の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、記録媒体としては、CD-ROM、FD(Flexible Disk)、ハードディスクに限られず、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、IC(Integrated Circuit)カード(メモリーカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM(Electronically Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュROMなどの半導体メモリー等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。
ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
[見守りシステム100の装置構成]
図4を参照して、見守りシステム100を用いた見守りについて説明する。図4は、センサーボックス119を用いた見守りシステム100の装置構成の概略の一例を示す図である。
見守りシステム100は、見守り対象者(監視対象者)である入居者111,121その他の入居者を見守るために利用される。図4に示されるように、居室110の天井には、センサーボックス119が取り付けられている。他の居室にも同様にセンサーボックス119が取り付けられている。
範囲410は、センサーボックス119による検出範囲を表わす。センサーボックス119が前述のドップラーセンサーを有する場合、当該ドップラーセンサーは、範囲410内で生じた人の挙動を検出する。センサーボックス119がセンサーとしてカメラを有する場合、当該カメラは、範囲410内の画像を撮影する。
センサーボックス119は、たとえば、介護施設、医療施設、宅内などに設置される。図4の例では、センサーボックス119は、天井に取り付けられており、入居者111およびベッド113を天井から撮影している。センサーボックス119の取り付け場所は天井に限られず、居室110の側壁に取り付けられてもよい。
見守りシステム100は、カメラ105から得られた一連の画像(すなわち、映像)に基づいて入居者111に生じている危険を検知する。一例として、検知可能な危険は、入居者111の転倒や、危険個所(たとえば、ベッドの柵など)に入居者111がいる状態などを含む。
見守りシステム100は、入居者111に危険が生じていることを検知した場合に、そのことを介護者141,143等に報知する。報知方法の一例として、見守りシステム100は、入居者111の危険を介護者141,142の携帯端末143,144に通知する。携帯端末143,144は、当該通知を受信すると、入居者111の危険をメッセージ、音声、振動等で介護者141,142に報知する。これにより、介護者141,142は、入居者111に危険が生じていることを即座に把握でき、入居者111の元に素早く駆け付けることができる。
なお、図4には、見守りシステム100が1つのセンサーボックス119を備えている例が示されているが、見守りシステム100は、複数のセンサーボックス119を備えてもよい。また、図4には、見守りシステム100が複数の携帯端末143,144を備えている例が示されているが、見守りシステム100は、一つの携帯端末でも実現され得る。
[データ構造]
図5を参照して、コンピューターシステム300のデータ構造について説明する。図5は、コンピューターシステム300が備えるハードディスク5におけるデータの格納の一態様を表わす図である。
ハードディスク5は、テーブル60を保持している。テーブル60は、各居室に設けられた各センサーから送信されるデータを移動軌跡データとして逐次保存している。より具体的には、テーブル60は、部屋ID61と、日時62と、X座標値63と、Y座標値64とを含む。部屋ID61は、入居者の居室を識別する。日時62は、センサーから送られた信号が取得された日時を識別する。X座標値63は、当該日時において検出された点、すなわち、入居者の位置のX座標値を表わす。Y座標値64は、当該日時において検出された点、すなわち、入居者の位置のY座標値を表わす。ある局面において、X座標値およびY座標値の元となる座標軸は、例えば、当該居室の端点(例えば、部屋の片隅)を基準として規定される。別の局面において、当該座標軸は、各居室が設けられた施設におけるある一点を基準として規定されてもよい。
さらに、ハードディスク5は、センサーボックス119から送られた画像データを保持している。画像データは予め定められた時間間隔で取得される。CPU1は、各画像データを用いて画像解析を行なうことにより、入居者の状態を識別することができる。例えば、CPU1は、各画像データから頭を抽出し、入居者が横になっている時間、入居者がベッド113に座っている時間、および、入居者が歩いている時間を抽出し得る。
なお、居室で移動する人は、入居者以外に介護者や家族などの可能性もある。したがって、CPU1は、入居者以外の人の移動軌跡を除外し得る。例えば、CPU1は、各移動軌跡について移動速度を算出し、スタッフなどの入居者以外の移動速度と推定される一定速度以上の速度が算出された移動軌跡を、画像解析の対象から除外し得る。この場合、入居者以外の移動速度として、予め測定された移動速度や、画像解析の際に測定された移動速度が使用できる。また、移動軌跡からの移動速度を算出するために、例えば、CPU1は、複数の時刻で検出された各点について、X座標値およびY座標値と、各点のうちのある点から次の点に至るまでの時間とに基づいて算出し得る。
[CPU1の動作概要]
(1)ある局面において、CPU1は、居室の入居者の行動範囲として規定されたエリアと、入居者以外の人の行動範囲として規定されたエリアとを表わすエリア情報を設定する。CPU1は、入居者の移動軌跡を表わす複数の移動軌跡データをハードディスク5から読み出す。CPU1は、設定されたエリア情報と、読み出された一つ以上の移動軌跡データとに基づいて、入居者の移動軌跡データを識別する。
ある局面において、入居者の行動範囲として規定されたエリアは、ベッドの近傍、トイレの近傍、家具の近傍、または洗面所の近傍の少なくとも一つを含む。
ある局面において、入居者以外の行動範囲として規定されたエリアは、居室の隅、または、入居者のベッドと居室の壁との間の少なくとも一つを含む。
ある局面において、CPU1は、居室における家具の配置に基づいて、入居者の行動範囲として規定されたエリアまたは入居者以外の人の行動範囲として規定されたエリアとを表すエリア情報を設定する。
[エリア情報]
図6は、コンピュータシステム300が有する家具備品の情報について説明する図である。
図6を参照して、一例としてコンピュータシステム300が備えるハードディスク5におけるデータの格納の一態様を表す。
ハードディスク5は、テーブル600を保持している。
より具体的には、テーブル600は、部屋ID610と、入居者名620と、家具備品名630と、占有エリア640とを含む。
部屋IDは、入居者の居室を識別する。入居者名620は、入居者の名前である。家具備品名630は、居室内に配置されている家具の名前である。占有エリア640は、居室空間をXY座標で表した場合、当該家具が占有しているエリアである。占有エリア640は、一例として矩形領域を示し、矩形領域の右上端点の座標(X座標値、Y座標値)と、左下端点の座標(X座標値、Y座標値)とを含む。ある局面において、X座標値およびY座標値の元となる座標軸は、例えば、当該居室の端点(例えば、部屋の片隅)を基準として規定される。別の局面において、当該座標軸は、各居室が設けられた施設におけるある一点を基準として規定されてもよい。
本例においては、Aさんの部屋に、「ベッド」、「タンス」、「洗面台」、「椅子」、「トイレ」の家具備品が配置されており、XY座標における当該家具備品の占有エリアが登録されている。
当該テーブル600は、予め管理者が登録している。
図7は、X座標およびY座標で規定される居室空間を示す居室エリア700を説明する図である。
図7(A)を参照して、居室エリア700には、一例としてAさんの部屋の種々の家具等の占有エリアが示されている。
具体的には、居室エリア内には、ベッドの占有エリア720、椅子の占有エリア730、タンスの占有エリア740、洗面台の占有エリア750およびトイレの占有エリア760が示されている。また、当該居室に入退出するドアのエリア770も示されている。
実施形態においては、当該家具等の占有エリアに基づいて、居室の入居者の行動範囲として規定されたエリアと、入居者以外の人の行動範囲として規定されたエリアとを設定する。
図7(B)を参照して、コンピュータシステム300は、家具等の占有エリアに基づいて、エリア情報を設定する。具体的には、エリア情報として居室の入居者の行動範囲として規定されたエリアと、入居者以外の人の行動範囲として規定されたエリアとを設定する。
具体的には、コンピュータシステム300は、ベッドの占有エリア720の周辺領域を居室の入居者の行動範囲として規定されたエリア780に設定する。また、コンピュータシステム300は、椅子の占有エリア730、タンスの占有エリア740、洗面台の占有エリア750およびトイレの占有エリア760のうちの少なくとも1つの近傍の領域を居室の入居者の行動範囲として規定されたエリア782に設定する。なお、本例においては、椅子の占有エリア730、タンスの占有エリア740、洗面台の占有エリア750およびトイレの占有エリア760の近傍全ての領域をエリア782に設定した場合について説明する。コンピュータシステム300は、居室内の領域のうちエリア780,782以外の領域を入居者以外の人の行動範囲として規定されたエリアに設定する。
具体的には、コンピュータシステム300は、エリア790,792を入居者以外の人の行動範囲として規定されたエリアに設定する。
また、当該方式に限られず、コンピュータシステム300は、居室の隅、または、ベッドの占有エリア720と居室の壁との間の領域を入居者以外の人の行動範囲として規定されたエリア790に設定しても良い。
なお、当該居室エリア図のエリア情報の設定に関するプログラムは、ハードディスク5に予め格納されており、CPU1が当該プログラムを読み出すことにより実行することが可能である。
なお、本例においては、一例としてエリア情報をプログラムを読み出すことにより設定する方式について説明するが、特に当該プログラムに限られず、管理者が、マウス2やキーボード3等を用いて、エリア情報として、居室の入居者の行動範囲として規定されたエリアと、入居者以外の人の行動範囲として規定されたエリアとを設定することも可能である。
[移動軌跡データの識別]
図8は、実施形態に従う移動軌跡データの識別について説明する図である。
図8を参照して、エリア情報に基づいて移動軌跡データを識別する場合が示されている。
本例においては、エリア782に含まれる移動軌跡データについては、入居者の移動軌跡データとして識別する。一方、エリア790,792に含まれる移動軌跡データについては、入居者以外の移動軌跡データとして識別する。
当該識別により、エリア782に含まれる入居者の移動軌跡データを抽出することが可能となり、入居者のデータ測定を精度よく行うことが可能である。例えば、入居者の精度の高い移動速度を算出することも可能である。
また、エリア790,792に含まれる入居者以外の移動軌跡データを抽出することが可能となり、入居者以外のデータ測定も精度よく行うことが可能である。例えば、入居者以外の移動速度を算出して介助者等の作業効率等を算出することも可能である。
[制御フロー]
図9は、実施形態に従うコンピュータシステム300が移動軌跡データの識別を実行する処理の一部を説明するフロー図である。
図9を参照して、CPU1は、ハードディスク5から、居室の入居者の行動範囲として規定されたエリアと、入居者以外の人の行動範囲として規定されたエリアとを表すエリア情報を読み出して設定する(ステップS2)。具体的には、図7で説明したように家具等の占有エリアに基づいて、居室の入居者の行動範囲として規定されたエリアと、入居者以外の人の行動範囲として規定されたエリアとを設定する。
次に、CPU1は、居室における人の移動軌跡を表す1つ以上の移動軌跡データを取得する(ステップS4)。図5で説明したように、ハードディスク5に格納されている移動軌跡データを取得する。
次に、CPU1は、エリア情報と1つ以上の移動軌跡データとに基づいて、入居者の移動軌跡データを識別する(ステップS6)。CPU1は、図7で説明したようにエリア782に含まれる移動軌跡データを入居者の移動軌跡データとして識別する。
そして、処理を終了する(終了)。
当該処理により、入居者の移動軌跡データを精度よく抽出することが可能となり、入居者のデータ測定を精度よく行うことが可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本技術は、病院、老人ホーム、養護施設その他の施設で得られるデータを用いた情報処理に適用可能である。
51 洗面台、52 机、60 テーブル、100 システム、101,221 制御装置、105 カメラ、106 ドップラーセンサー、107 無線通信装置、108 記憶装置、110,120 居室、111,121 入居者、112 タンス、113 ベッド、114 トイレ、115 ケアコール子機、116 トイレセンサー、117 センサー、118 ドアセンサー、119 センサーボックス、228 記憶装置、130 管理センター、140 アクセスポイント、141,142 介護者、143,144 携帯端末、150 クラウドサーバー、180 居室領域、190 ネットワーク、200 管理サーバー。

Claims (12)

  1. コンピュータで実行されるプログラムであって、前記プログラムは前記コンピュータに、
    居室の入居者の行動範囲として規定されたエリアと、前記入居者以外の人の行動範囲として規定されたエリアとを表わすエリア情報を設定するステップと、
    居室における人の移動軌跡を表わす一つ以上の移動軌跡データを取得するステップと、
    前記エリア情報と、取得された前記一つ以上の移動軌跡データとに基づいて、前記入居者の移動軌跡データを識別するステップとを実行させる、プログラム。
  2. 前記入居者の行動範囲として規定されたエリアは、ベッドの近傍、トイレの近傍、家具の近傍、または洗面所の近傍の少なくとも一つを含む、請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記入居者以外の行動範囲として規定されたエリアは、前記居室の隅、または、前記入居者のベッドと前記居室の壁との間の少なくとも一つを含む、請求項1または2に記載のプログラム。
  4. 前記エリア情報を設定するステップは、前記居室における家具の配置に基づいて、前記入居者の行動範囲として規定されたエリアまたは前記入居者以外の人の行動範囲として規定されたエリアとを表すエリア情報を設定するステップを含む、請求項1~3のいずれかに記載のプログラム。
  5. メモリーと、
    前記メモリーに結合されたプロセッサーとを備え、
    前記プロセッサーは、
    居室の入居者の行動範囲として規定されたエリアと、前記入居者以外の人の行動範囲として規定されたエリアとを表わすエリア情報を設定し、
    居室における人の移動軌跡を表わす一つ以上の移動軌跡データを取得し、
    前記エリア情報と、取得された前記一つ以上の移動軌跡データとに基づいて、前記入居者の移動軌跡データを識別するように構成されている、情報処理装置。
  6. 前記入居者の行動範囲として規定されたエリアは、ベッドの近傍、トイレの近傍、家具の近傍、または洗面所の近傍の少なくとも一つを含む、請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記入居者以外の行動範囲として規定されたエリアは、前記居室の隅、または、前記入居者のベッドと前記居室の壁との間の少なくとも一つを含む、請求項5または6に記載の情報処理装置。
  8. プロセッサーは、前記居室における家具の配置に基づいて、前記入居者の行動範囲として規定されたエリアまたは前記入居者以外の人の行動範囲として規定されたエリアとを表すエリア情報を設定する、請求項5~7のいずれかに記載の情報処理装置。
  9. コンピュータで実行される方法であって、
    居室の入居者の行動範囲として規定されたエリアと、前記入居者以外の人の行動範囲として規定されたエリアとを表わすエリア情報を設定するステップと、
    居室における人の移動軌跡を表わす一つ以上の移動軌跡データを取得するステップと、
    前記エリア情報と、取得された前記一つ以上の移動軌跡データとに基づいて、前記入居者の移動軌跡データを識別するステップとを含む、方法。
  10. 前記入居者の行動範囲として規定されたエリアは、ベッドの近傍、トイレの近傍、家具の近傍、または洗面所の近傍の少なくとも一つを含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記入居者以外の行動範囲として規定されたエリアは、前記居室の隅、または、前記入居者のベッドと前記居室の壁との間の少なくとも一つを含む、請求項9または10に記載の方法。
  12. 前記エリア情報を設定するステップは、前記居室における家具の配置に基づいて、前記入居者の行動範囲として規定されたエリアまたは前記入居者以外の人の行動範囲として規定されたエリアとを表すエリア情報を設定する、請求項9~11のいずれかに記載の方法。
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