JP7777437B2 - 信号処理装置、磁気共鳴イメージング装置、および信号処理プログラム - Google Patents

信号処理装置、磁気共鳴イメージング装置、および信号処理プログラム

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Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、信号処理装置、磁気共鳴イメージング装置、および信号処理プログラムに関する。
従来、非常に多いタップ数を有する有限インパルス応答(Finite Impulse Response:FIR)型のデジタルフィルタは、実用上、困難である。
英国特許出願公開第2303453号明細書
Jehenson P, Westphal M, Schuff N. Analytical method for the compensation of eddy-current effects induced by pulsed magnetic field gradients in NMR systems. Journal of Magnetic Resonance 1990; 90 (2): 264-278. Viola P, Jones M. Rapid object detection using a boosted cascade of simple features. In Proceedings of the 2001 IEEE Computer Society Conference on Computer Vision and Pattern Recognition. 2001. p. 511-518.
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、非常に多いタップ数を有するデジタルフィルタを、実用可能とするものである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
実施形態に係る信号処理装置は、第1の入力数列の係数列における要素に対応する第1積分値を算出し、前記第1入力数列の次の第2の入力数列の係数列における前記要素に対応する第2積分値を算出する信号処理装置であって、積分値算出部を備える。積分値算出部は、前記要素について、前記第2の入力数列において前記第1の入力数列と非重複の値を前記第1積分値に加算し、前記第1の入力数列において前記第2の入力数列と非重複の値を前記第1積分値から減算して、前記第2積分値を算出する。
図1は、第1の実施形態に係る信号処理装置の一例を示すブロック図。 図2は、第1の実施形態に係る各種用語を説明するための説明図。 図3は、第1の実施形態に係る各種用語を説明するための説明図。 図4は、第1の実施形態に係り、パラメータ決定処理の手順の一例を示すフローチャート。 図5は、複数のフィルタインデックス集合のそれぞれにおいて、部分フィルタ係数列から求めた代表係数の一例を示す図。 図6は、第1の実施形態に係り、実測における出力信号(点線)と代表係数による出力信号(点線)とを示すグラフと代表係数と継続長との一例を示す図。 図7は、第1の実施形態に係るフィルタ演算処理の手順の一例を示すフローチャート。 図8は、第1の実施形態に係る事前積分区間の一例を示す図。 図9は、第1の実施形態に係り、事前積分区間と、次積分区間と、次積分区間における計算の概要との一例を示す図。 図10は、第2の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置の一例を示すブロック図。 図11は、第2の本実施形態に係る調整処理の手順の一例を示すフローチャート。 図12は、第2の本実施形態の応用例に係る傾斜磁場伝達関数のグラフと、Dにおける入力信号の和と継続長との一例を示す図。
以下、図面を参照しながら、信号処理装置、磁気共鳴イメージング装置および信号処理プログラムの実施形態について詳細に説明する。図1は、信号処理装置1の一例を示すブロック図である。なお、本実施形態における技術的思想は、図1に示す構成に限定されず、例えば、各種回路素子を有する電気回路などのハードウェアにより構成されてもよい。
(第1の実施形態)
信号処理装置1は、通信インターフェース11と、メモリ13と、処理回路15とを有する。信号処理装置1は、例えば、入力信号に対して有限インパルス応答(Finite Impulse Response:FIR)型の演算を行うデジタルフィルタ(以下、FIRフィルタと呼ぶ)を実行するフィルタ演算装置として機能する。図1に示すように、信号処理装置1において、通信インターフェース11と、メモリ13と、処理回路15とはバスにより電気的に接続されている。また、図1に示すように、信号処理装置1は、通信インターフェース11を介して、ネットワークに接続されている。
図1に示すネットワークには、例えば、フィルタパラメータ決定装置3、信号処理装置1によるFIRフィルタの処理結果が出力される結果出力装置5、および信号処理装置1におけるFIRフィルタへ入力される入力信号が入力される信号入力装置7などが接続される。
フィルタパラメータ決定装置3は、メモリ33と処理回路30とを有する。メモリ33は、種々の情報を記憶する記憶回路により実現される。例えば、メモリ33は、HDD(Hard disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、集積回路記憶装置等の記憶装置である。なお、メモリ33は、HDDやSSD等以外にも、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、CD(Compact Disc)およびDVD(Digital Versatile Disc)などの光学ディスク、可搬性記憶媒体や、RAM等の半導体メモリ素子等との間で種々の情報を読み書きする駆動装置であってもよい。
フィルタパラメータ決定装置3におけるメモリ33は、複数のフィルタインデックス集合のそれぞれに対応する部分フィルタ係数列を記憶する。
以下、図2および図3を用いて、フィルタインデックス、フィルタインデックス集合、全フィルタ係数列、部分フィルタ係数列、および複数のフィルタインデックス集合の定義について説明する。
図2は、フィルタインデックス集合、全フィルタ係数列、部分フィルタ係数列、および複数のフィルタインデクス集合の定義を説明するための説明図である。FIRフィルタにおけるフィルタ係数は、インデックス(以下、フィルタインデックスと呼ぶ)により、区別される。フィルタインデックスは、FIRフィルタへ入力される入力信号をずらす段数を示す0以上の整数であり、例えば、時刻、画像の位置などに対応する。なお、フィルタインデックスは、FIRフィルタへ入力される入力信号の遅延の段数であってもよい。図2におけるグラフにおいて、横軸は、時間軸あるいは時間軸と類似する性質を持つ方向(以下、時間軸類似方向と呼ぶ)であり、縦軸は、フィルタ係数の大きさを表す方向、つまり入力信号に対する増幅率を示す方向(以下、増幅率軸方向と呼ぶ)である。図2において、フィルタ係数は、入力信号に対する増幅率に応じた長さで、フィルタインデックスに対応する位置に、棒状の矩形で示されている。
図2に示すように、フィルタインデックスと対応付けられたフィルタ係数を配列させたものがフィルタ係数列である。0から(フィルタの次数-1)までフィルタインデックスの順にフィルタ係数を配列させたものが、全フィルタ係数列である。全フィルタ係数列のうち連続するフィルタインデックスに対応付けられた部分的なフィルタ係数列が部分フィルタ係数列である。図2において、各部分フィルタ係数列は、点線の矩形内の一連の複数のフィルタ係数で示されている。部分フィルタ係数列に関する一連のフィルタインデックスの集まりが、フィルタインデックス集合である。フィルタインデックス集合は、部分フィルタ係数列における複数のフィルタ係数のフィルタインデックスを要素として有する。図2において、フィルタインデックス集合は、点線の矩形で示された部分フィルタ係数列の下方に位置する両矢印で示されている。フィルタインデックス集合は、全フィルタ係数列から部分フィルタ係数列が抽出される際の区間に相当する。複数のフィルタインデックス集合のそれぞれは、フィルタインデックス集合を区別するためのインデックス(以下、集合インデックスと呼ぶ)によって区別される。図3に示すように、複数のフィルタインデックス集合のそれぞれは、集合インデックスと対応付けられる。図2に示すように、フィルタインデックス集合を複数集めた集合に対するインデックスが、集合インデックス集合である。集合インデックス集合は、集合インデックスを要素として有する。
メモリ33は、フィルタパラメータ決定装置3における記憶部に相当する。複数のフィルタインデックス集合に含まれるフィルタインデックスの合計は、例えば、100万、300万などの大きなタップ数に相当する。メモリ33に記憶される各部分フィルタ係数列は、例えば、フィルタ係数取得装置を用いた実測により取得された全フィルタ係数列の一部である。あるいは、例えば、フィルタ係数取得装置によって、フィルタ設計者とユーザによって与えられたフィルタパラメータを用いて生成された係数列の一部である。フィルタ係数取得装置を用いたフィルタ係数の実測、および、フィルタ係数列の生成に関しては、既知の各種技術が利用可能であるため、説明は省略する。
フィルタパラメータ決定装置3における処理回路30は、フィルタパラメータ決定装置3の全体の制御を行う。処理回路30は、例えば、信号処理装置1において実行されるFIRフィルタでの計算に用いられるフィルタパラメータの決定に関する範囲決定機能31と代表係数決定機能32とを備える。範囲決定機能31および代表係数決定機能32を実現する処理回路30は、範囲決定部および代表係数決定部にそれぞれ対応する。範囲決定機能31および代表係数決定機能32などは、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態でメモリ33に記憶されている。処理回路30は、プロセッサである。例えば、処理回路30は、プログラムをメモリ33から読み出し、実行することで各プログラムに対応する機能を実現する。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路30は、範囲決定機能31および代表係数決定機能32を有することとなる。フィルタパラメータ、範囲決定機能31および代表係数決定機能32については後ほど説明する。
上記説明では、「プロセッサ」が各機能に対応するプログラムをメモリから読み出して実行する例を説明したが、実施形態はこれに限定されない。「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU、GPU(Graphics Processing Unit)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。
プロセッサが例えばCPUである場合、プロセッサはメモリに保存されたプログラムを読み出して実行することで機能を実現する。一方、プロセッサがASICである場合、メモリにプログラムを保存する代わりに、当該機能がプロセッサの回路内に論理回路として直接組み込まれる。なお、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。また、単一の記憶回路が範囲決定機能31および代表係数決定機能32に対応するプログラムを記憶するものとして説明したが、それに限定されない。複数の記憶回路が分散して配置され、処理回路は個別の記憶回路から対応するプログラムを読み出す構成としても構わない。
処理回路30は、FIRフィルタにおける個々のフィルタインデックス集合に対応する全フィルタ係数列から抽出される部分フィルタ係数列を、フィルタ係数取得装置から取得する。処理回路30は、部分フィルタ係数列を、メモリ33に記憶させる。処理回路30は、範囲決定機能31により、FIRフィルタにおける処理中のフィルタインデックス集合に対応する部分フィルタ係数列に基づいて、当該フィルタインデックス集合に含まれると判定される増幅率の範囲を決定する。範囲決定機能31は、この範囲決定処理をすべてのフィルタインデックス集合に対して行うことで、全フィルタ係数列の要素数と比べ少ない要素数を持つフィルタインデックス集合のそれぞれに対し、増幅率の範囲を決定する。また、代表係数決定機能32は、複数の増幅率の範囲のそれぞれに属する複数のフィルタ係数に基づいて、複数の増幅率の範囲のそれぞれにおける複数のフィルタ係数を代表する代表係数を決定する。
以下、範囲決定機能31および代表係数決定機能32により実行される処理(以下、パラメータ決定処理と呼ぶ)について説明する。FIRフィルタは、以下の式(1)で表されるものとする。
式(1)における左辺は、FIRフィルタからの出力信号に対応する。式(1)における右辺のa(n)は、第nのフィルタ係数に対応し、右辺のf(t-n)は、FIRフィルタへの入力信号に対応する。式(1)におけるnは、フィルタインデックスを示している。また、式(1)に示すように、FIRフィルタにおけるフィルタ係数の総数は、Nである。以下で説明するように、増幅率の範囲は、部分フィルタ係数列を用いた演算結果と閾値との比較または部分フィルタ係数列と閾値との比較とにより設定される。
パラメータ決定処理の概要として、範囲決定機能31は、次の処理を行う。
1.0のみを要素とするフィルタインデックス集合を作成する。フィルタインデックス0のフィルタ係数a(0)と閾値とに基づいて、増幅率軸方向に沿ったフィルタインデックス0の範囲を、増幅率の範囲として設定する。閾値は、増幅率軸方向に沿った所定の幅に対応する。
2.n=1とする。
3.範囲決定機能31は、フィルタインデックスnのフィルタ係数a(n)と閾値とに基づいて、直前のフィルタインデックス(n-1)の増幅率の範囲に、フィルタインデックスnのフィルタ係数a(n)が含まれるか否かを判定する。
4-1.フィルタインデックスnのフィルタ係数a(n)がフィルタインデックス(n-1)の増幅率の範囲に含まれていれば、範囲決定機能31は、フィルタインデックスnを直前のフィルタインデックスと同一のフィルタインデックス集合に追加する。
4-2.フィルタインデックスnのフィルタ係数a(n)がフィルタインデックス(n-1)の範囲に含まれていなければ、範囲決定機能31は、フィルタインデックスnのフィルタ係数a(n)を、フィルタインデックス(n-1)のフィルタ係数a(n-1)とは別の値を持つフィルタ係数として扱う必要があると判定する。このとき、範囲決定機能31は、新たにフィルタインデックスnのみを要素とするフィルタインデックス集合を生成し、フィルタインデックスnのフィルタ係数a(n)に対する新たな第1の増幅率の範囲を生成する。
5.nを1増やし、nがNよりも小さければ、2に戻る。n=Nであれば、すべてのフィルタ係数に対応したフィルタインデックス集合を保存し、この処理を終了する。
以下、図4を用いて、パラメータ決定処理の手順について詳述する。図4は、パラメータ決定処理の手順の一例を示すフローチャートである。
(パラメータ決定処理)
(ステップS301)
範囲決定機能31は、集合インデックスmを0に(m=0)、フィルタインデックスnを1に(n=1)、m=0におけるフィルタインデックス集合の要素を0(D={0})に初期化する。
(ステップS302)
範囲決定機能31は、第n(0≦n<N-1)のフィルタ係数a(n)が、第(n-1)のフィルタ係数a(n-1)と同一の値を持つフィルタ係数として扱えるかを判定する。
(ステップS303)
第nのフィルタ係数a(n)が第(n-1)のフィルタ係数a(n-1)と同一の値を持つフィルタ係数として扱える場合には、範囲決定機能31は、n番目のフィルタ係数a(n)のフィルタインデックスを、n-1番目のフィルタ係数a(n-1)と同じフィルタインデックス集合Dに追加する。
(ステップS304)
第nのフィルタ係数a(n)が第(n-1)のフィルタ係数a(n-1)と同一の値を持つ係数として扱えない場合には、範囲決定機能31は、集合インデックスmに1を加えて新しいフィルタインデックス集合Dm+1={n}を生成する。
(ステップS305)
範囲決定機能31は、nをインクリメントする。すなわち、範囲決定機能31は、nに1を加えて新たなnを生成する。
(ステップS306)
nがN以下であればステップS302以降の処理が実行される。新たなnがNを超えれば、ステップS307の処理が実行される。これにより、全フィルタ係数列から部分フィルタ係数列が抽出される。
範囲決定機能31は、以下のようにして、ステップS302の判定方法を実行してもよい。例えば、フィルタインデックス集合Dに最初に加えたフィルタインデックスn (m)およびステップS302で判定しようとするフィルタインデックスnに対し、a(n (m))-Threshold≦a(n)≦a(n (m))+Thresholdが満たされれば、範囲決定機能31は、第nのフィルタ係数a(n)を、同一の値を持つフィルタ係数として扱えると判定しても良い。
範囲決定機能31は、例えば、予めn-1番目の時点に対する第mのフィルタインデックス集合Dに属するフィルタ係数の和を計算しておく別の方法で、ステップS302の判定を実行してもよい。フィルタインデックス集合Dにおける要素の総数(以下、継続長と呼ぶ)は、|D|であるものとする。次いで、範囲決定機能31は、第nのフィルタ係数a(n)と継続長|D|との積|D|×a(n)と計算された和との差分の絶対値が、閾値を超えているか否かを判定しても良い。範囲決定機能31は、差分の絶対値が閾値を超えているかに応じてステップS303(絶対値が閾値を超えていない場合)または、ステップS304(絶対値が閾値を超えている場合)のいずれかを実行する。
範囲決定機能31は、例えば、n-1番目の時点に対するフィルタインデックス集合Dに属するフィルタ係数の和に第nのフィルタ係数a(n)を加えてフィルタ係数の平均値を計算するまた別の方法で、ステップS302の判定を実行してもよい。また、範囲決定機能31は、フィルタインデックス集合Dに属するフィルタ係数と第nのフィルタ係数a(n)とにおいて、フィルタ係数の最大値と最小値とを特定する。範囲決定機能31は、最大値から平均値を差分した値に(|D|+1)を乗じた数が閾値を超えているか否かに応じて、ステップS303(乗じた数が閾値を超えていない場合)または、ステップ304(乗じた数が閾値を超えている場合)のいずれかを実行する。
(ステップS307)
代表係数決定機能32は、各Dに対して、当該フィルタインデックス集合Dに対応する代表係数cを算出する。具体的には、代表係数決定機能32は、フィルタインデックス集合Dに関する複数のフィルタ係数に基づいて、フィルタインデックス集合Dに対応する増幅率の範囲における複数のフィルタ係数を代表する代表係数を算出する。代表係数は、増幅率の範囲に含まれるフィルタ係数の近似値である。例えば、代表係数決定機能32は、増幅率の範囲に含まれるフィルタ係数の平均値を、代表係数として算出する。代表係数決定機能32は、例えば、以下の式(2)に従って、代表係数cを算出する。
図5は、複数のフィルタインデックス集合各々において、部分フィルタ係数列から求めた代表係数の一例を示す図である。図5および式(2)に示すように、代表係数は、部分フィルタ係数列におけるフィルタ係数の平均として算出される。
(ステップS308)
処理回路30は、増幅率の範囲に関して、代表係数とフィルタインデックス集合とを信号処理装置1へ出力する。このとき、信号処理装置1におけるメモリ13は、代表係数とフィルタインデックス集合とを、増幅率の範囲と関連付けて記憶する。範囲決定機能31および代表係数決定機能32により決定されるフィルタパラメータは、増幅率の範囲に関する代表係数とフィルタインデックス集合とに対応する。なお、フィルタ係数が複素数である場合、代表係数も複素数となる。このとき、FIRフィルタは、複素数を処理対象としても実行可能となる。
図6は、実測における出力信号(点線)と代表係数による出力信号(点線)とを示すグラフと、代表係数cと継続長|D|との一例を示す図である。図6に示すように、点線の出力信号は、区分的な定数である代表係数cにより近似されている。このとき、出力信号g(t)は、以下の式(3)により表される。
ステップS308の処理により、フィルタパラメータの決定は完了する。パラメータ決定処理による増幅率の範囲の設定および代表係数の算出は、例えば、フィルタインデックス集合に対する、閾値により誤差を許容した近似的な連長圧縮(Run Length Encoding)に対応する。
以下、信号処理装置1における構成要素および信号処理装置1により処理内容などについて説明する。信号処理装置1は、通信インターフェース11と、メモリ13と、処理回路15とを有する。
通信インターフェース11は、フィルタパラメータ決定装置3により決定されたフィルタパラメータを、ネットワークを介してフィルタパラメータ決定装置3から取得する。通信インターフェース11は、ネットワークを介して、信号入力装置7から入力信号f(t)を取得する。取得されたフィルタパラメータおよび入力信号f(t)は、メモリ13に記憶される。通信インターフェース11は、入力信号f(t)を入力として処理回路15により演算されたFIRフィルタの出力結果を、ネットワークを介して、結果出力装置5へ出力する。
メモリ13は、種々の情報を記憶する記憶回路により実現される。メモリ13の実現手段は、フィルタパラメータ決定装置3において説明したメモリと同様なため、説明は省略する。メモリ13は、通信インターフェース11を介して受信された各種データを記憶する。受信された各種データは、例えば、フィルタパラメータおよび入力信号f(t)などである。また、メモリ13は、処理回路15により出力された出力結果g(t)を記憶してもよい。出力結果は、入力信号f(t)に対してFIRフィルタを適用することにより、FIRフィルタから出力された出力信号g(t)である。
処理回路15は、プロセッサにより実現され、積分値算出機能151および信号値算出機能153などを備える。積分値算出機能151および信号値算出機能153をそれぞれ実現する処理回路15は、積分値算出部および信号値算出部に相当する。積分値算出機能151および信号値算出機能153などの各機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態でメモリ13に記憶されている。例えば、処理回路15は、プログラムをメモリ13から読み出し、実行することで各プログラムに対応する機能を実現する。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路15は、積分値算出機能151および信号値算出機能153などの各機能を有することとなる。プロセッサの実現手段は、フィルタパラメータ決定装置3において説明したプロセッサと同様なため、説明は省略する。
処理回路15は、積分値算出機能151により、係数列における複数の要素各々において、前記第2の入力数列において前記第1の入力数列と非重複の値を前記第1積分値に加算し、前記第1の入力数列において前記第2の入力数列と非重複の値を前記第1積分値から減算して、前記第2積分値を算出する。積分値算出機能151は、有限インパルス応答型のデジタルフィルタへの第1入力信号に対する増幅率の範囲のそれぞれについて、フィルタインデックス集合におけるフィルタインデックスに亘って第1入力信号を加算して、第1積分値を算出する。処理回路15は、信号値算出機能153により、複数の増幅率の範囲のそれぞれについての代表係数と第1積分値との積を集合インデックスに亘って加算して、FIRフィルタからの第1出力信号値を算出する。
積分値算出機能151は、第1入力信号に対する次の第2入力信号の入力後、複数の増幅率の範囲のそれぞれについて、最大のフィルタインデックスでずらした第2入力信号を第1積分値に加算し、かつ最小のフィルタインデックスでずらした第1入力信号を第1積分値から減算して、第2積分値を算出する。信号値算出機能153は、代表係数と第2積分値との積を集合インデックスに亘って加算して、FIRフィルタからの第2出力信号値を算出する。
積分値算出機能151は、第2入力信号に対する次の第3入力信号の入力後、複数の増幅率の範囲のそれぞれについて、最大のフィルタインデックスでずらした第3入力信号を第2積分値に加算し、かつ最小のフィルタインデックスでずらした第2入力信号を第2積分値から減算して、第3積分値を算出する。信号値算出機能153は、代表係数と第3積分値との積を集合インデックスに亘って加算して、FIRフィルタからの第3出力信号値を算出する。
積分値算出機能151および信号値算出機能153に関する具体的な処理内容については、フィルタパラメータを用いて入力信号に対してFIRフィルタを実行する処理(以下、フィルタ演算処理と呼ぶ)において、後ほど説明する。
本実施形態において、複数のフィルタ係数と代表係数と第1積分値と第2積分値とにおけるビット数は、入力信号f(t)のビット数より大きいものとする。例えば、複数のフィルタ係数と代表係数と第1積分値と第2積分値とにおけるビット数は、32ビットを超えるビット数を有する。
以上のように構成された本実施形態の信号処理装置1により実行されるフィルタ演算処理について、図7乃至図9を用いて説明する。図7は、フィルタ演算処理の手順の一例を示すフローチャートである。
(フィルタ演算処理)
(ステップS601)
積分値算出機能151は、第1入力信号f(t)の受付に応答して、第1入力信号f(t)を用いて、複数の増幅率の範囲のそれぞれ、すなわち集合インデックスごとに、第1積分値を算出する。具体的には、以下の式(4)に従って、集合インデックスmごとにフィルタインデックス集合Dの要素であるフィルタインデックスnと第1入力信号f(t)とを用いて、第1積分値I(t)を算出する。式(1)乃至式(4)に示すように、フィルタインデックスnは、複数の増幅率の範囲のそれぞれに属する複数のフィルタ係数を区別する。例えば、フィルタインデックスnは、第1入力信号f(t)に対する遅延によりフィルタ係数を区別する。
積分値算出機能151は、算出された第1積分値I(t)を、メモリ13に記憶させる。すなわち、メモリ13には、集合インデックスmに応じた複数の第1積分値が記憶される。
(ステップS602)
信号値算出機能153は、複数の代表係数cと複数の第1積分値I(t)とを用いて、第1出力信号値を算出する。具体的には、信号値算出機能153は、以下の式(5)に示すように、集合インデックスmに亘って第1積分値I(t)を加算することにより、第1出力信号値g(t)を算出する。
信号値算出機能153は、算出された第1出力信号値をメモリ13に記憶させる。
(ステップS603)
積分値算出機能151は、次の入力信号(以下、第2入力信号と呼ぶ)の入力に応答して、集合インデックスmごとに、フィルタインデックス集合Dと第1積分値I(t)と第1入力信号と第2入力信号とに基づいて、第2積分値I(t+1)を算出する。第2入力信号の入力は、入力信号f(t)の引数tをインクリメントすること(t→t+1)に相当する。
図8は、第1積分値が計算された区間(以下、事前積分区間と呼ぶ)PIDの一例を示す図である。図8における横軸は、例えば、時間軸類似方向である。本ステップにおいて、事前積分区間PIDにおける第1積分値を用いて、第2入力信号による積分区間(以下、次積分区間と呼ぶ)における積分値が計算される。
図9は、事前積分区間PIDと、次積分区間NIDと、次積分区間NIDにおける計算の概要との一例を示す図である。積分値算出機能151は、集合インデックスmごとに、事前積分区間PIDに対応する第1積分値を用いて、次積分区間NIDにおける第2積分値I(t+1)を算出する。
具体的には、積分値算出機能151は、複数の増幅率の範囲のそれぞれについて、すなわち集合インデックスmのそれぞれについて、最大のフィルタインデックス(max D)でずらした第2入力信号f(t+1-max D)を第1積分値I(t)に加算し、かつ最小のフィルタインデックス(min D)でずらした第1入力信号f(t-min D)を第1積分値I(t)から減算することにより、第2積分値I(t+1)を算出する。すなわち、積分値算出機能151は、以下の式(6)により、第2積分値I(t+1)を、算出する。
式(6)における右辺の第1項のI(t)は、第1積分値を示している。式(6)における右辺の第2項f(t+1-max D)は、図9において区間Adにおける第2入力信号を示している。また、式(6)における右辺の第3項f(t-min D)は、図9において区間Subにおける第1入力信号を示している。すなわち、図9および式(6)に示すように、次積分区間NIDにおける第2積分値I(t+1)は、区間Subに対応する第1入力信号を事前積分区間PIDに対応する第1積分値I(t)から差分し、区間Adに対応する第2入力信号を第1積分値I(t)に加算することで算出される。これにより、積分値算出機能151は、次積分区間NIDにおける第2積分値I(t+1)を算出する。
本ステップにおける第2積分値I(t+1)の算出は、例えば、Viola-Jones法におけるアルゴリズムと同様なスライディングウィンドー法の1次元バージョンを用いて実行される。このとき、式(6)に示すように、第1積分値I(t)に対する計算はすでに実行されているため、次積分区間NIDにおける第2積分値I(t+1)の算出処理の回数は、大幅に削減されることとなる。計算量のオーダーは、例えば、式(1)に対応するNから、式(3)に対応する継続長|D|へ低減されることとなる。
(ステップS604)
信号値算出機能153は、複数の代表係数cと複数の第2積分値I(t+1)とを用いて、第2出力信号値を算出する。具体的には、信号値算出機能153は、以下の式(7)に示すように、第2積分値I(t+1)と代表係数cとの積を集合インデックスmに亘って加算することにより、第2出力信号値g(t+1)を算出する。
信号値算出機能153は、算出された第2出力信号値をメモリ13に記憶させる。
(ステップS605)
次の入力信号が受け付けられれば、ステップS606の処理が実行される。次の入力信号の受け付けは、出力信号の引数をインクリメントすることに相当する。次の入力信号が受け付けられなければ、ステップS607の処理が実行される。
(ステップS606)
積分値算出機能151は、フィルタインデックス集合における集合インデックスmごとに、フィルタインデックス集合Dと第2積分値I(t+1)と第2入力信号の次の第3入力信号とに基づいて第3積分値を算出する。このとき、積分値算出機能151は、本ステップにより算出された第3積分値で第2積分値を更新して、メモリ13に記憶させる。本ステップにおける第3積分値の計算は、ステップS603における説明と同様なため、説明は省略する。本ステップの後、ステップS604の処理が実行される。
(ステップS607)
信号処理装置1は、通信インターフェース11を介して、FIRフィルタからの第2出力信号値を、結果出力装置5へ送信する。以上により、フィルタ演算処理は完了する。
以上に述べた実施形態に係る信号処理装置1は、複数の増幅率の範囲のそれぞれについて、フィルタインデックスに亘って第1入力信号を加算して、第1積分値を算出し、複数の増幅率の範囲のそれぞれについて、代表係数と第1積分値との積を集合インデックスに亘って加算して、第1出力信号値を算出し、第1入力信号に対する次の第2入力信号の入力後、複数の増幅率の範囲のそれぞれについて、最大のフィルタインデックスでずらした第2入力信号を第1積分値に加算し、かつ最小のフィルタインデックスでずらした第1入力信号を第1積分値から減算して、第2積分値を算出し、代表係数と第2積分値との積を集合インデックスに亘って加算して、デジタルフィルタからの第2出力信号値を算出する。
また、実施形態に係る信号処理装置1は、第1の入力数列(例えば、f(t))に基づいて係数列(例えば、代表係数cの数列に対応するcの集合)における複数の要素(例えば、複数の代表係数c)に対応する複数の第1積分値(例えば、I(t))を算出し、第1の入力数列の次の第2の入力数列(例えば、f(t+1))に関し複数の要素に対応する複数の第2積分値(例えば、I(t+1))を算出する信号処理装置であって、積分値算出部と、信号値算出部と、を備える。積分値算出部は、複数の要素各々において、第2の入力数列において第1の入力数列と非重複の値(例えば、f(t+1-max D))を第1積分値に加算し、第1の入力数列において第2の入力数列と非重複の値(例えば、f(t-min D))を第1積分値から減算して、第2積分値を算出する。信号値算出部は、第2積分値と係数列とに基づいて、第2の入力数列に対応する出力信号値(例えば、g(t+1))を算出する。係数列は、入力数列に対する一連の増幅率の数列に相当する。例えば、複数の要素のぞれぞれは、複数のフィルタ係数の値により設定された範囲に含まれる複数のフィルタ係数を代表する代表係数であって、係数列は、一連の代表係数である。
また、実施形態に係る信号処理装置1は、第2入力信号に対する次の第3入力信号の入力後、複数の増幅率の範囲のそれぞれについて、最大の前記フィルタインデックスでずらした第3入力信号を第2積分値に加算し、かつ最小の前記フィルタインデックスでずらした第2入力信号を第2積分値から減算して、第3積分値を算出し、代表係数と第3積分値との積を集合インデックスに亘って加算して、デジタルフィルタからの第3出力信号値を算出する。上記において、入力信号をずらすことは、例えば、当該入力信号に対する遅延に相当する。
また、実施形態に係る信号処理装置1は、第2の入力数列の次の第3の入力数列(例えば、f(t+2))に関し複数の要素に対応する複数の第3積分値(例えば、I(t+2))を算出する信号処理装置であって、積分値算出部は、複数の要素各々において、第3の入力数列において第2の入力数列と非重複の値(例えば、f(t+2-max D))を第2積分値に加算し、第2の入力数列において第3の入力数列と非重複の値(例えば、f(t+1-min D))を第2積分値から減算して、第3積分値を算出し、信号値算出部は、第3積分値と係数列とに基づいて、第3の入力数列に対応する出力信号値(例えば、g(t+2))を算出する。上記非重複は、例えば、入力数列に対する遅延に相当する。
また、実施形態に係る信号処理装置1によれば、代表係数は、複数の増幅率の範囲に含まれる複数のフィルタ係数の平均に相当し、複数の増幅率の範囲のそれぞれは、複数のフィルタ係数を用いた演算結果と閾値との比較または複数のフィルタ係数と閾値との比較とにより設定される。
これらにより、本信号処理装置1によれば、フィルタインデックスが近いフィルタ係数の値は似ていることが多いというFIRフィルタのフィルタ係数の性質に基づいて、閾値で規定された増幅率の範囲のそれぞれにおいて算出されたフィルタ係数の代表係数と、増幅率の範囲のそれぞれにおいて1次元のスライディングウィンドー法を適用して算出された第2積分値と、を用いてFIRフィルタの計算を実行する。当該計算により、本信号処理装置1によれば、第2以上の積分値の計算に関してFIRフィルタにおける計算量を低減すること、すなわち実用的な演算量を実現することができる。以上のことから、本信号処理装置1によれば、実用的な演算時間で、FIRフィルタの演算結果を出力することができる。
また、実施形態に係る信号処理装置1によれば、複数のフィルタ係数と代表係数と第1積分値と第2積分値とにおけるビット数は入力信号のビット数より大きく、具体的には、複数のフィルタ係数と代表係数と第1積分値と第2積分値とにおけるビット数は32ビットを超えるビット数を有する。これにより、本信号処理装置1によれば、フィルタ演算処理における第1積分値と第2積分値との算出過程において、入力信号のデータ量に関わらず、第1積分値と第2積分値との桁落ちを回避することができる。このため、信号処理装置1によれば、FIRフィルタの算出結果に対する致命的なダメージの発生を防ぐことができる。
また、実施形態に係るフィルタパラメータ決定装置3によれば、部分フィルタ係数列を集合インデックスごとに記憶し、処理中のフィルタインデックスの集合に対応する部分フィルタ係数列に基づいて、フィルタインデックスの集合に含まれると判定される複数のフィルタ係数の増幅率の範囲を決定し、複数の増幅率の範囲のそれぞれについて、複数のフィルタ係数を代表する代表係数を決定する。これにより、信号処理装置1において、代表係数を用いてFIRフィルタの演算を実施することができるため、実用的な演算時間でFIRフィルタの演算結果を出力することができる。
これらのことから、本信号処理装置1によれば、FIRフィルタの計算速度を向上させることができ、多いタップ数を有するFIRフィルタであっても、実用可能となる。
(第2の実施形態)
本実施形態は、信号処理装置1を備える磁気共鳴イメージング装置に関するフィルタ演算処理の適用例である。磁気共鳴イメージング装置に搭載された信号処理装置1は、パルスシーケンスにおいて傾斜磁場コイルに供給される電流を制御するための信号値(以下、制御信号値と呼ぶ)を、上記入力信号として用い、第2出力信号値としてk空間上の位置(以下、k空間位置と呼ぶ)を出力する。磁気共鳴イメージング装置は、k空間位置に基づいて、当該パルスシーケンスの実行により生成された磁気共鳴データ(以下、MR(Magnetic Resonance)データと呼ぶ)に関するk空間位置を補正、またはパルスシーケンスを修正する。本実施形態における第2出力信号値の出力は、傾斜磁場コイルに関するインパルス応答において、滑らかな波形に対して特に有効である。
信号処理装置1から第2出力信号値として出力されるk空間位置は、渦(Eddy)電流などの影響により、傾斜磁場の生成に関する電流波形がパルスシーケンスに基づいて想定される波形から変形することで、パルスシーケンスに基づいて想定されるk空間上の位置(以下、理想位置と呼ぶ)に対してずれた位置を示す場合がある。
図10は、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置100の一例を示すブロック図である。図10に示すように、磁気共鳴イメージング装置100は、信号処理装置1を有する。なお、本実施形態の変形例として、積分値算出機能151および信号値算出機能153は、処理回路125に搭載されてもよい。
図10に示すように、磁気共鳴イメージング装置100は、静磁場磁石101と、傾斜磁場コイル103と、傾斜磁場電源105と、寝台107と、寝台制御回路109と、送信回路113と、送信コイル115と、受信コイル117と、受信回路119と、撮像制御回路121と、記憶装置123と、処理回路125と、入出力インターフェース127と、信号処理装置1を備える。
静磁場磁石101は、中空の略円筒状に形成された磁石である。静磁場磁石101は、内部の空間に略一様な静磁場を発生する。静磁場磁石101としては、例えば、超伝導磁石等が使用される。
傾斜磁場コイル103は、中空の略円筒形状に形成されたコイルであり、円筒形の冷却容器の内面側に配置される。傾斜磁場コイル103は、傾斜磁場電源105から個別に電流供給を受けて、互いに直交するX、Y、及びZの各軸に沿って磁場強度が変化する傾斜磁場を発生する。傾斜磁場コイル103によって発生されるX、Y、Z各軸の傾斜磁場は、例えば、スライス選択用傾斜磁場、位相エンコード用傾斜磁場および周波数エンコード用傾斜磁場(リードアウト傾斜磁場ともいう)を形成する。スライス選択用傾斜磁場は、任意に撮像断面を決めるために利用される。位相エンコード用傾斜磁場は、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の位相を変化させるために利用される。周波数エンコード用傾斜磁場は、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の周波数を変化させるために利用される。
傾斜磁場電源105は、撮像制御回路121の制御により、傾斜磁場コイル103に電流を供給する電源装置である。
寝台107は、被検体Pが載置される天板1071を備えた装置である。寝台107は、寝台制御回路109による制御のもと、被検体Pが載置された天板1071を、ボア111内へ挿入する。
寝台制御回路109は、寝台107を制御する回路である。寝台制御回路109は、入出力インターフェース17を介した操作者の指示により寝台107を駆動することで、天板1071を長手方向および上下方向、場合によっては左右方向へ移動させる。
送信回路113は、撮像制御回路121の制御により、ラーモア周波数で変調された高周波パルスを送信コイル115に供給する。例えば、送信回路113は、発振部や位相選択部、周波数変換部、振幅変調部、RFアンプなどを有する。発振部は、静磁場中における対象原子核に固有の共鳴周波数のRFパルスを発生する。位相選択部は、発振部によって発生したRFパルスの位相を選択する。周波数変換部は、位相選択部から出力されたRFパルスの周波数を変換する。振幅変調部は、周波数変換部から出力されたRFパルスの振幅を例えばsinc関数に従って変調する。RFアンプは、振幅変調部から出力されたRFパルスを増幅して送信コイル115に供給する。
送信コイル115は、傾斜磁場コイル103の内側に配置されたRF(Radio Frequency)コイルである。送信コイル115は、送信回路113からの出力に応じて、高周波磁場に相当するRFパルスを発生する。
受信コイル117は、傾斜磁場コイル103の内側に配置されたRFコイルである。受信コイル117は、高周波磁場によって被検体Pから放射される磁気共鳴信号を受信する。受信コイル117は、受信された磁気共鳴信号を受信回路119へ出力する。なお、送信コイル115と受信コイル117とは、一体化された送受信コイルとして実施されてもよい。
受信回路119は、撮像制御回路121の制御により、受信コイル117から出力された磁気共鳴信号に基づいて、デジタルのMR信号に相当するMRデータを生成する。具体的には、受信回路119は、受信コイル117から出力されたMR信号に対して各種信号処理を施した後、各種信号処理が施されたデータに対してアナログ/デジタル(A/D(Analog to Digital))変換して、MRデータを生成する。受信回路119は、生成されたMRデータを、撮像制御回路121に出力する。
撮像制御回路121は、処理回路125から出力された撮像プロトコルに従って、傾斜磁場電源105、送信回路113及び受信回路119等を制御し、被検体Pに対する撮像を行う。撮像プロトコルは、検査の種類に応じたパルスシーケンスを有する。撮像プロトコルには、傾斜磁場電源105により傾斜磁場コイル103に供給される電流の大きさ、傾斜磁場電源105により電流が傾斜磁場コイル103に供給されるタイミング、送信回路113により送信コイル115に供給される高周波パルスの大きさや時間幅、送信回路113により送信コイル115に高周波パルスが供給されるタイミング、受信コイル117によりMR信号が受信されるタイミング等の撮像パラメータが定義されている。撮像制御回路121は、傾斜磁場電源105、送信回路113及び受信回路119等を駆動して被検体Pを撮像した結果、受信回路119からMRデータを受信すると、受信したMRデータを処理回路125等へ転送する。撮像制御回路121は、例えばプロセッサにより実現される。
記憶装置123は、処理回路125において実行される各種プログラム、各種撮像プロトコル、撮像プロトコルを規定する複数の撮像パラメータを含む撮像条件等を記憶する。記憶装置123の実現手段としては、メモリ13と同様なため、説明は省略する。なお、記憶装置123に記憶されるデータは、メモリ13に記憶されてもよい。このとき、メモリ13は、記憶装置123の代替として機能する。
処理回路125は、システム制御機能131、再構成機能133、調整機能135を有する。システム制御機能131、再構成機能133、調整機能135にて行われる各種機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶装置123に記憶されている。処理回路125は、これら各種機能に対応するプログラムを記憶装置123から読み出し、読み出したプログラムを実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読みだした状態の処理回路125は、図10の処理回路125内に示された複数の機能等を有する。システム制御機能131、再構成機能133、および調整機能135を実現する処理回路125は、システム制御部、再構成部、調整部に相当する。処理回路125を実現するハードウェア資源は、信号処理装置1に搭載された処理回路125に準ずるため、説明は省略する。
システム制御機能131は、記憶装置123に記憶されたシステム制御プログラムを読み出してメモリ上に展開し、展開されたシステム制御プログラムに従って本磁気共鳴イメージング装置100の各回路を制御する。例えば、システム制御機能131は、入出力インターフェース127を介して操作者から入力された撮像条件に基づいて、撮像プロトコルを記憶装置123から読み出す。なお、システム制御機能131は、撮像条件に基づいて、撮像プロトコルを生成してもよい。システム制御機能131は、撮像プロトコルを撮像制御回路121に送信し、被検体Pに対する撮像を制御する。
再構成機能133は、リードアウト傾斜磁場の強度に従って、k空間のリードアウト方向に沿ってMRデータを充填する。再構成機能133は、k空間に充填されたMRデータに対して逆フーリエ変換を行うことにより、MR画像を生成する。再構成機能133は、MR画像を、記憶装置123や入出力インターフェース127に出力する。
調整機能135は、信号処理装置1から出力されたk空間位置に基づいて、パルスシーケンスの実行により生成されたMRデータに関するk空間上の位置を補正する。信号処理装置1から出力されたk空間位置は、リードアウト傾斜磁場の強度に対応する。具体的には、調整機能135は、当該k空間位置に従って、k空間のリードアウト方向に沿って充填されたMRデータの位置を補正する。再構成機能133は、補正されたk空間上の位置を用いてk空間に充填されたMRデータに対して逆フーリエ変換を行うことにより、MR画像を生成する。
ここで、k空間上の位置を補正することは、例えば、信号処理装置1から出力されたk空間位置に基づいて、パルスシーケンスの実行により生成されたMRデータに関するk空間上の位置を、理想位置に補正することである。具体的には、k空間上の位置を補正することは、信号処理装置1から出力されたk空間位置と理想位置とのズレをシフト量として求め、パルスシーケンスの実行により生成されたMRデータに関するk空間上の位置を、理想位置にシフトすることである。
調整機能135は、信号処理装置1から出力されたk空間位置に基づいて、本スキャンに関するパルスシーケンスを修正する。具体的には、調整機能135は、当該k空間位置に従って、パルスシーケンスにおいて、傾斜磁場コイル103に供給される電流の大きさや傾斜磁場電源105により電流が傾斜磁場コイル103に供給されるタイミングなどの傾斜磁場の生成に関する電流波形、受信コイル117によりMR信号が受信されるタイミング等を修正する。当該タイミングは、例えば。受信回路119におえるA/D変換器において、ONとなるタイミングである。撮像制御回路121は、修正されたパルスシーケンスを用いて、被検体Pに対するスキャンを実行する。
本スキャンに関するパルスシーケンスを修正することは、例えば、信号処理装置1から出力されたk空間位置と理想位置とのズレをシフト量として求め、パルスシーケンスの実行により生成されたMRデータに関するk空間上の位置が理想位置にシフトするように、傾斜磁場の強度もしくは傾斜磁場を加える時間もしくはその双方を修正することである。具体的には、パルスシーケンスを修正することは、傾斜磁場コイル103に供給される信号値もしくはその信号値を与える時間もしくはその双方を修正することである。ここで、信号値とは傾斜磁化コイル103に供給される電圧に対応する。
信号処理装置1によるk空間位置の出力および調整機能135により処理については、後ほど詳述する。当該処理は、フィルタパラメータと制御信号値とを用いてFIRフィルタを実行し、FIRフィルタからの出力結果であるk空間位置を用いて上記補正または上記修正を実行する処理(以下、調整処理と呼ぶ)に相当する。
入出力インターフェース127は、入力インターフェースと出力インターフェースとを有する。入力インターフェースは、例えば、マウス等のポインティングデバイス、あるいはキーボード等の入力デバイスに関する回路、ネットワークからの入力端子等を有する。なお、入力インターフェースが有する回路は、マウス、キーボードなどの物理的な操作部品に関する回路に限定されない。例えば、入力インターフェースは、本磁気共鳴イメージング装置100とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、受け取った電気信号を種々の回路へ出力するような電気信号の処理回路を有していてもよい。
出力インターフェースは、例えば、ディスプレイ、ネットワークへの出力端子等である。ディスプレイは、システム制御機能131による制御のもとで、再構成機能133により再構成された各種MR画像、撮像および画像処理に関する各種情報などを表示する。ディスプレイは、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDディスプレイ、プラズマディスプレイ、又は当技術分野で知られている他の任意のディスプレイ、モニタ等の表示デバイスである。
以上のように構成された本実施形態の磁気共鳴イメージング装置100により実行される調整処理について、図11を用いて説明する。図11は、調整処理の手順の一例を示すフローチャートである。図11のフローチャートにおけるステップS101乃至ステップS106における処理内容は、図7のフローチャートにおけるステップS601乃至ステップS606における処理内容を、磁気共鳴イメージング装置100に合わせて適宜変更したものに相当する。このため、図11のフローチャートにおける処理内容については、図7のフローチャートにおける処理内容と異なる部分について説明するものとする。
(調整処理)
(ステップS101)
積分値算出機能151は、第1入力信号f(t)としての第1制御信号値の受付に応答して、第1制御信号値を用いて、複数の増幅率の範囲のそれぞれすなわち集合インデックスごとに、第1積分値を算出する。具体的には、上述の式(4)に従って、集合インデックスmごとに、フィルタインデックス集合Dの要素と第1制御信号値f(t)とを用いて第1積分値I(t)を算出する。積分値算出機能151は、算出された第1積分値I(t)を、集合インデックスmと関連付けてメモリ13に記憶させる。
(ステップS102)
信号値算出機能153は、複数の代表係数cと複数の第1積分値I(t)とを用いて、第1出力信号値を第1k空間位置として算出する。具体的には、信号値算出機能153は、上述の式(5)を用いて、集合インデックスmに亘って第1積分値I(t)を加算することにより、第1k空間位置g(t)を算出する。信号値算出機能153は、算出された第1k空間位置をメモリ13に記憶させる。
(ステップS103)
積分値算出機能151は、次の入力信号(以下、第2制御信号値と呼ぶ)の入力に応答して、集合インデックスmごとに、フィルタインデックス集合Dと第1積分値I(t)と第1御信号値と第2制御信号値とに基づいて、第2積分値I(t+1)を算出する。具体的には、積分値算出機能151は、上述の式(6)に示すように、第1積分値I(t)に第2制御信号値f(t+1-max D)を加算し、第1積分値I(t)から第1入力信号f(t-min D)を減算することにより、第2積分値I(t+1)を算出する。
(ステップS104)
信号値算出機能153は、複数の代表係数cと複数の第2積分値I(t+1)とを用いて、第2出力信号値を第2k空間位置として算出する。具体的には、信号値算出機能153は、上述の式(7)に示すように、集合インデックスmに亘って第2積分値I(t+1)を加算することにより、第2k空間位置g(t+1)を算出する。信号値算出機能153は、算出された第2k空間位置をメモリ13に記憶させる。
(ステップS105)
次の制御信号値が受け付けられれば、ステップS106の処理が実行される。次の制御信号値が受け付けられなければ、ステップS107の処理が実行される。このとき、第2k空間位置は、磁気共鳴イメージング装置100における処理回路125へ出力される。
(ステップS106)
積分値算出機能151は、集合インデックスmごとに、フィルタインデックス集合Dと第2積分値I(t+1)と第2制御信号値の次の制御信号値とに基づいて積分値を算出する。このとき、積分値算出機能151は、本ステップにより算出された積分値で第2積分値を更新して、メモリ13に記憶させる。本ステップにおける積分値の計算は、ステップS103における説明と同様なため、説明は省略する。本ステップの後、ステップS104の処理が実行される。
(ステップS107)
調整機能135は、第2k空間位置に基づいて、MRデータにおけるk空間上の位置を補正、またはパルスシーケンスを修正する。例えば、被検体Pに対する本スキャンの実行後において、調整機能135は、第2k空間位置に基づいて、MRデータにおけるk空間位置を補正する。このとき、再構成機能133は、補正されたk空間位置を用いてMRデータをk空間に充填する。次いで、再構成機能133は、k空間に充填されたMRデータに対して逆フーリエ変換を行うことにより、MR画像を生成する。
なお、k空間位置の補正の代わりに、調整機能135は、第2k空間位置に基づいて、パルスシーケンスを修正してもよい。例えば、被検体Pに対する本スキャンの実行前において、当該本スキャンに関するパルスシーケンスにおける撮像パラメータを、第2k空間位置に基づいて修正する。次いで、撮像制御回路121は、修正されたパルスシーケンスを用いて、被検体Pに対して本スキャンを実行する。
以上に述べた実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置100によれば、信号処理装置1においてパルスシーケンスにおいて傾斜磁場コイル103に供給される電流を制御するための信号値を入力信号として用いて第2出力信号値としてk空間上の位置を出力し、k空間上の位置に基づいて、パルスシーケンスの実行により生成された磁気共鳴データに関するk空間上の位置を補正、またはパルスシーケンスを修正する。これにより、傾斜磁場コイル103に流す電流を頻繁に調整するパルスシーケンス(例えば、傾斜磁場の強度が台形となるような電流の調整)の実行により、渦(Eddy)電流による傾斜磁場強度の指数関数的な遅延がかかる場合であっても、正確な傾斜磁場強度を、第2出力信号値として出力することができる。
すなわち、本磁気共鳴イメージング装置100によれば、信号処理装置1においてパルスシーケンスにおいて傾斜磁場コイル103に供給される電流を制御するための信号値を入力数列として用いてk空間上の位置を出力信号値として出力し、k空間上の位置に基づいて、パルスシーケンスの実行により生成された磁気共鳴データに関するk空間上の位置を補正、またはパルスシーケンスを修正する。
例えば、本磁気共鳴イメージング装置100によれば、10μ秒の分解能でかつインパルス応答が1秒であれば10万タップの畳み込み演算が必要であって、1μ秒の分解能でかつインパルス応答が3秒であれば300万タップの畳み込み演算が必要であったとしても、制御信号値をインパルスとする渦電流を伴う非常に長いインパルス応答を実用的な短い時間で傾斜磁場強度計算に必要な畳み込み演算を実行することできる。あるいは、例えば、このような渦電流を打ち消すための強調フィルタで使われる非常に長いインパルス応答に対しても、実用的な短い時間で畳み込み演算を実行することできる。
また、本磁気共鳴イメージング装置100における信号処理装置1では、現実から乖離するBlochシミュレータや、指数関数インパルス応答で仮定されたモデルによる無限インパルス応答(Infinite impulse response:以下、IIRと呼ぶ)を用いることなく、第2出力信号値を、高精度・高分解能かつ短時間で算出することができる。例えば、信号処理装置1では、FIRフィルタを用いているため、IIRにおけるモデルの誤差(バイアス)の発生にともなる出力精度の頭打ちを回避することができる。
これらのことから、本磁気共鳴イメージング装置100によれば、傾斜磁場コイル103に流す電流に伴う渦電流に関するインパルス応答(傾斜磁場強度の波形が崩れること)を正確かつ高速に計算でき、容易に物理状態あるいは論理設計と合致するFIRフィルタを実現することができる。これにより、本磁気共鳴イメージング装置100によれば、設計値によるパルスシーケンスを、傾斜磁場コイル103における実際の物理状態に合わせて修正すること、またはMRデータのk空間位置を実際のk空間位置に合わせて補正することにより、k空間における軌跡(trajectory)に関して設計値と実際のk空間の位置とのずれを低減することができ、生成されるMR画像における画質劣化を低減することができる。本実施形態における他の効果は、第1の実施形態と同様なため、説明は省略する。
第2の実施形態では、第1の実施形態における信号処理装置1の適用例として、磁気共鳴イメージング装置100に説明したが、信号処理装置1の適用例は第2の実施形態に限定されない。例えば、信号処理装置1は、各種音響(音の反射)モデルのシミュレート(例えば、鏡像音源モデルやレイトレーシング)によって音のインパルス応答を算出することも可能である。
(応用例)
本応用例は、入力数列として区分的に定数の数列を入力されてもよいし、区分的に定数の数列を出力してもよい。以下、説明を具体的にするために、入力数列として、傾斜磁場コイルに供給される電流を制御するための制御信号値を用いて説明する。制御信号値は、傾斜磁場伝達関数(gradient system transfer function:GSTF)とも称される。
図12は、斜磁場伝達関数(GSTF)のグラフと、Dにおける入力信号の和と継続長との一例を示す図である。図12に示すようにGSTFが台形である場合、台形の上底と、台形の右下の端部の頂点(1000)以降には、定数の数列が並ぶこととなる。図12に示すGSTFのうち、台形の上底と、台形の右下の端部の頂点以降とにおいて区分的に定数の数列が入力数列として入力される場合、第1積分値に対して加減算される非重複の値が同じ値となるため、ステップS604およびステップS606における加減算はスキップされる。このとき、第2積分値は、区分的に定数の数列として出力される。加減算のスキップの判定は、例えば、積分値算出機能151により、入力数列をリアルタイムにモニタリングして実行される。例えば、積分値算出機能151は、定数の入力数列に関する継続長|D|に基づいて、加減算のスキップの要否を判定する。具体的には、積分値算出機能151は、定数の入力数列に関する継続長|D|が所定の長さ以上の場合、加減算のスキップが可能であると判定する。このとき、ステップS604およびステップS606における加減算はスキップされる。
本応用例によれば、入力数列として区分的に定数の数列が入力される場合、フィルタ演算処理における加減算をスキップすることができる。例えば、図12に示す1000から100万において、入力数列は0が続くため、フィルタ演算処理における加減算はスキップされる。このため、本応用例によれば、フィルタ演算処理の更なる高速化が可能となる。本応用例における他の効果は、第1の実施形態と同様なため、説明は省略する。
実施形態における技術的思想を信号処理方法で実現する場合、当該信号処理方法は、FIRフィルタへの第1入力信号に対する複数の増幅率の範囲のそれぞれについて、複数の増幅率の範囲のそれぞれに属する複数のフィルタ係数を区別するフィルタインデックスに亘って、第1入力信号を加算して、第1積分値を算出し、複数の増幅率の範囲のそれぞれについて複数のフィルタ係数を代表する代表係数と第1積分値との積を、フィルタインデックスの集合を区別する集合インデックスに亘って加算して、デジタルフィルタからの第1出力信号値を算出し、第1入力信号に対する次の第2入力信号の入力後、複数の増幅率の範囲のそれぞれについて、最大の前記フィルタインデックスでずらした第2入力信号を第1積分値に加算し、かつ最小の前記フィルタインデックスでずらした第1入力信号を第1積分値から減算して、第2積分値を算出し、代表係数と第2積分値との積を集合インデックスに亘って加算して、デジタルフィルタからの第2出力信号値を算出する。信号処理方法により実行されるフィルタ演算処理の手順および効果は、第1の実施形態と同様なため、説明は省略する。
例えば、実施形態における技術的思想を信号処理方法で実現する場合、当該信号処理方法は、第1の入力数列に基づいて、係数列における複数の要素に対応する複数の第1積分値を算出し、複数の要素各々において、第2の入力数列において第1の入力数列と非重複の値を第1積分値に加算し、第1の入力数列において第2の入力数列と非重複の値を第1積分値から減算して、第2積分値を算出し、第2積分値と係数列とに基づいて、第2の入力数列に対応する出力信号値を算出する。
実施形態における技術的思想を信号処理プログラムで実現する場合、当該信号処理プログラムは、コンピュータに、FIRフィルタへの第1入力信号に対する複数の増幅率の範囲のそれぞれについて、複数の増幅率の範囲のそれぞれに属する複数のフィルタ係数を区別するフィルタインデックスに亘って、第1入力信号を加算して、第1積分値を算出し、複数の増幅率の範囲のそれぞれについて複数のフィルタ係数を代表する代表係数と第1積分値との積を、フィルタインデックスの集合を区別する集合インデックスに亘って加算して、デジタルフィルタからの第1出力信号値を算出し、第1入力信号に対する次の第2入力信号の入力後、複数の増幅率の範囲のそれぞれについて、最大の前記フィルタインデックスでずらした第2入力信号を第1積分値に加算し、かつ最小の前記フィルタインデックスでずらした第1入力信号を第1積分値から減算して、第2積分値を算出し、代表係数と第2積分値との積を集合インデックスに亘って加算して、デジタルフィルタからの第2出力信号値を算出すること、を実現させる。
例えば、実施形態における技術的思想を信号処理プログラムで実現する場合、当該信号処理プログラムは、コンピュータに、第1の入力数列に基づいて、係数列における複数の要素に対応する複数の第1積分値を算出し、複数の要素各々において、第2の入力数列において第1の入力数列と非重複の値を第1積分値に加算し、第1の入力数列において第2の入力数列と非重複の値を第1積分値から減算して、第2積分値を算出し、第2積分値と係数列とに基づいて、第2の入力数列に対応する出力信号値を算出すること、を実現させる。
例えば、磁気共鳴イメージング装置100や各種信号処理サーバなどにおけるコンピュータに信号処理プログラムをインストールし、これらをメモリ上で展開することによっても、フィルタ演算処理を実現することができる。このとき、コンピュータに当該手法を実行させることのできるプログラムは、磁気ディスク(ハードディスクなど)、光ディスク(CD-ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することも可能である。信号処理プログラムにおける処理手順および効果は、第1の実施形態と同様なため、説明は省略する。
以上説明した少なくとも1つの実施形態等によれば、非常に多いタップ数を有する有限インパルス応答型のデジタルフィルタを、実用可能とすることができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、実施形態同士の組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
以上の実施形態等に関し、発明の一側面および選択的な特徴として以下の付記を開示する。
(付記1)
第1の入力数列の係数列における要素に対応する第1積分値を算出し、前記第1の入力数列の次の第2の入力数列の係数列における前記要素に対応する複数の第2積分値を算出する信号処理装置であって、
前記要素において、前記第2の入力数列において前記第1の入力数列と非重複の値を前記第1積分値に加算し、前記第1の入力数列において前記第2の入力数列と非重複の値を前記第1積分値から減算して、前記第2積分値を算出する積分値算出部を備える信号処理装置。
(付記2)
前記信号処理装置は、前記第2積分値と前記第2の入力数列の係数列とに基づいて、前記第2の入力数列に対応する出力信号値を算出する信号値算出部をさらに備えてもよい。
(付記3)
前記信号処理装置は、前記第2の入力数列の次の第3の入力数列の係数列における前記要素に対応する第3積分値を算出する信号処理装置であって、
前記積分値算出部は、前記要素について、前記第3の入力数列において前記第2の入力数列と非重複の値を前記第2積分値に加算し、前記第2の入力数列において前記第3の入力数列と非重複の値を前記第2積分値から減算して、前記第3積分値を算出してもよく、
前記信号値算出部は、前記第3積分値と前記第3の入力数列の係数列とに基づいて、前記第3の入力数列に対応する出力信号値を算出してもよい。
(付記4)
前記係数列は、入力数列に対する一連の増幅率の数列に相当してもよい。
(付記5)
前記積分値算出部と前記信号値算出部とは、有限インパルス応答型のデジタルフィルタを構成してもよい。
(付記6)
前記要素は、複数のフィルタ係数の値により設定された範囲に含まれる複数のフィルタ係数を代表する代表係数であってもよく、
前記係数列は、一連の前記代表係数であってもよい。
(付記7)
前記複数のフィルタ係数と前記代表係数と前記第1積分値と前記第2積分値とにおけるビット数は、前記第1の入力数列のビット数および前記第2の入力数列のビット数より大きくてもよい。
(付記8)
前記複数のフィルタ係数と前記代表係数と前記第1積分値と前記第2積分値とにおけるビット数は、32ビットを超えるビット数を有してもよい。
(付記9)
前記範囲は、前記複数のフィルタ係数を用いた演算結果と閾値との比較または前記複数のフィルタ係数と閾値との比較とにより設定されてもよい。
(付記10)
前記信号処理装置は、
パルスシーケンスにおいて傾斜磁場コイルに供給される電流を制御するための信号値を入力数列として用いてもよく、
前記出力信号値としてk空間上の位置を出力してもよく、
前記k空間上の位置に基づいて、前記パルスシーケンスの実行により生成された磁気共鳴データに関するk空間上の位置を補正、または前記パルスシーケンスを修正する調整部をさらに備えた磁気共鳴イメージング装置。
(付記11)
前記非重複は、入力数列に対する遅延に相当してもよい。
(付記12)
前記信号処理装置は、有限インパルス応答型のデジタルフィルタへの入力信号に対する複数の増幅率の範囲のそれぞれに属する複数のフィルタ係数を区別するフィルタインデックスに沿って複数のフィルタ係数を配列させた部分フィルタ係数列を、前記フィルタインデックスの集合を区別する集合インデックスごとに記憶する記憶部と、
前記フィルタインデックスの集合に対応する前記部分フィルタ係数列に基づいて、前記フィルタインデックスの集合に含まれると判定される前記複数のフィルタ係数の増幅率の範囲を決定する範囲決定部と、
前記複数の増幅率の範囲のそれぞれについて、前記複数のフィルタ係数を代表する代表係数を決定する代表係数決定部と、
を備えてもよい。
(付記13)
前記代表係数決定部は、前記複数の増幅率の範囲のそれぞれについて、前記複数のフィルタ係数の平均を計算して、前記代表係数を決定してもよい。
(付記14)
前記フィルタ係数と前記代表係数とにおけるビット数は、32ビットを超えるビット数を有してもよい。
(付記15)
前記信号処理装置は、前記第2積分値を算出するときに前記第1積分値を再計算することなく、前記第1積分値を用いて前記第2積分値を算出してもよい。
(付記16)
第1の入力数列の係数列における要素に対応する第1積分値を算出し、前記要素について前記第1の入力数列の次の第2の入力数列において前記第1の入力数列と非重複の値を前記第1積分値に加算し、前記第1の入力数列において前記第2の入力数列と非重複の値を前記第1積分値から減算して、前記第2の入力数列の係数列における前記要素に対応する第2積分値を算出する、信号処理方法。
(付記17)
第1の入力数列の係数列における要素に対応する第1積分値を算出し、前記第1の入力数列の次の第2の入力数列の係数列における要素に対応する第2積分値を算出する信号処理装置であって、前記要素は、複数のフィルタ係数の値により設定された範囲に含まれる複数のフィルタ係数を代表する代表係数であり、前記係数列は、一連の前記代表係数であり、前記要素において、前記第1積分値と前記第2の入力数列とに基づいて、前記第2積分値を算出する積分値算出部を備える信号処理装置。
(付記18)
傾斜磁場コイルに供給する電流を制御するための信号値である入力を、入力系列としてパルス系列で受信し、k空間の位置を出力信号値として出力する信号処理装置であって、 前記信号処理装置は、
第1の入力数列の係数列における要素に対応する第1積分値を前記受信された入力から算出し、前記第1の入力数列の次の第2の入力数列の係数列における前記要素に対応する第2積分値を算出し、前記第1の積分値から前記k空間における位置を導出し、前記第2の積分値から前記k空間における位置を導出し、
前記要素について、前記第2の入力数列において前記第1の入力数列と非重複の値を前記第1積分値に加算し、前記第1の入力数列において前記第2の入力数列と非重複の値を前記第1積分値から減算して、前記第2積分値を算出する積分値算出部を備える、
磁気共鳴イメージング装置用の信号処理装置。
1 信号処理装置
3 フィルタパラメータ決定装置
5 結果出力装置
7 信号入力装置
11 通信インターフェース
13 メモリ
15 処理回路
30 処理回路
31 範囲決定機能
32 代表係数決定機能
33 メモリ
100 磁気共鳴イメージング装置
101 静磁場磁石
103 傾斜磁場コイル
105 傾斜磁場電源
107 寝台
109 寝台制御回路
111 ボア
113 送信回路
115 送信コイル
117 受信コイル
119 受信回路
121 撮像制御回路
123 記憶装置
125 処理回路
127 入出力インターフェース
131 システム制御機能
133 再構成機能
135 調整機能
151 積分値算出機能
153 信号値算出機能

Claims (16)

  1. 第1の入力数列の係数列における要素に対応する第1積分値を算出し、前記第1の入力数列の次の第2の入力数列の係数列における前記要素に対応する第2積分値を算出する信号処理装置であって、
    前記要素について、前記第2の入力数列において前記第1の入力数列と非重複の値を前記第1積分値に加算し、前記第1の入力数列において前記第2の入力数列と非重複の値を前記第1積分値から減算して、前記第2積分値を算出する積分値算出部と、
    前記第2積分値と前記第2の入力数列の係数列とに基づいて、前記第2の入力数列に対応する出力信号値を算出する信号値算出部と、
    を備える信号処理装置。
  2. 前記信号処理装置は、前記第2の入力数列の次の第3の入力数列の係数列における前記要素に対応する第3積分値を算出する信号処理装置であって、
    前記積分値算出部は、前記要素について、前記第3の入力数列において前記第2の入力数列と非重複の値を前記第2積分値に加算し、前記第2の入力数列において前記第3の入力数列と非重複の値を前記第2積分値から減算して、前記第3積分値を算出し、
    前記信号値算出部は、前記第3積分値と前記第3の入力数列の係数列とに基づいて、前記第3の入力数列に対応する出力信号値を算出する、
    請求項に記載の信号処理装置。
  3. 第1の入力数列の係数列における要素に対応する第1積分値を算出し、前記第1の入力数列の次の第2の入力数列の係数列における前記要素に対応する第2積分値を算出する信号処理装置であって、
    前記要素について、前記第2の入力数列において前記第1の入力数列と非重複の値を前記第1積分値に加算し、前記第1の入力数列において前記第2の入力数列と非重複の値を前記第1積分値から減算して、前記第2積分値を算出する積分値算出部と、
    を備え、
    前記係数列は、入力数列に対する一連の増幅率の数列に相当する
    号処理装置。
  4. 前記積分値算出部と前記信号値算出部とは、有限インパルス応答型のデジタルフィルタを構成する、
    請求項またはに記載の信号処理装置。
  5. 第1の入力数列の係数列における要素に対応する第1積分値を算出し、前記第1の入力数列の次の第2の入力数列の係数列における前記要素に対応する第2積分値を算出する信号処理装置であって、
    前記要素について、前記第2の入力数列において前記第1の入力数列と非重複の値を前記第1積分値に加算し、前記第1の入力数列において前記第2の入力数列と非重複の値を前記第1積分値から減算して、前記第2積分値を算出する積分値算出部と、
    を備え、
    前記要素は、複数のフィルタ係数の値により設定された範囲に含まれる複数のフィルタ係数を代表する代表係数であって、
    前記係数列は、一連の前記代表係数である
    号処理装置。
  6. 前記複数のフィルタ係数と前記代表係数と前記第1積分値と前記第2積分値とにおけるビット数は、前記第1の入力数列のビット数および前記第2の入力数列のビット数より大きい、
    請求項に記載の信号処理装置。
  7. 前記複数のフィルタ係数と前記代表係数と前記第1積分値と前記第2積分値とにおけるビット数は、32ビットを超えるビット数を有する、
    請求項またはに記載の信号処理装置。
  8. 前記範囲は、前記複数のフィルタ係数を用いた演算結果と閾値との比較または前記複数のフィルタ係数と閾値との比較とにより設定される、
    請求項乃至のいずれか一項に記載の信号処理装置。
  9. 請求項1、請求項2、および請求項4のいずれか一項に記載の信号処理装置を備え、
    前記信号処理装置は、
    パルスシーケンスにおいて傾斜磁場コイルに供給される電流を制御するための信号値を入力数列として用い、
    前記出力信号値としてk空間上の位置を出力し、
    前記k空間上の位置に基づいて、前記パルスシーケンスの実行により生成された磁気共鳴データに関するk空間上の位置を補正、または前記パルスシーケンスを修正する調整部をさらに備えた磁気共鳴イメージング装置。
  10. 前記非重複は、入力数列に対する遅延に相当する、
    請求項1乃至9のいずれか一項に記載の信号処理装置。
  11. 有限インパルス応答型のデジタルフィルタへの入力信号に対する複数の増幅率の範囲のそれぞれに属する複数のフィルタ係数を区別するフィルタインデックスに沿って複数のフィルタ係数を配列させた部分フィルタ係数列を、前記フィルタインデックスの集合を区別する集合インデックスごとに記憶する記憶部と、
    前記フィルタインデックスの集合に対応する前記部分フィルタ係数列に基づいて、前記フィルタインデックスの集合に含まれると判定される前記複数のフィルタ係数の増幅率の範囲を決定する範囲決定部と、
    前記複数の増幅率の範囲のそれぞれについて、前記複数のフィルタ係数を代表する代表係数を決定する代表係数決定部と、
    をさらに備えた請求項1乃至10のいずれか一項に記載の信号処理装置。
  12. 前記代表係数決定部は、前記複数の増幅率の範囲のそれぞれについて、前記複数のフィルタ係数の平均を計算して、前記代表係数を決定する、
    請求項1に記載の信号処理装置。
  13. 前記フィルタ係数と前記代表係数とにおけるビット数は、32ビットを超えるビット数を有する、
    請求項1または1に記載の信号処理装置。
  14. コンピュータに、
    第1の入力数列の係数列における要素に対応する第1積分値を算出し、
    前記要素について、前記第1の入力数列の次の第2の入力数列において前記第1の入力数列と非重複の値を前記第1積分値に加算し、前記第1の入力数列において前記第2の入力数列と非重複の値を前記第1積分値から減算して、前記第2の入力数列の係数列における前記要素に対応する第2積分値を算出し、
    前記第2積分値と前記第2の入力数列の係数列とに基づいて、前記第2の入力数列に対応する出力信号値を算出すること、
    を実現させる信号処理プログラム。
  15. コンピュータに、
    第1の入力数列の係数列における要素に対応する第1積分値を算出し、
    前記要素について、前記第1の入力数列の次の第2の入力数列において前記第1の入力数列と非重複の値を前記第1積分値に加算し、前記第1の入力数列において前記第2の入力数列と非重複の値を前記第1積分値から減算して、前記第2の入力数列の係数列における前記要素に対応する第2積分値を算出すること、
    を実現させ、
    前記係数列は、入力数列に対する一連の増幅率の数列に相当する、
    信号処理プログラム。
  16. コンピュータに、
    第1の入力数列の係数列における要素に対応する第1積分値を算出し、
    前記要素について、前記第1の入力数列の次の第2の入力数列において前記第1の入力数列と非重複の値を前記第1積分値に加算し、前記第1の入力数列において前記第2の入力数列と非重複の値を前記第1積分値から減算して、前記第2の入力数列の係数列における前記要素に対応する第2積分値を算出すること、
    を実現させ、
    前記要素は、複数のフィルタ係数の値により設定された範囲に含まれる複数のフィルタ係数を代表する代表係数であって、
    前記係数列は、一連の前記代表係数である、
    信号処理プログラム。
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