JPH01221359A - アルカンスルホン化物の製造方法 - Google Patents
アルカンスルホン化物の製造方法Info
- Publication number
- JPH01221359A JPH01221359A JP4564988A JP4564988A JPH01221359A JP H01221359 A JPH01221359 A JP H01221359A JP 4564988 A JP4564988 A JP 4564988A JP 4564988 A JP4564988 A JP 4564988A JP H01221359 A JPH01221359 A JP H01221359A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reaction
- water
- alkali hydroxide
- alkanesulfonated
- saturated hydrocarbon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
一上 1
本発明は1例えば合成洗剤等の界面活性剤として優れた
性能を有するアルカンスルホン化物ノ製造方法に関する
ものであり、特に飽和炭化水素に二酸化硫黄と酸素とを
光反応させてアルカンスルホン化物を製造する方法に関
するものである。
性能を有するアルカンスルホン化物ノ製造方法に関する
ものであり、特に飽和炭化水素に二酸化硫黄と酸素とを
光反応させてアルカンスルホン化物を製造する方法に関
するものである。
【え立並3
実質的に水が存在しない反応系において、二酸化硫黄及
び酸素を用い飽和炭化水素を光スルホキシ化する方法は
、光源側壁に着色物質が付着し、光の照射を妨害し、光
スルホキシ化反応が進行せず、反応が中断し、光スルホ
キシ化反応が著しく減少する。従って、該着色物質を取
除くことが必要となり連続的光スルホキシ化反応の停止
を余儀なくさせた。 従って、光スルホキシ化反応によるアルカンスルホン化
物の工業的な製造方法は、専ら水の存在下で行なう方法
が用いられている。しかしながら、この方法ではアルカ
ンスルホン化物の他に、等モルの硫酸が副生ずるが、該
硫酸を分離するために、水を90〜140℃の温度で蒸
留して除去する必要があり、この際にアルカンスルホン
化物に着臭、着色が生じる等の問題点を有していた。 このため、本発明者等は、実質的に水が存在しない反応
系において、該反応系に亜硫酸ナトリウムを添加して光
スルホキシ化反応を行ない、着色物質が光源側壁に付着
することなく連続的にアルカンスルホン化物を製造する
方法を提案した(特開昭60−193961号)、シか
し、この方法では、反応液が淡黄色に着色し、最終製品
となるアルカンスルホン酸塩に黄色の着色が生じるとい
う問題があった。さらに本発明者等は研究実験の結果1
反応系に亜硫酸ナトリウムと微量の木を共存yせること
により、この問題を解決できることを見出した(特願昭
61−224744号)6しかしながら、光反応系に亜
硫酸ナトリウムを用いる上記方法は、亜硫酸ナトリウム
を固体状で取扱う必要があり、ハンドリングが頻繁であ
るという問題点を有していた。 【が しようと る− 上述のように、水存在下にアルカンスルホン化物を製造
する方法ではアルカンスルホン化物の他に等モルの硫酸
が副生じて該硫酸を分離するために水を90〜140℃
の温度で蒸留して除去する必要があり、この場合にアル
カンスルホン化物に着臭及び着色等の問題点があった。 又、実質的に水が存在しない系ではアルカンスルホン化
物を製造する方法でも光スルホキシ化反応が着色物質の
光源側壁面への着色物質生成の抑制が行なわれたが、し
かし、亜硫酸ナトリウムを固体状で取扱っているために
、ハンドリングが煩雑であるという問題点があった。 本発明者等は、かかる問題を解決するべく研究を鋭意進
めた結果、光スルホキシ化反応の進行に応じて、すなわ
ち、水存在下における反応系で生成する硫酸を硫酸水素
ナトリウムに中和するに必要な量の水酸化アルカリ水溶
液を連続的に反応系に添加することにより、亜硫酸ナト
リウムと微量の水を共存させた場合と同様の効果が生じ
ることを見い出した。 本発明は、かかる知見に基づきなされたもので、本発明
の目的は、反応操作上のハンドリングが容易であり、光
スルホキシ化反応を効率良く行ない、しかも、飽和炭化
水素に水酸化アルカリを添加することにより着色のない
アルカンスルホン化物を製造する方法を提案することで
ある。 ・ るための− 本発明は、飽和炭化水素に二酸化硫黄と酸素とを光反応
させてアルカンスルホン化物を製造する方法において、
前記光反応液に水酸化アルカリ及び水を添加することに
より生成する硫酸を硫酸水素塩へ中和しながら光スルホ
キシ化反応を行なうことから成るもので、好ましくは、
前記光照射下の反応液への水酸化アルカリ及び水の添加
が、アルカンスルホン化物の生成量1モルに対して、水
酸化アルカリ0.5〜1.5モル、水10〜50重量%
であること、又、反応液への水酸化アルカリ及び水の添
加を、20〜50重量%の水酸化アルカリ水溶液として
行なうことからなるアルカンスルホン化物の製造方法で
ある。 以下に本発明について詳細に述べる。 本発明において用いられる飽和炭化水素1±、反応系内
で液体として存在するものであればいずれでもよいが、
合成洗剤等の界面活性剤の原料としての生産のためであ
れば、炭素数が8〜24、好ましくは13〜18の直鎖
飽和炭化水素が好適である。 本発明における照射用の光源としては、波長500nm
以下の光を照射できるものが使用できる。 また、反応温度は、飽和炭化水素の融点或いは沸点を考
慮に入れ、−20〜200℃の範囲で適宜選定されるが
、室温で液体の飽和炭化水素を用いる場合は、特に加熱
する必要はない0反応圧力は、高いほど反応速度が大き
くなり好ましいがO〜50気圧の範囲であれば十分であ
る。 二酸化硫黄と酸素とは混合気体として用いることができ
、この混合気体は消費分を補給するだけで反応器内に滞
留させておいてもよく、或いは反応器内を流通させても
よい、この混合気体は、二酸化硫黄の酸素に対するモル
比が1〜1000、好ましくは2〜100のものを使用
することが出来る。 一般に、光スルホキシ化反応は、中心部に円筒状の光源
を設け、その周囲に飽和炭化水素液を滞留させることが
できる反応器を用いることが好ましく、該反応器の下部
から分散板を介して飽和炭化水素液に二酸化硫黄及び酸
素ガスが導入され。 接触後のガスは、一部再循環できるようにすることが好
適である。 本発明においては、上記の該反応器内の反応液に対し、
水酸化アルカリ及び水を添加するものである。この水酸
化アルカリ例えば水酸化ナトリウムの添加は、光スルホ
キシ化反応の進行にともなって生成する硫酸を硫酸水素
塩まで中和するに必要な量、すなわち理論当量に出来る
だけ近い量とする。過剰に入れると水酸化アルカリは亜
硫酸ガスと反応し、亜硫酸水素塩を形成し、これが光源
側壁面へ付着して光スルホキシ化反応の進行を低下し、
さらには停止させる。しかし、生成するアルカンスルホ
ン化物1モルに対し1.5モルまでの水酸化アルカリの
添加であれば、光スルホキシ化反応の進行は極端に低下
しない。従って、生成するアルカンスルホン化物1モル
に対し1.5モル以下の添加量とすることが好ましい、
また、水酸化アルカリの添加を生成するアルカンスルホ
ン化物1モルにだいし0.5モル以下とすると不溶性の
着色物質が、光源側壁面へ付着し、連続的に、長時間反
応を行なうことが困難となり、好ましくない。尚、水酸
化アルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化カルシウム等、アルカリ金属、アルカリ土類
金属の水酸化物を用いることが出来るが、特には、最終
製品の洗剤等のアルカンスルホン酸塩の形態と合致させ
ることができる水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが、
特に好ましい。 一方、反応液に添加する水は、生成するアルカンスルホ
ン化物に対し、10〜50重量%とすることが好ましい
、10重量%以下とすると硫酸が中和された硫酸水素塩
が、反応液中に析出し、これが、光源側壁面へ付着し、
光スルホキシ化反応の進行を低下させ、また反応液が淡
黄色になり、最終製品のアルカンスルホン化物に黄色の
着色を生じる。また、50重量%以上の水の添加は、反
応液が不均一となり、反応速度が著しく低下して好まし
くない。 上記反応液に添加する水は、反応系の反応液に直接添加
しても良く、また、新たに供給される飽和炭化水素に添
加する方法でも良い、この水は、反応系において硫酸を
形成するが、ただちに、反応系に存在する水酸化アルカ
リと反応し硫酸水素塩を生成する。 尚、上記水酸化アルカリ及び水は、別々に添加してもよ
いが、水酸化アルカリ水溶液として添加することが、ハ
ンドリングが容易になり、特に好ましい。この場合、水
酸化アルカリの濃度を20〜50重量%とすると、添加
量の調整が簡便となり好ましい。 尚、水酸化アルカリ及び水の添加量の調整は、あらかじ
め同様の光スルホキシ化反応において反応速度を求めて
、生成する硫酸或はアルキルスルホン化物の経時的な生
成量を算出し、これに基づき行なうことが出来る。また
、硫酸或はアルカンスルホン化物の生成量をセンサー等
で検出或は都度サンプリングして測定し、これらの測定
値で、添加量を調整しても良い、一般には、飽和炭化水
素の一定量を連続して反応容器に供給し、反応液をそれ
に見合う一定量だけ抜き出す連続反応方式が採用される
ため、硫酸或いアルカンスルホン化物の生成量は一定と
なり、従って、水酸化アルカリ及び水も一定量を連続的
に添加すれば良いことになる。 、以上の方法↑反応した反応液は、反応容器から抜き出
され、必要により水酸化アルカリを所定量添加して残存
する硫酸を硫酸水素塩にまで中和し、該反応液中の亜硫
酸ガスを脱ガスすることにより、反応液中に溶解してい
た硫酸水素塩は、モの1水塩として析出する。この硫酸
水素塩は、静置により容易に沈降するため、これを固液
分離して除去する。この固液分#1後の反応液から、例
えば、水、アルコール、或いは、これらの混合溶媒等の
抽出溶剤で、アルカンスルホン化物が抽出される。アル
カンスルホン化物を含んだ抽出液は、アルカリ、例えば
、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウ
ム等で中和され、アルカンスルホン酸塩の形態で最終製
品となる。 本発明におけるアルカンスルホン化物の製造方法につい
て更に詳しく説明する。本発明に従って、反応液に水酸
化アルカリ、例えば水酸化ナトリウム及び水を添加して
光スルホキシ化反応を行うと、次のような反応が主体と
なっていると推測される。 RH+SO2+Rsoz ・+H・ (光開始反応)(1) R5OZ・+02+RSO,・ (光成長反応)(2) RS O4・+HH” RS O4H十R・(光成長反
応)(3) R−+SO2−+H5O2− (光成長反応)(4) R・+H・、R・→RH,RR (光停止反応)(5) R5O4H+H2O+5O2−+H5O3H+HzSO
4(6) R2SO4+NaOH+NaH3O4+H20つまり、
本発明におけるアルカンスルホン化物の製造方法にて、
主反応としては光スルホキシ化反応が用いられ、この光
スルホキシ化反応は飽和炭化水素と二酸化硫黄との光開
始反応(1)が発゛ 生し、次に発生した酸素ラジカル
と酸素が光成長反応(2)を起したり、飽和炭化水素の
水素ラジカルと光成長反応(3)及び(4)を起したり
する。この光成長反応で生成した硫酸水素アルキル(R
3O4H)は1M色物質の発生の原因となるが、式(6
)で示されるように水と反応して硫酸とアルカンスルホ
ン酸となるので、光源側壁への着色物質の付着は起らず
、光スルホキシ化反応を停止することがない、又、この
時生成する硫酸は、式(7)で示されるように水酸化ア
ルカリと反応して硫酸水素塩と水が出来る。この発生し
た水が硫酸水素アルキルと前記記載の該反応を起すため
に用いられる。このため水の添加は従来の製造方法に使
用された水の添加量と比べて極めて少ない添加量で良く
、更に水によるラジカル消滅や反応速度の低下という問
題点がなくなる。又、該反応液中の残存する硫酸は、水
酸化アルカリによって中和させて硫酸水素塩に変わるの
で該反応液中の亜硫酸ガスを脱ガスさせ、反応液中に溶
解していた硫酸水素塩は、1水塩として析出する。 この硫酸水塩は、上述のように静置により容易に沈降す
るため、これを固液分離して除去する。この固液分離後
の反応液から、例えば水、アルコール、或いはこれらの
混合溶媒等の抽出溶剤でアルカンスルホン化物が抽出さ
れる。アルカンスルホン化物を含んだ抽出液は、アルカ
リ、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム等で中
和され、アルカンスルホン酸塩の形態で着色の問題のな
い最終製品となる。 1直1 次に、本発明に係るアルカンスルホン化物の製造方法に
ついて実施例について詳しく説明する。 (実施例1) 容量50文のガラス製の円筒形状から成る反応器の軸心
部に石英ガラスで保護した紫外線水銀灯を設けた反応器
を用い、光スルホキシ化反応を行なった。原料として炭
素数13〜18(平均炭素数15)直鎖飽和炭化水素3
5kgを反応器に入れ、反応器下部より二酸化硫黄10
0見/ h r、酸素50文/ h rの速度で導入し
、また、第1表に示す濃度、量の水酸化ナトリウム水溶
液を加えながら120分間光スルホキシ化反応を行なっ
た。所定時間毎に系外へ抜き出した反応液を濾過した後
、水−メタノール溶液(voi比50150)で抽出し
I S 02271 ” 5urface acti
veagents −DetergenLs −Det
ermination of anionic act
ive matter”の規格に規定された方法により
アルカンスルホン化物の収量を求めた。この結果、反応
液に着色は認められず、第1表に示すようなアルカンス
ルホン酸の生成収量(反応液100g当たりの生成スル
ホン酸のm molで表示)が得られた。また、得ら
れたアルカンスルホン化物を水酸化ナトリウムで中和し
てアルカンスルホン酸ナトリウムを得たが、この生成し
た塩にも着色は認められなかった。 (実施例2〜3) 実施例1と同様の方法で光スルホキシ化反応を行なった
。この結果、第1表に示すようなアルカンスルホン酸の
生成収量が得られた。又、得られたアルカンスルホン化
物を水酸化ナトリウムで中和して、アルカンスルホン酸
ナトリウムを得たが1着色は、認められなかった。 (比較例1) 実施例1において水酸化ナトリウム及び水の添加は行な
わず、他は全く同様の方法で光スルホキシ化反応を行っ
たところ、1時間経過後反応液に茶褐色の着色が認めら
れ、第1表に示すようにアルカンスルホン化物の収量が
実施例1〜3に比べるとかなり低かった。また、得られ
たアルカンスルホン化物を水酸化ナトリウムで中和して
得たアルカンスルホン酸ナトリウムにも、褐色の着色が
認められた。さらに、ランプ表面に褐色物質が付着して
いた。 (比較例2) 実施例1において、水酸化ナトリウムは添加せず、水を
360 c c / h rで行なった以外は実施例1
と同様の方法で光スルホキシ化反応を行なったところ、
第1表に示すような収量が得られた。 またこの反応においては、硫酸水溶液が副生物として1
反応器合物100g当たり約1.7g生成した。 第1表 良」Jと蝮】 以上のような本発明における製造方法は、光スルホキシ
化反応において、該反応液に水酸化アルカリ及び水を添
加したため、反応操作上のハンドリングが容易となり、
光スルホキシ化反応を効率良く行なうことができ、しか
も、着色のないアルキルスルホン化物を製造できるとい
う効果を奏するものである。
び酸素を用い飽和炭化水素を光スルホキシ化する方法は
、光源側壁に着色物質が付着し、光の照射を妨害し、光
スルホキシ化反応が進行せず、反応が中断し、光スルホ
キシ化反応が著しく減少する。従って、該着色物質を取
除くことが必要となり連続的光スルホキシ化反応の停止
を余儀なくさせた。 従って、光スルホキシ化反応によるアルカンスルホン化
物の工業的な製造方法は、専ら水の存在下で行なう方法
が用いられている。しかしながら、この方法ではアルカ
ンスルホン化物の他に、等モルの硫酸が副生ずるが、該
硫酸を分離するために、水を90〜140℃の温度で蒸
留して除去する必要があり、この際にアルカンスルホン
化物に着臭、着色が生じる等の問題点を有していた。 このため、本発明者等は、実質的に水が存在しない反応
系において、該反応系に亜硫酸ナトリウムを添加して光
スルホキシ化反応を行ない、着色物質が光源側壁に付着
することなく連続的にアルカンスルホン化物を製造する
方法を提案した(特開昭60−193961号)、シか
し、この方法では、反応液が淡黄色に着色し、最終製品
となるアルカンスルホン酸塩に黄色の着色が生じるとい
う問題があった。さらに本発明者等は研究実験の結果1
反応系に亜硫酸ナトリウムと微量の木を共存yせること
により、この問題を解決できることを見出した(特願昭
61−224744号)6しかしながら、光反応系に亜
硫酸ナトリウムを用いる上記方法は、亜硫酸ナトリウム
を固体状で取扱う必要があり、ハンドリングが頻繁であ
るという問題点を有していた。 【が しようと る− 上述のように、水存在下にアルカンスルホン化物を製造
する方法ではアルカンスルホン化物の他に等モルの硫酸
が副生じて該硫酸を分離するために水を90〜140℃
の温度で蒸留して除去する必要があり、この場合にアル
カンスルホン化物に着臭及び着色等の問題点があった。 又、実質的に水が存在しない系ではアルカンスルホン化
物を製造する方法でも光スルホキシ化反応が着色物質の
光源側壁面への着色物質生成の抑制が行なわれたが、し
かし、亜硫酸ナトリウムを固体状で取扱っているために
、ハンドリングが煩雑であるという問題点があった。 本発明者等は、かかる問題を解決するべく研究を鋭意進
めた結果、光スルホキシ化反応の進行に応じて、すなわ
ち、水存在下における反応系で生成する硫酸を硫酸水素
ナトリウムに中和するに必要な量の水酸化アルカリ水溶
液を連続的に反応系に添加することにより、亜硫酸ナト
リウムと微量の水を共存させた場合と同様の効果が生じ
ることを見い出した。 本発明は、かかる知見に基づきなされたもので、本発明
の目的は、反応操作上のハンドリングが容易であり、光
スルホキシ化反応を効率良く行ない、しかも、飽和炭化
水素に水酸化アルカリを添加することにより着色のない
アルカンスルホン化物を製造する方法を提案することで
ある。 ・ るための− 本発明は、飽和炭化水素に二酸化硫黄と酸素とを光反応
させてアルカンスルホン化物を製造する方法において、
前記光反応液に水酸化アルカリ及び水を添加することに
より生成する硫酸を硫酸水素塩へ中和しながら光スルホ
キシ化反応を行なうことから成るもので、好ましくは、
前記光照射下の反応液への水酸化アルカリ及び水の添加
が、アルカンスルホン化物の生成量1モルに対して、水
酸化アルカリ0.5〜1.5モル、水10〜50重量%
であること、又、反応液への水酸化アルカリ及び水の添
加を、20〜50重量%の水酸化アルカリ水溶液として
行なうことからなるアルカンスルホン化物の製造方法で
ある。 以下に本発明について詳細に述べる。 本発明において用いられる飽和炭化水素1±、反応系内
で液体として存在するものであればいずれでもよいが、
合成洗剤等の界面活性剤の原料としての生産のためであ
れば、炭素数が8〜24、好ましくは13〜18の直鎖
飽和炭化水素が好適である。 本発明における照射用の光源としては、波長500nm
以下の光を照射できるものが使用できる。 また、反応温度は、飽和炭化水素の融点或いは沸点を考
慮に入れ、−20〜200℃の範囲で適宜選定されるが
、室温で液体の飽和炭化水素を用いる場合は、特に加熱
する必要はない0反応圧力は、高いほど反応速度が大き
くなり好ましいがO〜50気圧の範囲であれば十分であ
る。 二酸化硫黄と酸素とは混合気体として用いることができ
、この混合気体は消費分を補給するだけで反応器内に滞
留させておいてもよく、或いは反応器内を流通させても
よい、この混合気体は、二酸化硫黄の酸素に対するモル
比が1〜1000、好ましくは2〜100のものを使用
することが出来る。 一般に、光スルホキシ化反応は、中心部に円筒状の光源
を設け、その周囲に飽和炭化水素液を滞留させることが
できる反応器を用いることが好ましく、該反応器の下部
から分散板を介して飽和炭化水素液に二酸化硫黄及び酸
素ガスが導入され。 接触後のガスは、一部再循環できるようにすることが好
適である。 本発明においては、上記の該反応器内の反応液に対し、
水酸化アルカリ及び水を添加するものである。この水酸
化アルカリ例えば水酸化ナトリウムの添加は、光スルホ
キシ化反応の進行にともなって生成する硫酸を硫酸水素
塩まで中和するに必要な量、すなわち理論当量に出来る
だけ近い量とする。過剰に入れると水酸化アルカリは亜
硫酸ガスと反応し、亜硫酸水素塩を形成し、これが光源
側壁面へ付着して光スルホキシ化反応の進行を低下し、
さらには停止させる。しかし、生成するアルカンスルホ
ン化物1モルに対し1.5モルまでの水酸化アルカリの
添加であれば、光スルホキシ化反応の進行は極端に低下
しない。従って、生成するアルカンスルホン化物1モル
に対し1.5モル以下の添加量とすることが好ましい、
また、水酸化アルカリの添加を生成するアルカンスルホ
ン化物1モルにだいし0.5モル以下とすると不溶性の
着色物質が、光源側壁面へ付着し、連続的に、長時間反
応を行なうことが困難となり、好ましくない。尚、水酸
化アルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化カルシウム等、アルカリ金属、アルカリ土類
金属の水酸化物を用いることが出来るが、特には、最終
製品の洗剤等のアルカンスルホン酸塩の形態と合致させ
ることができる水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが、
特に好ましい。 一方、反応液に添加する水は、生成するアルカンスルホ
ン化物に対し、10〜50重量%とすることが好ましい
、10重量%以下とすると硫酸が中和された硫酸水素塩
が、反応液中に析出し、これが、光源側壁面へ付着し、
光スルホキシ化反応の進行を低下させ、また反応液が淡
黄色になり、最終製品のアルカンスルホン化物に黄色の
着色を生じる。また、50重量%以上の水の添加は、反
応液が不均一となり、反応速度が著しく低下して好まし
くない。 上記反応液に添加する水は、反応系の反応液に直接添加
しても良く、また、新たに供給される飽和炭化水素に添
加する方法でも良い、この水は、反応系において硫酸を
形成するが、ただちに、反応系に存在する水酸化アルカ
リと反応し硫酸水素塩を生成する。 尚、上記水酸化アルカリ及び水は、別々に添加してもよ
いが、水酸化アルカリ水溶液として添加することが、ハ
ンドリングが容易になり、特に好ましい。この場合、水
酸化アルカリの濃度を20〜50重量%とすると、添加
量の調整が簡便となり好ましい。 尚、水酸化アルカリ及び水の添加量の調整は、あらかじ
め同様の光スルホキシ化反応において反応速度を求めて
、生成する硫酸或はアルキルスルホン化物の経時的な生
成量を算出し、これに基づき行なうことが出来る。また
、硫酸或はアルカンスルホン化物の生成量をセンサー等
で検出或は都度サンプリングして測定し、これらの測定
値で、添加量を調整しても良い、一般には、飽和炭化水
素の一定量を連続して反応容器に供給し、反応液をそれ
に見合う一定量だけ抜き出す連続反応方式が採用される
ため、硫酸或いアルカンスルホン化物の生成量は一定と
なり、従って、水酸化アルカリ及び水も一定量を連続的
に添加すれば良いことになる。 、以上の方法↑反応した反応液は、反応容器から抜き出
され、必要により水酸化アルカリを所定量添加して残存
する硫酸を硫酸水素塩にまで中和し、該反応液中の亜硫
酸ガスを脱ガスすることにより、反応液中に溶解してい
た硫酸水素塩は、モの1水塩として析出する。この硫酸
水素塩は、静置により容易に沈降するため、これを固液
分離して除去する。この固液分#1後の反応液から、例
えば、水、アルコール、或いは、これらの混合溶媒等の
抽出溶剤で、アルカンスルホン化物が抽出される。アル
カンスルホン化物を含んだ抽出液は、アルカリ、例えば
、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウ
ム等で中和され、アルカンスルホン酸塩の形態で最終製
品となる。 本発明におけるアルカンスルホン化物の製造方法につい
て更に詳しく説明する。本発明に従って、反応液に水酸
化アルカリ、例えば水酸化ナトリウム及び水を添加して
光スルホキシ化反応を行うと、次のような反応が主体と
なっていると推測される。 RH+SO2+Rsoz ・+H・ (光開始反応)(1) R5OZ・+02+RSO,・ (光成長反応)(2) RS O4・+HH” RS O4H十R・(光成長反
応)(3) R−+SO2−+H5O2− (光成長反応)(4) R・+H・、R・→RH,RR (光停止反応)(5) R5O4H+H2O+5O2−+H5O3H+HzSO
4(6) R2SO4+NaOH+NaH3O4+H20つまり、
本発明におけるアルカンスルホン化物の製造方法にて、
主反応としては光スルホキシ化反応が用いられ、この光
スルホキシ化反応は飽和炭化水素と二酸化硫黄との光開
始反応(1)が発゛ 生し、次に発生した酸素ラジカル
と酸素が光成長反応(2)を起したり、飽和炭化水素の
水素ラジカルと光成長反応(3)及び(4)を起したり
する。この光成長反応で生成した硫酸水素アルキル(R
3O4H)は1M色物質の発生の原因となるが、式(6
)で示されるように水と反応して硫酸とアルカンスルホ
ン酸となるので、光源側壁への着色物質の付着は起らず
、光スルホキシ化反応を停止することがない、又、この
時生成する硫酸は、式(7)で示されるように水酸化ア
ルカリと反応して硫酸水素塩と水が出来る。この発生し
た水が硫酸水素アルキルと前記記載の該反応を起すため
に用いられる。このため水の添加は従来の製造方法に使
用された水の添加量と比べて極めて少ない添加量で良く
、更に水によるラジカル消滅や反応速度の低下という問
題点がなくなる。又、該反応液中の残存する硫酸は、水
酸化アルカリによって中和させて硫酸水素塩に変わるの
で該反応液中の亜硫酸ガスを脱ガスさせ、反応液中に溶
解していた硫酸水素塩は、1水塩として析出する。 この硫酸水塩は、上述のように静置により容易に沈降す
るため、これを固液分離して除去する。この固液分離後
の反応液から、例えば水、アルコール、或いはこれらの
混合溶媒等の抽出溶剤でアルカンスルホン化物が抽出さ
れる。アルカンスルホン化物を含んだ抽出液は、アルカ
リ、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム等で中
和され、アルカンスルホン酸塩の形態で着色の問題のな
い最終製品となる。 1直1 次に、本発明に係るアルカンスルホン化物の製造方法に
ついて実施例について詳しく説明する。 (実施例1) 容量50文のガラス製の円筒形状から成る反応器の軸心
部に石英ガラスで保護した紫外線水銀灯を設けた反応器
を用い、光スルホキシ化反応を行なった。原料として炭
素数13〜18(平均炭素数15)直鎖飽和炭化水素3
5kgを反応器に入れ、反応器下部より二酸化硫黄10
0見/ h r、酸素50文/ h rの速度で導入し
、また、第1表に示す濃度、量の水酸化ナトリウム水溶
液を加えながら120分間光スルホキシ化反応を行なっ
た。所定時間毎に系外へ抜き出した反応液を濾過した後
、水−メタノール溶液(voi比50150)で抽出し
I S 02271 ” 5urface acti
veagents −DetergenLs −Det
ermination of anionic act
ive matter”の規格に規定された方法により
アルカンスルホン化物の収量を求めた。この結果、反応
液に着色は認められず、第1表に示すようなアルカンス
ルホン酸の生成収量(反応液100g当たりの生成スル
ホン酸のm molで表示)が得られた。また、得ら
れたアルカンスルホン化物を水酸化ナトリウムで中和し
てアルカンスルホン酸ナトリウムを得たが、この生成し
た塩にも着色は認められなかった。 (実施例2〜3) 実施例1と同様の方法で光スルホキシ化反応を行なった
。この結果、第1表に示すようなアルカンスルホン酸の
生成収量が得られた。又、得られたアルカンスルホン化
物を水酸化ナトリウムで中和して、アルカンスルホン酸
ナトリウムを得たが1着色は、認められなかった。 (比較例1) 実施例1において水酸化ナトリウム及び水の添加は行な
わず、他は全く同様の方法で光スルホキシ化反応を行っ
たところ、1時間経過後反応液に茶褐色の着色が認めら
れ、第1表に示すようにアルカンスルホン化物の収量が
実施例1〜3に比べるとかなり低かった。また、得られ
たアルカンスルホン化物を水酸化ナトリウムで中和して
得たアルカンスルホン酸ナトリウムにも、褐色の着色が
認められた。さらに、ランプ表面に褐色物質が付着して
いた。 (比較例2) 実施例1において、水酸化ナトリウムは添加せず、水を
360 c c / h rで行なった以外は実施例1
と同様の方法で光スルホキシ化反応を行なったところ、
第1表に示すような収量が得られた。 またこの反応においては、硫酸水溶液が副生物として1
反応器合物100g当たり約1.7g生成した。 第1表 良」Jと蝮】 以上のような本発明における製造方法は、光スルホキシ
化反応において、該反応液に水酸化アルカリ及び水を添
加したため、反応操作上のハンドリングが容易となり、
光スルホキシ化反応を効率良く行なうことができ、しか
も、着色のないアルキルスルホン化物を製造できるとい
う効果を奏するものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)飽和炭化水素に二酸化硫黄と酸素とを光反応させて
アルカンスルホン化物を製造する方法において、前記光
反応液に水酸化アルカリ及び水を添加することにより生
成する硫酸を硫酸水素塩へ中和しながら光スルホキシ化
反応を行なうことを特徴とするアルカンスルホン化物の
製造方法。 2)反応液への水酸化アルカリ及び水の添加が、アルカ
ンスルホン化物の生成量1モルに対して、水酸化アルカ
リ0.5〜1.5モル、水10〜50重量%であること
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のアルカンスル
ホン化物の製造方法。 3)反応液への水酸化アルカリ及び水の添加を、20〜
50重量%の水酸化アルカリ水溶液として行なうことを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載のアルカンスルホ
ン化物の製造方法。 4)飽和炭化水素は炭素数8〜24の直鎖飽和炭化水素
である特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれかの項に
記載のアルカンスルホン化物の製造方法 5)水酸化アルカリはアルカリ金属およびアルカリ土類
金属の水酸化物である特許請求の範囲第1項〜第4項の
いずれかの項に記載のアルカンスルホン化物の製造方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4564988A JP2514065B2 (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | アルカンスルホン化物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4564988A JP2514065B2 (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | アルカンスルホン化物の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01221359A true JPH01221359A (ja) | 1989-09-04 |
| JP2514065B2 JP2514065B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=12725222
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4564988A Expired - Fee Related JP2514065B2 (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | アルカンスルホン化物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2514065B2 (ja) |
-
1988
- 1988-02-26 JP JP4564988A patent/JP2514065B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2514065B2 (ja) | 1996-07-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Sharpless et al. | Allylic amination of olefins and acetylenes by imido sulfur compounds | |
| Russell et al. | The Oxidation of Carbanions. I. Oxidation of Triaryl Carbanions and Other Tertiary Carbanions1 | |
| JPH01221359A (ja) | アルカンスルホン化物の製造方法 | |
| JPS6058739B2 (ja) | 炭酸ジメチルの製法 | |
| US4087469A (en) | Method of producing 2,2 '-methylenebis(4,6-dialkylphenols) | |
| JP3061394B2 (ja) | クメンハイドロパーオキサイドの製造方法 | |
| US3557198A (en) | Process for the production of alkali metal salicylates | |
| EP0586422B1 (en) | Improved process for preparing benzenesulfonate salts | |
| US4643813A (en) | Process for producing alkanesulfonic acids | |
| US4637868A (en) | Method of oxidizing hydrazo compounds to corresponding azo compounds by hydrogen peroxide | |
| CA1085879A (en) | Continuous process for the removal of non-paraffinic hydrocarbons from paraffinic hydrocarbons | |
| US3458566A (en) | Production of salts of organic acids | |
| JPS6366827B2 (ja) | ||
| JPS6379866A (ja) | アルカンスルホン酸の製造方法 | |
| JPS61267545A (ja) | アルカンスルホン酸の製造法 | |
| KR100394582B1 (ko) | 카테콜과히드로퀴논의제조방법 | |
| US7335797B2 (en) | Process for the synthesis of cumene hydroperoxide | |
| KR900003370B1 (ko) | N-테트라티오디모르폴린의 제조방법 | |
| SU400573A1 (ru) | Способ получения щелочных солей арилалкилпероксиугольной кислоты | |
| US5096625A (en) | Process for the sulphoxidation of n-paraffins | |
| US3636090A (en) | Sulfonation of benzene under superatmospheric pressure | |
| JPS61267544A (ja) | アルカンスルホン酸の製造方法 | |
| JPS5896034A (ja) | フロログルシンの製造法 | |
| SU469684A1 (ru) | Способ выделени дигидроперекисей м-и-п-диизопропилбензола | |
| EP0211648A2 (en) | Treatment of sodium dithionite reaction mixture |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |