JPH0214479B2 - - Google Patents

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JPH0214479B2
JPH0214479B2 JP59174284A JP17428484A JPH0214479B2 JP H0214479 B2 JPH0214479 B2 JP H0214479B2 JP 59174284 A JP59174284 A JP 59174284A JP 17428484 A JP17428484 A JP 17428484A JP H0214479 B2 JPH0214479 B2 JP H0214479B2
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JP
Japan
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pitch
pva
formula
dispersant
mol
Prior art date
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JP59174284A
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JPS6155294A (ja
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Masao Ishihara
Osamu Umekawa
Sakae Katayama
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KATAYAMA KAGAKU KOGYO KENKYUSHO KK
Original Assignee
KATAYAMA KAGAKU KOGYO KENKYUSHO KK
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【発明の詳細な説明】
(イ) 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は、ピツチ分散剤に関する。更に詳し
くは、紙、パルプ等の抄造のクローズ化に伴ない
生じるピツチ障害を抑制するピツチ分散剤に関す
る。 (従来の技術) 最近、紙、パルプの抄造において、本資源節約
のため、抄紙系のクローズ化が盛んに行われるよ
うになつている。しかしながら、クローズ化が進
むにつれてピツチ(ただし、ここで言うピツチと
は、通常紙パルプ製造工程において木材細胞から
剥離した天然樹脂又はガム質ピツチもしくはその
他の添加剤に由来する有機物を主体とする小球状
の粘着性凝集物を意味する)の生成頻度が増加す
るに至つている。 なお、現在の学説によれば、抄紙系でのピツチ
障害の発生には、コロイダルピツチの急激な凝集
巨大化が大きい役割を演じていると述べられてい
る。即ちこのコロイダルピツチが何等かの外的作
用、例えば大きい剪断力、過剰の硫酸バンドの添
加、急激なPHを変化等の作用を受けて、コロイド
が破壊され、以要以上のピツチ凝集巨大化が起つ
てピツチトラブルが生じると言われている。そし
て、このピツチは抄紙工程におけるチエスト、ピ
ーター、ワイヤー、フエルト、ロール等の製紙機
械設備各所に凝集付着して作業能率を低下させた
り、あるいは製品中に混入してパルプシートまた
は紙の汚点または穴の原因となつたり、はなはだ
しい場合には操業を停止せしめるに至るなど種々
のピツチ障害をもたらす。 従来、このようなピツチ障害の防止対策として
種々の方法が採用されている。たとえば、タル
ク、硅藻土のごとき多孔性無機性質を抄紙系に微
粉末の状態で投入し、系に存在するピツチを吸着
せしめるとともに、紙料中にこの無機物質を抄き
込む方法、分散剤を投入して、ピツチをできる
だけ微細粒子の状態に保持し、コロイド状のピツ
チの凝集巨大化を防止する方法等がある。前記
の方法において用いられる分散剤としては、ポリ
オキシエチレンアルキルフエノールエーテル等の
ノエオン系界面活性剤が多く利用されている。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記のごとき分散剤を用いた場
合、水系のクローズ化が進むにつれて、界面活性
剤が系中に累積すること、起泡性の大きいこと等
の問題点が生じてくる。そのため、最近、他種の
分散剤、とくに水溶性高分子に注目が向けられつ
つある。例えばRohm&Hass社はポリビニルピ
ロリドンのホモポリマーあるいはコポリマーをピ
ツチ分散剤として提案している(USP3081219)。 日本に於て世界にさきがけて、合成繊維に利用
されたポリビニルアルコールは水に可溶性の重合
物であつて低廉なる原料資材と言える。かかるポ
リビニルアルコール(以下にPVAと略称)は紙
質増強剤として紙の抄造に使用されていることは
公知に属するが、ピツチの分散剤ないしは保護コ
ロイド剤として利用して有効なる効果を得た事実
は見当らず、本発明者等はこの点に着目して、上
記問題点を解決すべく鋭意研究した結果、興味あ
る事実を見出しこの発明に到達した。 (ロ) 発明の構成 いわゆるPVAは単体であるビニルアルコール
を重合して得られるものではなく、ポリ酢酸ビニ
ルのけん化によつて製造されている。従つて完全
なるけん化は期く難く、幾分のエステル結合を分
子中に残存せしめるが故に1種のビニルアルコー
ル−酢酸ビニル共重合体と言える、通常、かよう
な共重合体は単にPVAと呼ばれている。このこ
とを式で示すと以下の通りとなる。 (n又はm+lは重合度に相当する) すなわち、市販の高純度のPVAは95〜99モル
%のけん化度を示し、100モル%のけん化度のも
のは存在しない。なお、ここでけん化度というの
は、ポリビニルアルコール試験方法JISK 6726−
1977に記載するけん化度であつて部分けん化物で
あるPVAに於て、水酸基の割合をモル%で表わ
した値のことで、上記式のm/m+l×100で得られ る値に相当する。 本発明者らは、かような部分けん化物に相当す
る市販のPVAのけん化度とピツチ分散能(試験
法は後述)との関係を求め、 けん化度95モル%以上の所謂純PVAに近い
PVAにあつてはピツチ分散能を全然保有しな
い、 けん化度90〜85モル%程度のPVAになると
ピツチ分散能を示し始める。そして其の分散能
はパルプ工業界に於て広く使用されているピツ
チ分散剤のそれに匹敵する、 けん化度70〜80モル%のPVAになると更に
大きい分散能を示しの場合のPVAにより1
オーダー高い分散能を発揮する、 かようなピツチ分散能の効果はけん化度40モ
ル%のものまで認められ、けん化度が約40モル
%以下になると実質的に水に不溶となり使用に
供し得ない、 という事実を見出した。 かくしてこの発明によれば、 式(): で表わされる構成単位と、 式(): で表わされる構成単位からなり、式()で表わ
される構成単位が約70〜80モル%、式()で表
わされる構成単位が約30〜20モル%である水溶性
のポリビニルアルコールを有効成分とするピツチ
分散剤が提供される。 上記PVAの重合度としては特に限定されない
が、少なくとも水に溶解して透明になる溶液をつ
くる程度のものであればよく、通常約300〜2000
のものを好適に用いることができる。 この発明で用いられるPVAの量的使用範囲は、
存在するピツチの量により左右されるが、通常、
パルプに対して、0.001〜0.2重量%の添加により
充分な効果を挙げることができ、0.01〜0.03重量
%の添加が好ましい。また他の公知のピツチ分散
剤、たとえばノニオン系界面活性剤などとの併用
も可能である。 また、この発明の有効成分であるPVAは、適
当な濃度となるように水に溶解して使用できる。 (実施例) 以下、実施例を挙げてこの発明を説明する。 (ピツチの組成) Burk、JM氏はNon−microbiological deposit
problems and their systematic control.
Southern pulp Paper Mfr42(12):19−21(Dec
1979)に於てコロイダルピツチは40〜50%の樹脂
酸、15〜20%の脂肪酸とステロールよりなり残り
はステリルエステル、ヂ及びトリグリセライドよ
りなることを報告している。そして本発明の実施
例で用いる某製紙工場のワイヤーに付着したピツ
チは、そのエタノール抽出したものにつき分析を
行つた結果、樹脂酸40%、脂肪酸20%、不ケン化
物20%、脂肪酸エステル20%であつたため両者の
分析値が似ているので本発明においては上記組成
のワイヤー付着ピツチをエタノールに加温溶解し
た後、過して供試ピツチ溶液とした。 実施例 1 よく洗浄されたフエルト10cm×35cmを内張りし
た1のビーカーに、必要量のPVAを溶解した
水溶液490mlを入れ、50℃に加温し、回転速度
98rpmで、後記供試ピツチのアルコール液を添加
する。次いで、これに後記硫酸バンド10ml(液が
20ppmのアルミニウム濃度を示すようにする)を
添加する。更に1時間撹拌をつづけた後、フエル
トを取出し、付着したピツチをアルコールベンゼ
ン(1:2容積)で抽出し、添加ピツチ量に対す
るピツチの付着率を求める。なお、本発明のピツ
チ分散剤無添加(ブランクテスト)の付着率は
85.0%であつた。以下の式で付着率より付着防止
率を求める。 付着防止率=Ao−Ax/Ao×100 Ax:x%のピツチ分散剤の添加時のピツチ付着
率 Ao:ピツチ分散剤無添加のときのピツチ付着率 なお、本実施例においては、付着率が80%を示
すPVAの添加率(対供試ピツチ)をもつてPVA
の分散能指数とした。言い換えると、該指数が小
さいほどピツチ分散剤として優れたものであると
言える。また実施例に用いられた供試ピツチ及び
硫酸バンド水溶液は以下の通りである。 Γ供試ピツチ: 某製紙工場のワイヤー付着ピツチをエタノー
ルに加温溶解して不溶部分を別後、エタノー
ルを補充して10ml中に0.645gの有効成分を含
むようにした。 Γ硫酸バンド水溶液: 11gのAl2(SO43・13〜14H2Oを水に溶解し
て1000mlとした、10mlの水溶液は0.01gのAlを
含有。 実施例1で用いたピツチ分散剤は、No.12の
PVA〔粘度:6〜9cps(ヘプラー粘度計、4%水
溶液20℃)、けん化度(モル%):71.0〜75.0〕
を、供試ピツチに対して10、4、2、1、0.4、
0.2(%)の種々の添加濃度にて試験を行い、前記
付着率及び付着防止率を求めた。その結果を第1
表に示す。
【表】 得られた結果から、片対数のグラフ用紙の対数
表示側を横軸としてPVAの添加率、縦軸には付
着防止率をとつた。その結果を第1図に示す。前
記6点のプロツトしたデーターより滑らかな曲線
を引き、付着防止率80%のときのPVAの添加率
をPVAの分散能指数とした。 No.12のPVAの分散能指数0.64 実施例2〜5及び比較例1〜10 PVAの種類を変えた以外は、実施例1と同様
にしてそれぞれの分散能指数を求めた。その結果
を実施例1と合わせて第2表に示す。 なお、比較例1〜4に用いた分散剤は供試ピツ
チに対して60、10、4、2(%)の添加濃度にて
試験を行つたが、比較例1〜3は、付着率がほぼ
80%を越えており、比較例4に至つては水に溶け
ないため、ピツチ分散能が実質的に無いので分散
能指数を∞とした。
【表】
【表】 以上の結果から明らかなように、けん化度が約
90をこえるか、約40より小さいPVAは実質的に
ピツチ分散剤としての効果はなく、70〜80になる
と非常に優れたピツチ分散能を示す。 (ハ) 発明の効果 特定の範囲のけん化度を有する水溶性のPVA
を有効成分とした本発明のピツチ分散剤は、工程
水の回収率を高くしたクローズ化と言つた悪条件
の抄紙工程でも優れたピツチ分散効果を有してお
り、工程管理が容易になるとともに、他のピツチ
分散剤と比較した場合、経済的にも安価に優れた
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1における本発明のピツチ分
散剤の分散能指数を示す片対数グラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式(): で表わされる構成単位と、 式(): で表わされる構成単位からなり、式()で表わ
    される構成単位が約70〜80モル%、式()で表
    わされる構成単位が約30〜20モル%である水溶性
    のポリビニルアルコールを有効成分とする抄紙系
    ピツチ分散剤。
JP17428484A 1984-08-22 1984-08-22 ピツチ分散剤 Granted JPS6155294A (ja)

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WO2025018002A1 (en) 2023-07-20 2025-01-23 Kurita Water Industries Ltd. Treatment agent for macro stickies and treatment method for macro stickies

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