JPH02197548A - 鏡面加工性及び被削性にすぐれるプレハードン鋼 - Google Patents
鏡面加工性及び被削性にすぐれるプレハードン鋼Info
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- JPH02197548A JPH02197548A JP1569289A JP1569289A JPH02197548A JP H02197548 A JPH02197548 A JP H02197548A JP 1569289 A JP1569289 A JP 1569289A JP 1569289 A JP1569289 A JP 1569289A JP H02197548 A JPH02197548 A JP H02197548A
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、金型等に使用する鏡面加工性及び被削性にす
ぐれるプレハードン鋼に関するものである。
ぐれるプレハードン鋼に関するものである。
(従来の技術)
光学レンズやテレビジョンのフロントカバーなどの透明
なプラスチック製品では、その表面が掻めて平滑である
ことが不可欠であり、その成型に用いられる金型用鋼に
は高度な鏡面磨き肌が要求される。
なプラスチック製品では、その表面が掻めて平滑である
ことが不可欠であり、その成型に用いられる金型用鋼に
は高度な鏡面磨き肌が要求される。
しかし、一般の金型に用いられるプレハードン鋼には、
製鋼時の脱酸生成物であるAlzO*および快削性を付
与するHnSなどの非金属介在物が多量に含まれててお
り、それらが研磨時に脱落したり、掘起こされたりして
ピンホールが発生する。
製鋼時の脱酸生成物であるAlzO*および快削性を付
与するHnSなどの非金属介在物が多量に含まれててお
り、それらが研磨時に脱落したり、掘起こされたりして
ピンホールが発生する。
また、母材の硬さが、ロックウェル硬さHRC35より
低いものでは、非金属介在物の周囲の母材が研磨時に削
り取られて非金属介在物が脱落しやすくなり、ピンホー
ルの発生が助長される。
低いものでは、非金属介在物の周囲の母材が研磨時に削
り取られて非金属介在物が脱落しやすくなり、ピンホー
ルの発生が助長される。
かかる問題点を解決するために、非金属介在物の低減を
図ったプラスチック金型用鋼(特開昭63−16283
7号)等がある。
図ったプラスチック金型用鋼(特開昭63−16283
7号)等がある。
また、母材の硬さをロックウェル硬さHRC40以上に
高めた被削性の優れた鏡面加工性の良いプラスチック成
形プレハードン金型用鋼(特開昭63−183158号
)も提案されている。
高めた被削性の優れた鏡面加工性の良いプラスチック成
形プレハードン金型用鋼(特開昭63−183158号
)も提案されている。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、前述の特開昭63−162837号に提
案されているプラスチック金型用鋼は、原料を真空溶解
した後、さらに、エレクトロスラグメルティング法、エ
レクトロビームメルティング法等で再溶解する特殊溶解
法で溶製されるため、その製造費用は高くなる。
案されているプラスチック金型用鋼は、原料を真空溶解
した後、さらに、エレクトロスラグメルティング法、エ
レクトロビームメルティング法等で再溶解する特殊溶解
法で溶製されるため、その製造費用は高くなる。
また、特開昭63−183158号に提案されている母
材の硬さをロックウェル硬さHRC40以上に高めた被
削性の優れた鏡面加工性の良いプラスチック成形プレハ
ードン金型用鋼は、多量のNi、 Al、Cuを含有し
た析出硬化型のため製造費用が高く、また、ロックウェ
ル硬さがHRC43以上と非常に高いため、金型への加
工に際しては、高価な切削工具が必要である。
材の硬さをロックウェル硬さHRC40以上に高めた被
削性の優れた鏡面加工性の良いプラスチック成形プレハ
ードン金型用鋼は、多量のNi、 Al、Cuを含有し
た析出硬化型のため製造費用が高く、また、ロックウェ
ル硬さがHRC43以上と非常に高いため、金型への加
工に際しては、高価な切削工具が必要である。
(課題を解決するための手段)
・本発明は、従来の鏡面加工用プレハードン鋼における
上記の問題点に鑑み、本発明者らが、鏡面加工性と被削
性を同時に改善するため鋭意研究した結果、Sを0.0
03%以下、^lを0.004%以下、Oを0.004
0%以下に調整することによって、特殊な溶解法を採用
せずに、非金属介在物の生成を抑制し、さらに、Cを0
.25%以下にして母材の硬さをロックウェル硬さHR
C30程度まで下げることによって、鏡面加工性と被削
性とを同時に改善しうるという知見を得て完成されたも
ので、その第1発明は、C0,15〜0.25%、Si
0.05〜0.80%、Mn 0.50〜2.OO%
、P 0.020%以下、S 0.003%以下、Cr
0.50〜2.50%、Mo 0.05〜1.00%
、VO0O1〜0.10%、Al 0.004%以下、
00.0040%以下を含み、残部Fe及び不可避的不
純物からなるものである。
上記の問題点に鑑み、本発明者らが、鏡面加工性と被削
性を同時に改善するため鋭意研究した結果、Sを0.0
03%以下、^lを0.004%以下、Oを0.004
0%以下に調整することによって、特殊な溶解法を採用
せずに、非金属介在物の生成を抑制し、さらに、Cを0
.25%以下にして母材の硬さをロックウェル硬さHR
C30程度まで下げることによって、鏡面加工性と被削
性とを同時に改善しうるという知見を得て完成されたも
ので、その第1発明は、C0,15〜0.25%、Si
0.05〜0.80%、Mn 0.50〜2.OO%
、P 0.020%以下、S 0.003%以下、Cr
0.50〜2.50%、Mo 0.05〜1.00%
、VO0O1〜0.10%、Al 0.004%以下、
00.0040%以下を含み、残部Fe及び不可避的不
純物からなるものである。
また、第2発明は、前記第1発明の条件に加えて、さら
に、B 0.0005〜0.0030%、Ti 0.0
05〜0゜020%の内から選んだ1種又は2種を含む
ものである。
に、B 0.0005〜0.0030%、Ti 0.0
05〜0゜020%の内から選んだ1種又は2種を含む
ものである。
(作用)
以下、本発明の作用について発明者らの実験結果に基づ
いて得られた知見を中心に詳述していくことにする。
いて得られた知見を中心に詳述していくことにする。
前述したように金型用鋼に具備すべき特性の一つである
鏡面加工性については、鋼中の非金属介在物を極力低減
することが肝要であり、この点について、本発明者らが
行った実験によって説明する。
鏡面加工性については、鋼中の非金属介在物を極力低減
することが肝要であり、この点について、本発明者らが
行った実験によって説明する。
まず、1.7%Cr−0,45%Mo−0,06%V−
0,002%Sの成分系にAlおよび0の添加量を変化
させた数種の鋼片を熱間圧延により板厚50蒙−の鋼板
に仕上げ、その後、焼入焼戻しを行いロックウェル硬さ
HRC25〜32に調整した。これらの鋼板から試験片
を採取し、鋼板表面に垂直な断面で板厚の中心部に相当
する面を、ベーパにて11200まで研磨し、さらに、
ダイヤモンド・コンパウンドを用いて112000まで
研磨し、その後、顕@鏡にて倍率400倍で研磨面を観
察し、その視野内に占めるAhOzの面積比をもって鏡
面加工性の評価を行った。その結果を第1図に示す。
0,002%Sの成分系にAlおよび0の添加量を変化
させた数種の鋼片を熱間圧延により板厚50蒙−の鋼板
に仕上げ、その後、焼入焼戻しを行いロックウェル硬さ
HRC25〜32に調整した。これらの鋼板から試験片
を採取し、鋼板表面に垂直な断面で板厚の中心部に相当
する面を、ベーパにて11200まで研磨し、さらに、
ダイヤモンド・コンパウンドを用いて112000まで
研磨し、その後、顕@鏡にて倍率400倍で研磨面を観
察し、その視野内に占めるAhOzの面積比をもって鏡
面加工性の評価を行った。その結果を第1図に示す。
第1図は、鋼の鏡面加工性に及ぼす鋼中のAl。
0、量の影響を示したものである。
図中の鋼中のAltos量の評点は、5段階で評価した
もので、^lx0.Iの少ない方をO5おおい方を4と
したものである。また、鏡面仕上度の評点は、1が優、
2が良、3が可(ピンホール有り)、4が使用不可とし
た。
もので、^lx0.Iの少ない方をO5おおい方を4と
したものである。また、鏡面仕上度の評点は、1が優、
2が良、3が可(ピンホール有り)、4が使用不可とし
た。
第1図から明らかなように、鋼中の八1およびOを低減
して鋼中のAltosの生成を抑制すれば、高度の鏡面
加工性が得られることが判明した。
して鋼中のAltosの生成を抑制すれば、高度の鏡面
加工性が得られることが判明した。
つぎに、本発明者らは、プレハードン鋼のエンドミル加
工性に及ぼすC量の影響について調査した。以下に試験
方法について説明する。
工性に及ぼすC量の影響について調査した。以下に試験
方法について説明する。
供試鋼は、1.7%Cr−0,45%Mo−0,06%
v−0.o。
v−0.o。
2%Sの成分系にCの添加量を変化させた数種の鋼片を
熱間圧延により板厚50IIffの鋼板に仕上げ、その
後、焼入焼戻しを行いロックウェル硬さHRC25〜3
2に調整したものである。
熱間圧延により板厚50IIffの鋼板に仕上げ、その
後、焼入焼戻しを行いロックウェル硬さHRC25〜3
2に調整したものである。
これらの鋼板から試験片を採取し、エンドミル摩耗試験
を行った。エンドミル摩耗試験は、工具として2枚刃の
エンドミル(材質5KH56、直径10++@)を用い
、切削油を用いず、切込み15mm X 1am、回転
数66Orpm+、送り100 am/sinの条件で
行った。エンドミル加工性は、エンドミルの逃げ面摩耗
幅が0.21になるまでの切削長さによって判定した。
を行った。エンドミル摩耗試験は、工具として2枚刃の
エンドミル(材質5KH56、直径10++@)を用い
、切削油を用いず、切込み15mm X 1am、回転
数66Orpm+、送り100 am/sinの条件で
行った。エンドミル加工性は、エンドミルの逃げ面摩耗
幅が0.21になるまでの切削長さによって判定した。
その結果を第2図に示す。
第2図から明らかなように、エンドミル加工性はclの
増加とともに低下し、C量が0.25%を超えると急激
に低下するという知見を得た。
増加とともに低下し、C量が0.25%を超えると急激
に低下するという知見を得た。
さらに、本発明者らは、プレハードン鋼のドリル加工性
に及ぼす鋼の硬さの影響について調査した。以下に試験
方法を述べる。
に及ぼす鋼の硬さの影響について調査した。以下に試験
方法を述べる。
供試鋼は、1.7%Cr−0,45%Mo−0,06%
v−0.o。
v−0.o。
2%Sの成分系の数種の鋼片を熱間圧延により板厚50
mmの鋼板に仕上げ、その後、焼入焼戻しを行いロック
ウェル硬さHRC25〜40に調整したものである。こ
れらの鋼板から試験片を採取しドリル穴あけ試験を行っ
た。
mmの鋼板に仕上げ、その後、焼入焼戻しを行いロック
ウェル硬さHRC25〜40に調整したものである。こ
れらの鋼板から試験片を採取しドリル穴あけ試験を行っ
た。
ドリル穴あけ試験は、工具として標準ストレートドリル
(材質5KH51、直径5 mm)を用い、切削油を用
いず、切削長さ15a+m貫通、切削速度15m+*/
sin、回転数955rp+w、送り0.09va/r
evの条件で実施した。ドリル加工性は、貫通した穴の
個数で判定した。その結果を第3図に示す。
(材質5KH51、直径5 mm)を用い、切削油を用
いず、切削長さ15a+m貫通、切削速度15m+*/
sin、回転数955rp+w、送り0.09va/r
evの条件で実施した。ドリル加工性は、貫通した穴の
個数で判定した。その結果を第3図に示す。
第3図から明らかなように、ドリル穴あき個数は、鋼の
硬さの上昇にともなって急激に減少する、実際の金型加
工時に問題とならないドリル加工性を確保するためには
、綱の硬さの上限をロックウェル硬さHRC32以下に
抑える必要があるといえる。
硬さの上昇にともなって急激に減少する、実際の金型加
工時に問題とならないドリル加工性を確保するためには
、綱の硬さの上限をロックウェル硬さHRC32以下に
抑える必要があるといえる。
以下に、個々の化学成分の限定理由について説明する。
Cは、焼入れ性を向上させる効果が大きく、かつ、安価
な元素であって、本発明においてロックウェル硬さHR
C25以上の硬さを確保するためには、少なくとも0.
15%以上の添加を必要とする。
な元素であって、本発明においてロックウェル硬さHR
C25以上の硬さを確保するためには、少なくとも0.
15%以上の添加を必要とする。
しかし、第2図から明らかなように、過多に添加すると
きは、被削性が低下し、さらに、焼入れ時に焼き割れが
生じ易くなるとともに溶接性が劣化するので、添加量の
上限を0.25%とする。
きは、被削性が低下し、さらに、焼入れ時に焼き割れが
生じ易くなるとともに溶接性が劣化するので、添加量の
上限を0.25%とする。
Siは、脱酸元素として製鋼時に不可欠の元素であり、
少なくとも0.05%が添加される。しかし、過多に添
加するときは、靭性を劣化させるので、その上限を0.
80%とする。
少なくとも0.05%が添加される。しかし、過多に添
加するときは、靭性を劣化させるので、その上限を0.
80%とする。
Mnは、脱酸および焼入れ性向上のために、0.50%
以上を添加することを要する。しかし、2.00%を越
えて過多に添加するときは、靭性を劣化させるので、上
限を2.00%とする。
以上を添加することを要する。しかし、2.00%を越
えて過多に添加するときは、靭性を劣化させるので、上
限を2.00%とする。
Pは、偏析を助長し、鋼内部に局部的な硬さ上昇を引起
して、機械加工性を劣化させるので、上限を0.020
%とする。
して、機械加工性を劣化させるので、上限を0.020
%とする。
Sは、鋼中に不純物として含有されるが、鏡面加工性お
よび靭性を損なうため、極力低減することが望ましい、
従って、本発明においては、Sの上限を0.003%と
する。
よび靭性を損なうため、極力低減することが望ましい、
従って、本発明においては、Sの上限を0.003%と
する。
C「は、厚肉材の内部まで焼入れるために必要不可欠の
元素として、0.50%以上を添加する必要がある。し
かし、過剰に添加するときは、Cr炭化物の析出による
脆化を招来し、靭性を劣化させ、かくして、精密加工時
に微小部の欠損を起こしやすいので、2.50%を添加
量の上限とする。
元素として、0.50%以上を添加する必要がある。し
かし、過剰に添加するときは、Cr炭化物の析出による
脆化を招来し、靭性を劣化させ、かくして、精密加工時
に微小部の欠損を起こしやすいので、2.50%を添加
量の上限とする。
Moは、焼入れ性および焼戻し軟化抵抗を高めるために
、0.05%以上を添加することを要する。しかし、非
常に高価な元素であるので、実用的な観点から、その上
限を1.00%とする。
、0.05%以上を添加することを要する。しかし、非
常に高価な元素であるので、実用的な観点から、その上
限を1.00%とする。
Vは、焼戻し軟化抵抗を向上させ、また、細粒化による
靭性向上効果を有する。かかる効果を有効に発現させる
ためには、少なくとも0.01%の添加が必要である。
靭性向上効果を有する。かかる効果を有効に発現させる
ためには、少なくとも0.01%の添加が必要である。
しかし、過多に添加しても、その効果が飽和し、製造費
用を高くするので、添加量の上限を0.10%とする。
用を高くするので、添加量の上限を0.10%とする。
Alは、通常、脱酸元素として添加されるが、第1図か
ら明らかなように、本発明においては、鋼中に残存する
AlアO1が鏡面加工性を低下させるので、その上限を
0.004%とする。
ら明らかなように、本発明においては、鋼中に残存する
AlアO1が鏡面加工性を低下させるので、その上限を
0.004%とする。
0は、第1図から明らかなように、酸化物系介在物を形
成し、地底の発生および被削性、鏡面加工性等の低下を
招くので、できる限り低減することが望ましいが、反面
、極端に低減することは、製鋼上、大幅な費用増加とな
るので、本発明においては、許容し得る上限を0.00
40%とする。
成し、地底の発生および被削性、鏡面加工性等の低下を
招くので、できる限り低減することが望ましいが、反面
、極端に低減することは、製鋼上、大幅な費用増加とな
るので、本発明においては、許容し得る上限を0.00
40%とする。
Bは、微量の添加によって焼入れ性を向上させるが、そ
の添加量が0.ooos%よりも少ないときは、その効
果が乏しく、一方、0.0030%を越えて過剰に添加
すると、却って焼入れ性が低下するので、上限を0.0
030%とする。
の添加量が0.ooos%よりも少ないときは、その効
果が乏しく、一方、0.0030%を越えて過剰に添加
すると、却って焼入れ性が低下するので、上限を0.0
030%とする。
Tiは、結晶粒の微細化によって、靭性を向上させる効
果を存し、この効果を有効に得るためには、少なくとも
0.005%を添加することが必要である。しかし、過
多に添加するときは、硬質介在物であるTiNを生成し
、鏡面加工性を低下させるので、その上限を0.020
%とする。
果を存し、この効果を有効に得るためには、少なくとも
0.005%を添加することが必要である。しかし、過
多に添加するときは、硬質介在物であるTiNを生成し
、鏡面加工性を低下させるので、その上限を0.020
%とする。
次に、鋼の硬さの限定理由について説明する。
鋼の硬さは、金型用鋼に要求される重要な品質特性の一
つであり、ロックウェル硬さHRC25未満の場合は、
強度が低く耐摩耗性が劣り、プレハードン鋼として使用
できない、一方、第3図から明らかなように、鋼の硬さ
がロックウェル硬さHRC32を超える場合には、本発
明のように切削性を向上さセる元素を含有していないも
のでは、被削性が極端に低下するため、金型加工におい
て実用上問題とならない被削性を確保する点から、鋼の
硬さの上限をロックウェル硬さHRC32とする(実施
例) 本発明の構成は上記の通りであるが以下に実施例につい
て説明する。
つであり、ロックウェル硬さHRC25未満の場合は、
強度が低く耐摩耗性が劣り、プレハードン鋼として使用
できない、一方、第3図から明らかなように、鋼の硬さ
がロックウェル硬さHRC32を超える場合には、本発
明のように切削性を向上さセる元素を含有していないも
のでは、被削性が極端に低下するため、金型加工におい
て実用上問題とならない被削性を確保する点から、鋼の
硬さの上限をロックウェル硬さHRC32とする(実施
例) 本発明の構成は上記の通りであるが以下に実施例につい
て説明する。
供試鋼は、第1表に示す化学成分からなる鋼片を常法に
したがって製造し、加熱圧延することによって板厚50
m+sに仕上げ、その後、焼入焼戻しを行った。
したがって製造し、加熱圧延することによって板厚50
m+sに仕上げ、その後、焼入焼戻しを行った。
これらの鋼板から試験片を採取し、作用項で述べた試験
方法に従って鏡面加工性および被削性について調査した
。その結果を第1表に示す。
方法に従って鏡面加工性および被削性について調査した
。その結果を第1表に示す。
第1表は、発明鋼および比較鋼の化学成分、ロックウェ
ル硬さ、鏡面加工性、被削性についてまとめたものであ
る。
ル硬さ、鏡面加工性、被削性についてまとめたものであ
る。
本発明鋼は、何れもロックウェル硬さHRC25〜32
の範囲にあり、鏡面加工性、被削性とも良好な特性を示
している。
の範囲にあり、鏡面加工性、被削性とも良好な特性を示
している。
これに対して、比較鋼は、全てにおいて、硬さ、鏡面加
工性、被削性を三つ同時に満足するものは得られなかっ
た。
工性、被削性を三つ同時に満足するものは得られなかっ
た。
比較鋼11は、Sと0の含有量が高く、従って、鏡面加
工性が劣っている。
工性が劣っている。
比較鋼12は、C含有量が低く、硬さもロックウェル硬
さHRC23と低く、これがため、研磨時の非金属介在
物の脱落により、ピンホールの発生を助長し、鏡面加工
性を劣化させている。
さHRC23と低く、これがため、研磨時の非金属介在
物の脱落により、ピンホールの発生を助長し、鏡面加工
性を劣化させている。
比較鋼13は、C含有量が高いため、硬さが高く被削性
が劣り、しかも、A1含有量が高いため、鏡面加工性も
劣っている。
が劣り、しかも、A1含有量が高いため、鏡面加工性も
劣っている。
比較w414は、C含有量が高いため、硬さが高く被削
性が劣っている。
性が劣っている。
比較!1i115は、S含有量が高く、しかも、Zrが
添加されているため、被削性は優れているが、一方、M
nSおよぞZrNの非金属介在物により、鏡面加工性は
劣っている。
添加されているため、被削性は優れているが、一方、M
nSおよぞZrNの非金属介在物により、鏡面加工性は
劣っている。
比較鋼16は、A1と0の含有量が高いため、鏡面加工
性が劣り、しかも、硬質のAlz(hにより、被削性も
劣っている。
性が劣り、しかも、硬質のAlz(hにより、被削性も
劣っている。
比較鋼17は、^lと0の含有量が高く、しかも、硬さ
も高いため、鏡面加工性、被削性とも満足のいくもので
はない。
も高いため、鏡面加工性、被削性とも満足のいくもので
はない。
以上の実施例の結果からも明らかなように、本発明に係
わるプレハードン鋼は、鏡面加工性および被削性に優れ
たものである。
わるプレハードン鋼は、鏡面加工性および被削性に優れ
たものである。
なお、上記実施例は、厚鋼板についてのものであるが、
本発明は他の鋼製品、例えば鍛鋼品にも適応し得ること
はいうまでもない。
本発明は他の鋼製品、例えば鍛鋼品にも適応し得ること
はいうまでもない。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明に係わるプレハードン鋼は
、上記の構成であるから、特殊溶解法の工程を経ること
なく、鏡面加工性および被削性に優れているとともに、
C含itを低めに抑えているため、靭性および溶接性に
も優れた効果を有するものである。
、上記の構成であるから、特殊溶解法の工程を経ること
なく、鏡面加工性および被削性に優れているとともに、
C含itを低めに抑えているため、靭性および溶接性に
も優れた効果を有するものである。
第1図は、鋼の鏡面加工性に及ぼす鋼中のA+g0.量
の影響を示すグラフ、第2図は、エンドミル加工性に及
ぼすC量の影響を示すグラフ、第3図は、ドリル加工性
に及ぼす硬さの影響を示すグラフである。 第1図 特許出願人 株式会社 神戸製鋼便 化 理 人 弁理士 余光 章− ←−少ない 多い− 鋼中のAl2O3量の評点 第2図 C量(%) 第3図 ロックウェル硬さ (HRC)
の影響を示すグラフ、第2図は、エンドミル加工性に及
ぼすC量の影響を示すグラフ、第3図は、ドリル加工性
に及ぼす硬さの影響を示すグラフである。 第1図 特許出願人 株式会社 神戸製鋼便 化 理 人 弁理士 余光 章− ←−少ない 多い− 鋼中のAl2O3量の評点 第2図 C量(%) 第3図 ロックウェル硬さ (HRC)
Claims (2)
- (1)C0.15〜0.25%、Si0.05〜0.8
0%、Mn0.50〜2.00%、P0.020%以下
、S0.003%以下、Cr0.50〜2.50%、M
o0.05〜1.00%、V0.01〜0.10%、A
l0.004%以下、O0.0040%以下を含み、残
部Fe及び不可避的不純物からなり、かつ、ロックウェ
ル硬さHRC25〜32を有することを特徴とする鏡面
加工性及び被削性にすぐれるプレハードン鋼。 - (2)C0.15〜0.25%、Si0.05〜0.8
0%、Mn0.50〜2.00%、P0.020%以下
、S0.003%以下、Cr0.50〜2.50%、M
o0.05〜1.00%、V0.01〜0.10%、A
l0.004%以下、O0.0040%以下を含み、さ
らに、B0.0005〜0.0030%、Ti0.00
5〜0.020%の内から選んだ1種又は2種を含み、
残部Fe及び不可避的不純物からなり、かつ、ロックウ
ェル硬さHRC25〜32を有することを特徴とする鏡
面加工性及び被削性にすぐれるプレハードン鋼。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1569289A JPH02197548A (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | 鏡面加工性及び被削性にすぐれるプレハードン鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1569289A JPH02197548A (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | 鏡面加工性及び被削性にすぐれるプレハードン鋼 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02197548A true JPH02197548A (ja) | 1990-08-06 |
Family
ID=11895816
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1569289A Pending JPH02197548A (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | 鏡面加工性及び被削性にすぐれるプレハードン鋼 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02197548A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008308751A (ja) * | 2007-06-18 | 2008-12-25 | Sumitomo Metal Ind Ltd | プラスチック成形金型用鋼材およびその製造方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61213348A (ja) * | 1985-03-16 | 1986-09-22 | Daido Steel Co Ltd | 合金工具鋼 |
| JPS63162837A (ja) * | 1986-12-25 | 1988-07-06 | Kawasaki Steel Corp | 放電加工性に優れた鉄鋼材料 |
| JPS63183158A (ja) * | 1987-01-26 | 1988-07-28 | Hitachi Metals Ltd | プラスチツク成形プリハ−ドン金型用鋼 |
-
1989
- 1989-01-25 JP JP1569289A patent/JPH02197548A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61213348A (ja) * | 1985-03-16 | 1986-09-22 | Daido Steel Co Ltd | 合金工具鋼 |
| JPS63162837A (ja) * | 1986-12-25 | 1988-07-06 | Kawasaki Steel Corp | 放電加工性に優れた鉄鋼材料 |
| JPS63183158A (ja) * | 1987-01-26 | 1988-07-28 | Hitachi Metals Ltd | プラスチツク成形プリハ−ドン金型用鋼 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008308751A (ja) * | 2007-06-18 | 2008-12-25 | Sumitomo Metal Ind Ltd | プラスチック成形金型用鋼材およびその製造方法 |
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