JPH04106726U - 溶融金属用電磁流量計電極 - Google Patents
溶融金属用電磁流量計電極Info
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- JPH04106726U JPH04106726U JP1576391U JP1576391U JPH04106726U JP H04106726 U JPH04106726 U JP H04106726U JP 1576391 U JP1576391 U JP 1576391U JP 1576391 U JP1576391 U JP 1576391U JP H04106726 U JPH04106726 U JP H04106726U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 溶融金属の管路において、流動状態の溶融金
属の流量を測定する電磁流量計に用いる電極を改善し、
不純物,介在物の衝突,流動変動に起因する起電力変動
を小さくして流量測定精度を向上する溶融金属用の電磁
流量計電極を提供する。 【構成】 溶融金属を流動する管路を挟んで磁極を対峙
させ、この磁界と溶融金属の電磁誘導により誘起する誘
導起電力を、管路の磁界方向と直交する位置に設けた電
極により検知して溶融金属の流量を測定する電磁流量計
において、電極を酸化物系導電性セラミックス,または
電極表面に酸化物系導電性セラミックスを被覆し、酸化
物の生成を抑制し、介在物の衝突,流動変動に起因する
ノイズ変動を小さくして流量測定精度を安定確保する溶
融金属用電磁流量計電極である。
属の流量を測定する電磁流量計に用いる電極を改善し、
不純物,介在物の衝突,流動変動に起因する起電力変動
を小さくして流量測定精度を向上する溶融金属用の電磁
流量計電極を提供する。 【構成】 溶融金属を流動する管路を挟んで磁極を対峙
させ、この磁界と溶融金属の電磁誘導により誘起する誘
導起電力を、管路の磁界方向と直交する位置に設けた電
極により検知して溶融金属の流量を測定する電磁流量計
において、電極を酸化物系導電性セラミックス,または
電極表面に酸化物系導電性セラミックスを被覆し、酸化
物の生成を抑制し、介在物の衝突,流動変動に起因する
ノイズ変動を小さくして流量測定精度を安定確保する溶
融金属用電磁流量計電極である。
Description
【0001】
本考案は、管路内等を流動する溶融金属の流量を、電磁誘導を利用して測定す
る電磁流量計の電極に関する。
【0002】
従来管路内等を流動する、例えば亜鉛,アルミニウム,鋼等の溶融金属の流量
測定には、磁界の中を通過するときに、電磁誘導によって発生する起電力を指数
として利用する電磁流量計が使用されている。
【0003】
この電磁流量計は、図1および図2に例示するように、管路1を挟んで対峙す
る磁極2a,2bを有する磁石2と、この磁界方向に直交する位置に、管路1を
挿通して一対の電極3a,3bを取り付け、管路1内を流動する溶融金属4と磁
界5との電磁誘導によって、溶融金属4内において磁界5と直角方向に誘起する
誘導起電力6を電極3a,3bによって検知する。
【0004】
この誘導起電力6は、磁界5の強さと溶融金属4の流速,即ち流量に比例する
ことより、この起電力6を指数として変換器7にてこれを流量信号に変換し、溶
融金属4の流量を測定するものである。
【0005】
ここに使用される電極3a,3bは、高温の溶融金属4に曝され、耐熱性が要
求される他、耐食性が要求される場合も多く、一般にステンレス等の耐食鋼,さ
らにはTiC,TiN,SiC等の非酸化物系セラミックスが使用され、特に亜
鉛,アルミニウム等の腐食性が強い溶融金属流体の測定に対しては、上記非酸化
物系セラミックス材が採択されている。
【0006】
ところで、従来電極材料として使用されていたステンレス鋼,あるいはTiC
,TiN,SiC等の非酸化物系セラミックス材は、亜鉛,アルミニウム,鋼等
の溶融金属中で使用する場合、表面に保護層としてTiO2 ,SiO2 等の非導
電性酸化物層を形成しているが、流動する溶融金属内に通常存在する1〜2μm
以上のAl2 O3,SiO2 粒等の不純物,介在物がこの保護層表面に衝突したり
、あるいは流動変化により酸化保護層が剥離し、この剥離部にまた新たに酸化層
が生成する。
【0007】
このような保護層の剥離,生成が繰り返されると、電極3a,3bに誘起され
る起電力に変動が起き、流量測定が不可能になる。
【0008】
また比較的酸化されにくいSiCの場合にあっても、高温酸化条件下におかれ
ることによって、非酸化物系セラミックスが絶縁抵抗の高い酸化物系セラミック
スに変化してしまい、この結果電極との接触抵抗が増加し、上記と同様に最終的
には起電力に変動が起きて流量測定が不可能になる。
【0009】
特に対象とする溶融金属の温度が上昇し、例えば溶鋼のように1000℃以上
の溶融金属に適用する場合は、この傾向が著しい。
【0010】
本考案は上記問題点を解消し、酸化物層の生成を抑制し、不純物,介在物等の
衝突,流動変動に起因するノイズの変動を小さくして流量を正確に測定し得る溶
融金属の電磁流量計の電極を提供する。
【0011】
本考案は、溶融金属を流動する管路を挟んで磁極を対峙させ、この磁界と溶融
金属の電磁誘導により誘起する誘導起電力を、管路の磁界方向と直交する位置に
設けた電極により検知して溶融金属の流量を測定するようにした電磁流量計にお
いて、前記電極の少なくとも表層部が酸化物系導電性セラミックスで形成されて
いることを特徴とし、また前記酸化物系導電性セラミックスをLaCrO3 ,ま
たはLa1-x Cax CrO3 ,La1-x Mgx CrO3 ,La1-x Srx CrO 3
(0.22x>0),またはZrO2 −Ce02 とした溶融金属用電磁流量計
電極である。
【0012】
これらの形態は、焼結体,さらにはPVD,CVD,塗布焼付,メッキ等によ
って従来の非酸化物系セラミックスや耐熱金属上に被膜化して使用してもよい。
【0013】
溶融金属用の電磁流量計電極は、溶融金属に接する表面が、高温下において溶
融金属の種類,不純物,介在物,流動変動等に影響を受けない安定した状態であ
ることが望ましい。
【0014】
従来電極材料として使用されていたステンレス鋼,TiC,TiN,SiC等
の電極では、前述のごとく使用時に表面に保護層として酸化物層を形成し、これ
が起電力の不安定要因となる。従って使用に際して、高温下においても酸化物層
を生成しない材料を選択する必要がある。
【0015】
これらの要件を満たす材料としては、酸化物系のセラミックスが最適であり、
さらに溶融金属中の電導が電子であるために、高電子導電性のセラミックスが必
要である。
【0016】
これらを具備した酸化物系導電性セラミックスとしては、LaCrO3 ,Zr
O2 −Ce02 系がある。LaCrO3 には導電性を制御するために、CaO,
MgO,SrOを添加したLa1-x Cax CrO3 ,La1-x Mgx CrO3 ,
La1-x Srx CrO3 がある。 表1にこれら材料の特性を示す。
【0017】
【表1】
【0018】
このように酸化物系導電性セラミックスは、融点が高く、また酸化物層を形成
せず腐食も起きにくいために、表面が酸化されることはなく、不純物,介在物等
の衝突による起電力変動のない安定した流量制御,測定が可能になる。
【0019】
図3に、電極を管路に挿着した状態を示す。ここで管路1は例えばAl2 O3
・Cで製作され、電極3を管路1に挿入し、これを無機系接着材8で固着する。
【0020】
以下本考案の一実施例について説明する。
【0021】
鋼の鋳造過程中の溶鋼流量測定用の電磁流量計に、次の電極を使用した。電極
材料は、LaCrO3 にCaOを添加したもので、La0.8 Ca0.2 CrO3 を
用いた。
【0022】
取り付け方法は、図3のようにAl2 O3 ・C煉瓦の管路にAl2 O3 ・Si
O2 系の無機系接着材でおこなった。この管路に溶鋼流を一定流速として20分
間流通させ、誘起される起電力の安定性を電磁流量計にて測定した。
【0023】
測定結果を従来例とともに図4(a),(b)に示す。測定結果にみられる如
く、実施例,図4(b)では起電力のノイズの変動は従来よりも1/10に低減
し(最大幅0.3mV/3.0mV)、流速による影響も殆どなく、安定した測
定を行うことができた。なおZrO2 −CeO2 ,La1-x Mgx CrO3 ,L
a1-x Srx CrO3 についても同様の結果が得られた。
【0024】
以上説明したように本考案によれば、電極に酸化物系導電性セラミックスとし
てLaCrO3 (CaO,MgO,SrO添加), ZrO2 −CeO2 系を使用
することにより、表面が酸化されることはなく、高温下においても溶融金属の種
類,不純物,介在物,流動変動等の影響を受けない安定した電極を提供すること
が可能となり、従ってノイズや起電力変動も殆どなく、安定した流量制御,測定
が可能となり、測定精度の向上を図り得る。
【図1】本考案の要部を示す略断面図である。
【図2】電磁流量計の原理を説明する装置の斜視図であ
る。
る。
【図3】電極挿着の一例を示す断面図である。
【図4】従来例(a)および実施例(b)の起電力変動
の測定結果を示す図面である。
の測定結果を示す図面である。
1 溶融金属の管路
2a,2b 磁極
3,3a,3b 電極,
4 溶融金属
5 磁界
6 誘導起電力
7 変換器
8 無機系接着材
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)考案者 丹野 仁
北九州市八幡東区枝光1−1−1 新日本
製鐵株式会社設備技術本部内
Claims (4)
- 【請求項1】 溶融金属を流動する管路を挟んで磁極を
対峙させ、この磁界と溶融金属の電磁誘導により誘起す
る誘導起電力を、管路の磁界方向と直交する位置に設け
た電極により検知して溶融金属の流量を測定するように
した電磁流量計において、前記電極の少なくとも表層部
が酸化物系導電性セラミックスで形成されていることを
特徴とする溶融金属用電磁流量計電極。 - 【請求項2】 酸化物系導電性セラミックスをLaCr
O3 とした請求項1記載の溶融金属用電磁流量計電極。 - 【請求項3】 酸化物系導電性セラミックスをLa1-x
CaxCrO3 ,La1-x Mgx CrO3 ,La1-x S
rx CrO3 (0.22x>0)とした請求項1記載の
溶融金属用電磁流量計電極。 - 【請求項4】 酸化物系導電性セラミックスをZrO2
−Ce02 とした請求項1記載の溶融金属用電磁流量計
電極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1576391U JPH04106726U (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | 溶融金属用電磁流量計電極 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1576391U JPH04106726U (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | 溶融金属用電磁流量計電極 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04106726U true JPH04106726U (ja) | 1992-09-14 |
Family
ID=31902895
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1576391U Withdrawn JPH04106726U (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | 溶融金属用電磁流量計電極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04106726U (ja) |
-
1991
- 1991-02-26 JP JP1576391U patent/JPH04106726U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950518 |