JPH04238609A - 絞り圧延機の肉厚制御方法 - Google Patents

絞り圧延機の肉厚制御方法

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Publication number
JPH04238609A
JPH04238609A JP2417484A JP41748490A JPH04238609A JP H04238609 A JPH04238609 A JP H04238609A JP 2417484 A JP2417484 A JP 2417484A JP 41748490 A JP41748490 A JP 41748490A JP H04238609 A JPH04238609 A JP H04238609A
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JP
Japan
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stand
wall thickness
calculated
tensile coefficient
rolling
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Pending
Application number
JP2417484A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Atsumi
厚見 卓彌
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPH04238609A publication Critical patent/JPH04238609A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/78Control of tube rolling
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B17/00Tube-rolling by rollers of which the axes are arranged essentially perpendicular to the axis of the work, e.g. "axial" tube-rolling
    • B21B17/14Tube-rolling by rollers of which the axes are arranged essentially perpendicular to the axis of the work, e.g. "axial" tube-rolling without mandrel, e.g. stretch-reducing mills
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B2275/00Mill drive parameters
    • B21B2275/02Speed
    • B21B2275/04Roll speed

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば鋼管の絞り圧延
に係わり、特に、前工程である延伸圧延工程等で製造さ
れた母管を絞り圧延して、目標寸法の外径及び肉厚を有
する圧延仕上がり管を製造するための絞り圧延機に用い
るのに好適な、絞り圧延機の肉厚制御方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】継目無管(特に継目無鋼管)の製造方法
について、その代表例を、例えば図7に工程順に示す各
処理手段に基づき、簡単に説明する。
【0003】図7において、素材10(例えば丸鋼)は
、加熱炉12によって所要の温度まで加熱された後、穿
孔圧延機14(例えばマンネスマンピアサ)に送られて
穿孔圧延される。
【0004】このようにして穿孔圧延された中空棒状素
材16は、まだ厚肉なので、次の延伸圧延機20(例え
ばマンドレルミル)で肉厚が減じられて後記絞り圧延機
26の素管22が形成される。
【0005】この素管22は再び加熱炉24にて所要温
度まで加熱された後、絞り圧延機26(例えばストレッ
チレデューサ)に送られて所要寸法に絞り圧延される。
【0006】絞り圧延後の仕上り管28の肉厚分布は、
例えば図8に示すようになり、この図8のように、前記
仕上り管28は、その長手方向中央部に定常部を有する
。前記絞り圧延においては、この定常部で目標肉厚が得
られるように、前記素管22を絞り圧延する。
【0007】絞り圧延機として最も広く採用されている
ストレッチレデューサは、通常8〜28スタンドから構
成されており、一般には、1スタンド当り5〜7%の外
径圧下を加えつつ、絞り圧延することにより、製品外径
を定径すると同時に、スタンド間張力を付加して肉厚の
加工を行う。このストレッチレデューサにおいては、各
スタンドのロール回転数が自由且つ正確に変換できるよ
うにするために、各スタンドのロールはそれぞれ単独に
例えば直流電動機により駆動されることが多い。
【0008】このストレッチレデューサの大きな特徴の
1つは、上記のロール回転数の与え方によりスタンド間
張力を調整して、同一素管より種々の製品肉厚を得るこ
とができることである。
【0009】定性的には、図9に示すように、No.1
からNo.n スタンド(No.n :圧延に用いる最
終のスタンド番号)に至るロール回転数の勾配を急にす
れば(図中(c )→(b )→(a )のように)、
スタンド間張力が強まり製品肉厚はより薄くなり、又、
勾配を緩れば(図中(a )→(b )→(c )のよ
うに)、各スタンド間張力が減して、製品肉厚はより厚
くなることがよく知られている。言い換えれば、一般に
引張係数Zを用いて圧延仕上がり管の肉厚を制御できる
もので、圧延仕上がり管の肉厚は、各スタンド間張力を
強めてこの引張係数Zの値を大きくするほど薄くなり、
逆に、スタンド間張力を弱めてこの引張係数Zの値を小
さくするほど厚くなる。 なお、引張係数Zは理論的に(1)式により求められる
【0010】Z=σ 1/Kf         …(
1)
【0011】但し、Zは引張係数、σl は管長手
方向応力、Kf は降状応力である。
【0012】一方、ストレッチレデューサの大きな特質
(あるいは欠点)の1つは、内面加工に工具を使用しな
いため、圧延仕上がり管の肉厚が、上述のように、ロー
ル回転数の勾配、即ちスタンド間の回転数偏差に大きく
依存することである。これは、圧延仕上がり管の肉厚が
ロール表面と素管表面の摩擦に大きく影響を受けて、ロ
ールの表面状況あるいは素管表面温度により製品肉厚が
大きくばらつくことを意味している。
【0013】又、前記特質(あるいは欠点)の他の1つ
は、圧延仕上がり管の目標肉厚を得るために各スタンド
のロール回転数を調整するが、肉厚の制御範囲にはおの
ずと限界があることである。例えば図9に示したように
、回転数偏差を大きくするに従い圧延仕上がり管の肉厚
が薄くなるが、無限に肉厚が薄くなるわけではなく、ど
のようなミルでも限界がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来は絞り圧
延機の肉厚制御においては、例えば図8に示すような、
圧延仕上がり管の定常部の肉厚を目標肉厚にしようとす
る場合、前記のような絞り圧延機の特質上、ロールの表
面状況あるいは素管表面温度により、特に、ロット替わ
り目の圧延仕上がり管の肉厚が大きくばらつき、目標肉
厚が達成され難いという問題点がある。
【0015】このような問題点に対して、従来より、絞
り圧延機で目標肉厚を得ようとする技術が、例えば特公
昭44−24743、特公昭51−43469、あるい
は特公昭61−50686号公報で提案されている。
【0016】前者(特公昭44−24743と特公昭5
1−43469)の技術は、絞り圧延前後のパイプの肉
厚あるいは長さを測定し、次材の肉厚が目標肉厚となる
ように回転数を調整する技術である。この前者の技術に
より、絞り圧延のロットの2本目以降については、ロッ
トの1本目の状態を参考にしながら目標肉厚に近づける
ことが可能である。しかしながら、ロットの1本目の肉
厚制御について何らの技術の開示がない。
【0017】又、後者(特公昭61−50686)の技
術は、引張係数に基づいて仕上がり管の肉厚を制御する
方法であり、前者より改善されているものの、上述の2
つの特質を理由としてロットの1本目については目標肉
厚が達成され難いという問題が依然として残されたまま
のものである。
【0018】本発明は、上記従来の問題点を解消するべ
くなされたもので、仕上がり管の肉厚を精度良く目標肉
厚とすることができる、絞り圧延機の肉厚制御方法を提
供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、連続多段圧延
機により、管を絞り圧延する際の肉厚制御方法において
、図1にその要旨を示すように物理的に付加可能な各ス
タンドの最大引張係数を算出し、算出された最大引張係
数以内で目標肉厚が得られるように各スタンドの引張係
数を算出し、予め圧延条件の関数として求められた先進
率式に、前記算出引張係数及び圧延条件の各値を代入し
て、各スタンドの先進率を算出し、マスフロー一定とし
て、前記算出先進率に基づき、各スタンドでのロール周
速を算出し、算出ロール周速に基づき、各スタンドのロ
ール回転数を算出して制御し、管の肉厚を制御すること
により、前記課題を解決するものである。
【0020】
【作用】本発明者は、絞り圧延工程における絞り圧延機
の肉厚制御方法について調査・研究を重ねた結果、仕上
り管の肉厚不良には、各スタンドのロール回転数の設定
方法が大きな影響を及ぼしていることを見出した。
【0021】即ち、ロットの変わり目の仕上り管や特定
の寸法の仕上り管には、従来、肉厚不良が生じ易かった
。発明者は、このような肉厚不良の生じ易かった圧延仕
上り管の肉厚不良材について調査・研究を行った。この
場合、レーザ速度計を用いて、各スタンド出側の管速度
を求めて、各スタンドにおけるマスフロー(=管の断面
積×圧延平均速度)を比較検討した。
【0022】その結果、肉厚不良材においては、予め計
算で求めたマスフローと実際のマスフローが一致してい
ないことが確認された。又、これらマスフローの差が大
きい程、肉厚不良材の発生する傾向が大きく、各スタン
ドについて最大引張係数内で引張係数を決定し、更に、
実際に見合った先進率に設定してロール回転数を算出す
ることにより、肉厚不良を有効に防止し得ることが明ら
かにされた。
【0023】従って、圧延仕上り管の肉厚不良は、各ス
タンドについての引張係数と先進率とが実際の圧延に即
した値となっていないためと考えられる。
【0024】即ち、前記引張係数と先進率とは、共に物
理的な上限値を有するが、この上限値を考慮していない
こと、あるいは、前記引張係数と先進率とが実際の圧延
に即した値と大きな差があることに起因して、圧延仕上
り管の肉厚不良が生じるものと考えられる。
【0025】前記の検討結果より、絞り圧延機の各スタ
ンドにおける引張係数と先進率とに注目し、これら引張
係数と先進率とを実際の圧延に即するように精度良く求
め、マスフロー一定として前記算出先進率に基づき各ス
タンドのロール回転数を算出した。このようにして算出
されたロール回転数により各スタンドのロールモータを
制御して絞り圧延を実施した。
【0026】図2は、前記実施して得られた仕上り管の
肉厚分布(以下、本発明例という)を示すものである。 又、図2には、前記のように算出されたロール回転数を
用いずに従来方法により絞り圧延して得られた仕上り管
の肉厚分布例(従来例)も併せて示す。この場合、圧延
した管の本数は、本発明例又は従来例のいずれも共に1
96本である。又、絞り圧延において、圧延前に外径1
56mm×肉厚5.91mmであった管を、圧延後、外
径60.3mm、肉厚5.54mmのものに絞り圧延し
た。なお、この圧延は本発明例及び従来例いずれの場合
においてもロット1本目の条件で実施した。
【0027】図2から、従来例においては、目標肉厚か
らずれた肉厚を中心にして仕上り管の肉厚が分布してお
り、従って、目標肉厚からずれた肉厚の圧延仕上り管が
多数存在していることがわかる。これに対して、本発明
例においては、圧延仕上り管の肉厚が目標肉厚を中心に
して分布しており、従って、前記のように各スタンドの
引張係数と先進率とを実際の圧延に即するようにすれば
、圧延仕上管の肉厚を精度良く目標肉厚にするよう圧延
することが可能なことが理解される。
【0028】本発明は、前記知見に基づき創案されたも
のである。
【0029】本発明においては、物理的に付加可能な各
スタンドの最大引張係数を算出し、この最大引張係数以
内で目標肉厚が得られるように各スタンドの引張係数を
算出する。又、予め先進率を圧延条件の関数として求め
ておき、求められた先進率式に、前記算出引張係数ある
いは圧延条件の各値を代入して、各スタンドの先進率を
算出する。又、前記算出された先進率に基づき各スタン
ドのロール周速を算出し、算出ロール周速に基づき各ス
タンドのロール回転数を算出して制御する。これにより
、絞り圧延管の肉厚不良が著しく低減する。従来はロッ
トの1本目の圧延状況の肉厚を見て、2本目に目標肉厚
に近づけるように制御しており、ロット1本目に精度が
良くなかったが、本発明においてはこのようなロット1
本目についても目標肉厚が得られる。
【0030】ここで、最大引張係数を考慮する理由は、
全面滑りを起こさないように設定するためである。又、
先進率を考慮する理由は、各スタンド出側材料速度が、
圧延条件(前・後方張力、縮管率等)の影響を受け易い
ため、実際の圧延に即するようにロール周速を求め設定
するためである。
【0031】以下、本発明を詳細に説明する。
【0032】まず、管のマスフローはスタンド出側の断
面積(=出側肉厚t 1×(出側外径D1−出側肉厚t
 1)×π)と出側平均速度の積で求められる。
【0033】前記断面積は、前記のように出側外径D1
 と出側肉厚t 1の関数であり、従って、これら出側
外径と出側肉厚とがわかれば求められるものである。
【0034】この出側外径D1はロールのカリバー径よ
り求められる。又出側肉厚t 1は、各スタンドの引張
係数を設定することにより、次の方法で求められる。
【0035】この出側肉厚t 1を求める方法は、例え
ば文献:社団法人日本鉄鋼協会によって編集・発行され
た「我国における最近の鋼管製造技術の進歩」(197
4年7月)にも記載されているように、絞り圧延中の管
の変形に関するNeumann  Hancke の理
論を利用したものである。
【0036】即ち、次の(2)式に示す応力−歪み関係
式、次の(3)式に示すトレスカ(Tresca )降
伏条件式、次の(4)式に示す薄肉管の釣合方程式等か
ら、出側肉厚t 1は、導き出せる。
【0037】     (σr −σm )/εr =(σθ−δm 
)/εθ                     
   =(σl −δm )/εl       …(
2)    σl −σθ=Kf          
                       …(
3)    σr =(t /D) σθ      
                      …(4
【0038】但し、σr 、σθ、σl は管の半径
、円周、長手の各方向の平均応力(kg/mm2 )、
εr 、εθ、εlは半径、円周、長手の各方向の平均
歪みである。又、σm は前記半径、円周、長手の各方
向平均応力の平均(σr +σθ+σl /3)である
。又、Kf は材料の降伏応力、t は管の肉厚、Dは
管の外径である。なお、D0、D1は各スタンドの入側
外径、出側外径、t 0、t 1は各スタンドの入側肉
厚、出側肉厚とする。
【0039】この(2)〜(4)の式から、出側肉厚t
 1を次の(5)に示す式で表わすことができる。
【0040】     t 1=t 0/exp (εr )    
                  …(5)
【00
41】なお、(5)式における半径方向平均歪みεr 
は、次の(6)で示す式で求められる。又、(6)式中
の円周方向平均歪みεθは、次の(7)で示す式で求め
られる。
【0042】     εr =[{2Z(C1−1)+(1−2C1
)}            /Z(1−C1)−(2
−C1)]・εθ      …(6)    εθ=
1n {D0−t 0)/(D1−t 0)}    
      …(7)
【0043】但し、C1は入側肉
厚t 0に対する入側外径D0の比(t/D)、1n 
{  }は自然対数である。
【0044】この(5)〜(7)の式から出側肉厚t 
1を求めることができる。なお、上記の(6)の式で用
いた引張係数Zは、後述する最大引張係数Zmax に
ある係数をかけて仕上管に目標肉厚が実現するように一
義的に決定される。
【0045】前記出側平均速度Vi は、次の(8)に
示す式のように、定義できる。
【0046】 Vi =VRi(1+fi)            
    …(8)
【0047】但し、VRiはロール溝
底周速(mm/秒)、fiは先進率(%)である。
【0048】(8)に示す式を変形した次の(9)式に
より第i スタンドの先進率fiを求めることができる
【0049】 fi={(Vi −VRi)/VRi}×100…(9
【0050】連続多段圧延機で管が圧延される際の圧
延条件内で、前記先進率fiの値を求め、重回帰するこ
とにより、次の(10)に示す先進率式の各係数λ0〜
λ11を決定してモデル化を行った。
【0051】     f =λ0+λ1・(ZF)+λ2・(ZB)
+λ3・(D0)        +λ4・(ODR)
+λ5・(ZF)・(D0)        +λ6・
(ZB)・(D0)+λ7・(ZF)・(ODR)  
      +λ8・(ZB)・(ODR)+λ9・(
ZF)・(ZF)        +λ10・(ZB)
・(ZB)+λ11・(ZF)・(ZB)      
                         
                         
    …(10)
【0052】但し、ZFは前方張力
/降伏応力、ZBは後方張力/降伏応力、ODRは縮管
率(%)である。
【0053】前記重回帰により決定された各係数λ0〜
λ11の値の例を表1に示す。
【0054】
【表1】
【0055】(10)の式により、各係数λ0〜λ11
が決定すれば、先進率fiは前方張力、後方張力、入側
外径D0、縮管率ODRの4つから算出される関数とし
て表わすことができる。又、表2に示す前記重回帰で求
めた係数λ0〜λ11は相関係数が0.99付近となる
ため非常に高精度に回帰しており、精度上の問題はない
。 なお、前述した最大引張係数は文献「鉄と鋼」No 5
1(1965)928頁に従い求められるが、その求め
方を以下に簡単に述べる。
【0056】ここで、絞り圧延機において圧延スタンド
内の圧延状態を図3に示す。図3において、符号30は
圧延ロールである。
【0057】スタンド内の力の釣り合いは、図3に示す
矢印のようになり、材料の素管12とロール30との間
の中立線は板圧延の場合と異なり複雑な軌跡をとる。こ
れは、ロールの周速がロール軸方向に変化しているため
である。この中立線を境にして、圧延入側の後方滑りが
生じている領域(図3中斜線の部分)をSb 、出側の
前方滑りが生じている領域をSf とすると、管の圧延
方向の力の釣り合いは、巨視的に次式(11)で与えら
れる。
【0058】     Fb +Pr =μ・Pc ・(Sb −Sf
 )/S+Ff           …(11)
【0
059】 但し、Ff 、Fb :前方張力、後方張力(kg)、
Pc :ロール面圧(ロール3本分)(kg)、Pr 
:ロール面圧の圧延方向反力(kg)、Sf 、Sb 
:前方及び後方滑り領域の面積(mm2 )、S:ロー
ルと管の全接触面積(mm2 )、μ:ロールと材料間
の摩擦係数である。
【0060】ここで、接触面積比γ(=(Sb −Sf
 )/S)については、ロール面圧Pc 、その圧延方
向反力Pr を近似的に求めて代入すると次式(12)
が得られる。
【0061】
【数1】
【0062】但し、R:ロール溝底半径(mm)、Zf
 、Zb :前方張力/降状応力(以下、前方引張係数
という)及び後方張力/降状応力(以下、後方引張係数
という)である。
【0063】又、引張係数Zはこれら前方及び後方の引
張係数Zf 、Zb の平均、即ち、(Zf +Zb 
)/2で与えられる。又、各スタンドの最大引張係数を
求める際には各スタンドの縮管率{(DO−D1)/D
O}×100(%)が必要となる。このように、特に各
スタンドの縮管率を必要とする理由は、この値から各ス
タンドの出側外径D1を求めるためである。例えば第1
のスタンド出側の外径D1は、素管の外径及び第1スタ
ンド縮管率より求め得るものである。
【0064】各スタンドの最大引張係数は、前記のよう
に求めた接触面積比γに基づき、以下のようにして求め
られる。
【0065】即ち、前段スタンドでは全面前方滑りであ
るから、接触面積比γが−1に収束するように、前記各
引張係数Zf 及びZb を求める。まず、第1スタン
ドでは、後方引張係数Zb =0として接触面積比γが
−1に収束するように前方引張係数Zf を決定する。 又、第2スタンドでは、後方引張係数Zb は、第1ス
タンドの前方引張係数Zf と等しいとして、接触面積
比γが−1に収束するように前方引張係数Zf を決定
する。同様にして、次スタンド以降の各引張係数Zf 
及びZb を決めていく。
【0066】又、後段スタンドでは、全面に後方滑りが
生じるから、接触面積比γが1に収束するように、各引
張係数Zf 及びZb を求める。まず、最終スタンド
では、前方引張係数Zf =0として接触面積比γが1
に収束するように後方引張係数Zb を決定する。又、
第(最終−1)スタンドでは、前方引張係数Zf は、
最終スタンドの後方引張係数Zb と等しいとして、接
触面積比γが1に収束するように後方引張係数Zb を
決定する。同様にして、前スタンド以前の各引張係数Z
f 及びZb を決めていく。
【0067】以上ようにして、各スタンドでの各引張係
数Zf 及びZbを決定する。なお、全面前方滑りと全
面後方滑りが交差するスタンドでは、全面前方滑りによ
る引張係数であるか全面後方滑りによる引張係数である
かは、引張係数が小さいほうをとる。又、この交差スタ
ンドでは、当然、全面前方滑りから求めた素管の肉厚と
全面後方滑りから求めた場合の肉厚が一致するように繰
り返し計算する必要がある。以上のようにして各スタン
ドの最大引張係数Z(=(Zf +Zb )/2)が決
定できる。
【0068】ここで、各スタンドのロール回転数は、具
体的には次のように決定できる。まずマスフローが一定
のため、第1スタンドの入側断面積と第1スタンドの入
側平均速度を乗じれば、マスフローを算出できる。この
場合、第1スタンドの入側断面積は、素管22の外径D
0及び肉厚t 0より求められる。又、当該第1スタン
ドの入側平均速度V1は入側テーブルの速度より任意に
設定できる。
【0069】又、第1スタンドの出側外径D1は、第1
スタンドのロールカリバー径より求められる。又、第1
スタンドの出側肉厚t 1は、まず圧延条件を用いて最
大引張係数Zmax を算出する。最終スタンド出側で
目標肉厚が求まるように各スタンドの引張係数Zを決定
する。 この決定した引張係数Zを元に前述の(2)〜(7)式
を用いて第1スタンド出側肉厚t 1を決定する。
【0070】又、先進率f1が上述のように、前方張力
、後方張力、入側外径D0、及び縮管率ODRの関数で
なり、第1スタンドにおいて、これら前方張力等はいず
れも既知の値であるから、先進率f1は(10)式で求
めることができる。
【0071】従って、マスフローは、管の断面積に前記
(8)式で示した出側平均速度V1 との次の(13)
式のように表わす関係を有するものである。
【0072】     マスフロー=断面積×VR1・(1+f1) 
         …(13)
【0073】この(13
)式から第1スタンドのロール溝底周速VR1を求める
ことができる。求められた前記周速VR1をから第1ス
タンドのロール回転数が決定できる。又、他のスタンド
も全く同様に決定できる。
【0074】以上の方法により、全スタンドのロール回
転数を決定できる。
【0075】絞り圧延に際して、本発明を採用して圧延
仕上り管に目標肉厚を得るための手順は、概略的に図1
で示すようになっているが、前記最大引張係数を求める
手順等を考慮すれば図4に示すようになる。図4におい
て、まず、各スタンドの最大引張係数Zmax の算出
をステップ100〜108で行う。即ち、ステップ10
0で、第1スタンドからの全面前方すべり(A)を仮定
した引張係数Zf を算出する。次いで、ステップ10
2で、最終スタンドからの全面後方すべり(B)を仮定
した引張係数を算出する。
【0076】次いで、ステップ104で各すべりA及び
Bが交差するスタンドで肉厚が一致するか否かを判定し
、判定結果が否ならば、ステップ106で最終スタンド
出側の肉厚を変化させる。一方、判定結果が正ならば、
次のステップ108に進む。
【0077】従って、各すべりA及びBが交差するスタ
ンドにおいて肉厚が一致するまで出側肉厚を変化させる
。前記肉厚の一致したときの各引張係数Zf 及びZb
 の平均が最大引張係数Zmax となる。
【0078】次いで、ステップ108に進んで、この最
大引張係数での各スタンドの管の変形計算をする。
【0079】次いで、各スタンドの最大引張係数Zma
x 内で目標肉厚が得られる引張係数Zをステップ11
0〜112で決定する。即ち、ステップ110、112
では各スタンドの引張係数を前記最大引張係数以内で仮
定し、最終スタンド出側の肉厚が目標肉厚と一致するま
で前記引張係数に仮定する数を変え続ける。予め圧延条
件の関数として求められた先進率式を用いて、ステップ
114において、各スタンドの先進率を計算する。次い
で、ステップ116でマスフロー一定より各スタンドで
のロール周速を計算する。次いで、ステップ118でロ
ール周速から各スタンドのロール回転数、ひいてはモー
タ回転数を算出し制御する。
【0080】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0081】この実施例は、絞り圧延機の肉厚制御を本
発明を採用して行うものである。
【0082】実施例では、複数スタンドを有する連続多
段圧延機の各スタンドの先進率を計算し、各スタンドの
ロール回転数を計算して当該ロール回転数を制御するも
のである。多段式圧延機は前出図7に示すものと同様の
ため、その図示及び構成の説明は略する。
【0083】実施例では、引張係数の算出から前記ロー
ル回転数の算出に至るまで、図4に示す手順に従って行
うものである。
【0084】次に、表2に示す各サイズ(寸法)の各パ
イプを素管として、通常の絞り圧延のロットの変り目と
同様の条件下で連続多段圧延した。
【0085】
【表2】
【0086】この場合、表2に示すように本発明例、従
来例共に、素管寸法が外径156mm、肉厚5.91m
m、仕上り管寸法は外径60.3mm、肉厚5.94m
mであった。又、圧延に際しては、それぞれ第1スタン
ド入側素管温度が920〜930℃で、第1スタンド入
側材料速度が1.31m / 秒であった。なお、この
圧延は、以下の本発明例、従来例いずれの場合において
も、ロット1本目の条件で実施した。
【0087】本発明例は、前記図4の手順により算出し
た最大引張係数を元に各スタンドの引張係数を求め、更
に先進率を設定して絞り圧延を実施したものである。従
来例は1本目の肉厚を見て最大引張係数を考慮せずに目
標肉厚になるよう圧延制御したものである。
【0088】最大引張係数と引張係数の各スタンドにお
ける関係を図5に示す。又、本発明例及び従来例により
モータ回転数制御結果を図6に示す。
【0089】又、表2には、圧延結果の肉厚不良本数及
び不良率を示している。表2から分かるように、本発明
法においては、肉厚の不良が殆ど生じていない。これに
対して、従来法は、肉厚不良の割合が高くなる。
【0090】即ち、実際に即した引張係数及び先進率を
用いてロール回転数を制御することにより、肉厚精度が
改善されている。よって、絞り圧延工程における絞り圧
延機の肉厚制御方法として本発明が極めて有効なもので
あることが実証された。
【0091】なお、前記実施例においては、図2又は表
2に示すような管で本発明を実施した場合を例示してい
る。しかしながら、本発明の実施範囲はこれに限定され
るものではなく、他の種々の管で本発明を実施すること
ができる。
【0092】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、仕
上管に目標肉厚が精度良く得られるため、絞り圧延工程
における絞り圧延機の肉厚制御として極めて有効である
。従って、制御的に利用価値が高いという優れた効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の原理を説明するための本発明
の要旨を示す流れ図である。
【図2】図2は、同じく、本発明を実施した例と、従来
法を実施した例とを比較して示す線図である。
【図3】図3は、同じく、スタンド内の力の釣合状態を
示す要部断面図である。
【図4】図4は、本発明を実施する際のロールモータ回
転数算出手順を説明するための流れ図である。
【図5】図5は、本発明の実施結果例を示す、決められ
た最大引張係数及び引張係数の例を示す線図である。
【図6】図6は、本発明の実施結果例を示す、従来法と
比較してモータ回転数の計算結果例を示す線図である。
【図7】図7は、一般的な絞り圧延ラインの構成を示す
斜視図である。
【図8】図8は、絞り圧延後の圧延材の長手方向の肉厚
分布量を示す線図である。
【図9】図9は、各スタンドに対するロール回転数設定
量を示す線図である。
【符号の説明】
10…素材(丸鋼)、14…穿孔圧延機、16…中空部
用素材、20…延伸圧延機、22…絞り圧延機の素管、
26…絞り圧延機、28…仕上管。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続多段圧延機により、管を絞り圧延する
    際の肉厚制御方法において、物理的に付加可能な各スタ
    ンドの最大引張係数を算出し、算出された最大引張係数
    以内で目標肉厚が得られるように各スタンドの引張係数
    を算出し、予め圧延条件の関数として求められた先進率
    式に、前記算出引張係数及び圧延条件の各値を代入して
    、各スタンドの先進率を算出し、マスフロー一定として
    、前記算出先進率に基づき、各スタンドでのロール周速
    を算出し、算出ロール周速に基づき、各スタンドのロー
    ル回転数を算出して制御し、管の肉厚を制御することを
    特徴とする絞り圧延機の肉厚制御方法。
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