JPH04256914A - 自動焦点調節装置 - Google Patents

自動焦点調節装置

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JPH04256914A
JPH04256914A JP3103988A JP10398891A JPH04256914A JP H04256914 A JPH04256914 A JP H04256914A JP 3103988 A JP3103988 A JP 3103988A JP 10398891 A JP10398891 A JP 10398891A JP H04256914 A JPH04256914 A JP H04256914A
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JP
Japan
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lens
amount
time
subject
moving
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JP3103988A
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Yukio Uenaka
行夫 上中
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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  • Focusing (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動合焦機能(AF
機能)を有する装置、例えばAF(AUTOMATIC
  FOCUSING)カメラの合焦用レンズを合焦位
置まで正確に移動させる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年AF機能を備えたカメラが著しく増
加しており、レンズ交換可能な一眼レフカメラにおいて
もAF機能は不可欠のものとなりつつある。一眼レフカ
メラにおいては、一般に位相差法によるAFが採用され
ている。位相差法によるAFは、次のような手順で行わ
れる。まず、2つの受光部を有する検出素子(CCD等
)に被写体像が投射され、その光量が、時間について積
分される。次に、それぞれの受光部上の2つの被写体像
の位相差により、検出素子(フィルム等価面)と、被写
体と対向している撮影レンズによる結像面との距離差お
よびその方向(デフォーカス量/デフォーカス方向)が
算出される。算出されたデフォーカス量/方向からレン
ズを合焦位置に駆動するのに必要なモータの駆動量が求
められ、結像面がフィルム等価面に一致するようレンズ
がその光軸に沿って駆動される。この時のモータに印加
されるパルス数は次式によって求められる。 P=Kv×D ここで、Pはモータに印加される駆動パルス数であり、
Dはデフォーカス量である。Kvはレンズ移動量変換係
数(Kバリュー)と呼ばれ、上記デフォーカス量及び方
向から、レンズを合焦位置に移動させるのに必要なだけ
、モータを駆動させるパルス数を計算するための係数で
、レンズ固有の値である。
【0003】図30から31は上記のように構成された
、従来のAFシステムを説明する図であり、各図におけ
る被写体像位置とは、合焦用レンズの位置を基準とした
被写体像の結像位置であり、ピント位置とは合焦用レン
ズの位置を基準としたフィルム等価面の位置を示すもの
である。図30において、時刻t0で測距を行った結果
、ピント位置と被写体像位置との距離差、即ち、デフォ
ーカス量がD0であったとする。すると、このデフォー
カス量D0を0にすべく、レンズが駆動される。被写体
が静止しているため、レンズ駆動の結果、ピント位置と
被写体像位置は一致する。この状態で時刻t1において
レリーズONの割り込み処理を行い、レリーズタイムラ
グ、即ち、ミラー上昇や絞りの絞り込みの機械的駆動に
要する時間の経過後の時刻t2に実際に露光が開始され
たとすると、図30のように、露光開始時t2における
ピント位置と被写体像位置は常に一致している。ところ
が、被写体が動体(レンズ駆動方向に動くもの)である
場合には、積分および演算が行われ、その結果に基づい
て合焦のためにレンズを駆動している間にも被写体は移
動し続けるため、さらに積分・演算・レンズ駆動の処理
を繰り返すことが必要となる。
【0004】図31は、被写体が遠方から近方に等速度
で移動している場合を示すものであり、被写体像位置は
被写体が撮影レンズに近づくほど変化量が大きくなって
いる。この場合において、■点での被写体像位置とピン
ト位置との距離差、即ちデフォーカス量がD1だったと
する。このD1に対応する分だけレンズ駆動し、時間t
1経過後に■点で、デフォーカス量を求めると、D2が
得られたとする。同様にしてD2に対応する量だけレン
ズ駆動を行い、時間t2経過後の次の■点で、デフォー
カス量D3が求められる。ここで、■点でのデフォーカ
ス量を求めたときのピント位置は■点の被写体像位置に
対応しており、時間t1の間にも被写体は移動している
ため、被写体が遠方から近方に等速度で移動している場
合にはデフォーカス量は D1<D2<D3 のように、測距する度に次第に増加してしまい、レンズ
駆動が被写体像の位置変化に十分に追従できなくなって
しまうという問題が生ずる。
【0005】これを解決するために、積分を開始してか
ら、演算を行ってレンズ駆動が完了するまでの時間に被
写体が移動する距離を予測し、その分を加味してレンズ
を駆動することにより、上記のような追従遅れの問題を
解決する方法が種々考えられている。このような方法に
おいては、測距動作時に測定された被写体像の像面スピ
ードがある所定値以上であるか否かを判断し、所定値以
上である場合にはその像面スピードに基づいて被写体の
移動距離を予測し、追従動作を行うように構成されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、この
ような方法によると、被写体像の像面スピードのみによ
って追従動作を行うかどうかを判断しているため、その
スピードが所定値ぎりぎりの状態で移動しているときに
は、測距データのばらつきにより、追従動作を行う判断
が不安定になるという問題点があった。また、実際には
静止している被写体であって、追従動作を行う必要がな
いにも拘らず、その被写体が何らかの理由で一瞬動いた
だけで追従動作を開始してしまうという問題点もあった
。更に、静止している被写体の手前を移動する物体が横
切った場合にも、不必要に追従動作が行われ易く、その
ため迅速な測距が出来ないという問題点があった。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、動く対象物に対してピントの
合った写真を得られるように構成され、しかも、レンズ
駆動を行う判断を被写体の連続した移動により行うこと
により、不必要にレンズ駆動が行われることが回避でき
るように構成されている自動焦点調節装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【問題を解決するための手段】この問題を解決するため
、本発明の自動焦点調節装置は、光軸方向に移動可能な
合焦用レンズと、前記合焦用レンズによる、特定対象物
に対するデフォーカス量を求める測距手段と、前記測距
手段により求められたデフォーカス量に基づいて前記対
象物の前記光軸方向における相対的移動方向と移動速度
とを算出する算出手段と、前記測距手段の測距動作を所
定の時間間隔で繰り返すように前記測距手段を制御する
制御手段と、前記測距手段による測距動作ごとに、前記
算出手段により算出された対象物の移動速度が所定値以
上であるかどうかを判別する判別手段と、前記判別手段
により、対象物の移動速度が所定値以上であるとされた
回数が所定回数連続したときに、前記算出手段の算出結
果に基づいて、現在より所定時間経過後に前記対象物が
移動する位置で焦点が合う位置に、前記合焦用レンズを
駆動する駆動制御手段と、を有することを特徴とする。 さらに前記算出手段は、前記合焦用レンズによる、対象
物像の前記移動方向及び移動量を算出するように構成す
るのが好適である。また、前記駆動制御手段は、前記対
象物の移動方向がカメラから遠ざかる方向の時には対象
物に対して後追い追従し、前記対象物の移動方向がカメ
ラに近付く方向の時にはレリーズタイムラグ分先回りし
た点に合焦するべくレンズ駆動量が決定されるように、
前記算出手段を制御するよう構成するのが好適である。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例を
説明する。図1は本発明の自動焦点調節装置が実装され
るAFカメラの主要部分を表すブロック図である。AF
スイッチS1がONされて、CPU3のポートP71の
電位がLOWになると、AFシステムの動作が開始され
る。インターフェース2を介して、CCD等の検出素子
から成る測距センサで測距を行い、得られた測距データ
がポート1を介してCPU3に入力され、CPU3では
演算が行われて、デフォーカス量が算出される。次いで
、レンズ100内に実装されたレンズROM9に記憶さ
れているKバリューと、上記算出されたデフォーカス量
と、からレンズ駆動量を算出する。なお、デフォーカス
量が求まらなかった場合等、測距データが無効かどうか
のチェックを行い、データが無効の場合は、測距が正し
く行われなかった旨を表示する等のNG処理を行うよう
構成される。このときは、再び測距を行う。次いで、デ
フォーカス量が所定の合焦幅内にあるかどうかを判定し
、合焦幅内にあると判定すると、CPU3のポートP7
4を介して、LED駆動回路10を制御し、合焦LED
を点灯する等の合焦処理を行い、レリーズONの割り込
みが許可される。なお、合焦幅内にないと判断されると
、レリーズ割り込みが禁止され、レンズ駆動量をカウン
タ6にセットし、レンズ駆動回路4を制御してレンズ駆
動を開始する。レンズ駆動回路4により回転されるAF
モータの回転数はエンコーダ5によってモニターされ、
カウンタ6をデクリメントしてカウンタ6の内容が0に
なると、AFモータの回転を停止しレンズ駆動を中止す
る。
【0010】レリーズONの割り込み処理はレリーズス
イッチSWRがONされると、CPU3のポートPor
t5を経てレリーズ制御回路8により、ミラー上昇、露
光、ミラー下降の一連のレリーズ制御処理が行われる。 自動合焦機能により合焦した時点でレリーズをONする
と、現実には、レリーズON信号が読み込まれた瞬間に
シャッターが開かれるのではなく、レリーズON信号が
読み込まれてから実際にシャッターが開いて露光が開始
されるまでには、絞りを、予め手動または露出制御演算
により設定された絞り値まで絞り込む動作を行い、ミラ
ーを上昇させる駆動を行うのに要する時間分だけ、時間
差がある(以下、この時間差をレリーズタイムラグと呼
ぶ)。静止状態にある被写体を撮影する場合には、この
レリーズタイムラグの間に被写体の位置が変わることは
ないため、一旦合焦すれば、レリーズタイムラグの長短
にかかわらず、もはやデフォーカスが生ずる事はなく、
被写体に合焦した状態で実際の露光が行われる。本実施
例においては、レリーズONの割り込み後、実際に露光
が開始される時点(即ち、レリーズタイムラグ経過後)
に被写体像位置とピント位置とを一致させるために次の
ような方法を取っている。
【0011】図2において実線は被写体像位置の移動を
示すものである。レリーズタイムラグ経過後にピント位
置が実線上に位置するようにレンズ駆動を制御すれば、
いつレリーズをONとしても合焦状態で露出が行われる
ことになる。図の破線で示されている曲線は、実際の被
写体像の移動を示す実線のグラフをレリーズタイムラグ
分だけ左へ平行移動したものである。ピント位置がこの
破線に追従するようにレンズ駆動すれば、いつレリーズ
ONしても常にレリーズタイムラグ分先回りしたピント
位置でレリーズ制御処理が開始することになり、レリー
ズタイムラグ経過後に被写体像がピント位置に到着して
合焦状態で露光が行われることになる。
【0012】図3は、本実施例のAFシステムのメイン
処理を表すフローチャートである。本実施例においては
、AF測距何回目であるかによって、その処理手順を変
えているため、まずS1においてAF測距回数を示すフ
ラグAlSをクリアする。S2では、インターフェース
2を介して、CCD等の検出素子から成る測距センサ1
で測距を行い、受光光量を時間について積分して、測距
データを得る。その測距データがポート1を介してCP
U3に入力され、CPU3では演算が行われて、デフォ
ーカス量が算出される。S3では、レンズ100内に実
装されたレンズROM9に記憶されているKバリューと
、S2で算出されたデフォーカス量と、から前記式によ
ってレンズ駆動量(AFパルス数)を算出する。このレ
ンズ駆動量はカウンタ6にセットされる。S4において
動体予測演算(後述)を行う。
【0013】次にS5では、デフォーカス量が求まらな
かった場合等、測距データが無効かどうかのチェックを
行い、データが無効の場合は、測距が正しく行われなか
った旨を表示する等のNG処理をS5−1で行った後、
S2に戻って、再び測距を行う。S6では、デフォーカ
ス量が所定の合焦幅内にあるかどうかを判定し、合焦幅
内にあると判定すると、S7でCPU3のポートP74
を介して、LED駆動回路10を制御し合焦LEDを点
灯する等の合焦処理を行う。次のS8でレリーズONの
割り込みが許可され、レリーズ動作が可能になる。S9
はいわゆるワンショットの場合の処理で、一度合焦した
ら合焦処理をストップする場合の処理である。
【0014】次にS10で補正ONかどうか、即ち追従
モードか否かを判定する。追従モードでない場合にはS
2に戻って、CCDの積分処理を再スタートする。追従
モードの場合には、S11で被写体がレンズ100に近
付く方向に動いているか、あるいはカメラから遠ざかる
方向に動いているかをフラグFFNの内容で判定し、カ
メラから遠ざかる方向に動いているときにはS2に戻る
。ここでは被写体がレンズから遠ざかる方向に動いてい
る場合をFFN=1で示している。S10で追従モード
、S11で被写体がカメラに近付く方向に動いていると
判定された時には、S12で、今回のレンズ駆動パルス
数(AFP)が0か否かを判定する。もしも、レンズ駆
動パルス数が0であればステップ2に戻るが、0でなけ
ればレンズ駆動フラグBFM=1とする。これはレンズ
駆動されたかどうかを示すフラグである。
【0015】S6で合焦幅内にないとされた場合(即ち
デフォーカス量が所定の合焦幅内に収まっていない場合
)には、S6−1においてレリーズ動作を禁止する処置
をした後、補正ONモードかどうか、即ち追従モードか
否かをS6−2で判定し、ONであればS12でレンズ
駆動パルス数AFPが0かどうかを判定する。AFP=
0であればレンズ駆動は行わないので、S2の測距処理
に戻る。AFP=0でなく、レンズ駆動が行われる場合
及びS6−2で追従モードでないと判断された場合には
、上述のようにS13でレンズ駆動フラグBFM=1と
セットする。そして、S14以降のレンズ駆動処理を行
う。
【0016】このレンズ駆動処理においては、まずS1
4においてレンズ駆動量をカウンタ6にセットし、レン
ズ駆動回路4を制御してレンズ駆動を開始する。なお、
レンズ駆動回路4により回転されるAFモータの回転数
はエンコーダ5によってモニターされ、カウンタ6をデ
クリメントしてカウンタ6の内容が0になった場合にA
Fモータの回転は停止しレンズ駆動は中止される。この
ようにS14でレンズ駆動を開始した後、S15におい
て、レンズ駆動中にレンズがその駆動範囲の端点まで駆
動された場合の割り込み処理を許可する。この割り込み
処理については後述する。
【0017】S16では、カウンタ6の値がちょうど0
の位置、即ち合焦位置でレンズが精度良く停止するよう
に、レンズ駆動終了直前においてレンズ駆動スピードが
段階的に遅くなるようにAFモータを制御する、モータ
のPWM(Pulse  Width  Modula
tion)制御が必要になったかどうかが合焦までの残
りパルス数から判定され、未だ必要でないとき、即ち、
レンズ駆動途中のときには、S17で補正ONであるか
どうかが判定される。そして補正ONでないときには、
S18でオーバーラップ処理、即ち、レンズ駆動中に更
に測距、演算等を行い、カウンタ6の値を更新する処理
を行い、S16の判定、即ちモータのPWM制御が必要
になったかどうかの判定を繰り返す。但し、S17にお
いて補正ONの場合には、オーバーラップ処理すること
なくS16に戻る。なお、この補正ONとオーバーラッ
プ処理との関連については後述する。S16でPWM制
御が必要になった場合、即ち、レンズ駆動終了直前には
、S16−1でPWM制御を行い、S16−2で駆動終
了か否かが判定される。レンズ駆動が完了すると、S1
6−3で端点検出時の割り込み処理を禁止し、S2に戻
って引続き測距処理を行う。
【0018】以下に、本実施例における補正ONのとき
の追従モードについて説明する。まず、通常の後追い追
従合焦からレリーズタイムラグ分先回りする先回り追従
モードに入る時点でのアルゴリズムを説明する。図4に
おいて、■点で得られたモータ駆動パルス数をA1とす
る(像面デフォーカス量はそれにKバリューを掛けるこ
とにより、合焦位置までレンズ100を駆動するために
モータに印加されるパルス数に変換できるので、以後の
説明ではデフォーカス量を解消するためにモータに印加
するパルス数を単にパルス数あるいはレンズ駆動量と呼
ぶことにする。)。この後、モータにパルスA1が印加
されレンズ駆動されて、時間t1経過後には■点でのパ
ルス数A2が求められたとする。■点から■点までの間
の被写体像の移動量はパルス数に変換するとA2になる
。従って、この■点と■点の二点間での被写体像移動速
度OBJspは、 OBJsp=A2/t1 となる。ここで、■点の被写体像位置を基準にした■点
から時間t2経過後の■点での被写体像位置は、被写体
像速度が一定と仮定すれば、 A2+t2×OBJsp で表される。時間t2間の被写体移動量をP2とし、P
2=t2×OBJsp と置き換えれば、駆動量は、A2+P2と計算される。 即ち、■点においてA2+P2だけモータを駆動した点
が、時間t2経過後の被写体像位置と一致することにな
る。なお、このP2はレンズ駆動量を計算する時点で予
め算出しておかなければならない。ここで測距データを
得てからの、レンズ駆動量の演算に要する時間は常に一
定であり、駆動時間も含めた時間は毎回大差ないものと
考えて良い。そこで、今回の演算時間と駆動時間、即ち
、時間t2は前回の演算時間及び駆動時間、即ち時間t
1と同じであると仮定して、時間t1を実測することに
より時間t2を求め、P2を計算する。
【0019】以上のように■点においてA2+P2だけ
モータを駆動してピント位置と被写体像位置とを一致さ
せて、その時点でレリーズONを割り込ませても、実際
に露光が開始されるのはレリーズタイムラグ経過後なの
で、その間の被写体像の移動量だけ更にピント位置を先
回りさせるべく、レンズを移動させる必要がある。レリ
ーズタイムラグをRLtとすると、ピント位置を被写体
像位置からさらにレリーズタイムラグ分先回りさせるた
めに必要な先回りパルス数TXP2は TXP2=RLt×OBJsp で求められ、そのパルス数分モータ駆動すれば良いこと
になる。なお、レリーズタイムラグRLtは図4上では
各期間■から■において、レンズ駆動終了時点から、露
光開始までのことである。ここで図6に示されるように
、デフォーカス量を測定するため、時間間隔Tintの
間積分を行い、その積分値を基に各データを得ているわ
けであるが、実際のデフォーカス量が得られる位置は積
分開始時の位置ではなく、それよりTint/2だけ経
過した時点(即ち積分時間の中点)Piでの測距値と考
えることが出来る。従って、上記レリーズタイムラグR
Ltはこの分の補正を加えて、RLt−Tint/2と
して演算を行うように構成すれば、より精密な追従が可
能となる。従って、上記TXP2の算出式は、TXP2
=(RLt−Tint/2)×OBJspと、補正を加
えておく。以上により、■点に於けるレンズ駆動量AF
P2を AFP2=A2+P2+Txp2 とすることにより、レンズ駆動はデフォーカス量に被写
体像移動量分の補正を加えるだけのいわゆる後追い追従
から、レリーズタイムラグを見込んでレンズ駆動する先
回り追従に入ることになる。■点から時間t2経過した
点で実際に求められる駆動パルス数A3が上記Txp2
と一致していれば、レリーズタイムラグ分先回りしたこ
とになる。(実際には、被写体像の移動速度は一定では
ないので、A3=Txp2とは限らない。)
【0020
】次に、図5において、積分・演算の結果■点でパルス
数A3が得られたとする。すると、図から、■点に対応
する被写体像位置と■点に対応する被写体像位置の差(
被写体像の移動量)は、上述のように■点から■点まで
の時間はt2と同一であると考え、被写体像の移動が直
線的であると仮定すると、■点から■点に対応する被写
体像位置までの移動量と等しくなると考えられるので、
■点に対応する位置から■点に対応する位置までの被写
体移動量P3は、 P3=P2+Txp2−A3 として求められる。従って、■点から■点に至るレンズ
駆動量AFP3は、 AFP3=P3+Txp3−A3 となる。同様な考え方で、先回り追従中の被写体像移動
量及びレンズ駆動量を求める一般式として次の式が得ら
れる。 Pn=Pn−1+(Txpn−1−An)Txpn=f
(Pn) AFPn=Txpn+Pn−An ここでTxpnは被写体像移動量Pnの関数f(Pn)
として求められる。Txpは原理的には、Txp=(P
n/t)×RLt で求められる。しかしながら、前述のように、図6に示
されるように、デフォーカス量を測定するために時間間
隔Tintの間積分を行い、その積分値を基に各データ
を得ているので、実際のデフォーカス量が得られる位置
は積分開始時の位置ではなく、それよりTint/2だ
け経過した時点(即ち積分時間の中点)Piでの測距値
と考えることが出来る。従って、上記レリーズタイムラ
グRLtはこの分の補正を加えて、 RLt−Tint/2 として演算を行うように構成すれば、より精密な追従が
可能となる。従って、上記Txpは Txp=(Pn/t)×(RLt−Tint/2)と表
すことができる。
【0021】また、Txpは測距データから求められる
ものであり、測距データのばらつきが大きく影響するた
め、本実施例においては次式で表されるように、直前の
4回のデータを次式により平均化して用いている。         Txpn=(Txp+Txpn−1+
                      Txp
n−2+Txpn−3)/4なお、過去にデータが無い
ものについては0を代入して計算を行っている。
【0022】図7は図3のS4で行う動体予測演算のサ
ブルーチンのフローチャートである。S201で測距デ
ータのチェックを行っており、測距データがOKでない
場合には、S226で測距回数カウント用のフラグAS
を1回目を示す0にセットして、メイン処理に戻る。こ
のような場合の生じる例としては、例えば非常にコント
ラストの弱い被写体や、デフォーカス量が非常に大きく
て測距データが得られない場合などがある。また、前述
のようなAFワンショットモードに設定した場合、即ち
、一度合焦したら、合焦処理をストップする制御を行う
場合には、一度合焦しても被写体に追従して合焦処理を
続ける追従モードにする必要はないので、S201−1
の判断でAFワンショトモードであるとされた場合には
、そのままメイン処理に戻る。AFワンショットでない
場合で、AFモードとなってから初めて処理がこのルー
チンに来て、S201で測距データがOKと判断された
ときには、S202でAlS=0であると判断され、S
224、S225を経てS218へと処理が移りメイン
処理に戻る。この時、S224において、測距回数カウ
ント用のフラグAlSが1回目を示す0から1にセット
されて以降はAlS=1により処理が2回目以上である
ことを示すとともに、測距の時間間隔を測定するための
タイマー7がスタートされ、計算用の各データがS22
5において初期化される。
【0023】測距回数が2回目以上になると、S202
からS203と進み、S203において前回の測距との
時間間隔tをタイマー7により計測する。次にS204
では補正ON、即ち、追従モードに入っているか否かを
判定するが、初期状態では補正ON、即ち追従モードに
入っていないのでS205に進む。S205からS21
1のルーチンでは被写体像を動体として扱うかどうかを
判定する。S205では今回と前回のデフォーカス方向
を比較し、もしも、異なっているなら、被写体像は移動
方向を変えたと考えられ、動体として扱うかどうかの判
定は行わず、S225で計算用データをクリアし、S2
18を通ってメイン処理に戻る。デフォーカス方向が同
じであれば、同一方向に移動していると見なすことがで
き、S206へ進む。S206では前回の測距でレンズ
駆動をしたかどうかがフラグBFMにより判断される。 前回の測距でレンズ駆動をした場合、即ちBFM=1の
場合にはS209に進み、今回の被写体像移動量XX=
Anとし、前回レンズ駆動をしなかった場合、即ちBF
M=0の場合には、S207に進んで前回のデフォーカ
ス量An−1と今回のデフォーカス量Anとを比較し、
被写体像がピント位置に近づいているのかどうかが判断
される。被写体像がピント位置に近づいている場合には
、追従モードにならなくともいづれ合焦状態になるので
S218を経てメイン処理に戻る。一方、S207にお
いて、被写体像がピント位置から離れていくとされた場
合及び、等距離にあるとされた場合には、S208にお
いて、今回のデフォーカス量Anから前回のデフォーカ
ス量An−1を引いて、今回の被写体像移動量XX=A
n−An−1として、S210において、S203にお
いて得られたtから、測距から測距までの一周期の間で
の被写体像スピードOBJSP、即ち、XX/(Kva
lue×t)を求めると共にこれが所定値より大きいか
どうかを判定する。ここで所定値は例えば、式、合焦幅
/(t+RLt)で表される、測距から測距までの周期
tに、レリーズタイムラグRLtを加えた時間内に被写
体像が移動する量が合焦幅と一致するスピードである。 即ち、被写体像スピードOBJSPがこの値より小さい
場合には、今回の測距に基づいてレンズ駆動をしてから
レリーズONの割り込み処理をすれば、移動する被写体
像がレリーズタイムラグ経過後の露出開始時にも合焦幅
内にあるということであり、特に動体追従する必要はな
いのである。但し、確実に動体と判別するために、上記
所定値にマージンを持たせて、より小さい値に設定して
もよい。また、多少判断がラフになるが、所定値を、レ
リーズタイムラグ間に被写体が移動する量が合焦幅と一
致するスピードとしてもよい。以上により、被写体スピ
ードOBJSPが所定値より小さいとされたときには、
処理はS225に移り、計算用データをクリアした後、
S218を通過してメイン処理に戻る。反対に被写体像
スピードOBJSPが所定値より大きい場合には、S2
11において、上記スピードに関する判定がなされたの
が初めてであるのか否かが判定され、初めての場合には
、確実には動体であるとは判断できないため、S218
を通ってメイン処理に戻る。そして、2回以上の測距演
算において被写体像スピードOBJSPが所定値より大
きいと判定されると、確実に動体であると判断できると
して、初めて補正ONとなり、本件の動体追従のアルゴ
リズムによるレンズ駆動が行われることになる。S21
2、S213において各々補正ON、フラグC10=0
(補正ONになって1回目であることを示す。2回目以
降はC10=1)と設定する。S214においては、今
回のデフォーカス方向を判定し、それにより被写体像の
移動方向を判定する。即ち、デフォーカス方向が後ピン
(+)の場合には、被写体がカメラに近づくように移動
していると判定し、S222において先回り追従の処理
に入る。一方、デフォーカス方向が前ピン(−)の場合
には、被写体の移動方向はカメラから遠ざかる方向であ
ると判断され、S223において後追い追従の処理に入
る。また、S215においては、被写体とカメラとの相
対位置関係を示すフラグFFNを0にセットし、被写体
がカメラに近づくように移動していることを示すことと
なる。また、S216においてはフラグFFNを1にセ
ットし、被写体がカメラから離れるように移動している
ことを示すこととなる。その後、S218を経てメイン
処理に戻る。
【0024】補正ONとなった後に処理がこのルーチン
にきたときには、S204でS219へ処理が移り、被
写体の移動方向に応じて、被写体がカメラに近づく方向
に移動している場合には、S220の処理を行い、S2
17において、合焦用のデフォーカス量を図23のルー
チンにより再計算し、被写体がカメラから遠ざかる方向
に移動している場合には、S221の処理を行い、S2
18を通ってメイン処理に戻る。
【0025】S218においては、次回の計算の為に、
AnをAn−1とし、また、AFPnをAFPn−1と
して、各データを格納すると共に、フラグBFMを0に
設定し直す。図8は、図7のS222の、追従モードか
ら先回りモードに移る場合のサブルーチンである。XX
は被写体移動量(パルス数)であり、これを今回の計算
で使用するためPnにセットする(S261)。上述の
様に被写体移動量Pnの関数としてレリーズタイムラグ
分の駆動量を算出し(S262)、S263で今回のレ
ンズ駆動量(後追い追従から先回り追従に入るための駆
動量)AFPを計算する。詳しくは、基本計算の説明で
既に述べた通りである。
【0026】補正ONとなってから2回目以降の動体予
測演算においては、図7のS215、S216でセット
されたFFNの値を基に、被写体の移動方向により異な
る処理を行っている。図9はそのうちの、被写体が遠方
よりカメラに近付いて来る場合のS220の処理を示し
ている。補正ON後初めてこのルーチンを通るときには
、S301でフラグC10が0と判定され、被写体の動
きを越えて先回り追従に入ったかどうかがS303で判
断される。今回と前回のデフォーカス方向が異なってい
れば先回り追従に入ったと判断され、S304でフラグ
C10=1とセットされ、処理はS305に移る。前回
と今回のデフォーカス方向が同じであれば、後追い追従
のままであると判断され、処理はS323に移る。補正
ON後先回り追従に入って2回目以降にこのルーチンに
入ってきた場合には、S301でフラグC10=0でな
いと判断され、S302で前回と今回のデフォーカス方
向が同じかどうかが判断される。この場合、前回の処理
では既に先回り追従の状態にあるので、もしも前回と今
回のデフォーカス方向が異なると、先回り追従から後追
い追従に変わったことになり、処理はS323に移る。 今回と前回のデフォーカス方向が同じであれば、そのま
ま先回り追従を続けていることになり、処理はS305
に移る。
【0027】S305で今回の測距によるデフォーカス
量Anと、前回のレリーズタイムラグ分に対応するレン
ズ駆動量Txpn−1とを比較する。これは、前述のよ
うに、被写体像のスピードが一定であると仮定してPn
を計算していることによって生じる誤差を補正するため
の処置である。An>Txpn−1であれば、実際の被
写体像の移動量がPnより小さかった場合であり、前回
のレンズ駆動量が大きすぎたと判断され、先回り量が大
きすぎる場合の処理に移る(ステップS314以降)。 また、S305でNOであれば、実際の被写体像の移動
量がPnと同じか大きかった場合であり、前回のレンズ
駆動量が不十分または適量であった場合の処理となる。 次のS306及び314におけるBOVというフラグは
、前ステップ(S305)の判定結果が前回はどうであ
ったかを示すフラグで、BOV=1の場合が先回りし過
ぎ、BOV=0の場合は先回り不十分または適量であっ
たことを示しており、最初にこのルーチンに来たときに
は、必ずBOV=0として処理される。
【0028】S307は図5に示される、今回・前回と
もAn>Txpn−1ではなかった場合の計算を示し、
同図について既に説明した通りの計算を行う。S310
は図10に示される、前回An>Txpn−1であり、
かつ、今回はそうではなかった場合の計算式を示してい
る。図10において補正量(被写体像移動量)P2はP
2=|A2−A1| であり、 Txp2=f(P2)、駆動量AFPはAFP=Txp
2+(P2−A2) である。以上をまとめると次のようになる。 Pn=|An−An−1| Txpn=f(Pn) AFP=Txpn+Pn−An 上記S307、S310の処理を行った何れの場合もそ
の後のS308またはS311でAFP<0かどうかを
見て、AFP<0の場合にはS312に移行しPn=0
、AFP=0としてレンズ駆動は行わない(逆方向のレ
ンズ駆動は行わない)。いづれの場合もその後のS30
9または313で今回の演算値に基づいて、BOVを再
セットする。
【0029】今回An>Txpn−1であった場合には
S314以下のループに処理が移る。この場合AnがT
xpn−1より大きいので、被写体像がレリーズタイム
ラグ分以上先回りした状態であり、レンズ駆動は行わな
いため、何れの処理に於いても補正量・AFPとも0を
セットし、次回の計算に用いるため、Txpの計算のみ
行う。S314ではS306と同様の場合分けを行う。
【0030】S315は図11、12に示される、前回
、An>Txpn−1でなかったが、今回はAn>Tx
pn−1であった場合の計算で、補正量P2は、P2=
P1−(A2−Txp1) で表される。従って、 Txp2=f(P2) まとめると、 Pn=Pn−1−(An−Txpn−1)Txpn=f
(Pn) Pn=0 AFP=0 となる。
【0031】S317以下は今回前回ともAn>Txp
n−1だった場合の処理を示している。S317では、
AnがTxpn−1をオーバーした量が、図3のS6に
おける合焦の判断に用いられる所定の合焦幅内にあるか
どうか、即ち、レリーズタイムラグ経過後の被写体像の
位置がピント位置から合焦幅内に入るかどうかを判定す
るため、合焦幅分のパルス数をTxp−1に加えたもの
とAnを比較する。
【0032】次のS318は、AnがTxpn−1をオ
ーバーした量の方が小さくなる場合、すなわちレイーズ
タイムラグ経過後の被写体像位置が合焦幅内になる場合
で、図13に示される場合の計算である。同図から、P
2=|A2−A1|従って、 Txpn=f(Pn) まとめると、 Pn=|An−An−1| Txp2=f(P2) Pn=0 AFP=0 S317でAnがTxpn−1をオーバーした量が合焦
幅内にないと判定された場合には、処理はS319に移
る。S319ではAnがTxpn−1をオーバーした量
所定の合焦幅内に入らない状態が3回以上続いたと判断
された場合には、被写体像位置がピント位置から大きく
外れた場合か、被写体像移動方向または移動速度が大き
く変わった場合と判断し、被写体像が合焦幅内に入って
くる可能性が低いとして追従モードを中止するため、S
322で補正OFFとし、計算データは全てクリアされ
る。そして、今回のデータをAF1回目のデータとして
動体予測演算をやりなおすことになる。S320は、図
14に示される場合の計算で、内容はS318と同様で
ある。
【0033】S302あるいはS303で、今回先回り
追従していないと判断された場合には、S323で前回
An>Txpn−1であったかどうかが、フラグBOV
により判断される。S323で前回An>Txpn−1
であったと判定された場合には、処理はS324に移る
。これは、前回先回り追従していて今回ピント位置が被
写体像より後になった図15に示される場合である。 この時補正量P2は P2=A2+A1 で表される。従って、 Txp2=f(P2) となる。駆動量AFPは、 AFP=Txp2+P2+A2 以上をまとめると、 Pn=An+An−1         Txpn=f(Pn)AFP=Txp
n+Pn+An となる。
【0034】S323で前回An>Txpn−1でない
と判定されたときには処理はS327に移る。図16は
このうち、後追い追従から先回り追従に入るときの処理
を行ったが、先回り出来なかった場合であり、図17は
先回り追従中に先回りできなくなった場合を示している
。何れの場合にも、補正量P2は、 P2=Txp1+P1+A2 となる。従って Txp2=f(P2) となり、駆動量AFPは、 AFP=Txp2+P2+A2 となる(S327)。以上をまとめると、Pn=Txp
n−1+Pn−1+An Txpn=f(Pn) AFP=Txpn+Pn+An となる。
【0035】S324または327の計算を行った後は
、S325において、フラグC10=0とセットして、
次回の測距では今回の演算を補正後初めての演算として
取り扱う。また、S326においては、フラグBOV=
0にセットする。
【0036】図7において、S221、S223は何れ
も被写体が近くから遠くへと移動している場合である。 被写体が等速度でカメラから離れる方向に移動する場合
には、被写体像スピードが次第に遅くなっていくため、
レンズ駆動量はそれにつれて少なくなっていく。もしも
、この場合に被写体がカメラに近づいている場合と同様
にレリーズタイムラグ分先回りして補正を行うと、オー
バー補正になってしまう可能性が高い。オーバー補正に
なった場合、いわゆる後ピンとなってしまうが、写真の
出来上りを考慮した場合、これはあまり好ましくない。 従って、被写体がカメラから離れる方向に移動する場合
には、レリーズタイムラグ分先回りしない後追い追従を
基本としている。
【0037】図18はカメラから遠ざかる方向に移動し
ている被写体の被写体像位置とレンズ駆動パルスの関係
を表したグラフである。図18において、■点で得られ
たモータ駆動パルス数をA1とする。この後、モータに
パルスA1が印加されレンズ駆動されて、時間t1経過
後には■点でのパルス数A2が求められたとする。■点
から■点までの間の被写体像の移動量はパルス数に変換
するとA2になる。従って、この■点と■点の二点間で
の被写体像移動速度OBJspは、 OBJsp=A2/t1 となる。ここで、■点の被写体像位置を基準にした■点
から時間t2経過後の■点での被写体像位置は、被写体
像速度が一定と仮定すれば、 A2+t2×OBJsp で表される。ここで時間t2は先回り追従のところで説
明したように、t1と同一であると考えられるので、t
2間の被写体像移動量はA2と同一であると考えられる
。そこで駆動量は2×A2であると計算される。即ち、
■点において2xA2だけモータを駆動した点が、時間
t2経過後の被写体像位置と一致することになる。 この場合、レンズ駆動終了後にレリーズONを割り込ま
せてレリーズタイムラグ経過後に露光を開始しても、そ
の時点でピント位置は被写体像位置の前にあり、後ピン
状態ではないのでTXP計算はしないで、後追い追従を
行う。このように■点で得られたデフォーカス量A2に
基づいて、2×A2だけレンズ駆動した結果、■点でA
3のデフォーカス量が得られたとすると、次の駆動量は
、先回り追従におけるような補正を行わず、前回の駆動
と同様に単にA3×2とするにとどめている。即ち、後
追い追従中のレンズ駆動量を求める一般式として、次式
が得られる。 レンズ駆動量AFP=2×An (ただし、t1=t2,前回レンズ駆動したとする)

0038】図19、20はそれぞれ図7のS223、S
221のサブルーチンを表している。図19では、S2
71において被写体像の移動量(パルス数)XXとデフ
ォーカス量(パルス数)を加えたものをレンズ駆動量と
している。この被写体像の移動量XXは図7のS206
〜S209で、前回のレンズ駆動の有無により計算され
たもので、前回レンズ駆動されている場合でXX=An
、前回駆動されていない場合にはXX=An−An−1
となっており、図19のS271で計算されるレンズ駆
動量AFPは2×Anを越えることはない。
【0039】図20では、S272において、今回のデ
フォーカス方向のチェックを行っている。これは、被写
体が遠ざかる場合でありながら、レンズ駆動後のデフォ
ーカス方向が正、即ち、後ピンの場合にはオーバー補正
をしていることになるため、これを避ける為のチェック
を行っているものである。オーバー補正の場合にはS2
77で補正OFFとし、計算データをクリアして今回の
データをAFの1回目のデータとして再計算することに
なる。オーバー補正かどうかのチェックをパスすると次
のS273〜S275において、図7のS206−20
9の場合と同様に、前回のレンズ駆動の有無により被写
体移動量を計算し、S276においてレンズ駆動量AF
Pをセットする。これは図19の場合と同様である。
【0040】ここで、図3における、S6の合焦の判定
について説明する。この判断は、S2により得たデフォ
ーカス量が前述の所定の合焦幅内にあるか否かにより判
定される。但し、先回り追従モードの場合は常にレリー
ズタイムラグ分先回りするよう制御しているので、レリ
ーズタイムラグ経過後には合焦可能な状態であっても測
距時にデフォーカス量が合焦範囲にあるとは限らない。 また、測距時に合焦範囲にあったとしても、レリーズタ
イムラグ経過後に合焦範囲内にあるとは限らない。従っ
て、得られたデフォーカス量そのものからは、合焦可能
な状態であっても合焦検出ができないことになる。そこ
で、図7のS217において、合焦チェック用デフォー
カス量を計算しているのである。このS217の再計算
について、図23により説明する。まず、S51では前
回のAF処理におけるレリーズタイムラグ分の駆動量T
xpn−1をパルス数から像面デフォーカス量DDに変
換する。次に、S52で今回の測距によって求められた
デフォーカス量Defocusにその正負に拘らず像面
デフォーカス量DDをデフォーカス量に加えることによ
り、合焦チェック用デフォーカス量とする。なお、後追
い追従の場合には、レリーズタイムラグ分余計にレンズ
を駆動していないので、このような合焦チェック用デフ
ォーカス量の計算は行われない。
【0041】以上の動作により、被写体がカメラに近づ
く方向に移動している場合にはレリーズタイムラグ分先
回りしてレンズを駆動しているので、いつレリーズON
としても大きく後ピンとなることはなく、いつもピント
の合った状態で撮影が出来る。また、被写体がカメラか
ら遠ざかる方向に移動している場合には、後追い追従す
るアルゴリズムとなっているため、オーバー補正して後
ピンになることなく、ピントの合った写真撮影が可能と
なる。
【0042】なお、測距において、積分時間を短く取れ
ば、測距データのサンプリング間隔も短くすることがで
き、被写体に追従し易くなるので、積分時間に制限を設
けてもよい。図21は、積分時間に制限を設ける場合の
フローチャートである。通常は、積分時間の最大値:T
intMAX=通常最大積分時間NORMAXとしてい
るが、補正ON時には図21のように、通常最大積分時
間NORMAXより小さい値の、補正ON時最大積分時
間CONMAXを積分時間の最大値として用いることに
より、通常より短い積分時間で測距を行うことが出来る
【0043】また、前述のように、追従時にはレンズが
端点まで駆動されてしまう場合も考えられる。レンズ駆
動時には、図3のS15で端点検出回路11(図1)を
リセットし、INT2割り込みを許可する。端点検出回
路11はある一定時間エンコーダからパルスが入らなか
った場合、CPU3のINT2の割り込みを発生させる
。即ち、レンズ駆動中にレンズが端点まで駆動された場
合、エンコーダ5からのパルスが出なくなるため、端点
検出回路11がONとなり、INT2割り込みが発生す
る。図22はこの割り込み処理のフローチャートである
。割り込みが発生すると、レンズ駆動は中止され、以後
の端点検出割り込みを禁止した後、補正OFFとなる(
S501−503)。割り込みが発生せず、レンズ駆動
が終了した場合には、図3のS16−3で、INT2割
り込みを禁止する。
【0044】図24は図3のS7に示される、合焦処理
の一例を表すサブルーチンであり、図1のLED駆動回
路10におより合焦LEDを点灯させることにより、操
作者にカメラが合焦状態にあることを知らせるものであ
る。この合焦LEDはカメラのファインダ内に設けるこ
とが好適である。ここではC10=1以外の場合は、単
に合焦表示を行ってリターンする。
【0045】また、C10=1の時、即ち先回り追従と
なっているときには、 MAXAFPspeed/Kvalue≧OBJSP(
mm/s) MAXAFPspeed:駆動可能最高速度(パルス/
s)OBJSP:被写体像速度(mm/s)である場合
には常に合焦表示を行う。言い替えれば、先回り追従中
、合焦表示している時は常にピントの合った写真を撮る
ことができることを確認できるようになっている(フロ
ーチャートにおけるMAXS=MAXAFPspeed
/Kvalue、OBJ=OBJSP)。被写体スピー
ドが追従限界スピードを越えた場合、即ち、MAXAF
Pspeed/Kvalue<OBJSP(mm/s) が成立するときには、レリーズタイムラグ分先回りは出
来ず、レリーズしてもピントの合った写真は撮影できな
いので、この場合には合焦表示をしないようにしている
【0046】また、先回り追従モードの場合には、レリ
ーズタイムラグ分先回りするので、予めAFスイッチS
1のみONして合焦状態とした後、レンズ駆動が終了し
た時点でレリーズスイッチSWRをONすれば、必ず露
光開始時には、被写体像位置とピント位置とが一致する
。しかし、それ以外のタイミングでレリーズスイッチを
ONした場合や、予め、レリーズスイッチSWRをAF
スイッチSW1と同時にONし、レンズ駆動後所定の処
理時間経過後にレリーズONの割り込みが許可された場
合には、予め想定したレリーズタイムラグの起点と実際
のレリーズONの割り込みタイミングは一致しない。 また、後追い追従の場合には、レリーズタイムラグは考
慮していない。従って、これらの場合には、露光開始時
に被写体像位置とピント位置とが一致するとは限らない
。そのため、レリーズタイムラグ間にも更に可能な量だ
けレンズ駆動するように構成すれば、更に精密に合焦さ
せることができる。また、先回り追従モードで続けて何
枚か撮影を行うような場合、露光終了後、ミラー下降・
フィルム巻き上げまで完了してからAFを再スタートし
ていたのでは追従能力を上げることができない。ミラー
下降後には測距可能になることから、ミラー下降後直ち
に測距を開始し、巻き上げが完了したか否かに拘らず上
記測距データによる駆動パルス数と、レリーズ前に得ら
れていた測距による駆動パルス数とを加算した分をレン
ズ駆動することにより、追従能力を高めることができる
【0047】図25は、これらの場合も考慮したレリー
ズ割り込み処理のフローチャートであり、図26、27
はこのフローチャートにより制御されるレンズ駆動の状
態を示す図である。図26はレンズ停止時にレリーズO
Nの割り込みが生じた状態を示し、図27はレンズ駆動
時にレリーズONの割り込みが生じた状態を示すもので
ある。図3のS8でレリーズON割り込みが許可され、
レリーズスイッチSWRによるレリーズON信号が割り
込むことにより、この処理が開始される。まず、S60
1において、ミラーアップ、レンズ絞りの制御を行い、
S602において、補正ONか否かが判定される。補正
OFFの時は、S602を経てS603−S605の通
常のレリーズ制御を行う。即ち、S603でシャッタを
制御し、S604でミラー下降完了するのを待って、S
605で巻き上げを行い、割り込み処理を終了する。一
方、補正ONの時は、S607でレンズ駆動中であるか
否かを判定し、その結果に基づいて、S608または、
S609でレンズ駆動量AFPを再セットする。レンズ
駆動中で無い場合は、S608において、図26に示さ
れる、前回のレンズ駆動終了時からの経過時間ttによ
り、前回のレンズ駆動終了時からの被写体の移動量を、
式、 OBJSPx  KVALUExtt により計算し、その値を新たにAFPにセットする。一
方、レンズ駆動中の場合は、S609において、図27
に示される、前回のレンズ駆動終了時からの経過時間t
tの間に駆動すべき駆動量(上記S608と同様)OB
J×Kvalue×tt から、現在のレンズ駆動の設定値AFPのうち既に駆動
された分である (AFP−Dar) ただし、Dar:残りのレンズ駆動量 を引くことにより算出して、新たなレンズ駆動量AFP
とする。S608あるいはS609で再セットされたA
FPがレリーズタイムラグ時間で駆動可能な最大AFパ
ルス数MXMを越える場合にはS611でAFP=MX
M とする。セットされたAFPによってレンズ駆動を行い
、露光を行う(S612、S613)。
【0048】S614でミラーの下降完了と判断される
と、フィルム巻き上げと同時に、次の測距、即ち積分・
入力・演算がS615にて行われ、S616で駆動パル
ス数Anが計算される。
【0049】ここで図28を参照して、レリーズ終了後
、測距可能になると同時に次の追従動作を開始すること
により、追従能力をあげる機能について説明する。即ち
、追従モード時に、レリーズ終了後フィルムの巻き上げ
を完了してから、次回の測距演算等を開始したのでは、
追従能力をあげることが出来ない。ミラー下降時点では
測距を行うことが可能であるため、前回ミラーが上昇し
たt0の時点を経過し、t1においてレリーズ動作が開
始され、ミラーの下降が完了したt11の時点で測距を
開始して、駆動パルス数Anを求める。そして、前回の
測距、即ち、レリーズ動作が開始される前に求められて
いた駆動パルス数An−1を上記駆動パルス数Anに加
算し、新たな駆動パルス数とする。このように構成する
ことにより、ミラーが下降してからフィルムの巻き上げ
が完了するt2まで待ってから次回の測距を開始してレ
ンズを駆動する(図28の点線で表される場合)よりも
t2−t11の時間だけ早く追従動作を続行することが
できる(図28の実線で表される場合)。そして、S6
17において前回のデフォーカス量An−1+今回のデ
フォーカス量An=AFPとして、S618において、
フラグAlSをクリアし、補正OFFとしてレリーズの
割り込み処理を終了する。割り込み終了後は、図3のL
MOVに移り、レンズを上記の駆動量AFPで駆動する
【0050】図29は本件実施例におけるいわゆるオー
バーラップの一連の処理を示すフローチャートである。 オーバーラップ処理はレンズ駆動中にも更に測距動作を
行って、合焦用レンズの位置をより正確に求めるもので
ある。最初の測距開始時点で、ピント位置から大幅にず
れた被写体を測距したときには、その得られたデフォー
カス量自体が大幅な誤差を含むため、求められたレンズ
駆動量も正確な値にはならず、従って、合焦動作も満足
のゆくものにはならない。そこでレンズ駆動中にも更に
駆動量を求めるように構成することでより、正確な合焦
動作を行うためにオーバーラップ処理が行われる。
【0051】まず、レンズ駆動中にCCD積分を開始す
る。レンズ駆動量はカウンタ6にセットされているが、
S701において、積分開始時のレンズ駆動パルス数を
C1、積分終了時のレンズ駆動パレス数をC3とする。 S702においてCCDの積分データを入力し、S70
3において、デフォーカス量を演算により求める。S7
04においてこの求められたデフォーカス量に基づいて
、図3のS3の処理と同様にAFパルス数を計算し、計
算値をCxとする。Cx算出時のカウンタ6内のレンズ
駆動パルス数をC4とする。S705においてはレンズ
駆動量を更新するために必要なレンズ駆動パルス数を次
式により求める。 C2=(C1+C3)/2 A=Cx−(C4−C2) 上記Aが更新されたレンズ駆動パルス数となる。これを
S706においてカウンタ6にセットして、処理を終了
する。
【0052】なお、図3のS17、18から明かなよう
に、補正ON時、即ち追従モード時においてはオーバー
ラップ処理は行われない。これは上述のように、オーバ
ーラップ処理はデフォーカス量が大きい場合に必要な処
理であるが、補正ON時には合焦用レンズは被写体に追
従しており、従って、デフォーカス量がそれほど大きい
とは考えられないからである。また、追従のために求め
たAFPの値が、メインルーチンとは別のルーチンで行
われるオーバーラップ処理のためのAFP算出により更
新されてしまい、追従動作そのものができなくなってし
まうという問題も生じからであある。
【0053】上記実施例において詳述したように構成さ
れたカメラに実装される自動焦点調節装置においては、
結像面上の被写体が所定のスピード以上で移動している
、という判断が、測距動作ごとに連続して所定回数行わ
れた場合にのみ、追従モードに入る。即ち、被写体が所
定値以上のスピードで移動していることを確実に把握し
たうえで追従モードに入ることができるので、静止して
いる被写体が一瞬動いたときなどに、不必要にレンズ駆
動を行うことが回避できる。
【0054】更に、既に合焦用レンズが合焦幅内にあり
、合焦表示が行われているときであっても、追従モード
中であれば、被写体の動きに追従して更にレンズ駆動し
て、ピントを完全に合わせるように構成することも可能
である。
【0055】追従のための演算に使用されるレリーズタ
イムラグはそのまま使用せず、測距のための積分時間を
考慮した値を用いてもよく、これにより、よりスムーズ
な追従を行うことができる。
【0056】また、レリーズオンになったのがレンズ駆
動終了直後ではない場合には、更にレリーズタイムラグ
内で駆動可能な量だけ、合焦用レンズを駆動するように
構成すれば、デフォーカス量をより小さくすることも可
能である。
【0057】更に、レリーズ後の次の追従モード移行に
あたっては、レリーズ動作がすべて完了してから、次の
追従モードのための測距を開始する必要はなく、レリー
ズ動作中のある時点、例えば、ミラー下降完了時に測距
を行い、そのデータを次回の演算に利用するように構成
することにより、連写モード時などには連続して適切な
追従が行えるようになる。
【0058】追従モードの場合には、合焦状態にあり、
かつ追従可能なときのみLEDを点灯させる等の合焦表
示を行うように構成することも可能である。この場合、
カメラのファインダ内でLEDの点灯が認識できるよう
にするのが好適である。このように構成することにより
、操作者に、カメラが合焦状態にあることを知らせるイ
ンディケータの機能を有することになる。
【0059】本実施例では、被写体の結像面の移動スピ
ードが所定スピード以上である、と2回の測距で判定さ
れると追従モードに入るよう構成されているが、これは
2回に限らず所定回数以上判定されたときに追従モード
に入るように構成しても良い。また、追従中のレンズ駆
動量が所定値以上であることが3回以上あると、正しく
追従が行われていないと判断して追従をオフするよう構
成されているが、これも任意の回数を設定することが可
能である。
【0060】また、積分・演算時間が長くなると、被写
体の移動速度にレンズ駆動が追従できなくなる可能性が
あることから、追従モード時に積分時間に上限を設ける
ことにより、測距時間を短縮して、スムーズに追従させ
ることができる。
【0061】被写体の移動速度が大きく、それに伴って
レンズ駆動量が比較的大きい場合にはオーバーラップ処
理が必要であると考えられるが、追従モード中は通常、
レンズ駆動量は比較的小さく、また、追従モード中であ
るにもかかわらずレンズ駆動量が比較的大きくなる場合
には、被写体の移動速度が追従可能な限界値に近い場合
であると考えられることから、追従モード中はオーバー
ラップ処理を行わないよう構成することにより、適切な
追従駆動が実現できる。
【0062】更に、本実施例については合焦状態になっ
てからレリーズ動作を行う、いわゆるフォーカス優先の
ときのみについて説明しているが、合焦状態に無関係に
レリーズ動作を行う、いわゆるレリーズ優先の場合にも
適用可能である。即ち、フォーカス優先とレリーズ優先
のどちらかを、図示しないスイッチ等で選択できるよう
に構成し、レリーズ優先の場合には図3のS6−1、S
8をジャンプするようにし、常にレリーズONの割り込
みを可能にすれば、合焦状態に無関係にレリーズ動作が
行われることとなる。
【0063】
【発明の効果】以上述べたように、この発明による自動
焦点調節装置においては、光軸方向に移動可能な合焦用
レンズと、前記合焦用レンズによる、特定対象物に対す
るデフォーカス量を求める測距手段と、前記測距手段に
より求められたデフォーカス量に基づいて前記対象物の
前記光軸方向における相対的移動方向と移動速度とを算
出する算出手段と、前記測距手段の測距動作を所定の時
間間隔で繰り返すように前記測距手段を制御する制御手
段と、前記測距手段による測距動作ごとに、前記算出手
段により算出された対象物の移動速度が所定値以上であ
るかどうかを判別する判別手段と、前記判別手段により
、対象物の移動速度が所定値以上であるとされた回数が
所定回数連続したときに、前記算出手段の算出結果に基
づいて、現在より所定時間経過後に前記対象物が移動す
る位置で焦点が合う位置に、前記合焦用レンズを駆動す
る駆動制御手段と、を有するように構成したので、動く
対象物に対して適切な合焦処理ができることになると共
に、追従モードに入る判定のための被写体像のスピード
の測定回数を所定の複数回数以上とすることにより、被
写体が動いていることを確実に把握したうえで追従モー
ドに入ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動焦点調節装置のAFシステムの主
要部を表すブロック図、
【図2】本件の追従方式の基本原理を説明するグラフ、
【図3】本件の追従方式を採用したAFシステムの処理
を表すフローチャート、
【図4】後追い追従から先回り追従にモードが移る原理
を説明するグラフ、
【図5】先回り追従中の演算方法を説明するグラフ、

図6】積分時間を考慮した場合の動体予測演算の原理を
説明するグラフ、
【図7】動体予測演算のメインフローチャート、
【図8
】補正ONとなった直後の、被写体がカメラに近付く場
合の演算を説明するフローチャート、
【図9】補正ON
となって2回目以降の、被写体がカメラに近付く場合の
演算を説明するフローチャート、
【図10】被写体の移
動状況およびレンズの駆動結果に基づく動体予測演算を
説明するグラフ、
【図11】被写体の移動状況およびレ
ンズの駆動結果に基づく動体予測演算を説明するグラフ
【図12】被写体の移動状況およびレンズの駆動結果
に基づく動体予測演算を説明するグラフ、
【図13】被
写体の移動状況およびレンズの駆動結果に基づく動体予
測演算を説明するグラフ、
【図14】被写体の移動状況
およびレンズの駆動結果に基づく動体予測演算を説明す
るグラフ、
【図15】被写体の移動状況およびレンズの
駆動結果に基づく動体予測演算を説明するグラフ、
【図
16】被写体の移動状況およびレンズの駆動結果に基づ
く動体予測演算を説明するグラフ、
【図17】被写体の
移動状況およびレンズの駆動結果に基づく動体予測演算
を説明するグラフ、
【図18】被写体がカメラから遠ざ
かる場合のアルゴリズムを説明するグラフ、
【図19】補正ONとなった直後の、被写体がカメラか
ら遠ざかる場合の演算を説明するフローチャート、
【図
20】補正ONとなって2回目以降の、被写体がカメラ
から遠ざかる場合の演算を説明するフローチャート、
【図21】積分時間に制限を設ける場合の処理を表すフ
ローチャート、
【図22】追従中にレンズの端点を検出した場合の処理
を表すフローチャート、
【図23】動体予測演算に基づいてレンズ駆動された位
置が合焦位置かどうかをチェックするための合焦チェッ
ク用デフォーカス量再計算サブルーチンを表すフローチ
ャート、
【図24】追従中の合焦表示を説明するフローチャート
【図25】連写の場合の、ミラー下降後直ちに測距を行
う場合の処理を説明するフローチャート、
【図26】図
25に示される動作中、レンズ停止時にレリーズオンさ
れたときの状態を示す図、
【図27】図25に示される
動作中、レンズ駆動時にレリーズオンされたときの状態
を示す図、
【図28】ミラー降下後、すぐに次回の測距
動作を行う場合のレンズ動作を示す図、
【図29】本件の場合のオーバーラップ処理を説明する
フローチャート、
【図30】従来のAFシステムにおけるレンズ駆動の状
態を示す図、
【図31】従来のAFシステムにおけるレンズ駆動の状
態を示す図である。
【符号の説明】
100・・・・レンズ 1・・・・・・測距センサ(測距手段)3・・・・・・
CPU(算出手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光軸方向に移動可能な合焦用レンズと、前
    記合焦用レンズによる、特定対象物に対するデフォーカ
    ス量を求める測距手段と、前記測距手段により求められ
    たデフォーカス量に基づいて前記対象物の前記光軸方向
    における相対的移動方向と移動速度とを算出する算出手
    段と、前記測距手段の測距動作を所定の時間間隔で繰り
    返すように前記測距手段を制御する制御手段と、前記測
    距手段による測距動作ごとに、前記算出手段により算出
    された対象物の移動速度が所定値以上であるかどうかを
    判別する判別手段と、前記判別手段により、対象物の移
    動速度が所定値以上であるとされた回数が所定回数連続
    したときに、前記算出手段の算出結果に基づいて、現在
    より所定時間経過後に前記対象物が移動する位置で焦点
    が合う位置に、前記合焦用レンズを駆動する駆動制御手
    段と、を有することを特徴とする自動焦点調節装置。
  2. 【請求項2】前記算出手段は、前記合焦用レンズによる
    対象物像の前記移動方向及び移動量を算出する請求項1
    の自動焦点調節装置。
  3. 【請求項3】前記駆動制御手段は、前記対象物の移動方
    向がカメラから遠ざかる方向の時には対象物に対して後
    追い追従し、前記対象物の移動方向がカメラに近付く方
    向の時にはレリーズタイムラグ分先回りした点に前記合
    焦用レンズを駆動する、請求項1、または2の自動焦点
    調節装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011039454A (ja) * 2009-08-18 2011-02-24 Canon Inc 自動合焦装置、自動合焦方法及びプログラム

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