JPH05179914A - エンジンの潤滑油供給装置 - Google Patents
エンジンの潤滑油供給装置Info
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- JPH05179914A JPH05179914A JP34740991A JP34740991A JPH05179914A JP H05179914 A JPH05179914 A JP H05179914A JP 34740991 A JP34740991 A JP 34740991A JP 34740991 A JP34740991 A JP 34740991A JP H05179914 A JPH05179914 A JP H05179914A
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- Japan
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- relief hole
- engine
- rotation
- hydraulic pressure
- lubricating oil
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- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低,中速回転域での油圧によるポンプ駆動ロ
ス、及びエンジン各部の摩擦などを充分低減させる。 【構成】 インナロータ23の回転に伴うアウタロータ
25の回転により発生する流体摩擦力により回転する摺
動リング27をポンプ室内に設ける。摺動リング27
は、エンジンが高回転域に達する直前に突起27cがス
プリング35に抗して移動し、これにより、高回転域直
前まで油圧により開放していた第1リリーフ孔51が塞
がれ、高回転域での油圧が高まる。低,中速回転域で
は、第1リリーフ孔51が開放されているので、油圧は
必要最小限の低圧に確保される。
ス、及びエンジン各部の摩擦などを充分低減させる。 【構成】 インナロータ23の回転に伴うアウタロータ
25の回転により発生する流体摩擦力により回転する摺
動リング27をポンプ室内に設ける。摺動リング27
は、エンジンが高回転域に達する直前に突起27cがス
プリング35に抗して移動し、これにより、高回転域直
前まで油圧により開放していた第1リリーフ孔51が塞
がれ、高回転域での油圧が高まる。低,中速回転域で
は、第1リリーフ孔51が開放されているので、油圧は
必要最小限の低圧に確保される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンの回転に連
動して作動するオイルポンプ、及びオイルポンプの吐出
圧により開口して潤滑油を逃がすリリーフ孔を備えたプ
レッシャレギュレータを有してエンジン各部に潤滑油を
供給するエンジンの潤滑油供給装置に関する。
動して作動するオイルポンプ、及びオイルポンプの吐出
圧により開口して潤滑油を逃がすリリーフ孔を備えたプ
レッシャレギュレータを有してエンジン各部に潤滑油を
供給するエンジンの潤滑油供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンには、各部品相互の摩擦による
摩耗や、衝撃による騒音などを防止するための潤滑油を
圧送するためにオイルポンプが設けられている。オイル
ポンプは、クランクシャフトに直接取り付けられるな
ど、エンジンの回転に同期して駆動するので、オイルポ
ンプによる潤滑油の吐出圧力は、エンジン回転数が上昇
するに伴って高まる。
摩耗や、衝撃による騒音などを防止するための潤滑油を
圧送するためにオイルポンプが設けられている。オイル
ポンプは、クランクシャフトに直接取り付けられるな
ど、エンジンの回転に同期して駆動するので、オイルポ
ンプによる潤滑油の吐出圧力は、エンジン回転数が上昇
するに伴って高まる。
【0003】ところが、エンジン各部へ送る潤滑油に適
正な圧力を持たせておかないと、各部の小さな隙間へ入
らなかったり、潤滑油経路内へ循環しにくくなる。この
ため、オイルポンプには、潤滑油の圧力を適正に保つた
めにオイルプレッシャレギュレータ(以下、単にレギュ
レータと呼ぶ)が設けられている。レギュレータは、オ
イルポンプの吐出口側の潤滑油通路に介装されて潤滑油
を吸入口側に逃がすもので、潤滑油の逃がし孔となるリ
リーフ孔と、リリーフ孔を開閉するリリーフバルブと、
リリーフバルブをリリーフ孔に対して閉方向に押付ける
リリーフスプリングとから構成されている。
正な圧力を持たせておかないと、各部の小さな隙間へ入
らなかったり、潤滑油経路内へ循環しにくくなる。この
ため、オイルポンプには、潤滑油の圧力を適正に保つた
めにオイルプレッシャレギュレータ(以下、単にレギュ
レータと呼ぶ)が設けられている。レギュレータは、オ
イルポンプの吐出口側の潤滑油通路に介装されて潤滑油
を吸入口側に逃がすもので、潤滑油の逃がし孔となるリ
リーフ孔と、リリーフ孔を開閉するリリーフバルブと、
リリーフバルブをリリーフ孔に対して閉方向に押付ける
リリーフスプリングとから構成されている。
【0004】図7は、リリーフ孔が2つ設けられたレギ
ュレータを模式的に示したものである(特開昭58−1
44158号公報参照)。このレギュレータ1は図示し
ないオイルポンプの潤滑油の吐出通路3の途中に設けら
れており、吐出油圧Pが極めて低い状態ではリリーフバ
ルブ5は第1リリーフ孔7を閉じ、吐出油圧Pの上昇に
伴って第1リリーフ孔7、及び第2リリーフ孔9を順次
開放すべくリリーフバルブ5はリリーフスプリング11
に抗して下方に移動する。これにより、エンジン各部へ
送られる潤滑油の圧力を、エンジン回転数に応じて調整
できる。
ュレータを模式的に示したものである(特開昭58−1
44158号公報参照)。このレギュレータ1は図示し
ないオイルポンプの潤滑油の吐出通路3の途中に設けら
れており、吐出油圧Pが極めて低い状態ではリリーフバ
ルブ5は第1リリーフ孔7を閉じ、吐出油圧Pの上昇に
伴って第1リリーフ孔7、及び第2リリーフ孔9を順次
開放すべくリリーフバルブ5はリリーフスプリング11
に抗して下方に移動する。これにより、エンジン各部へ
送られる潤滑油の圧力を、エンジン回転数に応じて調整
できる。
【0005】このようなレギュレータを備えたオイルポ
ンプでは、エンジン回転数Nに対する吐出圧(油圧)P
の関係は、図6の一点鎖線で示す特性となる。この油圧
特性は、エンジン始動後アイドル回転(回転数N1 付
近)では、油圧作動装置、例えば動弁機構のラッシュア
ジャスタへの油圧確保のため、第1リリーフ孔7が開放
されて油圧は必要最低限のP1となる。その後、回転数
が低回転域NL から中回転域NM を経て上昇すると、こ
れに伴って油圧も徐々に上昇し、高回転域NH 付近の回
転数N2 で第2リリーフ孔9が開放されて高回転域NH
に必要な油圧P2 が得られることとなる。
ンプでは、エンジン回転数Nに対する吐出圧(油圧)P
の関係は、図6の一点鎖線で示す特性となる。この油圧
特性は、エンジン始動後アイドル回転(回転数N1 付
近)では、油圧作動装置、例えば動弁機構のラッシュア
ジャスタへの油圧確保のため、第1リリーフ孔7が開放
されて油圧は必要最低限のP1となる。その後、回転数
が低回転域NL から中回転域NM を経て上昇すると、こ
れに伴って油圧も徐々に上昇し、高回転域NH 付近の回
転数N2 で第2リリーフ孔9が開放されて高回転域NH
に必要な油圧P2 が得られることとなる。
【0006】なお、図6において、破線aはリリーフ孔
による潤滑油の逃がしを考慮しない場合での油圧特性
で、破線b,c,dは第1リリーフ孔を設けた場合の油
圧特性で、破線b,c,dの順に孔径が大きくなるもの
とする。
による潤滑油の逃がしを考慮しない場合での油圧特性
で、破線b,c,dは第1リリーフ孔を設けた場合の油
圧特性で、破線b,c,dの順に孔径が大きくなるもの
とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジン各
部に供給される潤滑油の圧力は、アイドル回転から低,
中速回転では、ラッシュアジャスタなど油圧作動装置へ
の油圧P1 が確保されれば充分であり、高回転域では油
量確保のため高圧の油圧P2 が確保されればよい。
部に供給される潤滑油の圧力は、アイドル回転から低,
中速回転では、ラッシュアジャスタなど油圧作動装置へ
の油圧P1 が確保されれば充分であり、高回転域では油
量確保のため高圧の油圧P2 が確保されればよい。
【0008】ところが、上記のような従来の潤滑油供給
装置では、高回転域NH での必要な油圧P2 を確保する
ために、第1リリーフ孔7をある程度小さく設定する必
要があり、このため中速回転域NM 付近では、必要以上
の高圧となり、ポンプ駆動ロス、及びエンジン各部の摩
擦を、ある程度以上に低減できないという問題があっ
た。
装置では、高回転域NH での必要な油圧P2 を確保する
ために、第1リリーフ孔7をある程度小さく設定する必
要があり、このため中速回転域NM 付近では、必要以上
の高圧となり、ポンプ駆動ロス、及びエンジン各部の摩
擦を、ある程度以上に低減できないという問題があっ
た。
【0009】そこで、この発明は、油圧によるポンプ駆
動ロス、及びエンジン各部の摩擦などを充分低減させる
ことを目的としている。
動ロス、及びエンジン各部の摩擦などを充分低減させる
ことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
にこの発明は、エンジンの回転に連動して回転作動し潤
滑油を吸入口から吐出口に圧送するロータをポンプ室内
に回転可能に設けたオイルポンプと、前記吐出口側に設
けられ、エンジン回転数が低回転域での吐出圧により開
口して前記吸入口側に連通させる第1リリーフ孔、及び
高回転域での吐出圧により開口して前記吸入口側に連通
させる第2リリーフ孔をそれぞれ備えたプレッシャレギ
ュレータとを有し、前記ポンプ室内に、前記ロータの回
転に伴い摺動回転移動可能で、エンジン回転数が所定回
転数を超えたときに前記第1リリーフ孔を閉じる摺動部
材を設け構成としてある。
にこの発明は、エンジンの回転に連動して回転作動し潤
滑油を吸入口から吐出口に圧送するロータをポンプ室内
に回転可能に設けたオイルポンプと、前記吐出口側に設
けられ、エンジン回転数が低回転域での吐出圧により開
口して前記吸入口側に連通させる第1リリーフ孔、及び
高回転域での吐出圧により開口して前記吸入口側に連通
させる第2リリーフ孔をそれぞれ備えたプレッシャレギ
ュレータとを有し、前記ポンプ室内に、前記ロータの回
転に伴い摺動回転移動可能で、エンジン回転数が所定回
転数を超えたときに前記第1リリーフ孔を閉じる摺動部
材を設け構成としてある。
【0011】
【作用】このような構成のエンジンの潤滑油供給装置に
よれば、エンジン回転数の上昇に伴ってまず第1リリー
フ孔が開放され、これによりアイドル回転及び低回転域
での最低限の油圧が確保される。このとき摺動部材はま
だ第1リリーフ孔を閉じていない。そして、エンジン回
転数が中回転域を超え高回転域付近に達したら、第2リ
リーフ孔が開放されるとともに、摺動部材が高回転のロ
ータとの間の流体摩擦力によって回転移動して第1リリ
ーフ孔を閉じる。これにより、油圧が高回転域に必要な
高圧に達する。
よれば、エンジン回転数の上昇に伴ってまず第1リリー
フ孔が開放され、これによりアイドル回転及び低回転域
での最低限の油圧が確保される。このとき摺動部材はま
だ第1リリーフ孔を閉じていない。そして、エンジン回
転数が中回転域を超え高回転域付近に達したら、第2リ
リーフ孔が開放されるとともに、摺動部材が高回転のロ
ータとの間の流体摩擦力によって回転移動して第1リリ
ーフ孔を閉じる。これにより、油圧が高回転域に必要な
高圧に達する。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき説明
する。
する。
【0013】図1は、この発明の一実施例を示すエンジ
ンに使用されるオイルポンプ及びプレッシャレギュレー
タを含む潤滑油供給装置の内部構造を示すもので、図2
は同潤滑油供給装置の分解斜視図である。ポンプハウジ
ング13は、接合面15a,15bがエンジン本体のシ
リンダブロックの端部に接合されて取り付けられる。ポ
ンプハウジング13には、吸入口17と吐出口19とを
備えたポンプ室21が形成され、ポンプ室21内には、
インナロータ23と、アウタロータ25と、摺動部材と
しての摺動リングが27が収納されている。これら各部
材が収納されたポンプ室21は、取付面15cに装着さ
れるポンプ室カバー29によって塞がれる。
ンに使用されるオイルポンプ及びプレッシャレギュレー
タを含む潤滑油供給装置の内部構造を示すもので、図2
は同潤滑油供給装置の分解斜視図である。ポンプハウジ
ング13は、接合面15a,15bがエンジン本体のシ
リンダブロックの端部に接合されて取り付けられる。ポ
ンプハウジング13には、吸入口17と吐出口19とを
備えたポンプ室21が形成され、ポンプ室21内には、
インナロータ23と、アウタロータ25と、摺動部材と
しての摺動リングが27が収納されている。これら各部
材が収納されたポンプ室21は、取付面15cに装着さ
れるポンプ室カバー29によって塞がれる。
【0014】インナロータ23は、外周に複数の凸部2
3aを備えて、クランクシャフト24に直結されて図1
中で反時計方向に回転し、アウタロータ25はこの凸部
23aの数より一つ多い数の凹部25aを内周に形成し
てある。インナロータ23の回転によってインナロータ
23とアウタロータ25との間の隙間が変動し、これに
よりポンプ室21内の潤滑油を吸入口17から吐出口1
9へ送り込む。
3aを備えて、クランクシャフト24に直結されて図1
中で反時計方向に回転し、アウタロータ25はこの凸部
23aの数より一つ多い数の凹部25aを内周に形成し
てある。インナロータ23の回転によってインナロータ
23とアウタロータ25との間の隙間が変動し、これに
よりポンプ室21内の潤滑油を吸入口17から吐出口1
9へ送り込む。
【0015】摺動リング27は、内周面27aがアウタ
ロータ25の外周面25bに摺接し、外周面27bがポ
ンプ室21の内周面31に摺接している。摺動リング2
7の外周面27bの一部位には突起27cが形成され、
この突起27cはポンプハウジング13に形成された摺
動溝33内を移動可能となっている。摺動溝33の摺動
リング27の円周方向長さは、突起27cの同方向長さ
より長く、突起27cの図1中で上部側と摺動溝33と
の間には、摺動リング27をインナロータ23の回転方
向と反対方向に押付けるリターンスプリング35が収納
されている。さらに、摺動リング27の突起27cを含
む一部位には、図1中で紙面に直交する方向に貫通して
吸入口17に一端部37aが連通するオイル通路37が
形成されている。
ロータ25の外周面25bに摺接し、外周面27bがポ
ンプ室21の内周面31に摺接している。摺動リング2
7の外周面27bの一部位には突起27cが形成され、
この突起27cはポンプハウジング13に形成された摺
動溝33内を移動可能となっている。摺動溝33の摺動
リング27の円周方向長さは、突起27cの同方向長さ
より長く、突起27cの図1中で上部側と摺動溝33と
の間には、摺動リング27をインナロータ23の回転方
向と反対方向に押付けるリターンスプリング35が収納
されている。さらに、摺動リング27の突起27cを含
む一部位には、図1中で紙面に直交する方向に貫通して
吸入口17に一端部37aが連通するオイル通路37が
形成されている。
【0016】前記ポンプカバー29には、オイルプレッ
シャレギュレータ部39が形成されている。オイルプレ
ッシャレギュレータ部39には、図3に示すように、リ
リーフバルブ41と、リリーフバルブ41を図中で上方
に押付けるリリーフスプリング43とがそれぞれ収納さ
れるリリーフ室45が形成されている。リリーフ室45
は、一端側が吐出口19に連通孔47により連通し、他
端側がねじ部材49によりワッシャ50を介して密閉さ
れて、このねじ部材49とリリーフバルブ41との間
に、前記リリーフスプリング43が介装される。
シャレギュレータ部39が形成されている。オイルプレ
ッシャレギュレータ部39には、図3に示すように、リ
リーフバルブ41と、リリーフバルブ41を図中で上方
に押付けるリリーフスプリング43とがそれぞれ収納さ
れるリリーフ室45が形成されている。リリーフ室45
は、一端側が吐出口19に連通孔47により連通し、他
端側がねじ部材49によりワッシャ50を介して密閉さ
れて、このねじ部材49とリリーフバルブ41との間
に、前記リリーフスプリング43が介装される。
【0017】また、リリーフ室45のポンプ室21に対
向する側の平面部39aには、連通孔47側から順に、
第1リリーフ孔51及び第2リリーフ孔53が、それぞ
れ形成されている。第1リリーフ孔51は、図7の従来
例での第1リリーフ孔7より大きめに設定してある。第
1リリーフ孔51は、エンジンが停止状態ではリリーフ
バルブ41がリリーフスプリング43により最上端部に
押されて閉じられ、エンジンが始動すると、吐出圧の上
昇によりリリーフバルブ41がリリーフスプリング43
に抗して下降して開放する。その後、エンジン回転数の
上昇に伴う吐出圧の上昇に応じてリリーフバルブ41が
さらに下降し、高回転域で第2リリーフ孔53が開放さ
れる。
向する側の平面部39aには、連通孔47側から順に、
第1リリーフ孔51及び第2リリーフ孔53が、それぞ
れ形成されている。第1リリーフ孔51は、図7の従来
例での第1リリーフ孔7より大きめに設定してある。第
1リリーフ孔51は、エンジンが停止状態ではリリーフ
バルブ41がリリーフスプリング43により最上端部に
押されて閉じられ、エンジンが始動すると、吐出圧の上
昇によりリリーフバルブ41がリリーフスプリング43
に抗して下降して開放する。その後、エンジン回転数の
上昇に伴う吐出圧の上昇に応じてリリーフバルブ41が
さらに下降し、高回転域で第2リリーフ孔53が開放さ
れる。
【0018】第1リリーフ孔51は、図1に示すよう
に、摺動溝33に開口部55aを通して連通する通路5
5に連通している。摺動溝33の開口部55aは、図1
の状態では摺動リング27のオイル通路37に連通して
吸入口17に連通しているが、摺動リング27がリター
ンスプリング35に抗して図中で反時計方向に回転して
突起27cが図1の状態からずれると、上記連通状態が
解除される。この連通状態が解除される時期は、リリー
フバルブ41により第1リリーフ孔51が開放された後
で、かつ第2リリーフ孔53が開放される高回転域の直
前とする。一方、第2リリーフ孔53は、吸入口17に
連通する通路57に連通している。
に、摺動溝33に開口部55aを通して連通する通路5
5に連通している。摺動溝33の開口部55aは、図1
の状態では摺動リング27のオイル通路37に連通して
吸入口17に連通しているが、摺動リング27がリター
ンスプリング35に抗して図中で反時計方向に回転して
突起27cが図1の状態からずれると、上記連通状態が
解除される。この連通状態が解除される時期は、リリー
フバルブ41により第1リリーフ孔51が開放された後
で、かつ第2リリーフ孔53が開放される高回転域の直
前とする。一方、第2リリーフ孔53は、吸入口17に
連通する通路57に連通している。
【0019】図4は、上記構成の潤滑油供給装置におけ
る摺動リング27の作動原理を模式的に示したもので、
インナロータ23の回転に伴うアウタロータ25の回転
による流体摩擦力を受けて摺動回転する摺動リング27
は、その回転によって突起27cがスプリング35の弾
性力に抗して移動し、第1リリーフ孔51と吸入口17
とを結ぶ通路(通路55,オイル通路37)に設けられ
る弁59を閉じる。摺動リング27は、アウタロータ2
5との流体摩擦力によって移動するが、流体摩擦力は図
5に示すように、エンジン回転数Nの上昇に伴って上昇
するので、この流体摩擦力が高回転域NH 直前の所定回
転数N3 を超えた時点で弁59を閉じるようにスプリン
グ35を設定すればよい。
る摺動リング27の作動原理を模式的に示したもので、
インナロータ23の回転に伴うアウタロータ25の回転
による流体摩擦力を受けて摺動回転する摺動リング27
は、その回転によって突起27cがスプリング35の弾
性力に抗して移動し、第1リリーフ孔51と吸入口17
とを結ぶ通路(通路55,オイル通路37)に設けられ
る弁59を閉じる。摺動リング27は、アウタロータ2
5との流体摩擦力によって移動するが、流体摩擦力は図
5に示すように、エンジン回転数Nの上昇に伴って上昇
するので、この流体摩擦力が高回転域NH 直前の所定回
転数N3 を超えた時点で弁59を閉じるようにスプリン
グ35を設定すればよい。
【0020】次に、上記のように構成されたエンジンの
潤滑油供給装置の作用を説明する。オイルポンプによる
油圧特性を示す図6において、上記実施例による特性は
実線で示してある。エンジン始動時から動弁機構のハイ
ドローリックラッシュアジャスタへの油圧が確保される
油圧P1 に達するまでは、一点鎖線で示す従来例と同様
である。その後、回転数が上昇すると、これに伴う油圧
Pの上昇によりリリーフバルブ41がリリーフスプリン
グ43に抗して移動し、第1リリーフ孔51が徐々に開
放されて行く。
潤滑油供給装置の作用を説明する。オイルポンプによる
油圧特性を示す図6において、上記実施例による特性は
実線で示してある。エンジン始動時から動弁機構のハイ
ドローリックラッシュアジャスタへの油圧が確保される
油圧P1 に達するまでは、一点鎖線で示す従来例と同様
である。その後、回転数が上昇すると、これに伴う油圧
Pの上昇によりリリーフバルブ41がリリーフスプリン
グ43に抗して移動し、第1リリーフ孔51が徐々に開
放されて行く。
【0021】第1リリーフ孔51は、従来例に比べて大
きめに設定してあるので、回転数の上昇によって潤滑油
の逃がし量が増大し、高回転域NH に達する直前まで最
低限の油圧P1 を確保している。低い油圧P1 を確保す
ることで、低,中速回転域でのポンプ駆動ロスが低減さ
れるとともに、エンジン各部の摺動部分への供給油量が
少なくなって潤滑油は高温となって粘性が低下し、摺動
部の摩擦低減が達成される。
きめに設定してあるので、回転数の上昇によって潤滑油
の逃がし量が増大し、高回転域NH に達する直前まで最
低限の油圧P1 を確保している。低い油圧P1 を確保す
ることで、低,中速回転域でのポンプ駆動ロスが低減さ
れるとともに、エンジン各部の摺動部分への供給油量が
少なくなって潤滑油は高温となって粘性が低下し、摺動
部の摩擦低減が達成される。
【0022】この状態から、高回転域NH に達する直前
の、第2リリーフ孔53が開放される以前の回転数N3
を超えると、インナロータ23の回転に伴うアウタロー
タ25の回転により、アウタロータ25に摺接する摺動
リング27が、図1中で反時計方向に回転する。このと
き、摺動リング27の突起27cはスプリング35に抗
して移動し、オイル通路37と通路55の開口部55a
との連通状態が解除され、通路55に連通する第1リリ
ーフ孔51と、オイル通路37の一端部37aに連通す
る吸入口17との連通状態が解除されることになって、
第1リリーフ孔51による潤滑油の逃がし動作が停止さ
れる。
の、第2リリーフ孔53が開放される以前の回転数N3
を超えると、インナロータ23の回転に伴うアウタロー
タ25の回転により、アウタロータ25に摺接する摺動
リング27が、図1中で反時計方向に回転する。このと
き、摺動リング27の突起27cはスプリング35に抗
して移動し、オイル通路37と通路55の開口部55a
との連通状態が解除され、通路55に連通する第1リリ
ーフ孔51と、オイル通路37の一端部37aに連通す
る吸入口17との連通状態が解除されることになって、
第1リリーフ孔51による潤滑油の逃がし動作が停止さ
れる。
【0023】この結果、油圧PはP1 から高回転域に必
要な高圧力P2 まで上昇し、図6における実線で示す油
圧特性が得られる。高回転域で高油圧P2 となること
で、エンジン各部への供給油量が増大し、エンジン各部
の摺動部分が充分に冷却されて焼き付きが防止される。
従来では、油圧PがP1 となる低回転域から高回転域N
H に達するまでの中回転域NM 付近で必要以上に高圧と
なって、図6の斜線の高圧部分Aによりポンプ駆動ロス
などを生じていたが、本実施例ではこれが解消され、信
頼性のある潤滑油供給装置が得られる。
要な高圧力P2 まで上昇し、図6における実線で示す油
圧特性が得られる。高回転域で高油圧P2 となること
で、エンジン各部への供給油量が増大し、エンジン各部
の摺動部分が充分に冷却されて焼き付きが防止される。
従来では、油圧PがP1 となる低回転域から高回転域N
H に達するまでの中回転域NM 付近で必要以上に高圧と
なって、図6の斜線の高圧部分Aによりポンプ駆動ロス
などを生じていたが、本実施例ではこれが解消され、信
頼性のある潤滑油供給装置が得られる。
【0024】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、エンジン回転数が所定回転数に達する以前の低,中
速回転域には第1リリーフ孔から潤滑油が徐々に逃がさ
れてエンジン各部に供給される油圧が低く抑えられ、エ
ンジン回転数が所定回転数を超えて高回転域付近に達す
ると、摺動部材がポンプロータの回転に伴い摺動回転し
て第1リリーフ孔を閉じるので、低,中速回転域では、
ポンプ駆動ロスが低減されるとともに、エンジン各部の
摺動部分への供給油量が少なくなって潤滑油は高温とな
って粘性が低下し、エンジン各部の摺動部分の摩擦低減
が達成され、また、高回転域では高油圧となることで、
供給油量が増大し、エンジン各部の摺動部分が充分に冷
却されて焼き付きが防止される。
ば、エンジン回転数が所定回転数に達する以前の低,中
速回転域には第1リリーフ孔から潤滑油が徐々に逃がさ
れてエンジン各部に供給される油圧が低く抑えられ、エ
ンジン回転数が所定回転数を超えて高回転域付近に達す
ると、摺動部材がポンプロータの回転に伴い摺動回転し
て第1リリーフ孔を閉じるので、低,中速回転域では、
ポンプ駆動ロスが低減されるとともに、エンジン各部の
摺動部分への供給油量が少なくなって潤滑油は高温とな
って粘性が低下し、エンジン各部の摺動部分の摩擦低減
が達成され、また、高回転域では高油圧となることで、
供給油量が増大し、エンジン各部の摺動部分が充分に冷
却されて焼き付きが防止される。
【図1】この発明の一実施例を示す潤滑油供給装置の内
部構造図である。
部構造図である。
【図2】図1の潤滑油供給装置の分解斜視図である。
【図3】図2のポンプカバーのレギュレータ部の断面図
である。
である。
【図4】図1のオイルポンプにおける摺動リングの動作
原理を示す模式図である。
原理を示す模式図である。
【図5】エンジン回転数と流体摩擦力との関係を示す説
明図である。
明図である。
【図6】エンジン回転数に対するオイルポンプの吐出油
圧の変化を、従来例と本発明のとで比較して示した油圧
特性図である。
圧の変化を、従来例と本発明のとで比較して示した油圧
特性図である。
【図7】従来例のオイルプレッシャレギュレータの概略
図である。
図である。
17 吸入口 19 吐出口 21 ポンプ室 23 インナロータ 25 アウタロータ 27 摺動リング(摺動部材) 51 第1リリーフ孔 53 第2リリーフ孔
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンの回転に連動して回転作動し潤
滑油を吸入口から吐出口に圧送するロータをポンプ室内
に回転可能に設けたオイルポンプと、前記吐出口側に設
けられ、エンジン回転数が低回転域での吐出圧により開
口して前記吸入口側に連通させる第1リリーフ孔、及び
高回転域での吐出圧により開口して前記吸入口側に連通
させる第2リリーフ孔をそれぞれ備えたプレッシャレギ
ュレータとを有し、前記ポンプ室内に、前記ロータの回
転に伴い摺動回転移動可能で、エンジン回転数が所定回
転数を超えたときに前記第1リリーフ孔を閉じる摺動部
材を設けたことを特徴とするエンジンの潤滑油供給装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34740991A JPH05179914A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | エンジンの潤滑油供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34740991A JPH05179914A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | エンジンの潤滑油供給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05179914A true JPH05179914A (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=18390027
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34740991A Pending JPH05179914A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | エンジンの潤滑油供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05179914A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010216442A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-09-30 | Kubota Corp | エンジンの潤滑装置 |
| JP2011038403A (ja) * | 2009-08-06 | 2011-02-24 | Honda Motor Co Ltd | オイルポンプのリリーフ弁 |
| JP2013117220A (ja) * | 2011-12-02 | 2013-06-13 | Myung Hwa Ind Co Ltd | 可変オイルポンプ |
| JP2013221460A (ja) * | 2012-04-17 | 2013-10-28 | Myung Hwa Ind Co Ltd | 2段リリーフバルブを備えたエンジン用オイル供給装置 |
| EP2831487A4 (en) * | 2012-03-29 | 2015-12-02 | Shenzhen Byd Auto R & D Co Ltd | OIL PUMP, ENGINE COVER AND ENGINE THEREOF |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP34740991A patent/JPH05179914A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010216442A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-09-30 | Kubota Corp | エンジンの潤滑装置 |
| JP2011038403A (ja) * | 2009-08-06 | 2011-02-24 | Honda Motor Co Ltd | オイルポンプのリリーフ弁 |
| JP2013117220A (ja) * | 2011-12-02 | 2013-06-13 | Myung Hwa Ind Co Ltd | 可変オイルポンプ |
| US8807964B2 (en) | 2011-12-02 | 2014-08-19 | Myunghwa Ind. Co., Ltd. | Variable oil pump |
| EP2831487A4 (en) * | 2012-03-29 | 2015-12-02 | Shenzhen Byd Auto R & D Co Ltd | OIL PUMP, ENGINE COVER AND ENGINE THEREOF |
| JP2013221460A (ja) * | 2012-04-17 | 2013-10-28 | Myung Hwa Ind Co Ltd | 2段リリーフバルブを備えたエンジン用オイル供給装置 |
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