JPH05205585A - 抵抗付きパッファ形ガス遮断器 - Google Patents

抵抗付きパッファ形ガス遮断器

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JPH05205585A
JPH05205585A JP1404192A JP1404192A JPH05205585A JP H05205585 A JPH05205585 A JP H05205585A JP 1404192 A JP1404192 A JP 1404192A JP 1404192 A JP1404192 A JP 1404192A JP H05205585 A JPH05205585 A JP H05205585A
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JP
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resistance
driving
main
opening
circuit breaker
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Application number
JP1404192A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Mizoguchi
均 溝口
Toshikazu Sato
敏和 佐藤
Susumu Nishiwaki
進 西脇
Hisatoshi Ikeda
久利 池田
Hiroaki Toda
弘明 戸田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開極時及び閉極時のサージ電圧を効果的に低
減可能であり、簡略で実用性の高い、優れた抵抗付きパ
ッファ形ガス遮断器を提供する。 【構成】 消弧性ガスを充填した接地容器11内に、主
遮断部12,13及び抵抗遮断部14,15を2組以上
有する。接地容器外部の第1の駆動手段30からの駆動
力を、接地容器の軸方向に直交する第1の方向から第1
の伝達手段35によって主遮断部に伝達する。接地容器
外部の第2の駆動手段42からの駆動力を、接地容器の
軸方向に直交する方向で且つ前記第1の方向とは異なる
第2の方向から第2の伝達手段45によって抵抗遮断部
に伝達する。開極時には、遅延手段46により、第1の
駆動手段30からの主遮断部への駆動力の供給に対し
て、第2の駆動手段42からの抵抗遮断部への駆動力の
供給を一定時間遅延させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パッファ構成の主遮断
部を有するパッファ形ガス遮断器に係り、特に、開極時
には、直列抵抗を有する抵抗遮断部を主遮断部に遅れて
開極させて、開極時に発生するサージ電圧を抑制し、閉
極時には、抵抗遮断部を主遮断部より先に閉極させて、
閉極時に発生するサージ電圧を抑制するように構成され
た抵抗付きパッファ形ガス遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】電力系統用の遮断器として、主遮断部と
並列に直列抵抗を有する抵抗遮断部が接続される方式が
存在している。この方式の遮断器では、開極時には、主
遮断部に遅れて抵抗遮断部が開極して、抵抗に電流を流
し、遮断時に発生する過渡回復電圧(サージ電圧)を抑
制する。また、閉極時には、抵抗遮断部が主遮断部に先
行して閉極し、抵抗に電流を流して、閉極時に発生する
過渡回復電圧(サージ電圧)を抑制する。
【0003】図5は、以上のような抵抗付き遮断器が事
故電流を遮断する時の動作を示す原理図であり、図5
(A)は閉極状態、図5(B)は主遮断部の開極時、図
5(C)は抵抗遮断部の開極時を示している。この場
合、図中1は主遮断部、2は抵抗遮断部、3は抵抗、4
は操作機構、I,Irは電流を示している。なお、これ
らの図は、遮断器の一方(図中右側)の端子で故障が発
生した場合における動作を例示的に示している。
【0004】まず、図5(A)に示す閉極状態におい
て、電流Iは、経路の抵抗値が小さい主遮断部1を通っ
て流れている。そして、図5(B)に示すように、抵抗
遮断部2の閉極状態を維持したまま主遮断部1を開極す
ると、電流Irが、抵抗遮断部2と抵抗3を通って流れ
るようになる。なお、電流Irは、系統電圧と抵抗の値
で決まる。続いて、図5(C)に示すように、抵抗遮断
部2を開極すると、電流Irが遮断されて、遮断器は開
路状態となる。
【0005】この場合、サージ電圧の抑制は、次のよう
にして行われる。すなわち、図5(B)に示すように、
主遮断部1を開極して、事故電流Iを遮断した際に、遮
断器の非故障側(図中左側)の端子には、遮断によるサ
ージ電圧が発生する。しかしながら、この時点において
は、図5(B)に示すように、抵抗遮断部2が閉極状態
にあるため、発生した開極サージ電圧は、抵抗3によっ
てそのまま吸収される。そして、抵抗遮断部2の主遮断
部1に対する遅延時間を十分に確保することにより、サ
ージ電圧を十分に低い値に抑制することができる。
【0006】また、一方の端子の事故を解消した後は、
図5(C)の開極状態から、図5(B)に示すように、
抵抗遮断部2を主遮断部1に先行して閉極する。この時
の閉極サージ電圧も、前述した開極時と同様に、抵抗3
によってそのまま吸収される。そして、十分な遅延時間
によって、サージ電圧を十分に低い値に抑制した後、図
5(A)に示すように主遮断部1を閉極する。
【0007】ところで、以上のような抵抗付き遮断器
は、通常420kV以上の非常に高い電圧の系統のパッ
ファ形ガス遮断器に適用され、主遮断部、抵抗遮断部共
に、2点切り以上で構成されることが多い。このような
構成のパッファ形ガス遮断器において、通常550kV
までの系統では、絶縁の余裕をとることにより、開極サ
ージ電圧の抑制を省略できるため、従来、閉極サージ電
圧を抑制するための構成のみを設けている。そして、閉
極サージ電圧のみを抑制するように構成することは、設
計上比較的容易である。具体的には、主遮断部の可動接
触子と抵抗接触子部(この場合、遮断はしないため、抵
抗遮断部ではなく抵抗接触子部と称する)の可動接触子
を直結し、抵抗接触子部の固定接触子側にバネと浮動接
触子などを組み合わせてなるストローク吸収機構を設け
ることにより、閉極時における抵抗接触子部の先行閉極
動作と、開極時における抵抗接触子部の先行開極動作を
確保している。このような構成の抵抗付きパッファ形ガ
ス遮断器は、既に広く実用化されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、110
0kVなどのさらに高電圧の系統では、絶縁の余裕がと
れないことから、開極時におけるサージ電圧の抑制が必
要である。前述のように、開極時のサージ電圧を抑制す
るためには、抵抗遮断部を主遮断部より一定時間遅らせ
て開極する必要があり、サージ電圧を十分低下するため
には、遅延時間を20〜30msとしなければならな
い。このような抵抗遮断部の遅延開極時間を得る機構
は、文献(IEEE,SM379−8,PWRD,19
91)などに記述されているが、2点切り以上の多点切
り抵抗付きパッファ形ガス遮断器の構成において、実用
的に抵抗遮断部の遅延開極時間を確保して製品化した例
は、従来存在していない。
【0009】本発明は、2点切り以上の多点切り抵抗付
きパッファ形ガス遮断器において、開極時には、抵抗遮
断部を主遮断部よりも一定時間遅延して開極させ、閉極
時には、抵抗遮断部を主遮断部に先行して閉極させるこ
とにより、開極時及び閉極時のサージ電圧を効果的に低
減可能であり、簡略で実用性の高い、優れた抵抗付きパ
ッファ形ガス遮断器を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の抵抗付きパッフ
ァ形ガス遮断器は、消弧性ガスを充填した接地容器内
に、パッファ構成の主遮断部及び抵抗遮断部をそれぞれ
2組以上ずつ有する2点切り以上の抵抗付きパッファ形
ガス遮断器において、前記接地容器の外部に設置され、
前記主遮断部を駆動する第1の駆動手段と、前記接地容
器の外部に設置され、前記抵抗遮断部を駆動する第2の
駆動手段と、前記第1の駆動手段からの開極駆動力及び
閉極駆動力を、接地容器の軸方向に直交する第1の方向
から前記主遮断部に伝達する第1の伝達手段と、前記第
2の駆動手段からの開極駆動力及び閉極駆動力を、接地
容器の軸方向に直交する方向で且つ前記第1の方向とは
異なる第2の方向から前記抵抗遮断部に伝達する第2の
伝達手段と、開極時に、前記第1の駆動手段からの前記
主遮断部への開極駆動力の供給に対して、前記第2の駆
動手段からの前記抵抗遮断部への開極駆動力の供給を一
定時間遅延させる遅延手段を備えたことを特徴としてい
る。
【0011】この場合、遅延手段は、第1の駆動手段か
ら供給される主遮断部への開極駆動力の一部を一定時間
遅延させ、この遅延させた開極駆動力を、第2の駆動手
段に対して、抵抗遮断部の開極駆動力として供給するよ
うに構成することが可能である。また、第1及び第2の
駆動手段を、開極信号によってそれぞれ起動するように
構成した場合には、遅延手段は、第2の駆動手段に対す
る開極信号を、第1の駆動手段に対する開極信号よりも
一定時間遅延させるように構成することが可能である。
【0012】
【作用】以上のような構成を有する本発明の抵抗付きパ
ッファ形ガス遮断器の作用は次の通りである。
【0013】まず、第1の駆動手段からの開極駆動力の
一部を遅延させ、第2の駆動手段に対して供給するよう
に構成した場合、開極時には、第1の駆動手段の開極駆
動力が、第1の伝達手段によって第1の方向から主遮断
部に伝達され、主遮断部が開極すると同時に、第1の駆
動手段の開極駆動力の一部が、遅延手段によって一定時
間遅延させられ、第2の駆動手段に供給される。そし
て、第2の駆動手段に供給された開極駆動力は、第2の
伝達手段によって、第1の方向とは異なる第2の方向か
ら抵抗遮断部に伝達され、抵抗遮断部が開極する。すな
わち、抵抗遮断部は、遅延手段によって遅延させられた
一定時間分だけ、主遮断部の開極から遅延して開極す
る。
【0014】また、閉極動作に関しては、一般的には、
抵抗遮断部のワイプ長さを主遮断部より長くすることに
より、閉極時における抵抗遮断部の先行閉極動作を確保
できる。すなわち、例えば、前述したようなバネと浮動
接触子などを組み合わせてなるストローク吸収機構を使
用して、抵抗遮断部の開離距離を主遮断部の開離距離よ
り短く構成することにより、閉極時には、第1及び第2
の駆動手段の閉極駆動力を、主遮断部と抵抗遮断部に対
して同時に与えることで、抵抗遮断部の先行閉極動作を
確保できる。この場合、一般的には、開極時と同様に、
第1の駆動手段の閉極駆動力の一部を第2の駆動手段の
閉極駆動力に与えることが可能であるが、第1及び第2
の駆動手段に個別の閉極信号を同時に与えて個別に起動
する構成も可能である。
【0015】一方、第1及び第2の駆動手段を開極信号
によってそれぞれ起動し、且つ、第2の駆動手段に対す
る開極信号を遅延させるように構成した場合には、主遮
断部と抵抗遮断部の開離距離をほぼ同じに構成すること
が可能である。すなわち、主遮断部と抵抗遮断部の開離
距離がほぼ同じであれば、開極信号の遅延時間に応じた
一定時間によって、抵抗遮断部の開極動作を容易に遅延
できる。また、閉極時には、逆に、第2の駆動手段に対
する閉極信号を第1の駆動手段に対する閉極信号よりも
一定時間だけ先に与えることにより、抵抗遮断部の先行
閉極動作を確保できる。
【0016】以上のように、本発明の抵抗付きパッファ
形ガス遮断器は、開極時には、抵抗遮断部が主遮断部よ
りも一定時間遅延して開極し、閉極時には、抵抗遮断部
が主遮断部に先行して閉極するため、開極時及び閉極時
のサージ電圧を効果的に低減可能である。また、構成的
にも、主遮断部及び抵抗遮断部を、第1、第2の駆動手
段によって個別に駆動し、遅延手段によって遅延関係を
持たせるだけの簡略な構成である。加えて、第1及び第
2の駆動手段を、接地容器の周方向における異なる位置
に配置する構成であるため、スペースを有効利用でき、
無駄のないコンパクトな配置が可能である。そして、具
体的には、例えば、第1、第2の駆動手段として、油圧
の駆動シリンダなどを使用し、遅延手段として、機械的
な油圧遅延装置または電気的な遅延回路などを使用する
ことにより、実際の装置設計も容易であるため、実用性
に優れている。
【0017】
【実施例】以下には、本発明による抵抗付きパッファ形
ガス遮断器の一実施例を、図1乃至図3を参照して説明
する。この場合、図1は内部側面図、図2は水平断面
図、図3は垂直断面図である。
【0018】まず、図2に示すように、接地容器11内
には、消弧性ガスとしてSF6 ガスが封入されており、
直列に接続された第1及び第2の主遮断部12,13
と、同じく直列に接続された第1及び第2の抵抗遮断部
14,15とが、容器の軸方向に沿って平行に配置され
ている。すなわち、第1及び第2の主遮断部12,13
は、容器の軸方向に沿って且つ容器の中心からずらされ
て配置され、第1及び第2の抵抗遮断部14,15は、
主遮断部12,13の水平方向に平行に並べて配置され
ている。
【0019】そして、第1の抵抗遮断部14の端部に
は、抵抗16が配置され、直列に接続されている。この
場合、第1の抵抗遮断部14及び抵抗16の直列接続
と、対応する第1の主遮断部12とは、電気的に並列接
続されている。なお、図示していないが、第2の抵抗遮
断部15の端部にも、同様に抵抗16が配置され、第2
の抵抗遮断部15及び抵抗16の直列接続と、対応する
第2の主遮断部13とは、電気的に並列接続されてい
る。
【0020】次に、図3に示すように、第1の主遮断部
12は、パッファシリンダを有する可動接触子部17、
固定接触子部18、及び可動接触子部17側から固定接
触子部18を支える絶縁ロッド(または絶縁筒)19な
どにより構成されている。この場合、固定接触子部18
には、導体20が接続されている。そして、この導体2
0は、接地容器11の上部に設けられた接続口21か
ら、絶縁スペーサ22を介して、図示していない隣接機
器内に引き出されている。一方、第2の主遮断部13
は、その一部しか図示していないが、第1の主遮断部1
2と同様の構成を有しており、第1の主遮断部12と対
称的に配置されている。
【0021】また、図2に示すように、第1の抵抗遮断
部14は、可動接触子部23及び固定接触子部24など
により構成されており、固定接触子部24は、内部に配
設されたバネ25及び浮動接触子26からなるストロー
ク吸収機構によって、開極終了時の開離距離が、第1の
主遮断部12の開離距離よりも短くなるように構成され
ている。なお、図中16aは、第1の抵抗遮断部14に
直列接続された抵抗16の端部を、第1の主遮断部12
の固定接触子部18に電気的に接続する導体である。一
方、第2の抵抗遮断部15は、その一部しか図示してい
ないが、第1の抵抗遮断部14と同様の構成を有してお
り、第1の抵抗遮断部14と対称的に配置され、その抵
抗16の端部は、導体16aによって第2の主遮断部1
3の固定接触子部18に電気的に接続されている。
【0022】さらに、図3に示すように、接地容器11
の下部には操作機構箱27が配設されており、接地容器
11に設けられた接続口28を介して、接地容器11に
接続されている。この操作機構箱27は、内部容器29
によって、接地容器11と連通するガス側と外部の大気
側とに区分されており、操作機構箱27の内部容器29
外部の大気側には、油圧の第1の駆動シリンダ30、連
結ロッド31、及びリンクレバー32が設けられ、ガス
側には、リンクレバー33が設けられている。この場
合、第1の駆動シリンダ30は、主遮断部12,13を
駆動するための第1の駆動手段に相当し、接地容器11
の軸方向に配置されている。そして、この第1の駆動シ
リンダ30の軸方向に、連結ロッド31が直列に連結さ
れており、第1の駆動シリンダ30の駆動力によって軸
方向に直線動作するように構成されている。また、リン
クレバー32,33は、連結ロッド31に順次連結され
ており、連結ロッド31の直線動作に従って垂直方向に
回動するように構成されている。
【0023】一方、接地容器11内における操作機構箱
27の上方には、支持絶縁筒34が垂直方向に設置され
ており、支持絶縁筒34の内部には、第1の絶縁棒35
が垂直方向に配置されている。この第1の絶縁棒35の
下端部は、前述の操作機構箱27のガス側(内部容器2
9内)のリンクレバー33に連結されており、前述の第
1の駆動シリンダ30の駆動力による連結ロッド31の
水平方向の直線動作に応じて、2つのリンクレバー3
2,33を介し、垂直方向に直線動作するように構成さ
れている。この第1の絶縁棒35は、後述するように、
主遮断部12,13に連結されており、第1の駆動シリ
ンダ30の駆動力を、接地容器11の垂直方向から主遮
断部12,13に伝達するように構成されている。すな
わち、第1の絶縁棒35は、本発明における第1の伝達
手段に相当する。
【0024】また、支持絶縁筒34の上には、センター
ピース36が取り付けられており、センターピース36
の両側には、前述の第1及び第2の主遮断部12,13
と、第1及び第2の抵抗遮断部14,15が取り付けら
れている。すなわち、これらの遮断部12〜15は、セ
ンターピース36を介して電気的に接続され、接地容器
11に対しては、支持絶縁筒34によって電気的に絶縁
されると共に、支持絶縁筒34及びセンターピース36
を介して機械的に支持固定されている。
【0025】センターピース36の内部における第1、
第2の主遮断部12,13の間には、一対のリンク3
7,38が垂直方向に回動可能に配置されており、その
一端にて、第1、第2の主遮断部12,13の可動接触
子部17,17にそれぞれ連結されると共に、その他端
にて、支持絶縁筒34内の第1の絶縁棒(第1の伝達手
段)35の上端部に連結されている。すなわち、これら
のリンク37,38は、第1の絶縁棒(第1の伝達手
段)35の垂直方向の直線動作に従って垂直方向に回動
し、第1、第2の主遮断部12,13の可動接触子部1
7,17をその軸方向に直線動作させるように配置され
ている。
【0026】さらに、センターピース35の内部におけ
る第1、第2の抵抗遮断部14,15の間には、一対の
リンク39,40が水平方向に回動可能に配置されてお
り、その一端にて、第1、第2の抵抗遮断部14,15
の可動接触子部23,23にそれぞれ連結されると共
に、その他端にて、後述する駆動側に連結されている。
すなわち、図1に示すように、接地容器11には、セン
ターピース36の高さに対応する側面に、接地容器11
の軸方向と直交する水平方向に突出する形で副容器部4
1が設けられている。この副容器部41の外部の大気側
には、油圧の第2の駆動シリンダ42が設けられ、副容
器部41の内部のガス側には、連結ロッド43及びリン
ク44が設けられている。この場合、第2の駆動シリン
ダ42は、抵抗遮断部14,15を駆動するための第2
の駆動手段に相当し、接地容器11の軸方向に配置され
ている。そして、この第2の駆動シリンダ42の軸方向
に連結ロッド43が直列に連結されており、第2の駆動
シリンダ42の駆動力によって軸方向に直線動作するよ
うに構成されている。また、リンク44の一端は、連結
ロッド43に連結されており、連結ロッド43の動作に
従って水平方向に回動するように構成されている。さら
に、このリンク44の他端と前述のセンターピース36
内のリンク37,38の他端との間は、第2の絶縁棒4
5によって連結されている。この第2の絶縁棒45は、
接地容器11の軸方向と直交する水平方向に配置されて
おり、第2の駆動シリンダ42の駆動力を、接地容器1
1の水平方向から抵抗遮断部14,15に伝達するよう
に構成されている。すなわち、第2の絶縁棒45は、本
発明における第2の伝達手段に相当する。
【0027】一方、図1に示すように、第1の駆動シリ
ンダ30と第2の駆動シリンダ42との間は、油圧遅延
装置(遅延手段)46及び油圧配管47によって動作的
に接続されている。この油圧遅延装置46は、開極動作
時に、第1の駆動シリンダ30へ供給する油圧の一部
を、20〜30msの一定時間だけ遅延させて、第2の
駆動シリンダ42に対して送油し、閉極動作時には作用
しないように構成されている。なお、図示していない
が、第1の駆動シリンダ30には、駆動用の制御装置が
設けられており、開極時及び閉極時には、開極信号及び
閉極信号が与えられ、第1の駆動シリンダ30を起動す
ると共に、油圧配管47を介して、第2の駆動シリンダ
42を起動するようになっている。
【0028】以上のような構成を有する本実施例の作用
は次の通りである。まず、開極時には、図示していない
駆動用の制御装置に開極信号を与え、第1の駆動シリン
ダ30に送油する。これにより、第1の駆動シリンダ3
0から、第1の絶縁棒35の垂直方向の動作を介して、
主遮断部12,13に開極駆動力が与えられ、主遮断部
12,13が開極する。この場合、第1の駆動シリンダ
30への油圧の一部は、油圧遅延装置46を介して20
〜30msの一定時間だけ遅延させられた後、油圧配管
47を介して第2の駆動シリンダ42へ送られる。すな
わち、抵抗遮断部14,15には、主遮断部12,13
よりも20〜30msだけ遅延した開極駆動力が与えら
れることになる。図4は、このような主遮断部12,1
3と抵抗遮断部14,15の開極特性を示す特性図であ
る。この図4に示すように、本実施例においては、主遮
断部12,13の開極動作に続いて、20〜30msと
いう十分な時間遅延して、抵抗遮断部14,15が開極
動作を行うことができるため、抵抗16に流れる電流に
より、サージ電圧を十分に低い値に抑制することができ
る。
【0029】また、以上のような開極動作が終了した段
階では、抵抗遮断部14,15の固定接触子部24に設
けられたバネ25と浮動接触子26の作用により、抵抗
遮断部14,15の開離距離が主遮断部12,13の開
離距離より短くなっている。従って、閉極時には、駆動
用の制御装置に閉極信号を与え、第1及び第2の駆動シ
リンダ30,42を同時に起動し、主遮断部12,13
及び抵抗遮断部14,15に同時に閉極駆動力を与える
ことにより、開離距離の短い分に応じた時間だけの、抵
抗遮断部14,15の先行閉極動作が得られる。
【0030】以上説明したように、本実施例によれば、
2点切り及びそれ以上の多点切りの抵抗付きパッファ形
ガス遮断器において、開極時には、抵抗遮断部14,1
5が主遮断部12,13よりも一定時間遅延して開極
し、閉極時には、抵抗遮断部14,15が主遮断部1
2,13に先行して閉極するため、開極時及び閉極時の
サージ電圧を効果的に低減可能である。また、構成的に
も、主遮断部12,13及び抵抗遮断部14,15を、
第1、第2の駆動シリンダ30,42によって個別に駆
動し、油圧遅延装置46によって遅延関係を持たせるだ
けの簡略な構成である。加えて、第1及び第2の駆動シ
リンダ30,42を、接地容器11の周方向における異
なる位置に配置しているため、スペースが有効利用さ
れ、無駄のないコンパクトな配置構成が実現されてい
る。そして、このように、油圧の駆動シリンダ30,4
2や油圧遅延装置46などを使用した場合、実際の装置
設計も容易であるため、実用性に優れている。
【0031】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、前述した通り、第2の駆動シリンダ42
を、開極信号の遅延によって遅延させる構成も同様に可
能であり、この場合には、主遮断部12,13及び抵抗
遮断部14,15の開離距離をほぼ同じに構成すること
ができる。すなわち、第1及び第2の駆動シリンダ3
0,42に、駆動用の制御装置を個別に設け、第2の駆
動シリンダ42に与える開極信号を、電気的な遅延回路
を用いて、第1の駆動シリンダ30に与える開極信号よ
り必要な時間だけ遅延させることにより、上記の実施例
と同様の抵抗遮断部14,15の遅延開極動作を得るこ
とができる。この構成は、図1に示す油圧遅延装置46
及び油圧配管47を電気的な遅延回路及び配線に置換し
た構成に相当する。そして、この構成においては、前述
した通り、開離距離をほぼ同じにできることから、抵抗
遮断部の固定接触子部24にバネ25及び浮動接触子2
6などのストローク吸収機構を設ける必要がなくなり、
同部の構成を簡略化できるという利点がある。また、閉
極時においては、第2の駆動シリンダ42への閉極信号
を、第1の駆動シリンダ30への閉極信号より必要な時
間だけ先に与えることにより、抵抗遮断部14,15の
先行閉極動作を実現できる。
【0032】さらに、開極時において、第1の駆動シリ
ンダ30への油圧の一部を、油圧遅延装置46を介して
遅延させた後、第2の駆動シリンダ42に対して送油す
る一方で、閉極時において、個別の閉極信号によって第
1及び第2の駆動シリンダ30,42を同時に駆動させ
るような構成も可能である。
【0033】一方、本発明において、駆動手段及び伝達
手段の配置構成は、適宜選択可能であり、例えば、図1
において、第1の駆動シリンダ30は、必ずしも接地容
器11の下方に設ける必要はなく、また、第2の駆動シ
リンダ42の位置も適宜選択可能である。すなわち、第
1及び第2の駆動シリンダ30,42は、接地容器11
に対して同じ周上で且つ異なる方向であれば、どの位置
に設置することも可能であり、それらの位置に応じて、
主遮断部12,13と抵抗遮断部14,15の位置及び
第1、第2の絶縁棒35,45の設置方向が適宜決定さ
れることになる。また、駆動手段としては、油圧の駆動
シリンダの他に、例えば、バネを利用した駆動装置を使
用することが可能であり、伝達手段の具体的な構成も適
宜変更可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
主遮断部及び抵抗遮断部を個別に駆動する第1及び第2
の駆動手段を設け、遅延手段によって、第2の駆動手段
を遅延させるように構成することにより、開極時には、
抵抗遮断部を主遮断部よりも一定時間遅延して開極さ
せ、閉極時には、抵抗遮断部を主遮断部に先行して閉極
させることができるため、開極時及び閉極時のサージ電
圧を効果的に低減可能であり、簡略で実用性の高い、優
れた抵抗付きパッファ形ガス遮断器を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による抵抗付きパッファ形ガス遮断器の
一実施例を示す内部側面図。
【図2】図1の抵抗付きパッファ形ガス遮断器を示す水
平側面図。
【図3】図1の抵抗付きパッファ形ガス遮断器を示す垂
直側面図。
【図4】図1の抵抗付きパッファ形ガス遮断器の開極特
性を示す特性図。
【図5】従来の抵抗付き遮断器の動作を示す原理図であ
り、(A)は閉極状態、(B)は主遮断部の開極時、
(C)は抵抗遮断部の開極時を示す。
【符号の説明】
11…接地容器 12…第1の主遮断部 13…第2の主遮断部 14…第1の抵抗遮断部 15…第2の抵抗遮断部 16…抵抗 17…可動接触子部 18…固定接触子部 19…絶縁ロッド 16a,20…導体 21,28…接続口 22…絶縁スペーサ 23…可動接触子部 24…固定接触子部 25…バネ 26…浮動接触子 27…操作機構箱 29…内部容器 30…第1の駆動シリンダ(第1の駆動手段) 31,43…連結ロッド 32,33…リンクレバー 34…支持絶縁筒 35…第1の絶縁棒(第1の伝達手段) 36…センターピース 37〜40…リンク 41…副容器部 42…第2の駆動シリンダ(第2の駆動手段) 43…連結ロッド 44…リンク 45…第2の絶縁棒(第2の伝達手段) 46…油圧遅延装置(遅延手段) 47…油圧配管
フロントページの続き (72)発明者 池田 久利 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 (72)発明者 戸田 弘明 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消弧性ガスを充填した接地容器内に、パ
    ッファ構成の主遮断部及び抵抗遮断部をそれぞれ2組以
    上ずつ有する2点切り以上の抵抗付きパッファ形ガス遮
    断器において、 前記接地容器の外部に設置され、前記主遮断部を駆動す
    る第1の駆動手段と、 前記接地容器の外部に設置され、前記抵抗遮断部を駆動
    する第2の駆動手段と、 前記第1の駆動手段からの開極駆動力及び閉極駆動力
    を、接地容器の軸方向に直交する第1の方向から前記主
    遮断部に伝達する第1の伝達手段と、 前記第2の駆動手段からの開極駆動力及び閉極駆動力
    を、接地容器の軸方向に直交する方向で且つ前記第1の
    方向とは異なる第2の方向から前記抵抗遮断部に伝達す
    る第2の伝達手段と、 開極時に、前記第1の駆動手段からの前記主遮断部への
    開極駆動力の供給に対して、前記第2の駆動手段からの
    前記抵抗遮断部への開極駆動力の供給を一定時間遅延さ
    せる遅延手段を備えたことを特徴とする抵抗付きパッフ
    ァ形ガス遮断器。
  2. 【請求項2】 遅延手段が、第1の駆動手段から供給さ
    れる主遮断部への開極駆動力の一部を一定時間遅延さ
    せ、この遅延させた開極駆動力を、第2の駆動手段に対
    して、抵抗遮断部の開極駆動力として供給するように構
    成されたことを特徴とする請求項1に記載の抵抗付きパ
    ッファ形ガス遮断器。
  3. 【請求項3】 第1及び第2の駆動手段が、開極信号に
    よってそれぞれ起動するように構成され、 遅延手段が、第2の駆動手段に対する開極信号を、第1
    の駆動手段に対する開極信号よりも一定時間遅延させる
    ように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の抵
    抗付きパッファ形ガス遮断器。
JP1404192A 1992-01-29 1992-01-29 抵抗付きパッファ形ガス遮断器 Pending JPH05205585A (ja)

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