JPH05215715A - キャピラリー電気泳動装置 - Google Patents

キャピラリー電気泳動装置

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JPH05215715A
JPH05215715A JP4018720A JP1872092A JPH05215715A JP H05215715 A JPH05215715 A JP H05215715A JP 4018720 A JP4018720 A JP 4018720A JP 1872092 A JP1872092 A JP 1872092A JP H05215715 A JPH05215715 A JP H05215715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
capillary
electrode
liquid
switching valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP4018720A
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English (en)
Inventor
Kazunari Imai
一成 今井
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05215715A publication Critical patent/JPH05215715A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】キャピラリー電気泳動に用いるキャピラリーに
おいて、キャピラリーを移動させることなく試料が導入
できるようにし、測定再現性を向上させることができる
ようにする。 【構成】キャピラリー1を切り換え弁2に接続し、これ
を介して2系統の電極液槽7,8をチューブ3,4で結
び、切り換え弁2に動作により、キャピラリー1戸接続
する系統を選択できるようにした。一方の電極液5を試
料と同じ高さ、他方の電極液6を落差の付いた位置に置
き、切り換え弁2を流路12−14に接続している間だ
け、試料10をキャピラリー1に導入するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】液体中の微量成分を分離分析する
ものに係り、特にキャピラリー電気泳動のサンプリング
再現性の向上に係る。
【0002】
【従来の技術】キャピラリー電気泳動は、高機能液体ク
ロマトグラフィー(HPLC)とゲル電気泳動の利点を
合わせ持つ分離分析技術として近年特に注目されてい
る。
【0003】バッファを満たした内径約25μmから2
50μmの毛細管を分離媒体として用いる。一方の末端
から試料を導入し、この中で試料を電気泳動により分離
しながら他方の末端に移動させる。移動方向にある適当
な位置に試料成分の通過を検出する検出器を設置してお
き、分離パターンを記録する。
【0004】例えば、アナリティカル ケミストリー 6
1巻292A頁−303A頁(1989年)(Analytical Ch
emistry , 61 ,292A-303A(1989))やアナリティカル ケ
ミストリー61巻1186頁−1194頁(1989年)
(Analytical Chemistry, 61,1186-1194(1989))に記載さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】キャピラリー電気泳動
において、試料導入法にはいくつかの方法がある。その
うち、落差法は簡便な装置で、安定した試料導入が可能
であるので、広く用いられている。すなわち、キャピラ
リーの両端のうち一方を試料に、他方を電極槽に入れ
て、双方の間に高さの差つまり落差を設けることによ
り、キャピラリー中に試料を導入する。従来、落差を付
けるには、試料容器をマニュアルまたは自動で持ち上げ
ることにより行っている。ところが、キャピラリーが試
料容器の上下移動に伴って自由に動く必要があり、キャ
ピラリーを固定できないので分析再現性を上げる上で、
また温度制御する上で問題になっている。特に、短いキ
ャピラリーを用いた場合に制約が大きい。小さい落差し
か得られないなど、使用上の問題にもなっている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するに
は、直接試料容器を上下させるのではなく、以下の方法
で落差を設けるようにすれば良い。
【0007】毛細管の一方の端に切り換え弁を介して分
岐を設け、それぞれの分岐は細管を介して電極液に接続
し、切り換え弁の切り換えによって、電極液が選択でき
るようにする。一方の電極液の液面は、試料と同じ高さ
に、他方の電極液の液面は、これより低いたか差に設定
する。この高さの差を落差とする。
【0008】毛細管の他方の端を試料液に入れた後、切
り換え弁を切り換えて液面の低い他方の電極槽につな
ぎ、電極液の液面に対し試料液面を高くなるようにし
て、毛細管に試料を導入し、次いで切り換え弁を切り換
えてもとの電極液槽につないで、試料液面を電極液面に
等しくしてから、該毛細管の試料注入側の端を別の電極
槽に入れた後、両電極間に電圧をかけて試料を分離分析
する。
【0009】
【作用】上記のようにすれば、キャピラリーを移動する
ことなく切り換え弁の動作だけで、落差を生じさせ試料
が導入できるので、キャピラリーを固定して使用できる
ようになる。結果として、再現性が上がる。特に短いキ
ャピラリーを用いることにも支障がなくなる。
【0010】
【実施例】図1及び図2を用いて実施例を説明する。キ
ャピラリー1の一方を切り換え弁2の接続口12に接続
する。切り換え弁2の他の2つの接続口13,14には
それぞれチューブ3,4を接続し、電極液5,6に入れ
る。電極液槽7には、電極9が設置され、アースに接続
されている。
【0011】キャピラリー1の他の端Aは試料10が入
れられる。なお、キャピラリー1およびチューブ3,4
にはあらかじめ電極液(泳動用緩衝液)が満たされてい
る。また、切り換え弁2は、12−13が接続され、1
4が閉じた状態に設定されている。
【0012】試料10をキャピラリー1に導入するとき
は、切り換え弁2を切り換え12−14が接続され、1
3が閉じた状態にする。すなわち、試料10と電極液6
の間の落差によって試料が導入される。次いで、切り換
え弁2を切り換え元の状態12−13が接続され、14
が閉じた状態にする。この状態では落差がない。
【0013】電気泳動を行うには、キャピラリー1を試
料10の代わりに電極液16に入れる。つまり、試料容
器11を移動させて、電極液槽17を設置する。電極液
槽17には電極18が設置され、高電圧電源19に接続
されている。高電圧電源19を作動させることにより、
電気泳動を開始する。キャピラリー1の一部には検出器
15が設置され試料の分離状態が測定できる。通常光学
検出器を用い、特に吸光度光度計が多用されている。
【0014】試料の導入量を変えるには、導入時間と落
差を制御して行われる。導入時間は切り換え弁2の開閉
を自動的に行い設定された時間のみ12−14が接続さ
れるようにした。落差を制御するには、図3に示す方法
により、電極液6の液面の高さを変えて行った。図3
(a)は、シリンジ20を電極液槽8′に接続し、ピス
トン21の位置をモータによって制御した。図3(b)
は、ポンプ22により電極液23を追加したり、電磁弁
24を開くことにより電極液6の一部を廃液溜め25に
排出することにより液面を変えた。図3(c)は、サイ
フォン26を構成し、フレキシブル名チューブ27で電
極液槽8′′′とつなぎ、サイフォン26の上下を自動
的に制御することで、電極液6の液面高さを制御した。
この場合サイフォン26の径は電極液槽8′′′の径よ
り太いほうが制御を容易にする。
【0015】つぎに、試料容器11と電極液槽17の入
替えは、図4に示す機構によって行った。各種の試料容
器11,11′,11″……はターンテーブル28に設
置する。このターンテーブル28が回転機構29及び、
上下機構40により、回転,上下移動する。すなわち、
ターンテーブル28が下がった位置で回転させ、目的の
試料容器または電極液槽17がキャピラリー1の位置に
なったところで回転を止め、キャピラリー1の先端が試
料または電極液に入るまでターンテーブル28をピスト
ン41で持ち上げる。
【0016】キャピラリー1の先端が試料または電極液
に入っているか否かは、図5に示す構成によって行っ
た。電極42をキャピラリー1の近傍に設置しておく。
この電極42の先端は、キャピラリー1の先端にそろえ
るか、あるいはやや高くしておく。電極42には、電源
43を接続し、中間に電流検出器44を置く。電流検出
の代わりに、抵抗値を検出しても良い。すなわち、キャ
ピラリー1及びチューブ3には、電気伝導性の液が満た
されているので、もし、試料の液面が電極42に入るこ
とにより43−44−42−10−1−2−3−5の閉
じた回路をつくり、電流がながれる。この際、高電圧を
かけると試料が電気泳動によりキャピラリー1に導入さ
れるので、できるだけ低い電圧で行うことが望ましい。
従って、電源43を高電圧電源19と別に設けるか、あ
るいは、共用しても電圧の設定を液面検出時と電気泳動
時と切り換えられるようにしておく必要がある。
【0017】この影響を避けるために、光学的な液面検
出を行うこともできる。
【0018】キャピラリーの洗浄には、図6に示す機構
を導入した。チューブ4の中間に切り換え弁45を設
け、ポンプ46で洗浄液47を送るようにした。洗浄時
には、試料の代わりに、廃液溜め50を置き、切り換え
弁45を流路48−49に接続し、切り換え弁2を流路
14−12に接続して行った。洗浄以外の時は、通常切
り換え弁45は、流路49−51に接続しておくように
した。
【0019】さて、上記のような構成を作り、試料導入
について、評価した。キャピラリー1として、溶融石英
毛細管,内径0.1mm,外形0.375mm,長さ300mm
を用いた。電極液として、酢酸緩衝液を用い、試料はア
ダノシンを用いた。検出は、吸光度計を用い、波長26
0nmでの吸光度を測定し記録した。各測定のピーク面
積を求めて評価した。結果を図7に示す。
【0020】ピーク面積、すなわち試料導入量は、落
差、及び導入時間に比例する。キャピラリーを移動させ
る方法では困難な落差まで使用できる。つまり、長さ3
00mmのキャピラリーを用いて、落差250mmの設定も
可能である。
【0021】再現性についても従来の方法と比較した。
キャピラリーを移動させる従来の方法ではピーク面積の
繰返し再現性のCV値(%)は、3.2 %であった。一
方、本発明による導入では、同CV値(%)は、2.4
%であった。さらに、液面検出により、キャピラリー深
さを制御したところこの値は、2.1 %になった。以上
のようにサンプリング再現性が改善され、本発明の有効
性が確認できた。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、キャピラリーを移動さ
せずに、試料導入できるので、サンプリング再現性の改
善に有効である。また、キャピラリーを固定して使用で
きるので、安定した結果が得られ、同時に温度制御にも
容易に対応できる。試料液面検出により、再現性が向上
するばかりでなく、各種の形状の試料容器を特に配慮す
ることなくそのまま使用できる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の試料注入時を説明する図で
ある。
【図2】電気泳動時の状態を表す図である。
【図3】落差可変機構の概略図である。
【図4】試料容器移動機構の概略図である。
【図5】試料液面検出機構の概略図である。
【図6】毛細管洗浄機構の概略図である。
【図7】注入量の設定条件依存性を説明する図である。
【符号の説明】
1…キャピラリー、2…切り換え弁、3,4…チュー
ブ、5,6…電極液、7,8…電極槽、9…電極、10
…試料、11…試料容器、12,13,14…弁の接続
位置を示す番号、15…吸光度光度計、16…電極液、
17…電極槽、18…電極、19…高電圧電源、8′、
8″,8′′′…電極槽、20…シリンジ、21…ピス
トン、22…ポンプ、23…電極液、24…電磁弁、2
5…廃液溜、26…サイフォン、27…チューブ、28
…ターンテーブル、29…回転機構、30…二重構造の
軸、40…上下機構、41…ピストン、42…電極、4
3…電源、44…電流計または抵抗計、45…切り換え
弁、46…ポンプ、47…洗浄液、48,49,51…
弁の接続位置を示す番号、50…廃液溜。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体を満たした毛細管の両端に電圧を印加
    し、毛細管の一方の端に導入した試料を分離し、検出す
    る分析装置において、毛細管の一方の端に切り換え弁を
    介して分岐を設け、それぞれの分岐は細管を介して電極
    液に接続され、切り換え弁の切り換えによって、電極液
    が選択できることを特徴とするキャピラリー電気泳動装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のキャピラリー電気泳動装置
    において、該電極液の液面の高さが異なるように設置さ
    れることを特徴とするキャピラリー電気泳動装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のキャピラリー電気泳動装置
    において、毛細管の一方の端を切り換え弁に接続しこれ
    を介して一方の電極液槽につながれ、他方の端を試料液
    に入れた後、切り換え弁を切り換えて液面の低い他方の
    電極槽につなぎ、電極液の液面に対し試料液面を高くな
    るようにして、毛細管に試料を導入し、次いで切り換え
    弁を切り換えてもとの電極液槽につないで、試料液面を
    電極液面に等しくしてから、該毛細管の試料注入側の端
    を別の電極槽に入れた後、両電極間に電圧をかけて試料
    を分離分析することを特徴とするキャピラリー電気泳動
    装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載のキャピラリー電気泳動装置
    において、電極液の液面の高さが制御できるようにした
    ことを特徴とするキャピラリー電気泳動装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載のキャピラリー電気泳動装置
    において、毛細管の試料注入側の端を試料に入れるた
    め、試料容器の上下移動機構を設け、さらに試料液面を
    検知する機構を設けて、一定深さまで毛細管を試料に挿
    入するようにしたことを特徴とするキャピラリー電気泳
    動装置。
JP4018720A 1992-02-04 1992-02-04 キャピラリー電気泳動装置 Pending JPH05215715A (ja)

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JP4018720A JPH05215715A (ja) 1992-02-04 1992-02-04 キャピラリー電気泳動装置

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JP4018720A JPH05215715A (ja) 1992-02-04 1992-02-04 キャピラリー電気泳動装置

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JPH05215715A true JPH05215715A (ja) 1993-08-24

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ID=11979500

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JP4018720A Pending JPH05215715A (ja) 1992-02-04 1992-02-04 キャピラリー電気泳動装置

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JP (1) JPH05215715A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016053537A (ja) * 2014-09-04 2016-04-14 住友金属鉱山株式会社 電解分析装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016053537A (ja) * 2014-09-04 2016-04-14 住友金属鉱山株式会社 電解分析装置

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