JPH05223136A - 内拡式ドラムブレーキ装置 - Google Patents
内拡式ドラムブレーキ装置Info
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- JPH05223136A JPH05223136A JP5788191A JP5788191A JPH05223136A JP H05223136 A JPH05223136 A JP H05223136A JP 5788191 A JP5788191 A JP 5788191A JP 5788191 A JP5788191 A JP 5788191A JP H05223136 A JPH05223136 A JP H05223136A
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Abstract
(57)【要約】
〔目的〕 ブレーキシューのライニングとブレーキドラ
ムとの間のクリアランス(シュークリアランス)を小さ
く設定できるようにし、これに応じてブレーキ操作時に
おけるブレーキペダルの踏込みストロークの減少を図
り、良好なブレーキ操作フィーリングが得られるように
する。 〔構成〕 一対のブレーキシュー3,4とブレーキドラ
ム22との間のクリアランス(シュークリアランス)を
一定に自動調整する第1の自動調整装置13を、ブレー
キシュー拡開用のホイールシリンダの付近において一対
のブレーキシュー3,4の自由端部3c,4c間に配設
すると共に、ブレーキシュー3,4とブレーキドラム2
2との間のクリアランスを一定に自動調整する第2の自
動調整装置31を、ブレーキシュー3,4の中央部3
d,4d間又はその付近に配設する。
ムとの間のクリアランス(シュークリアランス)を小さ
く設定できるようにし、これに応じてブレーキ操作時に
おけるブレーキペダルの踏込みストロークの減少を図
り、良好なブレーキ操作フィーリングが得られるように
する。 〔構成〕 一対のブレーキシュー3,4とブレーキドラ
ム22との間のクリアランス(シュークリアランス)を
一定に自動調整する第1の自動調整装置13を、ブレー
キシュー拡開用のホイールシリンダの付近において一対
のブレーキシュー3,4の自由端部3c,4c間に配設
すると共に、ブレーキシュー3,4とブレーキドラム2
2との間のクリアランスを一定に自動調整する第2の自
動調整装置31を、ブレーキシュー3,4の中央部3
d,4d間又はその付近に配設する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブレーキシューのライ
ニング(摩擦パッド)とブレーキドラムとのクリアラン
ス(間隙)を常に一定に保つように機能する自動調整装
置を備えた内拡式ドラムブレーキ装置に関するものであ
る。
ニング(摩擦パッド)とブレーキドラムとのクリアラン
ス(間隙)を常に一定に保つように機能する自動調整装
置を備えた内拡式ドラムブレーキ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種のドラムブレーキ装置は、従来よ
り、四輪自動車のリヤブレーキ装置として使用されてい
る。
り、四輪自動車のリヤブレーキ装置として使用されてい
る。
【0003】図6は、四輪自動車の従来のドラムブレー
キ装置1を示すものであって、バックプレート2上には
互いに対向する一対のブレーキシュー3,4が拡開可能
に配設されている。すなわち、バックプレート2上に
は、互いに対向する位置にアンカー5及びホイールシリ
ンダ6が固定配置されており、一対のブレーキシュー
3,4の一端がアンカー5に回動可能に枢支され、それ
らの他端がホイールシリンダ6のピストン6a,6bに
連結されている。そして、これら一対のブレーキシュー
3,4間には一対の引張ばね7a,7bが架設され、こ
れらの引張ばね7a,7bの附勢力にてブレーキシュー
3,4が互いに近づく方向(内径方向)に常時附勢され
ている。
キ装置1を示すものであって、バックプレート2上には
互いに対向する一対のブレーキシュー3,4が拡開可能
に配設されている。すなわち、バックプレート2上に
は、互いに対向する位置にアンカー5及びホイールシリ
ンダ6が固定配置されており、一対のブレーキシュー
3,4の一端がアンカー5に回動可能に枢支され、それ
らの他端がホイールシリンダ6のピストン6a,6bに
連結されている。そして、これら一対のブレーキシュー
3,4間には一対の引張ばね7a,7bが架設され、こ
れらの引張ばね7a,7bの附勢力にてブレーキシュー
3,4が互いに近づく方向(内径方向)に常時附勢され
ている。
【0004】上述のブレーキシュー3,4は、シューウ
ェブ3a,4aに円弧状のシューリム3b,4bを断面
T字状にそれぞれ溶接結合して成るものであって、シュ
ーリム3b,4bの外周面にライニング(摩擦パッド)
8,9がそれぞれ取付けられている。そして、これらの
ライニング8,9はブレーキドラム22の内周面22a
に対向配置されている。
ェブ3a,4aに円弧状のシューリム3b,4bを断面
T字状にそれぞれ溶接結合して成るものであって、シュ
ーリム3b,4bの外周面にライニング(摩擦パッド)
8,9がそれぞれ取付けられている。そして、これらの
ライニング8,9はブレーキドラム22の内周面22a
に対向配置されている。
【0005】また、一方のブレーキシュー3の他端には
ピン10を介してブレーキレバー11の一端が軸支さ
れ、ブレーキレバー11の他端にはブレーキレバー操作
用ケーブル12が連結されている。
ピン10を介してブレーキレバー11の一端が軸支さ
れ、ブレーキレバー11の他端にはブレーキレバー操作
用ケーブル12が連結されている。
【0006】さらに、ホイールシリンダ6の付近におい
て、ブレーキシュー3,4の自由端3c,3d間、ひい
ては上述のブレーキレバー11と他方のブレーキシュー
4との間に、自動調整装置(オートアジャスタ)13が
配設されている。この自動調整装置13は、図7及び図
8に示すように、一端が前記ブレーキレバー11に片持
ち支持されたストラット14と、前記ストラット14に
形成された歯部17に一端の歯部18が噛合されかつ他
端の係合腕部16aがブレーキシュー4に形成された係
合孔15内に遊嵌されたクォードラント(ベルクランク
レバー)16と、前記ストラット14及びクォードラン
ト16の歯部17,18を互いに噛合方向に附勢する引
張ばね19とから構成されている。そして、上述のクォ
ードラント16は、ストラット14に支軸20を中心に
回動可能にかつストラット14の長手方向に沿って僅か
にスライド可能に取付けられている。
て、ブレーキシュー3,4の自由端3c,3d間、ひい
ては上述のブレーキレバー11と他方のブレーキシュー
4との間に、自動調整装置(オートアジャスタ)13が
配設されている。この自動調整装置13は、図7及び図
8に示すように、一端が前記ブレーキレバー11に片持
ち支持されたストラット14と、前記ストラット14に
形成された歯部17に一端の歯部18が噛合されかつ他
端の係合腕部16aがブレーキシュー4に形成された係
合孔15内に遊嵌されたクォードラント(ベルクランク
レバー)16と、前記ストラット14及びクォードラン
ト16の歯部17,18を互いに噛合方向に附勢する引
張ばね19とから構成されている。そして、上述のクォ
ードラント16は、ストラット14に支軸20を中心に
回動可能にかつストラット14の長手方向に沿って僅か
にスライド可能に取付けられている。
【0007】また、一方のブレーキシュー3とストラッ
ト14との間には引張ばね21が掛け渡されており、こ
の引張ばね21の荷重は既述の噛合用の引張ばね19の
荷重よりも大きく設定されている。
ト14との間には引張ばね21が掛け渡されており、こ
の引張ばね21の荷重は既述の噛合用の引張ばね19の
荷重よりも大きく設定されている。
【0008】しかして、パーキングブレーキ時には、ケ
ーブル12の矢印A方向への牽引操作によりブレーキレ
バー11が回動されるのに伴い、ブレーキシュー3がア
ンカー5を中心に回動されて拡開される。これと同時
に、ストラット14がブレーキレバー11にて右方へ移
動され、クォードラント16の係合腕部16aが係合孔
15のストッパ端面15bに係合してこれを押圧するた
め、ブレーキシュー4がアンカー5を中心に回動されて
拡開される。これにより、ライニング8,9がブレーキ
ドラム22の内周面22aに摺接されるようになってい
る。
ーブル12の矢印A方向への牽引操作によりブレーキレ
バー11が回動されるのに伴い、ブレーキシュー3がア
ンカー5を中心に回動されて拡開される。これと同時
に、ストラット14がブレーキレバー11にて右方へ移
動され、クォードラント16の係合腕部16aが係合孔
15のストッパ端面15bに係合してこれを押圧するた
め、ブレーキシュー4がアンカー5を中心に回動されて
拡開される。これにより、ライニング8,9がブレーキ
ドラム22の内周面22aに摺接されるようになってい
る。
【0009】また、サービスブレーキ時には、ブレーキ
ペダルを踏み込むのに応じてホイールシリンダ6が作動
されてブレーキシュー3,4が拡開され、これに伴って
ライニング8,9がブレーキドラム22の内周面22a
に摺接して制動作用が行われるようになっている(図1
0参照)。なお、ブレーキシュー3の拡開に伴って自動
調整装置13もブレーキシュー3と一端に連動する。
ペダルを踏み込むのに応じてホイールシリンダ6が作動
されてブレーキシュー3,4が拡開され、これに伴って
ライニング8,9がブレーキドラム22の内周面22a
に摺接して制動作用が行われるようになっている(図1
0参照)。なお、ブレーキシュー3の拡開に伴って自動
調整装置13もブレーキシュー3と一端に連動する。
【0010】この際、ライニング8,9とブレーキドラ
ム22との間のクリアランス(以下においてシュークリ
アランスという)が許容範囲内でありブレーキシュー
3,4の拡開量が所定の許容範囲内である場合には、オ
ートアジャスタ13は作動せず、ライニング8,9が摩
耗してブレーキシュー3,4の拡開量が許容範囲を越え
て大きくなると、自動調整装置13が作動してシューク
リアランスが自動的に許容範囲内の所定値に調整され
る。
ム22との間のクリアランス(以下においてシュークリ
アランスという)が許容範囲内でありブレーキシュー
3,4の拡開量が所定の許容範囲内である場合には、オ
ートアジャスタ13は作動せず、ライニング8,9が摩
耗してブレーキシュー3,4の拡開量が許容範囲を越え
て大きくなると、自動調整装置13が作動してシューク
リアランスが自動的に許容範囲内の所定値に調整され
る。
【0011】ここで、自動調整装置13の機能を具体的
に詳述すると、ライニング8,9が摩耗していない時に
は、ブレーキ操作前では図9に示すようにブレーキドラ
ム22の内周面22aとライニング9との間の間隙が許
容範囲内のaであり、クォードラント16の係合腕部1
6aとブレーキシュー4の係合孔15の突き当て端面1
5aとの間隙がbであるとすると、aよりbが大きいよ
うに設定される。かくして、ブレーキペダルが踏まれて
ブレーキシュー4と一緒にライニング9が図10に示す
ようにブレーキドラム22の内周面22aに摺接された
時には、前記係合腕部16aと突き当て端面15aとの
間には僅かな間隔cが存在するため、クォードラント1
6は作動しない。
に詳述すると、ライニング8,9が摩耗していない時に
は、ブレーキ操作前では図9に示すようにブレーキドラ
ム22の内周面22aとライニング9との間の間隙が許
容範囲内のaであり、クォードラント16の係合腕部1
6aとブレーキシュー4の係合孔15の突き当て端面1
5aとの間隙がbであるとすると、aよりbが大きいよ
うに設定される。かくして、ブレーキペダルが踏まれて
ブレーキシュー4と一緒にライニング9が図10に示す
ようにブレーキドラム22の内周面22aに摺接された
時には、前記係合腕部16aと突き当て端面15aとの
間には僅かな間隔cが存在するため、クォードラント1
6は作動しない。
【0012】一方、図11に示すようにライニング9が
摩耗してライニング9とブレーキドラム22の内周面2
2aとの間隔がさらにαだけ広くなってa+αとなり、
この間隔が前記係合腕部16aと突き当て端面15aと
の間隔bよりも大きくなると、ブレーキ操作時に前記突
き当て端面15aが図14に示すように前記係合腕部1
6aに突き当ってこれを押圧する。これに伴い、クォー
ドラント16が引張ばね19の附勢力に抗して図12に
おいて右方に僅かに移動されて歯部17,18の噛合が
解除された直後に、クォードラント16が支軸20を中
心に矢印B方向に回動されて歯部17,18の係合状態
が1つの歯の分だけ送られる。そして、この後にブレー
キ操作が解除されてブレーキシュー4が復動されると、
図13に示すように前記係合腕部16aと突き当て端面
15aとの間隔が再びbに設定されると共に、ライニン
グ9とブレーキドラム22の内周面22aとの間隔すな
わちシュークリアランスが再び所定の間隔aに設定され
る。これにより、シュークリアランスが常に一定に自動
調整され、その結果、ブレーキペダルの操作フィーリン
グを常に一定に保つことができるようになっている。
摩耗してライニング9とブレーキドラム22の内周面2
2aとの間隔がさらにαだけ広くなってa+αとなり、
この間隔が前記係合腕部16aと突き当て端面15aと
の間隔bよりも大きくなると、ブレーキ操作時に前記突
き当て端面15aが図14に示すように前記係合腕部1
6aに突き当ってこれを押圧する。これに伴い、クォー
ドラント16が引張ばね19の附勢力に抗して図12に
おいて右方に僅かに移動されて歯部17,18の噛合が
解除された直後に、クォードラント16が支軸20を中
心に矢印B方向に回動されて歯部17,18の係合状態
が1つの歯の分だけ送られる。そして、この後にブレー
キ操作が解除されてブレーキシュー4が復動されると、
図13に示すように前記係合腕部16aと突き当て端面
15aとの間隔が再びbに設定されると共に、ライニン
グ9とブレーキドラム22の内周面22aとの間隔すな
わちシュークリアランスが再び所定の間隔aに設定され
る。これにより、シュークリアランスが常に一定に自動
調整され、その結果、ブレーキペダルの操作フィーリン
グを常に一定に保つことができるようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ブレーキセッティング
上、或る程度のシュークリアランスを設ける必要があ
り、そのシュークリアランスを一定に保つのが自動調整
装置13である。しかし、このシュークリアランスが存
在するために、ブレーキペダルの踏込み開始からブレー
キが掛かり始めるまでには、ホイールシリンダ6のピス
トンストロークを要し、これが同時にホイールシリンダ
作動用マスターシリンダのストロークにつながり、ブレ
ーキペダルストロークの増加となる。
上、或る程度のシュークリアランスを設ける必要があ
り、そのシュークリアランスを一定に保つのが自動調整
装置13である。しかし、このシュークリアランスが存
在するために、ブレーキペダルの踏込み開始からブレー
キが掛かり始めるまでには、ホイールシリンダ6のピス
トンストロークを要し、これが同時にホイールシリンダ
作動用マスターシリンダのストロークにつながり、ブレ
ーキペダルストロークの増加となる。
【0014】ところで、図14に示す非ブレーキ状態時
にブレーキペダルを急激に踏込むのに応じてホイールシ
リンダ6に高い液圧が作用してブレーキシュー3,4に
大きなエネルギーが加わり、ブレーキシュー4が図15
において一点鎖線で示す如き形状に変形した場合には、
この変形を自動調整装置13が拾い易い。このため、従
来では、ブレーキシュー3,4の剛性を考慮してシュー
クリアランスを確保するようにしているため、このシュ
ークリアランスは大きめに設定しているのが実状であ
る。
にブレーキペダルを急激に踏込むのに応じてホイールシ
リンダ6に高い液圧が作用してブレーキシュー3,4に
大きなエネルギーが加わり、ブレーキシュー4が図15
において一点鎖線で示す如き形状に変形した場合には、
この変形を自動調整装置13が拾い易い。このため、従
来では、ブレーキシュー3,4の剛性を考慮してシュー
クリアランスを確保するようにしているため、このシュ
ークリアランスは大きめに設定しているのが実状であ
る。
【0015】従って、従来のドラムブレーキ装置1で
は、シュークリアランスが大きいためにブレーキが効き
始めるまでのブレーキペダルストロークが長くなり、ブ
レーキペダルを踏んだ時のブレーキ操作フィーリングが
悪いという問題点がある。
は、シュークリアランスが大きいためにブレーキが効き
始めるまでのブレーキペダルストロークが長くなり、ブ
レーキペダルを踏んだ時のブレーキ操作フィーリングが
悪いという問題点がある。
【0016】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、シュークリア
ランスを小さく設定し得てブレーキ操作時のブレーキペ
ダルストロークの減少を図り得ると共に、これによりブ
レーキペダルを踏んだ時のブレーキ操作フィーリングの
改善を図り得るような内拡式ドラムブレーキ装置を提供
することにある。
めになされたものであって、その目的は、シュークリア
ランスを小さく設定し得てブレーキ操作時のブレーキペ
ダルストロークの減少を図り得ると共に、これによりブ
レーキペダルを踏んだ時のブレーキ操作フィーリングの
改善を図り得るような内拡式ドラムブレーキ装置を提供
することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、一端がそれぞれ回動可能に支持され
た一対のブレーキシューと、これらの一対のブレーキシ
ューの自由端部間に配置されたホイールシリンダとを備
え、前記ホイールシリンダにて前記一対のブレーキシュ
ーをブレーキドラムの側に拡開することによって制動作
用を行なわしめるようにした内拡式ドラムブレーキ装置
において、前記ブレーキシューのライニングとブレーキ
ドラムとの間のクリアランスを一定に自動調整する第1
の自動調整装置を、前記ホイールシリンダの付近におい
て前記一対のブレーキシューの他端部間に配設すると共
に、前記ブレーキシューのライニングとブレーキドラム
との間のクリアランスを一定に自動調整する第2の自動
調整装置を、前記一対のブレーキシューの中央部間又は
その付近に配設するようにしている。
めに、本発明では、一端がそれぞれ回動可能に支持され
た一対のブレーキシューと、これらの一対のブレーキシ
ューの自由端部間に配置されたホイールシリンダとを備
え、前記ホイールシリンダにて前記一対のブレーキシュ
ーをブレーキドラムの側に拡開することによって制動作
用を行なわしめるようにした内拡式ドラムブレーキ装置
において、前記ブレーキシューのライニングとブレーキ
ドラムとの間のクリアランスを一定に自動調整する第1
の自動調整装置を、前記ホイールシリンダの付近におい
て前記一対のブレーキシューの他端部間に配設すると共
に、前記ブレーキシューのライニングとブレーキドラム
との間のクリアランスを一定に自動調整する第2の自動
調整装置を、前記一対のブレーキシューの中央部間又は
その付近に配設するようにしている。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係るドラムブレーキ装置の一
実施例に付き図1〜図5を参照して説明する。なお、図
1〜図5において図6〜図15と同一の部分には同一の
符号を付してその詳細な説明は省略する。
実施例に付き図1〜図5を参照して説明する。なお、図
1〜図5において図6〜図15と同一の部分には同一の
符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0019】図1は本発明に係るドラムブレーキ装置3
0の構成を示すものである。図1に示すように、本装置
30には、ホイールシリンダ6の付近において一対のブ
レーキシュー3,4の自由端3c,4c間に配設された
自動調整装置13(以下において第1の自動調整装置1
3という)に加えて、第2の自動調整装置31が一対の
ブレーキシュー3,4の中央部3d,4d間に配設され
ている。
0の構成を示すものである。図1に示すように、本装置
30には、ホイールシリンダ6の付近において一対のブ
レーキシュー3,4の自由端3c,4c間に配設された
自動調整装置13(以下において第1の自動調整装置1
3という)に加えて、第2の自動調整装置31が一対の
ブレーキシュー3,4の中央部3d,4d間に配設され
ている。
【0020】上述の第2の自動調整装置31は、図1及
び図2に示すように、一端32aがブレーキシュー3に
スライド可能に片持ち支持されたほぼコ字状を成すスト
ラット32と、このストラット32の他端32bに形成
された歯部33に一端の歯部34が噛合されかつ他端の
係合腕部35aがブレーキシュー4の中央部4dに形成
された係合孔36内に遊嵌されたクォードラント35
と、これらの歯部33,34を互いに噛合方向に常時附
勢するためにストラット32とブレーキシュー4との間
に架設された引張ばね37とをそれぞれ具備している。
上述のクォードラント35は、ストラット32に支軸3
8を中心に回動可能にかつストラット32の長手方向に
沿って僅かにスライド可能に取付けられている。また、
上述のストラット32の一端32aとブレーキシュー3
の中央部3dとの間に引張ばね39が架設されており、
この引張ばね39の附勢力によってストラット32がブ
レーキシュー3の側に常時附勢されて非ブレーキ時には
ブレーキシュー3に係着されている。
び図2に示すように、一端32aがブレーキシュー3に
スライド可能に片持ち支持されたほぼコ字状を成すスト
ラット32と、このストラット32の他端32bに形成
された歯部33に一端の歯部34が噛合されかつ他端の
係合腕部35aがブレーキシュー4の中央部4dに形成
された係合孔36内に遊嵌されたクォードラント35
と、これらの歯部33,34を互いに噛合方向に常時附
勢するためにストラット32とブレーキシュー4との間
に架設された引張ばね37とをそれぞれ具備している。
上述のクォードラント35は、ストラット32に支軸3
8を中心に回動可能にかつストラット32の長手方向に
沿って僅かにスライド可能に取付けられている。また、
上述のストラット32の一端32aとブレーキシュー3
の中央部3dとの間に引張ばね39が架設されており、
この引張ばね39の附勢力によってストラット32がブ
レーキシュー3の側に常時附勢されて非ブレーキ時には
ブレーキシュー3に係着されている。
【0021】一方、第2の自動調整装置31の歯部3
3,34のピッチは第1の自動調整装置13の歯部1
7,18のピッチよりも相対的に小さく構成されてい
る。
3,34のピッチは第1の自動調整装置13の歯部1
7,18のピッチよりも相対的に小さく構成されてい
る。
【0022】なお、その他の構成は従来と同様となって
いる。
いる。
【0023】以下、このような構成のドラムブレーキ装
置30のセッティング操作並びに動作に付き説明する。
置30のセッティング操作並びに動作に付き説明する。
【0024】まず、ドラムブレーキ装置30のセッティ
ングに際しては、一対のブレーキシュー3,4の中央部
3d,4d間に配設された第2の自動調整装置31を優
先的に調整し、しかる後に、ホイールシリンダ6付近に
あるブレーキシュー3,4の自由端3c,4c間の第1
の自動調整装置13を調整する。
ングに際しては、一対のブレーキシュー3,4の中央部
3d,4d間に配設された第2の自動調整装置31を優
先的に調整し、しかる後に、ホイールシリンダ6付近に
あるブレーキシュー3,4の自由端3c,4c間の第1
の自動調整装置13を調整する。
【0025】具体的には、第2の自動調整装置の歯部3
3,34の噛合位置を調整することによってクォードラ
ント35の係合腕部35aの回動位置を設定する。これ
により、ブレーキシュー4の係合孔36のストッパ端面
36bが前記係合腕部35aに当接してブレーキシュー
4の内径方向への移動が阻止された状態(下図3参照)
では、ライニング8,9とブレーキドラム22との間の
シュークリアランスSを充分に小さく設定する(S<
a)。
3,34の噛合位置を調整することによってクォードラ
ント35の係合腕部35aの回動位置を設定する。これ
により、ブレーキシュー4の係合孔36のストッパ端面
36bが前記係合腕部35aに当接してブレーキシュー
4の内径方向への移動が阻止された状態(下図3参照)
では、ライニング8,9とブレーキドラム22との間の
シュークリアランスSを充分に小さく設定する(S<
a)。
【0026】このようにして、第2の自動調整装置31
の設定が完了した後に、第1の自動調整装置13の調整
を補足的に行なう。すなわち、この場合には、第1の自
動調整装置13の歯部17,18の噛合位置を調整する
ことによって、クォードラント16の係合腕部16aの
回動位置を設定し、第2の自動調整装置31のクォード
ラント35の係合腕部35aにストッパ端面15bが係
合している状態の下では、図4に示すように、前記係合
腕部16aとブレーキシュー4の係合孔15のストッパ
端面15bとの間に適当な間隙eが存在するようにセッ
ティングする。
の設定が完了した後に、第1の自動調整装置13の調整
を補足的に行なう。すなわち、この場合には、第1の自
動調整装置13の歯部17,18の噛合位置を調整する
ことによって、クォードラント16の係合腕部16aの
回動位置を設定し、第2の自動調整装置31のクォード
ラント35の係合腕部35aにストッパ端面15bが係
合している状態の下では、図4に示すように、前記係合
腕部16aとブレーキシュー4の係合孔15のストッパ
端面15bとの間に適当な間隙eが存在するようにセッ
ティングする。
【0027】次に、上述の如くセッティングされたドラ
ムブレーキ装置30の動作に付き述べると、まず非ブレ
ーキ時には、ホイールシリンダ6は非作動状態にあるた
め、ピストン6a,6bは図1に示す如く復動位置(引
込位置)に配置せしめられる。一方、第1及び第2の自
動調整装置13,31のストラット14及び32は引張
ばね21,39の附勢力によってブレーキレバー11及
びブレーキシュー3にそれぞれ係着される。また、第2
の自動調整装置31のクォードラント35の係合腕部3
5aにブレーキシュー4の係合孔36のストッパ端面3
6bが一対の引張ばね7a,7bの附勢力にて当接さ
れ、これに応じて、ライニング8,9とブレーキドラム
22の内周面22aとの間のシュークリアランスSが小
さく設定される。そして、第1の自動調整装置13のク
ォードラント16の係合腕部16aはブレーキシュー4
の係合孔15内においてストッパ端面15bに当接する
ことなく突き当て端面15aとストッパ端面15bとの
間に遊嵌された状態の下に置かれる。
ムブレーキ装置30の動作に付き述べると、まず非ブレ
ーキ時には、ホイールシリンダ6は非作動状態にあるた
め、ピストン6a,6bは図1に示す如く復動位置(引
込位置)に配置せしめられる。一方、第1及び第2の自
動調整装置13,31のストラット14及び32は引張
ばね21,39の附勢力によってブレーキレバー11及
びブレーキシュー3にそれぞれ係着される。また、第2
の自動調整装置31のクォードラント35の係合腕部3
5aにブレーキシュー4の係合孔36のストッパ端面3
6bが一対の引張ばね7a,7bの附勢力にて当接さ
れ、これに応じて、ライニング8,9とブレーキドラム
22の内周面22aとの間のシュークリアランスSが小
さく設定される。そして、第1の自動調整装置13のク
ォードラント16の係合腕部16aはブレーキシュー4
の係合孔15内においてストッパ端面15bに当接する
ことなく突き当て端面15aとストッパ端面15bとの
間に遊嵌された状態の下に置かれる。
【0028】このような状態の下で、ブレーキペダルを
踏込んでサービスブレーキ操作を行なうと、ホイールシ
リンダ6が内外のマスタシリンダにて作動され、左右の
ピストン6a,6bが往動する。これに伴って、ブレー
キシュー3,4がアンカー5を中心に回動されて拡開さ
れ、ライニング8,9がブレーキドラム22の内周面2
2aに圧接されて制動作用がなされる。
踏込んでサービスブレーキ操作を行なうと、ホイールシ
リンダ6が内外のマスタシリンダにて作動され、左右の
ピストン6a,6bが往動する。これに伴って、ブレー
キシュー3,4がアンカー5を中心に回動されて拡開さ
れ、ライニング8,9がブレーキドラム22の内周面2
2aに圧接されて制動作用がなされる。
【0029】かくして、通常のサービスブレーキ時に
は、第2の自動調整装置31の自動調整機能によって、
ライニング8,9とブレーキドラム22との間のシュー
クリアランスSが常に小さくかつ一定に保たれる。この
際、第1の自動調整装置13のクォードラント16の係
合腕部16aに係合孔15の突き当て端面15a及びス
トッパ端面15bの何れにも当接することがなく、従っ
て、第1の自動調整装置13によるシュークリアランス
の調整はなされない。
は、第2の自動調整装置31の自動調整機能によって、
ライニング8,9とブレーキドラム22との間のシュー
クリアランスSが常に小さくかつ一定に保たれる。この
際、第1の自動調整装置13のクォードラント16の係
合腕部16aに係合孔15の突き当て端面15a及びス
トッパ端面15bの何れにも当接することがなく、従っ
て、第1の自動調整装置13によるシュークリアランス
の調整はなされない。
【0030】なお、高速走行中に急ブレーキを掛けた時
には、ブレーキシュー3,4の自由端部3c,4cに過
大な力が加わって図15において一点鎖線で示す如くブ
レーキドラム22の側に変形するが、このような変形を
生じてもシュークリアランスSの自動調整に支障を生じ
ることはない。すなわち、ブレーキシュー3,4の変形
量は図15から明らかなように、それらの自由端部3
c,4cの箇所が最も大きく、第2の自動調整装置31
が配設されている中央部3d,4dの箇所は変形量が極
めて小さい。従って、第1の自動調整装置13はその変
形を拾い易いが、第2の自動調整装置31はその変形を
殆んど拾わない。よって、第2の自動調整装置31にお
いて歯部33,34のピッチを比較的小さく構成しかつ
シュークリアランスSを相対的に小さく設定しておいて
も、急ブレーキ時等にクォードラント35の係合腕部3
5aが係合孔36の突き当て端面35aにて蹴られて過
調整状態(必要以上にシュークリアランスが小さく設定
され、或いはライニング8,9がブレーキドラム22の
内周面に当接されてしまう状態)になるおそれがない。
一方、第1の自動調整装置13については、既述の如く
歯部17,18のピッチを相対的に大きく構成している
ので、ブレーキシュー4の自由端部4cの変形量が比較
的大きくても、クォードラント16は回動されず、第1
の自動調整装置13は非作動状態の下に置かれる。その
結果、急ブレーキを掛けた場合であっても、第2の自動
調整装置31の働きにより通常のサービスブレーキ時と
同様のシュークリアランス調整がなされ、過調整による
ブレーキの引きずり現象等の不都合を生じるおそれはな
い。
には、ブレーキシュー3,4の自由端部3c,4cに過
大な力が加わって図15において一点鎖線で示す如くブ
レーキドラム22の側に変形するが、このような変形を
生じてもシュークリアランスSの自動調整に支障を生じ
ることはない。すなわち、ブレーキシュー3,4の変形
量は図15から明らかなように、それらの自由端部3
c,4cの箇所が最も大きく、第2の自動調整装置31
が配設されている中央部3d,4dの箇所は変形量が極
めて小さい。従って、第1の自動調整装置13はその変
形を拾い易いが、第2の自動調整装置31はその変形を
殆んど拾わない。よって、第2の自動調整装置31にお
いて歯部33,34のピッチを比較的小さく構成しかつ
シュークリアランスSを相対的に小さく設定しておいて
も、急ブレーキ時等にクォードラント35の係合腕部3
5aが係合孔36の突き当て端面35aにて蹴られて過
調整状態(必要以上にシュークリアランスが小さく設定
され、或いはライニング8,9がブレーキドラム22の
内周面に当接されてしまう状態)になるおそれがない。
一方、第1の自動調整装置13については、既述の如く
歯部17,18のピッチを相対的に大きく構成している
ので、ブレーキシュー4の自由端部4cの変形量が比較
的大きくても、クォードラント16は回動されず、第1
の自動調整装置13は非作動状態の下に置かれる。その
結果、急ブレーキを掛けた場合であっても、第2の自動
調整装置31の働きにより通常のサービスブレーキ時と
同様のシュークリアランス調整がなされ、過調整による
ブレーキの引きずり現象等の不都合を生じるおそれはな
い。
【0031】また、パーキングブレーキ時には、図外の
パーキングレバーを操作することによりブレーキレバー
操作用ケーブル12が図1において矢印A方向に牽引さ
れるのに伴いブレーキレバー11が回動される。これに
応じて、ブレーキシュー3が拡開方向に回動されると共
に、ストラット14と一緒にクォードラント16がスラ
イドされて係合腕部16aが図5に示すように係合孔1
5のストッパ端面15bに当接してこれを押圧するため
ブレーキシュー4が拡開方向に回動される。そして、ラ
イニング8,9がブレーキドラム22の内周面22aに
圧着されて、パーキングブレーキ状態となる。
パーキングレバーを操作することによりブレーキレバー
操作用ケーブル12が図1において矢印A方向に牽引さ
れるのに伴いブレーキレバー11が回動される。これに
応じて、ブレーキシュー3が拡開方向に回動されると共
に、ストラット14と一緒にクォードラント16がスラ
イドされて係合腕部16aが図5に示すように係合孔1
5のストッパ端面15bに当接してこれを押圧するため
ブレーキシュー4が拡開方向に回動される。そして、ラ
イニング8,9がブレーキドラム22の内周面22aに
圧着されて、パーキングブレーキ状態となる。
【0032】このように、ホイールシリンダ6付近の部
分はパーキングブレーキ機構の一部となっているため、
ライニング8,9の摩耗量に応じて、図1及び図4に示
す寸法L(第1の自動調整装置13のクォードラント1
6の係合腕部16aと、ブレーキレバー11に対するス
トラット14のストッパ部との間の寸法)を調整しない
とパーキングブレーキに要するストローク(パーキング
ストローク)が増えてしまうこととなる。本装置30の
場合には、第1の自動調整装置13がパーキングブレー
キ操作時に作動され、これにより、ライニング8,9の
摩耗量に応じて前記寸法Lが増大されるのでパーキング
ストロークが常に一定に保たれる。
分はパーキングブレーキ機構の一部となっているため、
ライニング8,9の摩耗量に応じて、図1及び図4に示
す寸法L(第1の自動調整装置13のクォードラント1
6の係合腕部16aと、ブレーキレバー11に対するス
トラット14のストッパ部との間の寸法)を調整しない
とパーキングブレーキに要するストローク(パーキング
ストローク)が増えてしまうこととなる。本装置30の
場合には、第1の自動調整装置13がパーキングブレー
キ操作時に作動され、これにより、ライニング8,9の
摩耗量に応じて前記寸法Lが増大されるのでパーキング
ストロークが常に一定に保たれる。
【0033】上述のドラムブレーキ装置30によれば、
ホイールシリンダ6近傍の第1の自動調整装置13によ
るシュークリアランスは中央部の第2の自動調整装置3
1によるシュークリアランスよりも大きく設定されてい
るので、通常のシュークリアランス調整は中央部の第2
の自動調整装置31で行なわれることとなるが、この装
置31はブレーキシュー4の変形を拾いにくい箇所(中
央部)にあるので、シュークリアランスを小さく設定で
きる。その結果、サービスブレーキ時のペダルストロー
クが小さくて済み、ブレーキ操作フィーリングの改善を
図ることができる。また、パーキングブレーキ操作に要
するパーキングストロークの調整はホイールシリンダ6
付近の第1の自動調整装置13にて自動的になされ、パ
ーキングストロークが増えてしまうのを防止できる。
ホイールシリンダ6近傍の第1の自動調整装置13によ
るシュークリアランスは中央部の第2の自動調整装置3
1によるシュークリアランスよりも大きく設定されてい
るので、通常のシュークリアランス調整は中央部の第2
の自動調整装置31で行なわれることとなるが、この装
置31はブレーキシュー4の変形を拾いにくい箇所(中
央部)にあるので、シュークリアランスを小さく設定で
きる。その結果、サービスブレーキ時のペダルストロー
クが小さくて済み、ブレーキ操作フィーリングの改善を
図ることができる。また、パーキングブレーキ操作に要
するパーキングストロークの調整はホイールシリンダ6
付近の第1の自動調整装置13にて自動的になされ、パ
ーキングストロークが増えてしまうのを防止できる。
【0034】以上、本発明の一実施例に付き述べたが、
本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基いて各種の変形及び変更が可能であ
る。例えば、第2の自動調整装置31の構成は各種に変
更可能であり、またその配設位置もブレーキシュー3,
4の中央部3d,4d間に限らず、その中央部付近であ
ってもよい。
本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基いて各種の変形及び変更が可能であ
る。例えば、第2の自動調整装置31の構成は各種に変
更可能であり、またその配設位置もブレーキシュー3,
4の中央部3d,4d間に限らず、その中央部付近であ
ってもよい。
【0035】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、ホイールシリン
ダの付近において一対のブレーキシューの自由端部間に
配設されたシュークリアランス調整用の第1の自動調整
装置の他に、前記一対のブレーキシューの中央部間又は
その付近にシュークリアランス調整用の第2の自動調整
装置を配設するようにしたものであるから、次のような
利点がある。すなわち、第2の自動調整装置は第1の自
動調整装置に比べてブレーキシューの変形を拾いにくい
位置にあるので、この第2の自動調整装置にてシューク
リアランスを比較的小さく設定して作動させることがで
きる。そのため、サービスブレーキ時におけるブレーキ
ペダルの踏込みストロークが少なくて済み、ひいてはブ
レーキペダルを踏んだ時のブレーキ操作フィーリングが
良好となる。また、パーキングブレーキ時におけるシュ
ークリアランス調整はホイールシリンダ付近の第1の自
動調整装置にて行なうことができ、パーキングブレーキ
のための操作ストロークを常に一定に保つことができ
る。
ダの付近において一対のブレーキシューの自由端部間に
配設されたシュークリアランス調整用の第1の自動調整
装置の他に、前記一対のブレーキシューの中央部間又は
その付近にシュークリアランス調整用の第2の自動調整
装置を配設するようにしたものであるから、次のような
利点がある。すなわち、第2の自動調整装置は第1の自
動調整装置に比べてブレーキシューの変形を拾いにくい
位置にあるので、この第2の自動調整装置にてシューク
リアランスを比較的小さく設定して作動させることがで
きる。そのため、サービスブレーキ時におけるブレーキ
ペダルの踏込みストロークが少なくて済み、ひいてはブ
レーキペダルを踏んだ時のブレーキ操作フィーリングが
良好となる。また、パーキングブレーキ時におけるシュ
ークリアランス調整はホイールシリンダ付近の第1の自
動調整装置にて行なうことができ、パーキングブレーキ
のための操作ストロークを常に一定に保つことができ
る。
【図1】本発明に係る内拡式ドラムブレーキ装置の正面
図である。
図である。
【図2】図1におけるN−N線矢視図である。
【図3】第2の自動調整装置によるシュークリアランス
設定状態を示す断面図である。
設定状態を示す断面図である。
【図4】非ブレーキ時における第1の自動調整装置のシ
ュークリアランス設定状態を示す断面図である。
ュークリアランス設定状態を示す断面図である。
【図5】パーキングブレーキ時における第1の自動調整
装置の状態を示す断面図である。
装置の状態を示す断面図である。
【図6】従来の内拡式ドラムブレーキ装置の正面図であ
る。
る。
【図7】図6におけるM−M線矢視図である。
【図8】自動調整装置の平面図である。
【図9】ライニングとブレーキドラムとの間のクリアラ
ンスが正常な場合における非ブレーキ時の自動調整装置
の状態を示す断面図である。
ンスが正常な場合における非ブレーキ時の自動調整装置
の状態を示す断面図である。
【図10】同上の場合におけるブレーキ時の自動調整装
置の状態を示す断面図である。
置の状態を示す断面図である。
【図11】ライニングとブレーキドラムとの間のクリア
ランスが大きくなった場合における非ブレーキ時の自動
調整装置の状態を示す断面図である。
ランスが大きくなった場合における非ブレーキ時の自動
調整装置の状態を示す断面図である。
【図12】同上の場合におけるブレーキ時の自動調整装
置の状態を示す断面図である。
置の状態を示す断面図である。
【図13】クリアランス調整完了後の自動調整装置の状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図14】非ブレーキ時におけるブレーキシューを概略
的に示す正面図である。
的に示す正面図である。
【図15】ブレーキ時におけるブレーキシューの変形状
態を概略的に示す正面図である。
態を概略的に示す正面図である。
3,4 ブレーキシュー 3c,4c 自由端部 3d,4d 中央部 6 ホイールシリンダ 8,9 ライニング(摩擦パッド) 11 ブレーキレバー 13 第1の自動調整装置 14 ストラット 15 係合孔 16 クォードラント 16a 係合腕部 17,18 歯部 19 引張ばね 22 ブレーキドラム 22a 内周面 30 ドラムブレーキ装置 31 第2の自動調整装置 32 ストラット 33,34 歯部 35 クォードラント 35a 係合腕部 36 係合孔 37,39 引張ばね
Claims (3)
- 【請求項1】 一端がそれぞれ回動可能に支持された一
対のブレーキシューと、これらの一対のブレーキシュー
の自由端部間に配置されたホイールシリンダとを備え、
前記ホイールシリンダにて前記一対のブレーキシューを
ブレーキドラムの側に拡開することによって制動作用を
行なわしめるようにした内拡式ドラムブレーキ装置にお
いて、前記ブレーキシューのライニングとブレーキドラ
ムとの間のクリアランスを一定に自動調整する第1の自
動調整装置を、前記ホイールシリンダの付近において前
記一対のブレーキシューの他端部間に配設すると共に、
前記ブレーキシューのライニングとブレーキドラムとの
間のクリアランスを一定に自動調整する第2の自動調整
装置を、前記一対のブレーキシューの中央部間又はその
付近に配設したことを特徴とする内拡式ドラムブレーキ
装置。 - 【請求項2】 前記第1及び第2の自動調整装置は、一
端が片持ち支持されたストラットと、前記ストラットの
他端に形成された歯部に一端が噛合されかつ他方のブレ
ーキシューに形成された係合孔内に他端の係合腕部が遊
嵌されたクォードラントと、前記ストラット及びクォー
ドラントの歯部を互いに噛合方向に附勢する引張ばねと
からそれぞれ構成されていることを特徴とする請求項1
に記載の内拡式ドラムブレーキ装置。 - 【請求項3】 前記第2の自動調整装置のストラット及
びクォードラントの歯部のピッチが、前記第1の自動調
整装置のストラット及びクォードラントの歯部のピッチ
よりも小さく構成されていることを特徴とする請求項2
に記載の内拡式ドラムブレーキ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5788191A JPH05223136A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 内拡式ドラムブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5788191A JPH05223136A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 内拡式ドラムブレーキ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05223136A true JPH05223136A (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=13068333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5788191A Pending JPH05223136A (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 内拡式ドラムブレーキ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05223136A (ja) |
-
1991
- 1991-02-28 JP JP5788191A patent/JPH05223136A/ja active Pending
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