JPH05315668A - 圧電トランスおよび圧電トランスを用いたdc/ac コンバータ - Google Patents
圧電トランスおよび圧電トランスを用いたdc/ac コンバータInfo
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- JPH05315668A JPH05315668A JP4158489A JP15848992A JPH05315668A JP H05315668 A JPH05315668 A JP H05315668A JP 4158489 A JP4158489 A JP 4158489A JP 15848992 A JP15848992 A JP 15848992A JP H05315668 A JPH05315668 A JP H05315668A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、入力に交流電圧を供給し、その電圧
を昇圧または降圧させる圧電トランスに関し、入出力電
圧比の制御を容易に、且つ特性が良好な状態で行うこと
ができ、スイッチング電源等の電源回路に用いることが
できることを目的とする。 【構成】圧電板74に電圧を印加し弾性波を発生する入
力電極71a,71bと、圧電板中で共振する弾性波を
検出する出力電極72a,72bを有する圧電トランス
であり、入力電極と出力電極とが波動の周期に合うよう
配置されたストリップ状で、該ストリップ状電極の一部
が分割され、直列または並列に接続されるよう構成す
る。また、圧電板に電圧を印加し弾性波を発生する入力
電極と、圧電板中で共振する弾性波を検出する出力電極
を有する圧電トランスであり、波動の周期に合うよう配
置された電極構造で、入力電極と出力電極とが圧電板の
表裏に分離される構成とする。
を昇圧または降圧させる圧電トランスに関し、入出力電
圧比の制御を容易に、且つ特性が良好な状態で行うこと
ができ、スイッチング電源等の電源回路に用いることが
できることを目的とする。 【構成】圧電板74に電圧を印加し弾性波を発生する入
力電極71a,71bと、圧電板中で共振する弾性波を
検出する出力電極72a,72bを有する圧電トランス
であり、入力電極と出力電極とが波動の周期に合うよう
配置されたストリップ状で、該ストリップ状電極の一部
が分割され、直列または並列に接続されるよう構成す
る。また、圧電板に電圧を印加し弾性波を発生する入力
電極と、圧電板中で共振する弾性波を検出する出力電極
を有する圧電トランスであり、波動の周期に合うよう配
置された電極構造で、入力電極と出力電極とが圧電板の
表裏に分離される構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力に交流電圧を供給
し、その電圧を昇圧または降圧させる圧電トランスに関
する。
し、その電圧を昇圧または降圧させる圧電トランスに関
する。
【0002】従来より、交流電流の昇圧降圧は、電磁ト
ランスによりなされている。電磁トランスは一般に入力
捲線と出力捲線を有し、これらは磁気コアにより電磁的
に結合している。かかる構成では、一般にトランスが構
成回路のかなりのスペースを占めることが避けられな
い。
ランスによりなされている。電磁トランスは一般に入力
捲線と出力捲線を有し、これらは磁気コアにより電磁的
に結合している。かかる構成では、一般にトランスが構
成回路のかなりのスペースを占めることが避けられな
い。
【0003】一方、情報機器や通信機器をはじめ、ほと
んどの電子機器の電源は、小型・軽量・高効率の特長か
らスイッチング電源が用いられている。スイッチング電
源は直流電源を入力とし、これを半導体の高速スイッチ
ング作用を利用して高周波電力に変換し、制御・整流し
て所定の直流を得るものである。スイッチング電源の小
型化は、高周波化技術を基本として、各種部品のサイズ
の低減が進んできた。
んどの電子機器の電源は、小型・軽量・高効率の特長か
らスイッチング電源が用いられている。スイッチング電
源は直流電源を入力とし、これを半導体の高速スイッチ
ング作用を利用して高周波電力に変換し、制御・整流し
て所定の直流を得るものである。スイッチング電源の小
型化は、高周波化技術を基本として、各種部品のサイズ
の低減が進んできた。
【0004】図16はスイッチング電源の最近の小型化
の流れを示す図で、横軸は年代を、左縦軸はスインチン
グ周波数、右縦軸は体積/出力電力をスケールとしてい
る。図中の実線Aは左縦軸をスケールとするスイッチン
グ周波数の高周波化傾向を示し、破線Bは右縦軸をスケ
ールとする単位電力当たりの電源の体積を表している。
の流れを示す図で、横軸は年代を、左縦軸はスインチン
グ周波数、右縦軸は体積/出力電力をスケールとしてい
る。図中の実線Aは左縦軸をスケールとするスイッチン
グ周波数の高周波化傾向を示し、破線Bは右縦軸をスケ
ールとする単位電力当たりの電源の体積を表している。
【0005】図中の●は電子交換機用スイッチング電源
における高周波数傾向を、○は電子交換機用スイッチン
グ電源の小体積化傾向を示し、▲黒四角▼は電子計算機
用、□は電子計算機用のスイッチング電源における高周
波数傾向と小体積化傾向を示している。最近は、スイッ
チング周波数の上昇傾向も飽和し体積の小型化にも限界
が感じられる。
における高周波数傾向を、○は電子交換機用スイッチン
グ電源の小体積化傾向を示し、▲黒四角▼は電子計算機
用、□は電子計算機用のスイッチング電源における高周
波数傾向と小体積化傾向を示している。最近は、スイッ
チング周波数の上昇傾向も飽和し体積の小型化にも限界
が感じられる。
【0006】図17はスイッチング電源を構成する部品
のスイッチング高周波化による損失増加の様子を示して
おり、横軸は変換周波数、縦軸は電力損失である。図
中、Aはスイッチング電源全体の損失、Bは主スイッチ
である半導体スイッチ(FET)、Cは電磁トランス、
Dはダイオードの損失を各々示している。
のスイッチング高周波化による損失増加の様子を示して
おり、横軸は変換周波数、縦軸は電力損失である。図
中、Aはスイッチング電源全体の損失、Bは主スイッチ
である半導体スイッチ(FET)、Cは電磁トランス、
Dはダイオードの損失を各々示している。
【0007】FETなどの半導体スイッチ損失と電磁ト
ランスの損失の増加が1MHzを越えると顕著にあらわ
れる。この半導体スイッチの損失を改善する手段として
は、スイッチング回路に電流共振型、電圧共振型などス
イッチ動作の遅れを共振で改善する提案がある。
ランスの損失の増加が1MHzを越えると顕著にあらわ
れる。この半導体スイッチの損失を改善する手段として
は、スイッチング回路に電流共振型、電圧共振型などス
イッチ動作の遅れを共振で改善する提案がある。
【0008】電磁トランスは材料の高周波損失改善が進
められているが、大幅な改善が困難な状況である。この
トランスの特性改善の手段として、圧電トランスが開発
されている。
められているが、大幅な改善が困難な状況である。この
トランスの特性改善の手段として、圧電トランスが開発
されている。
【0009】
【従来技術】圧電体結晶あるいはセラミックスをトラン
スとして使うことがRosenによって提案されている
(C.A.Rosen,Proc.Electroni
cComponents Symp.p.205,19
57)。この提案では、圧電体基板上に一次側及び二次
側電極が形成され、一次側電極に一次側電圧を印加する
ことで圧電基板に振動を誘起する。このようにして誘起
された振動は二次側電極で電圧に変換される。
スとして使うことがRosenによって提案されている
(C.A.Rosen,Proc.Electroni
cComponents Symp.p.205,19
57)。この提案では、圧電体基板上に一次側及び二次
側電極が形成され、一次側電極に一次側電圧を印加する
ことで圧電基板に振動を誘起する。このようにして誘起
された振動は二次側電極で電圧に変換される。
【0010】具体的な構成を図18(a)に示す。この
圧電トランスは、基板厚み方向に作用する分極Piを有
する第一部分1aと、基板長手方向に作用する分極Po
を有する第二部分1bとよりなる誘電体基板1を有して
いる。基板1の第一部分1aの表裏面に一対の一次側電
極2a,2b(図では裏側電極は隠れて見えない)が相
互に対向するように設けられ、一次側電圧Viが一対の
電極間に印加される。これにより、基板1中には垂直方
向に振動が励起される。
圧電トランスは、基板厚み方向に作用する分極Piを有
する第一部分1aと、基板長手方向に作用する分極Po
を有する第二部分1bとよりなる誘電体基板1を有して
いる。基板1の第一部分1aの表裏面に一対の一次側電
極2a,2b(図では裏側電極は隠れて見えない)が相
互に対向するように設けられ、一次側電圧Viが一対の
電極間に印加される。これにより、基板1中には垂直方
向に振動が励起される。
【0011】基板1の長手方向他端には、二次側電極3
が形成され、圧電体基板の振動を電圧Voに変換する。
その際、基板1の下面に形成されている電極2bが二次
側電極の一つとしても使われ、出力電圧Voは電極3と
電極2bとの間に現れる。また、振動の節4に対応し
て、基板1を機械的に支持する支持機構(図示なし)が
設けられ、これにより基板1は自由に振動することが可
能になる。
が形成され、圧電体基板の振動を電圧Voに変換する。
その際、基板1の下面に形成されている電極2bが二次
側電極の一つとしても使われ、出力電圧Voは電極3と
電極2bとの間に現れる。また、振動の節4に対応し
て、基板1を機械的に支持する支持機構(図示なし)が
設けられ、これにより基板1は自由に振動することが可
能になる。
【0012】この圧電トランスの昇圧特性は式 Vo/Vi∝k31・K33・Q1・L2/L1 であらわされ、ここでK31は横効果についての電気機
械結合係数で、K33は縦効果についての電気機械結合
係数である。
械結合係数で、K33は縦効果についての電気機械結合
係数である。
【0013】さらに、L1は基板1の厚さを、またL2
は基板1の第2の部分の長手方向サイズをあらわす。さ
らにQ1は基板1のQ値をあらわす。この式より幾何学
的パラメータL1,L2、および物質パラメータK3
1,K33あるいはQ1を適当に設定することにより昇
圧比あるいは降圧比を制御できるのが判る。
は基板1の第2の部分の長手方向サイズをあらわす。さ
らにQ1は基板1のQ値をあらわす。この式より幾何学
的パラメータL1,L2、および物質パラメータK3
1,K33あるいはQ1を適当に設定することにより昇
圧比あるいは降圧比を制御できるのが判る。
【0014】しかし、かかる従来の装置は、一つの基板
1で互いに分極方向が異なった二つの部分1a、1bを
形成することは困難であり、これを実現するには、基板
1は分極Piを有する第一の圧電体板と、分極Poを有
する第二の圧電体板とを接着することで形成される。
1で互いに分極方向が異なった二つの部分1a、1bを
形成することは困難であり、これを実現するには、基板
1は分極Piを有する第一の圧電体板と、分極Poを有
する第二の圧電体板とを接着することで形成される。
【0015】このような基板1は、一次側電極2a、2
bに電圧を印加した場合、振動による応力が特に第一と
第二の板接続部分に集中し、このため装置の使用中に板
接続部分が損傷したり破壊したりしてしまう問題点を有
する。
bに電圧を印加した場合、振動による応力が特に第一と
第二の板接続部分に集中し、このため装置の使用中に板
接続部分が損傷したり破壊したりしてしまう問題点を有
する。
【0016】また、この従来の装置は電極2aと電極3
との間の距離が大きいことに対応して内部抵抗が大きい
問題点を有する。このため、この従来の圧電トランスは
パワートランスや大出力電流を要求されるDC−DCコ
ンバータのトランスとしては不適当である。
との間の距離が大きいことに対応して内部抵抗が大きい
問題点を有する。このため、この従来の圧電トランスは
パワートランスや大出力電流を要求されるDC−DCコ
ンバータのトランスとしては不適当である。
【0017】また、東北大学中村教授らによる提案(日
本音響学会講演論文集,平成2年3月,P687、平成
2年9月,P767)がなされている。この構成を図1
8(b)に示す。この圧電トランスはz方向に分極Pを
有する140°回転YカットLiNbO3よりなる圧電
基板5を使用する。
本音響学会講演論文集,平成2年3月,P687、平成
2年9月,P767)がなされている。この構成を図1
8(b)に示す。この圧電トランスはz方向に分極Pを
有する140°回転YカットLiNbO3よりなる圧電
基板5を使用する。
【0018】基板5の片半分の表裏面に各々、一次側電
極ないし入力側電極6a、6bが、基板5を挟んで対向
するように形成される(但し下面の電極は図では隠れて
見えない)。更に基板5の他方の片半分には基板5を挟
んで相互に対向するように二次側電極7a、7bが形成
される(但し下面の電極は図では隠れて見えない)。
極ないし入力側電極6a、6bが、基板5を挟んで対向
するように形成される(但し下面の電極は図では隠れて
見えない)。更に基板5の他方の片半分には基板5を挟
んで相互に対向するように二次側電極7a、7bが形成
される(但し下面の電極は図では隠れて見えない)。
【0019】ここで、電極6aと電極7aは基板5の表
面上で長手方向に整列し、電極6bと電極7bも基板5
の裏面上で同じく長手方向に整列して形成される。動作
時には、入力交流電圧Viが電極6a、6bに印加さ
れ、これに応じて縦波が基板5の片半分中に励起され
る。
面上で長手方向に整列し、電極6bと電極7bも基板5
の裏面上で同じく長手方向に整列して形成される。動作
時には、入力交流電圧Viが電極6a、6bに印加さ
れ、これに応じて縦波が基板5の片半分中に励起され
る。
【0020】このようにして励起された縦波は横効果に
より基板5中を他方片半分の長手方向に伝播し、基板5
の長手方向サイズにより定まる周波数で共振を生じる。
この装置では、基板5中において分極Pの方向は一定で
あるため、Rosenのように板接続基板とする必要が
なく、一枚板から切り出した圧電体結晶基板が使用で
き、基板を損傷させたり破壊したりするような応力の局
所集中は生じない。
より基板5中を他方片半分の長手方向に伝播し、基板5
の長手方向サイズにより定まる周波数で共振を生じる。
この装置では、基板5中において分極Pの方向は一定で
あるため、Rosenのように板接続基板とする必要が
なく、一枚板から切り出した圧電体結晶基板が使用で
き、基板を損傷させたり破壊したりするような応力の局
所集中は生じない。
【0021】昇圧比Vo/Viは次式で与えられる。 Vo/Vi∝Ki・Ko・Qa・101/102 但し、Ki、Koはそれぞれ入力側電極6a、6bが設
けられている部分における電気機械結合係数および出力
側電極7a、7bが設けられている部分における電気機
械結合係数である。またQaは基板5のQを、101は
電極6aと電極6bの間の距離を、102は電極7aと
電極7bとの間の距離をあらわす。
けられている部分における電気機械結合係数および出力
側電極7a、7bが設けられている部分における電気機
械結合係数である。またQaは基板5のQを、101は
電極6aと電極6bの間の距離を、102は電極7aと
電極7bとの間の距離をあらわす。
【0022】さらに、厚み縦振動を利用した圧電トラン
スが提案(1992年電子情報通信学会春季大会A−3
81日本電気株式会社の大西修氏ら)されている。その
構成を図18(c)に示す。この圧電トランスは、積層
型で入力側と出力側の積層構造を変えて容量比を変化さ
せるものである。
スが提案(1992年電子情報通信学会春季大会A−3
81日本電気株式会社の大西修氏ら)されている。その
構成を図18(c)に示す。この圧電トランスは、積層
型で入力側と出力側の積層構造を変えて容量比を変化さ
せるものである。
【0023】この圧電トランスは、入力側がその上下面
に入力側電極8a、8bを備えると共に、比較的厚く厚
さ方向に分極Piiを有する1層の圧電セラミックス8
で構成されている。これに対して、出力側は厚さ方向に
分極Piiiを有する薄い多層の圧電セラミックス9
が、各分極方向が各層で順次逆方向になるように、各層
間に出力側電極を挟んで積層されている。
に入力側電極8a、8bを備えると共に、比較的厚く厚
さ方向に分極Piiを有する1層の圧電セラミックス8
で構成されている。これに対して、出力側は厚さ方向に
分極Piiiを有する薄い多層の圧電セラミックス9
が、各分極方向が各層で順次逆方向になるように、各層
間に出力側電極を挟んで積層されている。
【0024】入力側の電気端子8c、8dに交流電圧を
印加すると電気機械結合係数の大きい圧電縦効果により
機械振動が励振される。印加した交流電圧の周波数が圧
電トランス全体の厚み縦振動の共振周波数近傍の場合で
は、出力層でも比較的大きな機械振動が得られ、出力層
では圧電縦効果により機械振動から交流電圧が出力側の
電気端子9a、9bに出力される。
印加すると電気機械結合係数の大きい圧電縦効果により
機械振動が励振される。印加した交流電圧の周波数が圧
電トランス全体の厚み縦振動の共振周波数近傍の場合で
は、出力層でも比較的大きな機械振動が得られ、出力層
では圧電縦効果により機械振動から交流電圧が出力側の
電気端子9a、9bに出力される。
【0025】圧電トランスを電源回路に適用する際、特
に負荷抵抗の小さな場合の電圧比を制御する設計法の確
立や大電力による圧電トランスの破損の検討が重要であ
る。また、従来の圧電トランスでは、大電力時の基板支
持の方法は難しい。音響的に負荷になりにくいスポンジ
上に置くか振動の節の部分を細い線で支持していた。
に負荷抵抗の小さな場合の電圧比を制御する設計法の確
立や大電力による圧電トランスの破損の検討が重要であ
る。また、従来の圧電トランスでは、大電力時の基板支
持の方法は難しい。音響的に負荷になりにくいスポンジ
上に置くか振動の節の部分を細い線で支持していた。
【0026】しかし電力増加とともに、支持を強固にす
る必要があり、損失の増加につながっている。これらの
問題点を解決し、実際の使用に耐える圧電トランスを提
供すべく、本願の発明者らはエネルギー閉じ込め型圧電
トランス、その周期電極配置を提案した(特願平04−
23931号)。
る必要があり、損失の増加につながっている。これらの
問題点を解決し、実際の使用に耐える圧電トランスを提
供すべく、本願の発明者らはエネルギー閉じ込め型圧電
トランス、その周期電極配置を提案した(特願平04−
23931号)。
【0027】エネルギー閉じ込め型の提案により、支持
の問題は解決し、不要なモード変換などに起因する損失
も削減でき、かつ素子の側壁切断部には弾性エネルギー
は存在しないので、側壁部分のクラックの破壊に及ぼす
影響は大幅に改善できる。
の問題は解決し、不要なモード変換などに起因する損失
も削減でき、かつ素子の側壁切断部には弾性エネルギー
は存在しないので、側壁部分のクラックの破壊に及ぼす
影響は大幅に改善できる。
【0028】図4に幅振動モードの場合の厚み方向の電
界を利用した本発明者らの提案による従来のエネルギー
閉じ込め型圧電トランスの構成を示す。これはLiNb
O3等の圧電材からなる基板10の表面上の幅方向Wの
中央部に電極11a、11bがL方向に整列して形成さ
れ、電極11a、11b間には所定長さのギャップ12
が形成されている。
界を利用した本発明者らの提案による従来のエネルギー
閉じ込め型圧電トランスの構成を示す。これはLiNb
O3等の圧電材からなる基板10の表面上の幅方向Wの
中央部に電極11a、11bがL方向に整列して形成さ
れ、電極11a、11b間には所定長さのギャップ12
が形成されている。
【0029】また基板10上にはさらに電極11a、1
1bに接続された接続パッド13a、13bが形成さ
れ、基板10の裏面にも表面の電極および接続パッドと
同形状の電極、接続パッドがそれぞれ対向するように形
成されている。
1bに接続された接続パッド13a、13bが形成さ
れ、基板10の裏面にも表面の電極および接続パッドと
同形状の電極、接続パッドがそれぞれ対向するように形
成されている。
【0030】このトランスは電極11aとその裏面側の
対応電極を入力側(または出力側)、電極11bとその
裏面側の対応電極を出力側(または入力側)とし、その
入力電極に交流電圧を印加することで弾性波を発生さ
せ、その弾性波が基板10の端面14a、14bで反射
し、特定の周波数で共振することで出力電極に出力され
る。
対応電極を入力側(または出力側)、電極11bとその
裏面側の対応電極を出力側(または入力側)とし、その
入力電極に交流電圧を印加することで弾性波を発生さ
せ、その弾性波が基板10の端面14a、14bで反射
し、特定の周波数で共振することで出力電極に出力され
る。
【0031】このように、中央付近にのみ電極を形成す
ることで圧電反作用によるエネルギーの閉じ込めを実現
できる。このトランスは横幅Lが長くなり、素子面積が
大きくなるのは欠点であるが、これは素子の高周波化で
克服できる。
ることで圧電反作用によるエネルギーの閉じ込めを実現
できる。このトランスは横幅Lが長くなり、素子面積が
大きくなるのは欠点であるが、これは素子の高周波化で
克服できる。
【0032】図19のエネルギー閉じ込め型であって
も、内部抵抗に相当する共振抵抗は数Ω程度である。し
かし、従来の電磁トランスが数十〜数百mΩであること
を考えると、利用範囲が大きく限定されてしまう。
も、内部抵抗に相当する共振抵抗は数Ω程度である。し
かし、従来の電磁トランスが数十〜数百mΩであること
を考えると、利用範囲が大きく限定されてしまう。
【0033】そこで、圧電トランスの内部損失抵抗の改
善策と大電力の伝送のために、本発明者らは図20
(a)(b)の垂直電界型と面内電界型の幅モードを周
期配列する圧電トランスを提案した。
善策と大電力の伝送のために、本発明者らは図20
(a)(b)の垂直電界型と面内電界型の幅モードを周
期配列する圧電トランスを提案した。
【0034】図20(a)のトランスは、LiNbO3
等の圧電材からなる基板15の表面に該圧電トランスを
駆動する周波数での波長ピッチで周期的に配置されたス
トリップ状電極16と、その裏面側に対向するように形
成されたストリップ状または矩形電極17とで入力側電
極を構成し、出力側電極も基板表裏面に電極18、19
(図21(a)に電極のパターン形状を図示)が弾性波
の進行方向に配置された構成である。
等の圧電材からなる基板15の表面に該圧電トランスを
駆動する周波数での波長ピッチで周期的に配置されたス
トリップ状電極16と、その裏面側に対向するように形
成されたストリップ状または矩形電極17とで入力側電
極を構成し、出力側電極も基板表裏面に電極18、19
(図21(a)に電極のパターン形状を図示)が弾性波
の進行方向に配置された構成である。
【0035】図20(b)のトランスは、同様の圧電材
からなる基板20の表面のみにすだれ状の入力側電極2
1と出力側電極22が形成されており、電極21のスト
リップ状電極21a〜21fは共振周波数の1/2波長
毎に位置し、且つ互いに交差指状に噛み合って構成され
ている。電極22も同様に交差指状に噛み合った構造に
なっている。
からなる基板20の表面のみにすだれ状の入力側電極2
1と出力側電極22が形成されており、電極21のスト
リップ状電極21a〜21fは共振周波数の1/2波長
毎に位置し、且つ互いに交差指状に噛み合って構成され
ている。電極22も同様に交差指状に噛み合った構造に
なっている。
【0036】尚、図20(a)(b)において、基板1
5、20の両側(紙面に向かって左右の両側)の端まで
入出力電極パターンが位置している図面となっている
が、実際には該電極パターンの入出力用端子(Inpu
t、Output)を形成する部分が該基板15、20
の該両側より一体に導出している。
5、20の両側(紙面に向かって左右の両側)の端まで
入出力電極パターンが位置している図面となっている
が、実際には該電極パターンの入出力用端子(Inpu
t、Output)を形成する部分が該基板15、20
の該両側より一体に導出している。
【0037】図21(a)(b)は図20の従来トラン
スの基板表裏面に形成された電極パターンの一例につい
て概略形状を示す平面図である。図21(a)は図20
(a)のトランスに対応しており、対向電極16、17
はストリップ状電極、対向電極18、19は図示の如く
一方がストリップ状電極で他方が矩形電極になってい
る。
スの基板表裏面に形成された電極パターンの一例につい
て概略形状を示す平面図である。図21(a)は図20
(a)のトランスに対応しており、対向電極16、17
はストリップ状電極、対向電極18、19は図示の如く
一方がストリップ状電極で他方が矩形電極になってい
る。
【0038】図21(b)は図20(b)のトランスに
対応しており、裏面側には電極が形成されていない。図
21(b)の場合、入出力電極21、22の交差指状の
電極対数は同じであるが、該電極対数を異ならせること
もできる。例えば、出力側電極22電極対数を入力側電
極21の電極対数より少なくした場合には昇圧型トラン
スとなり、逆の対数関係にすれば降圧型トランスとな
る。
対応しており、裏面側には電極が形成されていない。図
21(b)の場合、入出力電極21、22の交差指状の
電極対数は同じであるが、該電極対数を異ならせること
もできる。例えば、出力側電極22電極対数を入力側電
極21の電極対数より少なくした場合には昇圧型トラン
スとなり、逆の対数関係にすれば降圧型トランスとな
る。
【0039】共振抵抗は、対数の増加とともに減少し、
1Ω以下も可能な構造である。LiNbO3の場合、幅
すべり振動は、結合係数が大きく、音速もおそく、小型
化の期待できるモードであり、表面でのみ駆動でき、所
謂すだれ状電極(IDT:インター・ディジタル・トラ
ンスジューサ)で圧電トランスが構成できる。
1Ω以下も可能な構造である。LiNbO3の場合、幅
すべり振動は、結合係数が大きく、音速もおそく、小型
化の期待できるモードであり、表面でのみ駆動でき、所
謂すだれ状電極(IDT:インター・ディジタル・トラ
ンスジューサ)で圧電トランスが構成できる。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】トランスに要求される
機能の一つに、入出力の電圧比の制御のし易さがある。
従来の電磁トランスは入力と出力の捲線数の比で電圧を
コントロールできる。それに対して、従来の圧電トラン
スは、大きな昇圧比の実現を目標としていたこともあっ
て、昇圧,降圧の自由な制御はできなかった。スイッチ
ング電源などの電源回路に用いるためには、昇圧も降圧
も必要で、電圧比を可変できる圧電トランスが望まれて
いる。
機能の一つに、入出力の電圧比の制御のし易さがある。
従来の電磁トランスは入力と出力の捲線数の比で電圧を
コントロールできる。それに対して、従来の圧電トラン
スは、大きな昇圧比の実現を目標としていたこともあっ
て、昇圧,降圧の自由な制御はできなかった。スイッチ
ング電源などの電源回路に用いるためには、昇圧も降圧
も必要で、電圧比を可変できる圧電トランスが望まれて
いる。
【0041】縦振動の場合には、電極幅を変化すること
によって実現できることを提案し、内部損失を低減する
ために、次に周期電極配置型について提案した。これら
の圧電トランスにおいて、入出力電圧比をどのように制
御するかが、課題であった。
によって実現できることを提案し、内部損失を低減する
ために、次に周期電極配置型について提案した。これら
の圧電トランスにおいて、入出力電圧比をどのように制
御するかが、課題であった。
【0042】一方、従来の圧電トランスは、素子の共振
周波数付近での使用が多かったが、スイッチング電源回
路などに用いられる場合には、駆動源が理想的な電圧源
とみなすことができなかったり、回路全体を共振状態で
使用する場合が多い。そのため、圧電トランスの特性は
単に共振時の特性のみならず、共振付近、とくに共振と
反共振周波数の間の周波数応答にできるだけ不要なスプ
リアスがないことが求められる。従来の基本波共振や2
次高調波共振に比べ、周期電極配置の場合には、板の高
次モード共振が不要なスプリアスとなる場合があり、そ
の対策が必要であった。
周波数付近での使用が多かったが、スイッチング電源回
路などに用いられる場合には、駆動源が理想的な電圧源
とみなすことができなかったり、回路全体を共振状態で
使用する場合が多い。そのため、圧電トランスの特性は
単に共振時の特性のみならず、共振付近、とくに共振と
反共振周波数の間の周波数応答にできるだけ不要なスプ
リアスがないことが求められる。従来の基本波共振や2
次高調波共振に比べ、周期電極配置の場合には、板の高
次モード共振が不要なスプリアスとなる場合があり、そ
の対策が必要であった。
【0043】圧電トランスをスイッチング電源などに用
いるためには、直流を交流へ変換する必要がある。この
やり方として,一般に電流スイッチングが用いられてい
る。最近、共振型回路の提案があり研究が進んでいる
が、圧電トランスに関しての報告はない。圧電トランス
を用いたDC/ACコンバータが求められている。
いるためには、直流を交流へ変換する必要がある。この
やり方として,一般に電流スイッチングが用いられてい
る。最近、共振型回路の提案があり研究が進んでいる
が、圧電トランスに関しての報告はない。圧電トランス
を用いたDC/ACコンバータが求められている。
【0044】本発明は、以上の如き課題を解決してDC
/ACコンバータに適用できる圧電トランスを実現する
ことを目的とする。
/ACコンバータに適用できる圧電トランスを実現する
ことを目的とする。
【0045】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を、
圧電板に電圧を印加し弾性波を発生する入力電極と、圧
電板中で共振する弾性波を検出する出力電極を有する圧
電トランスであり、入力電極と出力電極とが波動の周期
に合うよう配置されたストリップ状で、該ストリップ状
電極の一部が分割され直列または並列に接続されたこと
を特徴とする圧電トランス、さらに好ましくは入力、出
力のいずれか一方の電極を中央に配置し、他方の電極を
分割して両端部に対象に配置することを特徴とする圧電
トランスにより達成した。
圧電板に電圧を印加し弾性波を発生する入力電極と、圧
電板中で共振する弾性波を検出する出力電極を有する圧
電トランスであり、入力電極と出力電極とが波動の周期
に合うよう配置されたストリップ状で、該ストリップ状
電極の一部が分割され直列または並列に接続されたこと
を特徴とする圧電トランス、さらに好ましくは入力、出
力のいずれか一方の電極を中央に配置し、他方の電極を
分割して両端部に対象に配置することを特徴とする圧電
トランスにより達成した。
【0046】また本発明は前記の課題を、圧電板に電圧
を印加し弾性波を発生する入力電極と、圧電板中で共振
する弾性波を検出する出力電極を有する圧電トランスで
あって、波動の周期に合うよう配置された電極構造で、
入力電極と出力電極とが圧電板の表裏に分離されている
ことを特徴とする圧電トランスにより達成した。
を印加し弾性波を発生する入力電極と、圧電板中で共振
する弾性波を検出する出力電極を有する圧電トランスで
あって、波動の周期に合うよう配置された電極構造で、
入力電極と出力電極とが圧電板の表裏に分離されている
ことを特徴とする圧電トランスにより達成した。
【0047】更に本発明は前記の課題を、上記圧電トラ
ンスを自励発振素子として使用したDC/ACコンバー
タにより達成した。
ンスを自励発振素子として使用したDC/ACコンバー
タにより達成した。
【0048】
【作用】電極が分割され、それが直列または並列に接続
されていることにより、入出力電極の容量比を制御する
ことができ、更に入力、出力のいずれか一方の電極を中
央に配置し、他方の電極を分割して両端部に対象に配置
すると、スプリアス応答が抑圧される。
されていることにより、入出力電極の容量比を制御する
ことができ、更に入力、出力のいずれか一方の電極を中
央に配置し、他方の電極を分割して両端部に対象に配置
すると、スプリアス応答が抑圧される。
【0049】また、入力電極、出力電極とを圧電板の表
裏に配置する構成にすることで、入力電極対数を増倍し
て設計でき圧電トランスとしての内部損失も低減でき
る。さらに入力電極を圧電板表面の全面に設けることで
入力電極は不要な幅振動の高調波を駆動せず、出力電極
も不要のモードには応答しなくなる。
裏に配置する構成にすることで、入力電極対数を増倍し
て設計でき圧電トランスとしての内部損失も低減でき
る。さらに入力電極を圧電板表面の全面に設けることで
入力電極は不要な幅振動の高調波を駆動せず、出力電極
も不要のモードには応答しなくなる。
【0050】
【実施例】(実施例1)まず、電極分割に関する実施例
を説明する。本実施例は前記の課題を、従来例で示した
エネルギー閉じ込め型で周期電極配置構成の圧電トラン
スにおいて、幅振動モードで共振する圧電基板と、該圧
電基板上に形成され、入力側に電界を印加し弾性波を発
生する電極と、出力側で弾性波を受波して正弦波を出力
する電極の組み合わせで入出力電圧比を制御するもので
ある。
を説明する。本実施例は前記の課題を、従来例で示した
エネルギー閉じ込め型で周期電極配置構成の圧電トラン
スにおいて、幅振動モードで共振する圧電基板と、該圧
電基板上に形成され、入力側に電界を印加し弾性波を発
生する電極と、出力側で弾性波を受波して正弦波を出力
する電極の組み合わせで入出力電圧比を制御するもので
ある。
【0051】利用する電界は、基板面に垂直でも、その
面内方向の両方でも良い。本実施例の入出力電極のいず
れかを分割し、例えば中央部を入力電極とし、出力電極
を左右に分割して入力電極の左右に配置する構成とす
る。電極の配置が左右対称であれば偶数次のスプリアス
応答が抑圧され、点対称の配置であれば奇数次のスプリ
アス応答が抑圧される。
面内方向の両方でも良い。本実施例の入出力電極のいず
れかを分割し、例えば中央部を入力電極とし、出力電極
を左右に分割して入力電極の左右に配置する構成とす
る。電極の配置が左右対称であれば偶数次のスプリアス
応答が抑圧され、点対称の配置であれば奇数次のスプリ
アス応答が抑圧される。
【0052】図1(a)は、分割前の圧電トランスであ
って、圧電板73とすだれ状電極よりなる入力電極71
a,71bと出力電極72a,72bが伝搬路に沿って
左右に配置されている。図1(b)は同様の圧電板74
と分割されない入力側のすだれ状電極74a,74bと
分割された出力側の電極76a,76b,77a,77
bとからなる例である。
って、圧電板73とすだれ状電極よりなる入力電極71
a,71bと出力電極72a,72bが伝搬路に沿って
左右に配置されている。図1(b)は同様の圧電板74
と分割されない入力側のすだれ状電極74a,74bと
分割された出力側の電極76a,76b,77a,77
bとからなる例である。
【0053】両端部のすだれ状電極76a,76bと7
7a,77bは同じ構成とすれば電極74a,74bを
圧電板の中央に配置した場合、不要なスプリアス応答の
一部が抑圧される。
7a,77bは同じ構成とすれば電極74a,74bを
圧電板の中央に配置した場合、不要なスプリアス応答の
一部が抑圧される。
【0054】また、この出力側電極を直列または並列に
接続することによって入出力の電極の容量比を制御でき
る。
接続することによって入出力の電極の容量比を制御でき
る。
【0055】図2は分割された電極の接続方法を示すも
のである。図2(a)は、分割された両側の出力電極8
1a,81bと83a,83bを並列に接続したもので
あり、図2(b)は分割された両側の出力電極81a,
81bと83a,83bを直列に接続したものである。
中央には入力電極82a,82bが配置されている。分
割電極の直列接続部を中央に配置する構成でも良い。
のである。図2(a)は、分割された両側の出力電極8
1a,81bと83a,83bを並列に接続したもので
あり、図2(b)は分割された両側の出力電極81a,
81bと83a,83bを直列に接続したものである。
中央には入力電極82a,82bが配置されている。分
割電極の直列接続部を中央に配置する構成でも良い。
【0056】図3に示す如く分割されたすだれ状電極8
1a,81bと94a,94bとに挟まれた中部はすだ
れ状電極91a,91bと92a,92bが91bと9
2aとを薄膜電極93によって直列接続されている。両
端部の電極81a,81bと83a,83bは外部回路
で直列にも並列にも接続することができる。
1a,81bと94a,94bとに挟まれた中部はすだ
れ状電極91a,91bと92a,92bが91bと9
2aとを薄膜電極93によって直列接続されている。両
端部の電極81a,81bと83a,83bは外部回路
で直列にも並列にも接続することができる。
【0057】周期的に配列した圧電トランスにおいて、
入出力の電極配置が中央に対して対称であれば、偶数時
の高調波振動は抑圧される。そこで図1(b)の如く、
入力または出力の電極のいずれかを中央に配置し、他方
を中央に対して対称に配置すれば偶数時の高次スプリア
スは抑圧される。
入出力の電極配置が中央に対して対称であれば、偶数時
の高調波振動は抑圧される。そこで図1(b)の如く、
入力または出力の電極のいずれかを中央に配置し、他方
を中央に対して対称に配置すれば偶数時の高次スプリア
スは抑圧される。
【0058】入力電極、出力電極のすだれ状電極の配置
が基板の端面に対して対称の配置であれば、共振振動の
分布が中央に対して位相が反対符号となる偶数時共振モ
ード(半波長共振の偶数時モード)はスプリアスとして
は発生、検出されない。
が基板の端面に対して対称の配置であれば、共振振動の
分布が中央に対して位相が反対符号となる偶数時共振モ
ード(半波長共振の偶数時モード)はスプリアスとして
は発生、検出されない。
【0059】また、圧電トランスの共振周波数における
入出力電圧比は、入出力電極の容量比と関係する。分割
して入出力電圧比を制御するために電極を分割して、そ
れを直列または並列に接続する方法は、図2に示す如く
分割された電極81a,81bと83a,83bとを並
列に接続し、入出力電極82a,82bの容量と等しく
なる接続(図1(a))や、81bと83aを接続し、
81aと83bを外部端子とする直列接続がある。後者
の場合、容量比は1/4となる。圧電トランスとしての
共振周波数における出力電圧比は、負荷抵抗が十分に大
きければこの容量比にほぼ反比例することになる。
入出力電圧比は、入出力電極の容量比と関係する。分割
して入出力電圧比を制御するために電極を分割して、そ
れを直列または並列に接続する方法は、図2に示す如く
分割された電極81a,81bと83a,83bとを並
列に接続し、入出力電極82a,82bの容量と等しく
なる接続(図1(a))や、81bと83aを接続し、
81aと83bを外部端子とする直列接続がある。後者
の場合、容量比は1/4となる。圧電トランスとしての
共振周波数における出力電圧比は、負荷抵抗が十分に大
きければこの容量比にほぼ反比例することになる。
【0060】図4は、圧電板としてLiNbO3のx板
を用いて、幅すべり振動の図1(b)実施例に使用する
電極形状を具体的に示す平面図であり、LiNbO3の
x板102上にストリップ状電極101を組合わせた分
割形すだれ状電極103a,103bと105a,10
5bおよび中央のすだれ状電極104a,104bとか
らなる幅すべりモード圧電トランスの電極構成としてい
る。電極幅はT1は0.2mmで、ピッチT2は0.4
mm、交差幅T3は8mmで、全体で19の電極対の構
成としている。
を用いて、幅すべり振動の図1(b)実施例に使用する
電極形状を具体的に示す平面図であり、LiNbO3の
x板102上にストリップ状電極101を組合わせた分
割形すだれ状電極103a,103bと105a,10
5bおよび中央のすだれ状電極104a,104bとか
らなる幅すべりモード圧電トランスの電極構成としてい
る。電極幅はT1は0.2mmで、ピッチT2は0.4
mm、交差幅T3は8mmで、全体で19の電極対の構
成としている。
【0061】中央のすだれ状電極104a,104bを
入力電極として、両側のすだれ状電極103a,103
bと105a,105bを並列接続、または直列接続し
て出力端子として負荷を変えた時の共振時の入力インピ
ーダンスの変化を図5に示す。実線Aは並列接続した場
合、点線Bは直列接続した場合であり、実線Aは理論的
に予測される45度の直線(点線C)に近似している。
入力電極として、両側のすだれ状電極103a,103
bと105a,105bを並列接続、または直列接続し
て出力端子として負荷を変えた時の共振時の入力インピ
ーダンスの変化を図5に示す。実線Aは並列接続した場
合、点線Bは直列接続した場合であり、実線Aは理論的
に予測される45度の直線(点線C)に近似している。
【0062】図6は、分割電極型圧電トランスの並列接
続と直列接続の入出力電圧比と負荷抵抗の関係を示すグ
ラフである。図6において、実線Aは並列接続した場
合、点線Bは直列接続した場合であり、直列接続による
昇圧の効果が確認できる。
続と直列接続の入出力電圧比と負荷抵抗の関係を示すグ
ラフである。図6において、実線Aは並列接続した場
合、点線Bは直列接続した場合であり、直列接続による
昇圧の効果が確認できる。
【0063】(実施例2)次に、入力電極、出力電極を
表裏に分離する構成に関する実施例を説明する。
表裏に分離する構成に関する実施例を説明する。
【0064】図21(a)(b)は、従来の周期電極配
置による圧電トランスであるが、この構成では、入出力
電極を周期配置として全面に配置することはできなかっ
た。
置による圧電トランスであるが、この構成では、入出力
電極を周期配置として全面に配置することはできなかっ
た。
【0065】本発明者らは入出力電極を圧電板の表裏に
分離して配し、いずれかのすだれ状電極の周期配置を共
振モードの全波数に対応して配置する構成とした。
分離して配し、いずれかのすだれ状電極の周期配置を共
振モードの全波数に対応して配置する構成とした。
【0066】図7は電極を表裏に分離する構成の原理的
な図であり、LiNbO3等の圧電材料からなる圧電体
201の表面202にすだれ状の電極204a,204
bを配置し、裏面203にすだれ状電極205a,20
5bを配置するものである。入出力電極を構成するすだ
れ状電極は前記実施例のように分割し、それらの直列接
続、並列接続等の組合わせ接続が適用できる。
な図であり、LiNbO3等の圧電材料からなる圧電体
201の表面202にすだれ状の電極204a,204
bを配置し、裏面203にすだれ状電極205a,20
5bを配置するものである。入出力電極を構成するすだ
れ状電極は前記実施例のように分割し、それらの直列接
続、並列接続等の組合わせ接続が適用できる。
【0067】図8に示す如く、圧電体211の表裏面2
12,213に形成するすだれ状電極214a,214
b,215a,215bの対数を変化させることによっ
て、入力と出力の容量比を制御でき、トランスとしての
電圧比も制御できる。
12,213に形成するすだれ状電極214a,214
b,215a,215bの対数を変化させることによっ
て、入力と出力の容量比を制御でき、トランスとしての
電圧比も制御できる。
【0068】内部損失を低減するためには、電極対数は
多い方が好ましいので入出力の電極対数を変化させる場
合には、対数の少ない方の電極が配置される面に対数の
多い方の電極の一部も配置する有利な方法である。
多い方が好ましいので入出力の電極対数を変化させる場
合には、対数の少ない方の電極が配置される面に対数の
多い方の電極の一部も配置する有利な方法である。
【0069】図8(b)における裏面電極の破線で示し
たすだれ状電極(214a,214b)を実際に形成
し、表面の電極214a,214bと並列に接続すれば
より入力側の対数は増加し、内部損失は減少する。
たすだれ状電極(214a,214b)を実際に形成
し、表面の電極214a,214bと並列に接続すれば
より入力側の対数は増加し、内部損失は減少する。
【0070】幅振動や板波の特徴の一つは、板の表裏に
弾性波の変位が生じることである。幅振動の場合は、表
裏は同じ電位と考えられる。そこで図7に示す如く、入
力電極を表面の全面に配置し、裏面に出力電極を配する
ような構成にすれば、入力電極は不要な幅振動の高調波
を駆動せず、出力電極も不要なモードには応答しないこ
とになる。
弾性波の変位が生じることである。幅振動の場合は、表
裏は同じ電位と考えられる。そこで図7に示す如く、入
力電極を表面の全面に配置し、裏面に出力電極を配する
ような構成にすれば、入力電極は不要な幅振動の高調波
を駆動せず、出力電極も不要なモードには応答しないこ
とになる。
【0071】圧電板の幅共振の場合、周期電極を全面に
配置し、同位相で駆動または検出すると、全電極の効果
を加算した場合、不要のモードには応答しないことにな
る。電極が全面に配置されなくても、配置が基板に対称
ならば偶数時のモードが抑圧されることになる。
配置し、同位相で駆動または検出すると、全電極の効果
を加算した場合、不要のモードには応答しないことにな
る。電極が全面に配置されなくても、配置が基板に対称
ならば偶数時のモードが抑圧されることになる。
【0072】図9にすだれ状電極が6対の場合をモデル
的に取り上げて説明する。図9(a)は電極の構成を示
したが、対向するすだれ状電極231a,231bの端
部232と233が圧電体の端部であることも想定し
て、その端部間で弾性波が共振するものとした。
的に取り上げて説明する。図9(a)は電極の構成を示
したが、対向するすだれ状電極231a,231bの端
部232と233が圧電体の端部であることも想定し
て、その端部間で弾性波が共振するものとした。
【0073】図9(b)は、所定のモード(周波数)の
波動に対するもので周期電極231a,231bのスト
リップ状電極には同じ符号の信号が並びかつ231a,
231bとでは異なる符号となり、両者間に大きな電圧
が発生する。
波動に対するもので周期電極231a,231bのスト
リップ状電極には同じ符号の信号が並びかつ231a,
231bとでは異なる符号となり、両者間に大きな電圧
が発生する。
【0074】図9(c)では、駆動および検出したくな
い波動として板の1/2波長共振を取り上げた。所望モ
ードより12倍も長い基本波の場合では、電極231a
と231bとには同じ符号の信号が発生して、両端子間
には電圧は発生しない。
い波動として板の1/2波長共振を取り上げた。所望モ
ードより12倍も長い基本波の場合では、電極231a
と231bとには同じ符号の信号が発生して、両端子間
には電圧は発生しない。
【0075】図9(d)は、6〜6.5倍の共振周波数
の場合、すなわち所望のモードの次の幅振動の共振モー
ドの場合である。板の両端部での反射の位相が180°
変化するので、出力は中央部で左右対称に変化する。
の場合、すなわち所望のモードの次の幅振動の共振モー
ドの場合である。板の両端部での反射の位相が180°
変化するので、出力は中央部で左右対称に変化する。
【0076】そのため、すだれ状電極231a,231
bとは中央に対してそれぞれの出力の符号が反転して、
それぞれの電極での加算された出力はゼロとなる。電極
が全面にないとキャンセルはうまくいかない。
bとは中央に対してそれぞれの出力の符号が反転して、
それぞれの電極での加算された出力はゼロとなる。電極
が全面にないとキャンセルはうまくいかない。
【0077】このように表裏に入出力のすだれ状電極を
分離することにより、弾性波の反射端部間の全面のすだ
れ状電極を入力または出力用として専用できるので、不
要なスプリアスが抑圧される。
分離することにより、弾性波の反射端部間の全面のすだ
れ状電極を入力または出力用として専用できるので、不
要なスプリアスが抑圧される。
【0078】高い電圧の処理やサージ電圧対策等におい
て、入出力電極間の耐電圧の向上が問題となる場合があ
る。入出力電極が表裏に配置されるので、その間の絶縁
耐力を向上させるため、電極の端部と結晶端部との間に
スペースを設けると良い。また表裏の最も外側の電極を
アースにすることによっても絶縁耐力は向上する。
て、入出力電極間の耐電圧の向上が問題となる場合があ
る。入出力電極が表裏に配置されるので、その間の絶縁
耐力を向上させるため、電極の端部と結晶端部との間に
スペースを設けると良い。また表裏の最も外側の電極を
アースにすることによっても絶縁耐力は向上する。
【0079】具体的には図10は、絶縁耐力の向上のた
めの結晶221の端部223と表裏に形成されたすだれ
状電極222a,222bの最も外側の電極部222
c,222dとの間にストリップ幅などを狭くしてスペ
ースを設ける。圧電板221の絶縁耐力は、一般に空気
の数十倍以上と考えられ、電極と結晶端部とにスペース
Sを設ければ圧電材料の高誘電率と相まって空気中の電
気力線が減少して絶縁耐力は増加する。
めの結晶221の端部223と表裏に形成されたすだれ
状電極222a,222bの最も外側の電極部222
c,222dとの間にストリップ幅などを狭くしてスペ
ースを設ける。圧電板221の絶縁耐力は、一般に空気
の数十倍以上と考えられ、電極と結晶端部とにスペース
Sを設ければ圧電材料の高誘電率と相まって空気中の電
気力線が減少して絶縁耐力は増加する。
【0080】更に、表裏電極配置により、電極対数は表
面のみ使用時の対数に比べて全体で2倍にでき、入力電
極対数も増倍して設計できるので、圧電トランスとして
の内部損失も低減でき、出力側を短絡させた時の共振抵
抗も低減できる。
面のみ使用時の対数に比べて全体で2倍にでき、入力電
極対数も増倍して設計できるので、圧電トランスとして
の内部損失も低減でき、出力側を短絡させた時の共振抵
抗も低減できる。
【0081】図11(b)は、図7の圧電トランスにお
いて、16対の表裏電極構成とLiNbO3のX板を使
用した幅すべりモードの圧電トランスにおける出力を短
絡した場合の入力インピーダンスの周波数応答特性であ
る。
いて、16対の表裏電極構成とLiNbO3のX板を使
用した幅すべりモードの圧電トランスにおける出力を短
絡した場合の入力インピーダンスの周波数応答特性であ
る。
【0082】図11(a)は比較のために表面のみに電
極を配した場合で、出力端を短絡した入力インピーダン
ス特性である。図11(b)は、表裏駆動の場合で、不
要なスプリアスが著しく抑圧されている様子が確認でき
た。
極を配した場合で、出力端を短絡した入力インピーダン
ス特性である。図11(b)は、表裏駆動の場合で、不
要なスプリアスが著しく抑圧されている様子が確認でき
た。
【0083】図12は図11(b)の圧電トランスにお
ける電圧比の負荷抵抗依存性を示す図である。このトラ
ンスは、表裏の周期電極対数が入出力同数の場合であ
り、比較的小さな負荷抵抗でもロスレスの場合に理論的
に予測される電圧比1に近い特性を示している。
ける電圧比の負荷抵抗依存性を示す図である。このトラ
ンスは、表裏の周期電極対数が入出力同数の場合であ
り、比較的小さな負荷抵抗でもロスレスの場合に理論的
に予測される電圧比1に近い特性を示している。
【0084】図13に、図11(b)の圧電トランスに
おいて表裏全面に周期電極を配置し、接続により入出力
の対数比を変えた時の電圧比の変化の様子を示してお
り、対数比の1/2乗の特性に近似できる。
おいて表裏全面に周期電極を配置し、接続により入出力
の対数比を変えた時の電圧比の変化の様子を示してお
り、対数比の1/2乗の特性に近似できる。
【0085】LiNbO3のX板を用いた図11(b)
の幅すべりモードの圧電トランスの場合、電極ギャップ
を200μm(λ/4)にして、板厚を300μmにし
て、周期電極数を19波長分とすると、共振時の入力抵
抗は、数Ω以下である。この時、表裏の電極間の並列容
量は70pF程度で5MHzで600Ω程度である。
の幅すべりモードの圧電トランスの場合、電極ギャップ
を200μm(λ/4)にして、板厚を300μmにし
て、周期電極数を19波長分とすると、共振時の入力抵
抗は、数Ω以下である。この時、表裏の電極間の並列容
量は70pF程度で5MHzで600Ω程度である。
【0086】(実施例3)次に、内部損失とスプリアス
応答が改善された圧電トランスの駆動に関する実施例を
説明する。本発明者らは、電源回路等のDC/ACコン
バータへの応用法として、自励発振回路へ圧電トランス
の入力端子を挿入し、出力端子から直接ACを取り出す
構成とした。
応答が改善された圧電トランスの駆動に関する実施例を
説明する。本発明者らは、電源回路等のDC/ACコン
バータへの応用法として、自励発振回路へ圧電トランス
の入力端子を挿入し、出力端子から直接ACを取り出す
構成とした。
【0087】この回路は、圧電トランスの共振子として
の特性と、トランスとしての電圧(インピーダンス)変
換機能を組合わせたものであり、発振回路としては、ハ
ートレー型発振回路が最適である。トランジスタのエミ
ッタとコレクタ間(またはFETのドレインとソース
間)に圧電トランスの入力側を接続し、ベースとコレク
タ間に、圧電トランスの入力トランスの入力側を接続
し、ベースとコレクタ間にコイルを挿入して、圧電トラ
ンスの誘導性領域で発振させるのに最適である。
の特性と、トランスとしての電圧(インピーダンス)変
換機能を組合わせたものであり、発振回路としては、ハ
ートレー型発振回路が最適である。トランジスタのエミ
ッタとコレクタ間(またはFETのドレインとソース
間)に圧電トランスの入力側を接続し、ベースとコレク
タ間に、圧電トランスの入力トランスの入力側を接続
し、ベースとコレクタ間にコイルを挿入して、圧電トラ
ンスの誘導性領域で発振させるのに最適である。
【0088】尚、出力側の負荷によっては、発振条件が
満足されない場合もある。このような場合には、入出力
電極の周期電極対数を変化させることで、発振条件を実
現できる。
満足されない場合もある。このような場合には、入出力
電極の周期電極対数を変化させることで、発振条件を実
現できる。
【0089】圧電トランスの高い共振特性が、発振周波
数を安定にする。温度等で圧電トランスの動作特性がシ
フトすると、発振条件もそれに従ってシフトするので、
トランスとしての特性は変化しない。外部から、別の発
振器で圧電トランスを駆動しようとすると、電気的な尖
鋭度の高い共振を示す圧電トランスは、温度等による特
性の周波数シフトが生じる場合があるし、発振器の法の
特性変化も問題になる。しかし、電力の変換を直接自励
発振で行えば、効率の向上だけでなく、安定性も向上す
る。
数を安定にする。温度等で圧電トランスの動作特性がシ
フトすると、発振条件もそれに従ってシフトするので、
トランスとしての特性は変化しない。外部から、別の発
振器で圧電トランスを駆動しようとすると、電気的な尖
鋭度の高い共振を示す圧電トランスは、温度等による特
性の周波数シフトが生じる場合があるし、発振器の法の
特性変化も問題になる。しかし、電力の変換を直接自励
発振で行えば、効率の向上だけでなく、安定性も向上す
る。
【0090】図14にMOSFETを用いたハートレー
型発振回路の例を示す。図14に示すように、ハートレ
ー型の自励発振回路のゲート/ソース間にコイルを挿入
しておき、ドレイン−ソース間に圧電トランスの入力側
を挿入すれば、発振が起こり出力側には高周波の電力が
発生する。出力側の負荷条件によっては、回路のQが低
くなり過ぎて発振しない場合もある。
型発振回路の例を示す。図14に示すように、ハートレ
ー型の自励発振回路のゲート/ソース間にコイルを挿入
しておき、ドレイン−ソース間に圧電トランスの入力側
を挿入すれば、発振が起こり出力側には高周波の電力が
発生する。出力側の負荷条件によっては、回路のQが低
くなり過ぎて発振しない場合もある。
【0091】図15に発振波形を示す。FETのVDS
は電流スイッチング特性を示し、電流IDSはスイッチ
のオフ時に流れる電流共振型特性を示す。トランス出力
は正弦波となり、DC/ACコンバータとしての電力効
率は60%程度である。
は電流スイッチング特性を示し、電流IDSはスイッチ
のオフ時に流れる電流共振型特性を示す。トランス出力
は正弦波となり、DC/ACコンバータとしての電力効
率は60%程度である。
【0092】尚、入力側の対数と出力側の対数の比を大
きくすると、入力側から見た負荷抵抗が下がり容易に発
振した。対数比を4対1とした場合、出力側が数Ω〜開
放までの条件で発振した。
きくすると、入力側から見た負荷抵抗が下がり容易に発
振した。対数比を4対1とした場合、出力側が数Ω〜開
放までの条件で発振した。
【0093】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、入出力電
圧比の制御をその特性が良好な状態で行うことができ、
スイッチング電源等の電源回路に用いることのできる圧
電トランスを提供することができる。
圧比の制御をその特性が良好な状態で行うことができ、
スイッチング電源等の電源回路に用いることのできる圧
電トランスを提供することができる。
【0094】
【図1】本発明の圧電トランスにおける分割した周期配
列電極構成を示す図である。
列電極構成を示す図である。
【図2】本発明の圧電トランスにおける分割した電極の
接続構成を示す図である。
接続構成を示す図である。
【図3】本発明の圧電トランスにおける分割した電極の
内部配線による直列接続構成を示す図である。
内部配線による直列接続構成を示す図である。
【図4】本発明に係るLiNbO3のx板幅すべりモー
ドの電極分割型圧電トランスの電極の構成を示す図であ
る。
ドの電極分割型圧電トランスの電極の構成を示す図であ
る。
【図5】本発明に係る分割電極の並列接続と直列接続の
共振時の入力抵抗特性を示す図である。
共振時の入力抵抗特性を示す図である。
【図6】本発明に係る分割電極の並列接続と直列接続に
よる入出力電圧比の負荷抵抗依存性を示す図である。
よる入出力電圧比の負荷抵抗依存性を示す図である。
【図7】本発明に係る表裏周期電極配置された圧電トラ
ンスを示す図である。
ンスを示す図である。
【図8】本発明に係る表裏周期電極の対数を変化させた
圧電トランスを示す図である。
圧電トランスを示す図である。
【図9】本発明に係る電極を全面に配置することによる
不要な応答の抑圧効果を示す図である。
不要な応答の抑圧効果を示す図である。
【図10】本発明に係る結晶端部から電極を離した構成
を示す図である。
を示す図である。
【図11】本発明に係る表裏電極配置の圧電トランスに
おける出力を短絡した場合の入力インピーダンスの周波
数応答特性を示す図である。
おける出力を短絡した場合の入力インピーダンスの周波
数応答特性を示す図である。
【図12】本発明に係る表裏電極配置で周期電極対数が
入出力同数の場合の電圧比特性を示す図である。
入出力同数の場合の電圧比特性を示す図である。
【図13】本発明に係る表裏電極配置の圧電トランスに
おける入出力電極の対数を変化させた場合の電圧比特性
を示す図である。
おける入出力電極の対数を変化させた場合の電圧比特性
を示す図である。
【図14】本発明に係る圧電トランスを用いたハートレ
ー型発振回路を示す図である。
ー型発振回路を示す図である。
【図15】図14の発振回路における発振波形を示す図
である。
である。
【図16】最近のスイッチング電源の小型化の流れを示
す図である。
す図である。
【図17】スイッチング電源の周波数/損失特性を示す
図である。
図である。
【図18】従来の各種圧電トランスを示す図である。
【図19】従来のエネルギー閉じ込め型圧電トランスを
示す図である。
示す図である。
【図20】従来の周期電極配置の圧電トランスを示す図
である。
である。
【図21】図20の圧電トランスにおける表裏面の電極
構成を示す図である。
構成を示す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 圧電板に電圧を印加し弾性波を発生する
入力電極と、圧電板中で共振する弾性波を検出する出力
電極を有する圧電トランスであり、入力電極と出力電極
とが波動の周期に合うよう配置されたストリップ状で、
該ストリップ状電極の一部が分割され直列または並列に
接続されたことを特徴とする圧電トランス。 - 【請求項2】 前記入力電極、出力電極のいずれかの電
極を中央に配置し、他方の電極を分割して、該中央の電
極の両端部に対象となるように配置したことを特徴とす
る請求項1記載の圧電トランス。 - 【請求項3】 圧電板に、電圧を印加し弾性波を発生す
る入力電極と、圧電板中で共振する弾性波を検出する出
力電極を有する圧電トランスであって、波動の周期に合
わせて配置した電極構造をもち、入力電極と出力電極
を、圧電板の表裏に分離したことを特徴とする圧電トラ
ンス。 - 【請求項4】 圧電板の表裏に設けられる前記入力電
極、出力電極の少なくともいずれか一方の電極が圧電板
の表面または裏面の全面に形成されていることを特徴と
する請求項3記載の圧電トランス。 - 【請求項5】 請求項1〜4の圧電トランスを、自励発
振用共振素子として使用したことを特徴とするDC/A
Cコンバータ。 - 【請求項6】 発振回路として、ハートレー型発振回路
を用いたことを特徴とする請求項5記載のDC/ACコ
ンバータ。 - 【請求項7】 前記圧電トランスの入力電極、出力電極
の周期電極対数を変化させたことを特徴とする請求項6
記載のDC/ACコンバータ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15848992A JP3257037B2 (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | 圧電トランスおよび圧電トランスを用いたdc/ac コンバータ |
| US08/057,500 US5371430A (en) | 1991-02-12 | 1993-05-06 | Piezoelectric transformer producing an output A.C. voltage with reduced distortion |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15848992A JP3257037B2 (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | 圧電トランスおよび圧電トランスを用いたdc/ac コンバータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05315668A true JPH05315668A (ja) | 1993-11-26 |
| JP3257037B2 JP3257037B2 (ja) | 2002-02-18 |
Family
ID=15672860
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15848992A Expired - Fee Related JP3257037B2 (ja) | 1991-02-12 | 1992-05-06 | 圧電トランスおよび圧電トランスを用いたdc/ac コンバータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3257037B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0847094A (ja) * | 1994-07-26 | 1996-02-16 | Nec Corp | 圧電磁器トランスとその駆動方法 |
| WO2001091276A1 (de) * | 2000-05-20 | 2001-11-29 | Roediger Josef | Miniatur-netzteil |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2728888B1 (fr) | 1994-12-29 | 1997-01-31 | Alcatel Cable | Procede d'obtention de preforme de fibre optique employant la recharge plasma |
-
1992
- 1992-05-06 JP JP15848992A patent/JP3257037B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0847094A (ja) * | 1994-07-26 | 1996-02-16 | Nec Corp | 圧電磁器トランスとその駆動方法 |
| WO2001091276A1 (de) * | 2000-05-20 | 2001-11-29 | Roediger Josef | Miniatur-netzteil |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3257037B2 (ja) | 2002-02-18 |
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|---|---|---|---|
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