JPH05345396A - 磁気記録媒体用二軸配向積層ポリエステルフイルム - Google Patents
磁気記録媒体用二軸配向積層ポリエステルフイルムInfo
- Publication number
- JPH05345396A JPH05345396A JP4155013A JP15501392A JPH05345396A JP H05345396 A JPH05345396 A JP H05345396A JP 4155013 A JP4155013 A JP 4155013A JP 15501392 A JP15501392 A JP 15501392A JP H05345396 A JPH05345396 A JP H05345396A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- less
- polyester
- film
- polyester film
- laminated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐削れ性、耐スクラッチ性に優れ、かつ加工
時のスリット刃の摩耗の少ない磁気記録媒体用二軸配向
積層ポリエステルフイルムを提供する。 【構成】 ポリエステル層Bの片側または両側にポリエ
ステル層Aを積層した積層ポリエステルフイルムであっ
て、該ポリエステル層Aは、比表面積が50m2/g以
上120m2 /g以下、全細孔容積が0.5ml/g以上
1.0ml/g以下、さらに平均粒径が0.02μm以上
0.3μm以下であるθ型酸化アルミニウム粒子を0.
1重量%以上1.0重量%以下含有し、かつ平均粒径が
0.3μmを超え1.2μm以下の不活性粒子を1種以
上含有しており、該ポリエステル層Aの厚さの和が前記
積層フイルム全厚みの3%以上30%以下であり、全厚
みにおけるθ型酸化アルミニウム粒子の単位重量当りの
含有量が0.1重量%未満であることを特徴とする磁気
記録媒体用二軸配向積層ポリエステルフイルム。
時のスリット刃の摩耗の少ない磁気記録媒体用二軸配向
積層ポリエステルフイルムを提供する。 【構成】 ポリエステル層Bの片側または両側にポリエ
ステル層Aを積層した積層ポリエステルフイルムであっ
て、該ポリエステル層Aは、比表面積が50m2/g以
上120m2 /g以下、全細孔容積が0.5ml/g以上
1.0ml/g以下、さらに平均粒径が0.02μm以上
0.3μm以下であるθ型酸化アルミニウム粒子を0.
1重量%以上1.0重量%以下含有し、かつ平均粒径が
0.3μmを超え1.2μm以下の不活性粒子を1種以
上含有しており、該ポリエステル層Aの厚さの和が前記
積層フイルム全厚みの3%以上30%以下であり、全厚
みにおけるθ型酸化アルミニウム粒子の単位重量当りの
含有量が0.1重量%未満であることを特徴とする磁気
記録媒体用二軸配向積層ポリエステルフイルム。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録媒体用二軸配向
積層ポリエステルフイルムに関し、さらに詳しくは特に
耐削れ性、耐スクラッチ性に優れ、かつ加工時のスリッ
ト刃の摩耗の少ない磁気記録媒体用二軸配向積層ポリエ
ステルフイルムに関する。
積層ポリエステルフイルムに関し、さらに詳しくは特に
耐削れ性、耐スクラッチ性に優れ、かつ加工時のスリッ
ト刃の摩耗の少ない磁気記録媒体用二軸配向積層ポリエ
ステルフイルムに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートフイルムに
代表される二軸配向ポリエステルフイルムは、その優れ
た物理的・化学的特性の故に、磁気記録媒体用として広
く用いられている。
代表される二軸配向ポリエステルフイルムは、その優れ
た物理的・化学的特性の故に、磁気記録媒体用として広
く用いられている。
【0003】二軸配向ポリエステルフイルムにおいて
は、その滑り性や耐削れ性がフイルムの製造工程および
加工工程の作業の良否、さらにはその製品品質を左右す
る大きな要因となっている。
は、その滑り性や耐削れ性がフイルムの製造工程および
加工工程の作業の良否、さらにはその製品品質を左右す
る大きな要因となっている。
【0004】これらが不足すると、例えば二軸配向ポリ
エステルフイルム表面に磁性層を塗付し磁気テープとし
て用いる場合に、コーティングロールとフイルム表面と
の摩擦が激しく、削れ粉が発生したり、フイルム表面に
スクラッチが発生する。またVTRやデータカートリッ
ジ用として用いる場合にも、カセットに高速で巻き込む
工程で削れ粉や、スクラッチが発生し、D/Oの原因と
なる。
エステルフイルム表面に磁性層を塗付し磁気テープとし
て用いる場合に、コーティングロールとフイルム表面と
の摩擦が激しく、削れ粉が発生したり、フイルム表面に
スクラッチが発生する。またVTRやデータカートリッ
ジ用として用いる場合にも、カセットに高速で巻き込む
工程で削れ粉や、スクラッチが発生し、D/Oの原因と
なる。
【0005】特にVTR用途では、最近、コストダウン
を目的としてカセット内に固定されたガイドポストに、
表面を十分に仕上げてない金属ガイドやプラスチックガ
イドを用いる場合があるが、該ガイドポストの表面は極
めて粗い。このため、従来のフイルムの易滑性,削れ性
を向上させる技術、例えば酸化ケイ素,二酸チタン,炭
酸カルシウム,タルク,クレイ,焼成カオリン等の無機
質粒子を添加する方法(例えば特開昭54−57562
号)又は重合系内でカルシウム,リチウムあるいはリン
を含む微粒子を析出せしめる方法(例えば特公昭52−
32914号)を適用した、バックコートを設けない磁
気テープでは、カセットに高速で巻き込む工程において
削れ粉やスクラッチが発生し、D/Oレベルがアップす
る。
を目的としてカセット内に固定されたガイドポストに、
表面を十分に仕上げてない金属ガイドやプラスチックガ
イドを用いる場合があるが、該ガイドポストの表面は極
めて粗い。このため、従来のフイルムの易滑性,削れ性
を向上させる技術、例えば酸化ケイ素,二酸チタン,炭
酸カルシウム,タルク,クレイ,焼成カオリン等の無機
質粒子を添加する方法(例えば特開昭54−57562
号)又は重合系内でカルシウム,リチウムあるいはリン
を含む微粒子を析出せしめる方法(例えば特公昭52−
32914号)を適用した、バックコートを設けない磁
気テープでは、カセットに高速で巻き込む工程において
削れ粉やスクラッチが発生し、D/Oレベルがアップす
る。
【0006】このような問題に対して、モース硬度の高
い微細な粒子を添加し、傷付きを減少させる方法(例え
ば特開平1−306220号,特開平2−185533
号等)が提案されている。
い微細な粒子を添加し、傷付きを減少させる方法(例え
ば特開平1−306220号,特開平2−185533
号等)が提案されている。
【0007】しかし、この方法はコストダウン用ガイド
ポストに対しては効果が認められるものの、従来より使
用されてきた表面仕上げの良好な金属ガイドに対しては
改善効果が不充分である。また表面仕上げの良好な金属
ガイドに対するスクラッチの発生に対しては、上記微細
な粒子より、やや大きな不活性粒子を併用して改善する
方法もあるが、逆に削れ粉の発生という弊害も見出され
ている。
ポストに対しては効果が認められるものの、従来より使
用されてきた表面仕上げの良好な金属ガイドに対しては
改善効果が不充分である。また表面仕上げの良好な金属
ガイドに対するスクラッチの発生に対しては、上記微細
な粒子より、やや大きな不活性粒子を併用して改善する
方法もあるが、逆に削れ粉の発生という弊害も見出され
ている。
【0008】また、高硬度の粒子を添加するが故に、ポ
リエステルフイルムを生産したり、磁気テープに加工す
る場合に、使用するスリットの刃を著しく摩耗させ、ス
リット刃の寿命を短くしたり、刃の切れ味を悪くするた
めに切り粉の増加や切り口の悪化によるD/Oの増加を
引き起こしやすい。
リエステルフイルムを生産したり、磁気テープに加工す
る場合に、使用するスリットの刃を著しく摩耗させ、ス
リット刃の寿命を短くしたり、刃の切れ味を悪くするた
めに切り粉の増加や切り口の悪化によるD/Oの増加を
引き起こしやすい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、従来から
使用されている表面仕上げの良好な金属ガイドをはじめ
として、新たに出てきた粗い金属ガイド,プラスチック
ガイドの全てにわたって良好な耐削れ性,耐スクラッチ
性を有し、かつ易滑性に優れ、さらに生産工程、加工工
程におけるスリット刃の摩耗性にすぐれた磁気記録媒体
用二軸配向ポリエステルフイルムを開発すべく鋭意研究
した結果、本発明に到達した。
使用されている表面仕上げの良好な金属ガイドをはじめ
として、新たに出てきた粗い金属ガイド,プラスチック
ガイドの全てにわたって良好な耐削れ性,耐スクラッチ
性を有し、かつ易滑性に優れ、さらに生産工程、加工工
程におけるスリット刃の摩耗性にすぐれた磁気記録媒体
用二軸配向ポリエステルフイルムを開発すべく鋭意研究
した結果、本発明に到達した。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はポリ
エステル層Bの片側または両側にポリエステル層Aを積
層した積層ポリエステルフイルムであって、該ポリエス
テル層Aは、比表面積が50m2 /g以上120m2 /
g以下であり、全細孔容積が0.5ml/g以上1.0ml
/g以下であり、さらに平均粒径が0.02μm以上
0.3μm以下であるθ型酸化アルミニウム粒子を0.
1重量%以上1.0重量%以下含有し、かつ平均粒径が
0.3μmを超え1.2μm以下の不活性粒子を1種以
上含有しており、該ポリエステル層Aの厚さの和が該積
層ポリエステルフイルム全厚みの3%以上30%以下で
あり、全厚みにおけるθ型酸化アルミニウム粒子の単位
重量当りの含有量が0.1重量%未満であることを特徴
とする磁気記録媒体用二軸配向積層ポリエステルフイル
ムである。
エステル層Bの片側または両側にポリエステル層Aを積
層した積層ポリエステルフイルムであって、該ポリエス
テル層Aは、比表面積が50m2 /g以上120m2 /
g以下であり、全細孔容積が0.5ml/g以上1.0ml
/g以下であり、さらに平均粒径が0.02μm以上
0.3μm以下であるθ型酸化アルミニウム粒子を0.
1重量%以上1.0重量%以下含有し、かつ平均粒径が
0.3μmを超え1.2μm以下の不活性粒子を1種以
上含有しており、該ポリエステル層Aの厚さの和が該積
層ポリエステルフイルム全厚みの3%以上30%以下で
あり、全厚みにおけるθ型酸化アルミニウム粒子の単位
重量当りの含有量が0.1重量%未満であることを特徴
とする磁気記録媒体用二軸配向積層ポリエステルフイル
ムである。
【0011】本発明におけるポリエステルとは、芳香族
ジカルボン酸を主たる酸成分とし、脂肪族グリコールを
主たるグリコール成分とするポリエステルである。かか
るポリエステルは実質的に線状であり、そしてフイルム
形成性特に溶融成形によるフイルム形成性を有する。
ジカルボン酸を主たる酸成分とし、脂肪族グリコールを
主たるグリコール成分とするポリエステルである。かか
るポリエステルは実質的に線状であり、そしてフイルム
形成性特に溶融成形によるフイルム形成性を有する。
【0012】芳香族ジカルボン酸としては、例えばテレ
フタル酸,ナフタレンジカルボン酸,イソフタル酸,ジ
フェノキシエタンジカルボン酸,ジフェニルジカルボン
酸,ジフェニルエーテルジカルボン酸,ジフェニルスル
ホンジカルボン酸,ジフェニルケトンジカルボン酸,ア
ンスラセンジカルボン酸等を挙げることができる。
フタル酸,ナフタレンジカルボン酸,イソフタル酸,ジ
フェノキシエタンジカルボン酸,ジフェニルジカルボン
酸,ジフェニルエーテルジカルボン酸,ジフェニルスル
ホンジカルボン酸,ジフェニルケトンジカルボン酸,ア
ンスラセンジカルボン酸等を挙げることができる。
【0013】脂肪族グリコールとしては、例えばエチレ
ングリコール,トリメチレングリコール,テトラメチレ
ングリコール,ペンタメチレングリコール,ヘキサメチ
レングリコール,デカメチレングリコール等の如き炭素
数2〜10のポリメチレングリコールあるいはシクロヘ
キサンジメタノールの如き脂環族ジオール等を挙げるこ
とができる。
ングリコール,トリメチレングリコール,テトラメチレ
ングリコール,ペンタメチレングリコール,ヘキサメチ
レングリコール,デカメチレングリコール等の如き炭素
数2〜10のポリメチレングリコールあるいはシクロヘ
キサンジメタノールの如き脂環族ジオール等を挙げるこ
とができる。
【0014】本発明において、ポリエステルとしてはア
ルキレンテレフタレート及び/又はアルキレンナフタレ
ートを主たる構成成分とするものが好ましく用いられ
る。
ルキレンテレフタレート及び/又はアルキレンナフタレ
ートを主たる構成成分とするものが好ましく用いられ
る。
【0015】かかるポリエステルのうちでも、特にポリ
エチレンテレフタレート,ポリエチレン―2,6―ナフ
タレートをはじめとして、例えば全ジカルボン酸成分の
80モル%以上がテレフタル酸及び/又は2,6―ナフ
タレンジカルボン酸であり、全グリコール成分の80モ
ル%以上がエチレングリコールである共重合体が好まし
い。
エチレンテレフタレート,ポリエチレン―2,6―ナフ
タレートをはじめとして、例えば全ジカルボン酸成分の
80モル%以上がテレフタル酸及び/又は2,6―ナフ
タレンジカルボン酸であり、全グリコール成分の80モ
ル%以上がエチレングリコールである共重合体が好まし
い。
【0016】その際全酸成分の20モル%以下はテレフ
タル酸及び/又は2,6―ナフタレンジカルボン酸以外
の上記芳香族ジカルボン酸であることができ、また例え
ばアジピン酸,セバチン酸等の如き脂肪族ジカルボン
酸;シクロヘキサン―1,4―ジカルボン酸の如き脂環
族ジカルボン酸等であることができる。
タル酸及び/又は2,6―ナフタレンジカルボン酸以外
の上記芳香族ジカルボン酸であることができ、また例え
ばアジピン酸,セバチン酸等の如き脂肪族ジカルボン
酸;シクロヘキサン―1,4―ジカルボン酸の如き脂環
族ジカルボン酸等であることができる。
【0017】また、全グリコール成分の20モル%以下
はエチレングリコール以外の上記グリコールであること
ができ、また例えばハイドロキノン,レゾルシン,2,
2―ビス(4―ヒドロキシフェニル)プロパン等の如き
芳香族ジオール;1,4―ジヒドロキシジメチルベンゼ
ンの如き芳香環を有する脂肪族ジオール;ポリエチレン
グリコール,ポリプロピレングリコール,ポリテトラメ
チレングリコール等の如きポリアルキレングリコール
(ポリオキシアルキレングリコール)等であることもで
きる。
はエチレングリコール以外の上記グリコールであること
ができ、また例えばハイドロキノン,レゾルシン,2,
2―ビス(4―ヒドロキシフェニル)プロパン等の如き
芳香族ジオール;1,4―ジヒドロキシジメチルベンゼ
ンの如き芳香環を有する脂肪族ジオール;ポリエチレン
グリコール,ポリプロピレングリコール,ポリテトラメ
チレングリコール等の如きポリアルキレングリコール
(ポリオキシアルキレングリコール)等であることもで
きる。
【0018】また、本発明におけるポリエステルには例
えばヒドロキシ安息香酸の如き芳香族オキシ酸,ω―ヒ
ドロキシカプロン酸の如き脂肪族オキシ酸等のオキシカ
ルボン酸に由来する成分を、ジカルボン酸成分およびオ
キシカルボン酸成分の総量に対し20モル%以下で共重
合或は結合するものも包含される。
えばヒドロキシ安息香酸の如き芳香族オキシ酸,ω―ヒ
ドロキシカプロン酸の如き脂肪族オキシ酸等のオキシカ
ルボン酸に由来する成分を、ジカルボン酸成分およびオ
キシカルボン酸成分の総量に対し20モル%以下で共重
合或は結合するものも包含される。
【0019】さらに本発明におけるポリエステルには実
質的に線状である範囲の量、例えば全酸成分に対し2モ
ル%以下の量で、3官能以上のポリカルボン酸又はポリ
ヒドロキシ化合物、例えばトリメリット酸,ペンタエリ
スリトール等を共重合したものも包含される。
質的に線状である範囲の量、例えば全酸成分に対し2モ
ル%以下の量で、3官能以上のポリカルボン酸又はポリ
ヒドロキシ化合物、例えばトリメリット酸,ペンタエリ
スリトール等を共重合したものも包含される。
【0020】上記ポリエステルは、それ自体公知であ
り、且つそれ自体公知の方法で製造することができる。
り、且つそれ自体公知の方法で製造することができる。
【0021】上記ポリエステルとしては、o―クロロフ
ェノール中の溶液として35℃で測定して求めた固有粘
度が約0.4〜約0.9のものが好ましい。
ェノール中の溶液として35℃で測定して求めた固有粘
度が約0.4〜約0.9のものが好ましい。
【0022】本発明においてポリエステル層Aに含有さ
せるθ型酸化アルミニウム粒子は、比表面積が50m2
/g以上120m2 /g以下、好ましくは60m2 /g
以上100m2 /g以下であり、全細孔容積が0.5ml
/g以上1.0ml/g以下、好ましくは0.6ml/g以
上0.9ml/g以下であり、そして平均粒径が0.02
μm以上0.3μm以下である。
せるθ型酸化アルミニウム粒子は、比表面積が50m2
/g以上120m2 /g以下、好ましくは60m2 /g
以上100m2 /g以下であり、全細孔容積が0.5ml
/g以上1.0ml/g以下、好ましくは0.6ml/g以
上0.9ml/g以下であり、そして平均粒径が0.02
μm以上0.3μm以下である。
【0023】この比表面積が50m2 /g未満である
と、一次粒子径が大きくなり、スクラッチ性は良好とな
るが、削れ粉が発生しやすくなり、さらに表面仕上げの
良い金属ガイドに対する傷つきが多くなる。一方120
m2 /gを超えると、一次粒子径が小さくなりすぎ、も
はや充分な突起とはなり得ないため、削れ粉の発生は少
なくなるが、スクラッチ性は悪化する。
と、一次粒子径が大きくなり、スクラッチ性は良好とな
るが、削れ粉が発生しやすくなり、さらに表面仕上げの
良い金属ガイドに対する傷つきが多くなる。一方120
m2 /gを超えると、一次粒子径が小さくなりすぎ、も
はや充分な突起とはなり得ないため、削れ粉の発生は少
なくなるが、スクラッチ性は悪化する。
【0024】また、全細孔容積が0.5ml/g未満であ
ると、粒子がポーラスでなくなり、ポリエステルとの親
和性が低くなり、削れ粉が発生しやすくなる。一方1.
0ml/gを超えると、粒子がもろくなり、二軸配向のた
めの延伸時においてくずれてしまい、表面仕上げの良い
金属ガイドに対する傷つきに効果のあるような比較的大
きな突起になり得ない。
ると、粒子がポーラスでなくなり、ポリエステルとの親
和性が低くなり、削れ粉が発生しやすくなる。一方1.
0ml/gを超えると、粒子がもろくなり、二軸配向のた
めの延伸時においてくずれてしまい、表面仕上げの良い
金属ガイドに対する傷つきに効果のあるような比較的大
きな突起になり得ない。
【0025】さらにまた、平均二次粒径が0.02μm
未満であると、粒子が細かくなりすぎてしまい、耐スク
ラッチ性,耐削れ粉性に必要な微細突起を形成しえなく
なる。一方0.3μmよりも大きいと、粒子の凝集が大
きすぎて削れ粉が発生しやすくなる。
未満であると、粒子が細かくなりすぎてしまい、耐スク
ラッチ性,耐削れ粉性に必要な微細突起を形成しえなく
なる。一方0.3μmよりも大きいと、粒子の凝集が大
きすぎて削れ粉が発生しやすくなる。
【0026】θ型酸化アルミニウム粒子の含有量は、ポ
リエステルに対し、0.1重量%以上1.0重量%以下
である。この含有量が0.1重量%未満では、粒子の含
有効果が小さくなり、一方1.0重量%を越えると粒子
の重なりが見られ、削れ粉が発生しやすくなる。
リエステルに対し、0.1重量%以上1.0重量%以下
である。この含有量が0.1重量%未満では、粒子の含
有効果が小さくなり、一方1.0重量%を越えると粒子
の重なりが見られ、削れ粉が発生しやすくなる。
【0027】θ型酸化アルミニウム粒子は、酸化アルミ
ニウムの8種の結晶形態のうち、耐スクラッチ性、耐削
れ性とスリット刃摩耗性を両立させる上で最適である。
θ型酸化アルミニウム粒子より硬いα型酸化アルミニウ
ム粒子では含有濃度を低くしてもスリット刃の摩耗は改
善されず、一方θ型酸化アルミニウム粒子より軟らかい
ものでは耐スクラッチ性が劣る。
ニウムの8種の結晶形態のうち、耐スクラッチ性、耐削
れ性とスリット刃摩耗性を両立させる上で最適である。
θ型酸化アルミニウム粒子より硬いα型酸化アルミニウ
ム粒子では含有濃度を低くしてもスリット刃の摩耗は改
善されず、一方θ型酸化アルミニウム粒子より軟らかい
ものでは耐スクラッチ性が劣る。
【0028】本発明においてポリエステル層Aは、θ型
酸化アルミニウム粒子のほかに、平均粒径が0.3μm
を超え1.2μm以下の不活性粒子Bを含有することが
必要である。これは、θ型酸化アルミニウム粒子より大
きな粒子が存在しないと、各種ガイドに対する摩擦係数
が高くなり、耐スクラッチ性,耐削れ粉性を悪化させる
ばかりでなく、二軸配向積層ポリエステルフイルムの製
造工程での取扱性が難しくなり、また磁気記録用ベース
フイルムとして使用した場合の走行性が悪化する。
酸化アルミニウム粒子のほかに、平均粒径が0.3μm
を超え1.2μm以下の不活性粒子Bを含有することが
必要である。これは、θ型酸化アルミニウム粒子より大
きな粒子が存在しないと、各種ガイドに対する摩擦係数
が高くなり、耐スクラッチ性,耐削れ粉性を悪化させる
ばかりでなく、二軸配向積層ポリエステルフイルムの製
造工程での取扱性が難しくなり、また磁気記録用ベース
フイルムとして使用した場合の走行性が悪化する。
【0029】この比較的大きな不活性粒子の種類につい
ては、特に限定されるものではなく、例えば炭酸カルシ
ウム,二酸化ケイ素,酸化チタン,酸化アルミニウム,
カオリン等の無機不活性粒子,シリコン粒子,架橋ポリ
スチレン粒子等の有機不活性粒子および重合触媒による
内部析出の粒子のいずれであってもよい。
ては、特に限定されるものではなく、例えば炭酸カルシ
ウム,二酸化ケイ素,酸化チタン,酸化アルミニウム,
カオリン等の無機不活性粒子,シリコン粒子,架橋ポリ
スチレン粒子等の有機不活性粒子および重合触媒による
内部析出の粒子のいずれであってもよい。
【0030】この比較的大きな不活性粒子の含有量は、
ポリエステルに対し、0.05重量%以上1重量%以下
であることが好ましい。
ポリエステルに対し、0.05重量%以上1重量%以下
であることが好ましい。
【0031】本発明においてポリエステル層Aはポリエ
ステル層Bの片側または両側に積層するが、該ポリエス
テル層Aの厚みの和は積層ポリエステルフイルムの全厚
みの3%以上30%以下、好ましくは7%以上20%以
下である。全厚みは特に規定されるものでないが、5μ
m以上25μm以下が好ましい。
ステル層Bの片側または両側に積層するが、該ポリエス
テル層Aの厚みの和は積層ポリエステルフイルムの全厚
みの3%以上30%以下、好ましくは7%以上20%以
下である。全厚みは特に規定されるものでないが、5μ
m以上25μm以下が好ましい。
【0032】また、全厚みに対するθ型酸化アルミニウ
ムの単位重量当りの含有量は、0.1重量%未満であ
る。この含有量が1.0重量%以上ではスリット刃の摩
耗性が悪化する。
ムの単位重量当りの含有量は、0.1重量%未満であ
る。この含有量が1.0重量%以上ではスリット刃の摩
耗性が悪化する。
【0033】本発明においてポリエステル層B中には、
特に不活性粒子を含有させなくてもよいが、上記θ型酸
化アルミニウム粒子より柔らかい不活性粒子であれば含
有させてもかまわない。また上記θ型酸化アルミニウム
粒子であっても、全厚みに対する単位重量当りの含有量
が0.1重量%以上にならなければ、含有させてもかま
わない。
特に不活性粒子を含有させなくてもよいが、上記θ型酸
化アルミニウム粒子より柔らかい不活性粒子であれば含
有させてもかまわない。また上記θ型酸化アルミニウム
粒子であっても、全厚みに対する単位重量当りの含有量
が0.1重量%以上にならなければ、含有させてもかま
わない。
【0034】本発明においてポリエステル層A,Bを積
層させる方法としては、当業界において従来から、知ら
れている方法を用いることができる。
層させる方法としては、当業界において従来から、知ら
れている方法を用いることができる。
【0035】二軸配向積層ポリエステルフイルムは、例
えば融点(Tm:℃)ないし(Tm+70)℃の温度
で、ポリエステルAおよびポリエステルBを、2台の押
出機を用いて溶融押出し、共押出法を用いて積層させ、
固有粘度0.35〜0.9dl/gの未延伸フイルムを
得、該未延伸フイルムを一軸方向(縦方向又は横方向)
に(Tg―10)〜(Tg+70)℃の温度(但し、T
g:ポリエステルのガラス転移温度)で2.5〜5.0
倍の倍率で延伸し、次いで上記延伸方向と直角方向(一
段目延伸が縦方向の場合には、二段目延伸は横方向とな
る)にTg(℃)〜(Tg+70)℃の温度で2.5〜
5.0倍の倍率で延伸することで製造できる。この場
合、面積延伸倍率は9〜22倍、更には12〜22倍に
するのが好ましい。延伸手段は同時二軸延伸、逐次二軸
延伸のいずれでも良い。
えば融点(Tm:℃)ないし(Tm+70)℃の温度
で、ポリエステルAおよびポリエステルBを、2台の押
出機を用いて溶融押出し、共押出法を用いて積層させ、
固有粘度0.35〜0.9dl/gの未延伸フイルムを
得、該未延伸フイルムを一軸方向(縦方向又は横方向)
に(Tg―10)〜(Tg+70)℃の温度(但し、T
g:ポリエステルのガラス転移温度)で2.5〜5.0
倍の倍率で延伸し、次いで上記延伸方向と直角方向(一
段目延伸が縦方向の場合には、二段目延伸は横方向とな
る)にTg(℃)〜(Tg+70)℃の温度で2.5〜
5.0倍の倍率で延伸することで製造できる。この場
合、面積延伸倍率は9〜22倍、更には12〜22倍に
するのが好ましい。延伸手段は同時二軸延伸、逐次二軸
延伸のいずれでも良い。
【0036】更に、二軸配向フイルムは、(Tg+7
0)℃〜Tm(℃)の温度で熱固定することができる。
例えばポリエチレンテレフタレートフイルムについては
190〜230℃で熱固定することが好ましい。熱固定
時間は例えば1〜60秒である。
0)℃〜Tm(℃)の温度で熱固定することができる。
例えばポリエチレンテレフタレートフイルムについては
190〜230℃で熱固定することが好ましい。熱固定
時間は例えば1〜60秒である。
【0037】本発明の二軸配向積層ポリエステルフイル
ムは、特定範囲の比表面積,全細孔容積、平均粒径およ
びθ型結晶形態を有する酸化アルミニウム粒子を特定量
含有し、さらにそれより大きな不活性粒子を1種以上含
有したポリエステル層Aを他のポリエステル層Bと積層
しているため、表面仕上げの良好な金属ガイド、表面仕
上げを十分にしていない金属ガイドおよびプラスチック
ガイドの全てにわたって優れた耐クラッチ性,耐削れ粉
性を有しておりかつスリット刃の摩耗が少なく磁気記録
媒体用として極めて有用である。
ムは、特定範囲の比表面積,全細孔容積、平均粒径およ
びθ型結晶形態を有する酸化アルミニウム粒子を特定量
含有し、さらにそれより大きな不活性粒子を1種以上含
有したポリエステル層Aを他のポリエステル層Bと積層
しているため、表面仕上げの良好な金属ガイド、表面仕
上げを十分にしていない金属ガイドおよびプラスチック
ガイドの全てにわたって優れた耐クラッチ性,耐削れ粉
性を有しておりかつスリット刃の摩耗が少なく磁気記録
媒体用として極めて有用である。
【0038】なお本発明における種々の物性値および特
性は以下の如く測定したものであり、かつ定義される。
性は以下の如く測定したものであり、かつ定義される。
【0039】(1)粒子の平均粒径(DP) 島津製作所製CP―50型セントリフュグルパーティク
ルサイズアナライザー(Centrifugal Particle Size An
alyzer)を用いて測定する。得られる遠心沈降曲線を基
に算出した各粒径の粒子とその存在量との積算曲線か
ら、50マスパーセントに相当する粒径を読み取り、こ
の値を上記平均粒径とする(Book「粒度測定技術」日刊
工業新聞社発行,1975年,頁 242〜247 参照)。
ルサイズアナライザー(Centrifugal Particle Size An
alyzer)を用いて測定する。得られる遠心沈降曲線を基
に算出した各粒径の粒子とその存在量との積算曲線か
ら、50マスパーセントに相当する粒径を読み取り、こ
の値を上記平均粒径とする(Book「粒度測定技術」日刊
工業新聞社発行,1975年,頁 242〜247 参照)。
【0040】(2)粉体の比表面積,全細孔容積 カンタクローム社製オートソーブ―1を使用し、BET
法により比表面積および全細孔容積を測定する。
法により比表面積および全細孔容積を測定する。
【0041】(3)フイルム表面の平坦性 Ra(中心線平均粗さ)をJIS B 0601に準じ
て測定する。東京精密社(株)製の触針式表面粗さ計
(SURFCOM3B)を用いて、針の半径2μm,荷重0.07
gの条件下にチャート(フイルム表面粗さ曲線)をかか
せ、得られるフイルム表面粗さ曲線からその中心線の方
向に測定長さLの部分を抜き取り、この抜き取り部分の
中心線をX軸とし、縦倍率の方向をY軸として、粗さ曲
線Y=f(x)で表わしたとき、次の式(数1)で与えら
れる値(Ra;μm)をフイルム表面の平坦性として定
義する。
て測定する。東京精密社(株)製の触針式表面粗さ計
(SURFCOM3B)を用いて、針の半径2μm,荷重0.07
gの条件下にチャート(フイルム表面粗さ曲線)をかか
せ、得られるフイルム表面粗さ曲線からその中心線の方
向に測定長さLの部分を抜き取り、この抜き取り部分の
中心線をX軸とし、縦倍率の方向をY軸として、粗さ曲
線Y=f(x)で表わしたとき、次の式(数1)で与えら
れる値(Ra;μm)をフイルム表面の平坦性として定
義する。
【0042】
【数1】
【0043】本発明では、基準長を0.25mmとして8
個測定し、値の大きい方から3個除いた5個の平均値と
してRaを表わす。
個測定し、値の大きい方から3個除いた5個の平均値と
してRaを表わす。
【0044】(4)スクラッチ性,削れ性 図1に示した装置を用いて下記のようにして測定する。
図1中、1は巻出しリール,2はテンションコントロー
ラー,3,5,6,8,9および11はフリーローラ
ー,4はテンション検出機(入口),7は固定棒,10
はテンション検出機(出口),12はガイドローラー,
13は巻取りリールをそれぞれ示す。
図1中、1は巻出しリール,2はテンションコントロー
ラー,3,5,6,8,9および11はフリーローラ
ー,4はテンション検出機(入口),7は固定棒,10
はテンション検出機(出口),12はガイドローラー,
13は巻取りリールをそれぞれ示す。
【0045】温度20℃,湿度60%の環境で、巾1/
2インチに裁断したフイルムを7の固定棒に角度θ=3
0°で接触させて、毎分300mの速さで、入口張力が
50gとなるようにして200m走行させる。走行後に
固定棒上7に付着した削れ粉および走行後テープのスク
ラッチを評価する。
2インチに裁断したフイルムを7の固定棒に角度θ=3
0°で接触させて、毎分300mの速さで、入口張力が
50gとなるようにして200m走行させる。走行後に
固定棒上7に付着した削れ粉および走行後テープのスク
ラッチを評価する。
【0046】このとき固定棒として、SUS304製で
表面を十分に仕上げた6φのテープガイド(表面粗さR
a=0.015μm)を使った場合をA法、SUS焼結
板を円柱形に曲げた表面仕上げが不十分な6φのテープ
ガイド(表面粗さRa=0.15μm)を使った場合を
B法、カーボンブラック含有ポリアセタールの6φのテ
ープガイドを使った場合をC法とする。
表面を十分に仕上げた6φのテープガイド(表面粗さR
a=0.015μm)を使った場合をA法、SUS焼結
板を円柱形に曲げた表面仕上げが不十分な6φのテープ
ガイド(表面粗さRa=0.15μm)を使った場合を
B法、カーボンブラック含有ポリアセタールの6φのテ
ープガイドを使った場合をC法とする。
【0047】<削れ粉判定> ◎ 削れ粉が全く見られない ○ うっすらと削れ粉が見られる △ 削れ粉の存在が一見して判る × 削れ粉がひどく付着している <スクラッチ判定> ◎ スクラッチが全く見られない ○ 1〜5本のスクラッチが見られる △ 6〜15本のスクラッチが見られる × 16本以上のスクラッチが見られる
【0048】(5)低速くり返しスクラッチ性 走行摩擦係数μkの測定に使用した図1と同様の装置に
おいて、10mの走行長で、50回固定棒を往復させ
る。そして走行後のテープのスクラッチを評価する。
おいて、10mの走行長で、50回固定棒を往復させ
る。そして走行後のテープのスクラッチを評価する。
【0049】このとき固定棒として、SUS304製で
表面を十分に仕上げた6φのテープガイド(表面粗さR
a=0.015μm)を使った場合をA法、SUS焼結
板を円柱形に曲げた表面仕上げが不十分な6φのテープ
ガイド(表面粗さRa=0.15μm)を使った場合を
B法、カーボンブラック含有ポリアセタールの6φのテ
ープガイドを使った場合をC法とする。
表面を十分に仕上げた6φのテープガイド(表面粗さR
a=0.015μm)を使った場合をA法、SUS焼結
板を円柱形に曲げた表面仕上げが不十分な6φのテープ
ガイド(表面粗さRa=0.15μm)を使った場合を
B法、カーボンブラック含有ポリアセタールの6φのテ
ープガイドを使った場合をC法とする。
【0050】<スクラッチ判定> ◎ スクラッチが全く見られない ○ 1〜5本のスクラッチが見られる △ 6〜15本のスクラッチが見られる × 16本以上のスクラッチが見られる
【0051】(6)スリット刃摩耗性 米国GKI製工業用カミソリ試験用ブレードを用い、2
500mスリットしたときのブレード刃の摩耗量を電子
顕微鏡を用いて測定する。 <スリット刃摩耗性判定> ◎ 摩耗量1μm以下 ○ 摩耗量1μmを超え2μm以下 △ 摩耗量2μmを超え3μm以下 × 摩耗量3μmを超えるもの
500mスリットしたときのブレード刃の摩耗量を電子
顕微鏡を用いて測定する。 <スリット刃摩耗性判定> ◎ 摩耗量1μm以下 ○ 摩耗量1μmを超え2μm以下 △ 摩耗量2μmを超え3μm以下 × 摩耗量3μmを超えるもの
【0052】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。
る。
【0053】
【実施例1〜3及び比較例1〜4】ジメチルテレフタレ
ートとエチレングリコールとを、エステル交換触媒とし
て酢酸マンガンを、重合触媒として三酸化アンチモン
を、安定剤として亜燐酸を、更に滑剤として表1のポリ
エステルA層に示す添加粒子を添加して、常法により重
合し、固有粘度(オルソクロロフェノール,35℃)
0.62のポリエステル層Aに供するポリエチレンテレ
フタレートを得た。
ートとエチレングリコールとを、エステル交換触媒とし
て酢酸マンガンを、重合触媒として三酸化アンチモン
を、安定剤として亜燐酸を、更に滑剤として表1のポリ
エステルA層に示す添加粒子を添加して、常法により重
合し、固有粘度(オルソクロロフェノール,35℃)
0.62のポリエステル層Aに供するポリエチレンテレ
フタレートを得た。
【0054】また、ポリエステルB層としては、添加粒
子を添加しない以外は、上記と同様の方法で、ポリエチ
レンテレフタレートを得た。
子を添加しない以外は、上記と同様の方法で、ポリエチ
レンテレフタレートを得た。
【0055】これらポリエチレンテレフタレートのペレ
ットを170℃で3時間乾燥後2台の押出機ホッパーに
供給し、溶融温度280〜300℃で溶融し、マルチマ
ニホールド型共押出ダイを用いて積層させ、表面仕上げ
0.3s程度、表面温度20℃の回転冷却ドラム上に押
出し、厚み200μmの未延伸積層フイルムを得た。
ットを170℃で3時間乾燥後2台の押出機ホッパーに
供給し、溶融温度280〜300℃で溶融し、マルチマ
ニホールド型共押出ダイを用いて積層させ、表面仕上げ
0.3s程度、表面温度20℃の回転冷却ドラム上に押
出し、厚み200μmの未延伸積層フイルムを得た。
【0056】このようにして得られた未延伸積層フイル
ムを75℃に予熱し、更に低速、高速のロール間で15
mm上方より900℃の表面温度のIRヒーター1本にて
加熱して3.6倍に延伸し、急冷し、続いてステンター
に供給し、105℃にて横方向に3.9倍に延伸した。
得られた二軸配向フイルムを205℃の温度で5秒間熱
固定し、厚み14μmの熱固定二軸配向積層ポリエステ
ルフイルムを得た。
ムを75℃に予熱し、更に低速、高速のロール間で15
mm上方より900℃の表面温度のIRヒーター1本にて
加熱して3.6倍に延伸し、急冷し、続いてステンター
に供給し、105℃にて横方向に3.9倍に延伸した。
得られた二軸配向フイルムを205℃の温度で5秒間熱
固定し、厚み14μmの熱固定二軸配向積層ポリエステ
ルフイルムを得た。
【0057】一方、γ―Fe2 O3 100重量部(以下
単に「部」と記す)と下記の組成物をボールミルで12
時間混練分散した。
単に「部」と記す)と下記の組成物をボールミルで12
時間混練分散した。
【0058】 ポリエステルポリウレタン 12部 塩化ビニル―酢酸ビニル― 無水マレイン酸共重合体 10部 α―アルミナ 5部 カーボンブラック 1部 酢酸ブチル 70部 メチルエチルケトン 35部 シクロヘキサノン 100部 分散後更に 脂肪酸:オレイン酸 1部 脂肪酸:パルミチン酸 1部 脂肪酸エステル(アミルステアレート) 1部 を添加してなお15〜30分混練した。更に、トリイソ
シアネート化合物の25%酢酸エチル溶液7部を加え、
1時間高速剪断分散して磁性塗布液を調整した。
シアネート化合物の25%酢酸エチル溶液7部を加え、
1時間高速剪断分散して磁性塗布液を調整した。
【0059】得られた塗布液を前述の厚さ14μmの二
軸配向積層ポリエステルフイルム上に乾燥膜厚が3.5
μmとなるように塗布した。
軸配向積層ポリエステルフイルム上に乾燥膜厚が3.5
μmとなるように塗布した。
【0060】次いで直流磁場中で配向処理した後、10
0℃で乾燥した。乾燥後、カレンダリング処理を施して
1/2インチ巾にスリットして、厚み17.5μmの磁
気テープを得た。
0℃で乾燥した。乾燥後、カレンダリング処理を施して
1/2インチ巾にスリットして、厚み17.5μmの磁
気テープを得た。
【0061】このようにして得られた磁気テープについ
ての特性を表1に示す。
ての特性を表1に示す。
【0062】
【表1】
【0063】表1から明らかなように、本発明によるも
のは磁気記録媒体用として優れた易滑性を有するととも
に、表面が充分に仕上げられた金属テープガイド,表面
が充分に仕上げられていない金属テープガイドおよびプ
ラスチックテープガイドの全てに対して、優れた耐削れ
性,耐スクラッチ性を有しており、またスリット刃の摩
耗性に対しても、すぐれた特性を有している。
のは磁気記録媒体用として優れた易滑性を有するととも
に、表面が充分に仕上げられた金属テープガイド,表面
が充分に仕上げられていない金属テープガイドおよびプ
ラスチックテープガイドの全てに対して、優れた耐削れ
性,耐スクラッチ性を有しており、またスリット刃の摩
耗性に対しても、すぐれた特性を有している。
【0064】
【発明の効果】本発明の二軸配向積層ポリエステルフイ
ルムは、優れた易滑性を有するとともに、表面が充分に
仕上げられた金属テープガイド、表面が充分に仕上げら
れていない金属テープガイド、およびプラスチックテー
プガイドの全てに対して優れた耐削れ性,耐スクラッチ
性を有しており、またスリット刃の摩耗性もよく、磁気
記録媒体のベースフイルムとして極めて優れた特性を有
している。
ルムは、優れた易滑性を有するとともに、表面が充分に
仕上げられた金属テープガイド、表面が充分に仕上げら
れていない金属テープガイド、およびプラスチックテー
プガイドの全てに対して優れた耐削れ性,耐スクラッチ
性を有しており、またスリット刃の摩耗性もよく、磁気
記録媒体のベースフイルムとして極めて優れた特性を有
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行摩擦係数測定装置の概略図である。
1 巻出しリール 2 テンションコントローラー 3,5,6,8,9,11 フリーローラー 4 テンション検出機(入口) 7 固定棒 10 テンション検出機(出口) 12 ガイドローラー 13 巻取りルール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 7:00 4F 9:00 4F
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリエステル層Bの片側または両側にポ
リエステル層Aを積層した積層ポリエステルフイルムで
あって、該ポリエステル層Aは、比表面積が50m2 /
g以上120m2 /g以下であり、全細孔容積が0.5
ml/g以上1.0ml/g以下であり、さらに平均粒径が
0.02μm以上0.3μm以下であるθ型酸化アルミ
ニウム粒子を0.1重量%以上1.0重量%以下含有
し、かつ平均粒径が0.3μmを超え1.2μm以下の
不活性粒子を1種以上含有しており、該ポリエステル層
Aの厚さの和が該積層ポリエステルフイルム全厚みの3
%以上30%以下であり、全厚みにおけるθ型酸化アル
ミニウム粒子の単位重量当りの含有量が0.1重量%未
満であることを特徴とする磁気記録媒体用二軸配向積層
ポリエステルフイルム。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15501392A JP3027267B2 (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 磁気記録媒体用二軸配向積層ポリエステルフイルム |
| DE1993621291 DE69321291T3 (de) | 1992-05-27 | 1993-05-25 | Biaxial orientiertes Polyesterfilmlaminat |
| EP19930304056 EP0572224B2 (en) | 1992-05-27 | 1993-05-25 | Biaxially oriented laminated polyester film |
| KR1019930009186A KR100218866B1 (ko) | 1992-05-27 | 1993-05-26 | 2축배향적층폴리에스테르필름 |
| US08/387,242 US5620774A (en) | 1992-05-27 | 1995-02-13 | Biaxially oriented laminated polyester film |
| US08/395,514 US5516574A (en) | 1992-05-27 | 1995-02-27 | Biaxially oriented laminated polyester film having different size particles in a layer thereof |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15501392A JP3027267B2 (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 磁気記録媒体用二軸配向積層ポリエステルフイルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05345396A true JPH05345396A (ja) | 1993-12-27 |
| JP3027267B2 JP3027267B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=15596776
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15501392A Expired - Fee Related JP3027267B2 (ja) | 1992-05-27 | 1992-06-15 | 磁気記録媒体用二軸配向積層ポリエステルフイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3027267B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011098528A (ja) * | 2009-11-07 | 2011-05-19 | Mitsubishi Plastics Inc | 層間絶縁材料用支持ポリエステルフィルム |
-
1992
- 1992-06-15 JP JP15501392A patent/JP3027267B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011098528A (ja) * | 2009-11-07 | 2011-05-19 | Mitsubishi Plastics Inc | 層間絶縁材料用支持ポリエステルフィルム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3027267B2 (ja) | 2000-03-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2528215B2 (ja) | 磁気記録媒体用二軸配向ポリエステルフイルム | |
| EP0572224B2 (en) | Biaxially oriented laminated polyester film | |
| US5270096A (en) | Biaxially oriented polyester film for magnetic recording media | |
| JP3724898B2 (ja) | 磁気記録媒体用二軸配向ポリエステルフイルム | |
| JP3068956B2 (ja) | ポリエステルフイルム | |
| JP3027267B2 (ja) | 磁気記録媒体用二軸配向積層ポリエステルフイルム | |
| JP3027268B2 (ja) | 磁気記録媒体用積層二軸配向ポリエステルフイルム | |
| JP3215304B2 (ja) | 積層フイルム | |
| JP3167427B2 (ja) | ポリエステルフイルム | |
| JP2971294B2 (ja) | 二軸配向ポリエステルフイルム | |
| JP3130740B2 (ja) | 積層二軸配向ポリエステルフイルム | |
| JP3086055B2 (ja) | 磁気記録媒体用積層二軸配向ポリエステルフイルム | |
| JP2528202B2 (ja) | 磁気記録媒体用二軸配向ポリエステルフイルム | |
| JP3355284B2 (ja) | 磁気記録媒体用二軸配向積層ポリエステルフイルム | |
| JP2728589B2 (ja) | ポリエステルフイルム | |
| JPH11134638A (ja) | 磁気記録媒体用二軸配向ポリエステルフィルム | |
| JPH06234907A (ja) | ポリエステルフィルム | |
| JP2528209B2 (ja) | 磁気記録媒体用二軸配向ポリエステルフイルム | |
| JP2818370B2 (ja) | ポリエステル組成物及びポリエステルフィルム | |
| JPH06157782A (ja) | ポリエステルフイルム | |
| JP2728588B2 (ja) | ポリエステルフイルム | |
| JPH07166034A (ja) | ポリエステルフィルム | |
| JP3117792B2 (ja) | 磁気記録媒体用積層二軸配向ポリエステルフイルム | |
| JP2541683B2 (ja) | 磁気記録媒体用二軸配向ポリエステルフィルム | |
| JP2948078B2 (ja) | 磁気記録媒体用二軸配向積層ポリエステルフイルム |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080128 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090128 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100128 Year of fee payment: 10 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |