JPH0546540B2 - - Google Patents

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JPH0546540B2
JPH0546540B2 JP2103125A JP10312590A JPH0546540B2 JP H0546540 B2 JPH0546540 B2 JP H0546540B2 JP 2103125 A JP2103125 A JP 2103125A JP 10312590 A JP10312590 A JP 10312590A JP H0546540 B2 JPH0546540 B2 JP H0546540B2
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JP
Japan
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polyester resin
toner
temperature
carboxylic acid
chloroform
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JP2103125A
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Ryuhei Kasuya
Hideaki Morita
Koichi Yamakawa
Makoto Tomono
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Publication of JPH0546540B2 publication Critical patent/JPH0546540B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真法、静電印刷法、静電記録
法等において形成される静電荷像を現像するため
の熱ローラ定着用静電荷像現像用トナーに関する
ものである。 〔従来の技術〕 静電荷像の現像工程は、帯電させた微粒子を静
電引力により吸引させて静電荷像支持体の表面に
付着させ、これによつて静電荷像を可視化する工
程である。 このような現像工程を遂行する具体的な方法と
しては、絶縁性有機液体中に顔料または染料を微
細に分散させた液体現像剤を用いる湿式現像法
と、天然または合成の樹脂よりなるバインダー中
にカーボンブラツク等の着色剤を含有させたトナ
ーよりなる粉体現像剤を用いる、カスケード法、
毛ブラシ法、磁気ブラシ法、インプレツシヨン
法、パウダークラウド法等の乾式現像法とがあ
る。 現像工程において可視化された画像はそのまま
支持体に定着されることもあるが、通常は転写紙
等の他の支持体に転写された後定着される。この
ようにトナーは単に現像工程に付されるのみなら
ず、それ以後の工程、すなわち転写工程および定
着工程にも付されるので、トナーにおいては、そ
の性能として、良好な現像性のみでなく、良好な
転写性および定着性を有することが要求される。
このうち、定着性に関する諸条件は最も厳しいも
のであり、従来からこのトナーの定着性の改良に
関する研究およびその成果が多数の文献に発表さ
れている。 現像工程において形成されたトナー像またはこ
れが転写された画像の定着は、一般に加熱定着方
式によるのが有利であり、この加熱定着方式に
は、オーブン定着等の非接触加熱定着方式と、熱
ローラ定着等の接触加熱定着方式とがある。接触
加熱定着方式は、熱効率が高い点で優れており、
特に高速定着が可能であつて高速複写機の定着に
好適である。また、比較的低温の熱源を用いるこ
とができるため、この方式においては消費電力が
少なくてよく、複写機の小型化およびエネルギー
の節約を図ることができる。さらに、定着器内に
紙が滞留した場合にも発火の危険がなく、この点
においても好ましい。 接触加熱定着方式はこのように種々の点で好ま
しいものであるが、この方式においては、オフセ
ツト現象の発生という重大な問題がある。これ
は、定着時に像を構成するトナーの一部が熱ロー
ラの表面に転移し、これが次に送られて来る転写
紙等に再転移して画像を汚すという現象である。
このオフセツト現象を防止するために、従来種々
の提案がなされ、一部実用化されている。その一
つは、熱ローラの表面にシリコンオイル等の離型
油を塗布しながら定着を行なうものであり、他は
トナーそれ自体にオフセツト防止性能を付与する
ものである。後者の手段は、シリコンオイル塗布
機構等が不要であるために定着器の構造が簡単と
なり、シリコンオイルの補給等のメンテナンスも
不要である等の点で優れている。 しかしてオフセツト現象は、熱ローラの温度が
高くなると発生するものであり、従つてオフセツ
ト現象が発生する最低温度(以下「オフセツト発
生温度」という。)が高いもの程、非オフセツト
性が良好なトナーということができるが、トナー
が定着されるためにはその軟化点以上の温度に加
熱されることが必要であり、このため実際の熱ロ
ーラ定着器においては、熱ローラの温度は、トナ
ーの軟化点以上でオフセツト発生温度より低い範
囲の定着可能温度域内の特定の温度に設定され
る。 しかるに実際上は熱ローラの温度を完全に均一
に設定温度に維持することはできず、さらに温度
上考慮されるべき事情があることから、定着可能
温度域が広く、しかもその高さが接触加熱定着方
式の利点を損わないようなトナーが望ましいもの
である。 トナーのバインダーとしては従前よりビニル系
重合体が広く用いられており、ビニル系重合体を
バインダーとするトナーにおいて非オフセツト性
を得るために、当該重合体として高分子量のもの
を用いることが提案されているが、高分子量のビ
ニル系重合体はその軟化点が高く、従つてオフセ
ツト発生温度が高くても広い定着可能温度域を得
ることが困難であり、好適なトナーを得ることが
できない。 これに対し、ポリエステル樹脂は、低分子量の
ものを比較的容易に得ることができるので、これ
をバインダーとして用いて軟化点の低いトナーを
得ることができ、またビニル系重合体をバインダ
ーとしたトナーに比して、溶融したときの転写紙
等の支持体に対する「濡れ」が良く、ほぼ等しい
軟化点を有するビニル系重合体によるトナーに比
して、より低い温度で十分な定着を行なうことが
できる点で好ましい。 またトナーは、静電荷像支持体に対し、静電引
力を利用して付着され、あるいはさらに他の支持
体に転写されることから、一般に均一で安定した
摩擦帯電性を有することが必要である。トナーに
摩擦帯電性を付与する一般的な方法は、トナーを
構成する樹脂粒子中に、染料等の電荷制御剤を含
有させることである。従つてこのようなトナーの
製造においては、電荷制御剤を樹脂中に均一に分
散させるという厳しい条件が課されることとな
る。しかしながら、ポリエステル樹脂はそれ自体
が適当な摩擦帯電性を有し、このため電荷制御剤
を含有させることが不要、若しくは必要であつて
も少量で十分であり、結局ポリエステル樹脂をバ
インダーとすれば、トナーの製造を非常に容易に
達成することが可能である。 〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、ポリエステル樹脂をバインダーとする
トナーは、通常オフセツト発生温度が低くて広い
定着可能温度域を得ることは困難であつた。 例えば特開昭50−44836号公報には架橋された
ポリエステルを用いて非オフセツト性を改善する
試みがなされているが、本発明者等が検討を行な
つたところ実用的な定着画像が得られる定着可能
温度が高く、定着可能温度域がなお狭いという欠
点を有している。 また特開昭56−21136号公報には水酸基価が50
〜150のポリエステルを用いる技術が開示されて
いるが、水酸基価を比較的高く設定するために縮
合反応を抑制しなければならず、このために重合
度が低くなつて非オフセツト性に劣るという欠点
を有する。 本発明は以上の如き事情に基いてなされたもの
であつて、ポリエステル樹脂をバインダーとする
トナーであつて、軟化点が低くてオフセツト発生
温度が高く、従つて定着可能温度域が広く、しか
もその高さが好適な熱ローラ定着用静電荷像現像
用トナーを提供することを目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 以上の目的を達成するため、本発明の熱ローラ
定着用静電荷像現像用トナーは、二価の脂肪族ア
ルコール単量体、二価の芳香族カルボン酸単量
体、および三価の芳香族カルボン酸単量体を縮重
合させて得られる。5〜25重量%のクロロホルム
不溶分を有する軟化点が110〜160℃のポリエステ
ル樹脂であつて、三価の芳香族カルボン酸単量体
成分を該ポリエステル樹脂の重合体成分としての
カルボン酸成分における30〜80モル%の割合で含
むポリエステル樹脂から構成されるバインダーを
含有することを特徴とする。 本発明のトナーは、そのバインダーが、特に三
価の芳香族カルボン酸単量体成分を該ポリエステ
ル樹脂の重合体成分としてのカルボン酸成分にお
ける30〜80モル%の割合で含み、特定の軟化点を
有し、かつ特定範囲の量のクロロホルムに不溶な
高分子量成分を含有する特定のポリエステル樹脂
よりなるものであるため、後述する実施例の説明
からも明らかなように、トナーが低い軟化点と高
いオフセツト発生温度とを有し、しかもそれらの
温度点が適当な高さにあり、従つて広くて高さの
好適な定着可能温度域が得られる。この結果、オ
フセツト現象を生ずるに十分な定着を達成するた
めの、定着器の熱ローラの温度制御に対する条件
が大幅に緩和され、熱ローラの温度の不均一さに
基くオフセツト現象の発生および定着の不完全さ
を伴うことなく、常に良好な定着を確実に達成す
ることが可能となる。 またトナーそれ自体が、ポリエステル樹脂によ
る通常負の摩擦帯電性を有し、従つて良好な摩擦
帯電性を付与するための有機染料等の添加が不要
となり若しくは添加量が大幅に減少し、この結
果、例えば有機染料等の分散不良、分解変質等に
よる摩擦帯電性の変動並びに画像形成性の劣化が
生ずることがない。 本発明においてバインダーとして用いるポリエ
ステル樹脂は、二価の脂肪族アルコール単量体
と、二価の芳香族カルボン酸単量体と、三価の芳
香族カルボン酸単量体との縮重合によつて得られ
るが、用いられる二価の脂肪族アルコール単量体
としては、例えばエチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、1,2
−プロピレングリコール、1,3−プロピレング
リコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、1,4−ブテンジオール等のジオ
ール類、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シク
ロヘキサン、その他の二価の脂肪族アルコール単
量体を挙げることができる。 また、二価の芳香族カルボン酸単量体として
は、例えばフタル酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、これらの酸無水物または低級アルキルエステ
ル、その他の二価の芳香族カルボン酸単量体が包
含される。 本発明において用いるポリエステル樹脂は、以
上の二官能性単量体のみならず、三官能以上の多
官能性単量体によるカルボン酸成分として三価以
上の多価カルボン酸単量体またはその酸無水物を
含有する重合体である。斯かる多官能性単量体で
ある三価以上の多価カルボン酸単量体としては、
三価の芳香族カルボン酸単量体が用いられ、これ
には、例えば1,2,4−ベンゼントリカルボン
酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、2,
5,7−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4
−ナフタレントリカルボン酸、これらの酸無水
物、その他の三価の芳香族カルボン酸単量体が包
含される。 以上のような三価の芳香族カルボン酸単量体に
よるカルボン酸成分は、ポリエステル樹脂の重合
体成分としてのカルボン酸成分における30〜80モ
ル%の割合で含有されることが必要である。 本発明において用いるポリエステル樹脂は、ク
ロロホルム不溶分が5〜25重量%のものである。
ここにクロロホルム不溶分とは、試料をクロロホ
ルムに溶解したときの濾紙不透過分をいい、次の
ようにして求められる。 樹脂試料を微粉砕し、40メツシユの篩を通過し
た試料粉体5.00gを採取し、濾過助剤ラジオライ
ト(#700)5.00gと共に容量150mlの容器に入れ、
この容器内にクロロホルム100gを注入し、ボー
ルミル架台に載せ5時間以上にわたつて回転させ
て充分に試料をクロロホルムに溶解させる。一方
加圧濾過器内に直径7cmの濾紙(No.2のもの)を
置き、その上に5.00gのラジオライトを均一にプ
レコートし、少量のクロロホルムを加えて濾紙を
濾過器に密着させた後、前記容器の内容物を濾過
器内に流し込む。さらに容器を100mlのクロロホ
ルムにより充分に洗浄して濾過器に流し込み、容
器の器壁に付着物が残留しないようにする。その
後濾過器の上蓋を閉じ、濾過を行なう。濾過は4
Kg/cm2以下の加圧下にて行ない、クロロホルムの
流出が止まつた後にクロロホルム100mlを加えて
濾紙上の残留物を洗浄し、ふたたび加圧濾過を行
なう。 以上の操作が完了した後、濾紙およびその上の
残渣ならびにラジオライトのすべてをアルミホイ
ル上に載せて真空乾燥器内に入れ、温度80〜100
℃、圧力100mmHgの条件下で10時間乾燥させ、斯
くして得られた乾固物の総重量a(g)を測定し、
次式によりクロロホルム不溶分x(重量%)を求
める。 x(重量%)=a(g)−濾紙の重量(g)−ラジオラ
イトの重量(10.00g)/サンプリング重量(5.00g)×1
00 このようにして求めれるクロロホルム不溶分
は、ポリエステル樹脂においては、高分子量の重
合体成分若しくは架橋された重合体成分であり、
その分子量はおよそ200000以上であると考えられ
る。 以上の如きクロロホルム不溶分は、既述のアル
コールとカルボン酸との重合反応において、反応
条件を適当に選ぶことにより、或いは適当な架橋
剤を反応系に存在させることにより、相当程度制
御された割合で形成することができる。 本発明においては、前記クロロホルム不溶分が
5〜25重量%のポリエステル樹脂をバインダーと
するが、クロロホルム不溶分が5重量%未満のポ
リエステル樹脂を用いると、得られるトナーはオ
フセツト発生温度が低くなり、また25重量%を越
えるポリエステル樹脂を用いると、トナーは軟化
点の高いものとなつて、いずれの場合にも広い定
着可能温度域を得ることができず、また良好な定
着を確実に行うことができない。 本発明において用いるポリエステル樹脂はJIS
K2531−1960に規定される環球法で測定した時の
軟化点が110〜160℃のものであり、特に120〜140
℃のポリエステル樹脂が好ましい。 本発明のトナーは、上述のポリエステル樹脂を
バインダーとし、着色剤および必要に応じて加え
られる特性改良剤を含有してなり、磁性トナーと
なす場合には、着色剤と共に、あるいは着色剤の
代わりに磁性体が含有される。 着色剤としては、カーボンブラツク、ニグロシ
ン染料(C.I.No.50415B)、アニリンブルー(C.I.No.
50405)、カルコオイルブルー(C.I.No.azoic
Blue3)、クロムイエロー(C.I.No.14090)、ウルト
ラマリンブルー(C.I.No.77103)、デユポンオイル
レツド(C.I.No.26105)、キノリンイエロー(C.I.
No.47005)、メチレンブルークロライトド(C.I.No.
52015)、フタロシアニンブルー(C.I.No.74160)、
マラカイトグリーンオクサレート(C.I.No.
42000)、ランプブラツク(C.I.No.77266)、ローズ
ベンガル(C.I.No.45435)、これらの混合物、その
他を挙げることができる。これら着色剤は、十分
な濃度の可視像が形成されるに十分な割合で含有
されることが必要であり、通常バインダー100重
量部に対して1〜20重量部程度の割合とされる。 前記磁性体としては、フエライト、マグネタイ
トを始めとする鉄、コバルト、ニツケル等の強磁
性を示す金属もしくは合金またはこれらの元素を
含む化合物、あるいは強磁性元素を含まないが適
当な熱処理を施すことによつて強磁性を示すよう
になる合金、例えばマンガン−銅−アルミニウ
ム、マンガン−銅−錫等のマンガンと銅とを含む
ホイスラー合金と呼ばれる種類の合金、または二
酸化クロム、その他を挙げることができる。これ
らの磁性体は平均粒径0.1〜1μmの微粉末の形で
バインダー中に均一に分散される。そしてその含
有量は、トナー100重量部当たり20〜70重量部、
好ましくは40〜70重量部である。 また前記特性改良剤は、トナーの流動性、非フ
イルミング性すなわちキヤリアまたは静電荷像支
持体の表面にトナーの一部が付着して生ずるフイ
ルミングを起こさない特性、粉砕性、帯電性等の
特性を改良する目的で含有されるものであつて、
これには樹脂が含まれる。好ましく用いられる樹
脂は、例えば未架橋の重合体であつてクロロホル
ム不溶分を含有しないものであり、例えばスチレ
ン、パラクロルスチレン等のスチレン類、ビニル
ナフタレン、例えば塩化ビニル、臭化ビニル、フ
ツ化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、
ベンゾエ酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステ
ル類、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチ
ル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸n−オクチ
ル、アクリル酸2−クロルエチル、アクリル酸フ
エニル、α−クロルアクリル酸メチル、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
ブチル等のメチレン脂肪族カルボン酸エステル
類、アクリロリトリル、メタクリロニトリル、ア
クリルアミド、例えばビニルメチルエーテル、ビ
ニルイソブチルエーテル、ビニルエチルエーテル
等のビニルエーテル類、例えばビニルメチルケト
ン、ビニルヘキシルケトン等のビニルケトン類、
例えばN−ビニルピロール、N−ビニルカルバゾ
ール、N−ビニルインドール、N−ビニルプピロ
リドンなどのN−ビニル化合物類、その他の単量
体を重合せしめて得られるホモポリマーまたはこ
れらの単量体の2種以上を組み合わせて共重合し
て得られるコポリマーあるいはそれらの混合物、
または例えばロジン変性フエノールホルマリン樹
脂、油変性エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、セ
ルローズ樹脂、ポリエーテル樹脂などの非ビニル
系熱可塑性樹脂等の非ビニル系樹脂、あるいはそ
れらと上述のビニル系樹脂との混合物を挙げるこ
とができる。 これらの樹脂は、本発明による効果を阻害しな
い範囲で、バインダーの30重量%以下の含有割合
で含有させることができる。 〔実施例〕 以下本発明の実施例について説明するが、本発
明がこれらに限定されるものではない。なお、以
下において「部」は「重量部」を表す。 合成例 1 1,4−ブタンジオール270gと、テレフタル
酸150gと、ベンゼン−1,2,4−トリカルボ
ン酸無水物231gとを、温度計、ステンレススチ
ール製撹拌器、ガラス製窒素ガス導入管および流
下式コンデンサを備えた丸底フラスコ内に入れ、
このフラスコをマントルヒーターにセツトし、窒
素ガス導入管より窒素ガスを導入してフラスコ内
を不活性雰囲気に保つた状態で昇温した。そして
0.05gのジブチル錫オキシドを加え、軟化点にお
いて反応を追跡しながら温度200℃で反応させ、
クロロホルム不溶分12重量%のポリエステル樹脂
Aを製造した。このポリエステル樹脂Aの環球軟
化点(JIS K2531−1960の方法による。以下にお
いて同じ。)は128℃であつた。 合成例 2 トリエチレングリコール300gと、イソフタル
酸182gと、ベンゼン−1,2,4−トリカルボ
ン酸138gとを用い、合成例1と同様にして温度
200℃で反応させ、クロロホルム不溶分が17重量
%、環球軟化点が130℃のポリエステル樹脂Bを
製造した。 比較合成例 1 テレフタル酸332gと、ポリオキシプロピレン
(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニ
ル)プロパン90gと、ペンタエリストール175gと
を用い、合成例1と同様にして反応させ、クロロ
ホルム不溶分が43重量%、環球軟化点が190℃の
ポリエステル樹脂Cを製造した。 比較合成例 2 1,4−ブタンジオール180gと、テレフタル
酸370gと、ベンゼン−1,2,4−トリカルボ
ン酸38gとを用い、合成例1と同様にして反応さ
せ、クロロホルム不溶分が2重量%、環球軟化点
が124℃のポリエステル樹脂Dを製造した。 比較合成例 3 特開昭50−44836号公報にあるbの追試を行
なつた。すなわち、ジメチルイソフタレート
50g、ジメチルテレフタレート50g、エチレング
リコール69g、酢酸亜鉛10mgおよび三酸化アンチ
モン20mgからなる混合物を窒素中200℃で加熱し、
発生するメタノールを蒸発させた。次いで、2−
ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール
2.9gを添加して温度を235℃に上げ、反応容器内
を徐々に真空にして生成物がもはやクロロホルム
に溶解しなくまるまで反応を続けてクロロホルム
不溶分が2重量%の比較用のポリエステル樹脂E
を製造した。 比較合成例 4 特開昭56−21136号公報の樹脂No.4およびNo.5
について追試を行なつた。すなわち、ネオペンチ
ルグリコールもしくはトリメチロールプロパンと
蒸留水を仕込み、かきまぜながら80℃にまで昇温
し保温した。 次にテレフタル酸を徐々に加え良くかきまぜ
た。次いで、触媒ジブチルチンオキサイドを加
え、180℃〜190℃まで昇温し反応させた。縮合水
の量が理論量の半量に達したら、さらに220℃に
まで昇温し反応を継続した。終点は酸価により決
定した。 上記の合成手段により次に掲げるモノマーおよ
び蒸留水、触媒の仕込量で比較用のポリエステル
樹脂2種を合成した。 ポリエステル樹脂Fは、ネオペンチルグルコー
ルを611.5g、トリメチロールプロパンを225.1g、
テレフタル酸を1162g、蒸留水を75.6g、触媒を
11.6g用いて製造した。このポリエステル樹脂F
のクロロホルム不溶分は0重量%、ガラス転移点
は62℃、軟化点は119℃、水酸基価は98(mg、
KOH/g)であつた。 ポリエステル樹脂Gは、ネオペンチルグリコー
ルを538.7g、トリメチロールプロパンを365.8g、
テレフタル酸を1162g、蒸留水を75.6g、触媒を
12.0gを用いて製造した。このポリエステル樹脂
Gのクロロホルム不溶分は2重量%、ガラス転移
点は58℃、軟化点は126℃、水酸基価は142(mg.
KOH/g)であつた。 比較合成例 5 1,4−ブタンジオール180gと、テレフタル
酸264gと、ベンゼン−1,2,4−トリカルボ
ン酸無水物671gとを用い、合成例1と同様にし
て温度200℃で反応させ、クロロホルム不溶分が
4重量%、環球軟化点が124℃のポリエステル樹
脂Hを製造した。 比較合成例 6 イソフタル酸299gと、ポリオキシプロピレン
(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニ
ル)プロパン158gと、グリセロール81gとを用
い、合成例1と同様にして温度180℃で反応させ、
クロロホルム不溶分が28重量%、環球軟化点が
150℃のポリエステル樹脂Iを製造した。 実施例 1 ポリエステル樹脂Aの96部にカーボンブラツク
4部を混合し、加熱、練肉、冷却、粉砕および分
級の各工程による通常のトナーの製造方法に従
い、平均粒径15μmの本発明トナーを製造した。
これを「試料1」とする。 実施例 2 ポリエステル樹脂Bを用い、実施例1と同様に
して本発明トナーを製造した。これを「試料2」
とする。 比較例 1,2 ポリエステル樹脂CおよびDの各々を用い、実
施例1と同様にして2種の比較用トナーを製造し
た。これらをそれぞれ「比較試料1」および「比
較試料2」とする。 実験例 実施例1,2によつて製造された試料1,2な
らびに比較例1および2によつて製造された比較
試料1,2の各々5部に鉄粉キヤリア95部を混合
して合計4種の現像剤を調製した。そして、表層
をテフロン(デユポン社製ポリテトラフルオロエ
チレン)で形成した熱ローラと、表層をシリコン
ゴム「KE−1300RTV」(信越化学工業社製)で
形成した圧着ローラとより成る定着器を装備した
電子写真複写機「U−BixV」(小西六写真工業
社製)に前記現像剤の各々を適用して、通常の電
子写真法によつて形成された静電荷像を現像し、
形成されたトナー像を普通紙上に転写し、定着器
により定着処理し、次いで白紙を同様の条件下で
定着器に送つてこれにトナー汚れが生ずるか否か
を観察する操作を、前記定着器の熱ローラの設定
温度を種々に変化させた状態で繰り返し、オフセ
ツト発生温度を求めた。 結果は定着性の評価と共に第1表に示す通りで
ある。
【表】 第1表中「不溶分」はクロロホルム不溶分を、
軟化点は環球軟化点を表わす。 以上の結果から明らかなように、本発明に係る
トナーである試料1,2はいずれも高いオフセツ
ト発生温度を有し、しかも軟化点はバインダーの
軟化点にほぼ等しいことから低く、従つて広くて
適当な高さの定着可能温度域を有するものであ
る。 これに対し、比較試料1は、ポリエステル樹脂
のクロロホルム不溶分が多いために、トナーの環
球軟化点が高く、従つて定着可能温度域が狭く、
しかも高く、定着性も良くない。 また、比較試料2は、ポリエステル樹脂のクロ
ロホルム不溶分が少ないために、オフセツト発生
温度が極めて低く、実際上定着することができな
いものであつた。 比較例 3,4,5 比較例1,2と同様にして、比較用のポリエス
テル樹脂E,F,Gの各々を用いて比較用トナー
を製造した。これらをそれぞれ「比較試料3」、
「比較試料4」「比較試料5」とする。そしてこれ
らの比較試料による現像剤を用いて上記と同様の
実験を行なつたところ、比較試料3ではオフセツ
ト発生温度が215℃であつて定着性が不良であり、
また比較試料4,5では、それぞれ140℃,145℃
でオフセツト現象が発生した。 比較例6および7 実施例1と同様にして、ポリエステル樹脂H、
の各々を用いてトナーを製造した。これらをそ
れぞれ「比較試料6」、「比較試料7」とする。そ
してこれらを用いて現像剤を調製して上記と同様
にしてオフセツト発生温度と定着性を求めた。結
果は第2表に示す通りである。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明によれば、
ポリエステル樹脂をバインダーとするトナーであ
つて、軟化点が低くオフセツト発生温度が高く、
従つて定着可能温度域が広く、しかもその高さが
好適な熱ローラ定着用静電荷像現像用トナーを提
供することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 二価の脂肪族アルコール単量体、二価の芳香
    族カルボン酸単量体、および三価の芳香族カルボ
    ン酸単量体を縮重合させて得られる、5〜25重量
    %のクロロホルム不溶分を有する軟化点が110〜
    160℃のポリエステル樹脂であつて、三価の芳香
    族カルボン酸単量体成分を該ポリエステル樹脂の
    重合体成分としてのカルボン酸成分における30〜
    80モル%の割合で含むポリエステル樹脂から構成
    されるバインダーを含有することを特徴とする熱
    ローラ定着用静電荷像現像用トナー。
JP2103125A 1990-04-20 1990-04-20 熱ローラ定着用静電荷像現像用トナー Granted JPH0367267A (ja)

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