JPH0595994A - 多孔質結晶化ガラスの製造方法 - Google Patents
多孔質結晶化ガラスの製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 機械的強度が高く、しかも生体組織と短時間
に一体化する多孔質結晶化ガラスの製造方法を得る。 【構成】 まず重量百分率で、SiO2 22〜50%、
P2 O5 8〜30%、CaO 20〜53%、MgO
1〜16%、F2 0.1〜2%、Al2 O3 0〜9%、
B2 O3 0〜5%の組成を有するガラス粉末100重量
%に対して、エタノール30%、ポリビニルブチラール
(PVB)3%を混合してスラリーにする。次いで、該
スラリーをウレタンフォームに含浸させ、乾燥させた
後、熱処理することによって該ウレタンフォーム及びP
VBを燃焼除去するとともに、該ガラス粉末を焼結、結
晶化させる。
に一体化する多孔質結晶化ガラスの製造方法を得る。 【構成】 まず重量百分率で、SiO2 22〜50%、
P2 O5 8〜30%、CaO 20〜53%、MgO
1〜16%、F2 0.1〜2%、Al2 O3 0〜9%、
B2 O3 0〜5%の組成を有するガラス粉末100重量
%に対して、エタノール30%、ポリビニルブチラール
(PVB)3%を混合してスラリーにする。次いで、該
スラリーをウレタンフォームに含浸させ、乾燥させた
後、熱処理することによって該ウレタンフォーム及びP
VBを燃焼除去するとともに、該ガラス粉末を焼結、結
晶化させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多孔質結晶化ガラスの
製造方法に関し、より詳しくは骨の欠損部を補填するた
めに使用される多孔質結晶化ガラスの製造方法に関する
ものである。
製造方法に関し、より詳しくは骨の欠損部を補填するた
めに使用される多孔質結晶化ガラスの製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、欠損した骨の補填には、患者本人
の正常部位から採取した海綿状の自家骨、いわゆる海綿
骨が用いられていたが、この方法では、損傷箇所以外の
骨組織を切除するため患者の苦痛が大きいこと、またそ
の手術を行うにあたって多大な労力を要すること、自家
骨の採取量に限界があること等の問題を有している。
の正常部位から採取した海綿状の自家骨、いわゆる海綿
骨が用いられていたが、この方法では、損傷箇所以外の
骨組織を切除するため患者の苦痛が大きいこと、またそ
の手術を行うにあたって多大な労力を要すること、自家
骨の採取量に限界があること等の問題を有している。
【0003】このような事情から、人工的に海綿骨様の
補填材を作製することが試みられている。その代表的例
として、水酸化アパタイト等の多孔質セラミックスが提
案されている。水酸化アパタイトは生体親和性がよく、
しかも高い生体活性を有し、欠損箇所へ補填後、気孔内
部に新生骨が増生、侵入し、生体組織と一体化しやすい
補填材である。しかしこの補填材は、材料自身の機械的
強度が十分でないことからその使用部位が著しく制限さ
れるという欠点を有する。
補填材を作製することが試みられている。その代表的例
として、水酸化アパタイト等の多孔質セラミックスが提
案されている。水酸化アパタイトは生体親和性がよく、
しかも高い生体活性を有し、欠損箇所へ補填後、気孔内
部に新生骨が増生、侵入し、生体組織と一体化しやすい
補填材である。しかしこの補填材は、材料自身の機械的
強度が十分でないことからその使用部位が著しく制限さ
れるという欠点を有する。
【0004】そこで、機械的強度の高い補填材として、
アパタイト(Ca10(PO4 )6 O)、ウオラストナイ
ト(CaO・SiO2 )等の結晶を析出した多孔質結晶
化ガラスが特公平2−49260号において開示されて
いる。
アパタイト(Ca10(PO4 )6 O)、ウオラストナイ
ト(CaO・SiO2 )等の結晶を析出した多孔質結晶
化ガラスが特公平2−49260号において開示されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特公平2−492
60号に開示の多孔質結晶化ガラスは、ガラス粉末と可
燃性物質粒子を均一に混合して成形した後、加熱して可
燃性物質粒子を燃焼除去するとともに、ガラス粉末を焼
結、結晶化させることにより作製される。
60号に開示の多孔質結晶化ガラスは、ガラス粉末と可
燃性物質粒子を均一に混合して成形した後、加熱して可
燃性物質粒子を燃焼除去するとともに、ガラス粉末を焼
結、結晶化させることにより作製される。
【0006】しかしながら、このような方法で作製され
る多孔質結晶化ガラスは、骨欠損部に補填しても気孔内
部への体液の流通性が悪いために新生骨が増生、侵入し
にくく、生体組織と一体化するのに長時間を要する。ま
た可燃性物質を多量に用いるため、その燃焼除去の際に
ガラスが変質し、焼結性が低下する。このため得られた
結晶化ガラスの強度が低いという問題を有している。
る多孔質結晶化ガラスは、骨欠損部に補填しても気孔内
部への体液の流通性が悪いために新生骨が増生、侵入し
にくく、生体組織と一体化するのに長時間を要する。ま
た可燃性物質を多量に用いるため、その燃焼除去の際に
ガラスが変質し、焼結性が低下する。このため得られた
結晶化ガラスの強度が低いという問題を有している。
【0007】本発明の目的は、機械的強度が高く、しか
も生体組織と短時間に一体化する多孔質結晶化ガラスの
製造方法を提供することである。
も生体組織と短時間に一体化する多孔質結晶化ガラスの
製造方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は種々の研究
を行った結果、新生骨の増生、侵入を容易にするために
は、材料自身に生体親和性や生体活性があることの他
に、海綿骨と同様の構造、即ち、三次元的に連続した外
部連通孔を有する三次元網状構造でなければならないこ
とを見いだし、本発明を提案するに至った。
を行った結果、新生骨の増生、侵入を容易にするために
は、材料自身に生体親和性や生体活性があることの他
に、海綿骨と同様の構造、即ち、三次元的に連続した外
部連通孔を有する三次元網状構造でなければならないこ
とを見いだし、本発明を提案するに至った。
【0009】即ち、本発明の多孔質結晶化ガラスの製造
方法は、重量百分率で、SiO2 22〜50%、P2 O
5 8〜30%、CaO 20〜53%、MgO 1〜1
6%、F2 0.1〜2%、Al2 O3 0〜9%、B2 O
3 0〜5%の組成を有するガラス粉末を、有機溶剤、バ
インダーと混合してスラリーにし、該スラリーを三次元
網状構造を有する有機質多孔体に含浸させ、乾燥させた
後、熱処理することによって該有機質多孔体及びバイン
ダーを燃焼除去するとともに、該ガラス粉末を焼結、結
晶化させることを特徴とする。
方法は、重量百分率で、SiO2 22〜50%、P2 O
5 8〜30%、CaO 20〜53%、MgO 1〜1
6%、F2 0.1〜2%、Al2 O3 0〜9%、B2 O
3 0〜5%の組成を有するガラス粉末を、有機溶剤、バ
インダーと混合してスラリーにし、該スラリーを三次元
網状構造を有する有機質多孔体に含浸させ、乾燥させた
後、熱処理することによって該有機質多孔体及びバイン
ダーを燃焼除去するとともに、該ガラス粉末を焼結、結
晶化させることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の多孔質結晶化ガラスの製造方法によれ
ば、体液が流通しやすい三次元網状構造を有する多孔体
が形成される。また、生体親和性を有するアパタイト
と、機械的強度が高く、生体活性を有するウオラストナ
イトや機械的強度の高いジオプサイド(CaO・MgO
・2SiO2 )が析出するため、得られる多孔質結晶化
ガラスはこれらの特性に優れている。しかも可燃性物質
の使用量が少なく、ガラスの変質が起こらない。
ば、体液が流通しやすい三次元網状構造を有する多孔体
が形成される。また、生体親和性を有するアパタイト
と、機械的強度が高く、生体活性を有するウオラストナ
イトや機械的強度の高いジオプサイド(CaO・MgO
・2SiO2 )が析出するため、得られる多孔質結晶化
ガラスはこれらの特性に優れている。しかも可燃性物質
の使用量が少なく、ガラスの変質が起こらない。
【0011】以下に、本発明において使用するガラス粉
末の組成を上記のように限定した理由を述べる。
末の組成を上記のように限定した理由を述べる。
【0012】SiO2 はウオラストナイトやジオプサイ
ドの構成成分であり、その含有量は22〜50%であ
る。SiO2 が22%より少ないとこれらの結晶が少量
しか析出せず、結晶化ガラスの機械的強度が不十分とな
り、50%より多いとガラス融液の粘度が高くなってガ
ラスの溶融が困難になるとともに、アパタイト結晶の析
出量が少なくなる。
ドの構成成分であり、その含有量は22〜50%であ
る。SiO2 が22%より少ないとこれらの結晶が少量
しか析出せず、結晶化ガラスの機械的強度が不十分とな
り、50%より多いとガラス融液の粘度が高くなってガ
ラスの溶融が困難になるとともに、アパタイト結晶の析
出量が少なくなる。
【0013】P2 O5 はアパタイトの構成成分であり、
その含有量は8〜30%である。P2 O5 が8%より少
ないと失透性が高くなってガラスの溶融が困難になると
ともに、アパタイトが少量しか析出しなくなる。また3
0%より多いとウオラストナイトやジオプサイドの析出
量が少なくなる。
その含有量は8〜30%である。P2 O5 が8%より少
ないと失透性が高くなってガラスの溶融が困難になると
ともに、アパタイトが少量しか析出しなくなる。また3
0%より多いとウオラストナイトやジオプサイドの析出
量が少なくなる。
【0014】CaOはアパタイト、ウオラストナイト及
びジオプサイドの構成成分であり、その含有量は20〜
53%である。CaOが20%より少ないとこれらの結
晶が少量しか析出せず、53%より多いと融液がガラス
になり難い。
びジオプサイドの構成成分であり、その含有量は20〜
53%である。CaOが20%より少ないとこれらの結
晶が少量しか析出せず、53%より多いと融液がガラス
になり難い。
【0015】MgOはジオプサイドの構成成分であり、
その含有量は1〜16%である。MgOが1%より少な
いと融液がガラスになり難く、16%より多いとアパタ
イトやウオラストナイトが少量しか析出しなくなる。
その含有量は1〜16%である。MgOが1%より少な
いと融液がガラスになり難く、16%より多いとアパタ
イトやウオラストナイトが少量しか析出しなくなる。
【0016】F2 は核形成成分であり、その含有量は
0.1〜2%である。F2 が0.1%より少ないと核形
成が不十分であり、2%より多いと結晶化速度が速くな
って焼結性が悪くなる。
0.1〜2%である。F2 が0.1%より少ないと核形
成が不十分であり、2%より多いと結晶化速度が速くな
って焼結性が悪くなる。
【0017】Al2 O3 の含有量は0〜9%である。A
l2 O3 が9%より多いと生体親和性が悪くなる。
l2 O3 が9%より多いと生体親和性が悪くなる。
【0018】B2 O3 の含有量は0〜5%である。B2
O3 が5%より多いと生体組織との一体化に長時間を要
する。なお、本発明において使用するガラス粉末は上記
成分の他に、Li2 O、Na2 O、K2 O、SrO、T
iO2 、ZrO2 、Nb2 O5 、Ta2 O5 の群から選
ばれる1種又は2種以上を合量で10%以下含有するこ
とができる。
O3 が5%より多いと生体組織との一体化に長時間を要
する。なお、本発明において使用するガラス粉末は上記
成分の他に、Li2 O、Na2 O、K2 O、SrO、T
iO2 、ZrO2 、Nb2 O5 、Ta2 O5 の群から選
ばれる1種又は2種以上を合量で10%以下含有するこ
とができる。
【0019】次に、本発明の多孔質結晶化ガラスの製造
方法を説明する。
方法を説明する。
【0020】まず、上記組成よりなるガラス粉末を有機
溶剤、バインダーと混合してスラリーにする。通常、分
散媒としては水を使用するが、上記した系のガラスは耐
水性が悪く、水と接すると侵食されて焼結性が低下する
ため、水の代わりに有機溶剤を使用する。有機溶剤とし
ては乾燥し易いように沸点が200℃以下のもの、特に
メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等
のアルコール類を単独又は混合して使用するのが好まし
い。またバインダーには種々のものが使用できるが、特
にポリビニルブチラール(PVB)が好ましい。また有
機溶剤及びバインダーの混合量は、ガラス粉末100重
量%に対して、各々20〜100%、0.5〜4%が好
ましい。次に、スラリーを三次元網状構造を有する有機
質多孔体(例えばウレタンフォーム)に含浸させ、乾燥
させる。その後、これらを熱処理して有機質多孔体及び
バインダーを燃焼除去するとともに、ガラス粉末を焼
結、結晶化させることにより、三次元網状構造を有する
多孔質結晶化ガラスを得ることができる。
溶剤、バインダーと混合してスラリーにする。通常、分
散媒としては水を使用するが、上記した系のガラスは耐
水性が悪く、水と接すると侵食されて焼結性が低下する
ため、水の代わりに有機溶剤を使用する。有機溶剤とし
ては乾燥し易いように沸点が200℃以下のもの、特に
メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等
のアルコール類を単独又は混合して使用するのが好まし
い。またバインダーには種々のものが使用できるが、特
にポリビニルブチラール(PVB)が好ましい。また有
機溶剤及びバインダーの混合量は、ガラス粉末100重
量%に対して、各々20〜100%、0.5〜4%が好
ましい。次に、スラリーを三次元網状構造を有する有機
質多孔体(例えばウレタンフォーム)に含浸させ、乾燥
させる。その後、これらを熱処理して有機質多孔体及び
バインダーを燃焼除去するとともに、ガラス粉末を焼
結、結晶化させることにより、三次元網状構造を有する
多孔質結晶化ガラスを得ることができる。
【0021】なお、得られる結晶化ガラスの平均孔径及
び気孔率は、使用する有機質多孔体を適宜選択すること
により、また含浸させるスラリーの量を調整することに
より所望の値を得ることが可能であるが、以下の理由か
ら平均孔径は20〜2000μm、気孔率は66〜95
体積%が好ましい。即ち、平均孔径が20μmより小さ
いと新生骨が侵入できず、2000μmより大きいと十
分な機械的強度が得られない。気孔率が66%より小さ
いと十分な量の新生骨が侵入せず、また独立気孔を含み
やすくなる。一方、気孔率が95%より大きいと多孔体
の骨格構造が崩れやすくなり、十分な機械的強度が得ら
れない。
び気孔率は、使用する有機質多孔体を適宜選択すること
により、また含浸させるスラリーの量を調整することに
より所望の値を得ることが可能であるが、以下の理由か
ら平均孔径は20〜2000μm、気孔率は66〜95
体積%が好ましい。即ち、平均孔径が20μmより小さ
いと新生骨が侵入できず、2000μmより大きいと十
分な機械的強度が得られない。気孔率が66%より小さ
いと十分な量の新生骨が侵入せず、また独立気孔を含み
やすくなる。一方、気孔率が95%より大きいと多孔体
の骨格構造が崩れやすくなり、十分な機械的強度が得ら
れない。
【0022】
【実施例】以下、本発明の多孔質結晶化ガラスの製造方
法を実施例及び比較例に基づいて説明する。
法を実施例及び比較例に基づいて説明する。
【0023】(実施例)表1は本発明の実施例(試料N
o.1〜5)を示すものである。
o.1〜5)を示すものである。
【0024】
【表1】
【0025】試料No.1〜5は次のようにして調製し
た。表中の組成になるようにガラス原料を調合し、白金
坩堝にいれて1400〜1600℃で3時間溶融し、ロ
ール成形した後、ボールミルにて粉砕し、200メッシ
ュの篩で分級した。このガラス粉末100重量%に対し
て、エタノール(一級)30%、PVB3%を混合して
スラリーとし、ウレタンフォームに含浸して乾燥させた
後、1時間に30〜300℃の割合で昇温し、1000
〜1200℃で焼成することにより三次元網状構造を有
する試料を得た。
た。表中の組成になるようにガラス原料を調合し、白金
坩堝にいれて1400〜1600℃で3時間溶融し、ロ
ール成形した後、ボールミルにて粉砕し、200メッシ
ュの篩で分級した。このガラス粉末100重量%に対し
て、エタノール(一級)30%、PVB3%を混合して
スラリーとし、ウレタンフォームに含浸して乾燥させた
後、1時間に30〜300℃の割合で昇温し、1000
〜1200℃で焼成することにより三次元網状構造を有
する試料を得た。
【0026】表から明らかなように、各試料は平均孔径
が150〜400μm、気孔率が68〜80%であっ
た。またX線回折により析出結晶を求めたところ、試料
No.1がアパタイトとウオラストナイトを析出してお
り、試料No.2〜5はさらにジオプサイドを析出して
いた。
が150〜400μm、気孔率が68〜80%であっ
た。またX線回折により析出結晶を求めたところ、試料
No.1がアパタイトとウオラストナイトを析出してお
り、試料No.2〜5はさらにジオプサイドを析出して
いた。
【0027】次に各試料を10×10×10mmの大き
さに切断し、オートグラフにより圧縮強度を測定したと
ころ、表に示すように121〜167kg/cm2 の値
を示した。また、犬の大腿骨に人為的に骨欠損部(4φ
×10mm)を形成し、各試料を充填して術後の経過を
観察したところ、2週間後、すべての試料において気孔
内部に新生骨の形成が認められた。
さに切断し、オートグラフにより圧縮強度を測定したと
ころ、表に示すように121〜167kg/cm2 の値
を示した。また、犬の大腿骨に人為的に骨欠損部(4φ
×10mm)を形成し、各試料を充填して術後の経過を
観察したところ、2週間後、すべての試料において気孔
内部に新生骨の形成が認められた。
【0028】(比較例1)湿式法により合成した水酸化
アパタイトを乾燥させ、800℃で仮焼した後、粉砕
し、200メッシュの篩で分級した。次に、この水酸化
アパタイト粉末100重量%に対して、エタノール(一
級)30%、PVB3%を混合してスラリーとし、ウレ
タンフォームに含浸させ、乾燥させた後、1時間に30
℃の割合で昇温し、1200℃で焼成した。このように
して得られた試料は三次元網状構造を有し、平均孔径が
200μm、気孔率が70%であった。
アパタイトを乾燥させ、800℃で仮焼した後、粉砕
し、200メッシュの篩で分級した。次に、この水酸化
アパタイト粉末100重量%に対して、エタノール(一
級)30%、PVB3%を混合してスラリーとし、ウレ
タンフォームに含浸させ、乾燥させた後、1時間に30
℃の割合で昇温し、1200℃で焼成した。このように
して得られた試料は三次元網状構造を有し、平均孔径が
200μm、気孔率が70%であった。
【0029】この試料の圧縮強度及び新生骨の形成速度
を実施例と同様にして測定したところ、3週間後に気孔
内部に新生骨の形成が認められた。しかしながら試料の
圧縮強度は20kg/cm2 と低かった。
を実施例と同様にして測定したところ、3週間後に気孔
内部に新生骨の形成が認められた。しかしながら試料の
圧縮強度は20kg/cm2 と低かった。
【0030】(比較例2)表の試料No.1の組成を有
するガラスを粉砕して200メッシュの篩で分級した
後、粒径200μmのポリメチルメタクリレート(PM
MA)のビーズに少量のパラフィンを加えたものを、ガ
ラス粉末に対して60重量%加えて加熱混合し、ビーズ
表面をガラス粉末で薄く被覆した。次いで、これを金型
に入れ、600kg/cm2 の圧力を加えて成形し、1
時間に30℃の割合で昇温し、1200℃で焼成して試
料を得た。このようにして得られた試料は、独立した球
状の気孔や、球状の気孔が球の接点で連結したような連
続気孔を有する多孔体であり、三次元網状構造を有する
ものではなかった。また平均孔径200μm、気孔率7
0%であり、アパタイト及びウオラストナイトを析出し
ていた。
するガラスを粉砕して200メッシュの篩で分級した
後、粒径200μmのポリメチルメタクリレート(PM
MA)のビーズに少量のパラフィンを加えたものを、ガ
ラス粉末に対して60重量%加えて加熱混合し、ビーズ
表面をガラス粉末で薄く被覆した。次いで、これを金型
に入れ、600kg/cm2 の圧力を加えて成形し、1
時間に30℃の割合で昇温し、1200℃で焼成して試
料を得た。このようにして得られた試料は、独立した球
状の気孔や、球状の気孔が球の接点で連結したような連
続気孔を有する多孔体であり、三次元網状構造を有する
ものではなかった。また平均孔径200μm、気孔率7
0%であり、アパタイト及びウオラストナイトを析出し
ていた。
【0031】この試料の圧縮強度及び新生骨の形成速度
を実施例と同様の方法で測定したところ、圧縮強度は1
10kg/cm2 であり、試料No.1に比べて36k
g/cm2 も低かった。また3週間を経過しても気孔内
部には新生骨の形成がほとんど認められなかった。
を実施例と同様の方法で測定したところ、圧縮強度は1
10kg/cm2 であり、試料No.1に比べて36k
g/cm2 も低かった。また3週間を経過しても気孔内
部には新生骨の形成がほとんど認められなかった。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多孔質結
晶化ガラスの製造方法によれば、機械的強度が高く、し
かも新生骨が増生、侵入しやすい三次元網状構造を有す
る多孔質結晶化ガラスを作製することが可能である。
晶化ガラスの製造方法によれば、機械的強度が高く、し
かも新生骨が増生、侵入しやすい三次元網状構造を有す
る多孔質結晶化ガラスを作製することが可能である。
Claims (1)
- 【請求項1】 重量百分率で、SiO2 22〜50%、
P2 O5 8〜30%、CaO 20〜53%、MgO
1〜16%、F2 0.1〜2%、Al2 O30〜9%、
B2 O3 0〜5%の組成を有するガラス粉末を、有機溶
剤、バインダーと混合してスラリーにし、該スラリーを
三次元網状構造を有する有機質多孔体に含浸させ、乾燥
させた後、熱処理することによって該有機質多孔体及び
バインダーを燃焼除去するとともに、該ガラス粉末を焼
結、結晶化させることを特徴とする多孔質結晶化ガラス
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3292461A JPH0595994A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 多孔質結晶化ガラスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3292461A JPH0595994A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 多孔質結晶化ガラスの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0595994A true JPH0595994A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17782109
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3292461A Pending JPH0595994A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 多孔質結晶化ガラスの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0595994A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019121992A1 (en) * | 2017-12-19 | 2019-06-27 | Coorstek Membrane Sciences As | Sealing compositions |
| US11731897B2 (en) | 2017-12-19 | 2023-08-22 | Coorstek Membrane Sciences As | Sealing compositions |
-
1991
- 1991-10-11 JP JP3292461A patent/JPH0595994A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019121992A1 (en) * | 2017-12-19 | 2019-06-27 | Coorstek Membrane Sciences As | Sealing compositions |
| CN111741932A (zh) * | 2017-12-19 | 2020-10-02 | 库斯泰克膜科技有限公司 | 密封组合物 |
| US11731897B2 (en) | 2017-12-19 | 2023-08-22 | Coorstek Membrane Sciences As | Sealing compositions |
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