JPH06102685B2 - 懸濁重合法 - Google Patents
懸濁重合法Info
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- JPH06102685B2 JPH06102685B2 JP816690A JP816690A JPH06102685B2 JP H06102685 B2 JPH06102685 B2 JP H06102685B2 JP 816690 A JP816690 A JP 816690A JP 816690 A JP816690 A JP 816690A JP H06102685 B2 JPH06102685 B2 JP H06102685B2
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- JP
- Japan
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- phase component
- particle size
- polymerization
- polymerization method
- droplets
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F2/00—Processes of polymerisation
- C08F2/44—Polymerisation in the presence of compounding ingredients, e.g. plasticisers, dyestuffs, fillers
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、生成物粒子の粒径分布を容易に制御すること
ができる新規な懸濁重合法に関し、特に、従来懸濁重合
法では得ることが困難であった1〜50μmの粒子径を持
つ粒子の製造に適する懸濁重合法に関する。
ができる新規な懸濁重合法に関し、特に、従来懸濁重合
法では得ることが困難であった1〜50μmの粒子径を持
つ粒子の製造に適する懸濁重合法に関する。
(従来の技術) 近年、粒子自身の機能を利用する粒子工業の重要性が高
まりつつあり、例えば間隙保持剤、滑り性付与剤、機能
性単体、表面活性を有する単分散粒子、標準粒子、トナ
ー、塗料の流動性やつや特性を制御する機能性充填剤等
の分野で応用されている。これ等の粒子を重合法で得る
為には、種々の方法が知られているが、主として乳化重
合法に頼っているのが現状である。また、特殊な用途に
使用する場合には、ソープフリー重合、分散重合、シー
ド重合、膨潤重合等も利用されている。しかしながら、
これ等の重合法には幾つかの欠点がある。例えば、乳化
重合法によれば、狭い粒度分布を有する粒子を得ること
ができる利点があるが、乳化剤などの無視できない不純
物の除去が非常に困難であり、そして得られる粒子の粒
径は精々1μm程度であり、それ以上の大きさの粒子を
得ることは極めて困難である。分散重合、シード重合、
膨潤重合等によれば、大きな粒径の粒子を得ることがで
きるが、その方法は煩雑で長時間を要し、またコスト的
にも大変な不利を生じる為、大量生産に不向きであり、
結局特殊な用途にしか応用ができないという問題があ
る。
まりつつあり、例えば間隙保持剤、滑り性付与剤、機能
性単体、表面活性を有する単分散粒子、標準粒子、トナ
ー、塗料の流動性やつや特性を制御する機能性充填剤等
の分野で応用されている。これ等の粒子を重合法で得る
為には、種々の方法が知られているが、主として乳化重
合法に頼っているのが現状である。また、特殊な用途に
使用する場合には、ソープフリー重合、分散重合、シー
ド重合、膨潤重合等も利用されている。しかしながら、
これ等の重合法には幾つかの欠点がある。例えば、乳化
重合法によれば、狭い粒度分布を有する粒子を得ること
ができる利点があるが、乳化剤などの無視できない不純
物の除去が非常に困難であり、そして得られる粒子の粒
径は精々1μm程度であり、それ以上の大きさの粒子を
得ることは極めて困難である。分散重合、シード重合、
膨潤重合等によれば、大きな粒径の粒子を得ることがで
きるが、その方法は煩雑で長時間を要し、またコスト的
にも大変な不利を生じる為、大量生産に不向きであり、
結局特殊な用途にしか応用ができないという問題があ
る。
一方、懸濁重合法については、上記の重合法における問
題点を比較的有しておらず、例えば、得られる製品が粒
子状であるという特徴を有しており、また、分散相を予
備的に塊状重合させると、粒度分布が狭くなることも既
に報告されている(特開昭57-25308号公報)。
題点を比較的有しておらず、例えば、得られる製品が粒
子状であるという特徴を有しており、また、分散相を予
備的に塊状重合させると、粒度分布が狭くなることも既
に報告されている(特開昭57-25308号公報)。
(発明が解決しようとする課題) ところが、懸濁重合法は、一般に粒径と粒度分布の制御
が難しいという問題点を有している。すなわち懸濁重合
法では、撹拌分散された液滴が様々な径を有し、更に、
分散時に液滴は分裂と合一を繰り返すため、得られる粒
子の粒度分布が極めて広いものとなり、特に粒度分布の
狭い単分散粒子状のものを得ることは困難である。ま
た、従来知られている予備的塊状重合を用いる懸濁重合
法によっては、液滴の分裂と合一を単に制御し得るに過
ぎないから、所望の粒径と狭い粒度分布を有する重合体
粒子が得られるように粒径を制御することは不可能であ
る。
が難しいという問題点を有している。すなわち懸濁重合
法では、撹拌分散された液滴が様々な径を有し、更に、
分散時に液滴は分裂と合一を繰り返すため、得られる粒
子の粒度分布が極めて広いものとなり、特に粒度分布の
狭い単分散粒子状のものを得ることは困難である。ま
た、従来知られている予備的塊状重合を用いる懸濁重合
法によっては、液滴の分裂と合一を単に制御し得るに過
ぎないから、所望の粒径と狭い粒度分布を有する重合体
粒子が得られるように粒径を制御することは不可能であ
る。
ところで、上記した種々の応用分野に使用される製品に
おいて、粒度分布の不均一性は、重合体の機械的強度、
耐薬品性、色相、透明性及び成形性等の性能と重要な関
係があり、粒径と粒度分布の制御は重要な問題である。
おいて、粒度分布の不均一性は、重合体の機械的強度、
耐薬品性、色相、透明性及び成形性等の性能と重要な関
係があり、粒径と粒度分布の制御は重要な問題である。
本発明は、従来の技術における上記のような実状に鑑み
てなされたものである。
てなされたものである。
本発明の目的は、生成物粒子の粒径及び粒度分布を容易
に制御することが可能な懸濁重合法を提供することにあ
る。
に制御することが可能な懸濁重合法を提供することにあ
る。
本発明の他の目的は、従来懸濁重合法では製造困難と言
われていた1〜50μmの範囲の粒径を有する重合体粒子
を製造することが可能な懸濁重合法を提供することにあ
る。
われていた1〜50μmの範囲の粒径を有する重合体粒子
を製造することが可能な懸濁重合法を提供することにあ
る。
懸濁重合において粒子が得られるのは以下の理由によ
る。本来静置状態では分離すべき分散相と連続相とが、
撹拌などのエネルギーによって分かれ、分散相が分裂
し、いわゆる液滴状態となり、連続相中に存在する。こ
の液滴は、このままの状態では一般に、分裂や合一を繰
り返す不安定なものであるが、液滴が熱等のエネルギー
が供給されることにより重合し、もはや分裂ないし合一
し得ない剛直な粒子となる。したがって、懸濁重合法に
より粒子の大きさを制御するには、この液滴の大きさ
と、分裂及び合一に対し何等かの制御を加えればよい。
しかしながら、この液滴の大きさに関連する要素を考え
てみると、分散機(撹拌機)の特性、構造、形状、大き
さ、或いは反応容器の大きさ、形状、反応液のチャージ
量、或いはまた反応液の相比、粘度、分散剤の種類と量
等があり、実質上一元的に制御できるものではない。し
たがって、現実にはこれ等多々ある要素のうちの幾つか
を固定し、求める粒子をある条件を決定して行かざるを
得ないのが現状である。しかしながら、この方法では、
余りにも試行錯誤的であり、スケールアップ等の条件変
更に対して対応が困難である。この点は、製造上の重大
な障害になっており、特に製品を粉体のまま利用しよう
とする目的においては、いわゆる製造上のフレキシビリ
ティーに欠ける。
る。本来静置状態では分離すべき分散相と連続相とが、
撹拌などのエネルギーによって分かれ、分散相が分裂
し、いわゆる液滴状態となり、連続相中に存在する。こ
の液滴は、このままの状態では一般に、分裂や合一を繰
り返す不安定なものであるが、液滴が熱等のエネルギー
が供給されることにより重合し、もはや分裂ないし合一
し得ない剛直な粒子となる。したがって、懸濁重合法に
より粒子の大きさを制御するには、この液滴の大きさ
と、分裂及び合一に対し何等かの制御を加えればよい。
しかしながら、この液滴の大きさに関連する要素を考え
てみると、分散機(撹拌機)の特性、構造、形状、大き
さ、或いは反応容器の大きさ、形状、反応液のチャージ
量、或いはまた反応液の相比、粘度、分散剤の種類と量
等があり、実質上一元的に制御できるものではない。し
たがって、現実にはこれ等多々ある要素のうちの幾つか
を固定し、求める粒子をある条件を決定して行かざるを
得ないのが現状である。しかしながら、この方法では、
余りにも試行錯誤的であり、スケールアップ等の条件変
更に対して対応が困難である。この点は、製造上の重大
な障害になっており、特に製品を粉体のまま利用しよう
とする目的においては、いわゆる製造上のフレキシビリ
ティーに欠ける。
本発明者等は、上記の問題について鋭意検討を重ねた結
果、先に、予備重合した単量体成分よりなる分散相と水
性媒質よりなる連続相とを分散機に同時に供給して所望
の分散液を形成した後、重合を完結する新規な懸濁重合
法を提案したが(特開平3-56501号公報)、この方法に
おいて、分散相に着色性顔料などを含有させた場合、粘
弾特性が大きく変化し、特にカーボンブラック等の化学
的に活性を有する顔料を含有させた場合は、その粘弾特
性挙動は予測し難く、十分な結果が得られないことが判
明した。そこで、さらに検討を加えた結果、カーボンブ
ラックを含有する分散相成分を、ある特定の状態になる
ように予備重合させると、粒径1〜50μmの重合体組成
物粒子が容易に得られることを見出だし、本発明を完成
するに至った。
果、先に、予備重合した単量体成分よりなる分散相と水
性媒質よりなる連続相とを分散機に同時に供給して所望
の分散液を形成した後、重合を完結する新規な懸濁重合
法を提案したが(特開平3-56501号公報)、この方法に
おいて、分散相に着色性顔料などを含有させた場合、粘
弾特性が大きく変化し、特にカーボンブラック等の化学
的に活性を有する顔料を含有させた場合は、その粘弾特
性挙動は予測し難く、十分な結果が得られないことが判
明した。そこで、さらに検討を加えた結果、カーボンブ
ラックを含有する分散相成分を、ある特定の状態になる
ように予備重合させると、粒径1〜50μmの重合体組成
物粒子が容易に得られることを見出だし、本発明を完成
するに至った。
(課題を解決するための手段) 本発明の懸濁重合法は、単量体組成物を懸濁重合して重
合体組成物を製造するに際して、カーボンブラックを含
有する単量体組成物よりなる分散相成分と、水性媒質よ
りなる連続相成分とをそれぞれ独立した槽に保持し、単
量体組成物よりなる分散相成分を予め加熱により重合率
1〜30%の範囲に予備重合して、60℃における粘度が1
〜30センチポイズの分散相成分を形成し、上記予備重合
した分散相成分及び連続相成分を、それぞれ独立した経
路を通して、剪断力を付与する装置に同時に連続して供
給し、剪断力を付与することによって所望の大きさの液
滴を持つ分散液を形成し、その後該分散液を重合槽中に
導入して重合を完結させ、重合体組成物を得ることを特
徴とする。
合体組成物を製造するに際して、カーボンブラックを含
有する単量体組成物よりなる分散相成分と、水性媒質よ
りなる連続相成分とをそれぞれ独立した槽に保持し、単
量体組成物よりなる分散相成分を予め加熱により重合率
1〜30%の範囲に予備重合して、60℃における粘度が1
〜30センチポイズの分散相成分を形成し、上記予備重合
した分散相成分及び連続相成分を、それぞれ独立した経
路を通して、剪断力を付与する装置に同時に連続して供
給し、剪断力を付与することによって所望の大きさの液
滴を持つ分散液を形成し、その後該分散液を重合槽中に
導入して重合を完結させ、重合体組成物を得ることを特
徴とする。
以下、本発明について図面を参酌して詳細に説明する。
第1図は、本発明を実施するために使用する装置の一例
である。図中、1は連続相槽、2は分散相槽であり、そ
れぞれ流路8及び9によって剪断力を付与する装置であ
る撹拌機を備えた分散機5に連結されている。3は、凝
縮機6及び加熱ジャケット7を備えた反応槽であり、流
路10によって分散機5と連結されている。4は定量ポン
プである。
である。図中、1は連続相槽、2は分散相槽であり、そ
れぞれ流路8及び9によって剪断力を付与する装置であ
る撹拌機を備えた分散機5に連結されている。3は、凝
縮機6及び加熱ジャケット7を備えた反応槽であり、流
路10によって分散機5と連結されている。4は定量ポン
プである。
本発明を実施するには、水性媒質よりなる連続相成分を
連続相槽1に保持し、カーボンブラック0.5重量%以上
を含有する単量体組成物よりなる分散相成分を分散相槽
2に保持する。分散相成分は、予め分散相内で加熱する
ことによって、上記した範囲の重合率及び粘度を有する
ように予備的に塊状重合させる。次いで、これ等成分
は、それぞれ独立した流路8及び9に設けられた定量ポ
ンプ4、4を駆動することによって、撹拌機を備えた分
散機5の剪断領域付近に同時かつ連続的に供給される。
分散機の剪断領域付近に供給された各成分は、撹拌機の
剪断力によって分散し、分散相と連続相とよりなる分散
液が形成される。形成された分散液は、流路10を経て反
応槽3に送られ、通常の手法によって懸濁重合が実施さ
れる。
連続相槽1に保持し、カーボンブラック0.5重量%以上
を含有する単量体組成物よりなる分散相成分を分散相槽
2に保持する。分散相成分は、予め分散相内で加熱する
ことによって、上記した範囲の重合率及び粘度を有する
ように予備的に塊状重合させる。次いで、これ等成分
は、それぞれ独立した流路8及び9に設けられた定量ポ
ンプ4、4を駆動することによって、撹拌機を備えた分
散機5の剪断領域付近に同時かつ連続的に供給される。
分散機の剪断領域付近に供給された各成分は、撹拌機の
剪断力によって分散し、分散相と連続相とよりなる分散
液が形成される。形成された分散液は、流路10を経て反
応槽3に送られ、通常の手法によって懸濁重合が実施さ
れる。
本発明においては、上記の分散相成分及び連続相成分
を、所定の流量で撹拌機を備えた分散機に同時に連続し
て供給するので、剪断領域を通過する液滴の量、大き
さ、或いは相比等の分散条件が完全に管理下に置かれ
て、分散相及び連続相は、常に一定の条件で剪断力を受
けることになり、したがって、粒度分布の狭い分散液が
得られる。
を、所定の流量で撹拌機を備えた分散機に同時に連続し
て供給するので、剪断領域を通過する液滴の量、大き
さ、或いは相比等の分散条件が完全に管理下に置かれ
て、分散相及び連続相は、常に一定の条件で剪断力を受
けることになり、したがって、粒度分布の狭い分散液が
得られる。
上記の場合、一回の剪断領域の通過では、求める粒径の
大きさを得られない場合は、更に他の分散機を設け、一
段目の分散機を通過した分散液を、第2段目の分散機に
通過させればよい。必要に応じて、この方式を何段も重
ねることも可能である。得られた分散液はもはや界面エ
ネルギーが充分大きくなっているので、通常の撹拌条件
下でも合一は殆ど生じない。
大きさを得られない場合は、更に他の分散機を設け、一
段目の分散機を通過した分散液を、第2段目の分散機に
通過させればよい。必要に応じて、この方式を何段も重
ねることも可能である。得られた分散液はもはや界面エ
ネルギーが充分大きくなっているので、通常の撹拌条件
下でも合一は殆ど生じない。
本発明において、連続相は水性媒質よりなる連続相成分
によって形成される。連続相には懸濁安定剤を含有させ
るのが好ましい。
によって形成される。連続相には懸濁安定剤を含有させ
るのが好ましい。
一般に懸濁重合で用いられる懸濁安定剤は、その分子中
に親水性基と疎水性基とを有する界面活性物質があげら
れる。これ等界面活性物質は、親水性基として、水酸
基、カルボキシル基及びその塩、スルホン基及びその塩
等の極性基を有し、疎水性基として、脂肪族及び芳香族
等の無極性基で構成されており、分散工程により形成さ
れた単量体組成物粒子の合一を防ぎ、安定化する能力を
有する化合物である。
に親水性基と疎水性基とを有する界面活性物質があげら
れる。これ等界面活性物質は、親水性基として、水酸
基、カルボキシル基及びその塩、スルホン基及びその塩
等の極性基を有し、疎水性基として、脂肪族及び芳香族
等の無極性基で構成されており、分散工程により形成さ
れた単量体組成物粒子の合一を防ぎ、安定化する能力を
有する化合物である。
このような懸濁安定剤は、例えばポリビニルアルコー
ル、カゼイン、ゼラチン、メチルセルロース、メチルヒ
ドロキシプロピルセルロース、エチルセルロース等のセ
ルロース誘導体、澱粉及びその誘導体、ポリ(メタ)ア
クリル酸及びそれ等の塩等があげられ、これ等の懸濁重
合体は、重合中は、液滴表面を被覆し、液滴の合一、集
塊を防止する働きをしている。
ル、カゼイン、ゼラチン、メチルセルロース、メチルヒ
ドロキシプロピルセルロース、エチルセルロース等のセ
ルロース誘導体、澱粉及びその誘導体、ポリ(メタ)ア
クリル酸及びそれ等の塩等があげられ、これ等の懸濁重
合体は、重合中は、液滴表面を被覆し、液滴の合一、集
塊を防止する働きをしている。
また、連続相には、乳化防止の目的で、塩化ナトリウ
ム、硫酸ナトリウム等の中性塩を加えてもよい。また、
更に、分散工程により形成された単量体組成物粒子の合
一を防ぐ目的で、グリセリン、エチレングリコール等の
増粘剤を加えてもよい。
ム、硫酸ナトリウム等の中性塩を加えてもよい。また、
更に、分散工程により形成された単量体組成物粒子の合
一を防ぐ目的で、グリセリン、エチレングリコール等の
増粘剤を加えてもよい。
一方、分散相は、カーボンブラックを含有する単量体組
成物よりなる分散相成分を予備重合させることによって
形成される。
成物よりなる分散相成分を予備重合させることによって
形成される。
単量体組成物の主成分として使用される重合性単量体と
しては、懸濁重合に使用可能なものであれば特に限定さ
れるものではないが、トナーの製造に関して説明する
と、以下に記載のものを使用することができる。
しては、懸濁重合に使用可能なものであれば特に限定さ
れるものではないが、トナーの製造に関して説明する
と、以下に記載のものを使用することができる。
例えば、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルス
チレン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、
p−フェニルスチレン、p−クロルスチレン、3,4−ジ
クロルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチル
スチレン、p−n−ブチルスチレン、p−tert−ブチル
スチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチ
ルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシル
スチレン等のスチレン及びその誘導体;エチレン、プロ
ピレン、ブチレン、イソブチレン等のエチレン性不飽和
モノオレフィン類;塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化
ビニル、フッ化ビニル等のハロゲン化ビニル類;酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル等の有機酸
ビニルエステル類;メタクリル酸、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタ
クリル酸n−ブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタ
クリル酸ドデシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、
メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸フェニル、メタ
クリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチル
アミノエチル等のメタクリル酸及びその誘導体;アクリ
ル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸プロ
ピル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸ドデシル、
アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリ
ル、アクリル酸2−クロルエチル、アクリル酸フェニル
等のアクリル酸及びその誘導体;ビニルメチルエーテ
ル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル
等のビニルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビニルヘ
キシルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等のビニル
ケトン類;N−ビニルピロール、N−ビニルカルバゾー
ル、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリドン等の
N−ビニル化合物;ビニルナフタリン類;アクリロニト
リル、メタクリロニトリル、アクリルアミド等の重合性
単量体があげられる。
チレン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、
p−フェニルスチレン、p−クロルスチレン、3,4−ジ
クロルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチル
スチレン、p−n−ブチルスチレン、p−tert−ブチル
スチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチ
ルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシル
スチレン等のスチレン及びその誘導体;エチレン、プロ
ピレン、ブチレン、イソブチレン等のエチレン性不飽和
モノオレフィン類;塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化
ビニル、フッ化ビニル等のハロゲン化ビニル類;酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル等の有機酸
ビニルエステル類;メタクリル酸、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタ
クリル酸n−ブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタ
クリル酸ドデシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、
メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸フェニル、メタ
クリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチル
アミノエチル等のメタクリル酸及びその誘導体;アクリ
ル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸プロ
ピル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸ドデシル、
アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリ
ル、アクリル酸2−クロルエチル、アクリル酸フェニル
等のアクリル酸及びその誘導体;ビニルメチルエーテ
ル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル
等のビニルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビニルヘ
キシルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等のビニル
ケトン類;N−ビニルピロール、N−ビニルカルバゾー
ル、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリドン等の
N−ビニル化合物;ビニルナフタリン類;アクリロニト
リル、メタクリロニトリル、アクリルアミド等の重合性
単量体があげられる。
これ等のモノマーは、単独で、或いは必要に応じて二種
以上を種々の組成に組み合わせて用いられる。
以上を種々の組成に組み合わせて用いられる。
上記単量体に含有させるカーボンブラックとしては、個
数平均粒径、給油量、pH等に制限なく使用できるが、市
販品として、以下のものがあげられる。例えば、米国キ
ャボット社製リーガル(REGAL)400、660、330、300、S
RF−S、ステリング(STERING)SO、V、NS、R;コロン
ビア・カーボン日本(株)製ラーベン(RAVEN)H20、MT
−P、410、420、430、450、500、760、780、1000、103
5、1060、1080;三菱化成(株)製♯10B、♯5B、♯240O
B、MA-100等があげられる。これ等のカーボンブラック
は単独で或いは二種以上の組成に組み合わせて用いるこ
とができる。
数平均粒径、給油量、pH等に制限なく使用できるが、市
販品として、以下のものがあげられる。例えば、米国キ
ャボット社製リーガル(REGAL)400、660、330、300、S
RF−S、ステリング(STERING)SO、V、NS、R;コロン
ビア・カーボン日本(株)製ラーベン(RAVEN)H20、MT
−P、410、420、430、450、500、760、780、1000、103
5、1060、1080;三菱化成(株)製♯10B、♯5B、♯240O
B、MA-100等があげられる。これ等のカーボンブラック
は単独で或いは二種以上の組成に組み合わせて用いるこ
とができる。
カーボンブラックの含有量は、0.5重量%以上であるの
が好ましい。カーボンブラックの含有量0.5重量%より
も低い場合には、得られる懸濁重合体微粒子を電子写真
用のトナーとして使用した場合に、十分な着色力が得ら
れない。
が好ましい。カーボンブラックの含有量0.5重量%より
も低い場合には、得られる懸濁重合体微粒子を電子写真
用のトナーとして使用した場合に、十分な着色力が得ら
れない。
本発明においては、重合開始剤が使用されるが、重合開
始剤は重合性単量体に可溶であるのが好ましくい。その
様な重合開始剤としては、2,2′−アゾビス−(2,4−ジ
メチルバレロニトリル)、2,2′−アゾビス−4−メト
キシ−2,4−ジメチルバレロニトリル、その他のアゾ系
又はジアゾ系重合開始剤;ベンゾイルパーオキサイド、
メチルエチルケトンパーオキサイド、イソプロピルパー
オキシカーボネート、その他の過酸化物系重合開始剤等
があげられる。
始剤は重合性単量体に可溶であるのが好ましくい。その
様な重合開始剤としては、2,2′−アゾビス−(2,4−ジ
メチルバレロニトリル)、2,2′−アゾビス−4−メト
キシ−2,4−ジメチルバレロニトリル、その他のアゾ系
又はジアゾ系重合開始剤;ベンゾイルパーオキサイド、
メチルエチルケトンパーオキサイド、イソプロピルパー
オキシカーボネート、その他の過酸化物系重合開始剤等
があげられる。
本発明においては、分子量及び分子量分布を制御する目
的で、又は反応時間を制御する目的で、上記のような重
合開始剤の二種以上を種々の組成に組み合わせて用いる
ことが好ましい。また、更に必要に応じて過硫酸アンモ
ニウム、過硫酸カリウム等の水溶性開始剤を併用しても
よい。
的で、又は反応時間を制御する目的で、上記のような重
合開始剤の二種以上を種々の組成に組み合わせて用いる
ことが好ましい。また、更に必要に応じて過硫酸アンモ
ニウム、過硫酸カリウム等の水溶性開始剤を併用しても
よい。
重合開始剤の使用量は、重合性単量体100部に対して、
通常0.1〜20部、好ましくは1〜5部である。
通常0.1〜20部、好ましくは1〜5部である。
上記分散相成分は、分散相槽において、加熱による塊重
合法によって予備重合させる。予備重合は、重合率が1
〜30%、好ましくは5〜15%の範囲になるように行い、
そして、60℃における粘度が1〜30センチポイズ、好ま
しくは1〜10センチポイズの範囲の分散相成分を形成さ
せることが必要である。
合法によって予備重合させる。予備重合は、重合率が1
〜30%、好ましくは5〜15%の範囲になるように行い、
そして、60℃における粘度が1〜30センチポイズ、好ま
しくは1〜10センチポイズの範囲の分散相成分を形成さ
せることが必要である。
なお、予備重合における重合率は、1%より低くなるこ
とは実際には起こり得ないが、30%より高くなる場合
は、造粒が困難になり、粒度分布が広くなる。また、予
備重合によって形成される分散相成分の粘度が1センチ
ポイズよりも低くなったり、30センチポイズよりも高く
なると、比較的大きな部分の粒子径が増し、全体の粒度
分布が広くなる。
とは実際には起こり得ないが、30%より高くなる場合
は、造粒が困難になり、粒度分布が広くなる。また、予
備重合によって形成される分散相成分の粘度が1センチ
ポイズよりも低くなったり、30センチポイズよりも高く
なると、比較的大きな部分の粒子径が増し、全体の粒度
分布が広くなる。
上記のようにして予備重合した分散相成分及び連続相成
分を、それぞれ分散機に導入し、所定の粒径及び粒度分
布を有する分散液を製造した後、分散液が懸濁重合に付
されるが、懸濁重合反応は、通常、重合温度50℃以上で
行われ、重合開始剤の分解温度を考慮して温度を設定す
る。設定温度が高すぎると、重合開始剤の急激な分解が
生じ、分子量などに影響を与えるため好ましくない。
分を、それぞれ分散機に導入し、所定の粒径及び粒度分
布を有する分散液を製造した後、分散液が懸濁重合に付
されるが、懸濁重合反応は、通常、重合温度50℃以上で
行われ、重合開始剤の分解温度を考慮して温度を設定す
る。設定温度が高すぎると、重合開始剤の急激な分解が
生じ、分子量などに影響を与えるため好ましくない。
(作用) 本発明の作用について、従来の技術との関連において説
明する。
明する。
懸濁重合法において、得られる粒子の大きさを制御する
には、重合反応前の液滴の大きさを制御するのが重要で
あることは言うまでもない。液滴は、反応液の撹拌の乱
流エネルギー、或いは撹拌翼による剪断力により分裂さ
れる。一方、液滴の合一は、液滴同士の接触により生じ
る。最終的な液滴の大きさは、この分裂と合一のバラン
スにより決定される。
には、重合反応前の液滴の大きさを制御するのが重要で
あることは言うまでもない。液滴は、反応液の撹拌の乱
流エネルギー、或いは撹拌翼による剪断力により分裂さ
れる。一方、液滴の合一は、液滴同士の接触により生じ
る。最終的な液滴の大きさは、この分裂と合一のバラン
スにより決定される。
そこでまず分裂についてみると、50μm以下の粒子径
(トナーの場合は10μm以下)の範囲の液滴を得るに
は、分散機の撹拌翼による剪断力が、分裂を支配する要
因の主体となっていることが判明した。このとき、分裂
されて生じる液滴の大きさは、分裂される前の状態、剪
断力の大きさ、剪断の繰り返し回数などによって定ま
る。従来用いられている分散機では、大きな液滴も小さ
な液滴も同じ剪断力を受けるので、大きな液滴は剪断力
を受けてある大きさの液滴に分裂するが、小さな液滴が
供給された場合でも、その液滴は更に砕かれて更に小さ
な液滴に分裂してしまい、最終的には乳化状態まで砕か
れる。乳化成分は、再び合一して大きな粒子とはなり得
ず、損失をきたす。また、一般の分散機(撹拌機)で
は、撹拌によって生じる循環流に乗った液滴は、剪断領
域を通過する際に細分化されるのと平行して、装置全体
に存在する乱流場でも乱流エネルギーによって細分化さ
れる機会がある。しかし、装置内を流動する液滴の運動
は、ランダムに近いので、それぞれの液滴が遭遇する細
分化の条件は分布が生じることが避けられない。
(トナーの場合は10μm以下)の範囲の液滴を得るに
は、分散機の撹拌翼による剪断力が、分裂を支配する要
因の主体となっていることが判明した。このとき、分裂
されて生じる液滴の大きさは、分裂される前の状態、剪
断力の大きさ、剪断の繰り返し回数などによって定ま
る。従来用いられている分散機では、大きな液滴も小さ
な液滴も同じ剪断力を受けるので、大きな液滴は剪断力
を受けてある大きさの液滴に分裂するが、小さな液滴が
供給された場合でも、その液滴は更に砕かれて更に小さ
な液滴に分裂してしまい、最終的には乳化状態まで砕か
れる。乳化成分は、再び合一して大きな粒子とはなり得
ず、損失をきたす。また、一般の分散機(撹拌機)で
は、撹拌によって生じる循環流に乗った液滴は、剪断領
域を通過する際に細分化されるのと平行して、装置全体
に存在する乱流場でも乱流エネルギーによって細分化さ
れる機会がある。しかし、装置内を流動する液滴の運動
は、ランダムに近いので、それぞれの液滴が遭遇する細
分化の条件は分布が生じることが避けられない。
したがって、全ての液滴ができるだけ等しい頻度で剪断
力にさらされることが、液滴の大きさを制御する上で必
要な条件となる。また、粒度分布を制御するには、分散
機の剪断力を与える部分に、一定の状態の被分散液を供
給することが重要である。
力にさらされることが、液滴の大きさを制御する上で必
要な条件となる。また、粒度分布を制御するには、分散
機の剪断力を与える部分に、一定の状態の被分散液を供
給することが重要である。
一方、合一については、液滴同士の接触により起こると
考えられるが、一般的には粒子は粒径が小さいほど、単
位体積あたりの表面エネルギーが大きくなり、粒子とし
て安定に存在することができる。更に、粒度分布を拡げ
る原因となる要素は、同一系中に大きな液滴が小さな液
滴と混在することである。小さな液滴は、大きな液滴と
衝突すると、それに吸収されやすいという現象がある。
ところで、液滴を充分安定な界面エネルギーを持つほど
に小さくするためには、それだけ大きなエネルギーを供
給する必要があるので、狭い剪断領域で集中的に液滴を
分裂されることが有効であり、しかも全ての液滴に対し
て均等に剪断力が及ぶように規則的に分裂させる条件を
もたらすことが肝要である。
考えられるが、一般的には粒子は粒径が小さいほど、単
位体積あたりの表面エネルギーが大きくなり、粒子とし
て安定に存在することができる。更に、粒度分布を拡げ
る原因となる要素は、同一系中に大きな液滴が小さな液
滴と混在することである。小さな液滴は、大きな液滴と
衝突すると、それに吸収されやすいという現象がある。
ところで、液滴を充分安定な界面エネルギーを持つほど
に小さくするためには、それだけ大きなエネルギーを供
給する必要があるので、狭い剪断領域で集中的に液滴を
分裂されることが有効であり、しかも全ての液滴に対し
て均等に剪断力が及ぶように規則的に分裂させる条件を
もたらすことが肝要である。
本発明においては、上記の様に、分散相成分と連続相成
分とを各々独立した槽に保持し、それぞれ独立した経路
を通して、剪断力を付与する装置に同時に連続して供給
し、狭い剪断領域で集中的に剪断力が付与されるから、
各成分を一定の状態で供給することが可能になり、そし
て、全ての液滴が等しい頻度で剪断力にさらされること
になる。したがって、所望の粒径を持ち、粒度分布の狭
い分散液が形成される。また、得られた分散液は、界面
エネルギーが充分大きくなっているので、通常の撹拌条
件下でも合一は殆ど生じないものになっている。したが
って、分散液を続いて懸濁重合させれば、所望の粒径及
び粒度分布を有する重合体又は重合体組成物が得られ
る。
分とを各々独立した槽に保持し、それぞれ独立した経路
を通して、剪断力を付与する装置に同時に連続して供給
し、狭い剪断領域で集中的に剪断力が付与されるから、
各成分を一定の状態で供給することが可能になり、そし
て、全ての液滴が等しい頻度で剪断力にさらされること
になる。したがって、所望の粒径を持ち、粒度分布の狭
い分散液が形成される。また、得られた分散液は、界面
エネルギーが充分大きくなっているので、通常の撹拌条
件下でも合一は殆ど生じないものになっている。したが
って、分散液を続いて懸濁重合させれば、所望の粒径及
び粒度分布を有する重合体又は重合体組成物が得られ
る。
(実施例) 以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説明する。
なお、以下の例において、「%」及び「部」は、特に断
らないかぎり、重量基準に基づく。
らないかぎり、重量基準に基づく。
実施例1 連続相成分として第三リン酸カルシウムを水に対して3
%、塩化ナトリウムを水に対して3%含有する水溶液を
調製し、第1図に示す装置の連続相槽に入れた。また、
分散相成分として、スチレン400g及びアクリル酸ブチル
100gの混合液に、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル1
5gを溶解させた溶液を調製し、この混合液にカーボンブ
ラック(三菱化成(株)製、♯40)20gを加え、超音波
分散機にて20分間分散した。その後、この分散液を第1
図に示す装置の分散相槽に入れた。
%、塩化ナトリウムを水に対して3%含有する水溶液を
調製し、第1図に示す装置の連続相槽に入れた。また、
分散相成分として、スチレン400g及びアクリル酸ブチル
100gの混合液に、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル1
5gを溶解させた溶液を調製し、この混合液にカーボンブ
ラック(三菱化成(株)製、♯40)20gを加え、超音波
分散機にて20分間分散した。その後、この分散液を第1
図に示す装置の分散相槽に入れた。
槽内には、毎回50mlの速度で乾燥窒素をバブリングさ
せ、窒素ガスで置換した。分散相槽に設けた加熱ジャケ
ットに、70℃の温水を循環させ、内部を60℃に保ちなが
ら、3.5時間撹拌し、予備重合反応を行った。反応液の
一部を採取、秤量し、さらに多量のメチルアルコール中
に加え、未溶解成分を濾別、乾燥し、秤量した。このと
きの重量差より重合率を得た。このときの重合率は10.5
%であった。また、同じく反応液の一部を60℃に保温し
たセル中に入れ、B型粘度計(東京計器(株)製、BL
型)によりその粘度を測定したところ、6cpであった。
せ、窒素ガスで置換した。分散相槽に設けた加熱ジャケ
ットに、70℃の温水を循環させ、内部を60℃に保ちなが
ら、3.5時間撹拌し、予備重合反応を行った。反応液の
一部を採取、秤量し、さらに多量のメチルアルコール中
に加え、未溶解成分を濾別、乾燥し、秤量した。このと
きの重量差より重合率を得た。このときの重合率は10.5
%であった。また、同じく反応液の一部を60℃に保温し
たセル中に入れ、B型粘度計(東京計器(株)製、BL
型)によりその粘度を測定したところ、6cpであった。
第1図に示す装置を用いて、定量ポンプによって、分散
相成分を50ml/分、連続相成分を250ml/分で分散機に供
給した。分散機はステータ・ロータ型の分散機を用い、
8500rpmで運転した。分散機を通過した分散液を、反応
容器に導き、タービン型撹拌翼で300rpmで撹拌しながら
85℃で8時間反応させた。
相成分を50ml/分、連続相成分を250ml/分で分散機に供
給した。分散機はステータ・ロータ型の分散機を用い、
8500rpmで運転した。分散機を通過した分散液を、反応
容器に導き、タービン型撹拌翼で300rpmで撹拌しながら
85℃で8時間反応させた。
上記のようにして得られた重合体組成物を冷却、濾過し
た後、水で充分洗浄し、遠心分離により重合粒子のスラ
リーを得、これを乾燥することにより重合粒子を得た。
た後、水で充分洗浄し、遠心分離により重合粒子のスラ
リーを得、これを乾燥することにより重合粒子を得た。
得られた重合粒子の粒度をコールターカウンター(アパ
ーチャー100μm)を用いて測定した結果(個数分布)
を第2図に示す。上記重合粒子は、第2図に示されるよ
うな狭い粒度分布を有し、最頻値が約5μmであった。
ーチャー100μm)を用いて測定した結果(個数分布)
を第2図に示す。上記重合粒子は、第2図に示されるよ
うな狭い粒度分布を有し、最頻値が約5μmであった。
実施例2 実施例1において、カーボンブラックの量を50g、予備
重合反応時間を5.0時間、分散相成分の供給速度を75ml/
分、連続相成分の供給速度を225ml/分、分散機の回転数
を9500rpmとした以外は、実施例1と同様にして操作を
行った。予備重合反応後の重合率は7.8%であり、また6
0℃における粘度は5cpであった。
重合反応時間を5.0時間、分散相成分の供給速度を75ml/
分、連続相成分の供給速度を225ml/分、分散機の回転数
を9500rpmとした以外は、実施例1と同様にして操作を
行った。予備重合反応後の重合率は7.8%であり、また6
0℃における粘度は5cpであった。
得られた重合粒子の粒度をコールターカウンター(アパ
ーチャー100μm)を用いて測定した結果(個数分布)
を第3図に示す。上記重合粒子は、第3図に示されるよ
うな狭い粒度分布を有し、最頻値が約4μmであった。
ーチャー100μm)を用いて測定した結果(個数分布)
を第3図に示す。上記重合粒子は、第3図に示されるよ
うな狭い粒度分布を有し、最頻値が約4μmであった。
比較例1 連続相成分として第三リン酸カルシウムを水に対して3
%、塩化ナトリウムを水に対して3%含有する水溶液2l
を調製し、また、分散相成分として、スチレン400g、ア
クリル酸ブチル100gの混合液に2,2′−アゾビスイソブ
チロニトリル15gを溶解させた液を調製し、第1図に示
す装置の反応槽に入れた。反応槽に分散機(特殊機化
製、ホモミキサー)を設置し、9000rpmで8分間分散さ
せた。その後、タービン型撹拌翼で300rpmで撹拌しなが
ら85℃で8時間反応させた。
%、塩化ナトリウムを水に対して3%含有する水溶液2l
を調製し、また、分散相成分として、スチレン400g、ア
クリル酸ブチル100gの混合液に2,2′−アゾビスイソブ
チロニトリル15gを溶解させた液を調製し、第1図に示
す装置の反応槽に入れた。反応槽に分散機(特殊機化
製、ホモミキサー)を設置し、9000rpmで8分間分散さ
せた。その後、タービン型撹拌翼で300rpmで撹拌しなが
ら85℃で8時間反応させた。
上記のようにして得られた重合体組成物を冷却、濾過し
た後、水で充分洗浄し、遠心分離により重合粒子のスラ
リーを得、これを乾燥することにより重合粒子を得た。
た後、水で充分洗浄し、遠心分離により重合粒子のスラ
リーを得、これを乾燥することにより重合粒子を得た。
得られた重合粒子の粒度をコールターカウンター(アパ
ーチャー100μm)を用いて測定した結果(個数分布)
を第4図に示す。上記重合粒子は、第4図に示されるよ
うに広い粒度分布を有するものであった。
ーチャー100μm)を用いて測定した結果(個数分布)
を第4図に示す。上記重合粒子は、第4図に示されるよ
うに広い粒度分布を有するものであった。
比較例2 実施例1において、予備重合反応の条件を、90℃の温水
を循環させることにより、内部温度を85℃に保ちながら
7時間撹拌する以外は、実施例と同様にして操作を行っ
た。予備重合反応後の重合率は75%であり、また60℃に
おける粘度は350cpであった。
を循環させることにより、内部温度を85℃に保ちながら
7時間撹拌する以外は、実施例と同様にして操作を行っ
た。予備重合反応後の重合率は75%であり、また60℃に
おける粘度は350cpであった。
得られた重合粒子の粒度をコールターカウンター(アパ
ーチャー100μm)を用いて測定した結果(個数分布)
を第5図に示す。得られた重合粒子は、第5図に示され
るような広い粒度分布を有するものであった。
ーチャー100μm)を用いて測定した結果(個数分布)
を第5図に示す。得られた重合粒子は、第5図に示され
るような広い粒度分布を有するものであった。
(発明の効果) 本発明の懸濁重合法は、上記の構成を有し、粒径と粒度
分布を容易に制御することができるから、所望の粒径と
狭い粒度分布を有するカーボンブラック含有重合体組成
物を製造することが可能である。したがって、本発明
は、微細な粒径及び狭い粒度分布が要求される材料、特
に、電子写真トナーの製造に有用である。
分布を容易に制御することができるから、所望の粒径と
狭い粒度分布を有するカーボンブラック含有重合体組成
物を製造することが可能である。したがって、本発明
は、微細な粒径及び狭い粒度分布が要求される材料、特
に、電子写真トナーの製造に有用である。
更にまた、本発明によれば、分散は狭い密閉した領域内
で行うことができるので、分散液を得る場合に発泡が少
ない。また分散相成分と連続相成分は、独立した装置で
調製され、別々の経路を通して供給されるので、相比を
変更しても、他の製造要因に与える影響は少ない。更に
また、従来のバッチ反応装置と異なり、反応容器の大き
さの影響を受けないなどの利点がある。したがってま
た、重合体又は重合体組成物の製造における、いわゆる
フレキシビリティーを拡大し、スケールアップ等の条件
変更に対して容易に対処できる。
で行うことができるので、分散液を得る場合に発泡が少
ない。また分散相成分と連続相成分は、独立した装置で
調製され、別々の経路を通して供給されるので、相比を
変更しても、他の製造要因に与える影響は少ない。更に
また、従来のバッチ反応装置と異なり、反応容器の大き
さの影響を受けないなどの利点がある。したがってま
た、重合体又は重合体組成物の製造における、いわゆる
フレキシビリティーを拡大し、スケールアップ等の条件
変更に対して容易に対処できる。
第1図は、本発明の懸濁重合法に使用するための装置の
一例の概略構成図、第2図ないし第5図は、それぞれ、
実施例1、実施例2、比較例1及び比較例2の重合粒子
の粒度分布を示すグラフである。 1……連続相槽、2……分散相槽、3……反応槽、4…
…定量ポンプ、5……分散機、6……凝縮器、7……加
熱用ジャケット、8、9及び10……流路。
一例の概略構成図、第2図ないし第5図は、それぞれ、
実施例1、実施例2、比較例1及び比較例2の重合粒子
の粒度分布を示すグラフである。 1……連続相槽、2……分散相槽、3……反応槽、4…
…定量ポンプ、5……分散機、6……凝縮器、7……加
熱用ジャケット、8、9及び10……流路。
Claims (3)
- 【請求項1】単量体組成物を懸濁重合して重合体組成物
を製造するに際して、カーボンブラックを含有する単量
体組成物よりなる分散相成分と、水性媒質よりなる連続
相成分とをそれぞれ独立した槽に保持し、単量体組成物
よりなる分散相成分を予め加熱により重合率1〜30%の
範囲に予備重合して、60℃における粘度が1〜30センチ
ポイズの分散相成分を形成し、上記予備重合した分散相
成分及び連続相成分を、それぞれ独立した経路を通し
て、剪断力を付与する装置に同時に連続して供給し、剪
断力を付与することによって所望の大きさの液滴を持つ
分散液を形成し、その後該分散液を重合槽中に導入して
重合を完結させ、重合体組成物を得ることを特徴とする
懸濁重合法。 - 【請求項2】カーボンブラックの含有量が0.5重量%以
上であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
の懸濁重合法。 - 【請求項3】剪断力を複数個の剪断力を付与する装置に
よって複数回付与することを特徴とする特許請求の範囲
第1項に記載の懸濁重合法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP816690A JPH06102685B2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | 懸濁重合法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP816690A JPH06102685B2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | 懸濁重合法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03215502A JPH03215502A (ja) | 1991-09-20 |
| JPH06102685B2 true JPH06102685B2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=11685752
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP816690A Expired - Fee Related JPH06102685B2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | 懸濁重合法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06102685B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2427039A1 (en) | 2010-09-03 | 2012-03-07 | Université Catholique De Louvain | Process for preparing electromagnetic interference shielding materials. |
| CN111925466A (zh) * | 2020-09-17 | 2020-11-13 | 凯瑞环保科技股份有限公司 | 一种阻燃型石墨可发性聚合苯乙烯树脂的制备装置及方法 |
-
1990
- 1990-01-19 JP JP816690A patent/JPH06102685B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03215502A (ja) | 1991-09-20 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071214 |
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| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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