JPH06115021A - 加熱成形用シート状物及び成形体 - Google Patents
加熱成形用シート状物及び成形体Info
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- JPH06115021A JPH06115021A JP29391592A JP29391592A JPH06115021A JP H06115021 A JPH06115021 A JP H06115021A JP 29391592 A JP29391592 A JP 29391592A JP 29391592 A JP29391592 A JP 29391592A JP H06115021 A JPH06115021 A JP H06115021A
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- Japan
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- polymer
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- olefin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】成形後の収縮率が小さく、成形前後の光沢の変
化が少なく、しかも絞残りを向上させることができる真
空成形等の加熱成形用シート状物とこのシート状物を用
いて成形される成形体を提供すること。 【構成】シート層を構成する部分の重合体成分が、
(A)幹となるオレフィン系重合体5〜95重量部に、
スチレン、α−メチルスチレン、及びアクリロニトリル
より選ばれる少なくとも一種のモノマーからなる枝とな
る重合体95〜5重量部が形成されている一種又は二種
以上グラフト重合体100重量部に対し、(B)熱可塑
性オレフィン系エラストマー、熱可塑性オレフィン系ゴ
ム又は熱可塑性オレフィン系樹脂より選ばれる少なくと
も一種の重合体0〜2000重量部を配合した組成物で
あり、かつこの組成物より作製したシート層を構成する
シートの20℃における10%モジュラス値が5kgf
/cm2 〜250kgf/cm2(ダンベル1号、引張
り速度50mm/min)である。
化が少なく、しかも絞残りを向上させることができる真
空成形等の加熱成形用シート状物とこのシート状物を用
いて成形される成形体を提供すること。 【構成】シート層を構成する部分の重合体成分が、
(A)幹となるオレフィン系重合体5〜95重量部に、
スチレン、α−メチルスチレン、及びアクリロニトリル
より選ばれる少なくとも一種のモノマーからなる枝とな
る重合体95〜5重量部が形成されている一種又は二種
以上グラフト重合体100重量部に対し、(B)熱可塑
性オレフィン系エラストマー、熱可塑性オレフィン系ゴ
ム又は熱可塑性オレフィン系樹脂より選ばれる少なくと
も一種の重合体0〜2000重量部を配合した組成物で
あり、かつこの組成物より作製したシート層を構成する
シートの20℃における10%モジュラス値が5kgf
/cm2 〜250kgf/cm2(ダンベル1号、引張
り速度50mm/min)である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加熱成形用シート状物及
びこのシート状物を用いて成形された成形体に係り、特
に真空成形法、プレス成形法、スタンピング成形法等の
シート状物を加熱成形する加熱成形法に使用されるシー
ト状物及びこのシート状物を表皮層として上記加熱成形
法により成形された成形体に関する。
びこのシート状物を用いて成形された成形体に係り、特
に真空成形法、プレス成形法、スタンピング成形法等の
シート状物を加熱成形する加熱成形法に使用されるシー
ト状物及びこのシート状物を表皮層として上記加熱成形
法により成形された成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車内装材としてのインストルメント
パネルパッドやドア・トリムの表皮層に用いられるシー
ト状物としては、従来、塩化ビニル樹脂や塩化ビニル樹
脂とABS樹脂をブレンドした配合物からなるシート状
物が汎用されている。
パネルパッドやドア・トリムの表皮層に用いられるシー
ト状物としては、従来、塩化ビニル樹脂や塩化ビニル樹
脂とABS樹脂をブレンドした配合物からなるシート状
物が汎用されている。
【0003】近年、環境問題による脱PVC、軽量化、
リサイクル等のニーズから塩化ビニル樹脂の代替材料と
して熱可塑性オレフィン系エラストマーが注目されてい
る。
リサイクル等のニーズから塩化ビニル樹脂の代替材料と
して熱可塑性オレフィン系エラストマーが注目されてい
る。
【0004】一般的にインストルメントパネルパッド
は、表面に予め絞付けしたシート状物を所定の温度、例
えば160℃前後に加熱し、雄型により真空成形法によ
って成形して表皮層とし、この表皮層と芯材との間に半
硬質ウレタンを注入発泡することによって製造されてい
る。
は、表面に予め絞付けしたシート状物を所定の温度、例
えば160℃前後に加熱し、雄型により真空成形法によ
って成形して表皮層とし、この表皮層と芯材との間に半
硬質ウレタンを注入発泡することによって製造されてい
る。
【0005】また、一般にはドア・トリムは裏面に発泡
材をラミネートし、表面に予め絞付けしたシート状物
を、所定の温度、例えば160℃前後に加熱し、接着剤
を表面に塗布した芯材を雄型にセットし、これに該シー
ト状物を真空成形して一体化することにより製造されて
いる。
材をラミネートし、表面に予め絞付けしたシート状物
を、所定の温度、例えば160℃前後に加熱し、接着剤
を表面に塗布した芯材を雄型にセットし、これに該シー
ト状物を真空成形して一体化することにより製造されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱可塑
性オレフィン系エラストマーを用いたシート状物では
(1)成形後の収縮率が高く、所望の寸法精度を確保す
ることが困難であり、また、(2)成形前後の光沢の変
化が大きく、所望の光沢を確保することが困難であり、
更に(3)成形時に絞流れが起こり易く、所望の絞形状
を維持すること、即ち絞残りをよくすることが困難であ
るという欠点を有する。
性オレフィン系エラストマーを用いたシート状物では
(1)成形後の収縮率が高く、所望の寸法精度を確保す
ることが困難であり、また、(2)成形前後の光沢の変
化が大きく、所望の光沢を確保することが困難であり、
更に(3)成形時に絞流れが起こり易く、所望の絞形状
を維持すること、即ち絞残りをよくすることが困難であ
るという欠点を有する。
【0007】これらの欠点について以下にさらに説明す
る。 (1)成形収縮率 例えば、インストルメントパネルパッドを成形する場合
は、表皮の成形収縮率を見込んで真空成形型(雄型)は
半硬質ウレタンを注入する発泡型より大きく作製してい
るが、例えば、現在一般的に使用されている真空成形型
(雄型)を流用してシート材質を切り替える場合、シー
ト材質による収縮率の差が大きいと、これを発泡型にセ
ットするとき、寸法の不一致が発生し、エッジ部分のシ
ャープさが低下したり、表皮のあまりジワが発生する等
の不具合が発生する。一般にこれを修正するためには、
真空成形型(雄型)の寸法を修正するが、修正量が多い
場合、その修正に要する時間及びその費用が共に多く必
要となる。このため、例えば、塩化ビニル樹脂からなる
シート状物や塩化ビニル樹脂とABS樹脂をブレンドし
た配合物からなるシート状物を成形するときに使用され
る型を流用する場合、表皮の成形収縮率は10/100
0(mm/mm)以下とすることが望まれている。しか
し、これまで熱可塑性オレフィン系エラストマーを用い
たシート状物ではこれを満足することができなかった。
る。 (1)成形収縮率 例えば、インストルメントパネルパッドを成形する場合
は、表皮の成形収縮率を見込んで真空成形型(雄型)は
半硬質ウレタンを注入する発泡型より大きく作製してい
るが、例えば、現在一般的に使用されている真空成形型
(雄型)を流用してシート材質を切り替える場合、シー
ト材質による収縮率の差が大きいと、これを発泡型にセ
ットするとき、寸法の不一致が発生し、エッジ部分のシ
ャープさが低下したり、表皮のあまりジワが発生する等
の不具合が発生する。一般にこれを修正するためには、
真空成形型(雄型)の寸法を修正するが、修正量が多い
場合、その修正に要する時間及びその費用が共に多く必
要となる。このため、例えば、塩化ビニル樹脂からなる
シート状物や塩化ビニル樹脂とABS樹脂をブレンドし
た配合物からなるシート状物を成形するときに使用され
る型を流用する場合、表皮の成形収縮率は10/100
0(mm/mm)以下とすることが望まれている。しか
し、これまで熱可塑性オレフィン系エラストマーを用い
たシート状物ではこれを満足することができなかった。
【0008】(2)光沢度 一般に成形前後で表面の光沢度は変化するが、成形後の
光沢度は2.0程度以下であることが望まれている。こ
れを達成するためには表皮の表面に塗布する表面処理剤
によって光沢度を調整する方法が一般に行われている。
しかし、この方法にもシート層自身の性質の影響がある
ため調整の限界があり、これまで熱可塑性オレフィン系
エラストマーを用いたシート状物では成形前後の光沢度
の変化が大きく、表面処理剤によって光沢度を調整する
ことが困難な場合がしばしばあった。
光沢度は2.0程度以下であることが望まれている。こ
れを達成するためには表皮の表面に塗布する表面処理剤
によって光沢度を調整する方法が一般に行われている。
しかし、この方法にもシート層自身の性質の影響がある
ため調整の限界があり、これまで熱可塑性オレフィン系
エラストマーを用いたシート状物では成形前後の光沢度
の変化が大きく、表面処理剤によって光沢度を調整する
ことが困難な場合がしばしばあった。
【0009】(3)絞残り あらかじめ絞付けをしたシート状物を加熱して軟化させ
てから成形し、その後冷却してから脱型し、所望の形状
を得る加熱成形の場合、シート状物を加熱すること、成
形時に所望の形状に展開して引伸ばすこと等により、絞
深さが低下したり、絞外観が変化したりする等のいわゆ
る絞流れが起こるが、これの度合いの少ないシート状物
が望まれている。このような絞流れはシート層の加熱時
の特性によるものと考えられるが、これまで熱可塑性オ
レフィン系エラストマーを用いたシート状物では上記し
た要求を必ずしも満足することができなかった。
てから成形し、その後冷却してから脱型し、所望の形状
を得る加熱成形の場合、シート状物を加熱すること、成
形時に所望の形状に展開して引伸ばすこと等により、絞
深さが低下したり、絞外観が変化したりする等のいわゆ
る絞流れが起こるが、これの度合いの少ないシート状物
が望まれている。このような絞流れはシート層の加熱時
の特性によるものと考えられるが、これまで熱可塑性オ
レフィン系エラストマーを用いたシート状物では上記し
た要求を必ずしも満足することができなかった。
【0010】特に車両内装材は、乗員の目にふれる頻度
の高いものであり、表面外観は重要な性能であって、上
記した(1)〜(3)をすべて満足することが望まれて
いるが、加熱成形して得られる鞄、日用雑貨等の成形体
の場合にも同様なことが望まれている。
の高いものであり、表面外観は重要な性能であって、上
記した(1)〜(3)をすべて満足することが望まれて
いるが、加熱成形して得られる鞄、日用雑貨等の成形体
の場合にも同様なことが望まれている。
【0011】本発明の目的は、上記した従来技術の課題
を解決し、成形後の収縮率が小さく、成形前後の光沢度
の変化が少なく、しかも絞残りを向上させることができ
る加熱成形用シート状物及びこのシート状物を用いて真
空成形法等の加熱成形で得られる成形体を提供すること
にある。
を解決し、成形後の収縮率が小さく、成形前後の光沢度
の変化が少なく、しかも絞残りを向上させることができ
る加熱成形用シート状物及びこのシート状物を用いて真
空成形法等の加熱成形で得られる成形体を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、真空成形
を含めた加熱成形法において、熱可塑性オレフィン系エ
ラストマーを用いたシート状物につき、上記した(1)
〜(3)の課題を解消するために鋭意検討した結果、本
発明に到達したものである。
を含めた加熱成形法において、熱可塑性オレフィン系エ
ラストマーを用いたシート状物につき、上記した(1)
〜(3)の課題を解消するために鋭意検討した結果、本
発明に到達したものである。
【0013】すなわち、本発明の加熱成形用シート状物
は、このシート状物中のシート層を構成する部分の重合
体成分が、 (A)幹となるオレフィン系重合体5〜95重量部に、
スチレン、α−メチルスチレン、及びアクリロニトリル
より選ばれる少なくとも一種のモノマーからなる枝とな
る重合体95〜5重量部が形成されている一種又は二種
以上のグラフト重合体:100重量部 (B)熱可塑性オレフィン系エラストマー、熱可塑性オ
レフィン系ゴム又は熱可塑性オレフィン系樹脂より選ば
れる少なくとも一種の重合体:0〜2000重量部から
なる組成物であり、かつ、この組成物より作製した前記
シート層を構成するシートの20℃における10%モジ
ュラス値が5kgf/cm2 〜250kgf/cm
2 (ダンベル1号、引張り速度50mm/min)のも
のである。また、本発明の成形体は、上記した組成物の
重合体成分からなるシート状物を用いて真空成形法等の
加熱成形法によって成形された成形体である。
は、このシート状物中のシート層を構成する部分の重合
体成分が、 (A)幹となるオレフィン系重合体5〜95重量部に、
スチレン、α−メチルスチレン、及びアクリロニトリル
より選ばれる少なくとも一種のモノマーからなる枝とな
る重合体95〜5重量部が形成されている一種又は二種
以上のグラフト重合体:100重量部 (B)熱可塑性オレフィン系エラストマー、熱可塑性オ
レフィン系ゴム又は熱可塑性オレフィン系樹脂より選ば
れる少なくとも一種の重合体:0〜2000重量部から
なる組成物であり、かつ、この組成物より作製した前記
シート層を構成するシートの20℃における10%モジ
ュラス値が5kgf/cm2 〜250kgf/cm
2 (ダンベル1号、引張り速度50mm/min)のも
のである。また、本発明の成形体は、上記した組成物の
重合体成分からなるシート状物を用いて真空成形法等の
加熱成形法によって成形された成形体である。
【0014】本発明において、加熱成形用シート状物の
シート層部分を形成するグラフト重合体成分(A)は、
幹となるオレフィン系重合体に、スチレン、α−メチル
スチレン、及びアクリロニトリルより選ばれる少なくと
も一種のモノマーからなる枝となる重合体を形成してい
るグラフト重合体よりなる。
シート層部分を形成するグラフト重合体成分(A)は、
幹となるオレフィン系重合体に、スチレン、α−メチル
スチレン、及びアクリロニトリルより選ばれる少なくと
も一種のモノマーからなる枝となる重合体を形成してい
るグラフト重合体よりなる。
【0015】(A)グラフト重合体成分中の幹となるオ
レフィン系重合体は(B)成分との相溶性を与える作用
をはたすもので、枝となる重合体を形成しうるものであ
ればよいが、これにはエチレン、プロピレン等の単独
重合体、エチレン、プロピレン及び炭素数4〜10の
α−オレフィン(例えば1−ブテン、イソブチレン、4
−メチル−1−ペンテン等)等の少なくとも2種のモノ
マーよりなる共重合体、エチレン−プロピレン−ジエ
ン共重合体等が例示されるが、これらは単独又は混合し
て用いることができる。
レフィン系重合体は(B)成分との相溶性を与える作用
をはたすもので、枝となる重合体を形成しうるものであ
ればよいが、これにはエチレン、プロピレン等の単独
重合体、エチレン、プロピレン及び炭素数4〜10の
α−オレフィン(例えば1−ブテン、イソブチレン、4
−メチル−1−ペンテン等)等の少なくとも2種のモノ
マーよりなる共重合体、エチレン−プロピレン−ジエ
ン共重合体等が例示されるが、これらは単独又は混合し
て用いることができる。
【0016】(A)グラフト重合体成分中の枝となる重
合体は、スチレン、α−メチルスチレン、アクリロニト
リルより選ばれる一種のモノマーからなる重合体と二種
以上のモノマーからなる重合体とがあり、その内二種以
上のモノマーからなる重合体は、それがランダム共重合
体又はブロック共重合体のいずれであってもよい。これ
らの(A)グラフト重合体成分中の枝となる重合体は、
本来(B)重合体成分に対して非相溶性のものである
が、幹となるオレフィン系重合体とのグラフト重合体と
することによって(B)重合体成分との相溶性が与えら
れるものであり、これによって従来の熱可塑性オレフィ
ン系エラストマーの欠点を補う作用を与えるものであ
る。
合体は、スチレン、α−メチルスチレン、アクリロニト
リルより選ばれる一種のモノマーからなる重合体と二種
以上のモノマーからなる重合体とがあり、その内二種以
上のモノマーからなる重合体は、それがランダム共重合
体又はブロック共重合体のいずれであってもよい。これ
らの(A)グラフト重合体成分中の枝となる重合体は、
本来(B)重合体成分に対して非相溶性のものである
が、幹となるオレフィン系重合体とのグラフト重合体と
することによって(B)重合体成分との相溶性が与えら
れるものであり、これによって従来の熱可塑性オレフィ
ン系エラストマーの欠点を補う作用を与えるものであ
る。
【0017】幹となる重合体と枝となる重合体との比率
は、幹となるオレフィン系重合体5〜95重量部、好ま
しくは20〜90重量部に対し、スチレン、α−メチル
スチレン及びアクリロニトリルより選ばれる少なくとも
一種のモノマーからなる枝となる重合体を95〜5重量
部、好ましくは80〜10重量部とするのが好ましい。
幹となるオレフィン系重合体が5重量部未満であると、
重合体成分(B)との相溶性が悪くなり、重合体成分
(B)と十分に混合せず、満足な物性のシートが得られ
ない。また、幹となるオレフィン系重合体が95重量部
を超えると、加熱成形用シート状物を成形した時の本発
明の目的とする成形後の収縮率、成形前後の光沢度変
化、および成形後の絞残りが満足されない。
は、幹となるオレフィン系重合体5〜95重量部、好ま
しくは20〜90重量部に対し、スチレン、α−メチル
スチレン及びアクリロニトリルより選ばれる少なくとも
一種のモノマーからなる枝となる重合体を95〜5重量
部、好ましくは80〜10重量部とするのが好ましい。
幹となるオレフィン系重合体が5重量部未満であると、
重合体成分(B)との相溶性が悪くなり、重合体成分
(B)と十分に混合せず、満足な物性のシートが得られ
ない。また、幹となるオレフィン系重合体が95重量部
を超えると、加熱成形用シート状物を成形した時の本発
明の目的とする成形後の収縮率、成形前後の光沢度変
化、および成形後の絞残りが満足されない。
【0018】グラフト重合体は、一般には特に精製しな
い限り、枝となるべき重合体が幹となる重合体に結合し
ていない重合体を含むのが普通である。本発明でいうグ
ラフト重合体にはこの枝となるべき重合体が、幹となる
重合体に結合していない重合体を含むものでも用いう
る。
い限り、枝となるべき重合体が幹となる重合体に結合し
ていない重合体を含むのが普通である。本発明でいうグ
ラフト重合体にはこの枝となるべき重合体が、幹となる
重合体に結合していない重合体を含むものでも用いう
る。
【0019】本発明において、加熱成形用シート状物の
シート層部分を形成する重合体成分(B)は熱可塑性オ
レフィン系エラストマー、熱可塑性オレフィン系ゴム、
又は熱可塑性オレフィン系樹脂より選ばれる少なくとも
一種の重合体よりなる。 (B)重合体成分中の熱可塑性オレフィン系エラストマ
ーは特公昭53−21021で公知のエチレン−α−
オレフィン共重合ゴムの部分架橋物とオレフィン系樹脂
との遂時混練混合物、特公昭53−34210で公知
のエチレン−α−オレフィンとオレフィン系樹脂の同時
混練部分架橋物、特公昭62−59139で公知のエ
チレン−α−オレフィン共重合ゴムとエチレン系樹脂と
の部分共架橋物、ゴム状物及びオレフィン系樹脂等との
混合物等が例示される。
シート層部分を形成する重合体成分(B)は熱可塑性オ
レフィン系エラストマー、熱可塑性オレフィン系ゴム、
又は熱可塑性オレフィン系樹脂より選ばれる少なくとも
一種の重合体よりなる。 (B)重合体成分中の熱可塑性オレフィン系エラストマ
ーは特公昭53−21021で公知のエチレン−α−
オレフィン共重合ゴムの部分架橋物とオレフィン系樹脂
との遂時混練混合物、特公昭53−34210で公知
のエチレン−α−オレフィンとオレフィン系樹脂の同時
混練部分架橋物、特公昭62−59139で公知のエ
チレン−α−オレフィン共重合ゴムとエチレン系樹脂と
の部分共架橋物、ゴム状物及びオレフィン系樹脂等との
混合物等が例示される。
【0020】(B)重合体成分中の熱可塑性オレフィン
系ゴムはエチレン−プロピレン共重合ゴム、エチレン−
プロピレン−非共役ジエン共重合ゴム、ポリイソブチレ
ン、ブチルゴム、プロピレン−1−ブテン共重合ゴム、
水添スチレン−ブタジエン共重合ゴム等が例示される。
系ゴムはエチレン−プロピレン共重合ゴム、エチレン−
プロピレン−非共役ジエン共重合ゴム、ポリイソブチレ
ン、ブチルゴム、プロピレン−1−ブテン共重合ゴム、
水添スチレン−ブタジエン共重合ゴム等が例示される。
【0021】(B)重合体成分中の熱可塑性オレフィン
系樹脂はエチレン、プロピレン、又は炭素数4〜10
のα−オレフィン、例えば、1−ブテン、4−メチル−
1−ペンテン等の単独重合体又は共重合体、エチレン
又はプロピレンを主成分とし、これらと共重合しうる他
のモノマー(例えば酢酸ビニル、アクリル酸エステル、
メタクリル酸エステル等)との共重合体等が例示され
る。上記した重合体成分(B)は、グラフト重合体
(A)に添加することによって押出加工等によるシート
加工性を向上させ、引き裂き強さ等の物性を向上させる
ことができると共に真空成形下でのシート伸び率が高く
なり、シートの破断を防止できる。
系樹脂はエチレン、プロピレン、又は炭素数4〜10
のα−オレフィン、例えば、1−ブテン、4−メチル−
1−ペンテン等の単独重合体又は共重合体、エチレン
又はプロピレンを主成分とし、これらと共重合しうる他
のモノマー(例えば酢酸ビニル、アクリル酸エステル、
メタクリル酸エステル等)との共重合体等が例示され
る。上記した重合体成分(B)は、グラフト重合体
(A)に添加することによって押出加工等によるシート
加工性を向上させ、引き裂き強さ等の物性を向上させる
ことができると共に真空成形下でのシート伸び率が高く
なり、シートの破断を防止できる。
【0022】本発明においてグラフト重合体成分(A)
100重量部に対し重合体成分(B)は0〜2000重
量部、好ましくは10〜1500重量部、さらに好まし
くは20〜1000重量部配合される。グラフト重合体
成分(A)100重量部に対し重合体成分(B)が20
00重量部を超えると、本発明の目的とする加熱成形用
シート状物を成形した時の成形後の収縮率、成形前後の
光沢度変化および成形後の絞残りが満足されない。
100重量部に対し重合体成分(B)は0〜2000重
量部、好ましくは10〜1500重量部、さらに好まし
くは20〜1000重量部配合される。グラフト重合体
成分(A)100重量部に対し重合体成分(B)が20
00重量部を超えると、本発明の目的とする加熱成形用
シート状物を成形した時の成形後の収縮率、成形前後の
光沢度変化および成形後の絞残りが満足されない。
【0023】次にグラフト重合体成分(A)と重合体成
分(B)とを配合した組成物より作製したシートの20
℃における10%モジュラス値が5kgf/cm2 〜2
50kgf/cm2 (ダンベル1号、引張り速度50m
m/min)、好ましくは、10kgf/cm2 〜20
0kgf/cm2 であることが必要である。上記した1
0%モジュラス値が5kgf/cm2 よりも小さい重合
体成分組成物より作製したシートの場合、シート製造時
の加工性が劣り、一方、250kgf/cm2よりも大
きい重合体成分組成物より作製したシートの場合、成形
体が硬すぎて所望の成形体が得られない。
分(B)とを配合した組成物より作製したシートの20
℃における10%モジュラス値が5kgf/cm2 〜2
50kgf/cm2 (ダンベル1号、引張り速度50m
m/min)、好ましくは、10kgf/cm2 〜20
0kgf/cm2 であることが必要である。上記した1
0%モジュラス値が5kgf/cm2 よりも小さい重合
体成分組成物より作製したシートの場合、シート製造時
の加工性が劣り、一方、250kgf/cm2よりも大
きい重合体成分組成物より作製したシートの場合、成形
体が硬すぎて所望の成形体が得られない。
【0024】本発明では、さらに上記したグラフト重合
体成分(A)及び重合体成分(B)以外に必要に応じて
別の重合体(C)を混合してもよいが、この重合体
(C)はグラフト重合体の枝となる重合体と相溶性のあ
るものから選定することができる。このような重合体
(C)としては、例えば、アクリロニトリル−スチレン
共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共
重合体等が例示される。重合体(C)の混合比率はグラ
フト重合体成分(A)及び重合体成分(B)の組成物と
の相溶性を考慮して定めるべきであって、一義的には定
められないが、グラフト重合体成分(A)及び重合体成
分(B)の組成物100重量部に対して50重量部以下
が使用しうる。
体成分(A)及び重合体成分(B)以外に必要に応じて
別の重合体(C)を混合してもよいが、この重合体
(C)はグラフト重合体の枝となる重合体と相溶性のあ
るものから選定することができる。このような重合体
(C)としては、例えば、アクリロニトリル−スチレン
共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共
重合体等が例示される。重合体(C)の混合比率はグラ
フト重合体成分(A)及び重合体成分(B)の組成物と
の相溶性を考慮して定めるべきであって、一義的には定
められないが、グラフト重合体成分(A)及び重合体成
分(B)の組成物100重量部に対して50重量部以下
が使用しうる。
【0025】本発明において、上記したグラフト重合体
成分(A)及び重合体成分(B)、さらに必要に応じて
重合体(C)の他にそれぞれの成形体の特性を改良する
ために必要に応じて任意の成分を添加することができ
る。任意成分としては、例えば、紫外線吸収剤、帯電防
止剤、難燃剤、充填剤、酸化防止剤、耐光安定剤、着色
剤等を挙げることができる。
成分(A)及び重合体成分(B)、さらに必要に応じて
重合体(C)の他にそれぞれの成形体の特性を改良する
ために必要に応じて任意の成分を添加することができ
る。任意成分としては、例えば、紫外線吸収剤、帯電防
止剤、難燃剤、充填剤、酸化防止剤、耐光安定剤、着色
剤等を挙げることができる。
【0026】本発明のシート状物は、上記した重合体成
分を含む押出成形、カレンダー成形等により形成された
シートに対して表にプライマー処理してから表面処理
し、裏面にプライマー処理してから裏面処理するか、又
は裏面にPPフォーム等をラミネートしたものを含む。
本発明の成形体は上記したシート状物を用いて真空成形
等の加熱成形法によって成形された成形体であり、自動
車用内装用真空成形体、例えばインストルメントパネル
パッド、ドア・トリム等の用途に特に有効であるが、そ
の他の自動車用内装材、例えば天井、ピラー、コンソー
ルボックス、グラブボックス等の自動車用内装材として
適用することができる。また本発明は自動車用内装材に
限定されるものではなく、真空成形法、プレス成形法、
又はスタンピング成形法等の加熱成形法によって成形さ
れる鞄、日用雑貨品等用のシート状物及びこのシート状
物を表皮層とする成形体に適用可能である。
分を含む押出成形、カレンダー成形等により形成された
シートに対して表にプライマー処理してから表面処理
し、裏面にプライマー処理してから裏面処理するか、又
は裏面にPPフォーム等をラミネートしたものを含む。
本発明の成形体は上記したシート状物を用いて真空成形
等の加熱成形法によって成形された成形体であり、自動
車用内装用真空成形体、例えばインストルメントパネル
パッド、ドア・トリム等の用途に特に有効であるが、そ
の他の自動車用内装材、例えば天井、ピラー、コンソー
ルボックス、グラブボックス等の自動車用内装材として
適用することができる。また本発明は自動車用内装材に
限定されるものではなく、真空成形法、プレス成形法、
又はスタンピング成形法等の加熱成形法によって成形さ
れる鞄、日用雑貨品等用のシート状物及びこのシート状
物を表皮層とする成形体に適用可能である。
【0027】なお、熱可塑性オレフィン系エラストマー
を用いたシートは、一般に接着性が劣るが、本発明によ
るシートは接着性が改善される効果をも有する。
を用いたシートは、一般に接着性が劣るが、本発明によ
るシートは接着性が改善される効果をも有する。
【0028】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示し、自動車内装
用真空成形体としてのインストルメントパネルパッドの
要部断面図である。図1において、シート層1の表面は
プライマー層2を介して表面処理層3が形成されてお
り、シート層1の裏面はプライマー層4を介して裏面処
理層5が形成されている。
用真空成形体としてのインストルメントパネルパッドの
要部断面図である。図1において、シート層1の表面は
プライマー層2を介して表面処理層3が形成されてお
り、シート層1の裏面はプライマー層4を介して裏面処
理層5が形成されている。
【0029】プライマー層2には塩素化ポリプロピレン
等のポリオレフィン系プライマー剤、ポリエステル系/
イソシアネートの2液硬化タイプのプライマー剤、ポリ
オレフィン系とポリエステル系/イソシアネートとのブ
レンドタイプのプライマー剤等を使用することができ
る。表面処理層3にはウレタン系表面処理剤、塩化ビニ
ル/アクリル系表面処理剤を使用することができる。
等のポリオレフィン系プライマー剤、ポリエステル系/
イソシアネートの2液硬化タイプのプライマー剤、ポリ
オレフィン系とポリエステル系/イソシアネートとのブ
レンドタイプのプライマー剤等を使用することができ
る。表面処理層3にはウレタン系表面処理剤、塩化ビニ
ル/アクリル系表面処理剤を使用することができる。
【0030】プライマー層4に使用されるプライマー剤
はプライマー層2に使用可能なプライマー剤を適用で
き、裏面処理層5に使用される裏面処理剤は表面処理層
3に使用可能な表面処理剤を適用することができるが、
これらはそれぞれ異なっていてもよい。なお、この裏面
処理層は注入発泡される半硬質ウレタンとの接着性を改
善する作用を有する。
はプライマー層2に使用可能なプライマー剤を適用で
き、裏面処理層5に使用される裏面処理剤は表面処理層
3に使用可能な表面処理剤を適用することができるが、
これらはそれぞれ異なっていてもよい。なお、この裏面
処理層は注入発泡される半硬質ウレタンとの接着性を改
善する作用を有する。
【0031】図2は本発明の他の実施例を示し、自動車
内装用真空成形体としてのドア・トリムの要部断面図で
ある。図2において、シート層6の表面はプライマー層
7を介して表面処理層8が形成されており、シート層6
の裏面側にはPPフォーム9が貼着されている。
内装用真空成形体としてのドア・トリムの要部断面図で
ある。図2において、シート層6の表面はプライマー層
7を介して表面処理層8が形成されており、シート層6
の裏面側にはPPフォーム9が貼着されている。
【0032】次にインストルメントパネルパッドの製造
例を図1に基づいて説明する。シートはカレンダー成形
法、Tダイ成形法等によって0.6〜1.2mm厚のシ
ート状に形成される。その後グラビア又はスプレー加工
により、シート層1に対してプライマー層2、表面処理
層3、プライマー層4、裏面処理層5を形成してから、
絞押工程によって絞付けし、その後凸引き真空成形法に
よって表皮層を真空成形し、この表皮層と芯材との間に
半硬質ウレタンを注入発泡して一体とした成形体を得
る。なお、この際、プライマー層2、表面処理層3は絞
押工程によって絞付けした後にスプレー工程によって形
成してもよい。
例を図1に基づいて説明する。シートはカレンダー成形
法、Tダイ成形法等によって0.6〜1.2mm厚のシ
ート状に形成される。その後グラビア又はスプレー加工
により、シート層1に対してプライマー層2、表面処理
層3、プライマー層4、裏面処理層5を形成してから、
絞押工程によって絞付けし、その後凸引き真空成形法に
よって表皮層を真空成形し、この表皮層と芯材との間に
半硬質ウレタンを注入発泡して一体とした成形体を得
る。なお、この際、プライマー層2、表面処理層3は絞
押工程によって絞付けした後にスプレー工程によって形
成してもよい。
【0033】またドア・トリム製造例を図2に基づいて
説明する。シート層6に対して、グラビア加工によって
プライマー層7、表面処理層8を形成し、絞押工程によ
って絞付けと同時にPPフォーム9をラミネートし、次
いで凸引き真空成形法によってあらかじめ接着剤を塗布
した芯材と接着一体化した真空成形体を得る。なお、こ
の際、プライマー層7、表面処理層8は絞押工程の後に
スプレー工程によって形成してもよい。
説明する。シート層6に対して、グラビア加工によって
プライマー層7、表面処理層8を形成し、絞押工程によ
って絞付けと同時にPPフォーム9をラミネートし、次
いで凸引き真空成形法によってあらかじめ接着剤を塗布
した芯材と接着一体化した真空成形体を得る。なお、こ
の際、プライマー層7、表面処理層8は絞押工程の後に
スプレー工程によって形成してもよい。
【0034】実施例1〜6及び比較例1〜4 表1、表3及び表5に記載した組成のシート状物を作製
した。表1及び表3のシート状物については凸引き真空
成形後の収縮率、光沢度、絞深さ、加工性及び硬さを評
価し、その結果を表2及び表4に示した。表5のシート
状物については、加工性及び硬さを評価し、その結果を
表6に示した。シートは、異方向二軸押出機を使用し、
シリンダ温度:170〜210℃、Tダイ温度:200
〜210℃、シート厚:0.85mm、シート幅:11
00mmの条件で押出成形し、その両面にポリオレフィ
ン系プライマー剤を塗布し表面処理としてウレタン系表
面処理剤を塗布すると共に裏面処理にはウレタン系裏面
処理剤を使用した。
した。表1及び表3のシート状物については凸引き真空
成形後の収縮率、光沢度、絞深さ、加工性及び硬さを評
価し、その結果を表2及び表4に示した。表5のシート
状物については、加工性及び硬さを評価し、その結果を
表6に示した。シートは、異方向二軸押出機を使用し、
シリンダ温度:170〜210℃、Tダイ温度:200
〜210℃、シート厚:0.85mm、シート幅:11
00mmの条件で押出成形し、その両面にポリオレフィ
ン系プライマー剤を塗布し表面処理としてウレタン系表
面処理剤を塗布すると共に裏面処理にはウレタン系裏面
処理剤を使用した。
【0035】処理条件は次の通りである。グラビアロー
ルを使用し、塗布量は一回あたりwet約20g/
m2 、乾燥条件は120℃×1分間、表側2回、裏側2
回合計4回処理を行なった。また1回の塗布処理毎に乾
燥を行なった。その後、通常の条件で絞押加工し絞付き
シートを得た。
ルを使用し、塗布量は一回あたりwet約20g/
m2 、乾燥条件は120℃×1分間、表側2回、裏側2
回合計4回処理を行なった。また1回の塗布処理毎に乾
燥を行なった。その後、通常の条件で絞押加工し絞付き
シートを得た。
【0036】収縮率の測定 タテ300mm、ヨコ600mm、深さ100mmの箱
状真空型の底面にタテ、ヨコ各々200mm間隔の目印
を設け、各表面温度で真空成形し、成形してから20時
間後に目印間の距離Xを測定する。 各試料の収縮率(mm/mm)を3回測定し、その平均
値をとる。
状真空型の底面にタテ、ヨコ各々200mm間隔の目印
を設け、各表面温度で真空成形し、成形してから20時
間後に目印間の距離Xを測定する。 各試料の収縮率(mm/mm)を3回測定し、その平均
値をとる。
【0037】光沢度の測定 デジタル変角光沢計(スガ試験(株))を使用し、各試
料の60°光沢度を3回測定し、その平均値をとる。
料の60°光沢度を3回測定し、その平均値をとる。
【0038】絞深さの測定 触針式表面粗さ形状測定機(東京精密(株))を使用
し、Rt(粗さ曲線の最大高さ)μmで表した。絞パタ
ーンの同じ位置を測定点にし、各試料のRtを3回測定
し、その平均値をとる。測定長さ:4.0mm、カット
オフ値:0.8mmでRt=f(x)max−f(x)
minの式から求めた。
し、Rt(粗さ曲線の最大高さ)μmで表した。絞パタ
ーンの同じ位置を測定点にし、各試料のRtを3回測定
し、その平均値をとる。測定長さ:4.0mm、カット
オフ値:0.8mmでRt=f(x)max−f(x)
minの式から求めた。
【0039】加工性 異方向二軸押出機による押出成形時及び後加工時におけ
る熱成形加工性を示し、表中○:熱成形加工上支障な
し、×:実質的にシートが成形できない場合を各々示し
ている。
る熱成形加工性を示し、表中○:熱成形加工上支障な
し、×:実質的にシートが成形できない場合を各々示し
ている。
【0040】硬さ 真空成形後の成形体のタッチを含めた感触による硬さを
示し、表中○:硬さ良好、×:硬すぎて感触が不良であ
る場合を各々示している。
示し、表中○:硬さ良好、×:硬すぎて感触が不良であ
る場合を各々示している。
【0041】
【表1】
【0042】グラフト重合体としてモディパーAT31
7(日本油脂(株))を用いた。この内容はエチレン・
プロピレン共重合ゴム(EPR)EPO7P(日本合成
ゴム(株))とアクリロニトリル(AN)・スチレン
(St)比率70/30(重量比)、アクリロニトリル
(AN)/スチレン(St)比率30/70(重量比)
のグラフト重合体である。熱可塑性オレフィン系エラス
トマーとしてミラストマー8030N(三井石油化学工
業(株))、熱可塑性オレフィン系樹脂Aとしてウルト
ゼックス2021L(三井石油化学工業(株))、熱可
塑性オレフィン系樹脂BとしてハイポールJ440(三
井石油化学工業(株))を用いた。
7(日本油脂(株))を用いた。この内容はエチレン・
プロピレン共重合ゴム(EPR)EPO7P(日本合成
ゴム(株))とアクリロニトリル(AN)・スチレン
(St)比率70/30(重量比)、アクリロニトリル
(AN)/スチレン(St)比率30/70(重量比)
のグラフト重合体である。熱可塑性オレフィン系エラス
トマーとしてミラストマー8030N(三井石油化学工
業(株))、熱可塑性オレフィン系樹脂Aとしてウルト
ゼックス2021L(三井石油化学工業(株))、熱可
塑性オレフィン系樹脂BとしてハイポールJ440(三
井石油化学工業(株))を用いた。
【0043】
【表2】 表2に示す実施例1〜3は比較例1と比較して収縮率、
光沢度及び絞深さの性能がいずれも優れていることが分
る。
光沢度及び絞深さの性能がいずれも優れていることが分
る。
【0044】
【表3】
【0045】グラフト重合体としてモディパーAT37
4(日本油脂(株))を用いた。この内容はポリプロピ
レン(PP)ノーブレンS131(住友化学工業
(株))とアクリロニトリル(AN)・スチレン(S
t)比率70/30(重量比)、アクリロニトリル(A
N)/スチレン(St)比率30/70(重量比)のグ
ラフト重合体である。熱可塑性オレフィン系エラストマ
ーとしてミラストマー6030N(三井石油化学工業
(株))、熱可塑性オレフィン系樹脂Aとしてスミカセ
ン−LFA201−0(住友化学工業(株))、熱可塑
性オレフィン系樹脂BとしてハイポールB240(三井
石油化学工業(株))を用いた。
4(日本油脂(株))を用いた。この内容はポリプロピ
レン(PP)ノーブレンS131(住友化学工業
(株))とアクリロニトリル(AN)・スチレン(S
t)比率70/30(重量比)、アクリロニトリル(A
N)/スチレン(St)比率30/70(重量比)のグ
ラフト重合体である。熱可塑性オレフィン系エラストマ
ーとしてミラストマー6030N(三井石油化学工業
(株))、熱可塑性オレフィン系樹脂Aとしてスミカセ
ン−LFA201−0(住友化学工業(株))、熱可塑
性オレフィン系樹脂BとしてハイポールB240(三井
石油化学工業(株))を用いた。
【0046】
【表4】 表4に示す実施例4〜6は比較例2と比較して収縮率、
光沢度及び絞深さの性能がいずれも優れていることが分
る。
光沢度及び絞深さの性能がいずれも優れていることが分
る。
【0047】
【表5】 グラフト重合体AとしてモディパーAT317(日本油
脂(株))、グラフト重合体BとしてモディパーAT3
74(日本油脂(株))、熱可塑性オレフィン系ゴムと
してラバロンSJ4400(三菱油化(株))を、熱可
塑性性オレフィン系樹脂としてハイポールJ900(三
井石油化学工業(株))を用いた。
脂(株))、グラフト重合体BとしてモディパーAT3
74(日本油脂(株))、熱可塑性オレフィン系ゴムと
してラバロンSJ4400(三菱油化(株))を、熱可
塑性性オレフィン系樹脂としてハイポールJ900(三
井石油化学工業(株))を用いた。
【0048】
【表6】 表6に示す比較例3及び比較例4は、いずれも本発明に
おけるモジュラス値が5kgf/cm2 〜250kgf
/cm2 の範囲外を示し、比較例3では、テンションコ
ントロールが困難であり、均一な幅及び厚みのシートを
得ることができず、加工性又は硬さのいずれかにおいて
問題を有することを示している。
おけるモジュラス値が5kgf/cm2 〜250kgf
/cm2 の範囲外を示し、比較例3では、テンションコ
ントロールが困難であり、均一な幅及び厚みのシートを
得ることができず、加工性又は硬さのいずれかにおいて
問題を有することを示している。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、成形後の
収縮率が小さく成形前後の表面の光沢の変化が少なく、
しかも絞残りを向上させ表面に高級感を付与することが
できる加熱成形用シート状物及びこのシート状物を用い
て真空成形法等の加熱成形で得られる成形体を提供する
ことができる。
収縮率が小さく成形前後の表面の光沢の変化が少なく、
しかも絞残りを向上させ表面に高級感を付与することが
できる加熱成形用シート状物及びこのシート状物を用い
て真空成形法等の加熱成形で得られる成形体を提供する
ことができる。
【図1】本発明の一実施例を示し、インストルメントパ
ネルパッド表皮層の要部断面図である。
ネルパッド表皮層の要部断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示し、ドア・トリムの表
皮層の要部断面図である。
皮層の要部断面図である。
1,6 シート層 2,4,7 プライマー層 3,8 表面処理層 5 裏面処理層 9 PPフォーム
フロントページの続き (72)発明者 長谷川 恵一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 多層構造からなる加熱成形用シート状物
において、シート層を構成する部分の重合体成分が、 (A)幹となるオレフィン系重合体5〜95重量部に、
スチレン、α−メチルスチレン、及びアクリロニトリル
より選ばれる少なくとも一種のモノマーからなる枝とな
る重合体95〜5重量部が形成されている一種又は二種
以上のグラフト重合体:100重量部 (B)熱可塑性オレフィン系エラストマー、熱可塑性オ
レフィン系ゴム又は熱可塑性オレフィン系樹脂より選ば
れる少なくとも一種の重合体:0〜2000重量部から
なる組成物であり、かつ該組成物より作製した前記シー
ト層を構成するシートの20℃における10%モジュラ
ス値が5kgf/cm2 〜250kgf/cm2 (ダン
ベル1号、引張り速度50mm/min)であることを
特徴とする加熱成形用シート状物。 - 【請求項2】 幹となるオレフィン系重合体がオレフィ
ン系モノマーの単独重合体又は共重合体である請求項1
の加熱成形用シート状物。 - 【請求項3】 幹となるオレフィン系重合体がオレフィ
ン系モノマーの単独重合体及び/又は共重合体の混合物
である請求項1の加熱成形用シート状物。 - 【請求項4】 オレフィン系モノマーがエチレン、プロ
ピレン、及び炭素数4〜10のα−オレフィンより選ば
れたものである請求項2又は請求項3の加熱成形用シー
ト状物。 - 【請求項5】 請求項1のシート状物が加飾された表面
を有し、かつこれが表皮層を形成する積層構造からなる
ことを特徴とする成形体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29391592A JPH06115021A (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 加熱成形用シート状物及び成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29391592A JPH06115021A (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 加熱成形用シート状物及び成形体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06115021A true JPH06115021A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17800806
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29391592A Pending JPH06115021A (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 加熱成形用シート状物及び成形体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06115021A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9904030B2 (en) | 2012-05-11 | 2018-02-27 | Olympus Corporation | Teleconverter, and imaging system comprising the same |
-
1992
- 1992-10-06 JP JP29391592A patent/JPH06115021A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9904030B2 (en) | 2012-05-11 | 2018-02-27 | Olympus Corporation | Teleconverter, and imaging system comprising the same |
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