JPH06136234A - ポリオキシメチレン組成物 - Google Patents

ポリオキシメチレン組成物

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JPH06136234A
JPH06136234A JP29025792A JP29025792A JPH06136234A JP H06136234 A JPH06136234 A JP H06136234A JP 29025792 A JP29025792 A JP 29025792A JP 29025792 A JP29025792 A JP 29025792A JP H06136234 A JPH06136234 A JP H06136234A
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JP
Japan
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melamine
polyoxymethylene
formaldehyde
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composition
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JP29025792A
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English (en)
Inventor
Makoto Kamiya
誠 神谷
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Polyplastics Co Ltd
Original Assignee
Polyplastics Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP93914937A priority patent/EP0605736A1/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた耐候性を有し、且つ耐熱安定性に優
れ、金型付着物の発生も改良されたポリオキシメチレン
組成物を提供する。 【構成】 ポリオキシメチレンを基準として、0.01〜5
重量%の酸化防止剤、0.01〜5重量%の耐候(光)安定
剤を含有する組成物に、主としてメラミン及びホルムア
ルデヒドを反応させてなり温水に不溶で且つジメチルス
ルホキシドに可溶なメラミン−ホルムアルデヒド重縮合
物0.01〜10重量%を配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた耐候性を有し、
且つ耐熱安定性に優れ、金型付着物の発生も改良された
ポリオキシメチレン組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ポリオ
キシメチレン樹脂は、機械的、電気的、熱的性質や耐薬
品性などの物理的特性、化学的特性に優れているため、
エンジニアリングプラスチックスとして自動車、電気・
電子機器その他精密機械等の分野において広く利用され
ている。しかしながら、ポリオキシメチレン樹脂の用途
の拡大、多様化に伴い、その材料としての特殊性が更に
要求されてきている。このような特殊性の一つとして耐
候(光)安定性の一層の向上が挙げられる。即ち、自動
車等の内外装部品や電気機器等の部品は、長期間、太陽
光、蛍光灯、雨、その他大気等に曝される場合、使用さ
れる雰囲気によっては変色したり表面平滑性を失って光
沢が無くなり、更に部品表面にクラックが発生し外観を
損なう等の不都合を生じることがある。これまで、この
ような欠点を改善するために、例えばベンゾフェノン系
やベンゾトリアゾール系等の紫外線吸収剤や、この紫外
線吸収剤とヒンダードアミン系光安定剤とを組み合わせ
て添加したり、あるいはかかる耐候性改良剤と染料又は
顔料等の着色成分とを併用して添加することが行われて
いる。しかしながら、紫外線吸収剤やヒンダードアミン
系光安定剤を添加する場合、十分な耐候性を得ようとし
てこれらの添加剤を多量に添加すると、熱安定性、成形
性等の低下をもたらし、ポリオキシメチレン本来の特性
が損なわれるのを免れない。又、着色成分、例えばカー
ボンブラックの配合も熱安定性が著しく低下するという
欠点がある。ポリオキシメチレンの成形加工時の熱安定
性を改善する手段として、立体障害性フェノール化合物
とポリアミド、アミジン化合物、アルカリ又はアルカリ
土類金属の水酸化物等を併用して配合する方法が知られ
ている。
【0003】これらの方法により、若干の改善は認めら
れるが未だ不十分であり、特に長時間にわたり成形を行
うと、ホルムアルデヒドの発生による作業環境の悪化あ
るいは金型面へ微粉状物、タール状物を付着させ(モー
ルドディポジット)、作業効率を低下させ、又、成形品
の表面状態を悪化させる等種々の欠点があり、その改善
が求められていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、耐候
(光)安定剤を配合したポリオキシメチレン樹脂につい
ての上記の如き問題点を解決すべく、各種安定剤につい
て詳細な検討を行った結果、特定のメラミン−ホルムア
ルデヒド重縮合物をポリオキシメチレン組成物に配合す
ることが所期の目的の達成に有効であることを見出し、
本発明を完成するに至った。即ち本発明は、ポリオキシ
メチレンを基準として、0.01〜5重量%の酸化防止剤、
0.01〜5重量%の耐候(光)安定剤、及び主としてメラ
ミン及びホルムアルデヒドを反応させてなり温水に不溶
で且つジメチルスルホキシドに可溶なメラミン−ホルム
アルデヒド重縮合物0.01〜10重量%を配合してなる、熱
的に安定化された耐候(光)性ポリオキシメチレン組成
物に関するものである。
【0005】以下、本発明の組成物の構成成分について
詳しく説明する。本発明の組成物の特徴は、温水に不溶
で且つジメチルスルホキシドに可溶なメラミン−ホルム
アルデヒド重縮合物を配合することにある。本発明で使
用されるメラミン−ホルムアルデヒド重縮合物自体は公
知の方法で、好ましくはメラミン:ホルムアルデヒドの
モル比が1:0.8 〜1:5、特に好ましくは1:1.0 〜
1:2.0 で水溶液又は水分散液中で反応させて製造する
ことができる。例えば、pH8〜9に調整されたホルムア
ルデヒド水溶液にメラミンを添加し、温度を60〜90℃に
保持して、攪拌しながら溶解、反応させる。反応が進む
と溶液が白濁してくるので、適当な時間で冷却し縮合反
応を停止させる。これを噴霧乾燥等の方法で乾燥し、粗
製メラミン−ホルムアルデヒド重縮合物の粉体を得る。
斯かる粗製メラミン−ホルムアルデヒド重縮合物を温水
(50〜70℃)で30分〜1時間洗浄し、濾過した後、残渣
をジメチルスルホキシドに溶解させる。この時残った不
溶の固形物を濾過・除去した後、大過剰のアセトンに添
加し沈澱させ、濾過乾燥することで白色粉末の精製した
メラミン−ホルムアルデヒド重縮合物を得ることができ
る。斯かる処理の行われたメラミン−ホルムアルデヒド
重縮合物と後述する酸化防止剤とを併用してポリオキシ
メチレンに配合することにより、本発明の目的である、
成形時の分解ガスの発生が少なく、又、発生した分解ガ
スの金型への付着も防止され、更に、それ自身には殆ど
昇華、分解性がないので、金型付着物を生成させないポ
リオキシメチレンを得ることができる。ここで、従来の
方法で製造されたメラミン−ホルムアルデヒド重縮合物
をそのまま用いたのでは、昇華性のあるモノマー成分を
含んでいたり、成形時の分解ガスの発生をかえって促進
する縮合が進みすぎた成分を含んでいる為、熱的に安定
なポリオキシメチレン組成物を得ることは困難である。
本発明で規定する特定のメラミン−ホルムアルデヒド重
縮合物は、更に、炭素数1〜4のアルカノールで、メラ
ミン:エーテル基のモル比が1:2.0 以下、好ましくは
1:1.0 以下であるように部分エーテル化されていても
良い。又、更には、メラミンの50モル%までを他の縮合
可能な物質に代えることもできる。本発明で規定される
メラミン−ホルムアルデヒド重縮合物に使用される他の
縮合可能な物質としては、アセトグアナミン、アジポグ
アナミン、ベンゾグアナミン等に代表されるグアナミン
化合物、ジシアンジアミド、2,5-ジアミノ-1,3,4-トリ
アゾール等に代表されるアミジン化合物、尿素及びエチ
レン尿素等に代表される尿素誘導体、マロンアミド、イ
ソフタル酸ジアミド等に代表されるアミド、モノエタノ
ールアミン、ジエタノールアミン等に代表される脂肪族
アミン、o−トルイジン、p−トルイジン、p−フェニ
レンジアミン等に代表される芳香族アミン、p−アミノ
ベンズアミド等に代表されるアミノアミド、2,4-t- ブ
チルフェノール等に代表される立体障害性フェノール、
ヒドラジン及びN,N-ビス-(3',5'-ジ- t- ブチル-4'-ヒ
ドロキシフェニル)-プロピオニルヒドラジン等に代表さ
れるヒドラジンが挙げられる。又、本発明において添加
配合されるメラミン−ホルムアルデヒド重縮合物の配合
量は、ポリオキシメチレンを基準として、0.01〜10重量
%、好ましくは、0.02〜3重量%、特に0.05〜1重量%
が好適である。この配合量が0.01重量%未満では、ポリ
オキシメチレン樹脂組成物の熱安定性を改善するに十分
ではなく、10重量%を越えると材料としての機械的性質
を著しく損ない脆弱なものになってしまう。
【0006】次に本発明において使用される酸化防止剤
としては、2,2'−メチレンビス(4メチル−6−t−ブ
チルフェノール)、1,6 −ヘキサンジオール−ビス〔3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート〕、ペンタエリスリトールテトラキス〔3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−フェニル)
プロピオネート〕、トリエチレングリコール−ビス−
〔3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート〕、1,3,5 −トリメチル−2,
4,6 −トリス(3,5 −ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
−ベンジル)ベンゼン、n−オクタデシル−3−(4'−
ヒドロキシ−3',5' −ジ−t−ブチルフェノール)プロ
ピオネート、4,4'−メチレンビス(2,6 −ジ−t−ブチ
ルフェノール)、4,4'−ブチリデン−ビス−(6−t−
ブチル−3−メチル−フェノール)、ジ−ステアリル−
3,5 −ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホ
ネート、2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−5−
メチル−2−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェニ
ルアクリレート、N,N'−ヘキサメチレンビス(3,5 −ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)
がヒンダードフェノール系酸化防止剤として挙げられ、
又、トリフェニルホスファイト、トリスノニルフェニル
ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)
ホスファイト、トリス(2−t−ブチル−4−メチルフェ
ニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−アミルフェ
ニル)ホスファイト、トリス(2−t−ブチルフェニル)
ホスファイト、トリス(2−t−フェニルフェニル)ホス
ファイト、トリス(2−(1,1−ジメチルプロピル)−フェ
ニル)ホスファイト、トリス(2,4−(1,1−ジメチルプロ
ピル)−フェニル)ホスファイト、トリス(2−シクロヘ
キシルフェニル)ホスファイト、トリス(2−t−ブチル
−4−フェニルフェニル)ホスファイト等がリン系酸化
防止剤として挙げられる。その他、ヒンダードアミン
系、イオウ系等何れの酸化防止剤も使用することがで
き、これらの少なくとも一種又は二種以上を使用するこ
とができる。これらの中でも1,6 −ヘキサンジオール−
ビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート〕、ペンタエリスリトールテト
ラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート〕、トリエチレングリコール−
ビス〔3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート〕、N,N'−ヘキサメチレ
ンビス(3,5 −ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒド
ロシンナマミド)は特に好ましい物質である。本発明に
おいて添加配合される酸化防止剤の量は、ポリオキシメ
チレンを基準として、0.01〜5重量%、好ましくは 0.0
5 〜2重量%、特に0.10〜1重量%が好適である。この
配合量が0.01重量%未満では、ポリオキシメチレン組成
物の熱安定性を改善するのに十分ではなく、5重量%を
越えると熱安定性の効果が飽和に達し、むしろ変色傾向
が生じ好ましくない。
【0007】次に本発明において用いられる耐候(光)
安定剤のうち好ましく用いられるものとしては、ベン
ゾトリアゾ−ル系物質、ベンゾフェノン系物質、芳
香族ベンゾエ−ト系物質、シアノアクリレート系物
質、蓚酸アニリド系物質及びヒンダードアミン系物
質よりなる群から選ばれた1種又は2種以上である。
【0008】これらの物質の例を示すと次のものが挙げ
られる。 即ち、ベンゾトリアゾール系物質としては、2−(2'
−ヒドロキシ−5'−メチル−フェニル) ベンゾトリアゾ
−ル、2−(2'−ヒドロキシ−3', 5'−ジ−t−ブチル
−フェニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−(3,5−ジ−
t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(2'−ヒドロキシ−3',5' −ジ−イソアミル
−フェニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−〔2−ヒドロキ
シ−3,5−ビス−(α,α−ジメチルベンジル)フェ
ニル〕ベンゾトリアゾ−ル、2−(2'−ヒドロキシ−4'
−オクトキシフェニル)ベンゾトリアゾ−ル等、 ベンゾフェノン系物質としては、2,4 −ジヒドロキシ
ベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾ
フェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェ
ノン、2,2'−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノ
ン、2,2'−ジヒドロキシ−4,4'−ジメトキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベン
ゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オキシベンジルベン
ゾフェノン等、 芳香族ベンゾエート系物質としては、p−t−ブチル
フェニルサリシレ−ト、p−オクチルフェニルサリシレ
ート等、 シアノアクリレート系物質としては、2−エチルヘキ
シル−2−シアノ−3,3'−ジフェニルアクリレート、エ
チル−2−シアノ−3,3'−ジフェニルアクリレート等、 蓚酸アニリド系物質としては、N−(2−エチル−フ
ェニル)−N'−(2−エトキシ−5−t−ブチルフェニ
ル)蓚酸ジアミド、N−(2−エチル−フェニル)−N'−
(2−エトキシ−フェニル)蓚酸ジアミド等、 ヒンダードアミン系物質とは、立体障害性基を有する
ピペリジン誘導体で、その例を示せば、4−アセトキシ
−2,2,6,6 −テトラメチルピペリジン、4−ステアロイ
ルオキシ−2,2,6,6 −テトラメチルピペリジン、4−ア
クリロイルオキシ−2,2,6,6 −テトラメチルピペリジ
ン、4−メトキシ−2,2,6,6 −テトラメチルピペリジ
ン、4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6 −テトラメチルピ
ペリジン、4−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6 −テト
ラメチルピペリジン、4−フェノキシ−2,2,6,6 −テト
ラメチルピペリジン、4−ベンジルオキシ−2,2,6,6 −
テトラメチルピペリジン、4−(フェニルカルバモイル
オキシ)−2,2,6,6 −テトラメチルピペリジン、ビス
(2,2,6,6 −テトラメチル−4−ピペリジル)オギザレ
ート、ビス(2,2,6,6 −テトラメチル−4−ピペリジ
ル) マロネート、ビス(2,2,6,6 −テトラメチル−4−
ピペリジル)アジペート、ビス(2,2,6,6 −テトラメチ
ル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6 −
ペンタメチル−4−ピペリジル) セバケート、ビス(2,
2,6,6 −テトラメチル−4−ピペリジル)テレフタレー
ト、1,2 −ビス(2,2,6,6 −テトラメチル−4−ピペリ
ジルオキシ)エタン、ビス(2,2,6,6 −テトラメチル−
4−ピペリジル)ヘキサメチレン−1,6−ジカルバメー
ト、ビス(1−メチル−2,2,6,6 −テトラメチル−4−
ピペリジル)アジペート、トリス(2,2,6,6 −テトラメ
チル−4−ピペリジル)ベンゼン−1,3,5 −トリカルボ
キシレート等である。又、高分子量のピペリジン誘導体
重縮合物、例えば、コハク酸ジメチル−1−(2−ヒド
ロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6 −テトラメ
チルピペリジン重縮合物等も有効である。 これらの耐候(光)安定剤は少なくとも1種もしくは2
種以上配合するのが好ましく、特に前記〜の耐候安
定剤とヒンダードアミン系物質との併用が好ましい。
ここで用いられる耐候(光)安定剤の添加量はポリオキ
シメチレンを基準として、0.01〜5重量%が適当であ
り、特に0.02〜3重量%が好ましい。これらの成分は過
少の場合には効果が期待できず、又いたずらに過大に添
加しても経済的不利のみならず、機械的性質の低下、金
型の汚染等の問題点をもたらす結果となる。
【0009】又、本発明の組成物においては、必須では
ないが、着色成分を配合することが好ましい。該着色成
分としては染料又は顔料が用いられる。使用する染料や
顔料等の種類については特に制限はなく、従来ポリオキ
シメチレン組成物に慣用されているものの中から任意の
ものを選び用いることができる。染料としては、例えば
アントラキノン系染料などが好ましく、顔料としてはカ
ーボンブラックをはじめ、アゾ系、フタロシアニン系、
ペリレン系、キナクリドン系、、アントラキノン系、イ
ンドリン系、チタン系、酸化鉄系、コバルト系などが好
ましい。これらの着色成分は単独で用いてもよいし、2
種以上を組み合わせて用いてもよい。特に着色成分とし
てカーボンブラックを添加した場合、耐候安定性を更に
一層向上せしめる効果がある。該カーボンブラックとし
ては、通常プラスチックの着色用として使用されるも
の、例えばミクロネックス、アセチレンブラック、ケッ
チェンブラックなどを用いることができる。本発明組成
物において、この着色成分の配合量は、ポリオキシメチ
レンを基準として0.1 〜5重量%の範囲が好ましい。特
に、0.3 〜3重量%が好適である。この配合量が0.1 重
量%未満では着色効果が十分に発揮されないし、また、
5重量%より多く配合する必要はなく、多すぎる配合は
むしろ組成物の物性、熱安定性を低下させる。
【0010】上記の如き添加剤が配合されるポリオキシ
メチレンとは、オキシメチレン基(-CH2O-)を主たる構成
単位とする高分子化合物で、ポリオキシメチレンホモポ
リマー、オキシメチレン基以外に他の構成単位を少量含
有するコポリマー、ターポリマー、ブロックコポリマー
の何れにてもよく、又、分子が線状のみならず分岐、架
橋構造を有するものであってもよい。又、その重合度等
に関しても特に制限はない。
【0011】本発明の組成物は、必須ではないが、更に
その目的に応じ、本願のメラミン−ホルムアルデヒド重
縮合物以外の含窒素化合物、アルカリ又はアルカリ土類
金属の水酸化物、無機酸塩、カルボン酸塩又はアルコキ
シド等の金属含有化合物を1種以上併用することも可能
である。又、本発明組成物には更にその目的に応じ所望
の特性を付与するため、従来公知の添加物、例えば滑
剤、核剤、離型剤その他の界面活性剤、或いは有機高分
子材料、無機又は有機の繊維状、粉粒状、板状の充填剤
等を1種又は2種以上添加含有させることも可能であ
る。
【0012】本発明の組成物の調製法は特に制限がな
く、従来の樹脂組成物調製法として一般に用いられてい
る公知の設備と方法により容易に調製される。例えば、
i )各成分を混合した後、押出機により練込押出してペ
レットを調製し、しかる後成形する方法、ii) 一旦組成
の異なるペレットを調製し、そのペレットを所定量混合
して成形に供し成形後に目的組成の成形品を得る方法、
iii)成形機に各成分の1又は2以上を直接仕込む方法
等、何れも使用できる。また、樹脂成分の一部を細かい
粉体としてこれ以外の成分と混合し添加することは、こ
れらの成分の均一配合を行う上で好ましい方法である。
また、本発明に係る樹脂組成物は、押出成形、射出成
形、圧縮成形、真空成形、吹込成形、発泡成形のいずれ
によっても成形可能である。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例について説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。尚、
以下の例に示した評価方法は次の通りである。 1)溶融体よりのホルムアルデヒドガス発生量 5gのペレットを正確に秤取し(Ag)、金属製容器中
に200 ℃で5分間保持する。その後、容器内の雰囲気を
脱イオン水中に吸収させる。この水中のホルムアルデヒ
ド量をJIS K0102 、2Lホルムアルデヒドの項に従って定
量し(Bμg )、1g当たりの材料が発生するホルムア
ルデヒドガス発生量(C ppm)として計算した。 Bμg /Ag=C ppm 2)成形性(金型付着物の量) 試料ポリオキシメチレン組成物を射出成形機を用いて下
記条件で特定形状の成形品を連続成形(約24Hr)
し、金型付着物の量を評価した。即ち、連続成形を行っ
た時の金型の汚れを目視観察にて5段階で評価した。 (成形条件) 射出成形機;東芝IS30EPN (東芝機械(株)製) シリンダー温度;210 ℃ 射出圧力;750kg/cm2 射出時間;4sec 冷却時間;3sec 金型温度;30℃ A B C D E ←───────────────→ 極僅か 多 い(全面に付着物あり) 3)クラック発生時間 射出成形により試験片を作成し、紫外線フェードメータ
(スガ試験機(株)製、FAL-AU・H ・B ・Em 型) を用
いて、ブラックパネル温度83℃で紫外線を照射し、試験
片表面のクラック発生の有無を10倍のルーペで観察し、
始めてクラックが発生した時間をもってクラック発生時
間とした。この値が大きいほど耐候性が良好であること
を示す。
【0014】実施例1〜6 ポリオキシメチレン共重合体(ポリプラスチックス
(株)製、ジュラコン)に、表1に示した酸化防止剤、
耐候(光)安定剤及び特定の精製メラミン−ホルムアル
デヒド重縮合物を表1に示した割合で添加混合し押出機
にてペレット状の組成物を得て上記評価を行った。結果
を表1に示す。
【0015】実施例7 実施例1の組成物に更に着色成分(アセチレンブラッ
ク)1.0 重量%を添加混合する以外は実施例3と同様に
してペレット組成物を得て上記評価を行った。結果を表
1に示す。
【0016】比較例1〜6 表1に示すように精製メラミン−ホルムアルデヒド重縮
合物を配合しない場合、粗製メラミン−ホルムアルデヒ
ド重縮合物を配合した場合、メラミン−ホルムアルデヒ
ド重縮合物に代えてメラミンを配合した場合について、
実施例1〜7と同様にしてペレット組成物を得て上記評
価を行った。結果を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】注−1)酸化防止剤 a-1 トリエチレングリコール−ビス〔3−(3−t−
ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート〕 注−2) b-1 2−〔2−ヒドロキシ−3,5−ビス−(α,α
−ジメチルベンジル)フェニル〕−ベンゾトリアゾ−ル b-2 2−ヒドロキシ−4−オキシベンジルベンゾフェ
ノン 注−3) b-3 ビス(2,2,6,6 −テトラメチル−4−ピペリジ
ル) セバケート b-4 コハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6 −テトラメチルピペリ
ジン重縮合物 注−4)メラミン−ホルムアルデヒド重縮合物 c-1 ホルムアルデヒド/メラミンのモル比が1.0 /1
の仕込み組成で調製後、60℃の温水/30分濾過後、アセ
トン洗浄し、室温で乾燥後0.5 重量%濃度でジメチルス
ルホキシドに2時間溶かし、不溶物を濾過、除去した
後、溶液を20倍のアセトンに入れ沈澱させ、次いでこれ
を濾過後、室温で乾燥を行うことにより精製されたメラ
ミン−ホルムアルデヒド重縮合物 c-2 ホルムアルデヒド/メラミンのモル比が1.5 /1
の仕込み組成で調製後、c-1 と同様の処理により精製さ
れたメラミン−ホルムアルデヒド重縮合物 c'-1 ホルムアルデヒド/メラミンのモル比が1.0 /1
の仕込み組成で調製された粗製メラミン−ホルムアルデ
ヒド重縮合物(c-1 の精製メラミン−ホルムアルデヒド
を得る処理前の重縮合物) 注−5) d-1 アセチレンブラック
【0019】
【発明の効果】以上の説明及び実施例にて明らかな如
く、本発明により耐候(光)安定剤配合ポリオキシメチ
レン樹脂組成物本来の耐候(光)性を損なわずに熱安定
性が著しく改良され、長時間の連続成形に対しても金型
の汚れが少なく、しかも成形加工時のホルムアルデヒド
臭の発生が著しく抑制され、労働環境衛生上、非常に好
ましいポリオキシメチレン組成物を得ることが出来る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオキシメチレンを基準として、0.01
    〜5重量%の酸化防止剤、0.01〜5重量%の耐候(光)
    安定剤、及び主としてメラミン及びホルムアルデヒドを
    反応させてなり温水に不溶で且つジメチルスルホキシド
    に可溶なメラミン−ホルムアルデヒド重縮合物0.01〜10
    重量%を配合してなる、熱的に安定化された耐候(光)
    性ポリオキシメチレン組成物。
  2. 【請求項2】 メラミン−ホルムアルデヒド重縮合物の
    メラミン:ホルムアルデヒドのモル比が1:0.8 〜1:
    5である請求項1記載のポリオキシメチレン組成物。
  3. 【請求項3】 耐候(光)安定剤がベンゾトリアゾ−ル
    系物質、ベンゾフェノン系物質、芳香族ベンゾエ−ト系
    物質、シアノアクリレート系物質及び蓚酸アニリド系物
    質よりなる群から選ばれた1種又は2種以上とヒンダー
    ドアミン系物質との併用よりなる請求項1又は2記載の
    ポリオキシメチレン組成物。
  4. 【請求項4】 更に、着色成分0.1 〜5重量%を配合し
    てなる請求項1〜3の何れか1項記載のポリオキシメチ
    レン組成物。
JP29025792A 1992-06-30 1992-10-28 ポリオキシメチレン組成物 Pending JPH06136234A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004510024A (ja) * 2000-09-26 2004-04-02 ティコナ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 放出物の少ない、耐衝撃性改良化ポリオキシメチレン成形材料、それらの使用及びそれらから製造した成形品

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JP2012237010A (ja) * 2000-09-26 2012-12-06 Ticona Gmbh 放出物の少ない、耐衝撃性改良化ポリオキシメチレン成形材料、それらの使用及びそれらから製造した成形品
JP2012237009A (ja) * 2000-09-26 2012-12-06 Ticona Gmbh 着色ポリオキシメチレン成形用組成物およびこれにより製造された成形部品

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