JPH06146989A - 車両の高地判定装置 - Google Patents
車両の高地判定装置Info
- Publication number
- JPH06146989A JPH06146989A JP30401992A JP30401992A JPH06146989A JP H06146989 A JPH06146989 A JP H06146989A JP 30401992 A JP30401992 A JP 30401992A JP 30401992 A JP30401992 A JP 30401992A JP H06146989 A JPH06146989 A JP H06146989A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake air
- air amount
- throttle opening
- value
- atmospheric pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はスロットル開度から基準吸入空気量
を計算し、実際の吸入空気量と比較することで高地判定
を行なう装置に関し、スロットル開度センサの出力値の
誤差の影響をできるだけ低減することを目的とする。 【構成】 スロットル開度TAが所定値βより大である
ときは、空気密度の判定値である大気圧補正値KPAの
更新を行なう(ステップ101〜106)。しかし、ス
ロットル開度TAが1回転当りの吸入空気量GNAFM
に対する誤差が大きい、所定値β以下のときには、上記
の更新を禁止する(ステップ101)。
を計算し、実際の吸入空気量と比較することで高地判定
を行なう装置に関し、スロットル開度センサの出力値の
誤差の影響をできるだけ低減することを目的とする。 【構成】 スロットル開度TAが所定値βより大である
ときは、空気密度の判定値である大気圧補正値KPAの
更新を行なう(ステップ101〜106)。しかし、ス
ロットル開度TAが1回転当りの吸入空気量GNAFM
に対する誤差が大きい、所定値β以下のときには、上記
の更新を禁止する(ステップ101)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の高地判定装置に係
り、特にスロットル開度から基準吸入空気量を計算し、
実際の吸入空気量と比較することで高地判定を行なう装
置に関する。
り、特にスロットル開度から基準吸入空気量を計算し、
実際の吸入空気量と比較することで高地判定を行なう装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両が高地を走行するときは、高地ほど
大気圧が低下し、空気密度が少なくなるため、同じスロ
ットル開度でも車両の内燃機関の吸入空気量が少なくな
り内燃機関の出力が低下してしまう。そこで、従来より
車両が走行している高度を判断するために、機関回転数
とスロットル開度でマップを参照して基準吸入空気量を
算出し、この基準吸入空気量と、エアフローメータから
求めた実際の吸入空気量とを比較して高地判定をするよ
うにした車両の高地判定装置が知られている(特開平3
−185250号公報)。
大気圧が低下し、空気密度が少なくなるため、同じスロ
ットル開度でも車両の内燃機関の吸入空気量が少なくな
り内燃機関の出力が低下してしまう。そこで、従来より
車両が走行している高度を判断するために、機関回転数
とスロットル開度でマップを参照して基準吸入空気量を
算出し、この基準吸入空気量と、エアフローメータから
求めた実際の吸入空気量とを比較して高地判定をするよ
うにした車両の高地判定装置が知られている(特開平3
−185250号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、スロットル
開度を検出するスロットル開度センサ(スロットルポジ
ションセンサ)は実際には機械的な誤差や経年変化があ
るため、そのセンサ出力が図10に実線で示す如く、真
のスロットル開度(同図に破線で示す)を示していない
ことが多い。
開度を検出するスロットル開度センサ(スロットルポジ
ションセンサ)は実際には機械的な誤差や経年変化があ
るため、そのセンサ出力が図10に実線で示す如く、真
のスロットル開度(同図に破線で示す)を示していない
ことが多い。
【0004】他方、実際の一回転当りの吸入空気量GN
AFMは、機関回転数NEが低いときには、スロットル
開度TAを或る値以上大にしても吸入空気量がそれ以上
増えない。このため、実際の一回転当りの吸入空気量G
NAFMとスロットル開度TAとの関係が、或る低回転
数領域において、本来は図11にIで示す如くなるべき
ところ、前記したセンサ出力の誤差によって、同図にII
で示す如く、吸入空気量が飽和するような所定値以上の
スロットル開度TAでは影響は少ないが、吸入空気量が
飽和しない所定値未満のスロットル開度TAの領域にお
いて、大なる誤差が生じてしまう。従って、前記従来の
高地判定装置では、小なるスロットル開度TAの領域に
おいて、空気密度(大気圧)の判定に誤差を生じてしま
う。
AFMは、機関回転数NEが低いときには、スロットル
開度TAを或る値以上大にしても吸入空気量がそれ以上
増えない。このため、実際の一回転当りの吸入空気量G
NAFMとスロットル開度TAとの関係が、或る低回転
数領域において、本来は図11にIで示す如くなるべき
ところ、前記したセンサ出力の誤差によって、同図にII
で示す如く、吸入空気量が飽和するような所定値以上の
スロットル開度TAでは影響は少ないが、吸入空気量が
飽和しない所定値未満のスロットル開度TAの領域にお
いて、大なる誤差が生じてしまう。従って、前記従来の
高地判定装置では、小なるスロットル開度TAの領域に
おいて、空気密度(大気圧)の判定に誤差を生じてしま
う。
【0005】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
スロットル開度が所定値以下のときは空気密度の学習値
の更新を禁止することにより、上記の課題を解決した車
両の高地判定装置を提供することを目的とする。
スロットル開度が所定値以下のときは空気密度の学習値
の更新を禁止することにより、上記の課題を解決した車
両の高地判定装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は図1の原理構成
図に示すように、内燃機関10の吸気通路11に設けら
れたスロットルバルブ12のスロットル開度と機関回転
数とから算出手段13により基準吸入空気量を算出し、
エアフローメータ14の出力信号に基づいて得た実際の
吸入空気量と上記基準吸入空気量とを判定手段15によ
り比較して高地判定を行なう装置において、スロットル
開度が所定値以下のときは、前記判定手段15による高
地判定の学習値の更新を禁止する禁止手段16を有す
る。
図に示すように、内燃機関10の吸気通路11に設けら
れたスロットルバルブ12のスロットル開度と機関回転
数とから算出手段13により基準吸入空気量を算出し、
エアフローメータ14の出力信号に基づいて得た実際の
吸入空気量と上記基準吸入空気量とを判定手段15によ
り比較して高地判定を行なう装置において、スロットル
開度が所定値以下のときは、前記判定手段15による高
地判定の学習値の更新を禁止する禁止手段16を有す
る。
【0007】
【作用】前記スロットル開度が前記所定値以下のとき
は、エアフローメータ14の出力信号に基づいて得られ
る実際の吸入空気量に含まれる誤差分は、スロットル開
度が上記所定値より大なるとき(吸入空気量が略飽和状
態にあるとき)に比し大であるため、禁止手段16によ
りスロットル開度が上記所定値以下のときに判定手段1
5による高地判定の学習値の更新を禁止することによ
り、スロットル開度の誤差分の高地判定による影響を除
去することができる。
は、エアフローメータ14の出力信号に基づいて得られ
る実際の吸入空気量に含まれる誤差分は、スロットル開
度が上記所定値より大なるとき(吸入空気量が略飽和状
態にあるとき)に比し大であるため、禁止手段16によ
りスロットル開度が上記所定値以下のときに判定手段1
5による高地判定の学習値の更新を禁止することによ
り、スロットル開度の誤差分の高地判定による影響を除
去することができる。
【0008】
【実施例】図2は本発明の一実施例のシステム構成図を
示す。同図中、エアクリーナ22により大気中のほこ
り、塵埃等が除去された空気はエアフローメータ23
(前記エアフローメータ14に相当)によりその吸入空
気量が測定された後、吸気管24内のスロットルバルブ
25(前記スロットルバルブ12に相当)により、その
流量が制御され、更にサージタンク26,インテークマ
ニホルド27(前記吸気管24と共に前記吸気通路11
を構成)を通して内燃機関の吸気弁28の開の期間燃焼
室29内に流入する。
示す。同図中、エアクリーナ22により大気中のほこ
り、塵埃等が除去された空気はエアフローメータ23
(前記エアフローメータ14に相当)によりその吸入空
気量が測定された後、吸気管24内のスロットルバルブ
25(前記スロットルバルブ12に相当)により、その
流量が制御され、更にサージタンク26,インテークマ
ニホルド27(前記吸気管24と共に前記吸気通路11
を構成)を通して内燃機関の吸気弁28の開の期間燃焼
室29内に流入する。
【0009】スロットルバルブ25はアクセルペダル
(図示せず)に連動してスロットル開度が制御され、そ
のスロットル開度はスロットルポジションセンサ30に
より検出される。また、インテークマニホルド27内に
一部が突出するよう各気筒毎に燃料噴射弁31が配設さ
れている。この燃料噴射弁31はインテークマニホルド
27を通る空気流中に燃料タンク内の燃料を、マイクロ
コンピュータ21により指示された時間噴射する。
(図示せず)に連動してスロットル開度が制御され、そ
のスロットル開度はスロットルポジションセンサ30に
より検出される。また、インテークマニホルド27内に
一部が突出するよう各気筒毎に燃料噴射弁31が配設さ
れている。この燃料噴射弁31はインテークマニホルド
27を通る空気流中に燃料タンク内の燃料を、マイクロ
コンピュータ21により指示された時間噴射する。
【0010】燃焼室29は排気弁32を介してエキゾー
ストマニホルド33に連通されている。また、燃焼室2
9内には点火プラグ34のプラグギャップが突出されて
いる。更に、ピストン35は図中、上下方向に往復運動
する。これらはエンジン(内燃機関10)を構成してい
る。また、エキゾーストマニホルド33に一部が貫通突
出するように酸素濃度検出センサ(O2 センサ)36が
設けられており、これにより排気ガス中の酸素濃度が検
出される。なお、エンジンブロックの一部に機関冷却水
温を検出する水温センサ37が設けられている。また、
機関回転数を検出する回転角センサ38がディストリビ
ュータ内に設けられている。
ストマニホルド33に連通されている。また、燃焼室2
9内には点火プラグ34のプラグギャップが突出されて
いる。更に、ピストン35は図中、上下方向に往復運動
する。これらはエンジン(内燃機関10)を構成してい
る。また、エキゾーストマニホルド33に一部が貫通突
出するように酸素濃度検出センサ(O2 センサ)36が
設けられており、これにより排気ガス中の酸素濃度が検
出される。なお、エンジンブロックの一部に機関冷却水
温を検出する水温センサ37が設けられている。また、
機関回転数を検出する回転角センサ38がディストリビ
ュータ内に設けられている。
【0011】マイクロコンピュータ21は前記した算出
手段13,判定手段15及び禁止手段16をソフトウェ
ア処理により実現する制御装置で、図3に示す如き公知
のハードウェア構成を有している。同図中、図2と同一
部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図3に
おいて、マイクロコンピュータ21は中央処理装置(C
PU)50,処理プログラムを格納したリード・オンリ
・メモリ(ROM)51,作業領域として使用されるラ
ンダム・アクセス・メモリ(RAM)52,エンジン停
止後もデータを保持するバックアップRAM53,マル
チプレクサ付き入力インタフェース回路54,A/Dコ
ンバータ56及び入出力インタフェース回路55などか
ら構成されており、それらはバス57を介して接続され
ている。
手段13,判定手段15及び禁止手段16をソフトウェ
ア処理により実現する制御装置で、図3に示す如き公知
のハードウェア構成を有している。同図中、図2と同一
部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図3に
おいて、マイクロコンピュータ21は中央処理装置(C
PU)50,処理プログラムを格納したリード・オンリ
・メモリ(ROM)51,作業領域として使用されるラ
ンダム・アクセス・メモリ(RAM)52,エンジン停
止後もデータを保持するバックアップRAM53,マル
チプレクサ付き入力インタフェース回路54,A/Dコ
ンバータ56及び入出力インタフェース回路55などか
ら構成されており、それらはバス57を介して接続され
ている。
【0012】入力インタフェース回路54はエアフロー
メータ23からの吸入空気量検出信号、スロットルポジ
ションセンサ30からの検出信号、O2 センサ36から
の酸素濃度検出信号、水温センサ37からの検出信号、
などからなる並列入力信号を順次切換えて取り込み、そ
れを時系列的に合成して直列信号として単一のA/Dコ
ンバータ56に入力してアナログ・ディジタル変換さ
せ、バス57へ順次送出させる。
メータ23からの吸入空気量検出信号、スロットルポジ
ションセンサ30からの検出信号、O2 センサ36から
の酸素濃度検出信号、水温センサ37からの検出信号、
などからなる並列入力信号を順次切換えて取り込み、そ
れを時系列的に合成して直列信号として単一のA/Dコ
ンバータ56に入力してアナログ・ディジタル変換さ
せ、バス57へ順次送出させる。
【0013】入出力インタフェース回路55はスロット
ルポジションセンサ30からの検出信号や回転角センサ
38からの機関回転数に応じた信号が入力され、それを
適宜信号処理した後バス57を介してCPU50へ入力
する一方、バス57から入力された各信号を燃料噴射弁
31へ選択的に送出してそれを制御する。
ルポジションセンサ30からの検出信号や回転角センサ
38からの機関回転数に応じた信号が入力され、それを
適宜信号処理した後バス57を介してCPU50へ入力
する一方、バス57から入力された各信号を燃料噴射弁
31へ選択的に送出してそれを制御する。
【0014】次に算出手段13,判定手段15及び禁止
手段16を実現する大気圧補正値算出ルーチンについて
説明する。図4は大気圧補正値KPA算出ルーチンの一
実施例のフローチャートを示す。この大気圧補正値KP
A算出ルーチンが所定周期(例えば65ms)で起動さ
れると、CPU50はまずスロットルポジションセンサ
30の出力信号により検出されたスロットル開度TAが
所定値βより大であるか否か判定する(ステップ10
1)。この所定値βは前記図11において、1回転当り
の吸入空気量GNAFMが略飽和状態になるときの比較
的大なるスロットル開度で、例えば30度である。
手段16を実現する大気圧補正値算出ルーチンについて
説明する。図4は大気圧補正値KPA算出ルーチンの一
実施例のフローチャートを示す。この大気圧補正値KP
A算出ルーチンが所定周期(例えば65ms)で起動さ
れると、CPU50はまずスロットルポジションセンサ
30の出力信号により検出されたスロットル開度TAが
所定値βより大であるか否か判定する(ステップ10
1)。この所定値βは前記図11において、1回転当り
の吸入空気量GNAFMが略飽和状態になるときの比較
的大なるスロットル開度で、例えば30度である。
【0015】ステップ101でTA>βと判定されたと
きはステップ102以降の高地判定の学習値である大気
圧補正値KPAの算出処理を行なうが、TA≦βと判定
されたときは、KPA算出処理は行なわず、このルーチ
ンを終了する(ステップ107)。TA≦βのときはス
ロットル開度TAに対する1回転当りの吸入空気量GN
AFMの誤差が大きく、高地判定結果の信頼性に乏しい
からである。このステップ101により前記禁止手段1
6が実現される。
きはステップ102以降の高地判定の学習値である大気
圧補正値KPAの算出処理を行なうが、TA≦βと判定
されたときは、KPA算出処理は行なわず、このルーチ
ンを終了する(ステップ107)。TA≦βのときはス
ロットル開度TAに対する1回転当りの吸入空気量GN
AFMの誤差が大きく、高地判定結果の信頼性に乏しい
からである。このステップ101により前記禁止手段1
6が実現される。
【0016】続いて、回転角センサ38の出力信号によ
り検出された機関回転数NEと、スロットルポジション
センサ30の出力信号により検出されたスロットル開度
TAとにより、予めROM51に格納されている図5に
示す如きマップを参照して標準状態での吸入空気量(基
準吸入空気量)GNTABを算出する(ステップ10
2)。
り検出された機関回転数NEと、スロットルポジション
センサ30の出力信号により検出されたスロットル開度
TAとにより、予めROM51に格納されている図5に
示す如きマップを参照して標準状態での吸入空気量(基
準吸入空気量)GNTABを算出する(ステップ10
2)。
【0017】続いて、エアフローメータ23の出力信号
に基づき実際の1回転当りの吸入空気量(単位g/re
v)GNAFMの算出と、補正基準吸入空気量GNT
A’の算出とが行なわれる(ステップ103)。
に基づき実際の1回転当りの吸入空気量(単位g/re
v)GNAFMの算出と、補正基準吸入空気量GNT
A’の算出とが行なわれる(ステップ103)。
【0018】ここで、上記の1回転当りの吸入空気量G
NAFMは、エアフローメータ23の出力信号VG(単
位V)から図6に示す如きマップを参照して空気量GA
(単位g/sec)を求め、このGAと機関回転数NE
(単位rpm)とに基づき次式のようになまし処理して
算出される。
NAFMは、エアフローメータ23の出力信号VG(単
位V)から図6に示す如きマップを参照して空気量GA
(単位g/sec)を求め、このGAと機関回転数NE
(単位rpm)とに基づき次式のようになまし処理して
算出される。
【0019】 {(n=1)×GNAFMOLD ’+GNAFM’}/n=GNAFM (1) ただし、 GNAFM’=GA×60/NE (2) またnは32又は64などの整数、GNAFMOLD ’は
前回のこのルーチン起動時のGNAFM’の値である。
前回のこのルーチン起動時のGNAFM’の値である。
【0020】また、補正基準吸入空気量GNTA’は次
式により算出される。
式により算出される。
【0021】 GNTA’=GNTAB×KPA (3) ただし、上式中KPAは気圧/標準大気圧(760mm
Hg)を意味する大気圧補正値である。
Hg)を意味する大気圧補正値である。
【0022】続いて、上記の1回転当りの吸入空気量G
NAFMと補正基準吸入空気量GNTA’とを大小比較
し(ステップ104)、その比較結果に応じて大気圧補
正値KPAを更新する。すなわちGNAFM>GNT
A’のときは降坂走行時に相当し、大気圧補正値KPA
が小さい値であるのでKPAに所定値αを加算して(ス
テップ105)このルーチンを終了する。他方、GNA
FM≦GNTA’のときは登坂走行時等に相当し、大気
圧補正値KPAが反映される補正基準吸入空気量GNT
A’が大きい値となっているので、大気圧補正値KPA
から所定値αを減算し(ステップ106)、このルーチ
ンを終了する。
NAFMと補正基準吸入空気量GNTA’とを大小比較
し(ステップ104)、その比較結果に応じて大気圧補
正値KPAを更新する。すなわちGNAFM>GNT
A’のときは降坂走行時に相当し、大気圧補正値KPA
が小さい値であるのでKPAに所定値αを加算して(ス
テップ105)このルーチンを終了する。他方、GNA
FM≦GNTA’のときは登坂走行時等に相当し、大気
圧補正値KPAが反映される補正基準吸入空気量GNT
A’が大きい値となっているので、大気圧補正値KPA
から所定値αを減算し(ステップ106)、このルーチ
ンを終了する。
【0023】このように、本実施例によれば、補正基準
吸入空気量GNTA’と実際の1回転当りの吸入空気量
GNAFMとが等しくなるように、大気圧補正値KPA
が更新される。ここで、仮にスロットル開度TAに関係
なく、大気圧補正値KPAの更新を行なった場合は図7
(B)に示す如く、スロットル開度TAと機関回転数N
Eとの変化に応じて1回転当りの基準吸入空気量GNT
AB及びGNTAが夫々実線及び一点鎖線で示す如く算
出されるが、スロットル開度TAが所定値β以下のとき
もエアフローメータ23の出力より得られる実際の1回
転当りの吸入空気量GNAFMがGNTA’以下となる
ため、大気圧補正値KPAが過補正となってしまう。
吸入空気量GNTA’と実際の1回転当りの吸入空気量
GNAFMとが等しくなるように、大気圧補正値KPA
が更新される。ここで、仮にスロットル開度TAに関係
なく、大気圧補正値KPAの更新を行なった場合は図7
(B)に示す如く、スロットル開度TAと機関回転数N
Eとの変化に応じて1回転当りの基準吸入空気量GNT
AB及びGNTAが夫々実線及び一点鎖線で示す如く算
出されるが、スロットル開度TAが所定値β以下のとき
もエアフローメータ23の出力より得られる実際の1回
転当りの吸入空気量GNAFMがGNTA’以下となる
ため、大気圧補正値KPAが過補正となってしまう。
【0024】これに対し、本実施例によれば、TA>β
のときのみ大気圧補正値KPAの更新を行なうようにし
たため、図7(A)にTA,NEで示す如くスロットル
開度と機関回転数が従来と同様に変化した場合、スロッ
トル開度TAが所定値β以上のときにのみ、実際の1回
転当りの吸入空気量GNAFMに補正基準吸入空気量G
NTA’が等しくなるようにするため、大気圧補正値K
PAは図7(A)に示す如く従来よりもaだけ正確に大
気圧を反映した値とすることができ、よって誤差の少な
い空気密度(高地)判定ができる。
のときのみ大気圧補正値KPAの更新を行なうようにし
たため、図7(A)にTA,NEで示す如くスロットル
開度と機関回転数が従来と同様に変化した場合、スロッ
トル開度TAが所定値β以上のときにのみ、実際の1回
転当りの吸入空気量GNAFMに補正基準吸入空気量G
NTA’が等しくなるようにするため、大気圧補正値K
PAは図7(A)に示す如く従来よりもaだけ正確に大
気圧を反映した値とすることができ、よって誤差の少な
い空気密度(高地)判定ができる。
【0025】このようにして、補正して得られた大気圧
補正値KPAは車両の高地判定値であり、例えば図8に
示すフローチャートにより始動時の燃料噴射時間TAU
ST及びGN最大ガード値GNMAXに反映される。同
図に示すルーチンが起動されると、まず始動時であるか
否かスタータ信号により判定される(ステップ20
1)。始動時のときは水温センサ37の出力信号に基づ
き検出された機関冷却水温THWに応じてマップを参照
して始動時燃料噴射時間のベースマップ値TAUSTB
を算出し、更にこのTAUSTBと機関回転数NEとバ
ッテリ電圧VBとにより公知の所定の計算式で始動時燃
料噴射時間TAUSTを算出する(ステップ202)。
補正値KPAは車両の高地判定値であり、例えば図8に
示すフローチャートにより始動時の燃料噴射時間TAU
ST及びGN最大ガード値GNMAXに反映される。同
図に示すルーチンが起動されると、まず始動時であるか
否かスタータ信号により判定される(ステップ20
1)。始動時のときは水温センサ37の出力信号に基づ
き検出された機関冷却水温THWに応じてマップを参照
して始動時燃料噴射時間のベースマップ値TAUSTB
を算出し、更にこのTAUSTBと機関回転数NEとバ
ッテリ電圧VBとにより公知の所定の計算式で始動時燃
料噴射時間TAUSTを算出する(ステップ202)。
【0026】続いて、前記した如くステップ105又は
106で更新された大気圧補正値KPAが読み込まれ
(ステップ203)、この大気圧補正値KPAと前記始
動時燃料噴射時間TAUSTとの乗算により始動時燃料
噴射時間TAUSTの補正値が得られる(ステップ20
4)。すなわち、始動時はクランキング回転数が低く、
エアフローメータ23の出力信号も安定していないので
燃料噴射時間は空気量及びエンジン回転数により算出せ
ずに始動時燃料噴射時間TAUSTを上記の如くマップ
に基づいてオープンループで計算しているが、高地では
空気密度が低く、平地と同じ始動時燃料噴射時間TAU
STでは機関燃焼室29への吸入混合気の空燃比がリッ
チとなり、始動性の悪化等をもたらすので、ステップ2
04で大気圧補正値KPAをTAUSTに反映させる。
これにより、高地でも空燃比が目標空燃比近傍となる始
動時燃料噴射時間TAUSTが得られる。
106で更新された大気圧補正値KPAが読み込まれ
(ステップ203)、この大気圧補正値KPAと前記始
動時燃料噴射時間TAUSTとの乗算により始動時燃料
噴射時間TAUSTの補正値が得られる(ステップ20
4)。すなわち、始動時はクランキング回転数が低く、
エアフローメータ23の出力信号も安定していないので
燃料噴射時間は空気量及びエンジン回転数により算出せ
ずに始動時燃料噴射時間TAUSTを上記の如くマップ
に基づいてオープンループで計算しているが、高地では
空気密度が低く、平地と同じ始動時燃料噴射時間TAU
STでは機関燃焼室29への吸入混合気の空燃比がリッ
チとなり、始動性の悪化等をもたらすので、ステップ2
04で大気圧補正値KPAをTAUSTに反映させる。
これにより、高地でも空燃比が目標空燃比近傍となる始
動時燃料噴射時間TAUSTが得られる。
【0027】一方、ステップ201で始動時でないと判
定されたときは、ステップ205に進み、前記(1)式
及び(2)式と同様にしてエアフローメータ23の出力
信号VGに基づき1回転当りの吸入空気量GNAFMが
計算される。続いて、前記した大気圧補正値KPAを読
み込み(ステップ206)、GN最大ガード値GNMA
Xに反映させる(ステップ207)。
定されたときは、ステップ205に進み、前記(1)式
及び(2)式と同様にしてエアフローメータ23の出力
信号VGに基づき1回転当りの吸入空気量GNAFMが
計算される。続いて、前記した大気圧補正値KPAを読
み込み(ステップ206)、GN最大ガード値GNMA
Xに反映させる(ステップ207)。
【0028】すなわち、ステップ207では最大ガード
のベースマップ値GNMAXBを、機関回転数NEでマ
ップを参照することにより算出し、更にそのベースマッ
プ値GNMAXBに上記の大気圧補正値KPAを乗算す
る。ここで、エアフローメータ23の検出吸入空気量は
エアクリーナ22からの吸入空気量だけでなく、吸気工
程中のピストン運動によって生じる負圧波により吸気弁
28より逆流してくる空気量もあり、エアフローメータ
23の検出吸入空気量が実際の吸入空気量よりも大なる
値を示すことがある。
のベースマップ値GNMAXBを、機関回転数NEでマ
ップを参照することにより算出し、更にそのベースマッ
プ値GNMAXBに上記の大気圧補正値KPAを乗算す
る。ここで、エアフローメータ23の検出吸入空気量は
エアクリーナ22からの吸入空気量だけでなく、吸気工
程中のピストン運動によって生じる負圧波により吸気弁
28より逆流してくる空気量もあり、エアフローメータ
23の検出吸入空気量が実際の吸入空気量よりも大なる
値を示すことがある。
【0029】しかし、機関回転数NEに対応する吸入空
気量GNの上限値は予めわかっているため、上記のベー
スマップ値GNMAXBを機関回転数NEに応じて算出
することにより、エアフローメータ23の検出吸入空気
量の誤検出を補償しているわけであるが、高地では空気
密度が低く平地と同じ値では同じ吸入空気体積量でも吸
入空気重量が小さく、後述のステップ211で算出され
る燃料噴射時間TAUが必要とする値よりも大になり、
空燃比がリッチとなってしまう。そこで、ステップ20
7で前記最大ガード値のベースマップ値GNMAXBに
大気圧補正値KPAを反映させるのである。
気量GNの上限値は予めわかっているため、上記のベー
スマップ値GNMAXBを機関回転数NEに応じて算出
することにより、エアフローメータ23の検出吸入空気
量の誤検出を補償しているわけであるが、高地では空気
密度が低く平地と同じ値では同じ吸入空気体積量でも吸
入空気重量が小さく、後述のステップ211で算出され
る燃料噴射時間TAUが必要とする値よりも大になり、
空燃比がリッチとなってしまう。そこで、ステップ20
7で前記最大ガード値のベースマップ値GNMAXBに
大気圧補正値KPAを反映させるのである。
【0030】続いて、ステップ208では上記の最大ガ
ード値GNMAXとステップ205で算出した実際の1
回転当りの吸入空気量GNAFMとを大小比較し、GN
AFMがGNMAXより小さいときはそのGNAFMを
GNに代入し(ステップ209)、他方GNAFMがG
NMAX以上のときはGNAFMの値が大き過ぎるので
最大ガード値GNMAXをGNに代入する(ステップ2
10)。
ード値GNMAXとステップ205で算出した実際の1
回転当りの吸入空気量GNAFMとを大小比較し、GN
AFMがGNMAXより小さいときはそのGNAFMを
GNに代入し(ステップ209)、他方GNAFMがG
NMAX以上のときはGNAFMの値が大き過ぎるので
最大ガード値GNMAXをGNに代入する(ステップ2
10)。
【0031】このようにして、1回転当りの吸入空気量
GNAFMは最大ガード値GNMAXでガード処理され
てGNとされた後、ステップ211で燃料の噴射時間T
AUの計算に用いられる。すなわち、上記の1回転当り
の吸入空気量GNから基本燃料噴射時間TPを算出し、
この基本燃料噴射時間をO2 センサ36により検出した
排気ガス中の酸素濃度や各種増量値で補正して燃料噴射
時間TAUを算出する。
GNAFMは最大ガード値GNMAXでガード処理され
てGNとされた後、ステップ211で燃料の噴射時間T
AUの計算に用いられる。すなわち、上記の1回転当り
の吸入空気量GNから基本燃料噴射時間TPを算出し、
この基本燃料噴射時間をO2 センサ36により検出した
排気ガス中の酸素濃度や各種増量値で補正して燃料噴射
時間TAUを算出する。
【0032】始動時は前記ステップ204で算出された
始動時燃料噴射時間TAUSTが、また始動後は上記ス
テップ211で算出された燃料噴射時間TAUが図3に
示したマイクロコンピュータ21の入出力インタフェー
ス回路55内のダウンカウンタにセットされ(ステップ
212)、燃料噴射弁31にこのセットされたTAUS
T又はTAUの時間、燃料噴射を開始させた後、このル
ーチンを終了する。
始動時燃料噴射時間TAUSTが、また始動後は上記ス
テップ211で算出された燃料噴射時間TAUが図3に
示したマイクロコンピュータ21の入出力インタフェー
ス回路55内のダウンカウンタにセットされ(ステップ
212)、燃料噴射弁31にこのセットされたTAUS
T又はTAUの時間、燃料噴射を開始させた後、このル
ーチンを終了する。
【0033】このようにして、始動時は大気圧補正値K
PAで補正された燃料噴射時間TAUSTの燃料噴射に
より空燃比が目標空燃比付近にオープンループ制御さ
れ、また始動後は大気圧補正値KPAで補正された燃料
噴射時間TAUの燃料噴射により空燃比が目標空燃比に
フィードバック制御される。
PAで補正された燃料噴射時間TAUSTの燃料噴射に
より空燃比が目標空燃比付近にオープンループ制御さ
れ、また始動後は大気圧補正値KPAで補正された燃料
噴射時間TAUの燃料噴射により空燃比が目標空燃比に
フィードバック制御される。
【0034】なお、本発明は以上の実施例に限定される
ものではなく、例えば図4のステップ101でスロット
ル開度TAと比較する所定値βは、機関回転数NEが大
になるほどスロットル開度TAが大のときに吸入空気量
GNAFMが飽和するので、図9に示す如く、機関回転
数NEが大になるほど、大なる値に可変するようにして
もよい。
ものではなく、例えば図4のステップ101でスロット
ル開度TAと比較する所定値βは、機関回転数NEが大
になるほどスロットル開度TAが大のときに吸入空気量
GNAFMが飽和するので、図9に示す如く、機関回転
数NEが大になるほど、大なる値に可変するようにして
もよい。
【0035】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、誤差が大
きいスロットル開度が所定値以下のときは高地判定の学
習値の更新を禁止して、スロットル開度の誤差分の高地
判定に与える影響を除去するようにしたため、常に誤差
の少ない高地判定の学習値を得ることができ、よって従
来に比し、高地判定の信頼性向上に寄与するところ大で
ある等の特長を有するものである。
きいスロットル開度が所定値以下のときは高地判定の学
習値の更新を禁止して、スロットル開度の誤差分の高地
判定に与える影響を除去するようにしたため、常に誤差
の少ない高地判定の学習値を得ることができ、よって従
来に比し、高地判定の信頼性向上に寄与するところ大で
ある等の特長を有するものである。
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施例のシステム構成図である。
【図3】図2中のマイクロコンピュータのハードウェア
構成図である。
構成図である。
【図4】本発明の要部の大気圧補正値算出ルーチンの一
実施例を示すフローチャートである。
実施例を示すフローチャートである。
【図5】図4中のGNTAB算出用マップを示す図であ
る。
る。
【図6】図4中のGNAFM算出に用いるGA算出用マ
ップを示す図である。
ップを示す図である。
【図7】本発明の一実施例の効果を説明するタイミング
チャートである。
チャートである。
【図8】燃料噴射時間の概略計算ルーチンを示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図9】スロットル開度のしきい値と機関回転数との一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図10】スロットル開度センサ出力と真のスロットル
開度との関係の一例を示す図である。
開度との関係の一例を示す図である。
【図11】スロットル開度と1回転当りの吸入空気量と
の関係を示す図である。
の関係を示す図である。
10 内燃機関 11 吸気通路 12,25 スロットルバルブ 13 算出手段 14,23 エアフローメータ 15 判定手段 16 禁止手段 21 マイクロコンピュータ 30 スロットルポジションセンサ 31 燃料噴射弁 38 回転角センサ
Claims (1)
- 【請求項1】 内燃機関の吸気通路に設けられたスロッ
トルバルブのスロットル開度と機関回転数とから算出手
段により基準吸入空気量を算出し、エアフローメータの
出力信号に基づいて得た実際の吸入空気量と上記基準吸
入空気量とを判定手段により比較して高地判定を行なう
装置において、 前記スロットル開度が所定値以下のときは、前記判定手
段による高地判定の学習値の更新を禁止する禁止手段を
有することを特徴とする高地判定装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30401992A JPH06146989A (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | 車両の高地判定装置 |
| US08/132,317 US5481462A (en) | 1992-10-15 | 1993-10-06 | Apparatus for determining an altitude condition of an automotive vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30401992A JPH06146989A (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | 車両の高地判定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06146989A true JPH06146989A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=17928098
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30401992A Pending JPH06146989A (ja) | 1992-10-15 | 1992-11-13 | 車両の高地判定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06146989A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000077376A1 (fr) * | 1997-12-17 | 2000-12-21 | Hitachi, Ltd. | Dispositif de mesure de debit d'air faisant partie integrante d'un corps a etranglement a commande electronique |
| US6681742B1 (en) | 1997-12-17 | 2004-01-27 | Hitachi, Ltd. | Air flow measuring device formed integrally with electronically controlled throttle body |
-
1992
- 1992-11-13 JP JP30401992A patent/JPH06146989A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000077376A1 (fr) * | 1997-12-17 | 2000-12-21 | Hitachi, Ltd. | Dispositif de mesure de debit d'air faisant partie integrante d'un corps a etranglement a commande electronique |
| US6681742B1 (en) | 1997-12-17 | 2004-01-27 | Hitachi, Ltd. | Air flow measuring device formed integrally with electronically controlled throttle body |
| US6997162B2 (en) | 1999-06-15 | 2006-02-14 | Hitachi, Ltd. | Air flow measuring device formed integrally with electronically controlled throttle body |
| US7383815B2 (en) | 1999-06-15 | 2008-06-10 | Hitachi, Ltd. | Air flow measuring device formed integrally with electronically controlled throttle body |
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