JPH06222392A - 液晶ディスプレイ駆動用のアクティブマトリックス基板およびその製造方法 - Google Patents

液晶ディスプレイ駆動用のアクティブマトリックス基板およびその製造方法

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JPH06222392A
JPH06222392A JP3141193A JP3141193A JPH06222392A JP H06222392 A JPH06222392 A JP H06222392A JP 3141193 A JP3141193 A JP 3141193A JP 3141193 A JP3141193 A JP 3141193A JP H06222392 A JPH06222392 A JP H06222392A
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active matrix
matrix substrate
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peripheral portion
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JP3141193A
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Fumihiro Arakawa
文裕 荒川
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度なマスク合わせを行うことなしに、能
動素子間での寄生容量のバラツキをなくす。 【構成】 1画素を形成するための正方形の表示電極2
1を縦横に配列する。各列ごとに梯子状の走査電極22
が配置される。走査電極22は、表示電極21を取り囲
む構造となる。走査電極22の表面は図示されていない
絶縁膜24で覆われている。走査電極22と表示電極2
1との間に、額縁状をした枠状電極23(破線)が形成
される。表示電極21の外周部分と枠状電極23の内周
部分とは重なりを生じ、枠状電極23の外周部分と走査
電極22の内周部分とは重なりを生じている。絶縁膜2
4を挟んで、金属膜/絶縁膜/金属膜なるMIM素子構
造が形成され、表示電極21の周囲を取り囲むように配
置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアクティブマトリックス
基板、特に、液晶ディスプレイ駆動用のアクティブマト
リックス基板およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】省電力型のディスプレイとして、液晶デ
ィスプレイは広範囲な用途に利用されている。一般的に
用いられている液晶ディスプレイは、透光性の2枚の基
板を対向して配置し、その一方のアクティブマトリック
ス基板によって駆動される。このアクティブマトリック
ス基板は、ガラスなどのベース基板の上に、1画素を形
成するための表示電極を縦横に並べたものである。互い
に対向するように配置した両基板間に液晶を充填すれ
ば、対向する表示電極に印加する電圧によって、各画素
単位で液晶の光学的特性を制御することができる。各表
示電極への印加電圧を制御するために、各列ごとに走査
電極が設けられている。同じ列上の表示電極への印加電
圧は、同一の走査電極によって制御される。一方の基板
の走査電極がたとえばX軸方向に配されていた場合、信
号電極はこれに直交するY軸方向に配される。
【0003】走査電極と表示電極との間には、1つまた
は複数の能動素子が形成されており、この能動素子をO
N/OFF動作させることにより、各表示電極への印加
電圧を制御することができる。こうして、各画素ごとに
液晶の光学的特性を制御する。能動素子としては、トラ
ンジスタ素子またはダイオード素子が用いられており、
ダイオード素子としては、MIM(metal insulator me
tal )素子が代表的に用いられている。これらのアクテ
ィブマトリックス基板は、一般に、最低でも2枚以上の
マスクを用いて成膜とパターニングを複数回繰り返し行
うことにより製造されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、アク
ティブマトリックス基板には、能動素子としてトランジ
スタ素子またはダイオード素子が用いられているが、い
ずれの素子も絶縁膜が金属膜にサンドイッチされた構造
をもつ。このため、これらの能動素子は、容量素子とし
ての性質も有し、いわゆる寄生容量が発生することにな
る。このような寄生容量は、能動素子がON動作したと
きに実際に液晶に印加される実効電圧を減少させてしま
う原因となるため、できるだけ抑制するのが好ましい。
寄生容量を抑制するためには、金属膜/絶縁膜/金属膜
という積層構造部分の面積を小さくする必要がある。と
ころが、この積層構造部分の面積を小さくすると、製造
工程時におけるマスク合わせ誤差や塵埃の付着などの影
響を大きく受けるようになり、各能動素子ごとの寄生容
量値にバラツキが生じやすくなり、マスクパターンが大
きくずれたような場合には、断線するという事態も生じ
かねない。各能動素子によって寄生容量値にバラツキが
生じると、各画素ごとの表示濃度に差が生じ、表示品質
の劣化が避けられなくなる。特に、ダイオード素子を用
いた液晶ディスプレイでは、トランジスタ素子を用いた
液晶ディスプレイに比べて、寄生容量のバラツキに起因
する表示品質の劣化が顕著である。製造工程時における
マスク合わせの精度を向上させるという解決法もある
が、このような高精度のマスク合わせを行うためのアラ
イナー装置は、非常に高価であり、また作業時間も長く
なるため、コストが高くなるという別な問題が生じるこ
とになる。
【0005】そこで本発明は、高精度なマスク合わせを
行うことなしに、能動素子間での寄生容量のバラツキを
なくすことができるアクティブマトリックス基板を提供
することを目的とする。また、このようなアクティブマ
トリックス基板を、1枚のマスクのみを用いて製造する
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1) 本願第1の発明は、1画素を形成するための表示
電極を第1の方向に複数画素分だけ並べて列を構成し、
この列を第2の方向に複数列分だけ並べて二次元画素配
列を構成し、各列ごとに列の長手方向に伸びる走査電極
を設け、この走査電極と各表示電極との間をそれぞれ能
動素子によって接続し、二次元画素配列に対応する二次
元画像を表示する液晶ディスプレイを駆動できるように
したアクティブマトリックス基板において、能動素子
を、各表示電極の周囲を取り囲むように配置したもので
ある。
【0007】(2) 本願第2の発明は、上述の第1の発
明に係るアクティブマトリックス基板において、各表示
電極の輪郭に沿った形状をした枠状電極を設け、この枠
状電極を取り囲むような形状に走査電極を形成し、表示
電極の外周部分と枠状電極の内周部分とを積層させ、枠
状電極の外周部分と走査電極の内周部分とを絶縁膜を介
して積層させる構造としたものである。
【0008】(3) 本願第3の発明は、上述の第1の発
明に係るアクティブマトリックス基板において、各表示
電極を取り囲むような形状に走査電極を形成し、表示電
極の外周部分と走査電極の内周部分とを絶縁膜を介して
積層させる構造としたものである。
【0009】(4) 本願第4の発明は、上述の第1〜第
3のいずれかの発明に係るアクティブマトリックス基板
において、表示電極の形状を正多角形にしたものであ
る。
【0010】(5) 本願第5の発明は、上述の第1〜第
3のいずれかの発明に係るアクティブマトリックス基板
において、表示電極の形状を円にしたものである。
【0011】(6) 本願第6の発明は、上述の第3の発
明に係るアクティブマトリックス基板を製造する方法に
おいて、走査電極を形成し、その表面に絶縁膜を形成
し、基板全面にレジスト層を塗布した後、基板下面側か
ら走査電極をマスクとしたバック露光を行って現像する
ことにより、走査電極の上方部分のみレジスト層を残
し、基板全面に金属層を形成した後、リフトオフにより
レジスト層およびその上の金属層を剥離除去し、残った
金属層のうち走査電極によって囲まれた閉領域の外側に
形成された部分を電解エッチングにより除去し、閉領域
の内側に形成された部分を表示電極として残すようにし
たものである。
【0012】(7) 本願第7の発明は、上述の第6の発
明による製造方法において、走査電極の表面を陽極酸化
することにより絶縁膜を形成するようにしたものであ
る。
【0013】
【作 用】能動素子を各表示電極の周囲を取り囲むよう
に配置しておけば、1つの能動素子全体の寄生容量は一
定となり、能動素子間での寄生容量のバラツキをなくす
ことができる。すなわち、金属膜/絶縁膜/金属膜とい
う積層構造が、各表示電極の輪郭部分全周にわたって形
成されるため、マスク合わせ誤差によりパターンがずれ
た結果、金属膜/絶縁膜/金属膜という積層構造部分の
面積が一方で減少(または増加)したとしても、その分
だけ他方では増加(または減少)するような相補的な変
化が生じるようになり、1つの能動素子全体としての寄
生容量は一定に保たれるようになる。このため、複数の
能動素子間での寄生容量のバラツキは解消される。ま
た、表示電極の周囲を取り囲むように能動素子を形成す
ることにより、塵埃の付着などによる導電不良などの事
故を防ぐための冗長性が高まり、歩留まりの向上も期待
できる。更に、表示電極の形状を正多角形あるいは円に
することにより、どの方向にずれが生じても、寄生容量
を一定に保つことができるようになる。
【0014】また、本発明による製造方法では、バック
露光、リフトオフ、電解エッチング、という工程を行う
ようにしたため、1枚のマスク板のみを用いてアクティ
ブマトリックス基板を製造することが可能になる。この
ため、寄生容量のバラツキがないアクティブマトリック
ス基板を低コストで製造できるようになる。
【0015】なお、表示電極の周囲全周にわたって能動
素子を配置すると、表示電極の開口部分の面積が減少
し、開口率が低下するようにも思われるが、実際には、
開口率の低下といった問題は生じない。なぜなら、従来
は、マスク合わせ誤差によるパターンずれを考慮して、
5μmほどの寸法余裕を積層構造部分に見込んでおく必
要があったが、本発明による構造では、このような寸法
余裕が不要になるため、積層構造部分を必要最小限の面
積に抑えることができる。このため、周囲を取り囲んだ
能動素子の全長は長くなるが、その幅は必要最小限に抑
えることができ、従来装置とほぼ同程度の開口率を確保
することが可能である。このように、本発明では、マス
ク合わせ誤差によるパターンずれが生じても問題ないた
め、作業効率の高い安価なアライナーを用いた製造、も
しくはアライナーが必要ないプロセスによる製造が可能
になり、製造コストの低減を図ることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて説
明する。図1は、従来の一般的なアクティブマトリック
ス基板の一部分を示す上面図である。ほぼ正方形状の表
示電極11が縦横に配列されており、1つの表示電極1
1が1つの画素に対応することになる。これら表示電極
11に電圧を印加するための信号線として、走査電極1
2が設けられている。各走査電極12は、図の縦方向に
並んだ列ごとに設けられている。さらに、走査電極12
と表示電極11とを接続するために上部電極13が設け
られる。なお、上部電極13は、走査電極12に直接接
触しているのではなく、後述するように、絶縁膜14を
介して接触しているが、図1の上面図では、図が煩雑に
なるのを避けるため、絶縁膜14の表示を省略してい
る。
【0017】図2は、図1のアクティブマトリックス基
板を、切断線A−Aに沿って切った状態を示す断面図で
あり、各部の構造がより明瞭に示されている。すなわ
ち、ベース基板10の上面に、表示電極11および走査
電極12が形成されており、走査電極12の表面は絶縁
膜14によって覆われており、その上に上部電極13が
形成されている。上部電極13は、走査電極12に対し
ては、その上方に形成されているが、表示電極11に対
しては潜り込むような構造となっている。こうして、絶
縁膜14を挟んで、金属膜/絶縁膜/金属膜というMI
M素子が形成されており、この素子はダイオード素子と
して機能する。このMIM素子の積層構造は、そのまま
容量素子を形成する構造であるため、寄生容量が発生す
ることは既に述べたとおりである。そして、それぞれの
膜をパターニングする工程において、マスク合わせ誤差
があるため、積層構造部分の面積が各素子ごとにバラツ
キを生じ、寄生容量が各素子ごとにバラツキを生じるこ
とも前述したとおりである。特に、図1に示すような構
造をもったアクティブマトリックス基板では、平面内に
おけるねじれ方向(いわゆるθ方向)のマスク合わせ誤
差により、寄生容量にかなりのバラツキがみられる。
【0018】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものである。本発明の一実施例に係るアクテ
ィブマトリックス基板の平面図を図3に、この基板を図
3における切断線B−Bに沿って切った状態の断面図を
図4に、それぞれ示す。なお、図3の平面図は、各構成
要素の輪郭線を実線または破線で示したものであり、上
方から見たときに実際に見える線であるか隠れ線である
かを実線または破線で区別したものではない。図3にお
いて、表示電極21は正方形状の電極であり、走査電極
22は、この表示電極21を囲むような形状をした電極
である。これらの電極の形状が認識しやすいように、右
側の列では、これら表示電極21および走査電極22に
ハッチングを施して示してある。図1に示す従来基板に
おける走査電極12がほぼ棒状をしていたのに対し、図
3に示す本願基板における走査電極22はいわば梯子状
をしていることになる。
【0019】図1に示す基板で用いられていた上部電極
13の代わりに、図3に示す基板では、枠状電極23を
用いている。図では、この枠状電極23を破線で示して
おり、特に、中央の列では、この枠状電極23の形状が
認識しやすいようにハッチングを施して示してある。こ
の枠状電極23は、正方形の表示電極21の外周部を縁
取りするようないわば「額縁」の形状をしている。しか
も、表示電極21の外周部分と枠状電極23の内周部分
とが重なりを生じ、枠状電極23の外周部分と走査電極
22の内周部分とが重なりを生じるような構造となって
いる。この構造は、図4の断面図に明瞭に示されてい
る。すなわち、ベース基板20の上面に、表示電極21
および走査電極22が形成されており、走査電極22の
表面は絶縁膜24によって覆われている。なお、図3の
平面図では、この絶縁膜24は省略している。枠状電極
23は、走査電極22に対しては、その上方に形成され
ているが、表示電極21に対しては潜り込むような構造
となっている。
【0020】こうして、絶縁膜24を挟んで、金属膜/
絶縁膜/金属膜というMIM素子が形成されており、こ
の素子はダイオード素子として機能する。このMIM素
子の積層構造には、やはり寄生容量が発生するが、それ
ぞれの膜をパターニングする工程において、マスク合わ
せ誤差があったとしても、寄生容量にバラツキが生じる
ことはない。これは、図3の平面図に示されているよう
に、このMIM素子が、表示電極21の周囲を取り囲む
ように形成されているためである。すなわち、それぞれ
の膜についてパターンずれが生じることにより、金属膜
/絶縁膜/金属膜という積層構造部分の面積が一部分で
減少したとしても、これを補うだけの面積の増加が別な
一部分で必ず生じるため、1つのMIM素子についての
積層構造部分の全面積には変化は生じないのである。た
とえば、図4において、枠状電極23の位置がΔdだけ
図の右方にずれていた場合を考えよう。この場合、枠状
電極23/絶縁膜24/走査電極22からなる積層構造
部分の面積は減少するが、図4には示されていない右方
部分においても同じ積層構造部分が存在し、この部分に
おいても枠状電極23の位置がΔdだけ図の右方にずれ
ていることになる。したがって、この部分の面積は逆に
増加することになり、全体としてみれば、積層構造部分
の面積に変化は生じない。
【0021】以下、図3および図4に示すような構造を
もったアクティブマトリックス基板の具体的な製造工程
の一例を示しておく。まず、たとえば、ホウ珪酸ガラス
からなるベース基板20の上に、膜厚0.2μm程度の
Ta膜をスパッタリング法により形成する。続いて、こ
のベース基板20上の全面にレジストを塗布し、走査電
極22のパターンをもった所定のマスクを用いて露光お
よび現像を行い、CF,Oなどの混合ガスのプラズ
マ雰囲気中でドライエッチングを行う。こうして、Ta
からなる走査電極22が形成できる。次に、レジストを
剥離した後、このTaからなる走査電極22の表面を、
0.01重量%のクエン酸溶液中で陽極酸化を行い、
0.05μm程度の膜厚の陽極酸化膜を形成し、これを
絶縁膜24とする。続いて、スパッタリング法により、
基板全面にCr膜を0.1μm程度の厚みで堆積し、レ
ジストを用いたパターニング(このときのエッチング
は、たとえば、硝酸第2セリウムアンモニウムと過塩素
酸の混合溶液を用いればよい)を行い、Crからなる枠
状電極23を形成する。そして、レジストを剥離した
後、透明電極となるITOをスパッタリング法により全
面に堆積し、この上に再びレジストを塗布し、所定のパ
ターンでの露光を行い、HCl:HO:HNO
1:1:0.04なる比率で混合した溶液でエッチング
を行えば、ITOからなる表示電極21が得られる。最
後にレジストを剥離すれば、図3および図4に示すアク
ティブマトリックス基板が完成する。
【0022】続いて、本発明の別な実施例をいくつか挙
げておく。図5は、円形の表示電極31を用いた実施例
であり、走査電極32は細長い板に円形の窓を開口した
ような形状をしている。また、図に破線で示す枠状電極
33は、ドーナツ状をしたものとなる。なお、走査電極
32の表面には絶縁膜34が形成されているが、ここで
は図示を省略している。このように、表示電極の形状
は、正方形に限らずどのような形状にしてもかまわな
い。ただし、どのような方向にずれが生じても、寄生容
量を一定に保つためには、図5のような円形が最も好ま
しい。ただ、円形の場合には、正方形に比べて有効な開
口面積率が低下するという欠点がある。したがって、開
口面積率を向上させるためには、表示電極を正多角形、
特に正六角形にするのが好ましい。
【0023】図3に示す画素配列は、いわゆるストライ
プ配列と呼ばれているものであるが、本発明は、いわゆ
るデルタ配列と呼ばれている画素配列にも適用可能であ
る。図3のストライプ配列をデルタ配列になおした実施
例を図6に示す。このデルタ配列では、1列おきに、画
素配置(すなわち、表示電極21の配置)が半ピッチだ
けずれた状態となる。このようなデルタ配列を行う場合
には、対向する2枚の基板において、走査電極の形状を
異ならせる必要がある。たとえば、一方の基板において
は、図7に示すような形状の走査電極22Y(縦方向に
伸びている)を用いた場合には、他方の基板において
は、図8に示すような形状の信号電極22X(横方向に
伸びている)を用いる必要がある。
【0024】以上の実施例は、透過型のアクティブマト
リックス基板であるが、反射型のアクティブマトリック
ス基板では、表示電極として透明電極を使う必要がない
ため、枠状電極を用いない構造とすることが可能であ
る。このような反射型のアクティブマトリックス基板に
本発明を適用した実施例の平面図を図9に示し、この基
板を切断線C−Cに沿って切った断面図を図10に示
す。図9において、表示電極41は二点鎖線で示されて
おり、走査電極42は実線で示されている。この実施例
では、表示電極41はCrからなる。なお、走査電極4
2の表面に形成されている絶縁膜44は、図9では図示
を省略している。図9に示すように、表示電極41は正
方形状をしており、走査電極42は梯子形状をしてい
る。そして、表示電極41の外周部分と走査電極42の
内周部分とが重なりを生じている。この構造は、図10
の断面図に明瞭に示されている。すなわち、ベース基板
40の上に、走査電極42が形成され、その表面は絶縁
膜44に覆われている。表示電極41の外周部分は、こ
の絶縁膜44の上面に積層された構造となっている。こ
のような構造においても、MIM素子が表示電極41の
周囲を囲むように配置されており、パターンのずれが生
じたとしても寄生容量は一定に保たれる。
【0025】最後に、図9および図10に示す反射型の
アクティブマトリックス基板の製造方法の一例を以下に
示す。たとえば、ホウ珪酸ガラスからなるベース基板4
0の上に、スパッタリング法により膜厚0.2μm程度
のTa膜を形成する。そして、この基板全面にレジスト
を塗布し、走査電極42に対応する所定のパターン(図
9に実線で示すパターン:以下、梯子型パターンと呼
ぶ)をもったマスクを用いて露光を行った後、このレジ
ストを現像する。続いて、CF,Oなどの混合ガス
のプラズマ雰囲気中でドライエッチングを行い、梯子型
パターンからなるTa層45を形成し、レジストを剥離
除去する。図11(a) は、この段階の側断面図(図9に
おける切断線C−Cの断面に対応する部分)である。次
に、このTa層45の表面を、0.01重量%のクエン
酸溶液中で陽極酸化し、厚み0.05μm程度の陽極酸
化膜を形成する。この結果、図11(b) に示すように、
陽極酸化を受けなかったTa層部分を走査電極42と
し、陽極酸化膜部分を絶縁膜44とすることができる。
続いて、スパッタリング法により、図11(c) に示すよ
うに、基板全面に厚み0.1μm程度のCr層46を堆
積する。そして、その上にレジストを塗布し、表示電極
41に対応する所定のパターン(図9に二点鎖線で示す
パターン)をもったマスクを用いて露光を行った後、こ
のレジストを現像する。続いて、硝酸第2セリウムアン
モニウムと過塩素酸との混合溶液などを用いたエッチン
グを行い、Crからなる表示電極41を形成し、レジス
トを剥離除去する。こうして、図10に示すような断面
構造をもった反射型のアクティブマトリックス基板を形
成することができる。
【0026】上述した製造方法では、2枚のマスク板が
必要になる。すなわち、走査電極42を形成するための
梯子型パターンをもった第1のマスク板と、表示電極4
1を形成するためのパターンをもった第2のマスク板
と、である。しかしながら、マスク板を用いる工程は精
密な位置合わせが必要になるため、できるだけ減らした
方が好ましい。そこで、梯子型パターンをもった第1の
マスク板だけを用いた方法を以下に述べる。まず、この
第1のマスク板を用いた工程により、図11(a)に示す
ようなTa層45を形成し、その表面を陽極酸化して、
図11(b) に示すように、走査電極42と絶縁膜44と
を形成する。ここまでは、前述の工程と同じである。こ
のあと、図12(a) に示すように、基板全面にレジスト
層47を塗布する。そして、図12(b) の矢印に示すよ
うに、ベース基板40の下面側からのバック露光を行
う。すると、遮光性をもったTaからなる走査電極42
のみがマスクとして作用し、レジスト層47のうち、走
査電極42の上部(梯子型パターンの部分)は露光せず
に残り、それ以外の部分は露光層48となる。したがっ
て、このレジストを現像すれば、図12(c) に示すよう
に、露光層48は除去され、走査電極42の上部のみに
レジスト層47が残った状態となる。
【0027】ここで、スパッタリング法により、図13
(a) に示すように、基板全面に厚み0.1μm程度のC
r層46を堆積する。そして、リフトオフによって、レ
ジスト層47を剥離する。このリフトオフにより、レジ
スト層47の上部に形成されていたCr層46がレジス
ト層47とともに除去される。別言すれば、基板全面に
形成されたCr層46のうち、梯子型パターンの部分が
剥離除去されることになる。その結果、図13(b) に示
すように、Cr層46は、梯子型パターンの内側に相当
する内側Cr層46aと、外側に相当する外側Cr層4
6bと、に分断されることになる(これは、図9の切断
線C−Cにおける切断面が図13(b) に対応することを
考えれば、容易に理解できよう)。
【0028】続いて、外側Cr層46bだけを除去する
ことができれば、図13(c) に示すように、残った内側
Cr層46aを表示電極41とすることができ、所望の
アクティブマトリックス基板が形成できる。この外側C
r層46bの除去は、次のような電解エッチングによ
り、特別なマスク板を用いることなしに行うことができ
る。すなわち、図13(b) に示す状態の基板を、10重
量%のシュウ酸溶液中に浸し、この溶液中に設けた参照
電極(たとえば、ステンレス電極)と外側Cr層46b
との間に電圧を印加して電解エッチングを行えばよい。
より具体的には、参照電極をマイナス電極、外側Cr層
46bをプラス電極とし、両電極間に6V程度の電圧を
印加し、2〜5秒程度電界エッチングを行うことによ
り、外側Cr層46bのみを除去することができた。内
側Cr層46aは、絶縁膜44によって周囲を囲まれて
いるために電界エッチングの対象とならず、エッチング
されずに残って表示電極41となる。以上の製造方法に
よれば、用いるマスク板は1枚だけですみ、マスク合わ
せの作業負担が軽減される。
【0029】以上の工程は、反射型のアクティブマトリ
ックス基板の製造方法の一例であるが、同様の工程を透
過型のアクティブマトリックス基板の製造方法に適用す
ることも可能である。透過型の場合には、Cr層46を
形成する代わりに、Cr膜とITO膜とからなる二重層
を形成すればよい。すなわち、図13(a) に示す構造を
得るときに、同一チャンバ内で連続的なスパッタリング
を行い、まずCr膜を形成し、その上にITO膜を形成
すればよい。このとき、Cr膜が厚くなると光の透過率
が低下し、明るい表示を行うことができなくなるので、
Cr膜の膜厚を0.005μm以下に抑えるのが好まし
い。
【0030】以上、本発明を図示するいくつかの実施例
に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施例のみに
限定されるものではなく、この他にも種々の態様で実施
可能である。特に、表示電極の形状、走査電極の形状
は、設計上適宜変更しうるものである。また、上述の実
施例では、1つの表示電極の周囲を取り囲むような形状
をもった単一の能動素子を形成しているが、たとえば図
1に示すような従来の形状をもった能動素子を複数用意
し、これら複数の能動素子を1つの表示電極の周囲に配
置するようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上のとおり本発明に係るアクティブマ
トリックス基板によれば、能動素子を各表示電極の周囲
を取り囲むように配置したため、高精度なマスク合わせ
を行うことなしに、能動素子間での寄生容量のバラツキ
をなくすことができるようになる。また、本発明に係る
製造方法によれば、寄生容量のバラツキがないアクティ
ブマトリックス基板を低コストで製造できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の一般的なアクティブマトリックス基板の
一部分を示す上面図である。
【図2】図1に示す基板を切断線A−Aに沿って切った
断面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る透過型アクティブマト
リックス基板の一部分を示す平面図である。
【図4】図3に示す基板を切断線B−Bに沿って切った
断面図である。
【図5】本発明の別な一実施例に係る透過型アクティブ
マトリックス基板の一部分を示す平面図である。
【図6】本発明の更に別な一実施例に係る透過型アクテ
ィブマトリックス基板の一部分を示す平面図である。
【図7】図6に示す基板における走査電極の形状を示す
平面図である。
【図8】図6に示す基板に対向させるべき別な基板にお
ける走査電極の形状を示す平面図である。
【図9】本発明の一実施例に係る反射型アクティブマト
リックス基板の一部分を示す平面図である。
【図10】図9に示す基板を切断線C−Cに沿って切っ
た断面図である。
【図11】図9および図10に示す反射型アクティブマ
トリックス基板の第1の製造方法を示す側断面図であ
る。
【図12】図9および図10に示す反射型アクティブマ
トリックス基板の第2の製造方法の前段階を示す側断面
図である。
【図13】図9および図10に示す反射型アクティブマ
トリックス基板の第2の製造方法の後段階を示す側断面
図である。
【符号の説明】
10…ベース基板 11…表示電極 12…走査電極 13…上部電極 14…絶縁膜 20…ベース基板 21…表示電極 22,22X,22Y…走査電極または信号電極 23…枠状電極 24…絶縁膜 30…ベース基板 31…表示電極 32…走査電極 33…枠状電極 34…絶縁膜 40…ベース基板 41…表示電極 42…走査電極 44…絶縁膜 45…Ta層 46…Cr層 46a…内側Cr層 46b…外側Cr層 47…レジスト層 48…露光層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1画素を形成するための表示電極を第1
    の方向に複数画素分だけ並べて列を構成し、この列を第
    2の方向に複数列分だけ並べて二次元画素配列を構成
    し、各列ごとに列の長手方向に伸びる走査電極を設け、
    この走査電極と各表示電極との間をそれぞれ能動素子に
    よって接続し、前記二次元画素配列に対応する二次元画
    像を表示する液晶ディスプレイを駆動できるようにした
    アクティブマトリックス基板において、前記能動素子
    を、各表示電極の周囲を取り囲むように配置したことを
    特徴とする液晶ディスプレイ駆動用のアクティブマトリ
    ックス基板。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアクティブマトリック
    ス基板において、各表示電極の輪郭に沿った形状をした
    枠状電極を設け、この枠状電極を取り囲むような形状に
    走査電極を形成し、前記表示電極の外周部分と前記枠状
    電極の内周部分とを積層させ、前記枠状電極の外周部分
    と前記走査電極の内周部分とを絶縁膜を介して積層させ
    る構造としたことを特徴とする液晶ディスプレイ駆動用
    のアクティブマトリックス基板。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のアクティブマトリック
    ス基板において、各表示電極を取り囲むような形状に走
    査電極を形成し、前記表示電極の外周部分と前記走査電
    極の内周部分とを絶縁膜を介して積層させる構造とした
    ことを特徴とする液晶ディスプレイ駆動用のアクティブ
    マトリックス基板。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のアクテ
    ィブマトリックス基板において、表示電極の形状が正多
    角形であることを特徴とする液晶ディスプレイ駆動用の
    アクティブマトリックス基板。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載のアクテ
    ィブマトリックス基板において、表示電極の形状が円で
    あることを特徴とする液晶ディスプレイ駆動用のアクテ
    ィブマトリックス基板。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載のアクティブマトリック
    ス基板を製造する方法において、 走査電極を形成し、その表面に絶縁膜を形成し、基板全
    面にレジスト層を塗布した後、基板下面側から前記走査
    電極をマスクとしたバック露光を行って現像することに
    より、前記走査電極の上方部分のみレジスト層を残し、 基板全面に金属層を形成した後、リフトオフにより前記
    レジスト層およびその上の金属層を剥離除去し、残った
    金属層のうち前記走査電極によって囲まれた閉領域の外
    側に形成された部分を電解エッチングにより除去し、前
    記閉領域の内側に形成された部分を表示電極として残す
    ことを特徴とするアクティブマトリックス基板の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の製造方法において、走
    査電極の表面を陽極酸化することにより絶縁膜を形成す
    ることを特徴とするアクティブマトリックス基板の製造
    方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08328043A (ja) * 1995-02-01 1996-12-13 Seiko Epson Corp 液晶表示装置
JP2004013176A (ja) * 2003-10-03 2004-01-15 Mitsubishi Electric Corp 反射型液晶表示装置
US6831295B2 (en) 2000-11-10 2004-12-14 Nec Lcd Technologies, Ltd. TFT-LCD device having a reduced feed-through voltage

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